JPH08278710A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08278710A
JPH08278710A JP7907095A JP7907095A JPH08278710A JP H08278710 A JPH08278710 A JP H08278710A JP 7907095 A JP7907095 A JP 7907095A JP 7907095 A JP7907095 A JP 7907095A JP H08278710 A JPH08278710 A JP H08278710A
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JP
Japan
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transfer
photoconductor
roller
image forming
forming apparatus
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JP7907095A
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Takashi Hibi
隆 日比
Takeshi Konishi
岳 小西
Masahiro Yoshida
雅弘 吉田
Norihisa Hoshika
令久 星加
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写装置に感光体上の残トナーを回収するク
リーニング装置を兼用させることによって、画像劣化の
防止と小型化を図ることができる画像形成装置を提供す
ること。 【構成】 少なくとも感光体1と、帯電ローラ(感光体
接触型の帯電装置)2と、現像装置(感光体1に非接触
の磁性トナー現像装置)7と、転写装置(感光体接触型
の転写装置)13を含んで構成される画像形成装置にお
いて、前記転写装置13を周方向に複数の磁極N,Sを
有するマグネット層13b(磁石)を内包した転写ロー
ラで構成し、該帯電ローラ13の全長に亘ってクリーニ
ング部材(ローラ表面清掃部材)16を当接せしめ、帯
電ローラ13と感光体1との間に転写紙Pを通紙してい
る際に転写ローラ13にバイアスを印加する。本発明に
よれば、転写ローラ13が感光体1上の残トナーを回収
するクリーニング装置としても機能するため、前記目的
が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体上の画像を転写
紙に転写する転写装置を備えるレーザプリンタや複写機
等の電子写真方式を採用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用する画像形成
装置においては、像担持体である感光体表面を帯電装置
で帯電し、その後に形成する画像に応じた光を感光体に
照射して該感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像装置から供給されたトナーで現像することによっ
てトナー画像として顕像化し、このトナー像を転写装置
で転写紙に転写する。そして、転写紙は、定着装置を経
て画像形成装置から出力される。
【0003】尚、転写工程後の感光体は、クリーニング
装置で表面上の残トナーが除去され、帯電装置による帯
電工程に再度供される。
【0004】ところで、クリーニング装置は、転写工程
において感光体上のトナー画像を100%転写紙に転写
することが困難であるために備えてられており、近年
は、この転写紙への感光体からのトナー画像転写率は9
0%近くに達しており、数回程度の画像形成工程ならば
クリーニング装置はなくても差し支えない。
【0005】しかし、僅かな転写残トナーもやがて感光
体上に蓄積し、この蓄積して転写残トナーによって帯電
工程或は露光工程で均一な帯電や露光が損なわれること
になり、地かぶり等が生じて画像品位が低下してしま
う。
【0006】従来、感光体の残トナーを除去するクリー
ニング工程は、感光体に施される転写工程と帯電工程の
間に設けられ、感光体のクリーニング方法としてはファ
ーブラシ、ゴムブレード等を感光体に当接させて残トナ
ーを掻き取る方法が一般的である。そして、掻き取られ
たトナーは、すくいシート等で受け止められてクリーナ
容器内に蓄積される。
【0007】ところで、これに対してクリーナレス画像
形成方法(正確には、クリーナ容器レス)が幾つか提案
されている。この方法は、クリーナ部材によって積極的
にトナーを掻き取って容器内に収集、蓄積する代わりに
ブラシ、ローラ等の補助クリーニング手段のみを設けて
転写残トナーを一時的に蓄えたり、潜像を乱さない程度
に分散させたりして、最終的には現像装置で転写残トナ
ーを回収再利用する方法である。
【0008】而して、上記方法によれば、クリーナ容器
の空間が不必要になるために装置の小型、簡略化が可能
となる。そして、この方法は、廃トナーを出さないで現
像装置で回収するためにエコロジカルな見地、ランニン
グコストの見地から注目すべき方法であると言える。以
下にクリーナレス画像形成方法の代表的な例について述
べる。
【0009】先ず、補助クリーニング手段としてクリー
ニングローラを用いた例を説明する。
【0010】クリーニングローラは弾性体で構成され、
感光体の少なくとも画像形成幅以上の領域に回転可能に
接し、画像形成時にはこれにDCバイアスを印加してそ
の上のトナーを感光体上に転移させ、これによって該ク
リーニングローラを清掃する。クリーニングローラから
感光体上に転移したトナーは、トナーを現像装置に転移
させるような電位差を形成することで最終的には現像装
置に回収され、再び現像に供される。
【0011】次に、補助クリーニング手段としてメモリ
除去ブラシを用いた例について説明する。
【0012】メモリ除去ブラシは、これにDCバイアス
を印加することによって感光体表面電位との間に電位差
を形成し、感光体上の残トナーをその上に転移保持させ
るものである。
【0013】トナーは、メモリ除去ブラシがその最大ト
ナー保持量に達するまでメモリ除去ブラシ上に滞留す
る。そして、最大トナー保持量を超えた場合には、メモ
リ除去ブラシは最早余分なトナーを保持できないため、
トナーを再び感光体上に吐き出すことになる。このよう
にメモリ除去ブラシは、トナーのオーバーフロー作用を
利用しながら転写残トナーを分散させて次工程へ移る。
【0014】メモリ除去ブラシから感光体上に吐き出さ
れたトナーは、トナーを現像装置に転移させるような電
位差を形成することによって最終的に現像装置に回収さ
れ、再び現像に供される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のクリ
ーニング装置には以下の問題が発生した。
【0016】ブレード方式においては、一般に感光体の
移動回転方向に対してカウンター方向にクリーニング手
段としてのブレードを当接させるが、このブレードを常
時当接させているために感光体が徐々に摩耗して静電潜
像電位が初期とは変化し、地かぶり等の画像劣化が生じ
てしまう。又、ブレードの感光体への当接を解除した
り、ファーブラシ方式等のようにクリーニング手段が移
動したり回転する等の動作を伴う方式においては、クリ
ーニング装置の構造が複雑になるとともに、装置自体が
大きくなってしまうという問題がある。
【0017】特に、感光体と帯電装置及び現像装置を一
体に構成してこれを画像形成装置本体に対して着脱自在
としたカートリッジでは、より一層の小型化によってそ
の特徴である取扱性の向上を図ろうとしても、クリーニ
ング装置の存在がその実現を阻んでいた。
【0018】又、従来のクリーニングレス画像形成装置
