JPH0827829B2 - 魚計数装置 - Google Patents

魚計数装置

Info

Publication number
JPH0827829B2
JPH0827829B2 JP4353278A JP35327892A JPH0827829B2 JP H0827829 B2 JPH0827829 B2 JP H0827829B2 JP 4353278 A JP4353278 A JP 4353278A JP 35327892 A JP35327892 A JP 35327892A JP H0827829 B2 JPH0827829 B2 JP H0827829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
container
separating
counting device
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4353278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0793506A (ja
Inventor
寿久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Polymer Kasei KK
Original Assignee
Seibu Polymer Kasei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seibu Polymer Kasei KK filed Critical Seibu Polymer Kasei KK
Priority to JP4353278A priority Critical patent/JPH0827829B2/ja
Publication of JPH0793506A publication Critical patent/JPH0793506A/ja
Publication of JPH0827829B2 publication Critical patent/JPH0827829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は養殖用稚魚等の魚の数を
数える計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年魚類の養殖が盛んになるにつれ、養
殖用稚魚の取引きも多量になってきている。稚魚の数を
数える場合は、売買当事者と立会人の3者立会いの下
で、手で1回5匹位づつ稚魚をすくって数えるのが一般
に行われている方法である。
【0003】このように人手で数える方法では数えるの
に長時間を要し、1人1日約15,000尾〜20,000尾が人手
による計数限度である。したがって稚魚の計数のために
多大の人件費が必要である。また稚魚の漁に携る漁業従
事者は、稚魚の漁期が短いため、この短い漁期の間に出
漁の回数をできるだけ多くしなければならないという要
請があり、稚魚の計数のために多大の時間をさかねばな
らないということは極めて不都合である。さらに稚魚の
計数時間が長いと稚魚が衰弱ないし死亡するという問題
も生じている。
【0004】このような問題を解決する魚の計数装置と
して、特公昭56−28310号公報には、通過中の魚
が2匹以上並進するのを阻む曲線形状と幅を有する整列
部と、該整列部に連続して一匹ずつ整列して魚を通過さ
せる計数部とから構成される整列水路と、この水路を通
過する魚を検知し計数する手段からなる魚計数装置が開
示されている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】上記公知の魚計数装置
は、魚を一匹ずつ整列させて自動的に計数することはで
きるが、水路に魚と水とを一諸に流して光センサーで計
数すると、水中の泡や濁りが光を乱反射することにより
光センサーがこの泡等を魚影と誤認して計数してしま
い、正確な計数ができないという問題点がある。
【0006】よって、本発明は、上記問題点を解決し、
簡便にかつ短時間で多数の魚の数を数えることができる
上に水中の泡や濁りによる誤計数のおそれがない改良さ
れた魚計数装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1記載の魚計数装置は、魚の通路中に設けられたスダ
レ状または網状の水切り部またはベルトからなる魚と水
とを分離する手段と、水を分離された魚を計数する光セ
ンサーとを備えることを特徴とするものである。
【0008】本発明者は、養殖用稚魚等の魚の数を人手
に代えて光センサ―で数える方法に着目し、研究と実験
を重ねた結果、単に光センサ―を設けた管路等に魚を水
と一緒に流して光センサ―で計数したのでは、水中の泡
や濁りが光を乱反射することにより光センサ―がこの泡
等を魚影と誤認しまたは異物を魚影と誤認し計数してし
まうというこれまで未知の問題に当面し、光センサ―の
前段に魚と水とを分離する手段を設けることによっては
