JPH08279095A - 交通情報通信装置 - Google Patents

交通情報通信装置

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JPH08279095A
JPH08279095A JP7107907A JP10790795A JPH08279095A JP H08279095 A JPH08279095 A JP H08279095A JP 7107907 A JP7107907 A JP 7107907A JP 10790795 A JP10790795 A JP 10790795A JP H08279095 A JPH08279095 A JP H08279095A
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JP
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password
traffic information
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communication device
unit
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JP7107907A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ito
泰雄 伊藤
Satoshi Kitano
聡 北野
Takashi Sugawara
隆 菅原
Naoki Ushiki
直樹 牛来
Yasuhiro Hama
安浩 浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パスワードの変更に失敗した場合でも、変更
予定のパスワードを用いて交通情報の提供を受けること
ができるようにする。 【構成】 交通情報通信装置10は、パスワードの変更
を行う際に、変更前後の2つのパスワードを不揮発性メ
モリ15に記憶し、パスワードを送信する際に、記憶し
ている一方のパスワードを送信して情報提供者1から使
用許可が与えられない場合には、記憶している他方のパ
スワードを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報提供機関より提供
される交通情報を受信する交通情報通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地理に不案内な運転者に対して目
的地まで経路案内を行うナビゲーション装置の開発が盛
んに行われている。このナビゲーション装置では、目的
地や出発地を入力すると、この両地点間の自動車の走行
経路を探索し、この走行経路や車両の現在位置、進行方
向を示す矢印等を道路地図と共にディスプレイに表示し
ながら経路案内を行うようになっている。一方、渋滞情
報、特定区間の所要時間、規制情報、事故情報、工事情
報、イベント情報等の交通情報をリアルタイムに提供す
る交通情報サービスも実用化されつつある。この交通情
報サービスには、交通情報サービス株式会社が公衆回線
や専用回線を介して車載端末、パーソナルコンピュータ
端末等に対して交通情報を提供するATIS(アティ
ス)や、道路上のビーコンから光、電波、FM多重放送
等を用いて車載の受信装置に対して交通情報を提供する
VICS(ビクス)等がある。そこで、ナビゲーション
装置で上述の交通情報サービスを利用することによっ
て、より適切な経路案内が期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話機等を
介して情報提供機関と通信を行って交通情報の提供を受
ける場合、ATISのように、利用者固有のパスワード
を必要とする場合がある。この場合、パスワードの変更
も、情報提供機関との通信によって行うようになってい
る。ところが、車載端末で交通情報の提供を受ける場合
には、携帯電話機や自動車電話機を用いて通信を行うた
め、パスワードの変更処理中に、通信状態の悪化による
回線の切断や不注意による電源の切断が起こり得る。こ
のような場合、実際にはパスワードの変更が成功してい
ないのに、使用者はパスワードの変更が行われたと思い
込み、後に、変更したつもりのパスワードを用いて交通
情報の提供を受けようとするが、パスワードが違ってい
るため交通情報の提供を受けることができないという事
態が生じ得るという問題点がある。この場合、使用者が
変更を試みる前のパスワードを覚えていれば、そのパス
ワードを用いて交通情報の提供を受けることができる
が、使用者が変更を試みる前のパスワードを忘れてしま
った場合や、パスワードの変更を試みた使用者と異なる
使用者が、変更したつもりのパスワードのみを教えられ
て交通情報の提供を受けようとする場合には、変更を試
みる前のパスワードを用いて交通情報サービスの提供を
