JP2003149838A - 電子写真感光体、それを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体、それを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JP2003149838A
JP2003149838A JP2001351409A JP2001351409A JP2003149838A JP 2003149838 A JP2003149838 A JP 2003149838A JP 2001351409 A JP2001351409 A JP 2001351409A JP 2001351409 A JP2001351409 A JP 2001351409A JP 2003149838 A JP2003149838 A JP 2003149838A
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Kunihiro Ogura
都宏 小倉
Kenichi Kitahara
賢一 北原
Kenichi Yasuda
憲一 安田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷発生層の吸光度が1以下でも感度の振れ
が少なく、繰り返し使用しても電気特性が安定している
電子写真感光体、それを用いた画像形成装置及びプロセ
スカートリッジの提供。 【解決手段】 支持体上に、電荷発生物質を含有した電
荷発生層と電荷輸送物質を含有した電荷輸送層を有する
電子写真感光体において、該電荷発生層は少なくともフ
タロシアニン系顔料と、レーザ発振波長域に吸収のある
化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター、ファクシミリ等で使用される電子写
真感光体(以下、単に感光体とも云う)と、それを用い
た画像形成装置及びプロセスカートリッジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年の感光体は高画質、高耐久化が進ん
でいるが、高電界場における画像欠陥や繰り返し電気特
性での疲労劣化といった課題に関してはまだ満足出来る
レベルに達していないのが現状である。
【0003】これらは主に電荷発生層中の電荷発生物質
による多量の熱励起キャリアの発生やキャリア同士のト
ラップが原因と予想されている。
【0004】対策としてはより高抵抗な電荷発生物質に
換えることや、新規に電荷発生物質を開発することが望
ましいが、コスト面の上昇だけでなく、電荷輸送層中の
電荷輸送物質とのイオン化ポテンシャルの差異に因る繰
り返し電気特性の安定化に問題が生じることも考えられ
る。そこで、多量の熱励起キャリアの発生を抑制するた
めに電荷発生層の薄膜化が望まれる。
【0005】しかしながら、電荷発生層を薄膜化すると
電荷発生層の膜厚むらにより感度が大きく振れる問題が
あり、電荷発生層を薄膜化して用いることは困難であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑み提案されたものであり、電荷発生層の吸光度が1以
下でも感度の振れが少なく、繰り返し使用しても電気特
性が安定している感光体、それを用いた画像形成装置及
びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
ついて、鋭意研究を行った結果、感光体の電荷発生層中
にレーザ発振波長域に吸収のある化合物を含有すること
により、レーザ発振波長域の吸光度が1以下になるまで
薄膜化しても膜厚差による感度変化を小さく抑えること
が出来ることを見出した。
【0008】結果として、電荷発生層を薄膜化すること
により多少の塗布むらが生じても、レーザ発振波長域に
吸収のある化合物を電荷発生層中に含有すると感度の振
れを少なくおさえることが出来る。
【0009】又、電荷発生層を薄膜化することにより、
多量のキャリア発生を抑制出来るので、繰り返し使用し
ても電気特性の安定化が図れ、長期間使用してもかぶり
の発生、ハーフトーン画像のみだれ及び黒ポチの発生を
防止するのに効果が有ることが判った。
【0010】即ち、本発明の課題は下記構成の何れかを
採ることにより達成される。 1.支持体上に、電荷発生物質を含有した電荷発生層と
電荷輸送物質を含有した電荷輸送層を有する電子写真感
光体において、該電荷発生層は少なくともフタロシアニ
