JPH08277069A - ボビンの糸検知装置 - Google Patents
ボビンの糸検知装置Info
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- JPH08277069A JPH08277069A JP7192095A JP7192095A JPH08277069A JP H08277069 A JPH08277069 A JP H08277069A JP 7192095 A JP7192095 A JP 7192095A JP 7192095 A JP7192095 A JP 7192095A JP H08277069 A JPH08277069 A JP H08277069A
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- JP
- Japan
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- bobbin
- yarn
- thread
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H63/00—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
- B65H63/08—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle
- B65H63/086—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle responsive to completion of unwinding of a package
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Abstract
(57)【要約】
【構成】ボビンの糸巻面に径方向への接触圧をもって接
する導電性接触部材を備え、接触部材及びボビン本体
は、相互間に電位差を付与する電源、電位差の変化を検
知するセンサ、及び該センサからの出力に応じてボビン
上の糸の有無を表示する表示手段を備えた回路に接続さ
れている糸検知装置、及び、ボビンの糸巻面に対して光
を照射し、反射光の強弱により糸の有無を検知する光学
式センサを各ボビンに配置し、その出力に応じてボビン
上の糸の有無を表示する表示手段を接続した糸検知装
置。 【効果】ボビンの糸巻面に接する接触部材を経た導通の
有無により糸の有無に応じた出力を得、或いは、光学式
センサにより糸の有無に応じた出力を得、これらを１カ
所で集中的に表示できるので、ボビン上の糸有無の検知
のための労力を軽減し、且つ検知を確実に行なうことが
できる。
する導電性接触部材を備え、接触部材及びボビン本体
は、相互間に電位差を付与する電源、電位差の変化を検
知するセンサ、及び該センサからの出力に応じてボビン
上の糸の有無を表示する表示手段を備えた回路に接続さ
れている糸検知装置、及び、ボビンの糸巻面に対して光
を照射し、反射光の強弱により糸の有無を検知する光学
式センサを各ボビンに配置し、その出力に応じてボビン
上の糸の有無を表示する表示手段を接続した糸検知装
置。 【効果】ボビンの糸巻面に接する接触部材を経た導通の
有無により糸の有無に応じた出力を得、或いは、光学式
センサにより糸の有無に応じた出力を得、これらを１カ
所で集中的に表示できるので、ボビン上の糸有無の検知
のための労力を軽減し、且つ検知を確実に行なうことが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、織機、編機等に糸を供
給するためのボビンから糸がなくなったことを検知する
ための糸検知装置に関する。
給するためのボビンから糸がなくなったことを検知する
ための糸検知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】例えば、ラッシェル編機
等の経編機では、経糸の数に対応する多くの柄棒（ボビ
ン）が配置され、同時に各ボビンから編機に糸が供給さ
れる。編み作業中に、編機への糸の供給が途絶えると、
