JPH08278338A - 電界強度測定装置 - Google Patents
電界強度測定装置Info
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
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Abstract
定区間内の平均的な電界強度を算出することを可能に
し、また、その算出の際に移動速度が時間的に変化する
状況下においても区間内での電界強度を正確に求める。 【構成】 単位時間間隔毎に、位置測定装置14により
移動測定車1の現在位置の絶対位置座標を求め、電界強
度測定器11により電界強度値を求める。制御装置13
は、絶対位置座標から単位時間間隔毎の各移動距離を算
出し、これらの各移動距離と単位時間間隔毎の電界強度
値から一定距離毎の電界強度値を算出し、算出時点の絶
対位置座標とともに記録装置16に記録する。
Description
エリア内の電界強度の測定に使用される電界強度測定装
置に関する。
界強度を測定する方法として、図6に示すものがあっ
た。この図6において、1は移動通信のサービスエリア
内を移動しつつ受信レベルを測定する移動測定車であ
り、電界強度測定器11、距離センサ12および制御装
置13からなる電界強度測定装置を有している。また、
2はサービスエリア内の所定の位置に固定された送信機
である。
は、例えば図7に例示するようにサービスエリア内の道
路10を移動しつつ、送信機2から送信される電波を受
信し、受信した電波の電界強度を電界強度測定器11に
より測定する。図8は、この移動測定車1の移動に伴う
電界強度の測定結果の変化を例示するものであり、横軸
が移動測定車1の移動距離、縦軸が電界強度、曲線Aが
電界強度の変化を表している。
回動が距離センサ12によって検出され、移動測定車1
が所定距離ΔLだけ移動する毎に距離パルスが出力され
る。制御装置13は、この距離パルスによって電界強度
測定器11の測定結果をサンプリングし、電界強度のサ
ンプルデータ列を生成する。
各点での電界強度を求める場合には、道路10を各々長
さがLとなるように等分割した各測定区間毎に当該区間
内での平均的な電界強度を求める。すなわち、サンプリ
ングを行う間隔ΔLを1m、受信レベルのサンプルデー
タをEi、測定区間L内において行う電界強度のサンプ
リング回数をN(=L/ΔL)とした場合、制御装置1
3は以下に示す式に従って測定区間L内における受信レ
ベルの平均値Eを求める。
各測定区間での平均的な電界強度が得られる。
須であり、車両に距離パルスを取り出すための専用の距
離センサ12の取り付けるための車両の改造等が必要と
なる欠点を有している。
に、例えば、図9に示すようにNAVSTER/GPS
等の位置測定装置14を電界強度測定器11および制御
装置13とともに移動測定車1に載せた装置が知られて
いる。
強度測定器11によって測定された電界強度を時間的に
サンプリングし、この結果得られるサンプルデータ列と
位置測定装置14によって求められる位置情報とに基づ
いて各測定区間内の電界強度を簡易に算出する。以下、
その算出方法について説明する。
を直線で表している。図10(a)において、L0,
L1,L2,…は、移動経路上に一定距離Lだけ離間して
設定された各通過点であり、これらの各通過点のうち隣
り合ったものの間の区間が各々測定区間である。制御装
置13は、移動測定車1がこれらの各拠点を通過するの
を位置測定装置14から得られる位置情報に基づいて検
知する。また、図10(b)は、移動測定車1の移動の
際に経過時間を直線で表している。図10(b)におい
て、T0,T1,T2,…は、移動測定車1が各通過点
L0,L1,L2,…を各々通過する時刻を表している。
の検知結果と電界強度の測定結果に基づいて各測定区間
での平均的な電界強度を算出する。すなわち、図10
(a)において移動測定車1は時間[Ti-1,Ti]の間
に区間[Li-1,Li]を通過するが、制御装置13は、
この時間[Ti-1,Ti]においてΔT毎に電界強度のサ
ンプリングを行うことにより得られたM個のサンプルデ
ータE(t)=E(ΔT)、E(2ΔT)、E(3Δ
T)、・・・E(MΔT)を用い、以下に示す式に従っ
て区間Liでの電界強度Eを算出する。
度測定装置の場合、移動測定車1の移動速度が等速度
(v(t)=vで一定)であれば、距離間隔△Lで電界
強度をサンプリングして演算処理した結果と時間間隔を
△T=△L/vとして電界強度をサンプリングして演算
処理した結果とは等しくなる。
(t)がダイナミックに変化すると、一定時間間隔で電
界強度のサンプリングを行ったのでは、サンプリングを