じめて光センサ―による魚の計数が正確に行われること
を見出して本発明をなすに至った。すなわち、魚と水と
を分離する手段によりまず魚から水を分離した後計数す
ることにより、光センサ―は水中の泡や濁りまたは異物
による誤計数のおそれがなく正確に魚の数を計数するこ
とができる。
【0009】また請求項4記載の魚計数装置は、魚の通
路中に設けられたスダレ状または網状の水切り部または
ベルトからなる魚と水とを分離する手段と、水を分離さ
れた魚を計数する光センサーと、魚と水とを分離する手
段の前段に設けられ、魚を1匹ずつ切離して送り出す手
段とを備えることを特徴とするものである。
【0010】2匹以上の魚が同時にまたは連続して光セ
ンサ―を通過すると光センサ―はこれらの魚を1匹の魚
として計数してしまうので正確な計数ができなくなるお
それがある。そこで本発明では光センサ―の前段に多数
の魚を1匹ずつ切離して送り出す手段を配し、魚が1匹
ずつ光センサ―に移送されるように構成することによ
り、2匹以上の魚が同時にまたは連続して光センサ―を
通過することを防止している。
【0011】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明にかかる魚計数装置の一実
施例の側面図、図2は平面図、図3は正面図である。
【0012】おおむね細長い箱状の本体ケ―ス1は上方
が両側に張り出した上縁部1a、1aによって蓋1bが
取付けられている。本体ケ―ス1の一方の端部上方には
箱状の魚投入部2が設けられている。魚投入部2はカセ
ットタイプの箱状の部材で上方が開放されており、その
底部2aが図中左方に下傾して左端にはスリット2bが
形成されている。魚投入部2は蓋1bに設けた開口部1
cに嵌め込むようになっており、スリット幅の異なる種
々の魚投入部2を用意しておいて魚の大きさに合わせて
随時交換できるようになっている。
【0013】本体ケ―ス1内には3台のベルトコンベヤ
―3,4,5が設けられている。ベルトコンベヤ―3は
魚と水とを分離する手段を形成するもので、本体ケ―ス
1に軸受6,6を介して回転自在に取付けられた駆動ベ
ルト車7とテ―ルベルト車8にナイロンメッシュ等から
なるメッシュベルト9を張設してなるものである。
【0014】ベルトコンベヤ―4はベルトコンベヤ―3
の駆動ベルト車7側に一部が重なるようにしてベルトコ
ンベヤ―3の下段に配置されており、本体ケ―ス1に軸
受36,36を介して回転自在に取付けられた駆動ベル
ト車10とテ―ルベルト車11にゴムベルト12を張設
してなるものである。またベルトコンベヤ―5はベルト
コンベヤ―4の両端から延長するようにしてベルトコン
ベヤ―4の下段に配置されており、本体ケ―ス1に軸受
13,13を介して固定された駆動ベルト車14とテ―
ルベルト車15にゴムベルト16を張設してなるもので
ある。
【0015】本体ケ―ス1に固定されたモ―タ取付板1
7にはモ―タ18が取付けられている。このモ―タ18
の回転軸に固定されたベルト車19とベルトコンベヤ―
3の駆動ベルト車7の軸に固定されたベルト車20との
間にはベルト21が張設されている。また駆動ベルト車
7の軸のベルト車20が取付けられた側の反対側の端部
にはベルト車22が固定されており、このベルト車22
とベルトコンベヤ―4の駆動ベルト車10の軸に固定さ
れたベルト車23との間にはベルト24が張設されてい
る。さらに駆動ベルト車10の軸のベルト車23が取付
けられた側の反対側の端部にはベルト車25が固定され
ており、このベルト車25と、ベルトコンベヤ―4のテ
―ルベルト車11の図中右方の本体ケ―ス1に軸受26
を介して回転自在に取付けられた回転軸27に固定され
たベルト車28との間にはベルト29が張設されてい
る。回転軸27のベルト車28が取付けられた側の反対
側の端部には歯車30が固定されている。またベルトコ
ンベヤ―5の駆動ベルト車14の軸には歯車30と噛合
する位置に歯車31が固定されている。各ベルト車の径
は、ベルトコンベヤ―3のベルト9,ベルトコンベヤ―
4のベルト12,ベルトコンベヤ―5のベルト16の進
行速度が16>12>9になるように定めてある。これ
は、各段のベルト9,12,16の進行速度を下段に行
くほど速くすることにより最上段のベルト9に魚がつな
がった状態で落下しても下段のベルトに行くほど相互に
切り離されて先行の魚との間隔が大きくなるようにする
ための構成である。このように魚間の間隔を充分にとる
ことにより光センサ―により計数する際つながった魚を
1匹の魚と誤認して数えることが防止できる。
【0016】ベルトコンベヤ―3の下方には本体ケ―ス
の両側内壁に密接する傾斜板32が設けられており、こ
の傾斜板32と本体ケ―ス1の前部底壁33および本体
ケ―スの両側壁1d,1dとにより水受け部34が形成
されている。本体ケ―ス1の前方には下傾する突出管3
5が形成されており、この突出管35は上下2段に分割
されて上段部は水受け部34に連通する水抜き通路35
aを構成し、下段部はベルトコンベヤ―5の駆動ベルト