編み物の一部に糸の欠けた欠陥のある製品となり、また
同時に多数箇所で糸の供給が途絶えると、編機の針折れ
を生じることもあり、この場合は補修に多くの時間を費
やすことになる。したがって、柄棒から糸がなくなれ
ば、すぐに新たな柄棒に入れ替えて、その糸の始端を前
の柄棒の糸の終端と繋ぎ、編機上での糸の途絶えをなく
する必要がある。
等の経編機では、経糸の数に対応する多くの柄棒（ボビ
ン）が配置され、同時に各ボビンから編機に糸が供給さ
れる。編み作業中に、編機への糸の供給が途絶えると、
編み物の一部に糸の欠けた欠陥のある製品となり、また
同時に多数箇所で糸の供給が途絶えると、編機の針折れ
を生じることもあり、この場合は補修に多くの時間を費
やすことになる。したがって、柄棒から糸がなくなれ
ば、すぐに新たな柄棒に入れ替えて、その糸の始端を前
の柄棒の糸の終端と繋ぎ、編機上での糸の途絶えをなく
する必要がある。
【０００３】従来は、各柄棒の糸の存否を一つ一つ作業
者が黙視により調べていたので、多くの労力を要し、ま
た調べ漏れを生じることもあった。
者が黙視により調べていたので、多くの労力を要し、ま
た調べ漏れを生じることもあった。
【０００４】また、ラッシェル編機以外の経編機、一般
的な編機、織機等においても、同様の糸検知上の問題が
あり、解決が望まれていた。
的な編機、織機等においても、同様の糸検知上の問題が
あり、解決が望まれていた。
【０００５】本発明は、このような要請に応え、検知の
ための労力を軽減し、且つ検知を確実に行なうことがで
きる糸検出装置を提供することを目的とする。
ための労力を軽減し、且つ検知を確実に行なうことがで
きる糸検出装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題は、導
電性材料のボビン本体を有するボビンの近傍に回動支点
を有し、ボビンの糸巻面に径方向への接触圧をもって接
する接触部材を備え、該接触部材における少なくともボ
ビン上の糸と接触する部分が導電性を有し、該導電性部
分及びボビン本体は、相互間に電位差を付与する電源、
該電位差の変化を検知するセンサ、及び該センサからの
出力に応じてボビン上の糸の有無を表示する表示手段を
備えた回路に接続されていることを特徴とするボビンの
糸検知装置、及びボビンの糸巻面に対して光を照射し、
反射光の強弱により糸の有無を検知する光学式センサを
クリールスタンド上の各ボビンに配置し、該光学式セン
サにはその出力に応じてボビン上の糸の有無を表示する
表示手段を接続したことを特徴とするボビンの糸検知装
置により達成される。
電性材料のボビン本体を有するボビンの近傍に回動支点
を有し、ボビンの糸巻面に径方向への接触圧をもって接
する接触部材を備え、該接触部材における少なくともボ
ビン上の糸と接触する部分が導電性を有し、該導電性部
分及びボビン本体は、相互間に電位差を付与する電源、
該電位差の変化を検知するセンサ、及び該センサからの
出力に応じてボビン上の糸の有無を表示する表示手段を
備えた回路に接続されていることを特徴とするボビンの
糸検知装置、及びボビンの糸巻面に対して光を照射し、
反射光の強弱により糸の有無を検知する光学式センサを
クリールスタンド上の各ボビンに配置し、該光学式セン
サにはその出力に応じてボビン上の糸の有無を表示する
表示手段を接続したことを特徴とするボビンの糸検知装
置により達成される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例につき添付図面を参照
しつつ説明する。図１は、多数の柄棒を支持するスタン
ドに対して本発明に係る糸の検知装置を装着した状態を
示している。スタンド１０は両側部にＡ字状に立てられ
た支柱１１を備えており、柄棒２０は、両端部を該支柱
に支持されて水平に延びている。この例では、Ａ字状を
なす支柱の両側に各々８０本の柄棒が支持されている
（図では、片側の上部及び下部にある柄棒のみを示し、
中間部及び反対側の柄棒を省略した）。柄棒２０は、軸
２１にドラム状の胴部２２を固着した物であり、該胴部
２２を複数のセクション（この例では１０個のセクショ
ン）に分けて糸Ｓが巻かれている。各セクションの糸の
巻き量は通常同じである。糸は柄棒２０から下方に延
