JPH08279013A - 適正在庫量設定方式 - Google Patents
適正在庫量設定方式Info
- Publication number
- JPH08279013A JPH08279013A JP8226095A JP8226095A JPH08279013A JP H08279013 A JPH08279013 A JP H08279013A JP 8226095 A JP8226095 A JP 8226095A JP 8226095 A JP8226095 A JP 8226095A JP H08279013 A JPH08279013 A JP H08279013A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amount
- inventory
- demand
- risk
- probability distribution
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- Complex Calculations (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各市場の需要量を確率分布で求めることにより
工場や物流センタにおける在庫量を品切れリスクや在庫
リスクで評価することでリスク最小な適正在庫量を設定
する適正在庫量設定方式を提供することを目的とする。 【構成】本発明はデータ入出力部から製品機種、対象月
を入力すると、需要量確率分布記憶部に記憶されている
その製品機種の需要量の確率分布を読みだし、その機種
別需要量の確率分布から適正在庫量範囲設定部で、その
製品機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定し、コス
ト記憶部からその製品機種に対し、在庫時に発生する在
庫コストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを読
みだし、その製品機種の需要量の確率分布と適正在庫量
範囲と在庫コスト、販売機会損失コストからリスク算出
部で、適正在庫量範囲内のある設定在庫量に関する品切
れリスクや在庫リスクを算出し、最終的に適正在庫量決
定部で、適正在庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫
量を適正在庫量として設定する。
工場や物流センタにおける在庫量を品切れリスクや在庫
リスクで評価することでリスク最小な適正在庫量を設定
する適正在庫量設定方式を提供することを目的とする。 【構成】本発明はデータ入出力部から製品機種、対象月
を入力すると、需要量確率分布記憶部に記憶されている
その製品機種の需要量の確率分布を読みだし、その機種
別需要量の確率分布から適正在庫量範囲設定部で、その
製品機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定し、コス
ト記憶部からその製品機種に対し、在庫時に発生する在
庫コストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを読
みだし、その製品機種の需要量の確率分布と適正在庫量
範囲と在庫コスト、販売機会損失コストからリスク算出
部で、適正在庫量範囲内のある設定在庫量に関する品切
れリスクや在庫リスクを算出し、最終的に適正在庫量決
定部で、適正在庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫
量を適正在庫量として設定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、見込製品の在庫管理方
法の１つである発注点管理方法において、品切れリスク
や在庫リスクを最小化するための適正在庫量設定方式に
関するものである。
法の１つである発注点管理方法において、品切れリスク
や在庫リスクを最小化するための適正在庫量設定方式に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】適正在庫量設定方式の公知技術として
は、特開平５−２１６９０５号公報に開示されているよ
うに、小売店から一日単位に各商品の在庫数量の情報を
入手し、過去に入手し蓄積している在庫数量と併せて一
定期間先の各小売店の在庫数量、発注の可能性、さら
に、発注の可能性がある場合には、その発注数量も予測
し、自己に保有する在庫量と比較し、予測した数量の発
注が行われた場合、在庫切れが発生すると予測される場
合には予め、上位問屋に対して発注を行い、事前に必要
な在庫を確保しておくことにより、各小売店からの発注
に対する在庫切れの発生を極力減らす方式がある。
は、特開平５−２１６９０５号公報に開示されているよ
うに、小売店から一日単位に各商品の在庫数量の情報を