受けることもできない。
【0004】そこで本発明は、パスワードの変更に失敗
した場合でも、交通情報の提供を受けることができるよ
うにした交通情報通信装置を提供することを第1の目的
とする。また、本発明は、パスワードの変更に失敗した
場合でも、変更予定のパスワードを用いて交通情報の提
供を受けることができるようにした交通情報通信装置を
提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、外部の情報提供機関にパスワードを送信するパスワ
ード送信手段と、このパスワード送信手段により送信さ
れたパスワードと情報提供機関において登録されたパス
ワードとの照合により、情報提供機関から使用許可が与
えられた場合に、情報提供機関から提供される交通情報
の受信を行う交通情報受信手段と、情報提供機関との間
の通信処理により、情報提供機関において登録されたパ
スワードの変更処理を行うパスワード変更手段と、この
パスワード変更手段によりパスワードの変更を行う際
に、変更前後の2つのパスワードを記憶する記憶手段と
を交通情報通信装置に具備させて、前記第1の目的を達
成する。請求項2に記載の発明では、請求項1記載の交
通情報通信装置において、前記パスワード送信手段は、
前記記憶手段によって2つのパスワードが記憶されてい
る場合、パスワードを送信する際に、前記記憶手段に記
憶されている一方のパスワードを送信し、情報提供機関
から使用許可が与えられない場合には、他方のパスワー
ドを送信することで、前記第2の目的を達成する。
【0006】
【作用】請求項1に記載の交通情報通信装置では、パス
ワード変更手段によってパスワードの変更を行う際に、
記憶手段によって変更前後の2つのパスワードが記憶さ
れる。請求項2に記載の交通情報通信装置では、記憶手
段によって2つのパスワードが記憶されている場合、パ
スワード送信手段は、一方のパスワードを送信し、情報
提供機関から使用許可が与えられない場合には、他方の
パスワードを送信する。
【0007】
【実施例】以下本発明の交通情報通信装置における好適
な実施例について、図1ないし図5を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に係る交通情報通信装
置を含むシステムの構成を示すブロック図である。この
システムは、電話機を介して、ATIS等の交通情報サ
ービスを行う情報提供者1と通信を行って交通情報の提
供を受ける交通情報通信装置10と、この交通情報通信
装置10に接続された車載のナビゲーション装置100
とを備えている。交通情報通信装置10は、電話機との
間で情報の入出力を行う入出力端子11を備えている。
この入出力端子11には、アナログ式携帯電話機2が接
続可能であると共に、モデムユニット4を介してデジタ
ル式携帯電話機3が接続可能になっている。
【0008】交通情報通信装置10は、CPU(中央処
理装置)12、ROM(リード・オンリ・メモリ)1
3、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)14、例え
ばEEPROM(電気的消去可能なプログラマブルRO
M)を用いた不揮発性メモリ15、ナビゲーション装置
100との間で情報の入出力を行うインタフェース(I
/F)16、入出力端子11に接続された通信制御部1
7、入出力端子11に接続された電話機の種別を識別す
る電話機種別識別部18および時刻を計時する計時部1
9を備え、これらは、アドレスバス21、コントロール
バス22、データバス23を介して互いに接続されてい
る。
【0009】この交通情報通信装置10では、CPU1
2がRAM14をワーキングエリアとしてROM13に
格納されたプログラムを実行することによって、ナビゲ
ーション装置100からの要求に応じて情報提供者1か
ら交通情報を取得してナビゲーション装置100に出力
するようになっている。ROM13には、ATIS等の
交通情報サービスを受けるための処理プログラムと地図
データが格納されている。
【0010】CPU12、ROM13、RAM14と通
信制御部18によって本発明における送信手段、交通情
報受信手段、パスワード変更手段が構成され、CPU1
2、ROM13、RAM14と不揮発性メモリ15によ
って本発明における記憶手段が構成されている。
【0011】図2はナビゲーション装置100の構成を
示すブロック図である。この図2に示すように、ナビゲ
ーション装置100は、演算部110を備えている。演
算部110には、タッチパネルとして機能するディスプ
レイ111aとこのディスプレイ111aの周囲に設け
られた操作用のスイッチ111bとを含む表示部111
と、この表示部111のタッチパネルやスイッチ111
bからの入力を管理するスイッチ入力類管理部112
と、現在位置測定部113と、速度センサ114と、地
図情報記憶部115と、音声認識部116と、音声出力
部117とが接続されている。