においては、最終的にトナーを現像装置に回収しなけれ
ばならないため、現像装置としては感光体と現像剤或は
現像剤担持体が接触している接触現像装置しか採用でき
ないという問題があった。
【0019】従って、本発明の目的とする処は、転写装
置に感光体上の残トナーを回収するクリーニング装置を
兼用させることによって、画像劣化の防止と小型化を図
ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも感光体と感光体
接触型の帯電装置と感光体に非接触の磁性トナー現像装
置と感光体接触型の転写装置を含んで構成される画像形
成装置において、前記転写装置を周方向に複数の磁極を
有する磁石を内包したローラで構成し、該ローラの全長
に亘ってローラ表面清掃部材を当接せしめ、ローラと前
記感光体との間に転写紙を通紙している際にローラにバ
イアスを印加することを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、少なくとも感光体
と感光体接触型の帯電装置と感光体に非接触の非磁性ト
ナー現像装置と感光体接触型の転写装置を含んで構成さ
れる画像形成装置において、前記転写装置を周方向に複
数の磁極を有する磁石を内包したローラで構成し、該ロ
ーラと前記感光体との間に転写紙を通紙している転写工
程時にはローラにバイアスを印加して画像を転写紙に転
写し、非通紙時にはローラを感光体との間に所定の間隔
を形成する位置に移動せしめ、その移動した位置にある
キャリア溜りのキャリアをローラが回転しながらキャリ
アの穂の先端が感光体表面に接するように保持し、転写
工程前にはローラからキャリアを除去してローラを転写
時の所定の位置に戻すよう構成したことを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、少なくとも転写手
段が転写ベルトであるクリーナレス画像形成装置におい
て、前記転写ベルトの周上に感光体のクリーニング部材
を設け、転写ベルトの周長を、最大通紙長さにクリーニ
ング部材の長さを加えた長さ以上に設定したことを特徴
とする。
【0023】請求項4記載の発明は、少なくとも感光体
と感光体接触型の帯電装置と感光体に非接触の現像装置
と感光体接触型の転写装置を含んで構成される画像形成
装置において、前記転写装置を転写材長さ以上の周長を
有する転写ベルトと転写電界を形成する帯電器で構成
し、転写ベルトの一部に画像形成幅以上の開口を設け、
この開口は非画像転写時にのみ感光体当接部に現れ、こ
のとき、この開口を通して感光体クリーニング装置が感
光体表面からトナーを除去するよう構成したことを特徴
とする。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記感光体クリーニング装置と帯電器は別
手段であって、それぞれの作動状態に応じて位置を変え
ることを特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記感光体クリーニング装置はブレードク
リーニング方式を用いるものとし、前記帯電器はコロナ
帯電方式を用いるものとしたことを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記感光体クリーニング装置と帯電器を同
一のローラで構成し、このローラはバイアス印加可能で
あって、その表面に接触するローラ表面クリーニング手
段を備えているものとしたことを特徴とする。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項1〜6又は
7記載の発明において、前記感光体と帯電装置及び現像
装置を一体のカートリッジとして画像形成装置本体に着
脱可能に構成したことを特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1記載の発明によれば、感光体上の残ト
ナーの捕集、清掃を転写ローラ内の磁石を利用して行う
ことによって、転写ローラにバイアスを印加する必要が
なくなり、感光体の帯電能力に支障を来す弊害を取り除
くことができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、感光体上の
残トナーの捕集、清掃をキャリアを利用して行うことに
より、転写ローラによる感光体上の残トナーの捕集、清
掃能力を高めることができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、転写ベルト
を用いた画像形成装置から感光体のクリーニング装置を
除去することによって、装置の小型化を図ることができ
る。又、転写ベルトのクリーニング手段も設けることな
く、ジャム時等の転写ベルトの清掃が可能となり、装置
の小型化を図ることができる。更に、クリーナレス画像
形成装置においてトナー回収のために従来必要とされて
いた接触現像手段によらなくても、任意の現像手段でク
リーナレス画像形成が可能となり、装置設計において幅
広い自由度が得られる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、転写装置は
転写材長さ以上の周長を有する転写ベルトと転写電界を
形成する帯電器で構成し、転写ベルトの一部に画像形成
幅以上の開口を設け、この開口が非画像転写時にのみ感
光体当接部に現れ、このときにこの開口を介して感光体
クリーニング装置が感光体表面からトナーを除去するよ
う構成することによって、単一機能の転写ベルトを用い
る画像形成装置において、転写ベルト自体の構成が簡単
となってその耐久性が増し、感光体の寿命も長くなると
ともに、感光体周りの画像形成部の小型化が実現され
る。
【0032】請求項5記載の発明によれば、転写ベルト
開口を介して非転写時に感光体上の残トナーを除去する
クリーニング装置と転写帯電器を異なる手段で構成する
ことによって、請求項4記載の発明による効果に加え
て、クリーニング装置と転写帯電器の寿命の長い画像形
成装置を得ることができる。
【0033】請求項6記載の発明によれば、クリーニン
グ装置と転写帯電器にブレードクリーニング方式とコロ
ナ帯電器を用いることによって、安定した低コストの画
像形成装置を得ることができる。
【0034】請求項7記載の発明によれば、転写ベルト
開口を介して非転写時に感光体上の残トナーを除去する
クリーニング装置と転写帯電器を同一手段で構成するこ
とによって、構成が簡単で小型、且つ、低コストの画像
形成装置を得ることができる。
【0035】請求項8記載の発明によれば、感光体と帯
電装置及び現像装置をカートリッジとして一体に構成す
ることによって、小型で低コスト、且つ、取扱性に優れ
た画像形成装置を得ることができる。
【0036】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0037】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【0038】本実施例に係る画像形成装置には、感光体
1、帯電ローラ2及び現像装置7のプロセス機器を組み
込んで一体に構成されるプロセスカートリッジ43と、
転写ローラ13、定着装置15、光学系としてレーザス
キャナ4とミラー6等が配設されている。
【0039】ここで、本画像形成装置の画像形成動作に
ついて説明する。
【0040】被帯電体(像担持体)としての感光体1
は、外径がφ24mmに設定され、これはアルミニウム
製の導電性基体1bの表面に光導電性の感光層1aを積
層して構成され、図示矢印A方向に24mm/secの
プロセススピードをもって回転駆動される。
【0041】而して、感光体1は、回転過程において帯
電ローラ2によって負極性の均一帯電を受け、次いで、
レーザスキャナ4により出力される、不図示のビデオコ