入手し、過去に入手し蓄積している在庫数量と併せて一
定期間先の各小売店の在庫数量、発注の可能性、さら
に、発注の可能性がある場合には、その発注数量も予測
し、自己に保有する在庫量と比較し、予測した数量の発
注が行われた場合、在庫切れが発生すると予測される場
合には予め、上位問屋に対して発注を行い、事前に必要
な在庫を確保しておくことにより、各小売店からの発注
に対する在庫切れの発生を極力減らす方式がある。
【０００３】また、特開平４−３６４５７３号公報に開
示されているように、日々のオーダや初期在庫のデータ
から機種別の需要予測を行い、そのデータを用いてシミ
ュレーションを行いことにより発注在庫量や限界在庫量
を設定する方式がある。
示されているように、日々のオーダや初期在庫のデータ
から機種別の需要予測を行い、そのデータを用いてシミ
ュレーションを行いことにより発注在庫量や限界在庫量
を設定する方式がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、適
正在庫量を設定する場合、機種の需要量を予測すること
で算出している。この場合、適正在庫量は予測された需
要量と自己の保有する在庫量とを比較し、在庫切れが発
生すると予測される場合には在庫切れが発生する量（需
要予測量−保有在庫量）を補充することになる。しか
し、ある台数で求められた需要予測量は需要に関わる因
子が無数にあり、その因子間で複雑な因果関係があるた
め、実際の需要量とにへだたりが発生し易く、余剰在庫
や品切れの発生原因となっていた。
正在庫量を設定する場合、機種の需要量を予測すること
で算出している。この場合、適正在庫量は予測された需
要量と自己の保有する在庫量とを比較し、在庫切れが発
生すると予測される場合には在庫切れが発生する量（需
要予測量−保有在庫量）を補充することになる。しか
し、ある台数で求められた需要予測量は需要に関わる因
子が無数にあり、その因子間で複雑な因果関係があるた
め、実際の需要量とにへだたりが発生し易く、余剰在庫
や品切れの発生原因となっていた。
【０００５】本発明の目的は各市場の需要量を確率分布
で求めることにより工場や物流センタにおける在庫量を
品切れリスクや在庫リスクで評価することでリスク最小
な適正在庫量を設定する適正在庫量設定方式を提供する
ことにある。
で求めることにより工場や物流センタにおける在庫量を
品切れリスクや在庫リスクで評価することでリスク最小
な適正在庫量を設定する適正在庫量設定方式を提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の適正在庫量設定方式は、データの入出力表
示と演算処理機能を有するデータ入出力部と、今後の需
要量を機種別に確率分布で記憶する需要量確率分布記憶
部と、前記需要量確率分布記憶部から得られる機種別需
要量の確率分布から適正在庫量の設定範囲を決定する適
正在庫量範囲設定部と、機種別に、在庫時に発生する在
庫コストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを記
憶するコスト記憶部と、前記適正在庫量範囲設定部と前
記コスト記憶部との出力結果から製品の品切れリスクや
在庫リスクを算出するリスク算出部と、前記リスク算出
部の出力結果から最小のリスク結果であった在庫量を適
正在庫量とする適正在庫量決定部と、データ記憶部とを
設けたものである。
め、本発明の適正在庫量設定方式は、データの入出力表
示と演算処理機能を有するデータ入出力部と、今後の需
要量を機種別に確率分布で記憶する需要量確率分布記憶
部と、前記需要量確率分布記憶部から得られる機種別需
要量の確率分布から適正在庫量の設定範囲を決定する適
正在庫量範囲設定部と、機種別に、在庫時に発生する在
庫コストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを記
憶するコスト記憶部と、前記適正在庫量範囲設定部と前
記コスト記憶部との出力結果から製品の品切れリスクや
在庫リスクを算出するリスク算出部と、前記リスク算出
部の出力結果から最小のリスク結果であった在庫量を適
正在庫量とする適正在庫量決定部と、データ記憶部とを
設けたものである。
【０００７】また、本発明は、前記需要量確率分布記憶
部の代わりに、過去の需要量実績を機種別に記憶する需
要量実績記憶部と、前記需要量実績記憶部の情報を用い
て機種別に需要量の確率分布を予測する需要量確率分布
予測部を設けたものである。
部の代わりに、過去の需要量実績を機種別に記憶する需
要量実績記憶部と、前記需要量実績記憶部の情報を用い
て機種別に需要量の確率分布を予測する需要量確率分布
予測部を設けたものである。
【０００８】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【０００９】データ入出力部から製品機種、対象月を入
