JPH08278017A - 湿潤固体有機物の乾留方法及び装置 - Google Patents

湿潤固体有機物の乾留方法及び装置

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JPH08278017A
JPH08278017A JP7106984A JP10698495A JPH08278017A JP H08278017 A JPH08278017 A JP H08278017A JP 7106984 A JP7106984 A JP 7106984A JP 10698495 A JP10698495 A JP 10698495A JP H08278017 A JPH08278017 A JP H08278017A
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furnace
dry
drying
hot air
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JP7106984A
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Masaharu Sasakura
正晴 笹倉
Manabu Masamoto
学 政本
Kozo Nagai
弘三 永易
Hiroyuki Mizukami
裕之 水上
Katsumi Yuasa
克己 湯浅
Makoto Okayasu
誠 岡安
Norikazu Fujii
則和 藤井
Hitomi Yamaguchi
仁美 山口
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SHOKUHIN SANGYO ECO PROCESS GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 醤油粕等の湿潤固体有機物を熱処理するに際
し、乾燥と乾留とを有機的に結び付けることにより、よ
りコンパクトで経済性に優れた乾留方法及び装置を提供
する。 【構成】 湿潤固体有機物を乾燥した後、乾留して熱処
理する方法であって、乾留で得られる油分の少なくとも
一部又は/及び乾留炭の少なくとも一部を燃焼炉10で
燃焼させ、この燃焼炉10の燃焼排ガスを乾留用熱源又
は/及び乾燥用熱源として使用する。そして、燃焼炉1
0からの燃焼排ガスを乾留炉14の乾留用熱源として使
用した後、乾燥炉12の乾燥用熱源として使用する。ま
た、乾留炉排ガスを燃焼炉10で焼却処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥工程と乾留工程と
を組み合わせて、湿潤固体有機物を効率よく熱処理する
ことができる方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】醤油粕等の食品廃棄物を乾留して酢液を
回収する場合、一般的には食品廃棄物には水分が多く含
まれているが、乾燥と乾留は各々独立したユニットとし
て設計されており、システムとして有機的に結合されて
いない。すなわち、加熱用熱源、キャリアガス等に関
し、乾留と乾燥においては別々の外部ソースが用いられ
ていた。
【0003】特開平6−26633号公報には、おから
等の食品粕を焼却する焼却炉内に乾燥炉を設けて、燃焼
熱を乾燥用熱源として省エネルギーを図るようにした食
品の搾り滓の焼却炉が記載されている。また、特開平7
−11256号公報には、食品粕を乾留する際に副生す
る油性成分及び非凝縮性ガスを燃料として利用すること
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平6−26
633号公報に記載された発明は、おから等の食品粕を
乾燥した後、焼却するもので、乾留と乾燥とをシステム
として有機的に結び付けたものではない。また、従来の
食品粕等の湿潤固体有機物の乾留装置では、乾留用及び
乾燥用に別々の外部熱源が使用され、また、乾燥用のキ
ャリアガスは外部から供給され、さらに、乾留炉排ガス
又は乾燥炉排ガスは別に設置された脱臭炉等に導入され
て脱臭処理されていた。このように、従来の乾留装置で