車側の端縁に臨む魚通路35bを構成している。水受け
部34と水抜き通路35aは本実施例における水抜き部
を構成する。魚通路35bの底面は魚が滑走し易いよう
弗素樹脂等摩擦係数の少ない材質の膜37で被覆してあ
る。
【0017】次に上記装置の動作について説明する。モ
―タ18をオンにするとベルト車19が図1反時計方向
に回転し、ベルト車20およびベルトコンベヤ―3の駆
動ベルト車7およびテ―ルベルト車8も反時計方向に回
転するのでベルトコンベヤ―3のメッシュベルト9はそ
の上側が矢印A方向に進行する。また駆動ベルト車7の
回転はベルト車22,ベルト24,ベルト車23を介し
てベルトコンベヤ―4の駆動ベルト車10に伝達され、
駆動ベルト車10は反時計方向に回転しゴムベルト12
はその上側が矢印B方向に進行する。また駆動ベルト車
10の回転はベルト車25,ベルト29,ベルト車26
を介して歯車30に伝達され、歯車30が反時計方向に
回転する。したがって歯車30と噛合する歯車31は時
計方向に回転し、この歯車31と同軸のベルトコンベヤ
―5の駆動ベルト車14は時計方向に回転し、ゴムベル
ト16はその上側が矢印C方向に進行する。
【0018】上記の運転状態において計数すべき多数の
魚を魚投入部2から水と一緒に次々に投入すると、魚と
水はスリット2bからベルトコンベヤ―3のメッシュベ
ルト9上に次々に落下する。水はメッシュベルト9から
水受け部34に落下し水抜き通路35aから装置外部に
流出する。かくしてメッシュベルト9上で水と分離され
た魚はメッシュベルト9に運ばれてA方向に進行し、そ
の進行方向のベルト末端から下段のベルトコンベヤ―4
のゴムベルト12上に落下する。この魚はゴムベルト1
2に運ばれてB方向に進行しその進行方向末端からさら
に下段のベルトコンベヤ―5のゴムベルト16上に落下
する。次いで魚はゴムベルト16により運ばれてC方向
に進行しその進行方向末端から突出管35の魚通路35
bに落下し、魚通路35bを滑走して装置外部に、置か
れた魚槽(図示せず)に送り込まれるが、その際魚通路
35bの外側に設けられた光センサ―39によって計数
される。光センサーとしては、赤外線光センサー、CC
Dイメージセンサーなどが考えられる。
【0019】上記実施例において、ベルトコンベヤ―3
のベルトとしてメッシュベルトを使用しているが、これ
に限らずゴム製の多孔ベルト等魚と水とを容易に分離で
きるかつ落下する魚を傷つけない材料からなるベルトで
あればどのようなものでもよい。本明細書において「メ
ッシュ状のベルト」とはこのようにメッシュベルトと同
効を奏する類似の材料のベルトをすべて包含するもので
ある。また、上記実施例においては、下段のベルトコン
ベヤ―として2台のベルトコンベヤ―4,5を使用して
いるが、これは装置を全体としてコンパクトにするため
および魚間の間隔を充分にとるためになされた設計であ
り、魚間の間隔が充分にとれ、かつ装置がよりスペ―ス
をとることをいとわなければベルトコンベヤ―5を省略
し、ベルトコンベヤ―4の進行方向末端に臨んで魚通路
および光センサ―を設けるようにしてもよい。さらに後
述のように魚を1匹ずつ切離して送り出す手段を別に設
ければ、ベルトコンベヤ―4も省略してベルトコンベヤ
―3の進行方向末端に臨んで魚通路および光センサ―を
設けるように設計することも可能である。またベルトコ
ンベヤ―4,5のベルト12,16はゴムベルトに限ら
ず、落下する魚を傷つけないような柔い材質のものであ
ればよい。
【0020】図4は本発明にかかる魚計数装置の他の実
施例を模式的に示す斜視図である。この実施例において
は、魚投入口40を有する入口管路41は途中において
魚通過管路42と水抜き管路43に分岐し下流において
再び合体して出口管路44が形成されている。上流側の
管路42,43の分岐点の底面にはスダレまたは網状の
水切り部45が設けられている。魚通路管路42には光
センサ―46が設けられている。各管路41,42,4
3、44はいずれも下方に傾斜している。この装置によ
れば、計数すべき多数の魚を魚投入口40から水と一緒
に次々に投入すると、魚と水は水切り部45に至り、こ
こで水は水抜き管路43に落下し、魚だけが魚通過管路
42を滑走下降する。
【0021】魚は管路42を通過する際光センサ―46
によって計数された後出口管路44に落下し、ここで水
抜き管路から流下する水と合わさって装置外部に置かれ
た魚槽(図示せず)に送り込まれる。
【0022】図1〜図3の実施例においては、2匹以上
の魚が同時にまたは連続して光センサ―を通過すること
により誤計数が生じることを防止するために、魚を1匹
ずつ切離して光センサ―に送り出す手段として、メッシ
ュ状のベルトを有するベルトコンベヤ―の下段に進行速
度がより速いベルトを備えるベルトコンベヤ―が少なく
とも1段配設されているが、図4の実施例においてはこ
のような手段は装置本体内には設けられていない。そこ
で、特定するものではないが、図4の実施例のような装
置においては、魚と水とを分離する手段の前段に魚を1
匹ずつ切離して送り出す手段を付加的に設けることが好
