JPH08278816A - プラント情報管理装置 - Google Patents

プラント情報管理装置

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JPH08278816A
JPH08278816A JP10711595A JP10711595A JPH08278816A JP H08278816 A JPH08278816 A JP H08278816A JP 10711595 A JP10711595 A JP 10711595A JP 10711595 A JP10711595 A JP 10711595A JP H08278816 A JPH08278816 A JP H08278816A
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JP
Japan
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data
plant
test
database
performance calculation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10711595A
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English (en)
Inventor
Rikiya Nagano
力也 長野
Masanori Goto
正徳 後藤
Minako Yoshida
美奈子 吉田
Tatsuya Ninomiya
達哉 二宮
Takanari Shiiki
孝斉 椎木
Yuriko Gotou
由理子 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10711595A priority Critical patent/JPH08278816A/ja
Publication of JPH08278816A publication Critical patent/JPH08278816A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 試験入力検出手段17は、センサ13へ試験
データを入力するとき、外部からセンサ13を特定する
試験関連データを入力して自動センサ試験手段18は、
試験関連データを試験入力検出手段17を介して入力す
ると入力点固有番号に対応するセンサの出力信号を取込
み、入力点基本情報データベース6を参照してセンサ1
3の試験結果データを作成し、プラントデータ送信手段
7Aは、試験伝送データ、プラント伝送データをネット
ワーク15へ送出する。プラントデータ受信手段10A
は、試験伝送データを試験用データベース19へ保存
し、プラント伝送データをプラント情報管理用データベ
ース11へ保存し、試験結果判定手段20は、試験結果
データによりセンサ13の健全性を判定し、その判定結
果を出力する。 【効果】 現地作業を少なくして保守業務の省力化を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラントを監視制
御するプロセス計算機から収集した情報に基づいてプラ
ントを管理するプラント情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図53に、従来のプラント情報管理装置
の基本構成を示す。
【0003】プラント情報管理装置1は、プロセス計算
機2とプラントデータ処理装置3で構成されている。プ
ロセス計算機2は、プラントデータ入力手段4とプラン
トデータベース5と入力点基本情報データベース6とプ
ラントデータ送信手段7とプラント監視手段8とを備え
ている。プラントデータ処理装置3は、プラントデータ
受信手段10とプラント情報管理用データベース11と
プラントデータ処理手段12とを備えている。
【0004】プロセス計算機2では、プラントデータ入
力手段4にセンサ13が接続され、プラント監視手段8
に表示装置14が接続され、プラントデータ送信手段7
にネットワーク15が接続されている。また、プラント
データ処理装置3では、プラントデータ受信手段10が
ネットワーク15に接続され、プラントデータ処理手段
12に入出力装置16が接続されている。
【0005】まず、プロセス計算機2では、プラントデ
ータ入力手段4によってプラント内に設置されるセンサ
13からプラントプロセス信号を一定周期毎にプラント
データベース5へ取込む。具体的には、プラントデータ
ベース5は、図54に示すように、プラントデータ処理
装置3のプラント情報管理用データベース11と関係づ
けをする入力点固有番号a1と入力点名称a2と入力種
別a3と制限値a4と単位a5と入力状態b1とプロセ
ス値b2からなり、これを1単位のデータとしてプラン
トデータ入力手段4によって複数データを保存するよう
になっている。このとき、プラントデータ入力手段4
は、図55に示す入力点基本情報データベース6から入
力点固有番号a1に対応するゲインa7からカウント値
に変換する。
【0006】さらに、入力点基本情報データベース6の
各入力点固有番号a1に対応したCNVタイプa8とC
NV定数a9を取出す。CNVタイプに応じた式で、C
NV定数を用いて、カウント値を工学値に変換しプラン
トデータベース5に格納する。
【0007】ここで、CNVタイプとは、カウント値を
各単位に応じた工学値に変換するための変換式を識別す
るものであり、CNV定数とは変換式に用いる定数、係
数である。
【0008】これにより、プラントのセンサ13からプ
ラントデータ入力手段4によって取り込んだデータは例
えば、0〜160mV、4〜20mA等の電圧値、電流
値であるが、入力点基本情報データベース6から各入力
点固有番号に対応したゲインが取出され、ゲインの倍率
によって計算機内部で識別できるカウント値に変換され
る。従って、プラントデータベース5へカウント値を保
存することにより計算機内部で四則演算が可能となる。
【0009】プラント監視手段8では、プラントデータ
ベース5のプラントデータを取出して表示装置14へ表
示する。プラントデータ送信手段7は、プラントデータ
ベース5からプラントデータを収集し、ネットワーク1
5を介してプラントデータ処理装置3に伝送出力する。
プラント監視手段8は、プラントデータベース5からプ
ラントのデータを取出し表示装置14へ表示し監視を行
っている。
【0010】プラントデータ処理装置3では、ネットワ
ーク15を介してプラントデータ受信手段10が送信デ
ータを受信する毎に図56に示すプラント情報管理用デ
ータベース11を更新する。
【0011】図56に示すプラント情報管理用データベ
ース11は、図54に示すプラントデータベース5と同
様の構成で、プラントデータベース5のプラントデータ
と同様のデータを保存できるように固定部aとして入力
点固有番号a1と入力点名称a2と入力種別a3と制限
値a4と単位a5と可変部bとして入力状態b1とプロ
セス値b2からなっている。
【0012】プラントデータ処理手段12は、プラント
情報管理用データベース11からデータを取出し、入出
力装置16に対してセンサ13に基づくプラントデータ
を出力する。これによって、遠隔地に設置されたプロセ
ス計算機2によってプラントデータがセンサ13を介し
て収集されてプラントデータベース5へ一旦保存され、
プラントデータがネットワーク15を介してプラントデ
ータ処理装置3へ伝送される。プラントデータ処理装置
3は、プラントデータをプラント情報管理用データベー
ス11へ保存し、プラントデータ処理手段12によって
プラント情報管理用データベース11のプラントデータ
を用いて各種データ処理がされる。
【0013】上記した如くのプラント情報管理装置によ
り、利用者の多様化、運転管理、解析、評価など日常の
業務に関するプロセスデータの利用のニーズに対応する
ことができる。また、プロセス計算機をネットワーク等
に接続し、数多くの処理端末装置を発電所中央操作所は
もちろん発電所内事務所、遠隔地事務所、他発電所等に
配置してプロセスデータの多地域での有効利用が図られ
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図53
によって説明した従来のプラント情報管理装置1では、
センサ等の健全性の確認作業およびその判断作業ための
データ収集および各種パラメータの確認作業およびその
判断等をほとんど現場で行っており、膨大な作業量と作
業時間を要するという問題がある。
【0015】すなわち、プラント建設時や定期点検時の
プロセス計算機2の調整・改造後の確認や起動試験確
認、または通常時におけるプロセス計算機が監視してい
るプラントパラメータ確認作業は遠隔地の不慣れな現地
に作業員を派遣し、データの収集、データの整理および
編集や健全性の判断等を人為的に行っている。
【0016】例えば、定検時等にセンサ等は現場で、セ
ンサ13へ試験器を接続してその試験結果データを記録
して許容範囲内であるか否かによってセンサ13の健全
性を判断している。ところが、例えば、数100kmも
ある現場へ作業員を派遣し、数1000点のセンサ13
の健全性を判断するとすれば、不慣れな現地では、効率
も悪く多大な作業量と作業時間とを要する。
【0017】そこで、本発明は極力現場作業を削減して
保守業務の省力化を図るプラント情報管理装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ントデータを収集してネットワークを介して送出するプ
ロセス計算機と、ネットワークを介して受信したプラン
トデータを処理し処理結果を出力するプラントデータ処
理装置とからなるプラント情報管理装置において、プロ
セス計算機には、プラントデータをセンサを介して入力
してプラントデータベースへ保存するプラントデータ入
力手段と、センサへ試験データを入力するとき、外部か
らセンサを特定する入力点固有番号を含む試験関連デー
タを入力するセンサ試験手段と、試験関連データを試験
入力検出手段を介して入力すると入力点固有番号に対応
するセンサの出力信号を取込み、入力点固有番号毎にセ
ンサの関連データを記述する入力点基本情報データベー
スを参照してセンサの試験結果データを作成する自動セ
ンサ試験手段と、試験結果データ、あるいは、プラント
データベースへ保存されたプラントデータから試験伝送
データ、あるいは、プラント伝送データを作成してネッ
トワークへ送出するプラントデータ送信手段とを設け、
プラントデータ処理装置には、ネットワークを介して試
験伝送データを受信すると試験用データベースへ保存す
る一方、プラント伝送データを受信するとプラント情報
管理用データベースへ保存するプラントデータ受信手段
と、試験用データベースへ保存された試験結果データを
取り出してセンサの健全性を判定し、その判定結果を出
力する試験結果判定手段とを設けるようにしたものであ
る。
【0019】請求項2の発明は、プラントデータを収集
してネットワークを介して送出するプロセス計算機と、
ネットワークを介して受信したプラントデータを処理し
処理結果を出力するプラントデータ処理装置とからなる
プラント情報管理装置において、プロセス計算機には、
プラントデータをセンサを介して入力してプラントデー
タベースへ保存するプラントデータ入力手段と、ネット
ワークから試験要求伝送データを受信してプラントデー
タベースから試験要求伝送データに記述する入力点固有
番号のプラントデータを取出して試験伝送データを作成
するオンライン試験手段と、プラントデータベースから
プラントデータを取出してプラント伝送データを作成し
てプラント伝送データをネットワークへ送出する一方、
試験伝送データをネットワークへ送出するプラントデー
タ送信手段とを設け、プラントデータ処理装置には、ネ
ットワークを介して試験伝送データを受信するとオンラ
イン試験用データベースへ保存する一方、プラント伝送
データを受信するとプラント情報管理用データベースへ
保存するプラントデータ受信手段と、オンライン試験用