ン系顔料と、レーザ発振波長域に吸収のある化合物を含
有することを特徴とする電子写真感光体。
【0011】2.前記レーザ発振波長域に吸収のある化
合物は、吸光度のピーク吸収波長の半値幅が、50nm
以下のものであることを特徴とする前記1項に記載の電
子写真感光体。
【0012】3.前記レーザ発振波長域に吸収のある化
合物が、シリコンナフタロシアニンであることを特徴と
する前記1又は2項に記載の電子写真感光体。
【0013】4.前記電荷発生層のレーザ発振波長域に
おける吸光度が、1以下であることを特徴とする前記1
〜3項の何れか1項に記載の電子写真感光体。
【0014】5.電子写真感光体の周辺に、少なくとも
帯電手段、像露光手段、現像手段、クリーニング手段を
有し、繰り返し画像形成を行う画像形成装置において、
該電子写真感光体が前記1〜4項の何れか1項に記載の
電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。
【0015】6.前記5項の画像形成装置に用いられる
プロセスカートリッジが、少なくとも前記1〜4項の何
れか1項に記載の電子写真感光体と帯電器、像露光器、
現像器、クリーニング器の少なくとも1つを一体として
有しており、該画像形成装置に出し入れ可能に構成され
たことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、詳細に説
明する。
【0017】本発明の感光体は、支持体上に、電荷発生
物質を含有した電荷発生層と電荷輸送物質を含有した電
荷輸送層を有し、該電荷発生層には少なくともフタロシ
アニン系顔料と、レーザ発振波長域に吸収のある化合物
を含有する。
【0018】フタロシアニン系顔料と、レーザ発振波長
域に吸収のある化合物を電荷発生層中に含有することに
より、レーザ発振波長域における吸光度が1以下でも膜
厚差による感度差を小さく抑えることが出来るので、電
荷発生層を薄膜化出来る。電荷発生層の薄膜化によりキ
ャリアの発生量が抑制出来、結果として高電界場におけ
る画像欠陥や繰り返し使用時の電気特性劣化を防止する
ことが出来る。
【0019】高電界場における画像欠陥や繰り返し使用
時の電気特性劣化を生ずる理由は、主に電荷発生層中の
電荷発生物質により多量に発生した熱励起キャリアやキ
ャリア同士のトラップが原因と予想されている。
【0020】キャリアの発生量は、キャリアの発生源で
ある電荷発生層を薄膜化することにより少なくすること
が出来る。
【0021】フタロシアニン系顔料と、レーザ発振波長
域に吸収のある化合物を含有したレーザ発振波長域にお
ける吸光度が1以下の電荷発生層は、キャリアの発生が
抑制されて電気特性の安定化が図れるので、繰り返し使
用してもかぶりの発生、ハーフトーン画像のみだれ及び
黒ポチの発生を防止するのに効果が有る。
【0022】図1は、従来の感光体の電荷発生層膜厚
(μm)を変化させたときの露光部電位(−V)の変化
を示す。
【0023】図2は、本発明の感光体の電荷発生層膜厚
(μm)を変化させたときの露光部電位(−V)の変化
を示す。
【0024】図1に示す従来の感光体では、電荷発生層
の膜厚が変化すると、露光部電位が大幅に変化し、少し
の塗布むらでも感度が大幅に変化することが判る。
【0025】図2に示す本発明の感光体では、電荷発生
層の膜厚が変化しても、露光部電位が余り変化せず、多
少塗布むらが有っても感度におよぼす影響が小さいこと
が判る。
【0026】以下に本発明に係る特性について説明す
る。レーザ発振波長域に吸収のある化合物は、吸光度の
ピーク吸収波長の半値幅が50nm以下であることを特
徴としている。
【0027】吸光度のピーク吸収波長の半値幅が、50
nmを越える化合物を用いると、フタロシアニン系顔料
に対し多く添加しないと効果を得ることが出来ず、多く
添加すると電気特性を悪くするおそれがある。
【0028】図3に、シリコンナフタロシアニン化合物
の吸収スペクトルを示す。図4に、SDO−7(アント
ラキノン系化合物)の吸収スペクトルを示す。
【0029】本発明に係る電荷発生層は、吸光度が1以
下でも感度の振れが少ないので、平均膜厚を0.15μ
m程度と薄くすることが出来る。
【0030】しかし、通常の電荷発生層では、吸光度を
1以上にしないと塗布時の膜厚変動により感度むらやハ
ーフトーン画像のみだれが発生するので膜厚を1.0μ
m程度と厚くしている。
【0031】電荷発生層の吸光度が1以上になるまで膜
厚を厚くすると、キャリアの発生量が多くなり、電気特