【0012】現在位置測定部113は、緯度と経度によ
る座標データを検出することで、車両が現在走行または
停止している現在位置を検出する。この現在位置測定部
113には、人工衛星を利用して車両の位置を測定する
GPS(Global Position System)レシーバ121と、路
上に配置されたビーコンからの位置情報を受信するビー
コン受信装置120と、方位センサ122と、距離セン
サ123とが接続され、現在位置測定部113はこれら
からの情報を用いて車両の現在位置を測定するようにな
っている。
【0013】方位センサ122は、例えば、地磁気を検
出して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角
速度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求める
ガスレートジャイロ、光ファイバジャイロ、振動ジャイ
ロ等のジャイロ、左右の車輪センサを配置しその出力パ
ルス差(移動距離の差)により車両の旋回を検出するこ
とで方位の変位量を算出するようにした車輪センサ、等
が使用される。距離センサ123は、例えば、車輪の回
転数を検出して計数し、または加速度を検出して2回積
分するもの等の各種の方法が使用される。なお、GPS
レシーバ121とビーコン受信装置120は単独で位置
測定が可能であるが、GPSレシーバ121やビーコン
受信装置120による受信が不可能な場所では、方位セ
ンサ122と距離センサ123の双方を用いた推測航法
によって現在位置を検出するようになっている。
【0014】地図情報記憶部115には、経路探索およ
び経路案内に必要な道路データおよび表示データが記憶
されている。音声認識部116には、音声を入力するた
めのマイク124が接続されている。音声出力部117
は、音声を電気信号として出力する音声出力用IC12
6と、この音声出力用IC126の出力を増幅するアン
プ127と、このアンプ127の出力をディジタル−ア
ナログ変換するD/Aコンバータ128とを備えてい
る。D/Aコンバータ128の出力端にはスピーカ12
9が接続されている。
【0015】演算部110は、地図データ読込部131
と、地図描画部132と、地図管理部133と、画面管
理部134と、入力管理部135と、音声出力管理部1
36と、全体管理部137とを備えている。地図データ
読込部131には、速度センサ114および地図情報記
憶部115が接続され、地図情報記憶部115に記憶さ
れたデータを読み込むようになっている。また、地図描
画部132は、地図情報記憶部115に記憶されたデー
タを用いて地図を描画する。そして、地図管理部133
は、地図データ読込部131および地図描画部132を
管理するようになっている。
【0016】画面管理部134は、地図描画部132お
よび表示部111が接続され、ディスプレイ111aの
画面を管理する。入力管理部135は、スイッチ入力類
管理部112および音声認識部116に接続され、入力
を管理する。また、音声出力管理部136は、音声出力
部117の音声出力用IC126に接続され、音声出力
を管理するようになっている。全体管理部137は、地
図管理部133、画面管理部134、入力管理部135
および音声出力管理部136を管理するようになってお
り、図1に示した交通情報通信装置10に接続されてい
る。
【0017】演算部110は、CPU、ROM、RAM
等を備え、CPUがRAMをワーキングエリアとしてR
OMに格納されたプログラムを実行することによって、
上記の各構成を実現するようになっている。
【0018】ここで、図2に示したナビゲーション装置
100の動作の概要について説明する。使用者は、表示
部111のタッチパネルやスイッチ111bを用いて手
によって、あるいはマイク124を用いて音声によっ
て、目的地を入力する。タッチパネルやスイッチ111
bを用いて入力された情報はスイッチ入力類管理部11
2、入力管理部135を経て全体管理部137に入力さ
れる。マイク124を用いて音声によって入力された情
報は音声認識部116で認識され、入力管理部135を
経て全体管理部137に入力される。全体管理部137
は、現在位置測定部113で測定される現在位置を地図
管理部133を介して獲得し、現在位置から目的地まで
の経路を探索し、地図管理部133を制御して、探索し
た経路を含む範囲の地図を地図描画部132に描画さ
せ、この地図を、画面管理部134を制御してディスプ
レイ111aに表示させ、この地図や音声出力部117
より出力する音声ガイダンスによって、探索した経路に
従って経路案内を行う。
【0019】また、全体管理部137は、経路探索、経
路案内にかかわる道路についての渋滞情報、特定区間の
所要時間、規制情報、事故情報、工事情報、イベント情
報等の交通情報を交通情報通信装置10に要求し、この
交通情報通信装置10から出力される交通情報を利用し
て最適な経路を探索すると共に、経路案内の際には、交