データベースへ保存された試験結果データを取り出して
センサを含むデータ収集処理機能の健全性を判定する試
験結果判定手段と、プラントデータ処理手段を介して外
部からセンサを特定して試験結果データの伝送をオンラ
イン試験手段へ要求するために試験要求伝送データを作
成してネットワークへ送出するオンラインデータ要求手
段とを設けるようにしたものである。
【0020】請求項3の発明は、プラントデータを収集
してネットワークを介して送出するプロセス計算機と、
ネットワークを介して受信したプラントデータを処理し
処理結果を出力するプラントデータ処理装置とからなる
プラント情報管理装置において、プロセス計算機には、
プラントデータをセンサを介して入力してプラントデー
タベースへ保存するプラントデータ入力手段と、プラン
トデータベースに保存されたプラントデータが正常か否
かを判定するために入力点固有番号毎にプラントデータ
の制限値若しくは状態を予め保存する入力点基本情報デ
ータベースを参照してプラントデータベースの対応する
入力点固有番号のプラントデータが正常か否かを判定し
てその判定結果を判定結果保存ファイルへ保存し、前回
の判定結果との対比により異常から正常へ移行したとき
オンライン試験の要求の指標を含む復旧通知データを作
成する入力点判定手段と、復旧通知データに基づいて、
プラントデータ入力手段を介して入力点固有番号のプラ
ントデータを取出すオンライン試験手段と、プラントデ
ータベースのプラントデータによりプラント伝送データ
を作成し、オンライン試験手段により取出されたプラン
トデータから試験伝送データを作成しネットワークへ送
出するプラントデータ送信手段とを設け、プラントデー
タ処理装置には、ネットワークを介して試験伝送データ
を受信するとオンライン試験用データベースへ保存する
一方、プラント伝送データを受信するとプラント情報管
理用データベースへ保存するプラントデータ受信手段
と、オンライン試験用データベースへ保存された試験結
果データを取り出してセンサを含むデータ処理機能の健
全性を判定する試験結果判定手段とを設けるようにした
ものである。
【0021】請求項4の発明は、プラントデータを収集
してネットワークを介して送出するプロセス計算機と、
ネットワークを介して受信したプラントデータを処理し
処理結果を出力するプラントデータ処理装置とからなる
プラント情報管理装置において、プロセス計算機には、
対話操作により操作端の試験に必要な操作端試験実行デ
ータを作成する自動化操作端試験手段と、この自動化操
作端試験手段により作成された操作端試験実行データに
基づいて対象の操作端へ駆動指令を出力し、得られた試
験結果データを操作端データファイルへ保存する操作端
データ入出力手段と、プラントデータベースからプラン
トデータを取込みプラント伝送データを作成してネット
ワークへ送出し、あるいは、操作端データファイルから
試験結果データを取込み操作端伝送データを作成してネ
ットワークへ送出するプラントデータ送信手段とを設
け、プラントデータ処理装置には、ネットワークを介し
て操作端伝送データを受信すると自動化操作端データベ
ースへ保存する一方、プラント伝送データを受信すると
プラント情報管理用データベースへ保存するプラントデ
ータ受信手段と、自動化操作端データベースへ保存され
た試験結果データを外部へ取り出す試験結果出力手段と
を設けるようにしたものである。
【0022】請求項5の発明は、プラントデータを収集
してネットワークを介して送出するプロセス計算機と、
ネットワークを介して受信したプラントデータを処理し
処理結果を出力するプラントデータ処理装置とからなる
プラント情報管理装置において、プロセス計算機には、
プラントデータをセンサを介して入力してプラントデー
タベースへ保存するプラントデータ入力手段と、プラン
トデータベースに保存されたプラントデータを用いて所
定の性能計算を実行して得られる性能計算結果データを
性能計算結果データファイルへ保存すると共に、性能計
算に用いたプラントデータを性能計算時プラントデータ
ベースへ保存する性能計算手段と、ネットワークを介し
て性能試験要求伝送データを受信すると性能計算時プラ
ントデータベースから性能試験要求データに基づいて性
能試験時に用いたプラントデータを取出し性能計算プラ
ント伝送データを作成し、さらに、性能計算結果データ
ファイルから対応する性能計算結果データを取出して性
能計算結果伝送データを作成する性能計算試験手段と、
プラントデータベースからプラントデータを取出してプ
ラント伝送データを作成しネットワークへ送出し、ある
いは、性能計算結果伝送データおよび性能計算プラント
伝送データをネットワークへ送出するプラントデータ送
信手段とを設け、プラントデータ処理装置には、ネット
ワークを介して性能計算結果伝送データを受信すると性
能計算結果データベースへ保存する一方、性能計算プラ
ント伝送データ若しくはプラント伝送データを受信する
とプラント情報管理用データベースへ保存するプラント
データ受信手段と、プラント情報管理用データベースに
保存された性能計算プラント伝送データに基づくプラン
トデータと、性能計算項目ファイルに保存される性能計
算に必要なデータとから性能計算を実行し、得られた性
能計算結果と性能計算結果データベースへ保存された対
応する性能計算結果とを比較して性能計算手段による性
能計算処理機能の健全性を判定する試験結果判定手段
と、外部から要求によってプラントデータ処理手段を介
して性能計算処理機能の健全性を判定するために必要な
性能試験要求伝送データを作成してネットワークを介し
て性能計算試験手段へ送出する性能計算送信要求手段と
を設けるようにしたものである。
【0023】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、センサ試験手段から入力する試験関連データは、入
力点固有番号およびアナログ信号あるいはディジタル信
号若しくはパルス信号を識別するセンサ試験識別とセン
サから入力する試験データのレベルを特定する入力レベ
ルコードとからなるセンサ試験コードにより構成するよ
うにしたものである。
【0024】請求項7の発明は、請求項2の発明におい
て、オンラインデータ要求手段により作成される試験要
求伝送データは、入力点固有番号およびアナログ信号あ
るいはディジタル信号若しくはパルス信号を識別する試
験種別コードとプラント状態を表すオンライン試験種別
とからなる試験コードにより構成し、オンライン試験デ
ータベースにプラント状態に応じた適正値と許容範囲と
プロセス値を保存してプラントの状態に応じてセンサを
含むデータ収集処理機能の健全性を判定するようにした
ものである。
【0025】
【作用】請求項1のプラント情報管理装置によれば、セ
ンサへ試験データを入力し、さらに、センサ試験手段か
らセンサを特定する入力点固有番号を含む試験関連デー
タが入力されると試験入力検出手段を介して自動センサ
試験手段へ入力する。これに伴い、自動センサ試験手段
によりセンサの試験結果データが作成され、プラントデ
ータ送信手段によって試験伝送データが作成され、ネッ
トワークを介してプラントデータ処理装置へ送出され
る。一方、試験伝送データはプラントデータ受信手段を
介して試験用データベースへ保存され、試験結果判定手
段によって試験結果データの判定がされ、センサの健全
性が確認される。これによって、センサへ試験データを
入力する以外現地で人手を全く要することがなく、プラ
ントデータ処理装置によってセンサの健全性が迅速に確
認でき、現地へ専門家である作業員を派遣し、現場試験
作業や試験結果データの収集、整理等に要する多大な労
力と時間とが不要となる。特に、遠隔地であれば、作業
員の長時間の移動時間を不要とし、センサへ試験データ
を入力する作業は、現地の作業員でもできる。従って、
センサの健全性の確認が極めて効率的で保守作業の省力
化が大幅に図れる。
【0026】請求項2のプラント情報管理装置によれ
ば、ネットワークを介してプラントデータ処理装置から
試験要求伝送データがオンライン試験手段へ入力する
と、オンライン試験手段がプラントデータベースから要
求されたプラントデータを取出し、試験伝送データを作
成してプラントデータ送信手段からネットワークへ送出
する。これに伴い、試験伝送データはプラントデータ受
信手段を介してオンライン試験用データベースへ保存さ
れ、試験結果判定手段によって試験結果データに基づき
センサを含むデータ収集処理機能の健全性が確認され
る。これによって、現地の人手を全く不要とし、全てプ
ラントデータ処理装置からの要求によってセンサを含め
たデータ収集処理が正常か否かを判定できる。従って、
現地へ専門家である作業員を派遣し、現場試験作業や試
験結果データの収集、整理等に要する多大な労力と時間
が不要となる。また、随時または周期的にセンサを含む
データ収集処理機能の健全性が迅速に確認できるからプ
ラント情報管理装置全体の信頼性を向上させ、しかも、
極めて効率的で保守作業の省力化が大幅に図れる。
【0027】請求項3のプラント情報管理装置によれ
ば、入力点判定手段により異常データが正常データに復
帰したと判定されると、オンライン試験手段によって対
応するプロセスデータが試験結果データとして収集さ
れ、プラントデータ送信手段により試験伝送データが作
成されネットワークへ送出される。試験伝送データがプ
ラントデータ受信手段により受信されるとオンライン試
験用データベースへ保存され、試験結果判定手段により
センサ等の復旧時にセンサを含むデータ収集処理機能の
健全性が迅速に確認される。これによって、現地で人手
を全く不要とし、全てプラントデータ処理装置からの要
求によってセンサを含めたデータ収集処理が正常か否か
を判定できる。従って、現地へ専門家である作業員を派
遣し、試験作業や試験結果データの収集、整理等に要す
る多大な労力と時間が不要となる。また、データ収集処
理機能の復帰時等センサを含むデータ収集処理機能の健
全性が確認できるからプラント情報管理装置全体の信頼
性を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作業の省力
化が大幅に図れる。
【0028】請求項4のプラント情報管理装置によれ
ば、対話操作によって自動化操作端試験手段により操作
端試験実行データが作成されると、操作端データ入出力
手段によって操作端実行データに基づく駆動指令が対象
とする操作端へ出力される。そして、得られた試験結果
データからプラントデータ送信手段により操作端伝送デ
ータが作成されネットワークへ送出される。操作端伝送
データがプラントデータ受信手段により受信されると、
自動化操作端データベースへ保存され、試験結果出力手
段によって外部へ出力される。これにより、現地で操作
端試験実行データを入力するのみで、操作端に関する試
験結果データを収集することができる。従って、現地の
作業が最小限となり、プラントデータ処理装置からの要
求によって操作端に関する試験結果データを収集でき、
現地へ専門家である作業員を派遣し、現場試験作業や試
験結果データの収集、整理等に要する多大な労力と時間
が不要となる。また、操作端に関する試験結果データを
収集することができるからプラント情報管理装置全体の
信頼性を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作業の
省力化が大幅に図れる。
【0029】請求項5のプラント情報管理装置によれ
ば、性能計算要求伝送データが性能計算試験手段により
受信されると、性能計算試験手段が性能計算時プラント
データベースから性能計算時に用いたプラントデータを
取出し、性能計算プラント伝送データを作成し、プラン
トデータ送信手段を介してネットワークへ送出する一
方、性能計算結果データベースから対応する性能計算結
果データを取出し、性能計算結果伝送データを作成して
プラントデータ送信手段を介してネットワークへ送出す
る。性能計算プラント伝送データがプラントデータ受信
手段により受信されるとプラント情報管理用データベー
スへ保存され、性能計算結果伝送データがプラントデー