性が悪くなり好ましくない。
【0032】尚、吸光度の測定は、「U−3500型自
記分光光度計」(日立製作所株式会社製)により行うこ
とが出来る。
【0033】次に、本発明に係る化合物について説明す
る。 〈フタロシアニン系顔料〉電荷発生物質として用いるフ
タロシアニン系顔料としては、特に限定されず公知のも
のを用いることが出来る。具体的には、α、β、τ、X
等の結晶型の無金属フタロシアニン、A、B、C、D、
Y等の結晶型チタニルフタロシアニン、チタニルフタロ
シアニンとバナジルフタロシアニンの混晶に代表される
複数のフタロシアニンの混晶、銅フタロシアニンに代表
される各種の金属フタロシアニン等を挙げることが出来
る。
【0034】〈レーザ発振波長域に吸収のある化合物〉
レーザ発振波長域に吸収のある化合物としては、具体的
には、シリコンナフタロシアニン、ゲルマニウムナフタ
ロシアニン、チタニルナフタロシアニン、アルミニウム
ナフタロシアニン、銅ナフタロシアニン、アントラキノ
ン系(SDO−7)、インドシアニン系等を挙げること
が出来るが、好ましくは吸光度のピークの吸収の半値幅
が50nm以下のものが良い。これらの中ではシリコン
ナフタロシアニンがより好ましい。
【0035】シリコンナフタロシアニンについては既に
種々のものが知られており、例えば一般式(1)で表さ
れるものを挙げることが出来る。
【0036】
【化1】
【0037】式中、Yは(Rn)3SiO−基(Rnは
アルキル基又はアリール基を表し、Rnのうち少なくと
も1つは炭素数6以上のアルキル基)を表し、X1
2、X 3、X4は各々水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、又はアリールオキシ基を表す。
【0038】以下にシリコンナフタロシアニンの具体例
を示す。
【0039】
【化2】
【0040】
【化3】
【0041】次に、感光体の層構成について説明する。
感光体は、支持体の上に、少なくとも電荷発生層と電荷
輸送層を有する。
【0042】感光体の支持体としては、以下のものが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0043】1)アルミニウム、ステンレス等の導電性
金属支持体 2)紙或いはプラスチック等の上に、アルミニウム、パ
ラジウム及び金等の導電性の金属薄層をラミネート若し
くは蒸着を設けた支持体 3)紙或いはプラスチック等の上に、導電性ポリマー、
酸化インジウム及び酸化錫等の導電性化合物の層を塗布
若しくは蒸着した支持体。
【0044】これらの中では、アルミニウムの導電性金
属が好ましく用いられる。支持体の形状としては、回転
することによりエンドレスに画像を形成することが出来
る円筒状支持体が好ましい。円筒状支持体の厚さ、径及
び長さは、特に限定されず、用いる電子写真画像形成装
置により任意に決めることが出来る。円筒状支持体の真
直度は0.10mm以下、振れは0.10mm以下の範
囲にあるのが好ましい。この真円度及び振れの範囲を超
えると、良好な画像形成が困難となる。
【0045】感光体の層構成は、例えば、支持体の上に
電荷発生層、電荷輸送層を順次積層してなるもの、支持
体の上に中間層、電荷発生層、電荷輸送層を順次積層し
てなるもの、支持体の上に導電層、中間層、電荷発生
層、電荷輸送層を順次積層してなるもの、或いは電荷輸
送層の上に表面層をさらに積層してなるもの等が挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0046】具体的に、感光体の層構成について説明す
る。 《中間層》中間層は支持体と後述する感光層との接着性
改良、或いは支持体からの電荷注入を防止するために、
支持体と感光層の間に設けられる。
【0047】中間層の材料としては、例えば、ポリアミ
ド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂並びに、これ
らの樹脂の繰り返し単位のうちの2つ以上を含む共重合
体樹脂等が挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。これら中間層用の樹脂の中で繰り返し使用に伴う残
留電位増加を小さく出来る樹脂としてはポリアミド樹脂
が挙げられる。又、中間層中にはモアレ防止剤として酸
化チタン、酸化亜鉛等を添加することが出来る。これら
のバインダー樹脂を用いた中間層の膜厚は0.1〜5.