通情報を使用者に分かりやすい形(文字、図形、音声
等)に変換して、ディスプレイ111aや音声出力部1
17より出力する。さらに、全体管理部137は、表示
部111のタッチパネルやスイッチ111b、あるいは
マイク124によって、使用者より、交通情報の出力要
求があった場合にも、交通情報を交通情報通信装置10
に要求し、この交通情報通信装置10から出力される交
通情報をディスプレイ111aや音声出力部117より
出力する。
【0020】次に、図1に示した交通情報通信装置10
の動作について説明する。電話機種別識別部17は、入
出力端子11に接続された電話機がアナログ式携帯電話
機2かデジタル式携帯電話機3(モデムユニット4)か
を識別する。そして、CPU12は、インタフェース1
6を介してナビゲーション装置100に必要な情報を送
り、ナビゲーション装置100のディスプレイ111a
や音声出力部117を用いて、電話機の種別に応じた操
作方法のガイダンスを出力する。さらに、CPU12
は、通信制御部18に対して、識別された電話機の種別
に応じた通信制御を行わせる。
【0021】CPU12は、インタフェース16を介し
てナビゲーション装置10から交通情報の要求が入力さ
れると、要求された情報が不揮発性メモリ15内に記憶
されている場合には不揮発性メモリ15内に記憶されて
いる情報をナビゲーション装置100に出力する。一
方、要求された情報が不揮発性メモリ15内に記憶され
ていない場合に、CPU12は、後述するように情報提
供者1から交通情報を取得して、その情報をナビゲーシ
ョン装置100に出力する。
【0022】次に、情報提供者1がATISセンタであ
る場合におけるATIS利用者(交通情報通信装置1
0)とATISセンタ(情報提供者1)との間の通信手
順について、図3を参照して説明する。この図に示すよ
うに、ATIS情報を要求するATIS利用者は、AT
ISセンタへダイヤルし、接続要求を行う。これに対
し、ATISセンタはIDおよびパスワードを要求す
る。ATIS利用者がIDおよびパスワードを送信する
と、ATISセンタは、登録されているIDおよびパス
ワードと照合し、これらを確認するとコマンドを要求す
る。これに対し、ATIS利用者がコマンドを送信する
と、ATISセンタは、コマンドを確認し、コマンドに
対する情報を送信する。ATIS利用者は情報を端末
(交通情報通信装置10)に格納すると、情報受信確認
をATISセンタに送信し、回線を切断し、受信情報を
表示する。そして、ATIS利用者がパスワードを変更
する場合には、コマンドとしてパスワード変更のコマン
ドを送信し、新しいパスワードを送信する。これに対
し、ATISセンタはパスワードの変更を受け付ける
と、変更受付応答を返送する。その他の通信手順は図3
に示した手順と同様である。
【0023】次に、図4を参照して、交通情報通信装置
10におけるパスワード変更処理の手順について詳しく
説明する。図4(a)に示すように、不揮発性メモリ1
5には、パスワードの変更を行う際に変更前後の2つの
パスワードを記憶するための2つの領域、すなわちパス
ワード領域1およびパスワード領域2と、有効パスワー
ド番号記憶領域と、変更状況フラグ記憶領域とが設けら
れている。有効パスワード番号は、パスワード領域1と
パスワード領域2のどちらが有効かを示す番号である。
変更状況フラグは、変更シーケンスの進行状況を記憶す
るために用いられるものである。以下の説明では、初期
状態として、図4(a)に示したように、パスワード領
域1に現パスワードが記憶されているものとする。この
場合、初期状態では、有効パスワード番号は“1”であ
り、変更状況フラグは“0”になっている。
【0024】使用者がパスワードを変更する場合は、ナ
ビゲーション装置100の表示部111のタッチパネル
やスイッチ111b、あるいはマイク124を用いて、
パスワード変更モードを選択し、表示部111のタッチ
パネルやスイッチ111bを用いて新しいパスワードを
入力する。この新しいパスワードは、全体管理部137
から交通情報通信装置10に送られ、図4(b)に示す
ようにパスワード領域2に書き込まれる。次に、交通情
報通信装置10は、ATISセンタにダイヤルして変更
処理を開始する。このとき、図4(c)に示すように、
変更状況フラグが“1”に変更される。
【0025】その後、交通情報通信装置10は、ATI
Sセンタからの要求に応じてIDおよびパスワードを送
信してATISセンタにログインし、ATISセンタが
ログインを確認すると、図4(d)に示すように、変更
状況フラグを“2”に変更し、パスワード変更コマンド
を送信すると共に新しいパスワードを送信する。ATI
Sセンタから変更受付応答が返送されると、交通情報通
信装置10は、図4(e)に示すように、有効パスワー
ド番号を“2”に変更し、パスワード領域2に記憶され
ている新しいパスワードを有効とする。
【0026】その後、交通情報通信装置10は、図4