ントローラから送られる目的の画像情報の時系列電気デ
ジタル画像信号に対応したレーザ光5によって300d
piの解像度をもって走査露光がなされ、レーザ光5が
前記ミラー6を介して該感光体1上に照射されると、こ
の感光体1の表面に静電潜像が形成される。
【0042】上記感光体1上に形成された静電潜像は、
現像装置7内の現像スリーブ10上に担持されたトナー
8により反転現像され、トナー像として顕像化される。
【0043】上記トナー像は転写ローラ13の作用によ
って転写紙P上に転写されるが、このときの転写効率は
約90%以上となっている。そして、トナー像の転写を
受けた転写紙Pは、感光体1から分離されて定着装置1
5に導入され、そこでトナー像の定着を受けた後、画像
形成装置本体から排出される。
【0044】尚、トナー像転写後の感光体1上に僅かに
残った転写残トナーは、非通紙時に転写ローラ13によ
り回収除去され、次の像形成プロセスが行われる。
【0045】ところで、前記帯電ローラ2は、芯金2a
とその外周にローラ状に被覆された105 〜106 Ω・
cm程度の中抵抗弾性ゴム層2bとで構成されており、
芯金2aの両端が不図示の軸受で回転可能に支持されて
おり、該帯電ローラ2は感光体1に常時当接されて感光
体1に対して従動回転する。
【0046】そして、帯電ローラ2の芯金2aは帯電バ
イアス印加電源14に電気的に接続されており、この芯
金2aを介して当該帯電ローラ2にバイアスを印加する
ことによって感光体1表面が所定の電位に帯電処理され
る。尚、本実施例においては、帯電バイアス印加電源1
4により直流電圧成分Vdc=−1300Vが印加さ
れ、感光体1表面が約−700Vに帯電される。
【0047】又、前記現像装置7は非接触現像方式を採
用するものであって、該現像装置7は磁性トナー8を担
持してこれを感光体1に搬送するトナー担持体である現
像スリーブ10とトナー収容室3とを有している。尚、
現像スリーブ10は非磁性であって、例えば、アルミニ
ウム、ステンレス鋼等で構成され、その内部にはマグネ
ットローラ11が固定配設されている。
【0048】更に、現像スリーブ10は不図示の軸受に
よって回転自在に支持されており、本実施例では周速3
6mm/secで図示矢印H方向に回転する。又、この
現像スリーブ10はDCバイアスにACバイアスが重畳
できる電源12に接続されており、本実施例では、直流
電圧成分Vdc=−400V、交流電圧成分Vpp=1
000V、周波数f=1800Hzの矩形波バイアスを
印加する。
【0049】而して、現像スリーブ10は、感光体1に
対して所定の現像間隔をもって対応支持されており、現
像間隔は200μmに設定されている。
【0050】現像スリーブ10上のトナー8の層厚規制
を行うドクターブレード9は、厚さ0.9mm、硬度6
7°のウレタンゴムで構成されており、これは摩擦帯電
によってトナー8に適正なトリボを与える。
【0051】トナー8は、現像スリーブ10に前記現像
バイアスが印加されると、感光体1との最近接位置(以
後、現像領域と称す)において飛翔し、感光体1上の静
電潜像を現像する。
【0052】ところで、本実施例では、トナー8として
磁性1成分ネガトナーを使用しており、このトナー8は
トナー収容室3に収容されている。トナー収容室3のト
ナー8は、現像スリーブ10内に内蔵されたマグネット
ローラ11の磁極S2の磁力等により現像スリーブ10
に供給される。本実施例では、磁極S2として磁力が7
00ガウスのピーク値を有するものを用いた。
【0053】次に、本実施例の特徴である転写ローラ1
3による感光体1上の転写残トナーの回収方法の仕組み
について説明する。
【0054】転写ローラ13は、芯金13c上にマグネ
ット層13bと弾性体層13aを形成して構成され、1
7 〜1010Ω・cmの体積抵抗値を有している。マグ
ネット層13bはS極とN極を交互に配列して8極で構
成されており、弾性体層13a上で磁力がそれぞれ約9
00ガウスのピーク値を示すものを用いている。又、芯
金13cには転写バイアス印加電源17が接続されてお
り、トナー像の転写時には転写バイアスとしてVdc=
+1200Vが芯金13cに印加される。
【0055】而して、転写ローラ13は、芯金13cが
不図示の軸受によって回転自在に支持されており、周速
25mm/secで図中矢印B方向に回転している。
尚、非通紙時には転写ローラ13と感光体1は接触して
いる。
【0056】通紙時には、転写ローラ13には転写バイ
アスが前述のように印加されており、感光体1上のトナ
ー像は転写紙P上に転写される。尚、このとき、僅かに
転写残トナーが感光体1上に残るが、次の像形成プロセ
スには支障を来す程のものではない。
【0057】非通紙時には、転写バイアスはOFF状態
になり、転写ローラ13のマグネット層13bの磁力に
よって転写ローラ13上に転写残トナーを回収する。こ
のとき、転写ローラ13によって回収されたトナーは、
弾性発泡体で構成されているクリーニング部材16によ
って転写ローラ13上から除去される。非通紙時におけ
る感光体1上の転写残トナーの回収時間として少なくと
も感光体1周分は必要なため、連続通紙の場合でも紙間
に感光体1の1周分の時間(本実施例では1sec)を
取るシーケンスを採用している。
【0058】以上のような構成を採用することにより、
感光体1上の残トナーを除去するトナー除去部材をプロ
セスカートリッジ43内に設ける必要がなくなる。その
結果、プロセスカートリッジ43のコストダウンと小型
化を図ることができる。又、転写ローラ13に正のバイ
アスを印加する必要がないため、感光体1の帯電能力に
支障を来すことはない。
【0059】本実施例において12万枚の通紙試験を行
ったが、転写ローラ13による転写紙Pの裏汚れ、画像
不良等の問題は発生しなかった。
【0060】<第2実施例>以下に本発明の第2実施例
を添付図面に基づいて説明する。
【0061】図2は本発明の第2実施例に係る画像形成
装置の概略構成を示す断面図であり、本図においては図
1に示したと同一要素には同一符号を付している。
【0062】本実施例に係る画像形成装置には、感光体
1、帯電ローラ2及び現像装置38のプロセス機器を組
み込んで一体に構成されるプロセスカートリッジ45
と、転写ローラ13、定着装置15、キャリア溜り2
0、光学系としてのレーザスキャナ4、ミラー6等が配
設されている。
【0063】而して、本実施例に係る画像形成装置の画
像形成動作は前記第1実施例のそれとほぼ同じであるた
め、ここではその説明は省略し、第1実施例と異なる帯
電工程と現像工程についてのみ詳細に述べる。
【0064】帯電ローラ2の構成と材質及び感光体1と
の構成関係は第1実施例と同様であるため、ここではそ
れらについての説明は省略する。
【0065】帯電ローラ2の芯金2aはDCバイアスに
ACバイアスを重畳できる帯電バイアス印加電源39に
電気的に接続されており、この芯金2aを介して帯電ロ
ーラ2にバイアス印加することによって感光体1表面を
所定の電位に帯電処理する。本実施例においては、通紙
時、非通紙時の場合で帯電バイアス印加電源39内のス
イッチが切り替わる構成になっている。即ち、帯電バイ
アス印加電源39においては、通紙時にはSW1に切り
替わり、帯電ローラ2には直流電圧成分Vdc=−65
0V、交流電圧成分Vpp=2000V、周波数f=2
50Hzのサイン波バイアスが印加され、非通紙時には
SW2に切り替わり、帯電ローラ2には同様に直流電圧
成分Vdc=0V、交流電圧成分Vpp=2000V、
周波数f=250Hzのサイン波バイアスが印加され
る。このときの感光体1の表面電位は、通紙時には約−
625V、非通紙時には約0Vである。
【0066】次に、本実施例における現像工程について
述べる。
【0067】本実施例においては、トナー37として非
磁性一成分トナーを使用している。
