JPH08278639A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH08278639A JPH08278639A JP7080250A JP8025095A JPH08278639A JP H08278639 A JPH08278639 A JP H08278639A JP 7080250 A JP7080250 A JP 7080250A JP 8025095 A JP8025095 A JP 8025095A JP H08278639 A JPH08278639 A JP H08278639A
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- JP
- Japan
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- image
- image forming
- light
- toner
- forming body
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組み立て時や、保守・交換等のメンテ操作の
際に、像形成体の内部に設けた像露光手段の配置や点灯
状態を目視で確認することが出来、且つ焦点ボケが無く
良好な潜像が形成されるカラー画像形成装置の提供を目
的としたものである。 【構成】 像担持体の感光層が、可視光の短波長側に光
吸収性を、長波長側に透光性を有し、像露光手段の発光
素子が、単色光からなる短波長の発光波長を有すること
を特徴とするカラー画像形成装置。
際に、像形成体の内部に設けた像露光手段の配置や点灯
状態を目視で確認することが出来、且つ焦点ボケが無く
良好な潜像が形成されるカラー画像形成装置の提供を目
的としたものである。 【構成】 像担持体の感光層が、可視光の短波長側に光
吸収性を、長波長側に透光性を有し、像露光手段の発光
素子が、単色光からなる短波長の発光波長を有すること
を特徴とするカラー画像形成装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成体の周囲に複数
の帯電手段と像露光手段と現像手段とを配置して、像形
成体の一回転中にトナー像を重ね合わせてカラー画像を
形成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
の帯電手段と像露光手段と現像手段とを配置して、像形
成体の一回転中にトナー像を重ね合わせてカラー画像を
形成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色のカラー画像を形成する方法として
は、画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を転
写体等に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像形成
装置や、1つの感光体を複数回回転して各色毎の帯電,
像露光ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する
カラー画像形成装置、あるいは、同じく1つの感光体の
一回転以内に各色毎の帯電,像露光ならびに現像を順次
行ってカラー画像を形成するカラー画像形成装置等が知
られている。
は、画像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等
を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を転
写体等に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像形成
装置や、1つの感光体を複数回回転して各色毎の帯電,
像露光ならびに現像を繰り返してカラー画像を形成する
カラー画像形成装置、あるいは、同じく1つの感光体の
一回転以内に各色毎の帯電,像露光ならびに現像を順次
行ってカラー画像を形成するカラー画像形成装置等が知
られている。
【0003】しかし前記の各画像形成装置において、画
像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等を備
え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を転写体
等に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像形成装置
は、複数の感光体や転写体の搬送を要するため装置の容
積が大型化する欠点があり、一方、1つの感光体を複数
回回転して各色毎の帯電,像露光ならびに現像を繰り返
してカラー画像を形成するカラー画像形成装置は、帯電
手段、像露光手段や感光体が一つだけであるので容積は
小型化されるものの、形成される画像のサイズが感光体
の表面積以下に限定されると云う制約がある。
像を必要な色と同数の感光体,帯電器,現像器等を備
え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を転写体
等に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像形成装置
は、複数の感光体や転写体の搬送を要するため装置の容
積が大型化する欠点があり、一方、1つの感光体を複数
回回転して各色毎の帯電,像露光ならびに現像を繰り返
してカラー画像を形成するカラー画像形成装置は、帯電
手段、像露光手段や感光体が一つだけであるので容積は
小型化されるものの、形成される画像のサイズが感光体
の表面積以下に限定されると云う制約がある。
【0004】また、1つの感光体の一回転以内に各色毎
の帯電,像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を
形成するカラー画像形成装置は、高速の画像形成を可能
とするものの、感光体の一周内に帯電器,像露光手段と
現像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う
光学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質
を損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と
現像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に
感光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾
がある。この欠点を避ける目的から、像形成体の基体を
透明体の素材によって形成し、その内部に複数の像露光
手段を収容して、画像を前記の基体を通してその外周に
形成した感光層に露光する形態の装置が、例えば、特開
平5-307307号公報によって提案されている。
の帯電,像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を
形成するカラー画像形成装置は、高速の画像形成を可能
とするものの、感光体の一周内に帯電器,像露光手段と
現像器を複数組配設する必要があること、像露光を行う