タ受信手段により受信されると性能計算結果データベー
スへ保存される。そして、試験結果判定手段がプラント
情報管理用データベースからプラントデータを取出し、
性能計算項目ファイルから性能計算に必要なデータを取
出して性能計算を実行し、得られた性能計算結果と性能
計算結果データベースに保存された対応する性能計算結
果とを比較して性能計算処理機能の健全性が確認され
る。これによって、現地の作業を全く不要とし、全てプ
ラントデータ処理装置からの要求によって性能計算処理
機能が正常か否かを判定できる。従って、現地へ専門家
である作業員を派遣し、現場試験作業や試験結果データ
の収集、整理等に要する多大な労力と時間が不要とな
る。また、随時または周期的に性能計算処理機能の健全
性が確認できるからプラント情報管理装置全体の信頼性
を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作業の省力化
が大幅に図れる。
【0030】請求項6のプラント情報管理装置によれ
ば、アナログ信号あるいはディジタル信号若しくはパル
ス信号のいずれのセンサにも適用でき、特にアナログ信
号のとき、最大値と最小値以外の中間のレベルについて
の判定もできる。従って、アナログ信号のとき、センサ
の計測範囲の細かな特性も判定できる。
【0031】請求項7のプラント情報管理装置によれ
ば、プラント状態に応じた適正値と許容値とプロセス値
とを保存するようにしたために、プラント状態毎にセン
サを含むデータ収集処理機能の健全性の判定ができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0033】図1は、本発明の第1実施例を示すプラン
ト情報管理装置の構成図であり、従来例を示す図53と
同一符号は、同一部分または相当部分を示している。図
1が図53と異なる主な点は、プロセス計算機2に試験
入力検出手段17と自動センサ試験手段18とを追設
し、プラントデータ処理装置3に試験用データベース1
9と試験結果判定手段20とを追設し、さらに、試験入
力検出手段17にセンサ試験手段21を接続している。
【0034】そして、プラントデータ送信手段7の構成
を異にし、プラントデータ送信手段7A、プラントデー
タ受信手段10の構成を異にし、プラントデータ受信手
段10Aとしたことで、センサ13の健全性の判定がプ
ラントデータ処理装置3において可能としたことであ
る。
【0035】ここで、試験入力検出手段17は、センサ
13へ試験データを入力するとき、外部からセンサ13
を特定する入力点固有番号を含む試験関連データを入力
するセンサ試験手段21を介して検出するものである。
自動センサ試験手段18は、試験関連データを試験入力
検出手段17を介して入力すると入力点固有番号に対応
するセンサ13の出力信号を取込み、入力点固有番号毎
にセンサの関連データを記述する入力点基本情報データ
ベース6を参照してセンサ13の試験結果データを作成
するものである。プラントデータ送信手段7Aは、試験
結果データ、あるいは、プラントデータベース5へ保存
されたプラントデータから試験伝送データ、あるいは、
プラント伝送データを作成してネットワーク15へ送出
するものである。
【0036】プラントデータ受信手段10Aは、ネット
ワーク15を介して試験伝送データを受信すると試験用
データベース19へ保存する一方、プラント伝送データ
を受信するとプラント情報管理用データベース11へ保
存するものである。試験結果判定手段20は、試験用デ
ータベース19へ保存された試験結果データを取り出し
てセンサ13の健全性を判定し、その判定結果を出力す
るものである。
【0037】以上の構成で、まず、プラントデータ入力
手段4によって図2に示す手順に従ってセンサ13によ
り新たにプラントデータを得ると、図3に示すプラント
データベース5のプロセス値b2へ格納し、1つの入力
点に対する処理を終わる(処理1,処理2)。
【0038】この図2に示す処理では、プラントデータ
入力手段4が図4に示す入力点基本情報データベース6
に保存される各入力点固有番号a1に対応するゲインa
7を取出し、ゲインの倍率によってカウント値であるプ
ロセス値b2をプラントデータベース5へ保存する。さ
らに、以上の処理を入力点の数だけ繰り返すことで1回
の処理が完了する(処理3)。そして、次のサンプリン
グ周期まで経過を待つ。
【0039】以上の処理によって図3に示すプラントデ
ータベース5のプロセス値b2へプラントデータが順次
格納される。なお、プラントデータベース5は、入力点
固有番号a1と利用者が各々の入力点について確認する
ための入力点名称a2とその入力点の入力種別a3とそ
の入力点の制限値a4とその入力点の単位a5とその入
力点の入力状態b1とその入力点のプロセス値b2とか
らなり、これらを1単位のデータとして取り扱ってい
る。また、入力点基本情報データベース6は、図4に示
すように、入力点固有番号a1とゲインa7、CNVタ
イプa8、CNV定数a9からなり、予め各値は設定さ
れている。
【0040】ところで、定検時、若しくは、通常時等に
センサ13の健全性を確認するとき、次の処理がされ
る。
【0041】まず、作業員が現場へ行き、対象となるセ
ンサ13をプラントから分離し模擬データを入力をす
る。例えば、アナログ入力のセンサ試験時には、作業員
が現場のエレメントからトランスミッタに対して模擬デ
ータとして0,25,50,75,100%のレベルで
入力していく。例えば、入力レンジが0〜160mVの
場合、0mV,40mV,80mV,120mV,16
0mVの電圧を電圧発生器を用いて入力する。
【0042】このとき、電圧発生器の入力レベルが安定
する毎にセンサ試験手段21を介して作業員が入力点固
有番号と入力レベルコードを入力する。上記入力レベル
コードは、図5に示すセンサ試験コードのように、各模
擬入力の出力に対応している。この図5に示すセンサ試
験コードは、センサ種別、例えば、アナログ試験と入力
レベルコードからなっている。試験入力検出手段17で
は、図6に示す手順により入力レベルコードを検出する
毎に、入力レベルコードと指定された入力点固有番号を
自動センサ試験手段18へ出力して起動させる(処理1
1,処理12)。
【0043】次に、自動センサ試験手段18は、図7に
示す処理手順に従って、試験入力検出手段17から入力
された入力点固有番号のセンサ13を走査する(処理2
1,処理22)。そして、自動センサ試験手段18は図
4に示す入力点基本情報データベース6から走査した結
果得られたそれぞれの電圧値に対応するセンサ種別、ゲ
イン、CNVタイプ、CNV定数を取出し、ゲインの倍
率により、電圧値をカウント値に変換する(処理2
3)。
【0044】そして、自動センサ試験手段18は、変換
したカウント値とセンサ種別、ゲイン、CNVタイプ、
CNV定数と対応する入力状態b1に入力レベルコード
を設定し、その際、ヘッダのオプション部には、試験種
別コードを設定する。これにより、図8に示すような試
験伝送データが作成され、プラントデータ送信手段7A
に試験伝送データを渡す(処理24,処理25)。
【0045】この図8に示す試験伝送データは、ヘッダ
部にデータ長、年月日、送信端末名、送信プラント名、
オプション部(試験種別コード設定部)があり、データ
部に入力点固有番号とゲインとCNVタイプとCNV定
数とセンサ種別と入力状態(入力レベルコード)とカウ
ント値から構成されている。 一方、プラントデータ送
信手段7Aは、図9に示す通常時の処理によって、プラ
ントデータベース5から入力点固有番号a1と対応する
入力状態b1とプロセス値b2のデータを取出し、図1
0に示すようにプラント伝送データを作成する(処理3
1,処理32)。
【0046】プラントデータベース5内の全てのデータ
について、プラント伝送データが作成すると、順次ネッ
トワークを介してプラントデータ処理装置3へ送信され
る。この際、自動センサ試験手段18から受け取った試
験伝送データがある場合には、試験伝送データも送信す
る(処理33,処理34)。図10に示すプラント伝送
データは、ヘッダ部にデータ長、年月日、送信端末名、
送信プラント名、オプション部、データ部に入力点固有
番号と入力状態とプロセス値(カウント値)から構成さ
れている。
【0047】一方、プラントデータ処理装置3のプラン
トデータ受信手段10Aは、図11に示す手順に従って
伝送データが伝送されてくると、その伝送データのオプ
ション部の試験種別コードを読み込む(処理41)。そ
して、プラントデータ受信手段10Aによってオプショ
ン部に試験種別コードの有無が判断される(処理4
2)。
【0048】この判断で、試験種別コードが設定されて
いる場合、伝送データから入力点固有番号a1が読み出
される(処理43)。続いて、入力状態に格納された入
力レベルコードに応じて図12に示す試験用データベー
ス19の入力点固有番号の一致する位置のセンサ種別、
ゲイン、CNVタイプ、CNV定数、入力状態b1、カ
ウント値b3を更新する(処理44)。
【0049】試験種別コードが設定されていない場合
は、伝送データから入力点固有番号a1が読み出される
(処理45)。そして、図13に示すプラント情報管理
用データベース11の入力点固有番号の一致する位置の
入力状態b1、プロセス値b2を更新する(処理45,
処理46)。
【0050】なお、図12に示す試験用データベース1
9は、アナログ入力センサ試験にまで対応可能とするた
め、一つの入力点固有番号に対して5種類の入力状態格
納部、適正値格納部、センサ種別格納部、ゲイン格納
部、CNVタイプ格納部、CNV定数格納部とカウント
値格納部等を持つ。
【0051】また、プラント情報管理用データベース1
1は、図13に示すように入力点固有番号a1と入力点
名称a2と入力種別a3と制限値a4と単位a5からな
る固定部aと入力状態b1とプロセス値b2からなる可
変部bとからなっている。
【0052】次に、オペレータが要求すると図14に示
す手順により試験結果判定手段20が図12に示す試験
用データベース19の各入力点固有番号の入力状態b1
に設定された入力レベルコードに応じて、カウント値b
3,適正値a6を読み出す(処理51)。
【0053】そして、次式(1)に応じて偏差を計算す
る(処理52)。
【0054】 偏差={カウント値b3−適正値a6(カウント値)}/{適正値a6(カウ ント値)}×100−−−−(1)
【0055】次に、カウント値b3から電圧値を求め
る。まず、試験用データベース19からセンサ種別、ゲ
インを取出しカウント値を電圧値に変換する(処理5
3)。
【0056】最後にカウント値b3から工学値を求める
(処理54)。まず、試験用データベース19からCN
Vタイプ、CNV定数を取出し、計算式を決定し、カウ
ント値を工学値に変換する。例えば、一次式であれば、
次の式(2)により変換する。
【0057】 工学値=カウント値b3×定数a+定数b−−−−(2)
【0058】上記して得られた偏差が、予め定められた
許容範囲内のときセンサ13が正常と判定され判定結果
が出力される。
【0059】以上の計算結果及び判定結果がを報告書形
式のレイアウトにデータ編集され、入出力装置16に表
示または印刷される。
【0060】このように第1実施例によれば、センサ1
3へ試験データを入力し、さらに、センサ試験手段21
からセンサ13を特定する入力点固有番号を含む試験関
連データを入力すると試験入力検出手段17を介して自
動センサ試験手段18へ入力され自動センサ試験手段1
8によりセンサ13の試験結果データが作成され、プラ
ントデータ送信手段7Aによって試験伝送データが作成
され、ネットワーク15を介してプラントデータ処理装
置3へ送出される。一方、試験伝送データはプラントデ
ータ受信手段10Aを介して試験用データベース19へ
保存され、試験結果判定手段20によって試験結果デー
タの判定がされ、センサ13の健全性が確認される。こ
れによって、センサへ試験データを入力する以外現地で
人手を全く要することがなく、プラントデータ処理装置
3によってセンサの健全性が確認でき、現地へ専門家で