【0068】現像装置38は、現像スリーブ33、現像
剤塗布ローラ35及びドクターブレード36で構成され
ており、内部にはトナー37が収容されている。
【0069】現像装置38内の塗布ローラ35は不図示
の軸受によって回転可能に支持されており、図示矢印E
方向に回転する。尚、本実施例においては、塗布ローラ
35は現像スリーブ33に接触しているが、非接触で或
は塗布ローラ35にバイアスを掛けることにより現像ス
リーブ33にトナー37を搬送するようにしても良い。
【0070】而して、塗布ローラ35の回転によって、
現像装置38内のトナー37が現像スリーブ33まで搬
送される。そして、現像スリーブ33に塗布されたトナ
ー37は、ドクターブレード36によって均一な薄層に
規制を受けながら均一な負のトリボを持つ。
【0071】本実施例において使用したドクターブレー
ド36は、ポリウレタン樹脂をSUS板で裏打ちした2
層構造を有しており、ポリウレタン樹脂層厚は0.3m
m、SUS板厚は0.06mmに設定されている。
【0072】現像スリーブ33も不図示の軸受によって
回転自在に支持されており、周速24mm/secで図
示矢印H方向に回転する。そして、この現像スリーブ3
3の回転によって、トナー37は感光体1上まで搬送さ
れて現像に供される。
【0073】又、現像スリーブ33は非磁性であって、
アルミニウムで構成されている。そして現像スリーブ3
3はDCバイアスにACバイアスが重畳できる電源34
に接続されており、本実施例では、現像ローラ33に直
流電圧成分Vdc=−350V、交流電圧成分Vpp=
1200V、周波数f=2000Hzの矩形波バイアス
が印加される。
【0074】更に、現像スリーブ33は、感光体1に対
して所定の現像間隔をもって対向支持されており、現像
間隔は250μmに設定されている。
【0075】而して、現像スリーブ33に前記現像バイ
アスが印加されると、トナー37は感光体1との最近接
位置(以後、現像領域と称す)において飛翔し、感光体
1上の静電潜像を現像する。
【0076】次に、本実施例の特徴である転写ローラ1
3による感光体1上の転写残トナーの回収方法の仕組み
について説明する。
【0077】転写ローラ13の周辺には、キャリア溜り
20と金属軸19が配設されている。
【0078】本実施例に用いた転写ローラ13の構成、
転写バイアスの設定、周速は第1実施例と同様であるた
め、ここではそれらについての説明は省略して、第1実
施例と異なる構成についてのみ説明する。
【0079】転写ローラ13は、通紙時は感光体1に転
写紙を介して接触し、転写バイアス印加電源17から転
写バイアスが印加されることによって転写を行う。非通
紙時には、転写ローラ13は図2の矢印C方向に移動で
きるよう構成されており、移動後、金属軸19とキャリ
ア溜り20内のキャリア21に接触する仕組みになって
いる。このとき、転写ローラ13には転写バイアスは印
加されていない。
【0080】キャリア溜り20は、キャリア層厚規制部
材18と撹拌部材22を有しており、内部にはキャリア
21が収容されている。キャリア層厚規制部材18は非
磁性部材(本実施例ではSUS板)で構成されている。
又、キャリア21としては、平均粒子径が約20μm
で、樹脂中に磁性を分散させて成るマイクロキャリアが
用いられている。
【0081】金属軸19は非磁性部材で直径φ4mmに
成形されており、これは固定されていて、転写残トナー
の回収時には転写ローラ13に接触している。
【0082】次に、図2及び図3(a)〜(c)に基づ
いて感光体1上の転写残トナーの回収方法について説明
する。尚、図3(a)〜(c)は感光体1、転写ローラ
13及びキャリア溜り20の概略構成図である。
【0083】図2において、通紙時には、帯電バイアス
印加電源39内のスイッチがSW1に切り替わり、又、
転写ローラ13には転写バイアスが印加され、感光体1
上のトナー像は転写ローラ13によって転写紙P上に転
写される。このとき、僅かに転写残トナーが感光体1上
に残るが、次の像形成プロセスには支障を来す程のもの
ではない。
【0084】非通紙時における転写残トナーの回収時、
帯電バイアス印加電源39内のスイッチがSW2に切り
替わり、又、転写バイアスはOFF状態になる。更に、
転写ローラ13は図2の矢印C方向に移動する。同時
に、キャリア溜り20も図3の矢印D方向に移動する。
このとき、転写ローラ13と感光体1は非接触状態にあ
る。又、転写ローラ13とキャリア溜り20の移動前
は、転写ローラ13とキャリア層厚規制部材18の先端
部との間隔L1を、少なくとも転写ローラ13上にキャ
リア溜り20内のキャリア21が付着しない程度に設定
する必要がある。本実施例では、L1を10mmに設定
した。
【0085】図3(a)は非通紙時において転写ローラ
13とキャリア溜り20の移動直後の状態を示してい
る。このとき、転写ローラ13と感光体1との間隙をL
2に、転写ローラ13とキャリア層厚規制部材18との
間隙をL3に保っている。ここで、L2は、キャリア2
1が感光体1に接触し、且つ、転写ローラ13上のキャ
リア21の穂により構成されたブラシが感光体1を強擦
により傷付けたり、又、感光体1にキャリア付着等を起
こさないような値に設定される。又、L3は、キャリア
21が転写ローラ13上に拘束され、且つ、感光体1上
の転写残トナーを回収するのに十分なキャリア21の量
を転写ローラ13上に層形成するような値に設定され
る。更に、L3によりキャリア21の穂の高さが規制さ
れるため、L2とL3の間にはL2<L3なる関係が成
立する。本実施例では、L2を2.8mmに、L3を
3.0mmにそれぞれ設定した。
【0086】転写ローラ13はキャリア21に接触し、
キャリア21は転写ローラ13内のマグネット層の磁力
によって転写ローラ13上に保持され、穂を形成してブ
ラジ状になる。転写ローラ13が回転すると、保持され
たキャリア21はキャリア層厚規制部材18によって適
切な層厚に規制される。そして、層厚規制を受けたキャ
リア21は感光体1上へ搬送され、やがて感光体1に接
触する。
【0087】図3(b)はキャリア21が感光体1に接
触している状態を示している。
【0088】感光体1上の転写残トナーは、感光体1に
ブラシ状に接触しているキャリア21に接触し、静電気
力と物理的な吸着力によって次々に付着し、感光体1上
から着実に回収される。このとき、帯電ローラ2により
感光体1上が0Vに帯電しているため、感光体1の転写
残トナーの保持力は小さい。
【0089】転写残トナーを回収したキャリア21は、
転写ローラ13に接触している金属軸19によって掻き
落とされ、キャリア溜り20内に落とされる。金属軸1
9によってキャリア溜り20内に落とされたキャリア2
1は、撹拌部材22によってキャリア溜り20の中央付
近に搬送され、転写残トナーの回収に再利用される。再
利用において、トナーがキャリア21に付着した状態で
再び感光体1上に接触することもあるが、一度キャリア
21に付着したトナーは静電気力で強固にキャリア21
に付着しているため、再度感光体1上に戻ることはな
い。
【0090】そして、転写残トナーの回収が終了する
と、キャリア溜り20は図示矢印C方向に移動し、通紙
時の状態に戻る。
【0091】図3(c)はキャリア溜り20が移動した
直後の状態を示している。
【0092】図3(c)において、転写ローラ13上の
残りのキャリア21は金属軸19によって全て掻き落と
される。転写ローラ13は、キャリア21が全て掻き落
とされた後、図示矢印D方向に移動し、通紙時の状態に
戻る。
【0093】非通紙時における感光体1上の転写残トナ
ーの回収時間は、少なくとも感光体1の1周分は必要な
ため、連続通紙の場合でも紙間に感光体1の1周分の時
間(本実施例では1sec)を取るシーケンスを採用し
ている。