力すると、需要量確率分布記憶部に記憶されているその
製品機種の需要量の確率分布を読みだし、その機種別需
要量の確率分布から適正在庫量範囲設定部で、その製品
機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定し、コスト記
憶部からその製品機種に対し、在庫時に発生する在庫コ
ストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを読みだ
し、その製品機種の需要量の確率分布と適正在庫量範囲
と在庫コスト、販売機会損失コストからリスク算出部
で、適正在庫量範囲内のある設定在庫量に関する品切れ
リスクや在庫リスクを算出し、最終的に適正在庫量決定
部で、適正在庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫量
を適正在庫量として設定する。
力すると、需要量確率分布記憶部に記憶されているその
製品機種の需要量の確率分布を読みだし、その機種別需
要量の確率分布から適正在庫量範囲設定部で、その製品
機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定し、コスト記
憶部からその製品機種に対し、在庫時に発生する在庫コ
ストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを読みだ
し、その製品機種の需要量の確率分布と適正在庫量範囲
と在庫コスト、販売機会損失コストからリスク算出部
で、適正在庫量範囲内のある設定在庫量に関する品切れ
リスクや在庫リスクを算出し、最終的に適正在庫量決定
部で、適正在庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫量
を適正在庫量として設定する。
【００１０】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【００１１】図１は本発明の処理ブロック図を示す。図
面において、１０はデータ入出力部、１１は需要量確率
分布記憶部、１２は適正在庫量範囲設定部、１３はコス
ト記憶部、１４はリスク算出部、１５は適正在庫量決定
部、１６は需要量確率分布予測部、１７は需要量実績記
憶部、１８はデータ記憶部である。図２は図１に示す処
理ブロック図のハードウエア構成を示す図である。中央
処理演算部（ＣＰＵ）２０には、その入力側に、製品機
種、対象月を入力する入力手段としてキーボード２１、
マウス２２が接続されている。記憶手段としては、需要
量の確率分布、需要量実績、機種別の在庫コストや品切
れコストを記憶しておく外部記憶装置２５が接続されて
いる。その出力側には適正在庫量を表示するディスプレ
イ２３と印刷を行なうプリンタ２４が接続されている。
面において、１０はデータ入出力部、１１は需要量確率
分布記憶部、１２は適正在庫量範囲設定部、１３はコス
ト記憶部、１４はリスク算出部、１５は適正在庫量決定
部、１６は需要量確率分布予測部、１７は需要量実績記
憶部、１８はデータ記憶部である。図２は図１に示す処
理ブロック図のハードウエア構成を示す図である。中央
処理演算部（ＣＰＵ）２０には、その入力側に、製品機
種、対象月を入力する入力手段としてキーボード２１、
マウス２２が接続されている。記憶手段としては、需要
量の確率分布、需要量実績、機種別の在庫コストや品切
れコストを記憶しておく外部記憶装置２５が接続されて
いる。その出力側には適正在庫量を表示するディスプレ
イ２３と印刷を行なうプリンタ２４が接続されている。
【００１２】まず、図１に示す本発明の処理ブロック図
を用いて構成した本発明の第１実施例を、図３、図４、
図５、図６、図７、図８、及び、図９を用いて説明す
る。
を用いて構成した本発明の第１実施例を、図３、図４、
図５、図６、図７、図８、及び、図９を用いて説明す
る。
【００１３】図３は処理ブロック図、図４はフローチャ
ート、図５は需要量の確率分布を示す図、図６は算出さ
れたコストを示す図、図７は品切れリスク算出方法を示
す図、図８は在庫リスクの算出方法を示す図、図９は適
正在庫量の決定方法を示す図である。
ート、図５は需要量の確率分布を示す図、図６は算出さ
れたコストを示す図、図７は品切れリスク算出方法を示
す図、図８は在庫リスクの算出方法を示す図、図９は適
正在庫量の決定方法を示す図である。
【００１４】図３及び図４において、まず、データ入出
力部１０から製品機種、対象月を入力する（ステップ４
０）。その入力情報を基に、製品機種別に需要量の確率
分布を記憶する需要量確率分布記憶部１１から対象製品
機種の需要量の確率分布を読みだす（ステップ４１）。
需要の確率分布の予測した例を図５に示す。この例では
需要量の予測最小値が１００台で、予測最大値が２００
台であり、その需要確率分布は正規分布となっている。