ましい。以下このような魚を1匹ずつ切離して送り出す
手段(以下魚切離し装置という)のいくつかの例を説明
する。
【0023】図5は魚切離し装置の1例を示す斜視図で
その周壁の一部を切欠いて示す。装置50は上方が開放
した円筒状の容器51を備え、その底壁51aには軸5
2が回転自在に取付けられている。この軸52にはわん
曲した多数の針金を上下方向に櫛歯状に配列した櫛状部
材53が固設されている。また容器51の周壁51bに
はらせん状に配列された針金,棒,または細長い板等か
らなるらせん状部材54が軸52との間に僅かの隙間を
あけるようにして固設されている。櫛状部材53の各針
金間の間隙およびらせん状部材54の各針金間の間隙は
魚が通り抜けられない程度の大きさに設定されている。
またらせん状部材54の各針金は櫛状部材53の各針金
が通り抜けることができるような位置に配列されてい
る。容器の周壁51bの底部附近には容器内に連通する
魚送出管55が設けられており、この魚送出管は魚を1
匹ずつ通過させる管径のもので、ホ―ス,パイプ等を介
して図4に示す実施例の装置または図1〜図3に示す実
施例の装置または図1〜図3に示す装置においてベルト
コンベヤ―5またはベルトコンベヤ―4,5を除いた装
置等に接続される。
【0024】図5の装置に魚を水とともに投入し、軸5
2を矢印方向に手動または電動で矢印方向に回転させる
と、魚は櫛状部材53に追われて櫛状部材53とらせん
状部材54との間に形成される空間56内に追い込まれ
る。この空間56は櫛状部材が回転するにつれて上の方
から次第に狭くなって来るので、魚は次第に容器51の
下方に追われ、魚送出管55に逃げ込み、1匹ずつ次段
の魚計数装置本体内に送り込まれる。
【0025】図6は魚切離し装置の他の例を示すもの
で、図6(a)は斜視、図6(b)は平面図である。装
置60は管61内に2枚の硬質プラスチック板62,6
3を組合せて両端部64は広く中央部65が狭窄され通
路を形成したものであり、管の両端縁部と板62,63
の間は板材67で閉じられている。管61の出口側はホ
―ス,パイプ等により魚計数装置本体に接続される。こ
の装置においては、魚を水とともに入口から投入する
と、集団で入って来た魚は狭くなった中央部65で1匹
ずつ整列し出口へ向う。魚の大きさに応じて中央部65
の幅Wを適宜設定した管を多種類用意し、魚の大きさに
よってつなぎ変えるようにすることが好ましい。
【0026】図7は魚切離し装置の他の例を示すもの
で、図7(a)は斜視、図7(b)は平面図である。装
置70は管71内に2枚のゴムまたは軟質プラスチック
からなる可撓板72,73を組合わせて入口部74は広
く中央部75では板72,73の弾力で重ね合わさるよ
うにしたものであり、管の入口端縁部と板72,73の
間は板材76で閉じられている。管71の出口側はホ―
ス,パイプ等により魚計数装置本体に接続される。この
装置においては、魚を水とともに入口から投入すると、
集団で入って来た魚は2枚の可撓板72,73が重ね合
わさった中央部75を押拡げるようにして通過すること
により1匹ずつ整列し出口へ向う。この例では魚の大き
さに応じて多種類の管を用意する必要がない。
【0027】図8は魚切離し装置の他の例を示すもの
で、図8(a)は斜視、図8(b)は制御板の正面図で
ある。装置80は管81上側半周に少なくとも1ヶ所
(図の例では2ヶ所)円弧状のスリット82を形成し、
このスリット82に図8(b)に示す円板状の制御板8
3を嵌合したものである。制御板83は上部に出し入れ
用の柄83aがついており、下部にはスリット83bが
形成されている。管81の出口側はホ―ス,パイプ等に
より魚計数装置本体に接続される。この装置においては
集団で入って来た魚は制御板83のスリットを通過する
ことにより1匹ずつ整列し出口へ向う。制御板は魚の大
きさに応じてスリット幅Wを適宜設定したものを多種類
用意し、魚の大きさによってさしかえるようにする。
【0028】図9は魚切離し装置の他の例を示すもの
で、図9(a)は側面、図9(b)は平面図である。装
置90はゴムホ―ス等のホ―ス91を少なくとも1個の
しぼり器92でしぼることによってホ―ス91に狭窄部
93を形成するもので、図示の例では2個のしぼり器9
2を相互に90°の位置関係で配置してある。ホ―ス9
1の入口側には魚投入口(図示せず)が設けられ、出口
側は魚計数装置本体に接続される。この装置において
は、集団で入って来た魚はホ―ス91の狭窄部93を通
過することにより1匹ずつ整列し出口へ向う。狭窄部9
3のしぼり幅Wは魚の大きさに応じてしぼり器92間隔
を調整することによって変えることができる。しぼり器
92は図9(c)に示すように、万力型の道具で、支持
台94にホ−ス91を載せ、支持台94の立上り部94
に螺合されたねじつき締付け部材95のハンドル96を
回転することによって締付け部材95をホ−ス91に押
付けることができる。
【0029】図10は魚切離し装置の他の例を示すもの
で、図10(a)は斜視、図10(b)は部分拡大斜視