び、スタンドの置かれている場所の階下にある編機につ
な供給され、編機の作動によって引っ張られ、柄棒を回
転させつつ繰り出される。
しつつ説明する。図１は、多数の柄棒を支持するスタン
ドに対して本発明に係る糸の検知装置を装着した状態を
示している。スタンド１０は両側部にＡ字状に立てられ
た支柱１１を備えており、柄棒２０は、両端部を該支柱
に支持されて水平に延びている。この例では、Ａ字状を
なす支柱の両側に各々８０本の柄棒が支持されている
（図では、片側の上部及び下部にある柄棒のみを示し、
中間部及び反対側の柄棒を省略した）。柄棒２０は、軸
２１にドラム状の胴部２２を固着した物であり、該胴部
２２を複数のセクション（この例では１０個のセクショ
ン）に分けて糸Ｓが巻かれている。各セクションの糸の
巻き量は通常同じである。糸は柄棒２０から下方に延
び、スタンドの置かれている場所の階下にある編機につ
な供給され、編機の作動によって引っ張られ、柄棒を回
転させつつ繰り出される。
【０００８】柄棒２０の軸２１の両端部付近には、軸受
との接触に対する耐摩耗性のリング２３が固着されてい
る。支柱１１には、リング２３を受けるように支持部１
２が取り付けられている。胴部２２、リング２３、軸２
１及び支持部１２は金属製であり、支持部１２のリング
受け面に敷かれた銅板から延びる導線Ｌ１がアースＥに
接続されることにより、これらは、零電位に保たれてい
る。
との接触に対する耐摩耗性のリング２３が固着されてい
る。支柱１１には、リング２３を受けるように支持部１
２が取り付けられている。胴部２２、リング２３、軸２
１及び支持部１２は金属製であり、支持部１２のリング
受け面に敷かれた銅板から延びる導線Ｌ１がアースＥに
接続されることにより、これらは、零電位に保たれてい
る。
【０００９】両側の支柱１１、１１間には金属ワイヤ３
１が張設されており、柄棒２０上に巻かれた糸に接触す
る１カ所の位置に接触部材３２が回動自在に取り付けら
れている。ワイヤ３１は、支柱１１に対して、バネ３３
を介して強く張設されており、該バネはまた絶縁部材を
介して支柱１１に係止されている。ワイヤ３１はまた、
導線Ｌ２により制御部Ｃを介して低電圧電源Ｐ（例えば
ＤＣ１２〜２４ボルト）に接続され、電圧の印加状態
は、制御装置のＬＥＤにより表示される。制御装置Ｃ
は、導線Ｌ２に電流が流れると作動するスイッチ手段に
より、ディスプレイに異常状態を表示させ、警報ランプ
を点灯させ、ラッシェル編機を停止させる。接触部材
は、この例では、接触部材の重力により接触圧を得てい
るが、回動支点に設けた弦巻バネなどによるバネ力によ
り接触圧を得るようにすることもでき、重力とバネ力と
の双方を利用することも可能である。
１が張設されており、柄棒２０上に巻かれた糸に接触す
る１カ所の位置に接触部材３２が回動自在に取り付けら
れている。ワイヤ３１は、支柱１１に対して、バネ３３
を介して強く張設されており、該バネはまた絶縁部材を
介して支柱１１に係止されている。ワイヤ３１はまた、
導線Ｌ２により制御部Ｃを介して低電圧電源Ｐ（例えば
ＤＣ１２〜２４ボルト）に接続され、電圧の印加状態
は、制御装置のＬＥＤにより表示される。制御装置Ｃ
は、導線Ｌ２に電流が流れると作動するスイッチ手段に
より、ディスプレイに異常状態を表示させ、警報ランプ
を点灯させ、ラッシェル編機を停止させる。接触部材
は、この例では、接触部材の重力により接触圧を得てい
るが、回動支点に設けた弦巻バネなどによるバネ力によ
り接触圧を得るようにすることもでき、重力とバネ力と
の双方を利用することも可能である。
【００１０】この例では、ワイヤ３１、接触部材３２、
導線Ｌ２、及び制御装置Ｃが、糸検知装置３０を構成し
ている。通常、１台のラッシェル編機には、約８０本の
柄棒が使用される。したがって、これら全てに設けられ
ているスイッチ手段の動作状態を、１台の表示装置によ
り監視できるようにするのが望ましい。
導線Ｌ２、及び制御装置Ｃが、糸検知装置３０を構成し
ている。通常、１台のラッシェル編機には、約８０本の
柄棒が使用される。したがって、これら全てに設けられ
ているスイッチ手段の動作状態を、１台の表示装置によ
り監視できるようにするのが望ましい。