光学系が近接する現像器から洩れるトナーに汚れて画質
を損なうおそれがあり、これを避けるため像露光手段と
現像器の間隔を大きくとる必要があることから必然的に
感光体の径が大きくなって装置を大型化すると云う矛盾
がある。この欠点を避ける目的から、像形成体の基体を
透明体の素材によって形成し、その内部に複数の像露光
手段を収容して、画像を前記の基体を通してその外周に
形成した感光層に露光する形態の装置が、例えば、特開
平5-307307号公報によって提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の提
案による装置は、上記のごとく画像形成装置の小型化の
ために像形成体に対し内側に像露光手段を設けていた
が、像形成体として可視域を含め短波長から長波長まで
全般に亙って分光感度を有するものが用いられており、
組み立て時や、保守・交換等のメンテ操作の際に、像形
成体の内部に設けた像露光手段の配置や点灯状態を目視
で確認することが出来ず不便をきたしていた。また裏面
露光の像露光手段として用いられるレーザ或はLEDは
発光波長が赤色又は赤外色にピークを有するものが従来
より使われており波長が長く焦点ボケが生じる。
案による装置は、上記のごとく画像形成装置の小型化の
ために像形成体に対し内側に像露光手段を設けていた
が、像形成体として可視域を含め短波長から長波長まで
全般に亙って分光感度を有するものが用いられており、
組み立て時や、保守・交換等のメンテ操作の際に、像形
成体の内部に設けた像露光手段の配置や点灯状態を目視
で確認することが出来ず不便をきたしていた。また裏面
露光の像露光手段として用いられるレーザ或はLEDは
発光波長が赤色又は赤外色にピークを有するものが従来
より使われており波長が長く焦点ボケが生じる。
【0006】本発明はこの点を解決して、組み立て時
や、保守・交換等のメンテ操作の際に、像形成体の内部
に設けた像露光手段の配置や点灯状態を目視で確認する
ことが出来、且つ焦点ボケが無く良好な潜像が形成され
るカラー画像形成装置の提供を目的としたものである。
や、保守・交換等のメンテ操作の際に、像形成体の内部
に設けた像露光手段の配置や点灯状態を目視で確認する
ことが出来、且つ焦点ボケが無く良好な潜像が形成され
るカラー画像形成装置の提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、潜像を形成
する像形成体の外側に帯電手段と現像手段とを、内側に
像露光手段とをそれぞれ複数組み配設し、前記帯電手段
によって前記像形成体を帯電させ、前記像露光手段によ
って前記像形成体を像露光をさせ、前記現像手段による
現像によって前記像形成体上にトナー像を形成すること
を繰り返すことにより、前記像形成体上に前記トナー像
を重ね合わせて画像形成を行うカラー画像形成装置にお
いて、前記像担持体の感光層が、可視光の短波長側に光
吸収性を、長波長側に透光性を有し、前記像露光手段の
発光素子が、単色光からなる短波長の発光波長を有する
ことを特徴とするカラー画像形成装置によって達成され
る。
する像形成体の外側に帯電手段と現像手段とを、内側に
像露光手段とをそれぞれ複数組み配設し、前記帯電手段
によって前記像形成体を帯電させ、前記像露光手段によ
って前記像形成体を像露光をさせ、前記現像手段による
現像によって前記像形成体上にトナー像を形成すること
を繰り返すことにより、前記像形成体上に前記トナー像
を重ね合わせて画像形成を行うカラー画像形成装置にお
いて、前記像担持体の感光層が、可視光の短波長側に光
吸収性を、長波長側に透光性を有し、前記像露光手段の
発光素子が、単色光からなる短波長の発光波長を有する
ことを特徴とするカラー画像形成装置によって達成され
る。
【0008】
【実施例】本発明を構成するカラー画像形成装置の一実
施例の画像形成プロセスについて、図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すカラー画像形成装
置の断面構成図である。
施例の画像形成プロセスについて、図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すカラー画像形成装
置の断面構成図である。
【0009】像形成体である感光体ドラム10は、例え
ば、内側に光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体を設け、該基体
の外周に透明導電層,有機感光層(OPC)の感光層を
ドラム上に形成したものであり、接地された状態で時計
方向に駆動回転される。
ば、内側に光学ガラスもしくは透明アクリル樹脂等の透
明部材によって形成される円筒状の基体を設け、該基体
の外周に透明導電層,有機感光層(OPC)の感光層を
ドラム上に形成したものであり、接地された状態で時計
方向に駆動回転される。
【0010】本実施例では、画像露光用の露光ビームの
結像点である感光体ドラムの光導電体層において、光導
電体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対して適性な
コントラストを付与できる波長の露光光量を有していれ
ばよい。従って、本実施例における感光体ドラムの透明
基体の光透過率は、100%である必要はなく、露光ビ
ームの透過時にある程度の光が吸収されるような特性が
あっても構わない。透光性基体の素材としては、ソーダ
ガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや一般光
学部材などに使用されるフッ素、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、などの各種
透光性樹脂が使用可能である。
結像点である感光体ドラムの光導電体層において、光導
電体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対して適性な
コントラストを付与できる波長の露光光量を有していれ
ばよい。従って、本実施例における感光体ドラムの透明
基体の光透過率は、100%である必要はなく、露光ビ
ームの透過時にある程度の光が吸収されるような特性が
あっても構わない。透光性基体の素材としては、ソーダ
ガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや一般光
学部材などに使用されるフッ素、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、などの各種
透光性樹脂が使用可能である。
【0011】また、透光性導電層としては、インジウム
・スズ・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどから
なる透光性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法とし
ては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリン
グ法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が利用される。また、光導電体層としては、各種有機感
光層(OPC)が使用可能である。
