JPH07311062A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JPH07311062A
JPH07311062A JP13102694A JP13102694A JPH07311062A JP H07311062 A JPH07311062 A JP H07311062A JP 13102694 A JP13102694 A JP 13102694A JP 13102694 A JP13102694 A JP 13102694A JP H07311062 A JPH07311062 A JP H07311062A
Authority
JP
Japan
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ultrasonic
pair
flowmeter
fluid
flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP13102694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshikura
博史 吉倉
Yutaka Inada
豊 稲田
Kazumasa Kawasaki
一政 川嵜
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波の減衰を最小限に抑え、かつ流速に対
する感度を向上できる超音波流量計を提供する。 【構成】 流路3を形成した流量計本体部2に、流路3
の一部を間にして超音波送・受信機能を有する一対の超
音波変換器5,6を配置し、流路3における一対の超音
波変換器5,6間に位置する部分をその向きを一対の超
音波変換器5,6の配置方向に一致させて形成した。一
対の超音波変換器5,6間に形成される超音波伝搬経路
Bが流体の流れ方向(矢印A方向)と平行になって、超
音波が流体から受ける変調量が大きくなるので、超音波
の流速に対する感度が高くなる。接合部材を用いた超音
波流量計では、接合部材を通すことにより超音波放射能
力が低下することがあったが、接合部材を省略したこと
により超音波の放射能力をその分だけ向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波流量計の一例として、図9
に示すものがある。図において、この超音波流量計1の
流量計本体部2にはストレートに延びる流路3が形成さ
れており、流体を矢印A方向に流すようになっている。
流量計本体部2には、一対の楔状の接合部材4が流路3
に対して所定の角度を成すように対向して配設されてい
る。この一対の接合部材4にはそれぞれ、超音波送・受
信機能を有する超音波変換器5,6が設けられている。
一対の超音波変換器5,6には制御回路7が接続されて
いる。
【0003】一対の超音波変換器5,6は制御回路7に
制御されて、交互に所定時間の超音波送信を行う一方、
相手側の超音波変換器が受信機能を発揮するようになっ
ている。送信側の超音波変換器5(6)からの超音波は
接合部材4及び流量計本体部2および流体を通して受信
側の超音波変換器6(5)に受信される。この場合、超
音波が接合部材4で屈折することを利用し、流体の流れ
方向(矢印A方向)に対して角度θの方向に超音波が流
路3内を伝搬するようにしている。図中、Bは超音波伝
搬経路を示す。
【0004】この超音波流量計1では、超音波が流体の
上流から下流に向けて伝搬する場合には、下流から上流
に向けて伝搬する場合に比してその伝搬速度が相対的に
速くなる現象があることに基づいて、その伝搬時間差を
計測し、流体の流速ひいては流量を計測している。
【0005】また、他の超音波流量計の例として、図1
0に示すように流路3に対して角度θを成すように一対
の超音波変換器5,6を設けたものがある。この超音波
流量計1では、超音波変換器5,6をその送・受信部が
流路3中に位置するように設けており、図9に比して接
合部材4が省略されている。
【0006】さらに、他の超音波流量計の例として、図
11に示す超音波流量計1がある。この超音波流量計1
は、流体の流れ方向に沿うように一対の超音波変換器
5,6を設け、送信側の超音波変換器5(6)からの超
音波が流路3を形成する壁面で反射して受信側の超音波
変換器6(5)に受信されるようになっている。この場
合、流体の流れ方向(矢印A方向)に対して角度θをな
す超音波伝搬経路Bが形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9の超音
波流量計1では、接合部材4で生じる屈折を利用して超
音波を流体の流れ方向に対して斜めに放射している。こ
のため、接合部材4で超音波が減衰して放射能力が低下
する。
【0008】また、図9、図10、図11にそれぞれ示
す超音波流量計1では、超音波を流体の流れ方向に対し
て角度θの方向に放射しており、超音波が流体から受け
る変調量が、流体の流れと同一方向に超音波を放射した
場合の COSθ倍にしかならず、流速(流れ)に対する感
度が低いものであった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、超音波の減衰を最小限に抑え、かつ流速に対する感
度を向上できる超音波流量計を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、流量計本体部
に形成される主流路の一部を計測流路とし、この計測流
路に超音波送・受信機能を有する一対の超音波変換器を
対向して設け、前記一対の超音波変換器の間に位置する
計測流路は、該計測流路に連接する主流路の部分に対し
て折れ曲って、かつ、前記一対の超音波変換器の超音波