0μmが好ましい。
【0048】この他に好ましく用いられる中間層として
は、例えば、シランカップリング剤、酸化チタンカップ
リング剤等の有機金属化合物を熱硬化させた硬化性金属
樹脂を用いた中間層が挙げられる。硬化性金属樹脂を用
いた中間層の膜厚は、0.05〜2μmが好ましい。
【0049】中間層は、前記樹脂を塗布溶媒で溶解して
調製した中間層用塗布液を、浸漬塗布方法で支持体の上
に一定の膜厚を塗布し、乾燥して作製することが好まし
い。
【0050】塗布溶媒としては、前記樹脂を溶解するも
のなら特に限定されず、例えば、メタノール、エタノー
ル、ノルマルプロパノール、メチルエチルケトン及びト
ルエン等を用いることが好ましい。
【0051】《感光層》感光層は、前記中間層上に、感
光層の機能を電荷発生層と電荷輸送層に分離して形成す
ることが好ましい。感光層を電荷発生層と電荷輸送層に
分離して形成することにより繰り返し使用に伴う残留電
位増加を小さく制御出来、その他の電子写真特性を目的
に合わせて制御しやすい。負帯電用の感光体では中間層
の上に電荷発生層、その上に電荷輸送層の構成をとるこ
とが好ましい。正帯電用の感光体では前記層構成の順が
負帯電用感光体の場合の逆となる。
【0052】又、必要に応じ電荷輸送層の上に感光体の
耐摩耗性を向上させる目的で表面層を設けることが出来
る。
【0053】以下に機能分離負帯電感光体の感光層構成
及び作製方法について説明する。 〈電荷発生層〉電荷発生層にはフタロシアニン系顔料
と、レーザ発振波長域に吸収のある化合物を含有する。
その他に、必要に応じバインダー樹脂、その他の添加剤
を含有しても良い。
【0054】フタロシアニン系顔料の分散媒としてバイ
ンダーを用いる場合、バインダーとしては公知の樹脂を
用いることが出来る。具体的には、ホルマール樹脂、ブ
チラール樹脂、シリコン樹脂、シリコン変性ブチラール
樹脂、ポリエステル樹脂及びフェノキシ樹脂等が挙げら
れるがこれらに限定されるものではない。
【0055】電荷発生層中でのバインダー樹脂とフタロ
シアニン系顔料との割合は、樹脂に対しフタロシアニン
系顔料20〜600質量%が好ましい。
【0056】上記樹脂を用い、上記混合割合で電荷発生
層を形成すると、繰り返し使用に伴う残留電位増加を小
さく出来る。
【0057】フタロシアニン系顔料とレーザ発振波長域
に吸収のある化合物との割合は、フタロシアニン系顔料
に対してレーザ発振波長域に吸収のある化合物1〜10
質量%が好ましく、2〜5質量%がより好ましい。
【0058】電荷発生層の平均膜厚は0.05〜1.0
μmが好ましく、0.1〜0.3μmがより好ましい。
【0059】電荷発生層は、フタロシアニン系顔料、レ
ーザ発振波長域に吸収のある化合物をバインダー樹脂、
その他の添加剤と共に塗布溶媒中に分散或いは溶解して
調製した電荷発生層用塗布液を、浸漬塗布方法で前記中
間層の上に一定の膜厚を塗布し、乾燥して作製すること
が好ましい。
【0060】塗布溶媒としては、前記樹脂を溶解するも
のなら特に限定されず、例えば、メタノール、エタノー
ル、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸t−ブチル、
シクロヘキサノン及びテトラハイドロフラン等を用いる
ことが好ましい。
【0061】塗布液中にフタロシアニン系顔料とレーザ
発振波長域に吸収のある化合物を分散する手段として
は、例えば、超音波分散機、ボールミル、サンドグライ
ンダー及びホモミキサー等が使用出来るがこれらに限定
されるものではない。
【0062】〈電荷輸送層〉電荷輸送層には電荷輸送物
質を含有する。その他のものとしては必要に応じバイン
ダー樹脂、その他の添加剤を含有しても良い。
【0063】電荷輸送物質としては公知のものを用いる
ことが出来る。具体的には、トリフェニルアミン誘導
体、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、ベンジジン化
合物、ブタジエン化合物等を挙げることが出来るがこれ
らに限定されるものではない。
【0064】バインダーとしては公知の樹脂を用いるこ
とが出来る。具体的には、ポリスチレン樹脂、アクリル
樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウ
レタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂、メ
ラミン樹脂並びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうち
の2つ以上を含む共重合体樹脂等を挙げることが出来る
がこれらに限定されるものではない。又これらの樹脂の
他、ポリ−N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導
体を挙げることが出来る。これら電荷輸送層のバインダ
ーとして好ましいものはポリカーボネート樹脂である。
ポリカーボネート樹脂は電荷輸送物質との相溶性、電子
写真特性を良好にすることにおいて好ましい。
【0065】バインダー樹脂と電荷輸送物質との割合
は、バインダー樹脂に対し電荷輸送物質10〜200質
