JPH0827833A - クレーン付バックホー - Google Patents
クレーン付バックホーInfo
- Publication number
- JPH0827833A JPH0827833A JP19634894A JP19634894A JPH0827833A JP H0827833 A JPH0827833 A JP H0827833A JP 19634894 A JP19634894 A JP 19634894A JP 19634894 A JP19634894 A JP 19634894A JP H0827833 A JPH0827833 A JP H0827833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- work
- turning
- backhoe
- boom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】バックホーに、油圧式クレーンを取付け、1
台の機械で、土工作業とクレーン作業が兼用できる作業
機械を提供する。 【構 成】バックホーの旋回部(3)から、ブーム機構
を取外さずその横に、旋回可能な油圧式クレーンを併設
する。更に、機体の安定を増すためのアウトリガ(1
3)を取付け、用途拡大の為に、多目的ウインチ(1
4)を設置することを特長とする。
台の機械で、土工作業とクレーン作業が兼用できる作業
機械を提供する。 【構 成】バックホーの旋回部(3)から、ブーム機構
を取外さずその横に、旋回可能な油圧式クレーンを併設
する。更に、機体の安定を増すためのアウトリガ(1
3)を取付け、用途拡大の為に、多目的ウインチ(1
4)を設置することを特長とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】林業、土木その他の作業におい
て、掘削、整地などの土工作業と、重量物の吊上げ、引
き寄せなどクレーン作業を1台の機械で能率的、経済的
に実施できるものである。
て、掘削、整地などの土工作業と、重量物の吊上げ、引
き寄せなどクレーン作業を1台の機械で能率的、経済的
に実施できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土工作業機械の1種として、図1
に示すような専用のバックホーがある。また、図2に示
すように、バックホーのブーム部(4)を取外し、その
部分に油圧式クレーンを取付け、クレーン作業専用車と
して使用されるものがある。
に示すような専用のバックホーがある。また、図2に示
すように、バックホーのブーム部(4)を取外し、その
部分に油圧式クレーンを取付け、クレーン作業専用車と
して使用されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの機械はそれぞ
れの機能が専用的であるため、例えば同一の機械で土工
作業とクレーン作業を行なうことは出来なかった。この
2種類の作業をするためには図1、図2で示す2台の機
械が必要となり非常に不経済である。
れの機能が専用的であるため、例えば同一の機械で土工
作業とクレーン作業を行なうことは出来なかった。この
2種類の作業をするためには図1、図2で示す2台の機
械が必要となり非常に不経済である。
【0004】
【課題を解決するための手段】キャタピラ式又はタイヤ
ホイール式のバックホーの旋回部(3)に油圧式クレー
ンを併設したことを特徴とするクレーン付バックホーで
ある。
ホイール式のバックホーの旋回部(3)に油圧式クレー
ンを併設したことを特徴とするクレーン付バックホーで
ある。
【0005】
【作用】当該作業機械を使用するときは、運転席(2)
の中から操作レバー(18)でバックホーを操作し、必
要に応じ、クレーン操作レバー(20)でクレーン、ウ
インチ(14)アウトリガ(13)を適当に操作でき
る。したがって1台の機械で土工作業とクレーン作業を
行うことができる。
の中から操作レバー(18)でバックホーを操作し、必
要に応じ、クレーン操作レバー(20)でクレーン、ウ
インチ(14)アウトリガ(13)を適当に操作でき
る。したがって1台の機械で土工作業とクレーン作業を
行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。図3に示す
ようにバックホーの旋回部(3)に設置してあるブーム
装置(4)の横に、ブームの起伏動作に干渉しない位置
を選んで、油圧式クレーンを、ボルトなどで強固に締付
けてある。このクレーンは、トラック搭載型のクレーン
と同じ機構のものでよく、クレーンベース(10)の上
部には、旋回減速機(11)、旋回ベアリングで構成さ
れた旋回機構を有する。この上部に固定されている旋回
ポスト(8)には、ウインチ減速機(9)とこれに連結
したドラムが内蔵されている。さらにこの旋回ポストに
は、一般的に多段伸縮式のブーム(6)を取付け、ドラ
ムに巻かれたワイヤーロープの他端はブームの先端の滑
車を通して、吊上げ用フック(7)を吊下げている。ま
た、クレーンのブームは内蔵された伸縮シリンダー、起
伏シリンダー(12)により、図3の2点鎖線で示す如
く、作業範囲を広げ、さらにクレーン自体が図4に矢線
で示すように有限又は、無限旋回するので広い範囲でク
レーン作業が可能であり、バックホー作業の邪魔になら
ないように、適当に格納することができる特長がある。
バックホーが小型軽量である時に、図5に示すアウトリ