伝搬経路に沿わして設けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成とすれば、一対の超音波変換器間に形
成される超音波伝搬経路が流体の流れ方向と平行になる
ので、超音波が流体から受ける変調量が大きくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の超音波流量計1を
図1ないし図5に基づいて説明する。
【0013】図において、超音波流量計1の流量計本体
部2は後述する射出成形機8により得られている。流量
計本体部2には、液体またはガス等の流体を流す流路3
が形成されており、その途中には略直角の2つの屈曲部
9,10が形成されている。
【0014】流路3における2つの屈曲部9,10の間
の部分は、ストレートに伸びており、当該部分(以下、
ストレート流路部という。)11で流体は一方の屈曲部
9から他方の屈曲部10に向けてストレートに流れるこ
とになる。
【0015】流量計本体部2には、両屈曲部9,10に
臨むように凹部12,13がそれぞれ形成されている。
この凹部12,13には、超音波送・受信機能を有する
超音波変換器5,6がそれぞれ配置されており、対をな
している。一対の超音波変換器5,6には制御回路7が
接続されている。一対の超音波変換器5,6は制御回路
7に制御されて、交互に所定時間の超音波送信を行う一
方、相手側の超音波変換器6(5)が受信機能を発揮す
るようになっている。
【0016】上述したように一対の超音波変換器5,6
間に位置する部分、すなわちストレート流路部11をそ
の向きが一対の超音波変換器5,6の配置方向に一致す
るように形成したことにより、一方の超音波変換器5
(6)から超音波が送信されると超音波は流体の流れ方
向(矢印A方向)と平行に伝搬して他方の超音波変換器
6(5)に受信される。
【0017】前記射出成形機8は、図4及び図5に示す
ように第1、第2の金型14,15と、第1、第2の金
型14,15で形成される空間部に対して進退自在に設
けた第1、第2の入子16,17とを備えている。第
1、第2の金型14,15及び第1、第2の入子16,
17で形成されるキャビティ18が超音波流量計1の形
状を成すようにされており、該キャビティ18への樹脂
材料の充填及び入子のスライド及び型開きにより超音波
流量計1が作製される。図中、19は合せ目を示す。
【0018】超音波流量計1は、流体の供給源(図示省
略)に接続する上流側配管20と、流体使用装置(図示
省略)に接続する下流側配管21との間にパッキン22
を介して介装されている。上流側配管20及び下流側配
管21にはそれぞれフランジ20,21が形成されてい
る。両フランジ20,21をボルト部材25及びナット
26により締結することにより超音波流量計1が上流側
配管20及び下流側配管21間に固定されている。図
中、27は凹部12,13に設けた超音波変換器5,6
を覆う蓋であり、この蓋27は溶着等により流量計本体
部2に取り付けられている。
【0019】この超音波流量計1では、超音波が流体の
上流から下流に向けて伝搬する場合、下流から上流に向
けて伝搬する場合に比してその伝搬速度が相対的に速く
なる現象があることに基づいて、その伝搬時間差を計測
し、流体の流速ひいては流量を計測している。
【0020】本実施例では、上述したように超音波伝搬
経路Bが流体の流れ方向(矢印A方向)に平行になる。
このため、超音波が流体から受ける変調量が大きくなっ
て流速に対する感度が高くなる。流速に対する感度が高
くなることで、レンジアビリティを広げることができ
る。
【0021】また、上述した図9ないし図11に示す超
音波流量計1のように、超音波伝搬経路Bが流体の流れ
方向に対して所定の角度を有している場合、高流速時に
超音波が流されて受信しずらいことがあったが、本実施
例では超音波伝搬経路と流れが平行であるため、高流速
時にも超音波伝搬経路が流れにより変更されることなく
安定して超音波の受信を行えるので、計測流速範囲を広
くすることができる。
【0022】図9の超音波流量計1では、接合部材4の
温度変化に伴う屈折率変化により、超音波伝達効率が低
下することがあったが、接合部材4を省略したことによ
り接合部材4による屈折率変化に伴う超音波伝達効率の
低下を抑制でき、ひいては制御回路7の簡略化及び消費
電力の低減化を図ることができる。また、接合部材4を
用いた超音波流量計1では、接合部材4を通すことによ
り超音波放射能力が低下することがあったが、接合部材
4を省略したことにより超音波の放射能力をその分だけ
向上できることになる。
【0023】図9ないし図11の超音波流量計1では、
流速に対して感度を向上させようとすると、伝搬距離を
長くしなければならずこれにより流量計の面間が長くな
ってしまうことが起こり得たが、上述したように流速に
対する感度が向上したので、流量計の面間を狭くするこ
とができる。
【0024】本実施例では、流量計本体部2を金型を用
いた射出成形により得ているので、量産性が優れたもの
になる。
【0025】上記実施例では、超音波変換器5,6を流
路3から離間したものとしているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、送受信部が流体に接するように
流路3中に配置し、流体を介して直接、一対の超音波変
換器で超音波の送受信を行うように構成してもよい。
【0026】また、管路の形状は上記実施例に限定され
るものではなく、流路における一対の超音波変換器間に
位置する部分をその向きが該一対の超音波変換器の配置
方向に一致するように形成すればよく、例えば図6に示
すように、屈曲部28が角ばったものであってもよい
し、あるいは図7に示すように屈曲部28が緩やかに湾
曲したものであってもよい。