【0094】以上のような構成を採用することによっ
て、転写ローラ13上のマイクロキャリア21がブラシ
状になっているため、感光体1上の転写残トナーは次々
とマイクロキャリア21に付着して残トナーを着実に回
収することができる。又、マイクロキャリア21は粒径
20μmであって、通常のキャリアに比べて極めて表面
積が大きいため、それ自身の回収能力も高い。又、第1
実施例と同様に、転写ローラ13に正のバイアスを印加
する必要がないため、感光体1の帯電能力に支障を来す
ことはない。
【0095】本実施例において、10万枚の通紙試験を
行ったが、転写ローラ13により転写紙Pの裏汚れ、画
像不良等の問題は発生しなかった。
【0096】尚、本実施例では、非磁性1成分現像方式
を用いた現像装置38を採用したが、2成分現像方式等
の他の非磁性トナー現像方式を用いても良い。
【0097】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4は本実施
例に係る画像形成装置であるレーザビームプリンタ要部
の断面図、図5は同レーザビームプリンタの転写部の拡
大断面図である。
【0098】図4において、101は感光体であり、こ
れは円筒状の接地された導電性基体101bの上に感光
層101aを形成して構成され、その端部には回転駆動
を受けるための不図示のギヤ等が固定されている。10
2は接触帯電部材としての帯電ローラであり、これは感
光体101に接触して感光体1表面を所定の電位に帯電
させる。又、103は現像装置、105は転写手段であ
る転写ベルトである。
【0099】而して、本実施例に係る画像形成装置に
は、感光体101の表面を清掃するためのクリーニング
装置は設けられていない。
【0100】本実施例においては、前記帯電ローラ10
2は芯金102aとその外周のローラ状に被覆された1
5 〜106 Ω・cm程度の中抵抗弾性ゴム層102b
とで構成されている。そして、この帯電ローラ102
は、感光体101に常時当接するように芯金102aの
両端が不図示の軸受で回転可能に支持されている。ここ
で、芯金102aは帯電バイアス印加電源115に電気
的に接続されており、この芯金102aを介して帯電ロ
ーラ102にバイアスを印加することによって感光体1
01表面が所定の電位に帯電処理される。
【0101】画像形成時には、画像形成スタート信号に
基づいて感光体101が所定の周速度(プロセススピー
ド)で図4の図示矢印A方向に回転駆動され、帯電ロー
ラ102は感光体101の回転駆動に伴って従動回転す
る。そして、帯電ローラ102には帯電バイアスとして
直流電圧成分Vdc=−750Vを重畳した交流電圧V
pp=1800Vが印加され、感光体101の表面は約
−750Vに帯電される。
【0102】次いで、装置本体内に設けられた不図示の
露光手段から出力されたレーザビーム111によって画
像情報に対応した露光がなされ、感光体101の被露光
部分は約−150Vに表面電位が下がることによって、
感光体101の表面に静電潜像が順次形成されていく。
【0103】次に、上記静電潜像は現像装置103で順
次トナー像として反転現像される。ここで、現像装置1
03は非接触現像方式を用いたものであって、該現像装
置103は、回転する現像スリーブ104と、該現像ス
リーブ104と現像剤109を収容する現像容器110
と、該現像容器110に固定された現像スリーブ104
内の上の現像剤量を規制するDブレード108とで構成
されている。現像スリーブ104は現像バイアス印加電
源112に電気的に接続されており、感光体101とは
所定の空隙を介して平行に配設されている。現像剤10
9は、マグネットロール107の磁力によって現像スリ
ーブ104上に保持され、現像スリーブ104の表面と
の摩擦帯電等で所定の極性(本実施例では、負)に帯電
する。
【0104】画像形成時には、現像スリーブ104は図
4の矢印H方向に回転駆動され、現像スリーブ104上
の現像剤109を感光体101近傍へ搬送する。感光体
101近傍へ搬送される現像剤109は、Dブレード1
08によって所定の塗布量によるように規制される。
又、現像スリーブ104には、現像バイアスとして所定
の直流電圧と交流電圧との重畳電圧が印加される。本実
施例では、現像バイアスとして電圧Vpp=1300
V、周波数2000Hzの交流バイアスと直流電圧Vd
c=−400Vを印加することによって、感光体101
の露光部分にトナーを付着させて静電潜像をトナー像と
して顕像化する。
【0105】次に、感光体101に圧接された転写ベル
ト105と感光体101の間で、転写紙Pと感光体10
1上のトナー画像が同期して圧接されるとともに、転写
バイアスが印加されてトナー画像は感光体101から転
写紙Pに転写される。尚、転写工程については後述す
る。
【0106】転写紙Pは、転写ベルト105から分離さ
れ、搬送ガイド113に沿って搬送され、定着装置11
4で表面のトナー像が定着された後、機外に排出され
る。
【0107】転写後の感光体101表面には極僅かな転
写残トナーが残るが、その量は非常に僅かであるため、
次の画像形成には影響を与えない。しかしながら、この
僅かな転写残トナーも徐々に蓄積してくると画像露光を
乱したり、部分的な帯電不良を引き起こしたりする場合
があり得る。
【0108】次に、転写工程について以下に詳述する。
【0109】図5は本実施例に係るレーザビームプリン
タの転写部を拡大した概略断面図である。
【0110】図5に示す転写ベルト105は、駆動ロー
ラ116と転写前ローラ117と接地ローラ118及び
感光体101とで張力を付与され、駆動ローラ116に
よって図示矢印B方向に回転駆動される。
【0111】転写ベルト105は、厚み800μmの半
導電性のゴム上にフッ素樹脂を厚み約30μmコーティ
ングして構成されており、その抵抗値は1012Ω・cm
程度に調整されている。
【0112】又、転写ベルト105の周上にはクリーニ
ング部材121が長さxに亘って設けられており、転写
ベルト105の周長は(最大通紙長さ+x)よりも長く
設定されている。
【0113】前記転写前ローラ117及び接地ローラ1
18は、アースに接続されている。感光体101と転写
ベルト105との接触部(転写部)には、感光体101
と転写ベルト105を挟んで対応する位置に転写コロナ
帯電器119が配設されている。この転写コロナ帯電器
119には、転写バイアス電源120より現像剤109
と逆極性(本実施例の場合は、プラス)のバイアスが印
加され、転写ベルト105の表面電位が約+2000V
に帯電される。
【0114】転写紙Pは、レジストローラ112によっ
て画像露光のタイミングと同期して給紙搬送され、転写
ベルト105に静電的に吸着される。そして、転写ベル
ト105に吸着された転写紙Pは、転写ベルト105の
移動に伴って転写部に移動し、感光体101上の現像剤
109は転写コロナ帯電器119によって転写紙P上に
転写される。このとき、転写部の直前に設けられた転写
前ローラ117はアースに接続されているため、転写紙
Pが感光体101と接触前に強い転写電界を受けて現像
剤109が飛び散るといった画像乱れ等の弊害を防止し
ている。
【0115】而して、転写部でトナー像を転写された転
写紙Pは、転写ベルト105の移動に伴って接地ローラ
118の近傍まで搬送され、接地ローラ118の曲率で
分離されて搬送ガイド113へ受け渡される。
【0116】次に、本実施例の特徴である画像形成時及
び紙間の転写ベルト105の動きについて以下に説明す
る。
【0117】画像形成時には、転写ベルト105は図5
の矢印B方向に回転し、転写紙Pの先端が転写ベルト1
05のJ点に位置するようにレジストローラ122でタ
イミングを合わされて給紙される。このとき、感光体1
01上のトナー像も転写紙Pの位置に同期していること
は言うまでもない。