・スズ・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどから
なる透光性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法とし
ては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリン
グ法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が利用される。また、光導電体層としては、各種有機感
光層(OPC)が使用可能である。
【0012】帯電手段であるスコロトロン帯電器11Y,
11M,11Cおよび11Kはイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)および黒色(K)の各色の画像形
成プロセスに用いられ、感光体ドラム10の前述した有機
感光体層に対し所定の電位に保持された制御グリッドと
放電ワイヤによるコロナ放電とによって帯電作用を行
い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
11M,11Cおよび11Kはイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)および黒色(K)の各色の画像形
成プロセスに用いられ、感光体ドラム10の前述した有機
感光体層に対し所定の電位に保持された制御グリッドと
放電ワイヤによるコロナ放電とによって帯電作用を行
い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
【0013】像露光手段である露光光学系12Y,12M,
12Cおよび12Kは、感光体ドラム10の軸方向に配列した
発光素子をアレイ状に並べた線状のLED(発光ダイオ
ード)と、等倍結像素子としてのセルフォックレンズと
によりユニットとして構成されたものや、レーザ発光素
子と光学系とによって構成されたものが用いられ、感光
体ドラム10に内包して設けられた支持部材20に取り付け
られており、別体の画像読み取り装置によって読み取ら
れた各色の画像信号がメモリより順次取り出されて露光
光学系12Y,12M,12Cおよび12Kにそれぞれ電気信号
として入力される。
12Cおよび12Kは、感光体ドラム10の軸方向に配列した
発光素子をアレイ状に並べた線状のLED(発光ダイオ
ード)と、等倍結像素子としてのセルフォックレンズと
によりユニットとして構成されたものや、レーザ発光素
子と光学系とによって構成されたものが用いられ、感光
体ドラム10に内包して設けられた支持部材20に取り付け
られており、別体の画像読み取り装置によって読み取ら
れた各色の画像信号がメモリより順次取り出されて露光
光学系12Y,12M,12Cおよび12Kにそれぞれ電気信号
として入力される。
【0014】イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)および黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像
剤をそれぞれ収容する非接触現像法を用いた現像手段で
ある現像器13Y,13M,13Cおよび13Kは、それぞれ感
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に
回転する現像スリーブ131Y,131M,131Cおよび131K
を備えている。
(C)および黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像
剤をそれぞれ収容する非接触現像法を用いた現像手段で
ある現像器13Y,13M,13Cおよび13Kは、それぞれ感
光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保って同方向に
回転する現像スリーブ131Y,131M,131Cおよび131K
を備えている。
【0015】前記の現像器13Y,13M,13Cおよび13K
は、前述したスコロトロン帯電器11Y,11M,11Cおよ
び11Kによる帯電,露光光学系12Y,12M,12Cおよび
12Kによる像露光によって形成される感光体ドラム10上
の静電潜像を現像バイアス電圧の印加により非接触の状
態で反転現像する。
は、前述したスコロトロン帯電器11Y,11M,11Cおよ
び11Kによる帯電,露光光学系12Y,12M,12Cおよび
12Kによる像露光によって形成される感光体ドラム10上
の静電潜像を現像バイアス電圧の印加により非接触の状
態で反転現像する。
【0016】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
は、コンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよ
びKの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納
される。
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
は、コンピュータで編集された画像を、Y,M,Cおよ
びKの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納
される。
【0017】画像記録のスタートにより不図示の感光体
ドラム駆動モータが回動して感光体ドラム10を時計方向
へと回転し、同時にスコロトロン帯電器11Yの帯電作用
により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
ドラム駆動モータが回動して感光体ドラム10を時計方向
へと回転し、同時にスコロトロン帯電器11Yの帯電作用
により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0018】感光体ドラム10は電位を付与されたあと、
前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号すなわちイ
エロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露光
が開始されドラムの回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像
を形成する。
前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号すなわちイ
エロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露光
が開始されドラムの回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像
を形成する。
【0019】前記の潜像は現像器13Yにより現像スリー
ブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ドラ
ム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成され
る。
ブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ドラ