図である。装置100は先端を狭くした舟型の容器10
1を備えており、この容器101の先端部下端にはスリ
ット102aを有するスリット部材102が設けられて
いる。このスリット部材は交換可能に嵌込むように構成
することが好ましい。また容器101の先端部下端のス
リット部材102の前方には魚送出管103が取付けら
れており、この魚送出管103はホ―ス,パイプ等を介
して魚計数装置本体に接続される。容器101の底面は
魚と水が自然に先端側へ移動するように3度以上の角度
で先端側に下傾するように形成することが好ましい。ス
リット部材102はスリット102aの幅が異なるもの
を多種類用意しておき魚の大きさに応じて取替えるよう
にすることが好ましい。容器102の底面には底に残っ
た魚を滑りやすくするように弗素樹脂等摩擦係数の小さ
い材料を敷いておくことが好ましい。また容器の内壁面
には魚の保護のためスポンジを貼っておくことが好まし
い。この装置においては、多数の魚を水とともに容器1
01に投入すると魚は先端側に移動しスリット102a
を通過することにより1匹ずつ整列して魚送出管に送出
される。
【0030】図11は図10の魚切離し装置の変更例を
示す斜視図で、装置110は図10の装置100と同様
の舟型の容器111と魚送出管112を備えている。こ
の装置110が図10の装置100と異なる点は、装置
110はスリット部材を用いず先端部下端には魚送出管
112の内径と同径の孔が形成されており、スリット部
材のかわりに魚送出管112に着脱自在であり種々の異
なる内径を有する魚規制管113を多数用意しておき、
魚の大きさに応じて適宜の内径の魚規制管113を魚送
出管112に嵌合して使用することである。他の構成お
よび本装置の機能は図10の装置100と同様であるの
でその詳細な説明は省略する。
【0031】図12は、図10および図11の魚切離し
装置の変更例を示す斜視図で、装置120は図11の装
置110と同様の舟型の容器121と魚送出管122を
備えており、容器121の先端部下端には魚送出管12
2の内径と同径の孔が形成されている。容器121は仕
切板123によって前部121aと後部121bに仕切
られており、前部121aの底面には魚が一ヶ所に集中
することを防ぐため多数の分離柱124が植設されてい
る。仕切板は上方に引き上げることが可能なように容器
の側壁に嵌込まれている。他の構成は図10の装置10
0と同様である。この装置においては、多数の魚を水と
ともに容器121の後部121bに移した後仕切板12
3をほぼ分離柱124の頂部附近まで徐々に引上げる。
魚は一般に容器の底部に集まる傾向があるので、仕切板
123を分離柱124の頂部附近まで引上げると魚は仕
切板123の下を潜って容器121の前部121aに進
入し、分離柱の間を通過することによってばらばらにな
り1匹ずつ魚送出管122に入り魚計数装置本体に移送
される。
【0032】図13は図10〜図12の魚切離し装置の
変更例を示す斜視図で、装置130は図11の装置11
0と同様の舟型の容器130と魚送出管132を備えて
おり、容器131の先端部下端には魚送出管132の内
径と同径の孔が形成されている。容器131は容器の側
壁131aとおおむね平行な複数の仕切板133によっ
て容器131の横方向に複数の部分に区切られており、
先端部附近にはこれらの仕切板133と直交するゲ―ト
板134がハンドル134aによって矢印方向に引出す
ことが可能なように容器131の側壁に形成されたスリ
ット135に嵌込まれている。他の構成は図10の装置
と同様である。この装置においては、多数の魚を水とと
もに容器131に移した後ゲ―ト板134aを矢印方向
に徐々に引出すと、魚は仕切板133によって区切られ
た各部分から1匹ずつ整列して次々に魚送出管132に
入り魚計数装置本体に移送される。
【0033】図14は魚切離し装置のさらに他の例を示
す斜視図である。装置140は全体としてらせん状に形
成された断面「U」の字型の通路からなり魚投入部14
1は最も高い位置に配置され、魚出口142は最も低い
位置に配置されており、この間はらせん状に下る滑走路
143となっている。
【0034】魚出口142から出た魚は魚計数装置本体
に入るようになっている。装置全体の底面は魚が滑りや
すいように弗素樹脂等摩擦係数の小さい材料で覆われて
いる。この装置においては、多数の魚を水とともに魚投
入部141に投入すると、魚はらせん状の滑走路143
を滑走しつつ一列となり魚出口142から1匹ずつ魚計
数装置本体に移送される。
【0035】図15は魚切離し装置のさらに他の例を示
すもので、図15(a)は装置全体を示す斜視図、図1
5(b)は突出部の拡大斜視図である。装置150はバ
ケツ状の容器151からなるものであり、魚出口152
を有する突出部153が形成されている。容器151の
頂部は前部が閉じ板154で閉じられており後部は開放
されている。突出部153の頂部両側には溝153aが
切られており、この溝153aにはスライド板155が
閉じ板154に一部重なるようにしてかつ矢印方向に摺