力部１０から製品機種、対象月を入力する（ステップ４
０）。その入力情報を基に、製品機種別に需要量の確率
分布を記憶する需要量確率分布記憶部１１から対象製品
機種の需要量の確率分布を読みだす（ステップ４１）。
需要の確率分布の予測した例を図５に示す。この例では
需要量の予測最小値が１００台で、予測最大値が２００
台であり、その需要確率分布は正規分布となっている。
【００１５】この結果から適正在庫量範囲設定部１２
で、その製品機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定
する（ステップ４２）。例えば、需要量の予測最大値
（max_stock）：２００台と予測最小値（min_stock）：
１００台を適正在庫量の設定範囲とする。
で、その製品機種に対する適正在庫量の設定範囲を決定
する（ステップ４２）。例えば、需要量の予測最大値
（max_stock）：２００台と予測最小値（min_stock）：
１００台を適正在庫量の設定範囲とする。
【００１６】コスト記憶部１３からその製品機種に対
し、在庫時に発生する在庫コストや品切れ時に発生する
販売機会損失コストを読みだす（ステップ４３）。製品
機種の在庫コストや品切れコストの例を図６に示す。一
般的に、設定した在庫量に対し、需要量が大きい場合に
は品切れが発生し、逆に需要量が小さい場合には余剰在
庫が発生する。この例では設定した在庫量に対し、需要
量が大きい場合に、ある一定数量内であればその不足分
を特急指示により挽回できるとして販売の機会損失費で
はなく、挽回費用をコストとしている。但し、ある一定
数量以上の場合には販売の機会損失費が発生する。ま
た、需要量が小さい場合には余剰在庫が発生するため、
ある一定数量内の余剰在庫であれば倉庫保管が可能とな
るが、ある一定数量を超える場合には新規に倉庫を借り
るとか、製品が陳腐化し、死蔵してしまうこともありえ
るので更なるコストが発生している。これらのコストを
製品機種別にコスト関数：Ｃ(d）、d：製品機種の需要量
で表す。
し、在庫時に発生する在庫コストや品切れ時に発生する
販売機会損失コストを読みだす（ステップ４３）。製品
機種の在庫コストや品切れコストの例を図６に示す。一
般的に、設定した在庫量に対し、需要量が大きい場合に
は品切れが発生し、逆に需要量が小さい場合には余剰在
庫が発生する。この例では設定した在庫量に対し、需要
量が大きい場合に、ある一定数量内であればその不足分
を特急指示により挽回できるとして販売の機会損失費で
はなく、挽回費用をコストとしている。但し、ある一定
数量以上の場合には販売の機会損失費が発生する。ま
た、需要量が小さい場合には余剰在庫が発生するため、
ある一定数量内の余剰在庫であれば倉庫保管が可能とな
るが、ある一定数量を超える場合には新規に倉庫を借り
るとか、製品が陳腐化し、死蔵してしまうこともありえ
るので更なるコストが発生している。これらのコストを
製品機種別にコスト関数：Ｃ(d）、d：製品機種の需要量
で表す。
【００１７】算出したその製品機種の需要量の確率分布
と適正在庫量範囲と在庫コスト、販売機会損失コストか
らリスク算出部１４で、適正在庫量範囲内のある設定在
庫量ｊを選定し（ステップ４４）、その在庫量に関する
品切れリスクや在庫リスクを算出する（ステップ４
５）。まず、製品機種の品切れリスクの算出方法を図７
に示す。品切れは需要量がその在庫量よりも大きい場合
に発生するので、前記需要量確率分布記憶部１１から得
られた需要量の確率分布を用いて設定した在庫量より大
きな需要量が発生する確率が存在する範囲、すなわち、
品切れの発生する可能性範囲が求まる。この範囲を対象
に、設定した在庫量ｊに対する品切れリスクを以下に示
すように求める。
と適正在庫量範囲と在庫コスト、販売機会損失コストか
らリスク算出部１４で、適正在庫量範囲内のある設定在
庫量ｊを選定し（ステップ４４）、その在庫量に関する
品切れリスクや在庫リスクを算出する（ステップ４
５）。まず、製品機種の品切れリスクの算出方法を図７
に示す。品切れは需要量がその在庫量よりも大きい場合
に発生するので、前記需要量確率分布記憶部１１から得
られた需要量の確率分布を用いて設定した在庫量より大
きな需要量が発生する確率が存在する範囲、すなわち、
品切れの発生する可能性範囲が求まる。この範囲を対象
に、設定した在庫量ｊに対する品切れリスクを以下に示
すように求める。
【００１８】
【数１】 Ｍij：需要量がｉ台の場合の品切れ台数 Ｐi：需要量がｉ台である確率 Ｃij：需要量がｉ台の場合の品切れコスト 次に、製品機種の在庫リスクの算出方法について図８を
用いて説明する。余剰在庫は需要量がその在庫量よりも
小さい場合に発生するので、前記需要量確率分布記憶部
１１から得られた需要量の確率分布を用いて設定した在
庫量より小さい需要量が発生する確率が存在する範囲、