ム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成され
る。
【0020】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11M
の帯電作用により電位を付与され、露光光学系12Mの第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13Mによる非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形
成される。
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11M
の帯電作用により電位を付与され、露光光学系12Mの第
2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、現像器13Mによる非接
触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像
の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて形
成される。
【0021】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
11C、露光光学系12Cおよび現像器13Cによってさらに
第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、ま
たスコロトロン帯電器11K、露光光学系12Kおよび現像
器13Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)のト
ナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10の
一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成され
る。
11C、露光光学系12Cおよび現像器13Cによってさらに
第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、ま
たスコロトロン帯電器11K、露光光学系12Kおよび現像
器13Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)のト
ナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10の
一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成され
る。
【0022】これ等露光光学系12Y,12M,12Cおよび
12Kによる感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を透して行われ
る。露光光学系12Y,12M,12Cおよび12Kの発熱によ
る感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、低
温の場合はヒータを用い、高温の場合はヒートパイプを
介して外部に放熱する等の措置を講ずることにより支障
のない程度迄抑制することができる。
12Kによる感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を透して行われ
る。露光光学系12Y,12M,12Cおよび12Kの発熱によ
る感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上昇の防止
は、前記支持部材20に熱伝導性の良好な材料を用い、低
温の場合はヒータを用い、高温の場合はヒートパイプを
介して外部に放熱する等の措置を講ずることにより支障
のない程度迄抑制することができる。
【0023】また、各色の補給用の現像剤が補給槽21
Y,21M,21Cおよび21Kより現像器13Y,13M,13C
および13Kに補給される。現像器13Y,13M,13Cおよ
び13Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリー
ブ131Y,131M,131Cおよび131Kに対し直流あるいは
さらに交流を加えた現像バイアスが印加され、現像器の
収容する一成分或いは二成分現像剤によるジャンピング
現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラム10
に対してトナーと同極性の直流バイアスを印加して、露
光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われる
ようになっている。
Y,21M,21Cおよび21Kより現像器13Y,13M,13C
および13Kに補給される。現像器13Y,13M,13Cおよ
び13Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリー
ブ131Y,131M,131Cおよび131Kに対し直流あるいは
さらに交流を加えた現像バイアスが印加され、現像器の
収容する一成分或いは二成分現像剤によるジャンピング
現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラム10
に対してトナーと同極性の直流バイアスを印加して、露
光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われる
ようになっている。
【0024】かくして、感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は、転写器14aにおいて、給紙
カセット15より送り出され、タイミングローラ16へ搬送
され、タイミングローラ16の駆動によって、感光体ドラ
ム10上のトナー像と同期して給紙される転写材である転
写紙Pに転写される。
されたカラーのトナー像は、転写器14aにおいて、給紙
カセット15より送り出され、タイミングローラ16へ搬送
され、タイミングローラ16の駆動によって、感光体ドラ
ム10上のトナー像と同期して給紙される転写材である転
写紙Pに転写される。
【0025】トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電
器14bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離した後、搬送ベルト14eにより定着装置17へ搬送され
る。定着装置17において加熱・圧着されトナーを転写紙
P上に溶着・定着したのち、定着装置17より排出され、
排紙ローラ18を介して装置側部のトレイ上に排出され
る。
器14bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離した後、搬送ベルト14eにより定着装置17へ搬送され
る。定着装置17において加熱・圧着されトナーを転写紙
P上に溶着・定着したのち、定着装置17より排出され、
排紙ローラ18を介して装置側部のトレイ上に排出され
る。
【0026】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10は