【００１１】この糸検知装置３０は、以下のように作動
する。編み作業を開始する際に、柄棒２０が支持部２１
に載置される。このとき、接触部材３２が柄棒２０上の
糸の面に接触するようにする。この状態で電源Ｐ及び制
御装置Ｃを作動状態とし、編機を作動させる。ワイヤ３
１が支柱１１に対して絶縁状態で支持されているので、
この段階では電源Ｐからワイヤを経る電流は流れない。
編機の作動に伴って、柄棒２０上の糸は減少して行き、
いずれかの柄棒２０上の糸がなくなると接触部材３２が
柄棒２０の胴部２２に接触する。これにより、接触部材
３２は、胴部２２、軸２１、リング２３、支持部１２を
経てアースに導通し、電源Ｐからの電流が生じる。この
電流の発生により、制御装置Ｃのスイッチ手段が作動
し、異常状態が表示装置、警報ランプにより表示され、
ラッシェル編機が停止される。
する。編み作業を開始する際に、柄棒２０が支持部２１
に載置される。このとき、接触部材３２が柄棒２０上の
糸の面に接触するようにする。この状態で電源Ｐ及び制
御装置Ｃを作動状態とし、編機を作動させる。ワイヤ３
１が支柱１１に対して絶縁状態で支持されているので、
この段階では電源Ｐからワイヤを経る電流は流れない。
編機の作動に伴って、柄棒２０上の糸は減少して行き、
いずれかの柄棒２０上の糸がなくなると接触部材３２が
柄棒２０の胴部２２に接触する。これにより、接触部材
３２は、胴部２２、軸２１、リング２３、支持部１２を
経てアースに導通し、電源Ｐからの電流が生じる。この
電流の発生により、制御装置Ｃのスイッチ手段が作動
し、異常状態が表示装置、警報ランプにより表示され、
ラッシェル編機が停止される。
【００１２】したがって、作業者は、表示装置を見るだ
けで、柄棒上の糸の有無を知ることができ、糸のなくな
った柄棒を的確に新たな柄棒に取り替えることができ
る。また、柄棒を目視して回る場合に比し、見落とし等
による検知ミスが防止される。
けで、柄棒上の糸の有無を知ることができ、糸のなくな
った柄棒を的確に新たな柄棒に取り替えることができ
る。また、柄棒を目視して回る場合に比し、見落とし等
による検知ミスが防止される。
【００１３】以上の例では、１本の柄棒に１つの接触部
材を設けたが、糸の太さの相違などにより１本の柄棒上
の糸のなくなる早さが異なる場合は、１本の柄棒中の必
要な箇所に接触部材を設け、各々に対し電源、電圧計、
スイッチ手段を有する回路を接続すればよい。
材を設けたが、糸の太さの相違などにより１本の柄棒上
の糸のなくなる早さが異なる場合は、１本の柄棒中の必
要な箇所に接触部材を設け、各々に対し電源、電圧計、
スイッチ手段を有する回路を接続すればよい。
【００１４】図２は、ボビンの糸巻面に対して光を照射
し、反射光の強弱により糸の有無を検知する光学式セン
サをクリールスタンド上の各ボビンに配置した本発明の
例を示している。クリールスタンド５０は、垂直に延び
る支柱５１と、該支柱から水平方向に突出する取付棒５
２とを備えている。ボビンＢはその中心孔を取付棒５２
に通して支持されている。ボビンＢから繰り出された糸
Ｓは、図外のプーリを経て編機に供給される。光学式セ
ンサ６１は、クリールスタンドに支持されて各ボビンの
上方に位置し、照射光をボビン中心に向けるように配置
されている。この例では、光学式センサ６１は、フォト
カプラ等、通常の反射光識別のための種々のものが使用
され、照射光がボビンに反射されると、該センサでその
反射光を検知する。センサ６１には、導線Ｌ３を介して
制御装置Ｃ’が接続されており、センサ６１の検知状態
を表示する。制御装置Ｃ’は、各光学式センサからの出
力に基づき、多数のボビンの状態を表示装置に表示で
き、所定のボビン群毎に、キーボード操作等により表示
を選択することもできる。制御装置Ｃ’はまた、ボビン
から糸がなくなると、光学式センサからの出力に基づ
き、ディスプレイに異常状態を表示させ、警報ランプを
点灯させ、ラッシェル編機を停止させる。この例では、
光学式センサ６１、導線Ｌ３及び制御装置Ｃ’が糸の検
知装置６０を構成している。
し、反射光の強弱により糸の有無を検知する光学式セン
サをクリールスタンド上の各ボビンに配置した本発明の
例を示している。クリールスタンド５０は、垂直に延び
