JPH08278176A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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Publication number
JPH08278176A
JPH08278176A JP9943995A JP9943995A JPH08278176A JP H08278176 A JPH08278176 A JP H08278176A JP 9943995 A JP9943995 A JP 9943995A JP 9943995 A JP9943995 A JP 9943995A JP H08278176 A JPH08278176 A JP H08278176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
transducer
transducers
ultrasonic
measuring tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP9943995A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Soejima
潤一郎 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kaijo Corp filed Critical Kaijo Corp
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Publication of JPH08278176A publication Critical patent/JPH08278176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測定管を流れる流体の流量を、測定管の中心線
を挟んで所定角度θで設置されたトランスデューサー相
互間の超音波の伝搬時間差により流量を測定する超音波
流量計に関し、特に測定精度の向上を図るものである。 【構成】測定管11に該測定管11の中心軸に対して流
体の流れる方向とその逆方向との2方向に向けてそれぞ
れ角度θをもって超音波を送波するよう設けられた単一
の振動子13を有する送波用トランスデューサー12
と、測定管11内を流れる流体の方向に対して逆方向で
あって送波用トランスデューサー12に角度θをもって
対向する測定管11に設けられた第1の受波用トランス
デューサー15と、測定管11内を流れる流体の方向に
対して順方向であって送波用トランスデューサー12に
角度θをもって対向する測定管11に設けられた第2の
受波用トランスデューサー17とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定管を流れる気体や
液体等の流体の流量を、測定管の中心軸を挟んで所定角
度θで設置されたトランスデューサー相互間の超音波の
伝搬時間差により流量を測定する超音波流量計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種超音波流量計およびその測
定管の構造は、図2に示すように、測定管1の中心軸を
所定の角度θをもって横断する中心軸上の対向する測定
管1の設置部2a,2bに一対の送受波兼用のトランス
デューサー3a,3bを設け、測定管1の中を、矢印方
向に通過する流体の流量を測定するもので、一方のトラ
ンスデューサー3aから送波された音波が、他方のトラ
ンスデューサー3bで受波されるまでの伝搬時間と、他
方のトランスデューサー3bから送波された音波が、一
方のトランスデューサー3aで受波されるまでの伝搬時
間との時間差から当該流体の流速を、トランスデューサ
ー3a,3bから接続ケーブル4により接続されている
測定部5で測定し、この流速から流体の体積流量(l/
h)を算出するものである。即ち、このような伝搬時間
差式の超音波流体測定装置は、トランスデューサー3
a,3bは相互間で交互に配管2内の流体中に超音波を
発射し、それを相互に受信することにより得られた伝搬
時間差から流体速度を算出し、これに測定管1の断面積
を乗じて流量を算出・測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の測定管1に
設けられたトランスデューサー3a,3bは、それぞれ
が送波と受波の機能を有しているため次のような問題が
ある。 トランスデューサー3a,3bの送信周波数が若干で
はあるがずれる場合があるため、正確な流量測定が行い
得ないことがある。トランスデューサー3a,3bと
の間に相互性があるかどうかの問題がある。従って、従
来はトランスデューサーの設計に当たっては、細部に亘
って十分な注意をしなければならなかった。本発明はこ
のような、従来の流量計における問題を解決した超音波
流量計を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波流量計
は、測定管を流れる流体の流量を、該測定管の中心軸を
所定の角度θをもって横断する軸上の測定管の対向する
位置に配置されたトランスデューサーにより、該トラン
スデューサー相互間の超音波の各送波から受波までの伝
搬時間の時間差に基づいて流量を測定する超音波流量計
において、前記測定管に該測定管の中心軸に対して流体
の流れる方向とその逆方向との2方向に向けてそれぞれ
角度θをもって超音波を送波するよう設けられた単一の
振動子を有する送波用トランスデューサーと、前記測定
管内を流れる流体の方向に対して逆方向であって前記送
波用トランスデューサーに角度θをもって対向する位置
の測定管に設けられた第1の受波用トランスデューサー
と、前記測定管内を流れる流体の方向に対して順方向で
あって前記送波用トランスデューサーに角度θをもって
対向する位置の測定管に設けられた第2の受波用トラン
スデューサーとを備え、前記送波用トランスデューサー
の単一の振動子から送波される超音波を前記第1および
第2の受波用トランスデューサーで受波されるまでの各
伝搬時間の時間差から流量を測定するようにしたもので
ある。
【0005】
【実施例】図1は、本発明の超音波流量計の一実施例を
示すもので、測定管におけるトランスデューサーの配置
状態を示している。図1において11は測定管、12は
単一の振動子13を有して所定角度をもって測定管内の
2方向に送波する送波用トランスデューサーで、測定管
の設置部14に設けられている。15は第1の受波用ト
ランスデューサーで、測定管11を流れる流体と逆方向
に測定管11の中心軸との角度θをもって送波用トラン
スデューサー12に対向する測定管の設置部16に設け
られている。17は第2の受波用トランスデューサー
で、測定管11を流れる流体と順逆方向に測定管11の
中心軸との角度θをもって送波用トランスデューサー1