は、乾留炉と乾燥炉が別々に設計されているので、コン
パクト化を図ることができず、かつ、エネルギー消費が
多かった。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、乾燥と乾留とを有機的に結び付け
ることにより、よりコンパクトで経済性に優れた湿潤固
体有機物の乾留方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の湿潤固体有機物の乾留方法は、
図1を参照して説明すれば、湿潤粕等の湿潤固体有機物
を乾燥した後、乾留して熱処理する方法であって、乾留
で得られる油分の少なくとも一部又は/及び乾留炭の少
なくとも一部を燃焼炉10で燃焼させ、この燃焼炉10
の燃焼排ガスを乾留用熱源又は/及び乾燥用熱源として
使用するように構成している。12は乾燥炉、14は乾
留炉、16は乾留ガス凝縮器、18は酢液分離器であ
る。
【0007】上記の方法において、油分又は/及び乾留
炭に補助燃料を加えて燃焼炉で燃焼させることが望まし
い。補助燃料としては、重油、軽油、LPG、天然ガ
ス、石炭等が用いられる。また、燃焼炉10からの燃焼
排ガスを乾留用熱源として使用した後、乾燥用熱源とし
て使用することが望ましい。この場合、乾燥用熱源とし
て使用した燃焼排ガスは温度が気温より高く湿度も低い
ので湿潤固体有機物の乾燥に適しており、その一部を乾
燥用キャリアガスとして使用することが望ましい。さら
に、乾留工程からの乾留炉排ガスを燃焼炉10で焼却処
理することが望ましい。
【0008】本発明の湿潤固体有機物の乾留装置は、図
2〜図7に示すような乾燥炉と乾留炉の両方がスクリュ
ーコンベア型の間接加熱方式の装置、又は乾燥炉が流動
層型等の直接加熱方式で乾留炉がスクリューコンベア型
の間接加熱方式の装置とすることができる。本発明の装
置は、湿潤固体入口、乾燥物出口、熱風入口及び熱風出
口を備えた乾燥炉と、乾燥物入口、乾留炭出口、熱風入
口及び熱風出口を備えた乾留炉とからなり、乾燥物出口
と乾燥物入口とを接続するとともに、乾留炉の乾留ガス
出口に乾留ガスを凝縮させるための凝縮器を接続し、こ
の凝縮器に酢液と油分とを分離するための酢液分離器を
接続し、油分を燃焼させることができるように、酢液分
離器と燃焼炉とを油分ラインを介して接続し、さらに、
この燃焼炉と乾留炉の熱風入口とを燃焼排ガスラインを
介して接続したことを特徴としている。
【0009】スクリューコンベア型の場合の本発明の乾
留装置は、図2に示すように、一端部に湿潤固体入口2
0を他端部に乾燥物出口22を備えた円筒24内にスク
リュー26を配置して乾燥部28を形成し、この乾燥部
28の大部分を熱風入口30及び熱風出口32を備えた
熱風室34内に収納して乾燥炉12を構成し、一端部に
乾燥物入口36を他端部に乾留炭出口38を備えた円筒
40内にスクリュー42を配置して乾留部44を形成
し、この乾留部44の大部分を熱風入口46及び熱風出
口48を備えた熱風室50内に収納して乾留炉14を構
成し、乾燥物出口22と乾燥物入口36とを接続すると
ともに、乾留炉14の乾留ガス出口52に乾留ガスを凝
縮させるための凝縮器16を接続し、この凝縮器16に
酢液と油分とを分離するための酢液分離器18を接続
し、油分を燃焼させることができるように、酢液分離器
18と燃焼炉10とを油分ライン54を介して接続し、
さらに、この燃焼炉10と乾留炉14の熱風室50の熱
風入口46とを燃焼排ガスライン56を介して接続した
ことを特徴としている。
【0010】上記の装置において、油分とともに乾留炭
を燃焼させることができるように、乾留炭出口38と燃
焼炉10とを乾留炭ライン58を介して接続することが
望ましい。また、乾留炉14の熱風出口48と乾燥炉1
2の熱風入口30とを熱風ライン60を介して接続する
ことが望ましい。また、凝縮器16で凝縮しない非凝縮
性の乾留ガスを焼却することができるように、酢液分離
器18と燃焼炉10とを乾留ガスライン62を介して接
続することが望ましい。さらに、乾燥炉12の熱風出口
32と乾燥部28の円筒24の一端とを乾燥用キャリア
ガスライン64を介して接続し、必要に応じて乾燥用キ