【0118】レジストローラ122によって給紙された
転写紙Pは、転写コロナ帯電器119によって+200
0Vに帯電している転写ベルト105表面に吸着されて
転写部に搬送される。
【0119】転写ベルト105の周長は、前述したよう
に(最大通紙長さ+x)よりも長く設定されているた
め、転写紙Pは転写ベルト105中のクリーニング部材
外の部分に全ての長さに亘って吸着される。
【0120】転写部において転写コロナ帯電器119に
より転写電界を受けたトナー像は転写紙P上転移し、転
写紙Pは接地ローラ118付近まで転写ベルト105に
吸着された状態で搬送される。
【0121】接地ローラ118に転写ベルト105が達
すると、転写ベルト105の曲率が大きいために、転写
紙Pは自身の剛性で静電気的な吸着力に打ち勝って転写
ベルト105より分離される。そして、分離された転写
紙Pの先端は、搬送ガイド113に沿って搬送される。
【0122】転写紙Pの長手方向全域に亘って転写が終
了し、転写紙Pの後端が転写ベルト105から分離した
後、転写ベルト105は、該転写ベルト105内のクリ
ーニング部材121が転写部(即ち、感光体101と当
接している部分)に到達するまで回転する。その後、転
写ベルト105は停止し、感光体101は回転を続け
る。
【0123】クリーニング部材121は、ウレタンフォ
ームのような発泡体や導電性繊維を植毛したブラシ状の
ものが用いられる。このとき、感光体101表面は、図
示矢印A方向に移動し、クリーニング部材121は停止
しているため、両者は相対速度をもって当接している。
そのことにより、感光体101上に僅かに残っている残
トナーは、感光体101上からきれいに拭い去られ、残
トナーが感光体101上に蓄積されることはない。少な
くとも感光体101が1回転以上クリーニング部材12
1と接した後に、転写ベルト105は再び回転駆動され
る。
【0124】次の画像形成が開始されると、以上説明し
たシーケンスが繰り返される。尚、連続プリント時にお
いて、感光体101をクリーニングする時間が紙間時に
得られず不足する際には、紙間時には省略し、プリント
終了後の回転時に同様のシーケンスを行っても構わな
い。又、転写ベルト105上のクリーニング部の長さx
を連続コピー時の紙間距離と概略等しくすることで、転
写ベルト105を連続的に回転させて紙間で感光体10
1上の清掃を行わせることも可能である。
【0125】又、本実施例において転写ベルト105は
停止させたが、感光体101と或る程度の周速差があれ
ば、転写ベルト105は僅かに移動させても良い。
【0126】更に、ジャム時において転写ベルト105
の表面が現像剤109で汚れた際には、先ず、一度感光
体101へ転写ベルト105表面上の現像剤109を転
移させてから前記シーケンスを実施することにより、転
写ベルト105表面をクリーニングするクリーニング装
置を省略することも可能となる。
【0127】以上説明したように、転写ベルト105の
一部にクリーニング部材121を設けることにより、感
光体101上にクリーニング装置を省略しても、帯電な
らし部材やクリーナ補助部材等を設けること無しに感光
体101上の残トナーを除去し、帯電メモリ等の弊害を
防止することができる。
【0128】<第4実施例>次に、本発明の第4実施例
を図6乃至図8に基づいて説明する。
【0129】本実施例に係る画像形成装置は、転写ベル
ト方式を採用した転写装置を備えたものであって、転写
材以上の周長を持つこの転写ベルトに一部開口を設け、
転写材への感光体からの画像の転写工程時以外のときに
この開口を感光体当接域に来るように構成し、その際に
この開口を介して感光体クリーニング装置が感光体に当
接することによって感光体上の残トナーを除去するもの
である。
【0130】画像形成方法は前記第1実施例と同じで転
写工程と帯電工程の間には感光体清掃装置を備えていな
い。以下、本発明の転写工程を中心に説明し、帯電工程
や現像工程については第1実施例と同じであるため、そ
れらについての説明は省略する。
【0131】図6において、転写材Pはガイド327で
ローラ対326a,326bに送られ、このローラ対3
26a,326bが回転することにより転写材Pは転写
ベルト324に載って感光体301との当接域(ここ
で、感光体1上の画像は転写材Pに転写されるため、転
写領域とも称する)に向かう。ローラ対326a,32
6bは、転写材P上の所定域に感光体301上の画像が
転写されるように同期をとって回転する。
【0132】本実施例においては、転写ベルト324に
は開口324aが設けられているが、転写材Pとこの開
口324aとは重ならないように、転写ベルト324に
おける転写材Pの先頭位置は定めてある。これは、転写
ベルト324を回転駆動する駆動ローラ321が感光体
301等とは独立して回転できること及び回転する転写
ベルト324がレバー326の位置に開口324aがあ
るか否かがレバー326が開口部324aでは立ち、非
開口部では倒れることによって検知でき、例えば、この
ように開口部324aを検知してから所定時間後にロー
ラ対326a,326bが回転を開始して転写材Pを送
り出すことにより常に転写ベルト324における転写材
Pの先頭位置を同じにすることができる。これらの制御
は不図示のマイクロコンピュータ等によって行われる。
【0133】本実施例では、図7に示すように、転写ベ
ルト324には開口324aが形成されている。この開
口324aよりもブレード323aは幅が短く、このブ
レード323aよりも最大画像幅は小さい関係にあっ
て、ブレード323aの先端を開口324aを通して感
光体301に当接でき、このブレード323aにより感
光体301上の残トナーは全てクリーニング装置232
に回収可能である。又、転写装置322は開口324a
よりも幅が大きい。更に、転写ベルト324の開口32
4aの両端部は、転写ベルト324が回転することによ
って転写ベルト324が切れたり、開口324aが変形
することのないような強度を備えるに十分な幅を有して
いる。
【0134】転写材Pへの感光体301からの画像の転
写工程は、前記第4実施例において説明したと同様に行
われる。
【0135】本実施例では、転写材Pへの転写工程が終
了すると、まもなく転写ベルト324の開口部324a
が転写領域に至る。このとき、転写装置322に代わっ
てクリーニング装置323が転写領域に現れ、このクリ
ーニング装置323のブレード323aが感光体301
の回転方向にカウンター当接して感光体301上の残ト
ナーを掻き取り、クリーニング装置323内に落下させ
て回収する。
【0136】図8は転写装置322とクリーニング装置
323の移動説明図であり、同図(a)は転写工程時の
状態を示し、同図(b)はクリーニング工程時の状態を
示す。
【0137】転写装置322はソレノイド330と支持
部材331で接続されており、ソレノイド330に所定
の電圧が印加されると、ソレノイド330内の電磁石の
働きによって支持部材331が引かれ(又は押され)る
ことによって転写装置322が移動する。このとき、転
写装置322が傾いたりしないように不図示の移動案内
部材が側面に設けられている。又、クリーニング装置3
23にもソレノイド333が接続されており、同様の働
きをする。但し、クリーニング装置323は図8
(a),(b)に示すように転写工程時とクリーニング
工程時では感光体301側の転写ベルト324に対して
交差するような動きが必要である。
【0138】そこで、本実施例では、案内部材332と
ソレノイド333が回転できるような支持部334を設
け、クリーニング時にはブレード323aが感光体30
1に当接し、転写工程時には感光体301側の転写ベル
ト324より下方に位置することができるようにした。
又、クリーニング装置323のブレード323aはウレ