【0027】上記実施例では、流体の流れ方向を異にし
た超音波の伝搬速度の差が流速、ひいては流量に比例す
ることに基づき伝搬時間差を求めて流量を計測する場合
を例にしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、図8に示すようにして流量計測するように
してもよい。
【0028】すなわち、図8の超音波流量計1では、ス
トレート流路部11を間にするようにして第1、第2の
2組の超音波送・受信器29a,29b,30a,30
bを設けている。第1の超音波送信器29a及び第2の
超音波受信器30bがストレート流路部11の一方側
に、また第1の超音波受信器29b及び第2の超音波送
信器30aがストレート流路部11の他方側に配置され
ている。第1、第2の超音波送信器29a,30aには
発振回路31が接続されており、第1、第2の超音波送
信器29a,30aから連続して超音波が放射されてい
る。
【0029】第1の超音波送信器29aからの超音波は
流体中を流体の流れと同等方向(矢印A方向)に伝搬さ
れて第1の超音波受信器29bに受信される。また、第
2の超音波送信器30aからの超音波は流体中を流体の
流れと反対方向に伝搬されて第2の超音波受信器30b
に受信される。
【0030】第1、第2の超音波受信器29b,30b
には、それぞれに受信される超音波に生じている位相差
を求める位相比較回路32が接続されている。そして、
この超音波流量計1では、前記位相差が流体の流速、ひ
いては流量に比例する特性があることに基づき、位相比
較回路32が検出する位相差データから流量を求めてい
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成した超音
波流量計であるから、一対の超音波変換器間に形成され
る超音波の伝搬経路が流体の流れ方向と平行になって、
超音波が流体から受ける変調量が大きくなるので、超音
波の流速に対する感度が高くなる。また、接合部材を用
いた超音波流量計では、接合部材を通すことにより超音
波放射能力が低下することがあったが、接合部材を省略
したことにより超音波の放射能力をその分だけ向上でき
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の超音波流量計を模式的に
示す断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】同超音波流量計の取付状態を示す断面図であ
る。
【図4】同超音波流量計の作製に用いられる射出成形機
を示す断面図である。
【図5】同射出成形機の金型を示す図である。
【図6】流量計本体部の他の例を示す断面図である、
【図7】流量計本体部のさらに他の例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図9】従来の超音波流量計の一例を示す断面図であ
る。
【図10】超音波流量計の他の従来例を示す断面図であ
る。
【図11】超音波流量計のさらに他の従来例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 超音波流量計 2 流量計本体部 3 流路 5,6 超音波変換器 11 ストレート流路部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量計本体部に形成される主流路の一部
    を計測流路とし、この計測流路に超音波送・受信機能を
    有する一対の超音波変換器を対向して設け、前記一対の
    超音波変換器の間に位置する計測流路は、該計測流路に
    連接する主流路の部分に対して折れ曲って、かつ、前記
    一対の超音波変換器の超音波伝搬経路に沿わして設けら
    れていることを特徴とする超音波流量計。
JP13102694A 1994-05-20 1994-05-20 超音波流量計 Pending JPH07311062A (ja)

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JP13102694A JPH07311062A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 超音波流量計

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JP13102694A JPH07311062A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 超音波流量計

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JPH07311062A true JPH07311062A (ja) 1995-11-28

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277300A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2007178155A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Tokyo Keiso Co Ltd 超音波流量計
JP2009518633A (ja) * 2005-12-06 2009-05-07 ディグメザ アクチエンゲゼルシャフト プラスチック製超音波測定区画および相応の測定方法
JP2020034464A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 超音波流量計

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