クリーニング装置19においてクリーニングブレード19a
によって感光体ドラム10面を摺擦され残留トナーを除
去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成を続行するか
もしくは一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成
にかかる。クリーニングブレード19a及びクリーニング
ローラ19bによって掻き落とされた廃トナーは、トナー
搬送スクリュウ19c及びトナー搬送パイプ19dを通し
て、廃トナー容器22へと排出される。クリーニング終
了後、クリーニングブレード19a及びクリーニングロー
ラ19bは感光体ドラム10の損傷を防止するために、感光
体ドラム10より圧力を減じた接触状態に保たれる。
クリーニング装置19においてクリーニングブレード19a
によって感光体ドラム10面を摺擦され残留トナーを除
去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成を続行するか
もしくは一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成
にかかる。クリーニングブレード19a及びクリーニング
ローラ19bによって掻き落とされた廃トナーは、トナー
搬送スクリュウ19c及びトナー搬送パイプ19dを通し
て、廃トナー容器22へと排出される。クリーニング終
了後、クリーニングブレード19a及びクリーニングロー
ラ19bは感光体ドラム10の損傷を防止するために、感光
体ドラム10より圧力を減じた接触状態に保たれる。
【0027】次に、本発明の像露光手段と潜像形成につ
いて説明する。
いて説明する。
【0028】上記の実施例にて説明した像形成体の内部
に設けられた像露光手段である露光光学系12Y,12
M,12C及び12Kに用いられるLEDや、レーザ等
の発光素子としては、例えば発光層には、Znをドープ
したInGaNを使い、発光層をAlGaN層で挟むダ
ブル・ヘテロ構造を採用した日亜化学工業製の、発光波
長が青色の450nmにピークが有し、半値幅70nm
の単色光の像露光波長の像露光手段が用いられ、また現
像剤のトナーとしては、図2に示す分光反射率を有する
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色
(K)のトナーが用いられる。カラートナーとして分光
反射率が、像形成体を透して像露光光が像形成体に付着
したトナーにより反射されて像形成体に再入射すること
により潜像の乱れの影響が低いための条件として25%
以下と設定する。LED発光素子のZnをドープしない
InGaNの発光波長は400nmである。
に設けられた像露光手段である露光光学系12Y,12
M,12C及び12Kに用いられるLEDや、レーザ等
の発光素子としては、例えば発光層には、Znをドープ
したInGaNを使い、発光層をAlGaN層で挟むダ
ブル・ヘテロ構造を採用した日亜化学工業製の、発光波
長が青色の450nmにピークが有し、半値幅70nm
の単色光の像露光波長の像露光手段が用いられ、また現
像剤のトナーとしては、図2に示す分光反射率を有する
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒色
(K)のトナーが用いられる。カラートナーとして分光
反射率が、像形成体を透して像露光光が像形成体に付着
したトナーにより反射されて像形成体に再入射すること
により潜像の乱れの影響が低いための条件として25%
以下と設定する。LED発光素子のZnをドープしない
InGaNの発光波長は400nmである。
【0029】480nm以下の青色に発光波長を有する
発光素子に対して、イエロー,マゼンタ,黒色のトナー
の分光反射率が25%以下であり、例えば、イエローの
トナーによる反射率は低く、即ち光吸収率が高いので、
像形成体の内部に設けた発光素子による次の潜像形成の
ための露光光を照射する際に、像形成体の外周面上のイ
エロートナーによる乱反射が少なく、上記のカラー画像
形成の順序をイエロー,マゼンタ,黒色→シアンの順に
形成することが出来る。カラー画像形成の順序をイエロ
ー,マゼンタ→シアン→黒色とするのは、最良ではない
が、現像器内の混色を目立たせない点で好ましい。更
に、430nm以下ではイエロー,マゼンタ,シアン,
黒色の全てのトナーの分光反射率が25%以下となるの
で、カラー画像形成に用いるトナーの順序はイエロー,
マゼンタ,シアン,黒色に依らず、どのトナーの順序で
行っても良い。この傾向は、300nm以上400nm
以下において更に好ましい。
発光素子に対して、イエロー,マゼンタ,黒色のトナー
の分光反射率が25%以下であり、例えば、イエローの
トナーによる反射率は低く、即ち光吸収率が高いので、
像形成体の内部に設けた発光素子による次の潜像形成の
ための露光光を照射する際に、像形成体の外周面上のイ
エロートナーによる乱反射が少なく、上記のカラー画像
形成の順序をイエロー,マゼンタ,黒色→シアンの順に
形成することが出来る。カラー画像形成の順序をイエロ
ー,マゼンタ→シアン→黒色とするのは、最良ではない
が、現像器内の混色を目立たせない点で好ましい。更
に、430nm以下ではイエロー,マゼンタ,シアン,
黒色の全てのトナーの分光反射率が25%以下となるの
で、カラー画像形成に用いるトナーの順序はイエロー,
マゼンタ,シアン,黒色に依らず、どのトナーの順序で
行っても良い。この傾向は、300nm以上400nm
以下において更に好ましい。
【0030】像形成体としての感光体ドラム10の有機
感光体の感光層は、上記の如く480nm以下の波長に
感度を有しておれば良く、像露光手段の発光波長によっ
ては430nm以下に感度を有していればよく、図3に
a,bで示すように430nmや480nm以上に少な
くとも分光感度を有する有機感光体を用いればよい。即
ち、430nmや480nmから700nmの緑色ない
し赤色領域に透光性を有する像形成体を用いることがで
きる。従って、像形成体の内部のLEDの状態や、後述
する光検知手段の状態を目視にて確認することが可能と
なる。
感光体の感光層は、上記の如く480nm以下の波長に
感度を有しておれば良く、像露光手段の発光波長によっ
ては430nm以下に感度を有していればよく、図3に
a,bで示すように430nmや480nm以上に少な
くとも分光感度を有する有機感光体を用いればよい。即
ち、430nmや480nmから700nmの緑色ない
し赤色領域に透光性を有する像形成体を用いることがで
きる。従って、像形成体の内部のLEDの状態や、後述
する光検知手段の状態を目視にて確認することが可能と
なる。
【0031】図4に、図1の要部に設けられた光検知手
段を示す。トナー濃度検知センサS2は、像形成体であ
る感光体ドラム10の内部に設けられた支持部材20に
固定されており、現像器13Kの後に設けられ、感光体
ドラム10の外周面上に形成されたトナーの反射濃度を
検知するための、例えばLEDを発光素子としたフォト
カプラを用いた光検知手段である。同じく、感光体ドラ
ム10の内部に設けられた支持部材20に固定されたジ