量%が好ましい。電荷輸送層の膜厚は、10〜30μm
が好ましい。
【0066】電荷輸送層は、電荷輸送質とバインダー樹
脂とその他のものを塗布溶媒に溶解して調製した電荷輸
送層用塗布液を、前記電荷発生層の上に浸漬塗布方法で
一定の膜厚に塗布し、乾燥して作製することが好まし
い。
【0067】塗布溶媒としては、前記バインダー樹脂と
前記電荷輸送物質を溶解するものであれば特に限定され
ず、具体的には、メタノール、エタノール、メチルエチ
ルケトン、トルエン、シクロヘキサノン、ジクロロメタ
ン及びテトラハイドロフラン等を挙げることが出来る。
【0068】塗布液中に電荷輸送物質を溶解する手段と
しては、例えば、超音波分散機及びホモミキサー等が使
用出来るがこれらに限定されるものではない。
【0069】感光体の全塗膜層(中間層+電荷発生層+
電荷輸送層)の膜厚は、概ね10〜37μmになるよう
作製することが好ましい。
【0070】次に、本発明の感光体を用いる画像形成装
置及びプロセスカートリッジについて説明する。
【0071】図5は、本発明の感光体を用いてカラー画
像を形成する画像形成装置の一例を示す断面図である。
【0072】本発明の感光体はカラー画像形成に限られ
るものではなく、モノクロ画像形成にも適用できる。
【0073】図5において、10は像担持体である本発
明の感光体感光体で、接地されて時計方向に駆動回転さ
れる。12はスコロトロンの帯電器で、感光体10周面
に対し一様な帯電をコロナ放電によって与えられる。こ
の帯電器12による帯電に先だって、前画像形成での感
光体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いた露
光部11による露光を行って感光体周面の除電をしても
よい。
【0074】感光体への一様帯電の後、像露光器13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光器13は図示しないレーザーダイオードを露光光源
とする。回転するポリゴンミラー131、fθレンズ等
を経て反射ミラー132により光路を曲げられた光によ
り感光体上の走査がなされ、静電潜像が形成される。
【0075】その静電潜像は次いで現像器14で現像さ
れる。感光体10周縁にはイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキャリ
アとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14が設
けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内蔵し
現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によって
行われる。現像剤は、例えばフェライトをコアとしてそ
のまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、
ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御
剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるも
ので、現像剤は図示していない層形成手段によって現像
スリーブ141上に100〜600μmの層厚に規制さ
れて現像域へと搬送され、現像が行われる。この時通常
は感光体10と現像スリーブ141の間に直流及び/又
は交流バイアス電圧をかけて現像が行われる。
【0076】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の
潜像が像露光器13によって形成される。3色目、4色
目についても2色目と同様の画像形成行程が行われ、感
光体10周面上には4色の顕像が形成される。
【0077】一方モノクロの画像形成装置では現像器1
4は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成
することができる。
【0078】記録紙Pは、転写のタイミングの整った時
点で給紙ローラ17の回転作動により転写域へと給紙さ
れる。
【0079】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体10の周面に転写ローラ(転写器)18が圧
接され、給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括し
て転写される。
【0080】次いで記録紙Pは転写ローラとほぼ同時に
圧接状態とされた分離ブラシ(分離器)19によって除
電がなされ、感光体10の周面により分離して定着装置
20に搬送され、熱ローラ201と圧着ローラ202の
加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ローラ2
1を介して装置外部に排出される。なお前記の転写ロー
ラ18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後感光体1
0の周面より退避離間して次なるトナー像の形成に備え
る。