すなわち、余剰在庫の発生する可能性範囲が求まる。こ
の範囲を対象に、設定した在庫量ｊに対する在庫リスク
を以下に示すように求める。
用いて説明する。余剰在庫は需要量がその在庫量よりも
小さい場合に発生するので、前記需要量確率分布記憶部
１１から得られた需要量の確率分布を用いて設定した在
庫量より小さい需要量が発生する確率が存在する範囲、
すなわち、余剰在庫の発生する可能性範囲が求まる。こ
の範囲を対象に、設定した在庫量ｊに対する在庫リスク
を以下に示すように求める。
【００１９】
【数２】 Ｌij：需要量がｉ台の場合の在庫台数 Ｐi：需要量がｉ台である確率 Ｃij：需要量がｉ台の場合の在庫コスト 次に、設定した在庫量以外の在庫量を設定し再度リスク
計算を行うかどうかを決定する（スッテプ４６）。つま
り、前記のようなリスク計算処理を適正在庫量の範囲：
最大値（max_stock）と最小値（min_stock）との間にお
いて繰り返し処理し（ステップ４３に戻る）、各設定在
庫量に対する品切れリスクや在庫リスクを求める。
計算を行うかどうかを決定する（スッテプ４６）。つま
り、前記のようなリスク計算処理を適正在庫量の範囲：
最大値（max_stock）と最小値（min_stock）との間にお
いて繰り返し処理し（ステップ４３に戻る）、各設定在
庫量に対する品切れリスクや在庫リスクを求める。
【００２０】最終的に適正在庫量決定部１５で、適正在
庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫量を適正在庫量
として設定する（スッテプ４７）。この例を図９に示
す。
庫量範囲内で最小のリスクを有する在庫量を適正在庫量
として設定する（スッテプ４７）。この例を図９に示
す。
【００２１】次に、図１に示す本発明の処理ブロック図
を用いて構成した本発明の第２実施例を図１０を用いて
説明する。
を用いて構成した本発明の第２実施例を図１０を用いて
説明する。
【００２２】第１実施例（図３）では固定的に記憶した
製品機種の需要量の確率分布を用いる場合について説明
したが、本発明を効果的に用いるためには、需要量の確
率分布を固定せず適切に設定することが望ましい。第２
実施例（図１０）はこのような要求に従い、過去の需要
量の実績値を用いて求める方法を提示する。
製品機種の需要量の確率分布を用いる場合について説明
したが、本発明を効果的に用いるためには、需要量の確
率分布を固定せず適切に設定することが望ましい。第２
実施例（図１０）はこのような要求に従い、過去の需要
量の実績値を用いて求める方法を提示する。
【００２３】図１０に記載されているものは、図３に記
載されている需要量確率分布記憶部１１の代わりに、需
要量確率分布予測部１６と需要量実績記憶部１７を設け
たものである。したがって、需要量確率分布予測部１６
と需要量実績記憶部１７について説明する。その他の点
は、第１実施例と同じである。
載されている需要量確率分布記憶部１１の代わりに、需
要量確率分布予測部１６と需要量実績記憶部１７を設け
たものである。したがって、需要量確率分布予測部１６
と需要量実績記憶部１７について説明する。その他の点
は、第１実施例と同じである。
【００２４】需要量実績記憶部１７で、製品機種別、市
場別、月別に、過去の需要量の実績を記憶しておき、需
要量確率分布予測部１６で、前記需要量実績記憶部１７
から対象製品の市場別月別需要量実績を読みだし、その
情報から対象となる月の最小需要量、最大需要量を求
め、また、それらの範囲内での分布状況（ヒストグラ
ム）から各需要量の確率分布を算出する。
場別、月別に、過去の需要量の実績を記憶しておき、需
要量確率分布予測部１６で、前記需要量実績記憶部１７
から対象製品の市場別月別需要量実績を読みだし、その
情報から対象となる月の最小需要量、最大需要量を求
め、また、それらの範囲内での分布状況（ヒストグラ
ム）から各需要量の確率分布を算出する。
【００２５】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、各市場の需要量を確率分布で求めることにより工
場や物流センタにおける在庫量を品切れリスクや在庫リ
スクで評価することでリスク最小な適正在庫量を設定す
ることができ、品切れや余剰在庫の削減を図ることがで
きる。
れば、各市場の需要量を確率分布で求めることにより工
場や物流センタにおける在庫量を品切れリスクや在庫リ
スクで評価することでリスク最小な適正在庫量を設定す
ることができ、品切れや余剰在庫の削減を図ることがで
きる。
【図１】本発明の処理ブロック図である。
【図２】図１に示す処理ブロック図のハードウエアを示
す図である。
す図である。
【図３】本発明の第１実施例の処理ブロック図である。
【図４】本発明の第１実施例のフローチャートである。
【図５】本発明の第１実施例の需要量の確率分布を示す
図である。