ャム検知センサS1は、転写器14a,除電器14bを
通過後の転写紙の有無により転写紙のジャムを検知する
ための、例えばLEDを発光素子としたフォトカプラを
用いた光検知手段である。例えば光検知手段の発光波長
は、500nm以下に分光感度を有する有機感光体に対
して電位変化や光疲労が生じ無いように、像露光光より
長波長で、像形成体が分光感度を有しない560nm以
上の可視光から赤外光を含む像形成体を透過する長波長
側の単色光が用いられる。
段を示す。トナー濃度検知センサS2は、像形成体であ
る感光体ドラム10の内部に設けられた支持部材20に
固定されており、現像器13Kの後に設けられ、感光体
ドラム10の外周面上に形成されたトナーの反射濃度を
検知するための、例えばLEDを発光素子としたフォト
カプラを用いた光検知手段である。同じく、感光体ドラ
ム10の内部に設けられた支持部材20に固定されたジ
ャム検知センサS1は、転写器14a,除電器14bを
通過後の転写紙の有無により転写紙のジャムを検知する
ための、例えばLEDを発光素子としたフォトカプラを
用いた光検知手段である。例えば光検知手段の発光波長
は、500nm以下に分光感度を有する有機感光体に対
して電位変化や光疲労が生じ無いように、像露光光より
長波長で、像形成体が分光感度を有しない560nm以
上の可視光から赤外光を含む像形成体を透過する長波長
側の単色光が用いられる。
【0032】像形成体である感光体ドラムに用いられる
有機感光体及び現像手段に用いられる現像剤について下
記に述べる。
有機感光体及び現像手段に用いられる現像剤について下
記に述べる。
【0033】(有機感光体)本発明の画像形成装置に用
いられる有機感光体としては、導電性支持体上に必要に
より中間層を設け、この上に有機感光層を設けて形成さ
れる。
いられる有機感光体としては、導電性支持体上に必要に
より中間層を設け、この上に有機感光層を設けて形成さ
れる。
【0034】前記有機感光体層は電荷発生物質(CG
M)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中に含有する
単層構成とされてもよく、又CGMを主成分とする電荷
発生層(CGL)とCTMを主成分とする電荷輸送層
(CTL)とに機能分離された二層構成の感光層とされ
る。なお前記単層構成又は二層構成の感光層には、通常
バインダー樹脂が含有される。
M)と電荷輸送物質(CTM)を1つの層中に含有する
単層構成とされてもよく、又CGMを主成分とする電荷
発生層(CGL)とCTMを主成分とする電荷輸送層
(CTL)とに機能分離された二層構成の感光層とされ
る。なお前記単層構成又は二層構成の感光層には、通常
バインダー樹脂が含有される。
【0035】このような有機感光体層、特に二層構成と
することにより、a−Si,ZnO,CdS等の無機感
光体と比べ、可視光の長波長側に透光性の高い感光体を
実現することが出来る。
することにより、a−Si,ZnO,CdS等の無機感
光体と比べ、可視光の長波長側に透光性の高い感光体を
実現することが出来る。
【0036】前記二層構成の感光層を有する感光体にお
いて、前記CGLに含有されるCGMとしては、短波長
のLED,LD等の光源光に感光性を有するジスアゾ系
顔料例えばナフトキノン母核のジスアゾ顔料、多環キノ
ン系例えば臭素化アンスアンスロン顔料が用いられる。
前記CGLに用いられるバインダー樹脂としては、ポリ
ビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹脂が用い
られ、感度、繰り返し使用時の電位変化等において優れ
る。これらのバインダー樹脂は、単独であるいは2種以
上の混合物として用いることができる。
いて、前記CGLに含有されるCGMとしては、短波長
のLED,LD等の光源光に感光性を有するジスアゾ系
顔料例えばナフトキノン母核のジスアゾ顔料、多環キノ
ン系例えば臭素化アンスアンスロン顔料が用いられる。
前記CGLに用いられるバインダー樹脂としては、ポリ
ビニルブチラール樹脂又はポリカーボネート樹脂が用い
られ、感度、繰り返し使用時の電位変化等において優れ
る。これらのバインダー樹脂は、単独であるいは2種以
上の混合物として用いることができる。
【0037】CGL形成に用いられる溶媒あるいは分散
媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく用
いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良好
となる。また、これらの溶媒は単独あるいは2種以上の
混合溶媒として用いることもできる。
媒としては、ケトン系又はハロゲン系溶剤が好ましく用
いられ、感度、繰り返し使用時の電位変化等が更に良好
となる。また、これらの溶媒は単独あるいは2種以上の
混合溶媒として用いることもできる。
【0038】前記CGL中のCGMとバインダー樹脂と
の重量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は0.0
1〜10μmとされ、該CGL形成のための塗布方法とし
ては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、スプレー塗
布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の各塗布方
法がある。
の重量比は100:1〜1000とされ、該CGLの膜厚は0.0
1〜10μmとされ、該CGL形成のための塗布方法とし
ては、ブレード塗布、ワイヤーバー塗布、スプレー塗
布、ディップ塗布、スライドホッパー塗布等の各塗布方
法がある。
【0039】次に前記CTLに含有されるCTMとして
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
は、ヒドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジ
ン系化合物、スチルベン系化合物等が用いられる。
【0040】前記CTLに用いられるバインダー樹脂と
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン-ア
ルキッド樹脂、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ-N-ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹脂
を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独あるいは
2種以上混合して用いることができる。
しては、広範囲な絶縁性樹脂から適時選択して使用する
ことができ、好ましい結着樹脂としては、シリコン-ア
ルキッド樹脂、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リ-N-ビニルカルバゾール、ポリシラン等の絶縁性樹脂
を挙げることができ、これらの結着樹脂は単独あるいは
2種以上混合して用いることができる。
【0041】バインダー樹脂とCTMとの配合比は1:
10〜500とされ、さらには1:20〜150が好ましい。CT