ャリアガスとして燃焼排ガスの一部を取り出して利用で
きるようにしている。なお、乾留工程では、キャリアガ
スとして燃焼排ガスと窒素ガス等の不活性ガスのどちら
でも供給できるようにしている。66は水分凝縮器、6
8は乾燥加熱用循環ブロワ、70は乾留加熱用循環ブロ
ワである。図2において、白抜きの弁は開状態を示し、
黒塗りの弁は閉状態を示している。上記のように、図2
に示す装置は、乾燥炉12と乾留炉14とが熱風室3
4、50を分離して配置された例である。
【0011】図3は、乾燥炉12と乾留炉14とが竪型
多段に熱風室72を一体化して配置された例を示してい
る。74は熱風室72内のほぼ中央部に水平に設けられ
た仕切板、76、78、80は熱風室72内の上部、ほ
ぼ中央部、下部に設けられた一端に開口部を備えた仕切
板であり、熱風室72内の上段、中段及び下段に燃焼ガ
スの通路が形成される。このように構成することによ
り、乾燥炉12と乾留炉14での向流、並流の自由な組
合せを可能にすることができ、装置をコンパクトな構造
にすることができる。他の構成及び作用は図2の場合と
同様である。図3の装置は、乾燥炉が向流、乾留炉が向
流の場合である。図4は乾燥炉が向流、乾留炉が並流の
場合を示し、図5は乾燥炉が並流、乾留炉が向流の場合
を示し、図6は乾燥炉が並流、乾留炉が並流の場合を示
している。
【0012】図7は乾燥炉12と乾留炉14とが水平方
向に一列に一体化されて横型一体化構造とされ、この横
型一体化構造物のほぼ中間部内が被処理物と燃焼排ガス
又は窒素ガス等の不活性ガスのいずれかのキャリアガス
でシールされるようにした例を示している。すなわち、
図7に示す装置は、乾燥炉の円筒24と乾留炉の円筒4
0とを水平方向に連結し、この円筒の大部分を熱風室8
2で被覆し、この熱風室82内のほぼ中央部縦方向に仕
切板84、86を設け、円筒内のほぼ中間部に被処理物
によるマテリアルシール部88が形成されるように構成
したものである。そして、燃焼排ガス又は窒素ガス等の
不活性ガスのいずれかのキャリアガスはこのマテリアル
シール部88近傍に供給され、円筒内で二方向に分かれ
て、乾燥炉の円筒24及び乾留炉の円筒40から排出さ
れるようになっている。他の構成及び作用は図2の場合
と同様である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、適宜変更して実施することが可能なもので
ある。 実施例1 図2に示す乾留装置用い、水分を31.4wt%含む生醤
油粕を原料として12.16kg/h の割合で乾燥・乾留
処理した。各部(図2において(a)、(b)、(c)
……等を示す)の温度、流量の熱収支は表1に示す如く
であった。
【0014】
【表1】
【0015】また、各部(図2において、、……
等で示す)の温度、流量の物質収支は表2の如くであっ
た。
【0016】
【表2】
【0017】上記の条件で得られた回収油分、乾留炭
、及び非凝縮性乾留ガスの性状はつぎの通りであっ
た。 回収油分 比重=0.9485 組成 C=76.6wt% H=11.5wt% N=2.77wt% S=0.35wt% 他=8.78wt% LHV(真発熱量)=8050Kcal/kg 乾留炭 比重=0.20 組成 C=60.1wt% H=5.2wt% N=5.11wt% S=0.09wt% Na=7.01wt% 他=22.49wt% LHV(真発熱量)=4700Kcal/kg 非凝縮性乾留ガス 組成 CO2 =78.0Vol % CO=11.6Vol % HC(炭化水素)=0.7Vol % N−化合物=0.25Vol % 他=9.45Vol % また、交換熱量を計算すると、つぎのようであった。 乾留炉 3100Kcal/h 乾燥炉 2700Kcal/h 乾留ガス凝縮器 1500Kcal/h 水分凝縮器 3200Kcal/h 上記の実施例では、一例として醤油粕を処理する場合に
ついて説明したが、本発明は醤油粕に限ることなく、各
種食品廃棄物、その他湿潤固体有機物の熱処理に適用す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 湿潤固体有機物を乾燥と乾留とを有機的に結び
付けて熱処理し、副生する油分又は/及び乾留炭の一部