動自在に嵌合している。このスライド板155を摺動さ
せることにより魚出口152の寸法を魚の大きさに応じ
て適宜変更することができる。この装置を使用する場合
は、容器151内に魚を水とともに投入し、容器151
を傾けて魚出口152から魚を1匹ずつ魚計数装置本体
に移送する。
【0036】上記の説明においては、図5〜図15に示
す魚切離し装置はいずれも図1〜図3または図4に示す
魚計数装置に接続して、あるいはこのような魚計数装置
とともに使用するものとして記述したが、図5〜図15
の各魚切離し装置の出口側に光センサ―を配設すれば、
図1〜図3または図4の魚計数装置に接続しないでもそ
れぞれ独立した魚計数装置として使用することも可能で
ある。もっともこの場合は、魚と水とを分離する手段が
設けられていないので、水中の泡や濁りまたは異物によ
る誤計数を防止するという本発明の効果は得られない。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
センサ―の前段に魚と水とを分離する手段を設け、魚と
水とを分離した後光センサ―による計数を行うようにし
たので、水中の泡や濁りによる誤計数のおそれがなく高
速にしかも正確に魚を計数することができる。本発明の
装置によればたとえば連続投入すれば1時間に5万尾の
稚魚を計数することが可能で極めて高能率である。
【0038】また本発明によれば光センサ―の前段に魚
と水とを分離する手段に加えて魚を1匹ずつ切離して送
り出す手段を設けたので、水中の泡や濁りまたは異物に
よる誤計数を防止できる上に、魚が1匹ずつ確実に光セ
ンサ―に移送され、2匹以上の魚を光センサ―が1匹と
して誤計数することが確実に防止できる。なお、本発明
は稚魚に限らずいかなる種類の魚でも計数することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる魚計数装置の一実施例の側面図
である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】同装置の正面図である。
【図4】本発明にかかる魚計数装置の他の実施例を模式
的に示す斜視図である。
【図5】魚切離し装置の1例を示す斜視図である。
【図6】(a)は魚切離し装置の他の例を示す斜視図、
(b)は同装置の平面図である。
【図7】(a)は魚切離し装置の他の例を示す斜視図、
(b)は同装置の平面図である。
【図8】(a)は魚切離し装置の他の例を示す斜視図、
(b)は同装置に使用する制御板の正面図である。
【図9】(a)は魚切離し装置の他の例を示す側面図、
(b)は同装置の平面図、(c)同装置の正面図であ
る。
【図10】(a)は魚切離し装置の他の例を示す斜視
図、(b)は同装置の部分拡大斜視図である。
【図11】魚切離し装置の他の例を示す斜視図である。
【図12】魚切離し装置の他の例を示す斜視図である。
【図13】魚切離し装置の他の例を示す斜視図である。
【図14】魚切離し装置の他の例を示す斜視図である。
【図15】(a)は魚切離し装置のさらに他の例を示す
斜視図、(b)は同装置の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
3,45 魚と水とを分離する手段 4,5,50,60,70,80,90,100,11
0,120,130,140,150 魚を1匹ずつ切
離して送り出す手段 39,46 光センサー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚の通路中に設けられたスダレ状あるい
    は網状の水切り部またはベルトからなる魚と水とを分離
    する手段と、水を分離された魚を計数する光センサー
    、該光センサーの前段に設けられ、ベルトコンベアか
    らなる魚を一匹ずつ切離して送り出す手段を備えること
    を特徴とする魚計数装置。
  2. 【請求項2】 魚の通路中に設けられたスダレ状または
    網状の水切り部またはベルトからなる魚と水とを分離す
    る手段と、水を分離された魚を計数する光センサーと、
    魚と水とを分離する手段の前段に設けられ、魚を1匹ず
    つ切離して送り出す手段とを備えることを特徴とする魚
    計数装置。
  3. 【請求項3】 該魚と水とを分離する手段はメッシュ状
    のベルトを備えるベルトコンベヤーからなることを特徴
    とする請求項記載の魚計数装置。
  4. 【請求項4】 該魚と水とを分離する手段は魚の通路中
    に設けられたスダレ状または網状の水切り部からなるこ
    とを特徴とする請求項記載の魚計数装置。
  5. 【請求項5】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、円筒状の容器と、この容器に回転自在に取付けた軸
    に固設した櫛状部材と、該容器の周壁に固設したらせん
    状部材と、該容器の底部附近に設けた魚送出管とを備え
    ることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の魚
    計数装置。
  6. 【請求項6】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、管内に2枚の硬質材からなる板を組合せることによ
    って狭窄された通路を形成したことを特徴とする請求項
    2〜4のいずれかに記載の魚計数装置
  7. 【請求項7】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、管内に2枚の可撓板を重ね合せることによって狭窄
    された通路を形成したことを特徴とする請求項2〜4
    いずれかに記載の魚計数装置。
  8. 【請求項8】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、管内にスリットを有する制御板を嵌装したことを特
    徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の魚計数装置。
  9. 【請求項9】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、しぼり幅が可変なしぼり器によってホースの1部に
    狭窄部を形成したことを特徴とする請求項2〜4のいず
    れかに記載の魚計数装置。
  10. 【請求項10】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、舟型の容器と、この容器の先端部下端に設けたスリ
    ット部材と、該容器の先端部下端において該スリット部
    材の前方に設けられた魚送出管とを備えることを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の魚計数装置。
  11. 【請求項11】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、舟型の容器と、この容器の先端部下端に設けられた
    魚送出管と、この魚送出管に着脱自在に嵌合された魚規
    制管とを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれ
    かに記載の魚計数装置。
  12. 【請求項12】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、舟型の容器と、この容器の先端部下端に設けられた
    魚送出管と、該容器を前後方向に仕切る引上げ可能な仕
    切板と、該仕切板によって仕切られた該容器の前部底面
    に植設された多数の分離柱とを備えることを特徴とする
    請求項2〜4のいずれかに記載の魚計数装置。
  13. 【請求項13】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、舟型の容器と、この容器の先端部下端に設けられた
    魚送出管と、該容器の側壁とおおむね平行に設けられた
    複数の仕切板と、これらの仕切板と直交して設けられこ
    れらの仕切板と直交する方向に引出可能なゲート板とを
    備えることを特徴とする請求項2〜4項のいずれかに記
    載の魚計数装置。
  14. 【請求項14】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、最も高い位置に配置された魚投入部と最も低い位置
    に配置された魚出口との間に形成されたらせん状の滑走
    路からなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに
    記載の魚計数装置。
  15. 【請求項15】 該魚を1匹ずつ切離して送り出す手段
    は、突出部を有するバケツ状の容器と、この容器の突出
    部に形成された魚出口と、この突出部の頂部に摺動自在
    に取付けられ該魚出口の寸法を変更しうるスライド板と
    を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
    載の魚計数装置。
JP4353278A 1992-12-11 1992-12-11 魚計数装置 Expired - Lifetime JPH0827829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353278A JPH0827829B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚計数装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353278A JPH0827829B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚計数装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0793506A JPH0793506A (ja) 1995-04-07