行う間に移動測定車1が移動する距離△Lが一定となら
ないため、測定区間内の平均的な電界強度の演算処理結
果が不正確なものとなってしまう場合がある。
=10mとして電界強度を算出するものとする。また、
この場合における測定区間L内の電界強度の平均値は
(10+2)/2=6dBであったとする。この場合に
おいて、例えば、サンプリング間隔を1秒とし、移動測
定車1が5m/秒の一定速度で測定区間を移動するもの
とすると、この場合の測定区間内での電界強度の時間平
均値は(10+2)/2=6dBとなり、本来の平均値
が算出される。しかしながら、移動測定車1が位置P1
で9秒間停止して、その後、一定速度5m/秒で移動し
た場合には、電界強度の時間平均値は(9*10+2)
/10=9.2dBとなり、区間の電界強度の本来の平
均値(=6dB)とは大きく異なったものが得られてし
まう。
した各従来技術の欠点を克服した電界強度測定装置を提
供しようとするものである。すなわち、本発明の目的
は、位置測定装置を用いることにより距離センサを不要
とし、しかも、移動速度が時間的に変化する状況下にお
いても上述したような不具合を生じることなく正確に電
界強度を求めることができる電界強度測定装置を提供す
ることにある。
移動測定車に搭載されて移動し、サービスエリア内の電
界強度の測定を行う電界強度測定装置において、単位時
間間隔毎に前記移動測定車の現在位置の絶対位置座標を
求める位置測定手段と、単位時間間隔毎に電界強度値を
求める電界強度測定手段と、前記移動測定車が所定長の
測定区間を順次通過する際、各測定区間毎に、前記移動
測定車の単位時間間隔毎の移動距離あるいは移動速度を
前記絶対位置座標から算出し、前記電界強度測定手段に
よって得られる単位時間間隔毎の電界強度値とこれらの
単位時間間隔毎の移動距離あるいは移動速度とに基づい
て、当該測定区間内の電界強度値を算出し、その算出時
点での絶対位置座標とともに記録する測定結果処理手段
とを具備することを特徴とする電界強度測定装置を要旨
とする。請求項2に係る発明は、前記位置測定手段は、
GPS受信機を用いて構成されていることを特徴とする
請求項1記載の電界強度測定装置を要旨とする。
値が求められ、移動測定車の現在位置の絶対位置座標が
求められる。そして、絶対位置の変化に基づいて移動測
定車の移動距離または移動速度が求められ、この移動距
離等と電界強度値とに基づいて一定距離毎の電界強度値
が求められる。
て説明する。 <第1実施例>図1はこの発明の第1実施例による電界
強度測定装置を示す構成図である。この図に示すよう
に、本実施例による電界強度測定装置は、NAVSTE
R/GPS受信機による位置測定装置14、電界強度測
定器11、制御装置13、表示装置15および記録装置
16からなり、移動測定車1に搭載されて移動通信のサ
ービスエリア内を移動するものである。
て移動する様子を示している。本実施例では、所定の単
位時間毎に受信電界強度のサンプリングを行い、この単
位時間よりも長い所定の周期毎に上記サンプリングによ
り得られたサンプルデータから平均的な電界強度を算出
を行い、その記録を行う。図2に示す経路上には、
L0,L1,L2,…等が記されているが、これらのうち
L0は電界強度の測定を開始したスタート地点、L1,L
2,…等は電界強度の記録を行った地点を例示したもの
である。これらの各地点のうち隣接する各地点はいずれ
も一定距離Lだけ離れている。そして、これらの各地点
によって挟まれた各区間が平均的な電界強度の算出を行
う測定区間である。位置測定装置14からは移動測定車
1の現在位置の位置座標(経度X、緯度Y)および測定
開始点L0からの道のり距離Dを表す各データが出力さ
れ、これらは単位時間毎に制御装置13により取得され
る。制御装置13は、これらの取得情報および測定によ
り得られた電界強度のサンプルデータに基づいて各測定
区間における電界強度を算出するための各処理を行う。
なお、位置測定装置14として使用するNAVSTER
/GPS受信機によっては、道のり距離Dを出力しない
ものもあるが、その場合は緯度X,緯度Yを用いて道の
り距離Dを計算すればよい。NAVSTER/GPSに
ついては、例えば、編著 日本測地学会:GPS−人工
衛星による精密測位システム−(日本測量学会、198
9)に詳細に説明されている。
行する測定アルゴリズムを示すものである。この図を参
照し、本実施例の動作を説明すると次の通りである。 (1)制御装置13は、電界強度測定器11から得られ
る電界強度の測定結果を一定のサンプリング時間間隔△
Tでサンプリングし、電界強度のサンプルデータE(i
△T)(i=0,1,2,…)を生成する(図3(b)
および(c)参照)。