タンゴム等の弾性体で構成されており、感光体301へ
の確実な当接を可能とするとともに、当接することによ
る感光体301の損傷を防いでいる。このようにして、
転写工程時の転写装置322の位置とクリーニング工程
時のクリーニング装置323の位置をそれぞれ確実に定
めることができる。又、この転写装置322とクリーニ
ング装置333の移動はソレノイド330,333に印
加される電圧によって行われるが、この電圧の印加制御
は不図示のマイクロコンピュータ等で行われる。更に、
この転写装置321、クリーニング装置333の移動方
法は本実施例の方法に限らず、1つのソレノイドで両装
置321,333を移動させたり、ソレノイドではなく
モータを使用したりする他の方法でも良い。
【0139】本実施例では転写装置322にコロナ帯電
器を用いており、図示しないが、少なくとも転写時には
ワイヤー322wには転写バイアスが印加される。転写
工程終了後は転写装置322は移動するが、その際には
転写装置322にはバイアスは印加されない。又、帯電
ローラ302や現像ローラ304へ印加されるバイアス
も画像形成時とは異なる設定に切り変えることで感光体
301上へのトナーの付着がないようにしている。
【0140】転写ベルト開口部324aの長さ(転写ベ
ルト進行方向)は、感光体301の周長よりも長くする
ことによって感光体301も転写ベルト324も回転し
たまま感光体301を全周クリーニングすることができ
る。又、最大長転写紙の後端と開口324aの距離が転
写領域と定着装置314間よりも長ければ、転写紙Pが
転写ベルト324上にないため、転写ベルト324の回
転を停止して感光体301だけを回転させれば、感光体
301の周長よりも短い開口長でも感光体301の全周
をクリーニングすることができる。
【0141】以上説明したように、感光体301のクリ
ーニング装置323を転写領域に備えることによって、
画像形成にかぶり等の画像劣化や感光体301の寿命低
下を生じることなく、感光体301の周囲の画像形成部
を小型化することができる。
【0142】又、転写ベルト開口部324aを通して非
転写時に感光体301上の残トナーを除去することによ
って、感光体301、クリーニング装置323及び転写
装置322の耐久性を高めることができ、寿命の長い画
像形成装置を得ることができる。
【0143】<第5実施例>次に、本発明の第5実施例
を図9に基づいて説明する。
【0144】本実施例は第4実施例における転写装置と
クリーニング装置の両機能を1つのローラに持たせたも
のである。
【0145】図9において、340は転写ローラであっ
て、これは金属シャフト340aの周囲に107 〜10
10Ω・cmの体積抵抗値を有する樹脂やゴム等の円筒形
の弾性体340bを被覆して構成されており、その長さ
は最大画像形成幅よりも長く、開口324aよりも短く
設定されている。そして、金属シャフト340aには電
源342が接続されており、該金属シャフト340aに
電源342からバイアスが印加される。尚、転写ローラ
340は金属シャフト340aの端部が不図示の軸受で
回転可能に支持されており、これはバネ等によって感光
体301に平行に感光体301方向に付勢支持されてい
る。
【0146】転写工程時には転写ローラ340は転写ベ
ルト324の背面に当接しており、移動する転写ベルト
324と共に回転する。転写ローラ340は、負に帯電
しているネガトナーを感光体301上から転写紙Pに転
写するために+4〜+8KVの転写バイアスの印加を受
けている。
【0147】画像形成後の開口324aが転写領域に来
ると、転写ローラ340は感光体301に当接する。こ
の際、転写バイアスは値を特に変更する必要はなく、感
光体301上の残トナーをそのまま転写ローラ340上
に転写することで、転写ローラ340が残トナーを回収
する。開口324aの長さと転写ベルト324の回転の
関係は第4実施例と同じである。
【0148】開口324aが過ぎると、再び転写ローラ
340は転写ベルト324の背面に当接する。転写ロー
ラ340は転写ベルト324の厚さだけ上下に動くが、
下方の位置(即ち、転写ベルト324の背面に当接して
いる位置)には、転写ローラ340の表面のトナー等を
除去、清掃するクリーニング装置343が設けられてい
る。このクリーニング装置343は転写ローラ340の
表面に軽当接するブレード343bとこのブレード34
3bによって転写ローラ340の表面から除去されたト
ナーを保持する部分とから構成される。本実施例ではブ
レード343bはウレタンのような樹脂弾性体で構成さ
れており、転写ローラ340の回転にカウンター当接し
ている。このブレード343bは転写ローラ340上か
らトナーを完全に除去することができる程度にクリーニ
ング性能が高い必要はなく、トナーが転写ベルト324
の背面を経て駆動ローラ321を汚して転写ベルト32
4の走行を妨げることがない程度で良い。尚、ブレード
343bの代わりに発泡ウレタン等を当接させる等、他
のクリーニング手段を用いても良い。
【0149】以上説明したように、ローラを感光体クリ
ーニング装置と転写装置の双方を兼ねるものとして転写
領域に備えることによって、画像形成にかぶり等の画像
劣化や感光体の寿命低下を生じることなく感光体周囲の
画像形成部を小さくすることができ、しかも、転写装置
を簡素に構成することができる。
【0150】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、感光体上の残トナーの捕集、清掃
を転写ローラ内の磁石を利用して行うことによって、転
写ローラにバイアスを印加する必要がなくなり、感光体
の帯電能力に支障を来す弊害を取り除くことができる。
【0151】請求項2記載の発明によれば、感光体上の
残トナーの捕集、清掃をキャリアを利用して行うことに
より、転写ローラによる感光体上の残リトナーの捕集、
清掃能力を高めることができる。
【0152】請求項3記載の発明によれば、転写ベルト
を用いた画像形成装置から感光体のクリーニング装置を
除去することによって、装置の小型化を図ることができ
る。又、転写ベルトのクリーニング手段も設けることな
く、ジャム時等の転写ベルトの清掃が可能となり、装置
の小型化を図ることができる。更に、クリーナレス画像
形成装置においてトナー回収のために従来必要とされて
いた接触現像手段によらなくても、任意の現像手段でク
リーナレス画像形成が可能となり、装置設計において幅
広い自由度が得られる。
【0153】請求項4記載の発明によれば、転写装置は
転写材長さ以上の周長を有する転写ベルトと転写電界を
形成する帯電器で構成し、転写ベルトの一部に画像形成
幅以上の開口を設け、この開口が非画像転写時にのみ感
光体当接部に現れ、このときにこの開口を介して感光体
クリーニング装置が感光体表面からトナーを除去するよ
う構成することによって、単一機能の転写ベルトを用い
る画像形成装置において、転写ベルト自体の構成が簡単
となってその耐久性が増し、感光体の寿命も長くなると
ともに、感光体周りの画像形成部の小型化が実現され
る。
【0154】請求項5記載の発明によれば、転写ベルト
開口を介して非転写時に感光体上の残トナーを除去する
クリーニング装置と転写帯電器を異なる手段で構成する
ことによって、請求項4記載の発明による効果に加え
て、クリーニング装置と転写帯電器の寿命の長い画像形
成装置を得ることができる。
【0155】請求項6記載の発明によれば、クリーニン
グ装置と転写帯電器にブレードクリーニング方式とコロ
ナ帯電器を用いることによって、安定した低コストの画
像形成装置を得ることができる。
【0156】請求項7記載の発明によれば、転写ベルト
開口を介して非転写時に感光体上の残トナーを除去する
クリーニング装置と転写帯電器を同一手段で構成するこ
とによって、構成が簡単で小型、且つ、低コストの画像