又は全量をプロセス内の熱源原料に使用するので、燃料
費の大幅な低減を図ることができる。 (2) 乾留に伴って発生する臭気ガス成分を、燃焼炉
で焼却する場合は、排ガスの後段での脱臭処理等が低減
するか、又は脱臭処理等が全く必要でなくなる。 (3) 乾留炉加熱後の使用済み燃焼排ガスを乾燥炉の
外熱に利用し、その使用後の燃焼排ガスの一部を乾燥炉
内部へキャリアガスとして導入する場合は、乾燥を効率
良く行なうことができ、かつ、乾燥炉内での湿潤固体有
機物の温度が必要以上に上昇することを防ぎ、湿潤固体
有機物温度を乾留が始まらない温度に維持することによ
り、排ガス中への臭気成分の漏出を防ぐことができる。 (4) 乾留炉と乾燥炉とを一体型にすることにより、
装置のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿潤固体有機物の乾留方法及びこれを
実施する装置の基本的な構成を示す系統図である。
【図2】本発明の乾留装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図3】本発明の乾留装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
【図4】図3における乾燥炉及び乾留炉まわりの固体有
機物の流れと燃焼排ガスの流れの他の例を示す説明図で
ある。
【図5】図3における乾燥炉及び乾留炉まわりの固体有
機物の流れと燃焼排ガスの流れの他の例を示す説明図で
ある。
【図6】図3における乾燥炉及び乾留炉まわりの固体有
機物の流れと燃焼排ガスの流れのさらに他の例を示す説
明図である。
【図7】本発明の乾留装置のさらに他の例を示す構成図
である。
【符号の説明】
10 燃焼炉 12 乾燥炉 14 乾留炉 16 乾留ガス凝縮器 18 酢液分離器 24 円筒 26 スクリュー 28 乾燥部 34 熱風室 40 円筒 42 スクリュー 44 乾留部 50 熱風室 66 水分凝縮器 72 熱風室 82 熱風室 88 マテリアルシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永易 弘三 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 水上 裕之 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 湯浅 克己 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 岡安 誠 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 藤井 則和 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 山口 仁美 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤固体有機物を乾燥した後、乾留して
    熱処理する方法であって、乾留で得られる油分の少なく
    とも一部又は/及び乾留炭の少なくとも一部を燃焼炉で
    燃焼させ、この燃焼炉の燃焼排ガスを乾留用熱源又は/
    及び乾燥用熱源として使用することを特徴とする湿潤固
    体有機物の乾留方法。
  2. 【請求項2】 油分又は/及び乾留炭に補助燃料を加え
    て燃焼炉で燃焼させる請求項1記載の湿潤固体有機物の
    乾留方法。
  3. 【請求項3】 燃焼炉からの燃焼排ガスを乾留用熱源と
    して使用した後、乾燥用熱源として使用する請求項1又
    は2記載の湿潤固体有機物の乾留方法。
  4. 【請求項4】 乾燥用熱源として使用した燃焼排ガスの
    少なくとも一部を乾燥用キャリアガスとして使用する請
    求項3記載の湿潤固体有機物の乾留方法。
  5. 【請求項5】 乾留工程からの乾留炉排ガスを燃焼炉で
    焼却処理する請求項1〜4のいずれかに記載の湿潤固体
    有機物の乾留方法。
  6. 【請求項6】 湿潤固体入口、乾燥物出口、熱風入口及
    び熱風出口を備えた乾燥炉と、 乾燥物入口、乾留炭出口、熱風入口及び熱風出口を備え
