JPH08277819A - 固定手段一体成形品 - Google Patents

固定手段一体成形品

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Publication number
JPH08277819A
JPH08277819A JP10018395A JP10018395A JPH08277819A JP H08277819 A JPH08277819 A JP H08277819A JP 10018395 A JP10018395 A JP 10018395A JP 10018395 A JP10018395 A JP 10018395A JP H08277819 A JPH08277819 A JP H08277819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
vehicle body
mounting
wheel arch
base body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10018395A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Suzuki
勝明 鈴木
Akira Yamauchi
明 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP10018395A priority Critical patent/JPH08277819A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被取付部が袋状のパネルであっても従来と同様
に着脱可能であり、かつ取付け時の部品点数を低減でき
るとともに取付工数を低減する。 【構成】貫通孔10をもつ基体1と、基体1と一体的に
形成され貫通孔10の周縁部から突出する複数の固定部
2とからなり、固定部2は貫通孔10を挟んで対向する
少なくとも一対の脚部20をもち、脚部20どうしの間
隔は貫通孔10に挿通される螺子部材4により拡大さ
れ、以て車体3の取付穴30に係合される。従来必要で
あったグロメットが不要となるので、部品点数が低減さ
れるとともに位置決めが容易となり取付工数が低減され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のホイールアーチ
に装着されるホイールアーチカバーなどの樹脂成形品に
関し、詳しくは成形品を被取付部に固定するための固定
手段が一体的に形成された成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の自動車のホイールアーチのクオ
ータパネルには、板金の保護の目的から、ドアのウェザ
ストリップとの接触部位に樹脂製のホイールアーチカバ
ーが装着されている。このホイールアーチカバーはアー
チ形の板状をなし、圧縮成形や射出成形などの成形手段
により製造されている。なお、ホイールアーチカバーに
は取付け用の貫通孔が複数個形成され、グロメットを介
してスクリューなどを用いて車体に取付けられている。
【0003】このホイールアーチカバーを車体に装着す
る場合には、図5に示すようなグロメット100を別に
用意する。このグロメット100は、貫通孔101をも
つ板状の基部102と、基部102の一表面側から突出
する一対の爪部103,104とから構成され、爪部1
03,104は貫通孔101を挟んで互いに対向されて
いる。また貫通孔101は基部102側から爪部10
3,104に延び、徐々に径が小さくなるテーパ穴形状
となっている。
【0004】そして図6に示すように、先ず車体200
に形成されている取付穴201にグロメット100の爪
部103,104を挿入する。基部102は取付穴20
1より大きく形成されているので、挿入深さは基部10
2が車体200に当接する位置で規制される。次にホイ
ールアーチカバー300の貫通孔301を車体200に
挿入されたグロメット100の貫通孔101に合わせ、
表面からスクリュー400をねじ込む。するとスクリュ
ー400により車体200の裏面側で爪部103と爪部
104の間隔が拡げられ、爪部103,104が取付穴
201と係合することでホイールアーチカバー300は
車体200に固定される。
【0005】したがってこのホイールアーチカバーは、
車体が袋状の板金から形成され裏側からの操作が不可能
な場合であっても着脱が可能であり、スクリューの着脱
だけで容易に交換可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
のホイールアーチカバーにあっては、車体への取付け時
の部品点数が多く、部品管理面及び工数面で不具合があ
る。また取付け時にホイールアーチカバーの車体に対す
る位置決めが容易でなく、取付工数が多大となってい
た。
【0007】またサイドモールなどを車体に取付けるに
は、サイドモール裏面に接着されたクリップを車体の貫
通孔に嵌合させて固定する方法が一般的である。このよ
うにクリップを用いる場合には、貫通孔にクリップを当
てがって押圧するだけであるから位置決めはきわめて容
易となる。しかしながらクリップによる嵌合では、サイ
ドモールなどを車体から外す場合に車体パネル裏面側か
らクリップの係合を解除して外す必要があり、袋状の車
体パネルのような場合には外すことが困難となる。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、被取付部が袋状のパネルであっても従来と
同様に着脱可能であり、かつ取付け時の部品点数を低減
できるとともに取付工数を低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の固定手段一体成形品は、複数の貫通孔をもつ板状の
樹脂製基体と、基体と一体的に形成され基体の裏面側で
貫通孔の周縁部から突出する複数の固定部と、からな
り、固定部は貫通孔を挟んで対向する少なくとも一対の
脚部をもち、脚部どうしの間隔は基体の表面側から貫通
孔に挿通される螺子部材により拡大されるように構成さ
れたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の固定手段一体成形品を被取付部に固定
する場合には、先ず被取付部に形成された取付穴に固定
部の脚部を挿入する。これにより基体は仮止めされ、位
置決めを容易に行うことができる。次に仮止めされた基
体の貫通孔に螺子部材をねじ込む。これにより被取付部
の裏側で脚部どうしの間隔が広がり、脚部が取付穴と係
合することで基体は被取付部に固定される。
【0011】また固定されている基体から螺子部材を外
すことにより、脚部は自身の弾性により元の形状に復元
され、取付穴との係合が解除される。したがって基体を
被取付部から容易に外すことができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
及び図2に本発明の固定手段一体成形品の一実施例とし
てのホイールアーチカバーを示す。このホイールアーチ
カバーは、アーチ形状の板状の基体1と、基体1の裏面
側から突出する複数の固定部2とから構成され、基体1
と固定部2とはポリプロピレンから射出成形により一体
的に形成されている。
【0013】図3に拡大して示すように、貫通孔10は