2に対向する測定管の設置部18に設けられている。な
お、第1の受波用トランスデューサーと第2の受波用ト
ランスデューサーとは、同一の共振点をもつ受波専用の
トランスデューサーである。19、20は測定管11の
内面に設けられた超音波の干渉防止用部材で、ラバー.
ゴムなどの吸音材により送波される超音波の反射を防止
するものである。
【0006】このように、送波用トランスデューサー1
2の振動子13は単一であるため、受波用トランスデュ
ーサー15,17に送波される送信周波数は常に同一で
ある。また、受波用トランスデューサー15,17は受
波専用であるため、従来のような送受兼用による共振点
の制約を受けることがなく、必要に応じて共振周波数と
離れた周波数において受波することも可能となり、受波
共振点の制約を受けず、従来のように送受信周波数の誤
差による流量測定の誤差を生じることはない。また、前
述したように送波用トランスデューサー12は送波専
用、受波用トランスデューサー15,17はそれぞれ受
波専用であるため、送波する送信回路と受波する受信回
路とに切替えるスイッチングを必要とせず、相互性を取
り易くしている。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、トラ
ンスデューサーの共振周波数について注意深く検討する
必要性をもたず設計することができる。また、超音波流
量計の基本原理は2つの音波の伝搬路を伝搬する時間差
の基づくものである。そのため、一般に伝搬時間を測定
する場合、ゼロクロス点を見付け出す方法が用いられる
が、若干でも周波数がずれていると、ゼロクロス点もず
れ、正確な時間は測定できなくなる。特に低流量の流体
を測定する場合に大きな誤差を生じる。本発明は、送波
に用いるトランスデューサーを1つにすることで、2つ
の伝搬路での周波数のずれを無くしており、正確な流量
測定が実現できる。更に送波、受波回路のスイッチング
不要として、相互性を保つことができる名どの優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部である測定管の一部縦断面図であ
る。
【図2】従来の超音波流体測定装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1,11 測定管 2a,2b 設置部 3a,3b 送受波兼用トランスデューサー 4 接続ケーブル 5 測定部 12 送波用トランスデューサー 13 振動子 14,16,18 測定管の設置部 15 第1の受波用トランスデューサー 17 第2の受波用トランスデューサー 19,20 干渉防止用部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管を流れる流体の流量を、該測定管
    の中心軸を所定の角度θをもって横断する軸上の測定管
    の対向する位置に配置されたトランスデューサーによ
    り、該トランスデューサー相互間の超音波の各送波から
    受波までの伝搬時間の時間差に基づいて流量を測定する
    超音波流量計において、 前記測定管に該測定管の中心軸に対して流体の流れる方
    向とその逆方向との2方向に向けてそれぞれ角度θをも
    って超音波を送波するよう設けられた単一の振動子を有
    する送波用トランスデューサーと、前記測定管内を流れ
    る流体の方向に対して逆方向であって前記送波用トラン
    スデューサーに角度θをもって対向する位置の測定管に
    設けられた第1の受波用トランスデューサーと、前記測
    定管内を流れる流体の方向に対して順方向であって前記
    送波用トランスデューサーに角度θをもって対向する位
    置の測定管に設けられた第2の受波用トランスデューサ
    ーとを備え、前記送波用トランスデューサーの単一の振
    動子から送波される超音波を前記第1および第2の受波
    用トランスデューサーで受波されるまでの各伝搬時間の
    時間差から流量を測定するようにしたことを特徴とする
    超音波流量計。
  2. 【請求項2】 前記送波用トランスデューサーの前記第
    1および第2の受波用トランスデューサーに対して送波
    する送波部に、それぞれ所要のフォーカスを設けた請求
    項1記載の超音波流量計。
  3. 【請求項3】 前記送波用トランスデューサーの前記第
    1および第2の受波用トランスデューサーに対する送波
    が分離される測定管内面部と、前記第1および第2の受
    波用トランスデューサー相互間周辺の測定管内面部に超
    音波の干渉防止用部材を設けた請求項1または2記載の
    超音波流量計。
JP9943995A 1995-04-03 1995-04-03 超音波流量計 Pending JPH08278176A (ja)

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JP9943995A JPH08278176A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 超音波流量計

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JP9943995A JPH08278176A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 超音波流量計

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JPH08278176A true JPH08278176A (ja) 1996-10-22

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ID=14247449

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JP9943995A Pending JPH08278176A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 超音波流量計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519964A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 ブイエフエス・テクノロジーズ・リミテッド 流れ決定方法及び装置

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JP2008519964A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 ブイエフエス・テクノロジーズ・リミテッド 流れ決定方法及び装置

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