【0081】一方記録紙Pを分離した後の感光体10
は、クリーニング器22のブレード221の圧接により
残留トナーを除去・清掃し、再び露光部11による除電
と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロ
セスに入る。なお感光体上にカラー画像を重ね合わせて
形成する場合には、前記のブレード221は感光体面の
クリーニング後直ちに移動して感光体10の周面より退
避する。
【0082】尚、30は感光体、帯電器、転写器・分離
器及びクリーニング器が一体化されている着脱可能なプ
ロセスカートリッジである。
【0083】電子写真画像形成装置としては、上述の感
光体と、現像器、クリーニング器等の構成要素をプロセ
スカートリッジとして一体に結合して構成し、このユニ
ットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
又、帯電器、像露光器、現像器、転写又は分離器、及び
クリーニング器の少なくとも1つを感光体とともに一体
に支持してプロセスカートリッジを形成し、装置本体に
着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレールなどの
案内手段を用いて着脱自在の構成としても良い。
【0084】プロセスカートリッジには、一般には以下
に示す一体型カートリッジ及び分離型カートリッジがあ
る。一体型カートリッジとは、帯電器、像露光器、現像
器、転写又は分離器、及びクリーニング器の少なくとも
1つを感光体とともに一体に構成し、装置本体に着脱可
能な構成であり、分離型カートリッジとは感光体とは別
体に構成されている帯電器、像露光器、現像器、転写又
は分離器、及びクリーニング器であるが、装置本体に着
脱可能な構成であり、装置本体に組み込まれた時には感
光体と一体化される。本発明に係るプロセスカートリッ
ジは上記双方のタイプのカートリッジを含む。
【0085】像露光は、画像形成装置を複写機やプリン
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿を読
み取り信号化し、この信号に従ってレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッターアレイの
駆動を行い感光体に光を照射することなどにより行われ
る。
【0086】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0087】《感光体1の作製》 〈支持体1の作製〉引き抜き加工により得られた厚さ
0.2cm、直径8cm、長さ36cmの円筒状アルミ
ニウムを、切削加工し、その後洗浄して「支持体1」を
作製した。
【0088】 〈中間層用塗布液1の調製〉 酸化チタン「SMT500SAS」(テイカ株式会社製) 800g ポリアミド樹脂「アミランCM−8000」(東レ株式会社製)70g メタノール 1400g ノルマルプロパノール 350g 上記中間層用材料をサンドミル分散機で10時間分散し
て「中間層用塗布液1」を調製した。
【0089】〈中間層1の形成〉「支持体1」の上に、
「中間層用塗布液1」を浸漬塗布方法で塗布し、乾燥し
て膜厚2μmの「中間層1」を形成した。
【0090】 〈電荷発生層用塗布液1の調製〉 Y型チタニルフタロシアニン化合物 60g (Cu−Kα特性X線回折スペクトル測定で、ブラッグ角2θ (±0.2)の27.2度に最大ピークを有するチタニルフタ ロシアニン) シリコンナフタロシアニン(例示化合物1) 3g ブチラール樹脂「エスレックBX−1」(積水化学株式会社製)50g メチルエチルケトン 1600g シクロヘキサノン 500g 上記電荷発生層用材料をサンドミル分散機で10時間分
散して「電荷発生層用塗布液1」を調製した。
【0091】〈電荷発生層1の形成〉「中間層1」の上
に、前記「電荷発生層用塗布液1」を浸漬塗布方法で塗
布し、乾燥して膜厚0.10μmの「電荷発生層1」を
形成した。
【0092】 〈電荷輸送層用塗布液1の調製〉 N−(4−メチルフェニル)−N−(4−(β−フェニスチリル) フェニル)−P−トルイジン 220g ポリカーボネート樹脂「ユーロピンZ200」 300g (三菱瓦斯化学社製) ジクロロメタン 2500g 上記電荷輸送層用材料をホモミキサーで溶解して「電荷
輸送層用塗布液1」を調製した。
【0093】〈電荷輸送層1の形成〉前記「電荷発生層
1」の上に、前記「電荷輸送層用塗布液1」を浸漬塗布
方法で塗布し、110℃で1時間乾燥して膜厚25μm
の「電荷輸送層1」を形成し、「感光体1」を作製し
た。
【0094】 《感光体2の作製》 〈電荷発生層用塗布液2の調製〉 B型チタニルフタロシアニン化合物 50g (Cu−Kα特性X線回折スペクトル測定で、ブラッグ角2θ (±0.2)の7.5度、25.3度、28.6度に明瞭な ピークを有するチタニルフタロシアニン) シリコンナフタロシアニン(例示化合物1) 1g シリコン変性ブチラール樹脂「X−40−1211MP」 700g (信越化学株式会社製) メチルエチルケトン 2000g 上記電荷発生層用材料をサンドミル分散機で20時間分