ガ装置(13)を取付けると、クレーン作業時の側方安
定度を高めることに非常に有効である。もちろん、この
装置は図の矢線で示すように作動するので、バックホー
の旋回時又は輸送時に邪魔にならないように格納できる
よう、構造寸法を考慮してある。前方後方の安定度を高
めるには、バックホーのブームを伸ばしてバケットを接
地すると有効である。実施例では、さらにクレーンの前
部に多目的の油圧ウインチ(14)を設置して、重量物
の引寄せ、不整地での走行脱出などに威力を発揮する。
また、バックホーの前方に土工用排土板を取付けると、
整地作業に便利である。別置きされたクレーン装置やウ
インチ(14)を動かすには、専用の操作弁が必要であ
る。一般的には、図6において搭載されたエンジン(1
5)で、油圧ポンプ(16)を駆動し、高圧の油圧動力
を発生させ、切替弁群(17)をレバー群(18)で操
作して、バックホーやクレーン、ウインチを動かすよう
に構成されている。もし、既成のバックホーにクレーン
などを後から取付ける場合は、既設の油圧回路に、クレ
ーン操作回路への切替弁(図示しない)を組込み、これ
を切替えることにより別置きしたクレーン用操作弁(1
9)に油圧油を導き、クレーン、ウインチの操作ができ
る。これらの油圧回路の切替え方式は、いろいろなやり
方があるが、油圧に関する基本的な知識があれば、実現
できるので、詳説しない。クレーン、ウインチの操作弁
は、実施例では手動式のものを運転席に設けてあるが、
取付け位置は限定されない。また、この弁は手動式に限
らず有線遠隔操作方式、又は無線操作方式のものを使用
することもできる。
ようにバックホーの旋回部(3)に設置してあるブーム
装置(4)の横に、ブームの起伏動作に干渉しない位置
を選んで、油圧式クレーンを、ボルトなどで強固に締付
けてある。このクレーンは、トラック搭載型のクレーン
と同じ機構のものでよく、クレーンベース(10)の上
部には、旋回減速機(11)、旋回ベアリングで構成さ
れた旋回機構を有する。この上部に固定されている旋回
ポスト(8)には、ウインチ減速機(9)とこれに連結
したドラムが内蔵されている。さらにこの旋回ポストに
は、一般的に多段伸縮式のブーム(6)を取付け、ドラ
ムに巻かれたワイヤーロープの他端はブームの先端の滑
車を通して、吊上げ用フック(7)を吊下げている。ま
た、クレーンのブームは内蔵された伸縮シリンダー、起
伏シリンダー(12)により、図3の2点鎖線で示す如
く、作業範囲を広げ、さらにクレーン自体が図4に矢線
で示すように有限又は、無限旋回するので広い範囲でク
レーン作業が可能であり、バックホー作業の邪魔になら
ないように、適当に格納することができる特長がある。
バックホーが小型軽量である時に、図5に示すアウトリ
ガ装置(13)を取付けると、クレーン作業時の側方安
定度を高めることに非常に有効である。もちろん、この
装置は図の矢線で示すように作動するので、バックホー
の旋回時又は輸送時に邪魔にならないように格納できる
よう、構造寸法を考慮してある。前方後方の安定度を高
めるには、バックホーのブームを伸ばしてバケットを接
地すると有効である。実施例では、さらにクレーンの前
部に多目的の油圧ウインチ(14)を設置して、重量物
の引寄せ、不整地での走行脱出などに威力を発揮する。
また、バックホーの前方に土工用排土板を取付けると、
整地作業に便利である。別置きされたクレーン装置やウ
インチ(14)を動かすには、専用の操作弁が必要であ
る。一般的には、図6において搭載されたエンジン(1
5)で、油圧ポンプ(16)を駆動し、高圧の油圧動力
を発生させ、切替弁群(17)をレバー群(18)で操
作して、バックホーやクレーン、ウインチを動かすよう
に構成されている。もし、既成のバックホーにクレーン
などを後から取付ける場合は、既設の油圧回路に、クレ
ーン操作回路への切替弁(図示しない)を組込み、これ
を切替えることにより別置きしたクレーン用操作弁(1
9)に油圧油を導き、クレーン、ウインチの操作ができ
る。これらの油圧回路の切替え方式は、いろいろなやり
方があるが、油圧に関する基本的な知識があれば、実現
できるので、詳説しない。クレーン、ウインチの操作弁
は、実施例では手動式のものを運転席に設けてあるが、
取付け位置は限定されない。また、この弁は手動式に限
らず有線遠隔操作方式、又は無線操作方式のものを使用
することもできる。
【0007】
【発明の効果】本発明のクレーン付バックホーを使用す
れば、次のような著しい実用効果がある。 (イ)同じ一台の機械で、バックホーによる土木作業
と、クレーン作業を適法かつ安全、能率的に実現でき
る。 (ロ)林業関係で使用する例 山中で伐採した木材をトラックに積込んで搬出すること
が多いが、当該機械を使えば、バックホー、排土板など
を使用して道路を切開き、補修しながら現場まで近づく
ことが出来る。そのあと到着したトラックに、併設した
クレーンで材木を能率的に積込むことができる。また、
離れた位置にある木材は別置きされたウインチで引寄
せ、集材しながら積込むことができる。 (ハ)土木作業現場で使用する例 例えば、ヒューム管やU字溝を埋設する工事では、従来
はバックホーなどで溝を掘ったあと、バックホーのバケ
ット部にワイヤーロープを掛けて、資材を吊って移動、
埋設することもあったが位置決めが難しく、また事故が
多いため、現在は法律によって規制されている。そのた
め、不整地走行の可能な図2に示すようなクレーン専用
車が作られている訳であるが、本発明のクレーン付バッ