ある作業員を派遣し、現場試験作業や試験結果データの
収集、整理等に要する多大な労力と時間とが不要とな
る。特に、遠隔地であれば、作業員の長時間の移動時間
を不要とし、センサへ試験データを入力する作業は、現
地の作業員でもできる。従って、センサの健全性の確認
が極めて効率的で保守作業の省力化が大幅に図れる。
【0061】次に、本発明の第2実施例を図15を参照
して説明する。
【0062】図15が従来例を示す図53と同一符号
は、同一部分または相当部分を示し、図15が図53と
異なる主な点は、プロセス計算機2には、オンライン試
験手段30を追設し、プラントデータ送信手段7の構成
を異にし、プラントデータ送信手段7Bとし、プラント
データ処理装置3には、オンラインデータ要求手段31
とオンライン試験用データベース32と試験結果判定手
段33とを追設し、プラントデータ受信手段10の構成
を異にし、プラントデータ受信手段10Bとしたこと
で、センサを含むプロセス計算機2内のシステムの健全
性をプラントデータ処理装置3によって判定可能とした
ことである。
【0063】ここで、オンライン試験手段30は、ネッ
トワーク15から試験要求伝送データを受信してプラン
トデータベース5から試験要求伝送データに記述する入
力点固有番号のプラントデータを取出して試験伝送デー
タを作成するものである。プラントデータ送信手段7B
は、プラントデータベース5からプラントデータを取出
してプラント伝送データを作成してプラント伝送データ
をネットワーク15へ送出する一方、試験伝送データを
ネットワーク15へ送出するものである。
【0064】プラントデータ受信手段10Bはネットワ
ーク15を介して試験伝送データを受信するとオンライ
ン試験用データベース32へ保存する一方、プラント伝
送データを受信するとプラント情報管理用データベース
11へ保存するものである。オンラインデータ要求手段
31は、プラントデータ処理手段12Bを介して外部か
らセンサを特定して試験結果データの伝送をオンライン
試験手段30へ要求するために試験要求伝送データを作
成してネットワーク15へ送出するものである。試験結
果判定手段33は、オンライン試験用データベース32
へ保存された試験結果データを取り出してセンサを含む
データ収集処理機能の健全性を判定するものである。
【0065】以上の構成で、まず、プラントデータ処理
装置3のプラントデータ処理手段12Bより起動された
オンラインデータ要求手段31が、図16に示す処理を
行い、オンライン試験データを要求する。すなわち、オ
ンラインデータ要求手段31がオンライン試験用データ
ベース32の入力点固有番号を順次読込む(処理6
1)。
【0066】次に、図17に示す試験要求伝送データの
データ部に入力点固有番号を書込み、ネットワーク15
に送信する(処理62〜処理64)。その際、図18に
示すような試験種別コードとオンライン試験種別とを図
17に示す試験要求伝送データのヘッダのオプション部
に設定する。
【0067】この図17に示す試験要求伝送データは、
ヘッダ部にデータ長、年月日、要求端末名、要求プラン
ト名、オプション部(試験種別コード設定部)とデータ
部に入力点固有番号、入力状態、プロセス値から構成さ
れている。
【0068】プロセス計算機2では、試験要求伝送デー
タを受け取ると、オンライン試験手段30が、図19に
示す手順により図17の試験要求伝送データから入力点
固有番号を読出す(処理71,処理72)。さらに、図
3に示すと同様のプラントデータベース5から試験要求
伝送データで指定された入力点固有番号a1に対応する
プロセス値b2のデータを取出す(処理73)。
【0069】そして、伝送データのデータ部に入力点固
有番号とプロセス値を格納する(処理74)。その際
に、入力種別b1には試験種別コードを設定する。この
ようにして要求されたプラントデータベース5内の全て
のプラントデータについて、図20に示す試験伝送デー
タを作成すると、試験伝送データをプラントデータ送信
手段7Bに渡す(処理75)。
【0070】一方、プラントデータ送信手段7Bは、図
21に示す手順で通常のプラントデータを伝送するた
め、プラントデータベース5から入力点固有番号と入力
状態、プロセス値を順次取出し、図10に示すと同様の
プラント伝送データを作成する(処理81,処理8
2)。このとき、オンライン試験手段30から試験伝送
データを受け取ると試験伝送データをネットワーク15
を介してプラントデータ処理装置3へ送信する(処理8
3,処理84)。
【0071】次に、プラントデータ受信手段10Bは、
ネットワーク15を介して伝送データを受信すると、図
22に示す処理手順に従って伝送データのヘツダのオプ
ション部を読込む(処理91)。これにより、試験種別
コードが設定されている場合、図23に示すオンライン
試験用データベース32の入力点固有番号の一致する位
置のプロセス値b2を更新する(処理92,処理9
3)。また、試験種別コードが設定されていない場合
は、図13に示すと同様のプラント情報管理用データベ
ース11の入力点固有番号の一致する位置のプロセス値
を更新する(処理92,処理93)。
【0072】図23に示すオンライン試験用データベー
ス32は、固定部aに入力点固有番号a1、入力点名称
a2、入力種別a3、単位a5、適正値a6、許容範囲
a7、可変部bに入力状態b1、プロセス値b2とから
構成されている。
【0073】次に、試験結果判定手段33は、図24に
示す処理手順に従って図23に示すオンライン試験用デ
ータベース32の各入力点固有番号に対応するプロセス
値b2、適正値a6を読出し、次の式(3)により偏差
を計算する(処理101,処理102)。
【0074】 偏差={(プロセス値−適正値)/適正値}×100−−−−(3)
【0075】さらに、その算出結果が許容範囲内である
かどうかを判定する。オンライン試験用データベース3
2から許容範囲a7を取出し以下の条件式(4)または
(5)が成立するか否かを判定する(処理103)。
【0076】 偏差<±ε(許容範囲)−−−−(4) 偏差=±ε(許容範囲)−−−−(5)
【0077】ここで、例えば、図23に示すオンライン
試験用データベース32に例示する数値を用いて、入力
点固有番号「A000」の入力点名称「発電機出力」の
偏差を前記式(3)と同様に求めると次の式(3A)が
得られる。
【0078】 偏差={(1001−1000)/(1000)}×100 =0.1−−−−(3A)
【0079】この偏差「0.1」と図23のオンライン
試験用データベース32の許容範囲「0.2」とから前
記式(4)または(5)を適用すると次の式(4A)が
成立する。
【0080】 偏差「0.1」<+0.2(許容範囲)−−−−(4A)
【0081】以上の例からプラントの入力状態が「10
0%」のとき発電機出力が許容範囲内にあることが判定
され、プラントデータとしての発電機出力を検出し処理
する系統の健全性が確認できる。なお、オンライン試験
用データベース32の適正値は、プラントが正常に運転
され、かつ、プラント情報管理装置1が健全なとき予め
求められた値である。その結果を報告書形式のレイアウ
トにデータ編集して、入出力装置16に表示または印刷
する(処理104)。
【0082】このように第2実施例によれば、ネットワ
ーク15を介してプラントデータ処理装置3から試験要
求伝送データがオンライン試験手段30へ入力すると、
オンライン試験手段30がプラントデータベース5から
要求されたプラントデータを取出し、試験伝送データを
作成してプラントデータ送信手段7Bからネットワーク
15へ送出する。これに伴い、試験伝送データはプラン
トデータ受信手段10Bを介してオンライン試験用デー
タベース32へ保存され、試験結果判定手段33によっ
て試験結果データに基づきセンサを含むデータ収集処理
機能の健全性が確認される。これによって、現地の人手
を全く不要とし、全てプラントデータ処理装置3からの
要求によってセンサを含めたデータ収集処理が正常か否
かを判定できる。従って、現地へ専門家である作業員を
派遣し、現場試験作業や試験結果データの収集、整理等
に要する多大な労力と時間が不要となる。また、随時ま
たは周期的にセンサを含むデータ収集処理機能の健全性
が確認できるからプラント情報管理装置全体の信頼性を
向上させ、しかも、極めて効率的で保守作業の省力化が
大幅に図れる。
【0083】次に、本発明の第3実施例について図25
を参照して説明する。
【0084】図25が従来例を示す図53と同一符号
は、同一部分または相当部分を示し、図25が図53と
異なる主な点は、プロセス計算機2には、オンライン試
験手段30と入力点判定手段41と判定結果保存ファイ
ル42とを追設し、入力点基本情報データベース6とプ
ラントデータ送信手段7の構成を異にし、入力点基本情
報データベース6Cとプラントデータ送信手段7Cとす
る一方、プラントデータ処理装置3には、オンライン試
験用データベース32と試験結果判定手段33とを追設
してプラントデータ受信手段10の構成を異にしてプラ
ントデータ受信手段10Cとして、センサを含むデータ
処理機能が正常に復帰したとき、その健全性を確定でき
るようにしたことである。
【0085】ここで、入力点基本情報データベース6C
は、プラントデータベース5に保存されたプラントデー
タが正常か否かを判定するために入力点固有番号毎にプ
ラントデータの制限値若しくは状態を予め保存するもの
である。オンライン試験手段30は、復旧通知データに
基づいて、プラントデータ入力手段4を介して入力点固
有番号のプラントデータを取出すものである。入力点判
定手段41は、入力点基本情報データベース6Cを参照
してプラントデータベース5の対応する入力点固有番号
のプラントデータが正常か否かを判定してその判定結果
を判定結果保存ファイル42へ保存し、前回の判定結果
との対比により異常から正常へ移行したときオンライン
試験の要求の指標を含む復旧通知データを作成するもの
である。プラントデータ送信手段7Cはオンライン試験
手段30により取出されたプラントデータから試験伝送
データを作成しネットワーク15へ送出するものであ
る。
【0086】プラントデータ受信手段10Cはネットワ
ーク15を介して試験伝送データを受信するとオンライ
ン試験用データベース32へ保存する一方、プラント伝
送データを受信するとプラント情報管理用データベース
11へ保存するものである。試験結果判定手段33は、
オンライン試験用データベース32へ保存された試験結
果データを取り出してセンサを含むデータ処理機能の健
全性を判定するものである。
【0087】以上の構成で、入力点判定手段41が、図
26に示す処理手順により周期的に図27に示す入力点
基本情報データベース6Cの制限値a11,a12を参
照し、図3に示すと同様のプラントデータベース5の入
力点固有番号の各プロセス値が正常値か否かを判定する
(処理111,処理112)。
【0088】この判定で、正常である場合、判定結果保
存ファイル42の入力状態を読込み、前回が異常値で、
今回正常値に復帰した場合のみ、図28に示す復旧通知
データを作成して、プラントデータ送信手段7Cに送信
する(処理113〜処理118)。
【0089】この図28に示す復旧通知データには、デ
ータ長、年月日、要求端末名、要求プラント名、オプシ
ョン部(オンライン試験コード)、入力点固有番号から
構成されている。
【0090】プラントデータ送信手段7Cは、図29に
示す処理を実行し入力点判定手段41から受け取った復
旧通知データのオプション部を読み込む(処理12
1)。この結果、復旧通知データのオプション部にオン
ライン試験コードが設定されているときプラントデータ
送信手段7Cは、オンライン試験手段30に復旧通知デ
ータを出力する(処理122,処理123)。
【0091】オンライン試験手段30は、復旧通知デー
タの入力点固有番号から、プラントデータベース5の対
応するプロセス値を8回読込み、図30に示す復旧試験
伝送データを作成する(処理124〜処理126)。ま
た、復旧通知データのオプション部にオンライン試験コ