Lの膜厚は1:100μmとされるが、さらに5〜50μm
が好ましい。
10〜500とされ、さらには1:20〜150が好ましい。CT
Lの膜厚は1:100μmとされるが、さらに5〜50μm
が好ましい。
【0042】塗布方法としては、CGLと同様な方法を
用いることができる。
用いることができる。
【0043】又前記必要により設けられる中間層として
は、例えば塩ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重
合体、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、共重合タイプ若しくは変性タイプのアルコール可溶
性ポリアミド樹脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされ
る。
は、例えば塩ビ酢ビ共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重
合体、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、共重合タイプ若しくは変性タイプのアルコール可溶
性ポリアミド樹脂等の0.01〜2μm厚の樹脂層とされ
る。
【0044】また、透光性導電層としては、インジウム
・スズ・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどから
なる透光性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法とし
ては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリン
グ法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が利用される。
・スズ・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどから
なる透光性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法とし
ては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリン
グ法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法など
が利用される。
【0045】(現像剤)本発明の画像形成装置に用いら
れる現像剤はキャリアとトナーとから成る2成分現像剤
で、キャリアとしては鉄・フェライト等の磁性材料粒子
表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアあるい
は、樹脂と磁性粉とを混合して得られる樹脂分散型キャ
リアのいずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒
径は体積平均粒径で20〜150μmが好ましく、さらに好
ましくは30〜100μmである。また、本発明で使用され
るキャリアは体積抵抗が1010Ωcm以上のものが好適に
使用される。すなわち、交番電界を作用して現像する方
式であり、キャリアの抵抗の低い場合には画像欠陥を発
生する原因となり、この抵抗以上のものが必要となる。
れる現像剤はキャリアとトナーとから成る2成分現像剤
で、キャリアとしては鉄・フェライト等の磁性材料粒子
表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアあるい
は、樹脂と磁性粉とを混合して得られる樹脂分散型キャ
リアのいずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒
径は体積平均粒径で20〜150μmが好ましく、さらに好
ましくは30〜100μmである。また、本発明で使用され
るキャリアは体積抵抗が1010Ωcm以上のものが好適に
使用される。すなわち、交番電界を作用して現像する方
式であり、キャリアの抵抗の低い場合には画像欠陥を発
生する原因となり、この抵抗以上のものが必要となる。
【0046】本発明で用いられるトナーは結着樹脂と着
色剤と必要に応じて使用されるその他の添加剤とを含有
した着色粒子にシリカ、アルミナ等の無機微粒子を添加
混合したトナーである。その平均粒径は体積平均粒径で
通常、1〜30μm、好ましくは5〜15μmである。着色
粒子を構成する結着樹脂としては特に限定されず、従来
公知の種々の樹脂が用いられる。例えば、スチレン系樹
脂・アクリル系樹脂・スチレン/アクリル系樹脂・ポリ
エステル樹脂等が挙げられる。着色剤としては特に限定
されず、従来カラートナー用として公知の、カーボンブ
ラック・ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイル
ブルー・クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュ
ポンオイルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルー
クロライド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリー
ンオクサレート・ローズベンガル等が挙げられる。
色剤と必要に応じて使用されるその他の添加剤とを含有
した着色粒子にシリカ、アルミナ等の無機微粒子を添加
混合したトナーである。その平均粒径は体積平均粒径で
通常、1〜30μm、好ましくは5〜15μmである。着色
粒子を構成する結着樹脂としては特に限定されず、従来
公知の種々の樹脂が用いられる。例えば、スチレン系樹
脂・アクリル系樹脂・スチレン/アクリル系樹脂・ポリ
エステル樹脂等が挙げられる。着色剤としては特に限定
されず、従来カラートナー用として公知の、カーボンブ
ラック・ニグロシン染料・アニリンブルー・カルコイル
ブルー・クロムイエロー・ウルトラマリンブルー・デュ
ポンオイルレッド・キノリンイエロー・メチレンブルー
クロライド・フタロシアニンブルー・マラカイトグリー
ンオクサレート・ローズベンガル等が挙げられる。
【0047】イエロー、マゼンタ、シアントナーに必要
な顔料としては、赤外光を透過するC.I.ピグメント
ブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.
ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー6
8、C.I.ピグメントレッド48−3、C.I.ピグメ
ントレッド122、C.I.ピグメントレッド212、C.
I.ピグメントレッド57−1、C.I.ピグメントイエ
ロー17、C.I.ピグメントイエロー81、C.I.ピグ
メントイエロー154等の顔料を好適に使用することがで
きる。
な顔料としては、赤外光を透過するC.I.ピグメント
ブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.
ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー6
8、C.I.ピグメントレッド48−3、C.I.ピグメ
ントレッド122、C.I.ピグメントレッド212、C.