T(図3(a)参照)毎に下記式に示す演算を行い、当
該平均化間隔内において生成される電界強度のサンプル
データの平均値△Ei(図3(d)における△E1,△
E2,△E3,…)を求める(図3(d)参照)。
/△Tである。
は、上記平均化間隔T毎にその時間内の移動距離△Li
を求める(図3(e)におけるΔL1,ΔL2,…)。こ
こで、移動距離△Liは、位置測定装置14から時間間
隔T毎に得られる道のり距離Dに基づいて以下のように
求められる。
を用いて、近似的に2点間の直線距離として以下のよう
に求めることも可能である。
うにして取得した各情報に基づき、各測定区間(各々長
さL)での電界強度Eを求める。ここで、電界強度E
は、当該測定区間を通過する間に各平均化時間間隔T毎
に得られた電界強度△Ei(i=1,2,…)に対し
て、各平均化時間間隔T毎の移動距離△Li(i=1,
2,…)で重み付けを行い、次式のようにして求めるこ
とができる。
強度の値△Eiの個数(すなわち、移動距離△Liの個
数)である。制御装置13は、このようにして得られる
測定区間での電界強度Eを当該測定区間の終点(あるい
は始点)の絶対位置座標を表す情報(位置測定装置14
からの取得情報)とともに記録装置16へ記録する。
間隔ΔT毎に電界強度ΔEiが求められると共にその間
の移動距離ΔLiが求められる。そして、このようにし
て求められたΔEiおよびΔLiを用いて上記式による
演算処理が行われるため、移動測定車1の移動速度に依
存しないで、各測定区間での電界強度を正確に算出する
ことができる。
て若干考察する。先ず、等速度の場合は、ΔLiは一定
となることから測定区間Lでの電界強度Eは次式とな
る。
ングして演算処理した結果と等しくなっている。
移動速度が0で停止していて、残りのm−k個が一定と
すると、測定区間Lでの電界強度Eは次式となる。
映されないため、ΔLの距離間隔で電界強度をサンプリ
ングして演算処理した結果と等しくなっている。
定車において移動距離を測定するようにしたが、移動距
離に代えて移動速度を測定するようにしても上記実施例
と全く同様の効果が得られる。
例による電界強度測定装置の構成を示すものである。本
実施例は、NAVSTER/GPS受信機等の位置測定
装置101、自立航法センサ(距離センサ、方位センサ
等)102、地図データメモリ103およびナビゲーシ
ョン制御装置104からなるナビゲーションシステム1
00が移動測定車1内に搭載されており、このナビゲー
ションシステム100から車両の現在位置に関する情報
を取得し、上記第1実施例と同様な処理を行うものであ
る。
テム100内において、位置測定装置101から得られ
る車両の位置座標に対し、地図データメモリ103内の
地図データおよび自立航法センサ102の測定結果を用
いたマップマッチングによる位置補正が施され、位置測
定装置101のみを使用した場合と比較して高い測定精
度で車両の位置座標が得られる。
モリ103内に地図データが記憶されており、この地図
データを参照することにより、サービスエリア内におけ
る電界強度の分布を表す地図を表示装置15に表示する
ことができる。すなわち、本実施例においては、上記第
1実施例と同様、サービスエリア内の各地点において電
界強度が求められ、位置測定装置101から得られる各
地点の絶対位置(緯度:X、緯度:Y)の位置情報とと
もに記録装置16に記録される。そして、これらの情報
および地図データメモリ103内の地図データに基づい
て、サービスエリア内の各地点での電界強度を表す地図
が表示装置15に表示される。図5はその表示例を示す
ものである。
移動測定車の位置をGPS受信機等を用いた位置測定装
置を用いて求めるようにしたため、距離センサを車両に
取り付ける必要がない。また、車両が電界強度の測定を
行いつつ一定区間を通過する際、位置測定装置から得ら
れる車両の位置座標に基づいて車両の移動量が求めら
れ、この移動量と電界強度の測定結果に基づいて一定区
間内の平均的な電界強度が算出されるので、移動速度が
時間的に変化する状況下においても、区間内での電界強
度を正確に求めることができるという効果がある。
構成を説明する図である。
報を説明する図である。
る。
の構成を説明する図である。
に表示した結果例を説明する図である。
いて説明する図である。
プリングして、一定区間の電界強度を算出する従来方式
における測定構成を示す図である。
度を算出する方式の構成を示す図である。
る他の測定構成を示す図である。
強度を算出する方式の測定アルゴリズムを説明する図で
ある。
強度を算出する方式の測定誤差を説明するのに用いたパ