ードが設定されていないとき、または通常のプラントデ
ータの伝送のときプラント伝送データが作成され、共に
ネットワーク15へ送信する(処理127,処理12
8)。
【0092】図30に示す復旧試験伝送データは、ヘッ
ダ部にデータ長、年月日、送信端末名、送信プラント
名、オプション部(試験種別コード)を有し、データ部
に入力点固有番号、入力状態、プロセス値1からプロセ
ス値8を保存している。
【0093】次に、プラントデータ処理装置3のプラン
トデータ受信手段10Cは、第2実施例で説明した図2
2と同様の処理を行い、伝送データを受信すると、伝送
データのオプション部を読込み試験種別コードが設定さ
れている場合、図23に示すと同様のオンライン試験用
データベース32の入力点固有番号の一致する位置のプ
ロセス値b2を更新する。
【0094】一方、試験種別コードが設定されていない
場合は、図13に示すと同様のプラント情報管理用デー
タベース11の入力点固有番号の一致する位置の可変部
データを更新する。
【0095】さらに、試験結果判定手段33は、第2実
施例で説明した図24と同様の処理を行い、オンライン
試験用データベース32の各入力点固有番号に対応する
プロセス値b2、適正値a6を読出し、偏差を計算す
る。次に、その算出結果が許容範囲内であるかどうかを
判定する。その結果を報告書形式のレイアウトにデータ
編集して、入出力装置16に出力または印刷する。
【0096】このように第3実施例によれば、入力点判
定手段41により異常データが正常データに復帰したと
判定されると、オンライン試験手段30によって対応す
るプロセスデータが試験結果データとして収集され、プ
ラントデータ送信手段7Cにより試験伝送データが作成
されネットワーク15へ送出される。試験伝送データが
プラントデータ受信手段10Cにより受信されるとオン
ライン試験用データベース32へ保存され、試験結果判
定手段33によりセンサ等の復旧時にセンサを含むデー
タ収集処理機能の健全性が確認される。これによって、
現地で人手を全く不要とし、全てプラントデータ処理装
置3からの要求によってセンサを含めたデータ収集処理
が正常か否かを判定できる。従って、現地へ専門家であ
る作業員を派遣し、試験作業や試験結果データの収集、
整理等に要する多大な労力と時間が不要となる。また、
データ収集処理機能の復帰時等センサを含むデータ収集
処理機能の健全性が迅速に確認できるからプラント情報
管理装置全体の信頼性を向上させ、しかも、極めて効率
的で保守作業の省力化が大幅に図れる。
【0097】次に、本発明の第4実施例について図31
を参照して説明する。
【0098】図31が従来例を示す図53と同一符号
は、同一部分または相当部分を示し、図31が図53と
異なる主な点は、プロセス計算機2には、自動化操作端
試験手段51と操作端実行データファイル52と操作端
データ入出力手段53と操作端データファイル54とを
追設し、プラントデータ処理装置3には、自動化操作端
データベース55と試験結果出力手段56とを追設し、
プラントデータ送信手段7の構成を異にし、プラントデ
ータ送信手段7Dとし、プラントデータ処理装置3に
は、自動化操作端データベース55と試験結果出力手段
56とを追設し、プラントデータ受信手段10の構成を
異にし、プラントデータ受信手段10Dとし、操作端の
健全性の判断がプラントデータ処理装置3において可能
としたことである。なお、57は制御装置、58はキー
ボードを示している。
【0099】ここで、自動化操作端試験手段51は対話
操作により操作端の試験に必要な操作端試験実行データ
を作成するものである。操作端データ入出力手段53は
操作端試験実行データに基づいて対象の操作端へ駆動指
令を出力し、得られた試験結果データを操作端データフ
ァイル54へ保存するものである。プラントデータ送信
手段7Dはプラントデータベース5からプラントデータ
を取込みプラント伝送データを作成してネットワーク1
5へ送出し、あるいは、操作端データファイル54から
試験結果データを取込み操作端伝送データを作成してネ
ットワークへ送出するものである。
【0100】プラントデータ受信手段10Dはネットワ
ーク15を介して操作端伝送データを受信すると自動化
操作端データベース55へ保存する一方、プラント伝送
データを受信するとプラント情報管理用データベース1
1へ保存するものである。試験結果出力手段56は自動
化操作端データベース55へ保存された試験結果データ
を外部へ取り出すものである。
【0101】以上の構成で、図32に示すように自動化
操作端試験手段51による処理がされ、まず、キーボー
ド58からオペレータの選択要求がされ、(1)オンオ
フテストではデータ長、識別キー、接点種別、接点出力
入力点固有番号、接点入力入力点固有番号、接点出力時
間等が入力される。この結果、図33に示す操作端実行
データが作成され操作端実行データファイル52へ保存
される(処理131〜処理134)。
【0102】また、(2)セッタテストでは、データ
長、識別キー、データ変動(上・下)選択、駆動出力接
点種別、セッタ名称、方向選択接点出力入力点固有番
号、規定値種別、選択確認接点入力入力点固有番号、駆
動入力点入力点固有番号、セッタ位置アナログ入力点固
有番号、目標値、目標到達接点入力入力点固有番号、デ
ータ収集最大時間、データ収集最大数、1回当たりの駆
動出力時間等が入力される。この結果、図33に示す操
作端実行データが作成され操作端実行データファイル5
2へ保存される(処理131,処理134,処理13
6,処理137)。そして、操作端データ入出力手段5
3が起動され、操作端試験実行データを受け渡す(処理
135)。
【0103】次に、操作端データ入出力手段53は、図
34に示す処理を行い操作端実行データファイル52か
らデータを取出し、オンオフテストのときオンオフテス
ト実行条件に必要なパラメータを操作端実行データファ
イル52から抽出する(処理141,処理142)。そ
して、抽出データを基に制御装置57に対して出力信号
を出力し、制御装置57より得られるテストデータを図
35に示す操作端データファイル54へ格納する(処理
141〜処理145)。
【0104】また、セッタテストのときセッタテスト実
行条件に必要なパラメータを操作端実行データファイル
52から抽出する(処理141,処理146)。そし
て、抽出されたデータが制御装置57へ出力され、制御
装置57から得られるテストデータを入力して図35に
示す操作端データファイル54へ格納する(処理147
〜処理149)。そして、送信要求がされる(処理15
0)。
【0105】図35に示す操作端データファイル54
は、(1)オンオフテストの場合、データ長、年月日、
送信端末名、送信プラント名、試験種別コード設定、シ
ステム略称、試験日時、接点出力入力点入力点固有番
号、出力入力点状態および時間、接点入力入力点入力点
固有番号、レスポンス時間、試験終了状態を格納するよ
うに構成されている。
【0106】また、(2)セッタテストでは、データ
長、年月日、送信端末名、送信プラント名、試験種別コ
ード設定、システム略称、試験日時、セツタ名称、駆動
方向、駆動種別、1回当たりの駆動時間、試験終了状態
および設定されたデータ収集最大数によりn個の最初の
駆動終了からの相対時間、駆動出力状態、目標到達状
況、駆動出力時間合計、セッタ位置の前回との差、アナ
ログ入力点単位を格納するように構成されている。
【0107】作成された操作端データファイル54のデ
ータがプラントデータ送信手段7Dの図36に示す処理
によりプラントデータ処理装置3へ送信される。
【0108】まず、オンオフテストのとき操作端データ
ファイル54からオンオフテストの操作端データが取り
込まれ、操作端伝送データが作成される(処理151,
処理152)。また、セッタテストのとき操作端データ
ファイル54からセッタテストの操作端データが取込ま
れ、操作端伝送データが作成される(処理151,処理
153)。作成された操作端伝送データは、ネットワー
ク15へ送信される(処理154)。
【0109】次に、ネットワーク15から操作端伝送デ
ータがプラントデータ受信手段10Dへ入力すると、図
37に示す処理がされ、操作端伝送データから試験種別
コードの設定を取出しオンオフテストの場合、操作端デ
ータを読込み、図38に示す自動化操作端データベース
55に格納する(処理161〜処理163)。また、セ
ッタテストのとき、操作端データを読込み図38に示す
自動化操作端データベース55へ格納する(処理16
1、処理164、処理165)。
【0110】図38に示す自動化操作端データベース5
5には、図35で説明した操作端データファイル54の
内で、オンオフテストおよびセッタテスト共に、データ
部が同様の構成となっており、操作端データファイル5
4のデータが格納できるように構成されている。
【0111】次に、試験結果出力手段56は、図39に
示す処理により、自動化操作端データベース55からデ
ータを読込む(処理171)。まず、試験種別と試験日
時とを読込む(処理172,処理173)。さらに、オ
ンオフテストのとき、試験入力点を読込む(処理17
4,処理175)。セッタテストのときセッタ名称を読
込む(処理176)。そして、サマリ形式のフォーマッ
トによって帳票を作成し、入出力装置16へ出力する
(処理177)。
【0112】このように第4実施例によれば、対話操作
によって自動化操作端試験手段51により操作端試験実
行データが作成されると、操作端データ入出力手段53
によって操作端実行データに基づく駆動指令が対象とす
る操作端へ出力される。そして、得られた試験結果デー
タからプラントデータ送信手段7Dにより操作端伝送デ
ータが作成されネットワーク15へ送出される。操作端
伝送データがプラントデータ受信手段10Dにより受信
されると、自動化操作端データベース55へ保存され、
試験結果出力手段56によって外部へ出力される。これ
により、現地で操作端試験実行データを入力するのみ
で、操作端に関する試験結果データを収集することがで
きる。従って、現地の作業が最小限となり、プラントデ
ータ処理装置3からの要求によって操作端に関して正常
か否かを判定でき、現地へ専門家である作業員を派遣
し、現場試験作業や試験結果データの収集、整理等に要
する多大な労力と時間が不要となる。また、操作端に関
する試験結果データを迅速に収集することができるから
プラント情報管理装置全体の信頼性を向上させ、しか
も、極めて効率的で保守作業の省力化が大幅に図れる。
【0113】次に、本発明の第5実施例について図40
を参照して説明する。
【0114】図40が従来例を示す図53と同一符号
は、同一部分または相当部分を示している。図40が図
53と異なる主な点は、プロセス計算機2において性能
計算試験手段61と性能計算時プラントデータベース6
2と性能計算結果データベース63とを追設し、プラン
ト監視手段8の代わりに性能計算手段64を設け、プラ
ントデータ送信手段7の構成を異にし、プラントデータ
送信手段7Eとし、プラントデータ処理装置3におい
て、性能計算送信要求手段65と性能計算結果データベ
ース66と性能計算項目ファイル67と試験結果判定手
段68とを追設し、プラントデータ受信手段10とプラ
ント情報管理用データベース11とプラントデータ処理
手段12の構成を異にし、プラントデータ受信手段10
Eとプラント情報管理用データベース11Eとプラント
データ処理手段12Eとしたことで、プロセス計算機2
の性能計算手段64の健全性がプラントデータ処理装置
3において確認できるようにしたことである。
【0115】性能計算手段64は、プラントデータベー
ス5に保存されたプラントデータを用いて所定の性能計
算を実行して得られる性能計算結果データを性能計算結
果データファイル63へ保存すると共に、性能計算に用
いたプラントデータを性能計算時プラントデータベース
62へ保存するものである。性能計算試験手段61はネ
ットワーク15を介して性能試験要求伝送データを受信
すると性能計算時プラントデータベース62から性能試
験要求データに基づいて性能試験時に用いたプラントデ