図である。
【図６】本発明の第１実施例の製品機種の品切れ／在庫
コストを示す図である。
コストを示す図である。
【図７】本発明の第１実施例の製品機種の品切れリスク
を示す図である。
を示す図である。
【図８】本発明の第１実施例の製品機種の在庫リスクを
示す図である。
示す図である。
【図９】本発明の第１実施例の製品機種の適正在庫量決
定方式を示す図である。
定方式を示す図である。
【図１０】本発明の第２実施例の処理ブロック図であ
る。
る。
１０…データ入出力部、 １１…需要量確率分布記憶部、 １２…適正在庫量範囲設定部、 １３…コスト記憶部、 １４…リスク算出部、 １５…適正在庫量決定部、 １６…需要量確率分布予測部、 １７…需要量実績記憶部、 １８…データ記憶部、 ２０…中央処理装置、 ２１…キーボード、 ２２…マウス、 ２３…デイスプレイ、 ２４…プリンタ、 ２５…外部記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 浩隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 田中 俊和 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地株 式会社日立製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】データの入出力表示と演算処理機能を有す
るデータ入出力部と、今後の需要量を機種別に確率分布
で記憶する需要量確率分布記憶部と、前記需要量確率分
布記憶部から得られる機種別需要量の確率分布から適正
在庫量の設定範囲を決定する適正在庫量範囲設定部と、
機種別に、在庫時に発生する在庫コストや品切れ時に発
生する販売機会損失コストを記憶するコスト記憶部と、
前記需要量確率分布記憶部と前記適正在庫量範囲設定部
と前記コスト記憶部との出力結果から製品の品切れリス
クや在庫リスクを算出するリスク算出部と、前記リスク
算出部の出力結果から最小のリスク結果であった在庫量
を適正在庫量とする適正在庫量決定部と、データ記憶部
を備え、各市場の需要量を確率分布で求めることにより
工場や物流センタにおける在庫量を品切れリスクや在庫
リスクで評価することでリスク最小な適正在庫量を設定
することを特徴とする適正在庫量設定方式。 - 【請求項２】データの入出力表示と演算処理機能を有す
るデータ入出力部と、過去の需要量実績を機種別に記憶
する需要量実績記憶部と、前記需要量実績記憶部の情報
を用いて、機種別に需要量の確率分布を予測する需要量
確率分布予測部と、前記需要量確率分布予測部から得ら
れる機種別需要量の確率分布から適正在庫量の設定範囲
を決定する適正在庫量範囲設定部と、在庫時に発生する
在庫コストや品切れ時に発生する販売機会損失コストを
算出するコスト記憶部と、前記需要量確率分布記憶部と
前記適正在庫量範囲設定部と前記コスト記憶部との出力
結果から製品の品切れリスクや在庫リスクを算出するリ
スク算出部と、前記リスク算出部の出力結果から最小の
リスク結果であった在庫量を適正在庫量とする適正在庫
量決定部と、データ記憶部を備え、各市場の需要量を確
率分布で求めることにより工場や物流センタにおける在
庫量を品切れリスクや在庫リスクで評価することでリス
ク最小な適正在庫量を設定することを特徴とする適正在
庫量設定方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226095A JPH08279013A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 適正在庫量設定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226095A JPH08279013A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 適正在庫量設定方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08279013A true JPH08279013A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13769498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8226095A Pending JPH08279013A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 適正在庫量設定方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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