(f)に示すように、変更状況フラグを初期状態の
“0”に変更する。なお、変更が失敗し、ATISセン
タから変更受付応答が返送されない場合には、図4
(d)に示す状態から、有効パスワード番号を変更する
ことなく、変更状況フラグを初期状態の“0”に変更す
る。図4(f)に示したように、パスワード領域2に現
パスワードが記憶されている状態からパスワードを変更
する場合の手順は、上述の手順において、有効パスワー
ド番号の“1”と“2”を置き換え、パスワード領域1
とパスワード領域2を置き換えたものとなる。
【0027】以上のような手順のパスワード変更処理に
おいて、回線の切断や電源の切断が発生した場合には、
有効パスワード番号、変更状況フラグ、有効パスワード
は、図5に示した6通りの組合せのいずれかになる。な
お、この図において、パスワード領域1に記憶されたパ
スワードをパスワード1、パスワード領域2に記憶され
たパスワードをパスワード2としている。この図5に示
すように、変更状況フラグが“2”の場合には、交通情
報通信装置10がATISセンタにログインしてから変
更受付応答を受信するまでの間において回線の切断や電
源の切断が発生した場合もあり、有効パスワードを決定
することができない。しかし、この場合でも、本実施例
では、2つのパスワード領域に変更前後の2つのパスワ
ードが記憶されているので、一方のパスワードを用いて
ログインできない場合でも、他方のパスワードを用いて
ログインすることができる。
【0028】2つのパスワード領域を利用してパスワー
ドを送信する手順は、例えば次のようになる。使用者が
ナビゲーション装置100の表示部111のタッチパネ
ルやスイッチ111bを用いてパスワードを入力する
と、このパスワードは交通情報通信装置10に送られ、
CPU12は、入力されたパスワードが有効パスワード
番号によって示されるパスワード領域に記憶されたパス
ワードと一致するか否かを判断し、一致する場合にはそ
のパスワードを送信する。このパスワードを用いてログ
インできない場合には、他方のパスワード領域に記憶さ
れたパスワードを送信する。この際、ナビゲーション装
置100のディスプレイ111aや音声出力部117か
ら、入力されたパスワードではログインできなかった
旨、他のパスワードを送信する旨、および送信する他の
パスワードを出力する。他のパスワードを送信した場合
にもログインできない場合には、ディスプレイ111a
や音声出力部117から、いずれのパスワードでもログ
インできなかった旨のメッセージを出力する。
【0029】また、CPU12は、入力されたパスワー
ドが有効パスワード番号によって示されるパスワード領
域に記憶されたパスワードと一致しない場合には、入力
されたパスワードが他方のパスワード領域に記憶された
パスワードと一致するか否かを判断し、一致する場合に
はそのパスワードを送信する。この際、ナビゲーション
装置100のディスプレイ111aや音声出力部117
から、その旨の出力をする。この他方のパスワードを用
いてログインできない場合には、有効パスワード番号に
よって示されるパスワード領域に記憶されたパスワード
を送信する。この場合にもログインできない場合には、
ディスプレイ111aや音声出力部117を用いてエラ
ーである旨のメッセージを出力する。
【0030】また、CPU12は、入力されたパスワー
ドが2つのパスワード領域に記憶された2つのパスワー
ドのいずれとも一致しない場合には、ナビゲーション装
置100のディスプレイ111aや音声出力部117を
用いて入力エラーである旨のメッセージを出力する。一
方、以上の動作において、いずれかのパスワードにより
ログインできた場合には、そのパスワードが現在のパス
ワードである旨のメッセージをディスプレイ111aや
音声出力部117から出力する。
【0031】以上説明したように、本実施例に係る交通
情報通信装置10によれば、パスワードの変更を行う際
に、変更前後の2つのパスワードを記憶し、パスワード
を送信する際に、記憶している一方のパスワードを送信
して情報提供者1から使用許可が与えられない場合に
は、記憶している他方のパスワードを送信するようにし
たので、パスワードの変更に失敗した場合でも、変更予
定のパスワードを用いて交通情報の提供を受けることが
できる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば、本発明は、ATISのように電話回線、専用回
線を介して情報提供機関と通信を行う場合に限らず、電
波等を用いて情報提供機関と通信を行う場合にも適用す
ることができる。また、本発明は、車載のナビゲーショ
ン装置と組み合わされて使用される場合に限らず、事務
所や自宅等においてパーソナルコンピュータ端末を用い
て交通情報を受信する場合にも適用することができる。
さらに、本実施例では、変更前後の2つのパスワードに
ついて記憶したが、本発明では、さらに、それ以前に変