ータを取出し性能計算プラント伝送データを作成し、さ
らに、性能計算結果データファイル63から対応する性
能計算結果データを取出して性能計算結果伝送データを
作成するものである。
【0116】プラントデータ送信手段7Eはプラントデ
ータベース5からプラントデータを取出してプラント伝
送データを作成しネットワーク15へ送出し、あるい
は、性能計算結果伝送データおよび性能計算プラント伝
送データをネットワーク15へ送出するものである。
【0117】プラントデータ受信手段10Eはネットワ
ーク15を介して性能計算結果伝送データを受信すると
性能計算結果データベース66へ保存する一方、性能計
算プラント伝送データ若しくはプラント伝送データを受
信するとプラント情報管理用データベース11Eへ保存
するものである。
【0118】試験結果判定手段68は、プラント情報管
理用データベース11Eに保存された性能計算プラント
伝送データに基づくプラントデータと、性能計算項目フ
ァイル67に保存される性能計算に必要なデータとから
性能計算を実行し、得られた性能計算結果と性能計算結
果データベース66へ保存された対応する性能計算結果
とを比較して性能計算手段64による性能計算処理機能
の健全性を判定するものである。性能計算送信要求手段
61は外部から要求によってプラントデータ処理手段1
2Eを介して性能計算処理機能の健全性を判定するため
に必要な性能試験要求伝送データを作成してネットワー
ク15を介して性能計算試験手段61へ送出するもので
ある。
【0119】以上の構成で、まず、プラントデータ処理
装置3のプラントデータ処理手段12Eより起動された
性能計算送信要求手段65が、図41に示す処理を実行
し、性能計算試験データを要求するため、図42に示す
性能計算要求伝送データを作成し、オプション部に要求
された性能計算種別、例えば、プラント性能計算(BO
P)、若しくは、炉心性能計算(NSS)に対応するコ
ードを設定する(処理181,処理182)。
【0120】図42に示す性能計算要求伝送データは、
データ長、年月日、要求端末名、要求プラント名、オプ
ション部からなっている。
【0121】上記する性能計算要求伝送データがネット
ワーク15へ送出される(処理183)。
【0122】次に、上記性能計算要求伝送データがネッ
トワーク15から性能計算試験手段61へ入力される。
プロセス計算機2の性能計算試験手段61では、図43
に示す処理を実行し、まず、性能計算試験手段61が性
能計算要求伝送データを受け取ると、性能計算要求伝送
データのオプション部に指定された性能計算種別コード
を読出す(処理191,処理192)。
【0123】そして、性能計算試験手段61は、性能計
算結果データベース63から性能計算要求伝送データの
オプション部に指定された性能計算種別コードに対応す
る図示しない性能計算種別c1、ログ項目c2、性能計
算値d1を取出し、図44に示す性能計算結果伝送デー
タのデータ部に格納する(処理193,処理194)。
【0124】図44の性能計算結果伝送データは、ヘッ
ダ部にデータ長、年月日、伝送端末名、伝送プラント
名、オプション部があり、データ部にはログ項目c2と
性能計算値d1とからなっている。その際、性能計算結
果伝送データのオプション部には、性能計算種別コード
を設定する。
【0125】また、性能計算試験手段61は、図45に
示す性能計算時プラントデータベース62から入力点固
有番号a1とプロセス値b1を取出し、図46に示す性
能計算時プラント伝送データのデータ部に入力点固有番
号a1とプロセス値b1を格納する。さらに、伝送デー
タのオプション部には、性能計算種別コードとは別の性
能計算時プラントデータコードを設定する(処理19
5,処理196)。
【0126】次に、性能計算試験手段61では、性能計
算結果データベース63と性能計算時プラントデータベ
ース62のデータに基づいて、要求された全てについて
性能計算結果伝送データおよび性能計算時プラント伝送
データを作成すると、各伝送データをプラントデータ送
信手段7Eに渡す(処理197)。
【0127】プラントデータ送信手段7Eは、図47に
示す処理を実行し、通常のプラントデータを伝送するた
め、プラントデータベース5から入力点固有番号と入力
状態、プロセス値を順次取出し、プラント伝送データを
作成する(処理201,処理202)。一方、性能計算
試験手段61から性能計算結果伝送データまたは性能計
算時プラント伝送データを受け取るとその伝送データを
ネットワーク15を介してプラントデータ処理装置3に
送信する(処理203,処理204)。
【0128】続いて、プラントデータ処理装置3のプラ
ントデータ受信手段10Eは、図48に示す処理を行
い、伝送データを受信すると、ヘッダ部のオプション部
を読み込む(処理211)。このとき、性能計算種別コ
ードが設定されている場合、図52に示す性能計算結果
データベース66の対応するログ項目番号に性能計算結
果データを格納する(処理212,処理213)。
【0129】図52に示す性能計算結果データベース6
6は、固定部cに性能計算種別c1とログ項目c2と単
位c3と検証方法c4と計算式番号c5と可変部dに性
能計算値d1を格納する。
【0130】また、伝送データの性能計算種別コードの
代わりに、性能計算時プラントデータコードが設定され
ている場合には、図49に示すプラント情報管理用デー
タベース11Eの性能計算時プラントデータの格納領域
の入力点固有番号に対応するプロセス値b2へプロセス
値を格納する(処理212,処理214,処理21
6)。
【0131】また、ヘッダ部のオプション部にコードが
設定されていない場合には、プラント情報管理用データ
ベース11Eの通常プラントデータ格納領域の入力点固
有番号の一致するプロセス値を更新する(処理212,
処理214,処理215)。
【0132】次に、試験結果判定手段68は、図50に
示す処理を行い、要求された性能試験ログ項目対応し
て、図51に示す性能計算項目ファイル67からデータ
を読み込む(処理221,処理222)。さらに、試験
結果判定手段68は、そのログ項目の性能計算結果d1
を図52に示す性能計算結果データベース66から読み
出す(処理223)。
【0133】また、試験結果判定手段68は、図49に
示すプラント情報管理用データベース11Eから、その
ログ項目の計算に使用する性能計算時の入力点固有番号
のプロセス値b2を読出し、そのプロセス値と図51に
示す性能計算項目ファイル67の計算式番号に対応する
計算式および定数を用いて性能計算を行う(処理22
4,処理225)。
【0134】試験結果判定手段68は、その計算結果と
性能計算結果d1とを比較し、図51に示す性能計算項
目ファイル67の許容範囲内に有るかどうかを判定する
(処理226)。
【0135】ここで、発電機巻線温度の定時ログの試験
を行う場合について具体例をもって説明する。
【0136】まず、入出力装置16から性能計算コード
「aa001」が指定されると試験結果判定手段68に
より図51に示す性能計算項目ファイル67から性能計
算項目「定時ログ発電機界磁巻線温度」等のデータが取
り出される。さらに、試験結果判定手段68によつて図
49に示すプラント情報管理用データベース11Eから
入力点固有番号GA010(発電機界磁電圧)およびG
A011(発電機界磁電流)のプロセス値を読出す。そ
して、その値を用い、次の式(6)により定時ログ発電
機界磁巻線温度TGFの計算をする。
【0137】
【数1】
【0138】ここで、KF1〜KF4:定数 GA010:入力点固有番号GA010のプロセス値 GA011:入力点固有番号GA011のプロセス値
【0139】その計算結果と性能計算結果データベース
66から読出した計算結果が許容範囲εの範囲にあるか
どうかを判定する。そして、その結果を報告書形式のレ
イアウトにデータ編集して、入出力装置16に出力また
は印刷する。
【0140】このように第5実施例によれば、性能計算
試験手段61により性能計算要求伝送データが受信され
ると、性能計算試験手段61が性能計算時プラントデー
タベース62から性能計算時に用いたプラントデータを
取出し、性能計算プラント伝送データを作成し、プラン
トデータ送信手段7Eを介してネットワーク15へ送出
する一方、性能計算結果データベース63から対応する
性能計算結果データを取出し、性能計算結果伝送データ
を作成してプラントデータ送信手段7Eを介してネット
ワーク15へ送出する。
【0141】性能計算プラント伝送データがプラントデ
ータ受信手段10Eにより受信されるとプラント情報管
理用データベース11Eへ保存され、性能計算結果伝送
データがプラントデータ受信手段10Eにより受信され
ると性能計算結果データベース66へ保存される。そし
て、試験結果判定手段68がプラント情報管理用データ
ベース11Eからプラントデータを取出し、性能計算項
目ファイル67から性能計算に必要なデータを取出して
性能計算を実行し、得られた性能計算結果と性能計算結
果データベース66に保存された対応する性能計算結果
とを比較して性能計算処理機能の健全性が確認される。
【0142】これによって、現地の作業を全く不要と
し、全てプラントデータ処理装置3からの要求によって
性能計算処理機能が正常か否かを判定できる。従って、
現地へ専門家である作業員を派遣し、現場試験作業や試
験結果データの収集、整理等に要する多大な労力と時間
が不要となる。また、随時または周期的に性能計算処理
機能の健全性が確認できるからプラント情報管理装置全
体の信頼性を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作
業の省力化が大幅に図れる。
【0143】なお、第1実施例では、センサ試験種別を
「アナログ入力」に限定して説明したが、プロセス計算
機2においては、その他にもディジタル入力、パルス入
力等の試験を行うことも有効である。
【0144】すなわち、センサ13がディジタル入力で
あれば、第1実施例で説明したセンサ13へディジタル
信号の模擬データを入力する際にセンサ試験手段21へ
入力する図5に示すセンサ試験コードのセンサ種別をデ
ィジタル信号とする。また、センサ13がパルス入力で
あればセンサ13へパルス信号の模擬データを入力する
際に作業員がセンサ試験手段21へ入力する図5に示す
センサ試験コードのセンサ種別をパルス信号とする。こ
のようにすれば、各種センサの健全性の確認ができる。
また、アナログ信号の入力では、入力レンジの最大値
と最小値のみに限らず中間の入力レベルもセンサ13か
ら入力して、その際にセンサ試験手段21から作業員が
対応する入力レベルを入力することができる。従って、
センサ13の入力レベルの健全性のみならず細かな特性
に関する健全性の判定ができる。
【0145】また、第2実施例では、オンライン試験種
別を100%定格出力時における説明をしたが、プラン
ト負荷25%,プラント負荷50%等の確認を行うこと
も有効である。この場合、オンライン試験用データベー
スに対応する適正値を記憶させ、比較させることにより
検証が可能である。この場合は、オンラインデータ要求
手段31によって作成する図18に示す試験コードのオ
ンライン試験種別をプラント負荷の状態、例えば、25
%,50%,75%,100%とする。また、図23に
示すオンライン試験用データベース32は、プラント負
荷25%,50%,75%,100%に対する適正値と
許容範囲とを設定し、これらのプラント負荷に対応する
プロセス値を保存できるようにする。このようにすれ
ば、図24に示す試験結果判定手段33の処理によりプ
ラント負荷に応じたセンサを含むデータ収集機能の健全
性の判定ができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、自動センサ試験手段によりセンサの試験結果デー
タを作成し、ネットワークを介してプラントデータ処理
装置へ送出し、試験結果判定手段によって試験結果デー
タの判定して、センサの健全性を確認するようにしたた
めにセンサへ試験データを入力する以外現地で人手を全