ラメータの説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 移動測定車に搭載されて移動し、サービ
スエリア内の電界強度の測定を行う電界強度測定装置に
おいて、 単位時間間隔毎に前記移動測定車の現在位置の絶対位置
座標を求める位置測定手段と、 単位時間間隔毎に電界強度値を求める電界強度測定手段
と、 前記移動測定車が所定長の測定区間を順次通過する際、
各測定区間毎に、前記移動測定車の単位時間間隔毎の移
動距離あるいは移動速度を前記絶対位置座標から算出
し、前記電界強度測定手段によって得られる単位時間間
隔毎の電界強度値とこれらの単位時間間隔毎の移動距離
あるいは移動速度とに基づいて、当該測定区間内の電界
強度値を算出し、その算出時点での絶対位置座標ととも
に記録する測定結果処理手段とを具備することを特徴と
する電界強度測定装置。 - 【請求項2】 前記位置測定手段は、GPS受信機を用
いて構成されていることを特徴とする請求項1記載の電
界強度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07787395A JP3660388B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電界強度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07787395A JP3660388B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電界強度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08278338A true JPH08278338A (ja) | 1996-10-22 |
JP3660388B2 JP3660388B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=13646185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07787395A Expired - Lifetime JP3660388B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電界強度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3660388B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100330884B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-04-03 | 류정열 | 주행차량의 차속변화시 수신 전계강도 측정장치 |
US7590424B2 (en) | 2001-03-29 | 2009-09-15 | Ntt Docomo, Inc. | Position measuring method and mobile communication terminal |
JP2017069799A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Kddi株式会社 | 測定装置、測定システム及び測定方法 |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP07787395A patent/JP3660388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100330884B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-04-03 | 류정열 | 주행차량의 차속변화시 수신 전계강도 측정장치 |
US7590424B2 (en) | 2001-03-29 | 2009-09-15 | Ntt Docomo, Inc. | Position measuring method and mobile communication terminal |
JP2017069799A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Kddi株式会社 | 測定装置、測定システム及び測定方法 |
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---|---|
JP3660388B2 (ja) | 2005-06-15 |
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