散して「電荷発生層用塗布液2」を調製した。
【0095】〈電荷発生層2の形成〉前記「中間層1」
の上に、前記「電荷発生層用塗布液2」を浸漬塗布方法
で塗布し、乾燥して膜厚0.15μmの「電荷発生層
2」を形成した。
【0096】〈電荷輸送層2の形成〉前記「電荷発生層
2」の上に、前記「電荷輸送層用塗布液1」を浸漬塗布
方法で塗布し、110℃で1時間乾燥して膜厚25μm
の「電荷輸送層2」を形成し、「感光体2」を作製し
た。
【0097】 《感光体3の作製》 〈電荷発生層用塗布液3の調製〉 Y型チタニルフタロシアニン化合物 60g (Cu−Kα特性X線回折スペクトル測定で、ブラッグ角2θ (±0.2)の27.2度に最大ピークを有するチタニルフタ ロシアニン) 近赤外線吸収剤「SDO−7」(有本化学工業株式会社製) 5g ポリエステル樹脂「パイロン200」(東洋紡株式会社製) 50g テトラヒドロフラン 2000g 上記電荷発生層用材料をサンドミル分散機で20時間分
散して「電荷発生層用塗布液3」を調製した。
【0098】〈電荷発生層3の形成〉前記「中間層1」
の上に、前記「電荷発生層用塗布液3」を浸漬塗布方法
で塗布し、乾燥して膜厚0.12μmの「電荷発生層
3」を形成した。
【0099】〈電荷輸送層3の形成〉前記「電荷発生層
3」の上に、前記「電荷輸送層用塗布液1」を浸漬塗布
方法で塗布し、110℃で1時間乾燥して膜厚25μm
の「電荷輸送層3」を形成し、「感光体3」を作製し
た。
【0100】 《感光体4の作製》 〈導電層用塗布液4の調製〉 酸化チタン粉体 500g レゾール型フェノール樹脂 250g メチルセロソルブ 1500g メタノール 500g シリコンオイル 0.02g (ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキレン共重合体、 平均分子量3000) 上記導電層用材料を直径0.8mmのガラスビーズを用
いたサンドミルを用いて5時間分散して「導電層用塗布
液4」を調製した。
【0101】〈導電層4の形成〉前記「支持体1」の上
に、前記「導電層用塗布液4」を浸漬塗布方法で塗布
し、120℃で10分間乾燥して膜厚20μmの「導電
層4」を形成した。
【0102】 〈中間層用塗布液4の調製〉 ポリアミド樹脂「アミランCM−8000」(東レ株式会社製) 7g メタノール 140g n−プロパノール 35g 上記中間層用材料を攪拌機で溶解して「中間層用塗布液
4」を調製した。
【0103】〈中間層4の形成〉前記「導電層4」の上
に、「中間層用塗布液4」を浸漬塗布方法で塗布し、乾
燥して膜厚0.5μmの「中間層4」を形成した。
【0104】〈電荷発生層4の形成〉前記「中間層4」
の上に、前記「電荷発生層用塗布液2」を浸漬塗布方法
で塗布し、乾燥して膜厚0.15μmの「電荷発生層
4」を形成した。
【0105】〈電荷輸送層4の形成〉前記「電荷発生層
4」の上に、前記「電荷輸送層用塗布液1」を浸漬塗布
方法で塗布し、110℃で1時間乾燥して膜厚25μm
の「電荷輸送層4」を形成し、「感光体4」を作製し
た。
【0106】《感光体5の作製》「感光体1」の電荷発
生層の塗布膜厚を0.10μmから0.60μmに変更
して「電荷発生層5」を形成した以外は「感光体1」と
同様にして「感光体5」を作製した。
【0107】《感光体6の作製》「感光体1」の電荷発
生層の「シリコンナフタロシアニン」を「ライオネット
レッドCP−A」(東洋インキ株式会社製)に変更して
「電荷発生層6」を形成した以外は「感光体1」と同様
にして「感光体6」を作製した。
【0108】《感光体7の作製》「感光体1」の「シリ
コンナフタロシアニン」を含有しない電荷発生層用塗布
液を塗布して「電荷発生層7」を形成した以外は「感光
体1」と同様にして「感光体7」を作製した。
【0109】《感光体8の作製》「感光体7」の電荷発
生層の塗布膜厚を0.10μmから1.50μmに変更
して「電荷発生層8」を形成した以外は「感光体7」と
同様にして「感光体8」を作製した。
【0110】表1に実施例で作製した「感光体1〜8」
の特性を示す。
【0111】
【表1】
【0112】《評価》「感光体1〜8」を、「koni
ca7060」(コニカ株式会社製)改造複写機に順次
搭載し、常温常湿(23℃、50%RH)の環境下で繰
り返し電気特性評価を行った。
【0113】電気特性は、初期と3万回繰り返し後(A
3版画像換算で)の未露光部電位(VH)、露光部電位
(VL)及び残留電位(Vr)を測定した。
【0114】又、前記複写機を用い、高温高湿(30
℃、80%RH)の環境下で画像評価試験を行った。
【0115】画像評価時の複写機の条件は、グリット電
圧−900V、バイアス電圧−700Vに設定した。
尚、レーザー露光量は前記8種類の個々の感光体に応じ
てレーザーパワーを調節した。
【0116】画像形成は、画素率が7%の文字画像、人
物顔写真、ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1/4等
分にあるオリジナル画像をA3版紙での複写を行い、3
万枚目のベタ白画像、ハーフトーン画像、黒ポチ数を評
価した。