く要することがなく、プラントデータ処理装置によって
センサの健全性が迅速に確認でき、現地へ専門家である
作業員を派遣し、現場試験作業や試験結果データの収
集、整理等に要する多大な労力と時間とを不要とするこ
とができる。従って、センサの健全性の確認が極めて効
率的で保守作業の省力化が大幅に図れる。
【0147】また、請求項2の発明によれば、オンライ
ン試験手段によりプラントデータベースから要求された
プラントデータを取出し、試験伝送データを作成してネ
ットワークへ送出し、試験結果判定手段によって試験結
果データに基づきセンサを含むデータ収集処理機能の健
全性が確認するようにしたために現地の人手を全く不要
とし、全てプラントデータ処理装置からの要求によって
センサを含むデータ収集処理機能の健全性が迅速に確認
できる。従って、現地へ専門家である作業員を派遣し、
現場試験作業や試験結果データの収集、整理等に要する
多大な労力と時間を不要とすることができ、センサを含
むデータ収集処理機能の健全性が迅速に確認できるから
プラント情報管理装置全体の信頼性を向上させ、しか
も、極めて効率的で保守作業の省力化を大幅に図ること
ができる。
【0148】請求項3の発明によれば、データ収集処理
機能の復帰時等にオンライン試験手段によって対応する
プロセスデータを試験結果データとして収集し、試験伝
送データを作成してネットワークへ送出し、試験結果判
定手段によりセンサ等の復旧時にセンサを含むデータ収
集処理機能の健全性を迅速に確認するようにしたために
現地で人手を全く不要とし、全てプラントデータ処理装
置からの要求によってデータ収集処理機能の復帰時等セ
ンサを含むデータ収集処理機能の健全性が確認できる。
従って、現地へ専門家である作業員を派遣し、試験作業
や試験結果データの収集、整理等に要する多大な労力と
時間が不要とすることができ、プラント情報管理装置全
体の信頼性を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作
業の省力化を大幅に図ることができる。
【0149】請求項4のプラント発明によれば、自動化
操作端試験手段により操作端試験実行データを作成して
操作端データ入出力手段によって操作端実行データに基
づく駆動指令を対象とする操作端へ出力して、得られた
試験結果データから操作端伝送データを作成してネット
ワークへ送出し、試験結果出力手段によって外部へ出力
するようにしたために、現地で操作端試験実行データを
入力するのみで、操作端に関する試験結果データを収集
することができる。従って、現地の作業が最小限とする
ことができ、現地へ専門家である作業員を派遣し、現場
試験作業や試験結果データの収集、整理等に要する多大
な労力と時間が不要とすることができ、プラント情報管
理装置全体の信頼性を向上させ、しかも、極めて効率的
で保守作業の省力化を大幅に図ることができる。
【0150】請求項5の発明によれば、試験結果判定手
段がプラント情報管理用データベースからプラントデー
タを取出し、性能計算項目ファイルから性能計算に必要
なデータを取出して性能計算を実行し、得られた性能計
算結果と性能計算結果データベースに保存された対応す
る性能計算結果とを比較して性能計算処理機能の健全性
を確認するようにしたために現地の作業を全く不要と
し、全てプラントデータ処理装置からの要求によって性
能計算処理機能の健全性が迅速に確認できる。従って、
現地へ専門家である作業員を派遣し、現場試験作業や試
験結果データの収集、整理等に要する多大な労力と時間
が不要とすることができ、プラント情報管理装置全体の
信頼性を向上させ、しかも、極めて効率的で保守作業の
省力化を大幅に図ることができる。
【0151】請求項6の発明によれば、アナログ信号あ
るいはディジタル信号若しくはパルス信号のいずれのセ
ンサにも適用でき、特に、アナログ信号のとき、センサ
の計測範囲の細かな特性も判定できる。
【0152】請求項7の発明によれば、プラント状態に
応じた適正値と許容値とプロセス値とを保存するように
したために、プラント状態毎にセンサを含むデータ収集
処理機能の健全性の判定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すプラント情報管理装
置の構成図である。
【図2】図1のプラントデータ入力手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】図1のプラントデータベースを示す構成図であ
る。
【図4】図1の入力点基本情報データベースを示す構成
図である。
【図5】図1のセンサ試験手段から入力されるセンサ試
験コードを示す説明図である。
【図6】図1の試験入力検出手段の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図1の自動センサ試験手段の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】図1のプラントデータ送信手段が送出する試験
伝送データの構成図である。
【図9】図1のプラントデータ送信手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】図1のプラントデータ送信手段が送出するプ
ラント伝送データの構成図である。
【図11】図1のプラントデータ受信手段の処理手順を
示すフローチャートである。
【図12】図1の試験用データベースを示す構成図であ
る。
【図13】図1のプラント情報管理用データベースを示
す構成図である。
【図14】図1の試験結果判定手段の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図15】本発明の第2実施例を示すプラント情報管理
装置の構成図である。
【図16】図15のオンライン試験手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図17】図15のオンラインデータ要求手段により作
成される試験要求伝送データの構成図である。
【図18】図17に示す試験要求伝送データのオプショ
ン部に設定される試験コードを示す構成図である。
【図19】図15のオンライン試験手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図20】図15のオンライン試験手段が作成する試験
伝送データの構成図である。
【図21】図15のプラントデータ送信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図22】図15のプラントデータ受信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図23】図15のオンライン試験用データベースを示
す構成図である。
【図24】図15の試験結果判定手段の処理手順を示す
フローチャートである。
【図25】本発明の第3実施例を示すプラント情報管理
装置の構成図である。
【図26】図25の入力点判定手段の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図27】図25の入力点基本情報データベースを示す
構成図である。
【図28】図25の入力点判定手段が作成する復旧通知
データを示す構成図である。
【図29】図25のプラントデータ送信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図30】図25のプラントデータ送信手段が作成する
復旧試験伝送データの構成図である。
【図31】本発明の第4実施例を示すプラント情報管理
装置の構成図である。
【図32】図31の自動化操作端試験手段の処理手順を
示すフローチャートである。
【図33】図31の自動化操作端試験手段が作成する操
作端試験実行データの構成図である。
【図34】図31の操作端データ入出力手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図35】図31の操作端データファイルを示す構成図
である。
【図36】図31のプラントデータ送信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図37】図31のプラントデータ受信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図38】図31の自動化操作端データベースを示す構
成図である。
【図39】図31の試験結果出力手段の処理手順を示す
フローチャートである。
【図40】本発明の第5実施例を示すプラント情報管理
装置の構成図である。
【図41】図40の性能計算送信要求手段の処理手順を
示す構成図である。
【図42】図40の性能計算送信要求手段が作成する性
能計算要求伝送データの構成図である。
【図43】図40の性能計算試験手段の処理手順を示す
フローチャートである。
【図44】図40の性能計算試験手段が作成する性能計
算伝送データを示す構成図である。
【図45】図40の性能計算時プラントデータベースを
示す構成図である。
【図46】図40の性能計算試験手段が作成する性能計
算時プラント伝送データを示す構成図である。
【図47】図40のプラントデータ送信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図48】図40のプラントデータ受信手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図49】図40のプラント情報管理用データベースを
示す構成図である。
【図50】図40の試験結果判定手段の処理手順を示す
フローチャートである。
【図51】図40の性能計算項目ファイルを示す構成図
である。
【図52】図40の性能計算結果データベースを示す構
成図である。
【図53】従来例を示すプラント情報管理装置の構成図
である。
【図54】図53のプラントデータベースを示す構成図
である。
【図55】図53の入力点基本情報データベースを示す
構成図である。
【図56】図53のプラント情報管理用データベースを
示す構成図である。
【符号の説明】
1 プラント情報管理装置 2 プロセス計算機 3 プラントデータ処理装置 4 プラントデータ入力手段 5 プラントデータベース 6 入力点基本情報データベース 7A,7B,7C,7D,7E プラントデータ送信
手段 10A,10B,10C,10D,10E プラント
データ受信手段 11 プラント情報管理用データベース 12 プラントデータ処理手段 13 センサ 15 ネットワーク 17 試験入力検出手段 18 自動センサ試験手段 19 試験用データベース 20 試験結果判定手段 21 センサ試験手段 30 オンライン試験手段 31 オンラインデータ要求手段 32 オンライン試験用データベース 33 試験結果判定手段 41 入力点判定手段 42 判定結果保存ファイル 51 自動化操作端試験手段 52 操作端実行データファイル 53 操作端データ入出力手段 54 操作端データファイル 55 自動化操作端データベース 56 試験結果出力手段 61 性能計算試験手段 62 性能計算時プラントデータベース 63 性能計算結果データベース 64 性能計算手段 65 性能計算送信要求手段 66 性能計算結果データベース 67 性能計算項目ファイル 68 試験結果判定手段
フロントページの続き (72)発明者 二宮 達哉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 椎木 孝斉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 後藤 由理子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントデータを収集してネットワーク
    を介して送出するプロセス計算機と、前記ネットワーク
    を介して受信したプラントデータを処理し処理結果を出
    力するプラントデータ処理装置とからなるプラント情報