I.ピグメントレッド57−1、C.I.ピグメントイエ
ロー17、C.I.ピグメントイエロー81、C.I.ピグ
メントイエロー154等の顔料を好適に使用することがで
きる。
【0048】イエロートナー、マゼンタトナー、シアン
トナー等のトナーの分光反射率については図2の実線に
て示したような特性を有する。この分光反射率は白色の
基板の上に各トナーをほぼ一層分なすり付けたものの分
光反射率を測定したものであり、反射率の低いことはト
ナー層における測定光の吸収率が大なることを示し、反
射率の高いことはトナー自身の測定光に対する透過率が
大なることを示している。
トナー等のトナーの分光反射率については図2の実線に
て示したような特性を有する。この分光反射率は白色の
基板の上に各トナーをほぼ一層分なすり付けたものの分
光反射率を測定したものであり、反射率の低いことはト
ナー層における測定光の吸収率が大なることを示し、反
射率の高いことはトナー自身の測定光に対する透過率が
大なることを示している。
【0049】
【発明の効果】請求項1によれば、組み立て時や、保守
・交換等のメンテ操作の際に、像形成体の内部に設けた
像露光手段の配置や点灯状態を目視で確認することが出
来、且つ短波長の発光素子を用いた露光光学系により、
焦点が結び易く、焦点深度も深く焦点ボケの無い良好な
画像が得られるカラー画像形成装置の提供が可能とな
る。
・交換等のメンテ操作の際に、像形成体の内部に設けた
像露光手段の配置や点灯状態を目視で確認することが出
来、且つ短波長の発光素子を用いた露光光学系により、
焦点が結び易く、焦点深度も深く焦点ボケの無い良好な
画像が得られるカラー画像形成装置の提供が可能とな
る。
【0050】請求項2〜4によれば、カラートナーの反
射率が低く、即ち光吸収率が高いので、像形成体の内部
に設けた発光素子による次の潜像形成のための露光光を
照射する際に、像形成体の外周面上のトナーによる乱反
射が少なく潜像形成に乱れを生じることが無い。
射率が低く、即ち光吸収率が高いので、像形成体の内部
に設けた発光素子による次の潜像形成のための露光光を
照射する際に、像形成体の外周面上のトナーによる乱反
射が少なく潜像形成に乱れを生じることが無い。
【0051】請求項5〜7によれば、像形成体に分光感
度を有しないので、光検知手段による像形成体の電位変
化や光疲労を生じぬ光検知手段の設置が可能となる。
度を有しないので、光検知手段による像形成体の電位変
化や光疲労を生じぬ光検知手段の設置が可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示すカラー画像形成装置の
断面構成図である。
断面構成図である。
【図2】本発明にかかわるトナーの分光反射率を示す図
である。
である。
【図3】本発明にかかわる有機感光体の分光感度を示す
図である。
図である。
【図4】図1の要部に設けられた光検知手段を示す図で
ある。
ある。
10 感光体ドラム 20 支持部材 11Y,11M,11C,11K スコロトロン帯電器 12Y,12M,12C,12K 露光光学系 13Y,13M,13C,13K 現像器 P 転写紙 S1,S2 光検知手段
Claims (7)
- 【請求項1】 潜像を形成する像形成体の外側に帯電手
段と現像手段とを、内側に像露光手段とをそれぞれ複数
組み配設し、前記帯電手段によって前記像形成体を帯電
させ、前記像露光手段によって前記像形成体を像露光を
させ、前記現像手段による現像によって前記像形成体上
にトナー像を形成することを繰り返すことにより、前記
像形成体上に前記トナー像を重ね合わせて画像形成を行
うカラー画像形成装置において、前記像担持体の感光層
が、可視光の短波長側に光吸収性を、長波長側に透光性
を有し、前記像露光手段の発光素子が、単色光からなる
短波長の発光波長を有することを特徴とするカラー画像
形成装置。 - 【請求項2】 イエロートナー又はマゼンタトナーによ
る前記トナー像の形成後に、シアントナーによる前記ト
ナー像の形成を行うことを特徴とする請求項1に記載の
カラー画像形成装置。 - 【請求項3】 前記像露光手段の発光素子の発光波長が
480nm以下であることを特徴とする請求項2に記載
のカラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記像露光手段の発光素子の発光波長が
430nm以下であることを特徴とする請求項2に記載
のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 前記像形成体の内部に前記像露光手段の
発光素子の発光波長より長波長側の波長で発光させる光
検知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカ
ラー画像形成装置。 - 【請求項6】 前記光検知手段が前記像形成体上のトナ
ー濃度を検知することを特徴とする請求項5に記載のカ
ラー画像形成装置。 - 【請求項7】 前記光検知手段が前記像形成体上の転写
紙の有無を検知することを特徴とする請求項6に記載の
カラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7080250A JPH08278639A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7080250A JPH08278639A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08278639A true JPH08278639A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13713082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7080250A Pending JPH08278639A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08278639A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1090241C (zh) * | 1998-08-26 | 2002-09-04 | 新日本制铁株式会社 | 简易钢包精炼方法 |
JP2010191455A (ja) * | 2004-11-19 | 2010-09-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | 下引き層形成用塗布液、該塗布液の製造方法、該塗布液を塗布してなる下引き層を有する感光体、該感光体を用いる画像形成装置、および該感光体を用いる電子写真カートリッジ |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP7080250A patent/JPH08278639A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1090241C (zh) * | 1998-08-26 | 2002-09-04 | 新日本制铁株式会社 | 简易钢包精炼方法 |
JP2010191455A (ja) * | 2004-11-19 | 2010-09-02 | Mitsubishi Chemicals Corp | 下引き層形成用塗布液、該塗布液の製造方法、該塗布液を塗布してなる下引き層を有する感光体、該感光体を用いる画像形成装置、および該感光体を用いる電子写真カートリッジ |
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