【0117】かぶりについてはベタ白画像のかぶり、ハ
ーフトーンについてはハーフトーン画像の再現性を目視
で評価した。又、黒ポチは目視で発生数を数え評価を行
った。
【0118】 かぶり ○:かぶり無く問題なし ×:かぶり有り問題 ハーフトーン ○:ハーフトーンの再現性良く問題なし △:ハーフトーンの再現性やや悪くなるが問題なし ×:ハーフトーンの再現性悪く問題 黒ポチ 1cm2当たりに発生した平均黒ポチ数
(直径0.2mm以上の黒ポチ)。
【0119】電位特性と画像評価の評価結果を表2に示
す。
【0120】
【表2】
【0121】上記に示す如く、本発明の「感光体1〜
5」は、初期と繰り返し後の電気特性に差が少なく、画
像評価でも欠陥が少なく問題が無かったが、「感光体6
〜8」は、初期と繰り返し後の電気特性の差が大きく、
画像評価でも欠陥が多く問題であった。
【0122】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明の感光
体、それを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッ
ジは、電荷発生層の吸光度が1以下でも感度の振れが少
なく、繰り返し使用しても電気特性が安定している優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の感光体の電荷発生層膜厚(μm)を変化
させたときの露光部電位(−V)の変化を示す。
【図2】本発明の感光体の電荷発生層膜厚(μm)を変
化させたときの露光部電位(−V)の変化を示す。
【図3】シリコンナフタロシアニン化合物の吸収スペク
トルを示す。
【図4】SDO−7(アントラキノン系化合物)の吸収
スペクトルを示す。
【図5】本発明の感光体を用いてカラー画像を形成する
画像形成装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 感光体 11 発光ダイオード等を用いた露光部 12 帯電器 13 像露光器 14 現像器 17 給紙ローラ 18 転写ローラ(転写器) 19 分離ブラシ(分離器) 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 クリーニング器 30 感光体、帯電器、転写器・分離器及びクリーニン
グ器が一体化されている着脱可能なプロセスカートリッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA15 AA34 AA35 BA38 FA14 FA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、電荷発生物質を含有した電
    荷発生層と電荷輸送物質を含有した電荷輸送層を有する
    電子写真感光体において、該電荷発生層は少なくともフ
    タロシアニン系顔料と、レーザ発振波長域に吸収のある
    化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記レーザ発振波長域に吸収のある化合
    物は、吸光度のピーク吸収波長の半値幅が、50nm以
    下のものであることを特徴とする請求項1に記載の電子
    写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記レーザ発振波長域に吸収のある化合
    物が、シリコンナフタロシアニンであることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記電荷発生層のレーザ発振波長域にお
    ける吸光度が、1以下であることを特徴とする請求項1
    〜3の何れか1項に記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体の周辺に、少なくとも帯
    電手段、像露光手段、現像手段、クリーニング手段を有
    し、繰り返し画像形成を行う画像形成装置において、該
    電子写真感光体が請求項1〜4の何れか1項に記載の電
    子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の画像形成装置に用いられるプ
    ロセスカートリッジが、少なくとも請求項1〜4の何れ
    か1項に記載の電子写真感光体と帯電器、像露光器、現
    像器、クリーニング器の少なくとも1つを一体として有
    しており、該画像形成装置に出し入れ可能に構成された
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005027130A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Compositions, systems, and methods for imaging
JP2009229498A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用トナーセット

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