クホーを使えば、これらの課題が一挙に解決できる。
れば、次のような著しい実用効果がある。 (イ)同じ一台の機械で、バックホーによる土木作業
と、クレーン作業を適法かつ安全、能率的に実現でき
る。 (ロ)林業関係で使用する例 山中で伐採した木材をトラックに積込んで搬出すること
が多いが、当該機械を使えば、バックホー、排土板など
を使用して道路を切開き、補修しながら現場まで近づく
ことが出来る。そのあと到着したトラックに、併設した
クレーンで材木を能率的に積込むことができる。また、
離れた位置にある木材は別置きされたウインチで引寄
せ、集材しながら積込むことができる。 (ハ)土木作業現場で使用する例 例えば、ヒューム管やU字溝を埋設する工事では、従来
はバックホーなどで溝を掘ったあと、バックホーのバケ
ット部にワイヤーロープを掛けて、資材を吊って移動、
埋設することもあったが位置決めが難しく、また事故が
多いため、現在は法律によって規制されている。そのた
め、不整地走行の可能な図2に示すようなクレーン専用
車が作られている訳であるが、本発明のクレーン付バッ
クホーを使えば、これらの課題が一挙に解決できる。
【図1】一般的バックホーの右側面図
【図2】バックホーをクレーン専用車として改造した機
械の右側面図
械の右側面図
【図3】本発明の右側面図である。
【図4】本発明の平面図である。
【図5】本発明の正面図である。
【図6】本発明の左側面図である。
1 キャタピラ 2 運転席 3 旋回部 4 ブーム 5 バケット 6 クレーンブーム 7 フック 8 旋回ポスト 9 ウインチ減速機 10 クレーンベース 11 旋回減速機 12 起伏シリンダー 13 アウトリガ 14 ウインチ 15 エンジン 16 油圧ポンプ 17 切替弁 18 操作レバー 19 クレーン用操作弁 20 クレーン操作レバー
Claims (1)
- 【請求項1】キャタピラ式又はタイヤホイール式のバッ
クホーの旋回部(1)に、油圧式クレーンを併設したこ
とを特徴とするクレーン付バックホー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19634894A JPH0827833A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | クレーン付バックホー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19634894A JPH0827833A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | クレーン付バックホー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827833A true JPH0827833A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16356351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19634894A Pending JPH0827833A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | クレーン付バックホー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827833A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100790919B1 (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 이재호 | 무한궤도 주행식 크레인 |
JP2009121047A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 作業機械 |
GB2490488A (en) * | 2011-04-27 | 2012-11-07 | Keith Stephen | Agricultural or construction vehicle with mountings for two working arms |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP19634894A patent/JPH0827833A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100790919B1 (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 이재호 | 무한궤도 주행식 크레인 |
JP2009121047A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 作業機械 |
GB2490488A (en) * | 2011-04-27 | 2012-11-07 | Keith Stephen | Agricultural or construction vehicle with mountings for two working arms |
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JPH0553900B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020924 |