基体1の表面部分に大径部11をもち、後述のスクリュ
ー形状に対応した二段形状となっている。この貫通孔1
0は、固定部2の位置にそれぞれ形成されている。また
固定部2は一対の脚部20をもち、貫通孔10は一対の
脚部20の間に配置されて、一対の脚部20は互いに貫
通孔10の径分の間隔を隔てて対向している。この一対
の脚部20で形成される固定部2は、脚部20の延びる
方向の略中間部に最大外径部21をもち、固定部2の外
径は最大外径部21から離れるにつれて小さくなる両側
テーパ形状とされている。
【0014】また一対の脚部20は、貫通孔10の周縁
部に肉盛り部22をもち、根元部分が厚肉となってい
る。従来のグロメットはナイロンから製造されるのが一
般的であり、図5のように大径の貫通孔101としても
充分な強度を有していた。しかしながら本実施例では、
脚部20は基体1と同材質のポリプロピレンから形成さ
れているので、肉盛り部22を設けることにより従来の
グロメットと同程度の強度となるようにされている。
【0015】本実施例のホイールアーチカバーを車体3
に取付けるには、図3に示すように先ず車体3の取付穴
30に脚部20を挿入する。固定部2の最大外径部21
は取付穴30の径より僅かに大きくされているので、脚
部20は取付穴30からの押圧により最大外径部21ま
で僅かに撓みながら挿入され、最大外径部21を越える
と抵抗が急に低下する。したがって挿入フィーリングが
よく、また挿入後の脱落も防止されている。
【0016】これにより基体1は車体3に仮止めされた
状態となる。この仮止め状態とするには、取付穴30に
脚部20を挿入するだけでよいので、位置決めはきわめ
て容易であり作業性に優れている。次に基体1の表面側
から貫通孔10にスクリュー4をねじ込む。スクリュー
4の径は貫通孔10より僅かに大きいので、貫通孔10
内には雌螺子が形成されながらねじ込まれる。そしてス
クリュー4のねじ込みにより、一対の脚部20には互い
に離れる方向の力が作用し、一対の脚部20は弾性変形
して互いの間隔が拡げられた状態でスクリュー4と係合
固定される。その状態を図4に示す。
【0017】これにより一対の脚部20は車体3の取付
穴30の内周表面に圧接され、基体1は車体3に強固に
固定される。また本実施例のホイールアーチカバーを車
体3から外す場合には、スクリュー4を緩めて外す。す
ると一対の脚部20は自身の弾性力で互いに近接する方
向へ揺動し、車体3との係合が解除される。したがって
車体3から一対の脚部20を抜き取るだけで容易に外す
ことができる。
【0018】つまり本実施例のホイールアーチカバー
は、車体3の表面からの作業のみで着脱できるので、車
体3のパネルが袋状であっても着脱が可能である。
【0019】
【発明の効果】すなわち本発明の固定手段一体成形品に
よれば、取付け時の部品点数が低減されるので、取付工
数及び部品管理工数が低減される。そして取付け時の位
置決め工数を大きく低減できるので、取付工数が一層低
減される。また袋状のパネルにも着脱自在に取付けるこ
とができ、きわめて容易に交換できるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホイールアーチカバーの平
面図である。
【図2】本発明の一実施例のホイールアーチカバーの正
面図である。
【図3】本発明の一実施例のホイールアーチカバーを車
体に仮止めした状態の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施例のホイールアーチカバーを車
体に固定した状態の要部拡大断面図である。
【図5】従来用いられていたグロメットの断面図であ
る。
【図6】従来のホイールアーチカバーの車体への取付方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
1:基体 2:固定部
3:車体 4:スクリュー(螺子部材) 10:貫通孔 2
0:脚部 22:肉盛り部 30:取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通孔をもつ板状の樹脂製基体
    と、該基体と一体的に形成され該基体の裏面側で該貫通
    孔の周縁部から突出する複数の固定部と、からなり、 該固定部は該貫通孔を挟んで対向する少なくとも一対の
    脚部をもち、該脚部どうしの間隔は該基体の表面側から
    該貫通孔に挿通される螺子部材により拡大されるように
    構成されたことを特徴とする固定手段一体成形品。
JP10018395A 1995-03-31 1995-03-31 固定手段一体成形品 Pending JPH08277819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018395A JPH08277819A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 固定手段一体成形品

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JP10018395A JPH08277819A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 固定手段一体成形品

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JPH08277819A true JPH08277819A (ja) 1996-10-22

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ID=14267200

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JP10018395A Pending JPH08277819A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 固定手段一体成形品

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JP (1) JPH08277819A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504171A (ja) * 2004-06-29 2008-02-14 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 電気回路を備えた自動車用ホイールアーチ並びにホイールアーチ及び電源手段を有する組立体
JP2017101691A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 三菱自動車工業株式会社 締結部品の取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504171A (ja) * 2004-06-29 2008-02-14 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 電気回路を備えた自動車用ホイールアーチ並びにホイールアーチ及び電源手段を有する組立体
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