    た乾留炉とからなり、 乾燥物出口と乾燥物入口とを接続するとともに、乾留炉
    の乾留ガス出口に乾留ガスを凝縮させるための凝縮器を
    接続し、 この凝縮器に酢液と油分とを分離するための酢液分離器
    を接続し、 油分を燃焼させることができるように、酢液分離器と燃
    焼炉とを油分ラインを介して接続し、 さらに、この燃焼炉と乾留炉の熱風入口とを燃焼排ガス
    ラインを介して接続したことを特徴とする湿潤固体有機
    物の乾留装置。
  7. 【請求項7】 一端部に湿潤固体入口を他端部に乾燥物
    出口を備えた円筒内にスクリューを配置して乾燥部を形
    成し、この乾燥部の大部分を熱風入口及び熱風出口を備
    えた熱風室内に収納して乾燥炉を構成し、 一端部に乾燥物入口を他端部に乾留炭出口を備えた円筒
    内にスクリューを配置して乾留部を形成し、この乾留部
    の大部分を熱風入口及び熱風出口を備えた熱風室内に収
    納して乾留炉を構成し、 乾燥物出口と乾燥物入口とを接続するとともに、乾留炉
    の乾留ガス出口に乾留ガスを凝縮させるための凝縮器を
    接続し、 この凝縮器に酢液と油分とを分離するための酢液分離器
    を接続し、 油分を燃焼させることができるように、酢液分離器と燃
    焼炉とを油分ラインを介して接続し、 さらに、この燃焼炉と乾留炉の熱風室の熱風入口とを燃
    焼排ガスラインを介して接続したことを特徴とする湿潤
    固体有機物の乾留装置。
  8. 【請求項8】 油分とともに乾留炭を燃焼させることが
    できるように、乾留炭出口と燃焼炉とを乾留炭ラインを
    介して接続した請求項6又は7記載の湿潤固体有機物の
    乾留装置。
  9. 【請求項9】 乾留炉の熱風出口と乾燥炉の熱風入口と
    を熱風ラインを介して接続した請求項6、7又は8記載
    の湿潤固体有機物の乾留装置。
  10. 【請求項10】 凝縮器で凝縮しない非凝縮性の乾留ガ
    スを焼却することができるように、酢液分離器と燃焼炉
    とを乾留ガスラインを介して接続した請求項6〜9のい
    ずれかに記載の湿潤固体有機物の乾留装置。
  11. 【請求項11】 乾燥炉の熱風出口と乾燥部の円筒の一
    端とを乾燥用キャリアガスラインを介して接続した請求
    項7〜10のいずれかに記載の湿潤固体有機物の乾留装
    置。
  12. 【請求項12】 乾燥炉と乾留炉とが熱風室を分離して
    配置された請求項7〜11のいずれかに記載の湿潤固体
    有機物の乾留装置。
  13. 【請求項13】 乾燥炉と乾留炉とが竪型多段に熱風室
    を一体化して配置された請求項7〜11のいずれかに記
    載の湿潤固体有機物の乾留装置。
  14. 【請求項14】 乾燥炉と乾留炉とが水平方向に一列に
    一体化されて横型一体化構造とされ、この横型一体化構
    造物のほぼ中間部内が被処理物とキャリアガスでシール
    されるようにした請求項7〜11のいずれかに記載の湿
    潤固体有機物の乾留装置。
JP7106984A 1995-04-06 1995-04-06 湿潤固体有機物の乾留方法及び装置 Pending JPH08278017A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308570A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Nippon Steel Engineering Co Ltd 高含水廃棄物の利用方法および処理装置
JP2009046550A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Ss Kenkyusho:Kk 肉骨粉炭化装置及び肉骨粉炭化方法
JP2018087310A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 日工株式会社 木質系バイオマスの炭化処理装置及び炭化処理方法

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