更されたパスワードも登録(変更)順に記憶するように
してもよい。そして、複数の情報提供者1に対してパス
ワードを送信する場合には、使用許可が与えられるま
で、最新のパスワードから順に、順次記憶された順に送
信する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の交
通情報通信装置によれば、通信手段によってパスワード
の変更を行う際に、記憶手段によって変更前後の2つの
パスワードを記憶するようにしたので、パスワードの変
更に失敗した場合でも、記憶した両パスワードを用いる
ことで交通情報の提供を受けることができる。また、請
求項2に記載の交通情報通信装置によれば、記憶手段に
よって2つのパスワードが記憶されている場合、パスワ
ードを送信する際に、一方のパスワードを送信し、情報
提供機関から使用許可が与えられない場合には、他方の
パスワードを送信するようにしたので、パスワードの変
更に失敗した場合でも、変更予定のパスワードを用いて
交通情報の提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る交通情報通信装置を含
むシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】同上、ナビゲーション装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】同上、ATIS利用者とATISセンタとの間
の通信手順を示す説明図である。
【図4】同上、交通情報通信装置におけるパスワード変
更処理の手順を示す説明図である。
【図5】同上、図4に示した手順において回線の切断や
電源の切断が発生した場合における有効パスワード番
号、変更状況フラグ、有効パスワードの組合せを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 情報提供者 10 交通情報通信装置 11 入出力端子 12 CPU 13 ROM 14 RAM 15 不揮発性メモリ 16 インタフェース 17 通信制御部 18 電話機種別識別部 19 計時部 100 ナビゲーション装置
フロントページの続き (72)発明者 菅原 隆 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 牛来 直樹 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 浜 安浩 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の情報提供機関にパスワードを送信
    するパスワード送信手段と、 このパスワード送信手段により送信されたパスワードと
    情報提供機関において登録されたパスワードとの照合に
    より、情報提供機関から使用許可が与えられた場合に、
    情報提供機関から提供される交通情報の受信を行う交通
    情報受信手段と、 情報提供機関との間の通信処理により、情報提供機関に
    おいて登録されたパスワードの変更処理を行うパスワー
    ド変更手段と、 このパスワード変更手段によりパスワードの変更を行う
    際に、変更前後の2つのパスワードを記憶する記憶手段
    と、を具備することを特徴とする交通情報通信装置。
  2. 【請求項2】 前記パスワード送信手段は、前記記憶手
    段によって2つのパスワードが記憶されている場合、パ
    スワードを送信する際に、前記記憶手段に記憶されてい
    る一方のパスワードを送信し、情報提供機関から使用許
    可が与えられない場合には、他方のパスワードを送信す
    ることを特徴とする請求項1記載の交通情報通信装置。
JP7107907A 1995-04-07 1995-04-07 交通情報通信装置 Pending JPH08279095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7107907A JPH08279095A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 交通情報通信装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7107907A JPH08279095A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 交通情報通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077899A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Fujitsu Ten Ltd 表示装置、ドライブレコーダ、表示方法及びプログラム

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