形成装置を得ることができる。
【0157】請求項8記載の発明によれば、感光体と帯
電装置及び現像装置をカートリッジとして一体に構成す
ることによって、小型で低コスト、且つ、取扱性に優れ
た画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置要部の
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る画像形成装置要部の
断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る画像形成装置の作用
を説明するための要部断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る画像形成装置要部の
断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る画像形成装置の転写
部の拡大詳細図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る画像形成装置(レー
ザビームプリンタ)要部の断面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る画像形成装置の転写
ベルト、転写装置及びクリーニング装置の概略平面図で
ある。
【図8】本発明の第4実施例に係る画像形成装置のクリ
ーニング時の転写装置及びクリーニング装置の概略位置
関係図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る画像形成装置(レー
ザビームプリンタ)要部の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 3 トナー収容室 7,38 現像装置 8,37 トナー 9,36 ドクターブレード 10,33 現像スリーブ 11 マグネットローラ 12,34 電源 13 転写ローラ 14,39 帯電バイアス印加電源 16 クリーニング部材 17 転写バイアス印加電源 18 キャリア層厚規制部材 19 金属軸 20 キャリア溜り 21,23 キャリア 43,45 プロセスカートリッジ 101 感光体 102 帯電ローラ 103 現像装置 104 現像スリーブ 105 転写ベルト 107 マグネットロール 108 Dブレード 109 現像剤 116 駆動ローラ 117 転写前ローラ 118 接地ローラ 301 感光体 321 駆動ローラ 322 転写装置 323 クリーニング装置 324 転写ベルト 324a 転写ベルト開口部 340 転写ローラ 343 転写ローラクリーニング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星加 令久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも感光体と感光体接触型の帯電
    装置と感光体に非接触の磁性トナー現像装置と感光体接
    触型の転写装置を含んで構成される画像形成装置におい
    て、 前記転写装置を周方向に複数の磁極を有する磁石を内包
    したローラで構成し、該ローラの全長に亘ってローラ表
    面清掃部材を当接せしめ、ローラと前記感光体との間に
    転写紙を通紙している際にローラにバイアスを印加する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも感光体と感光体接触型の帯電
    装置と感光体に非接触の非磁性トナー現像装置と感光体
    接触型の転写装置を含んで構成される画像形成装置にお
    いて、 前記転写装置を周方向に複数の磁極を有する磁石を内包
    したローラで構成し、該ローラと前記感光体との間に転
    写紙を通紙している転写工程時にはローラにバイアスを
    印加して画像を転写紙に転写し、非通紙時にはローラを
    感光体との間に所定の間隔を形成する位置に移動せし
    め、その移動した位置にあるキャリア溜りのキャリアを
    ローラが回転しながらキャリアの穂の先端が感光体表面
    に接するように保持し、転写工程前にはローラからキャ
    リアを除去してローラを転写時の所定の位置に戻すよう
    構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも転写手段が転写ベルトである
    クリーナレス画像形成装置において、 前記転写ベルトの周上に感光体のクリーニング部材を設
    け、転写ベルトの周長を、最大通紙長さにクリーニング
    部材の長さを加えた長さ以上に設定したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも感光体と感光体接触型の帯電
    装置と感光体に非接触の現像装置と感光体接触型の転写
    装置を含んで構成される画像形成装置において、 前記転写装置を転写材長さ以上の周長を有する転写ベル
    トと転写電界を形成する帯電器で構成し、転写ベルトの
    一部に画像形成幅以上の開口を設け、この開口は非画像
    転写時にのみ感光体当接部に現れ、このとき、この開口
    を通して感光体クリーニング装置が感光体表面からトナ
    ーを除去するよう構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記感光体クリーニング装置と帯電器は
    別手段であって、それぞれの作動状態に応じて位置を変
    えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記感光体クリーニング装置はブレード
    クリーニング方式を用いるものとし、前記帯電器はコロ
    ナ帯電方式を用いるものとしたことを特徴とする請求項
    5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記感光体クリーニング装置と帯電器は
    同一のローラで構成され、このローラはバイアス印加可
    能であって、その表面に接触するローラ表面クリーニン
    グ手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記感光体と帯電装置及び現像装置が一
    体のカートリッジとして画像形成装置本体に着脱可能に
    構成されることを特徴とする請求項1〜6又は7記載の
    画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350068A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置および画像形成システム
US8725030B2 (en) 2011-03-01 2014-05-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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JP2006350068A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置および画像形成システム
JP4603428B2 (ja) * 2005-06-17 2010-12-22 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成システム
US8725030B2 (en) 2011-03-01 2014-05-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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