    管理装置において、 前記プロセス計算機には、 前記プラントデータをセンサを介して入力してプラント
    データベースへ保存するプラントデータ入力手段と、前
    記センサへ試験データを入力するとき、外部から前記セ
    ンサを特定する入力点固有番号を含む試験関連データを
    入力するセンサ試験手段と、前記試験関連データを試験
    入力検出手段を介して入力すると入力点固有番号に対応
    するセンサの出力信号を取込み、入力点固有番号毎にセ
    ンサの関連データを記述する入力点基本情報データベー
    スを参照して前記センサの試験結果データを作成する自
    動センサ試験手段と、前記試験結果データ、あるいは、
    前記プラントデータベースへ保存されたプラントデータ
    から試験伝送データ、あるいは、プラント伝送データを
    作成してネットワークへ送出するプラントデータ送信手
    段とを設け、 前記プラントデータ処理装置には、 前記ネットワークを介して前記試験伝送データを受信す
    ると試験用データベースへ保存する一方、前記プラント
    伝送データを受信するとプラント情報管理用データベー
    スへ保存するプラントデータ受信手段と、前記試験用デ
    ータベースへ保存された試験結果データを取り出してセ
    ンサの健全性を判定し、その判定結果を出力する試験結
    果判定手段とを設けることを特徴とするプラント情報管
    理装置。
  2. 【請求項2】 プラントデータを収集してネットワーク
    を介して送出するプロセス計算機と、前記前記ネットワ
    ークを介して受信したプラントデータを処理し処理結果
    を出力するプラントデータ処理装置とからなるプラント
    情報管理装置において、 前記プロセス計算機には、 前記プラントデータをセンサを介して入力してプラント
    データベースへ保存するプラントデータ入力手段と、前
    記ネットワークから試験要求伝送データを受信してプラ
    ントデータベースから試験要求伝送データに記述する入
    力点固有番号のプラントデータを取出して試験伝送デー
    タを作成するオンライン試験手段と、前記プラントデー
    タベースからプラントデータを取出してプラント伝送デ
    ータを作成してプラント伝送データを前記ネットワーク
    へ送出する一方、前記試験伝送データを前記ネットワー
    クへ送出するプラントデータ送信手段とを設け、 前記プラントデータ処理装置には、 前記ネットワークを介して試験伝送データを受信すると
    オンライン試験用データベースへ保存する一方、プラン
    ト伝送データを受信するとプラント情報管理用データベ
    ースへ保存するプラントデータ受信手段と、前記オンラ
    イン試験用データベースへ保存された前記試験結果デー
    タを取り出してセンサを含むデータ収集処理機能の健全
    性を判定する試験結果判定手段と、プラントデータ処理
    手段を介して外部からセンサを特定して前記試験結果デ
    ータの伝送を前記オンライン試験手段へ要求するために
    前記試験要求伝送データを作成して前記ネットワークへ
    送出するオンラインデータ要求手段とを設けることを特
    徴とするプラント情報管理装置。
  3. 【請求項3】 プラントデータを収集してネットワーク
    を介して送出するプロセス計算機と、前記ネットワーク
    を介して受信したプラントデータを処理し処理結果を出
    力するプラントデータ処理装置とからなるプラント情報
    管理装置において、 前記プロセス計算機には、 前記プラントデータをセンサを介して入力してプラント
    データベースへ保存するプラントデータ入力手段と、前
    記プラントデータベースに保存されたプラントデータが
    正常か否かを判定するために入力点固有番号毎にプラン
    トデータの制限値若しくは状態を予め保存する入力点基
    本情報データベースを参照して前記プラントデータベー
    スの対応する入力点固有番号のプラントデータが正常か
    否かを判定してその判定結果を判定結果保存ファイルへ
    保存し、前回の判定結果との対比により異常から正常へ
    移行したときオンライン試験の要求の指標を含む復旧通
    知データを作成する入力点判定手段と、前記復旧通知デ
    ータに基づいて、プラントデータ入力手段を介して入力
    点固有番号のプラントデータを取出すオンライン試験手
    段と、前記プラントデータベースのプラントデータによ
    りプラント伝送データを作成し、前記オンライン試験手
    段により取出されたプラントデータから試験伝送データ
    を作成し前記ネットワークへ送出するプラントデータ送
    信手段とを設け、 前記プラントデータ処理装置には、 前記ネットワークを介して前記試験伝送データを受信す
    るとオンライン試験用データベースへ保存する一方、前
    記プラント伝送データを受信するとプラント情報管理用
    データベースへ保存するプラントデータ受信手段と、前
    記オンライン試験用データベースへ保存された試験結果
    データを取り出してセンサを含むデータ処理機能の健全
    性を判定する試験結果判定手段とを設けることを特徴と
    するプラント情報管理装置。
  4. 【請求項4】 プラントデータを収集してネットワーク
    を介して送出するプロセス計算機と、前記ネットワーク
    を介して受信したプラントデータを処理し処理結果を出
    力するプラントデータ処理装置とからなるプラント情報
    管理装置において、 前記プロセス計算機には、 対話操作により操作端の試験に必要な操作端試験実行デ
    ータを作成する自動化操作端試験手段と、この自動化操
    作端試験手段により作成された操作端試験実行データに
    基づいて対象の操作端へ駆動指令を出力し、得られた試
    験結果データを操作端データファイルへ保存する操作端
    データ入出力手段と、前記プラントデータベースからプ
    ラントデータを取込みプラント伝送データを作成して前
    記ネットワークへ送出し、あるいは、操作端データファ
    イルから前記試験結果データを取込み操作端伝送データ
    を作成して前記ネットワークへ送出するプラントデータ
    送信手段とを設け、 前記プラントデータ処理装置には、 前記ネットワークを介して前記操作端伝送データを受信
    すると自動化操作端データベースへ保存する一方、前記
    プラント伝送データを受信するとプラント情報管理用デ
    ータベースへ保存するプラントデータ受信手段と、前記
    自動化操作端データベースへ保存された試験結果データ
    を外部へ取り出す試験結果出力手段とを設けることを特
    徴とするプラント情報管理装置。
  5. 【請求項5】 プラントデータを収集してネットワーク
    を介して送出するプロセス計算機と、前記ネットワーク
    を介して受信したプラントデータを処理し処理結果を出
    力するプラントデータ処理装置とからなるプラント情報
    管理装置において、 前記プロセス計算機には、 前記プラントデータをセンサを介して入力してプラント
    データベースへ保存するプラントデータ入力手段と、前
    記プラントデータベースに保存されたプラントデータを
    用いて所定の性能計算を実行して得られる性能計算結果
    データを性能計算結果データファイルへ保存すると共
    に、前記性能計算に用いたプラントデータを性能計算時
    プラントデータベースへ保存する性能計算手段と、前記
    ネットワークを介して性能試験要求伝送データを受信す
    ると前記性能計算時プラントデータベースから性能試験
    要求データに基づいて性能試験時に用いたプラントデー
    タを取出し性能計算プラント伝送データを作成し、さら
    に、性能計算結果データファイルから対応する性能計算
    結果データを取出して性能計算結果伝送データを作成す
    る性能計算試験手段と、前記プラントデータベースから
    プラントデータを取出してプラント伝送データを作成し
    前記ネットワークへ送出し、あるいは、前記性能計算結
    果伝送データおよび性能計算プラント伝送データを前記
    ネットワークへ送出するプラントデータ送信手段とを設
    け、 前記プラントデータ処理装置には、 前記ネットワークを介して前記性能計算結果伝送データ
    を受信すると性能計算結果データベースへ保存する一
    方、前記性能計算プラント伝送データ若しくは前記プラ
    ント伝送データを受信するとプラント情報管理用データ
    ベースへ保存するプラントデータ受信手段と、前記プラ
    ント情報管理用データベースに保存された性能計算プラ
    ント伝送データに基づくプラントデータと、性能計算項
    目ファイルに保存される性能計算に必要なデータとから
    性能計算を実行し、得られた性能計算結果と前記性能計
    算結果データベースへ保存された対応する性能計算結果
    とを比較して前記性能計算手段による性能計算処理機能
    の健全性を判定する試験結果判定手段と、外部から要求
    によってプラントデータ処理手段を介して前記性能計算
    処理機能の健全性を判定するために必要な前記性能試験
    要求伝送データを作成して前記ネットワークを介して前
    記性能計算試験手段へ送出する性能計算送信要求手段と
    を設けることを特徴とするプラント情報管理装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ試験手段から入力する前記試
    験関連データは、入力点固有番号およびアナログ信号あ
    るいはディジタル信号若しくはパルス信号を識別するセ
    ンサ試験識別と前記センサから入力する試験データのレ
    ベルを特定する入力レベルコードとからなるセンサ試験
    コードにより構成することを特徴とする請求項1記載の
    プラント情報管理装置。
  7. 【請求項7】 前記オンラインデータ要求手段により作
    成される前記試験要求伝送データは、入力点固有番号お
    よびアナログ信号あるいはディジタル信号若しくはパル
    ス信号を識別する試験種別コードとプラント状態を表す
    オンライン試験種別とからなる試験コードにより構成
    し、前記オンライン試験データベースに前記プラント状
    態に応じた適正値と許容範囲とプロセス値を保存してプ
    ラントの状態に応じてセンサを含むデータ収集処理機能
    の健全性を判定するようにしたことを特徴とする請求項
    2記載のプラント情報管理装置。
JP10711595A 1995-02-10 1995-04-07 プラント情報管理装置 Pending JPH08278816A (ja)

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JP10711595A JPH08278816A (ja) 1995-02-10 1995-04-07 プラント情報管理装置

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JP4510595 1995-02-10
JP7-45105 1995-02-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114294A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Toshiba Corp 発電プラントの監視・診断・検査・保全システム
JP2017151923A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 株式会社アニモ ゲートウェイ装置及びプログラム

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