JPH0827829B2 true JPH0827829B2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=18429754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4353278A Expired - Lifetime JPH0827829B2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚計数装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0827829B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4826978B2 (ja) * 2004-03-30 2011-11-30 株式会社カイスイマレン 魚類選別台
KR100582872B1 (ko) * 2005-01-25 2006-05-23 주선미 어류선별기용 어류계수장치
WO2013080351A1 (ja) * 2011-12-01 2013-06-06 大阪エヌ・イー・ディー・マシナリー株式会社 個体計数装置
CN108834991B (zh) * 2018-08-10 2021-03-09 陈玉泉 一种观赏锦鲤的投喂器
CN110521647B (zh) * 2019-09-17 2024-05-07 浙江万里学院 一种将外源物质导入活虾的注射装置及其使用方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5628310A (en) * 1979-08-09 1981-03-19 Honda Motor Co Ltd Fitting device for machine and equipment
JPS59138522A (ja) * 1983-01-28 1984-08-09 No Yamamoto 移送機の分水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0793506A (ja) 1995-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11944066B2 (en) Pet cat excrement screening device
US4551885A (en) Fish decapitator and eviscerator
DK2355663T3 (en) DEVICE FOR PROCESSING CANCER
JPS58500969A (ja) 動物に給餌する方法とその装置
US5950839A (en) Method and apparatus for the separation of manure and sand
JPH0827829B2 (ja) 魚計数装置
US9296568B2 (en) Accuracy of fertilizer dispensed through a fixed opening
JP2018147271A (ja) 硬貨処理装置及びそれを備えた硬貨入出金装置
US4570294A (en) Apparatus for separating the gizzards from the entrails of poultry and for further processing the gizzards
US20080149036A1 (en) Self-cleaning pet litter box
JPS62175890A (ja) 魚計数装置
CN109279304B (zh) 中药饮片的物料输送装置
EP3195730A1 (en) Deveining system and device
AU615334B2 (en) Muddy water processing apparatus
JPH1080608A (ja) 固液分離ドラム機におけるドラム目詰まり除去装置
EP0060009A1 (en) A conveyor system
GB1571474A (en) Apparatus for delivering flowable material such as particulate material
EP0416184B1 (en) Muddy water processing apparatus
CA1192010A (en) Fish decapitator and eviscerator
JPS5826941B2 (ja) 動物の腸管類の処理装置
JP2004089887A (ja) 削り節の異物除去方法及び異物除去装置
JP2987613B2 (ja) 海苔原藻中の異物除去装置
JPH0726931Y2 (ja) 魚貝類の養殖装置
JP3646709B2 (ja) 帆立貝の外套膜回収装置
US794890A (en) Fish-handling apparatus.