る支柱５１と、該支柱から水平方向に突出する取付棒５
２とを備えている。ボビンＢはその中心孔を取付棒５２
に通して支持されている。ボビンＢから繰り出された糸
Ｓは、図外のプーリを経て編機に供給される。光学式セ
ンサ６１は、クリールスタンドに支持されて各ボビンの
上方に位置し、照射光をボビン中心に向けるように配置
されている。この例では、光学式センサ６１は、フォト
カプラ等、通常の反射光識別のための種々のものが使用
され、照射光がボビンに反射されると、該センサでその
反射光を検知する。センサ６１には、導線Ｌ３を介して
制御装置Ｃ’が接続されており、センサ６１の検知状態
を表示する。制御装置Ｃ’は、各光学式センサからの出
力に基づき、多数のボビンの状態を表示装置に表示で
き、所定のボビン群毎に、キーボード操作等により表示
を選択することもできる。制御装置Ｃ’はまた、ボビン
から糸がなくなると、光学式センサからの出力に基づ
き、ディスプレイに異常状態を表示させ、警報ランプを
点灯させ、ラッシェル編機を停止させる。この例では、
光学式センサ６１、導線Ｌ３及び制御装置Ｃ’が糸の検
知装置６０を構成している。
【００１５】この検知装置は、以下のように作動する。
前述のように光学式センサ及び表示装置を配置し、クリ
ールスタンドにボビンを装着し、編機を作動する。編機
の作動と共にボビン上から糸が繰り出されていくが、こ
の間光学式センサは、糸表面からの反射光を検知してい
る。ボビン上から糸がなくなると、光学式センサが検知
する光は、ボビンの芯からの反射光となる。ボビンの芯
からの反射光は、糸表面からの反射光と異なり（通常、
糸の反射光の方が強い）、光学式センサは反射光の相違
に応じた出力をする。制御装置Ｃ’は、ボビンから糸が
なくなると、光学式センサからの出力に基づき、異常状
態を表示装置、警報ランプに表示させ、編機を停止させ
る。したがって、この場合も、前述の例と同様、作業者
は、制御装置Ｃ’を見るだけで、ボビン上の糸の有無を
知ることができ、糸のなくなったボビンを即座に新たな
ボビンに取り替えることができる。また、ボビンを目視
して回る場合に比し、見落とし等による検知ミスが防止
される。
前述のように光学式センサ及び表示装置を配置し、クリ
ールスタンドにボビンを装着し、編機を作動する。編機
の作動と共にボビン上から糸が繰り出されていくが、こ
の間光学式センサは、糸表面からの反射光を検知してい
る。ボビン上から糸がなくなると、光学式センサが検知
する光は、ボビンの芯からの反射光となる。ボビンの芯
からの反射光は、糸表面からの反射光と異なり（通常、
糸の反射光の方が強い）、光学式センサは反射光の相違
に応じた出力をする。制御装置Ｃ’は、ボビンから糸が
なくなると、光学式センサからの出力に基づき、異常状
態を表示装置、警報ランプに表示させ、編機を停止させ
る。したがって、この場合も、前述の例と同様、作業者
は、制御装置Ｃ’を見るだけで、ボビン上の糸の有無を
知ることができ、糸のなくなったボビンを即座に新たな
ボビンに取り替えることができる。また、ボビンを目視
して回る場合に比し、見落とし等による検知ミスが防止
される。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ボビン
の糸巻面に接する接触部材を経た導通の有無により糸の
有無に応じた出力を得、或いは、光学式センサにより糸
の有無に応じた出力を得、これらを１カ所で集中的に表
示できるので、ボビン上の糸有無の検知のための労力を
軽減し、且つ検知を確実に行なうことができる。
の糸巻面に接する接触部材を経た導通の有無により糸の
有無に応じた出力を得、或いは、光学式センサにより糸
の有無に応じた出力を得、これらを１カ所で集中的に表
示できるので、ボビン上の糸有無の検知のための労力を
軽減し、且つ検知を確実に行なうことができる。
【図１】本発明の１実施例に係る検知装置を装着した柄
棒及びそのスタンドを示す斜視図である。
棒及びそのスタンドを示す斜視図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る検知装置を装着した
クリールスタンドを示す斜視図である。
クリールスタンドを示す斜視図である。
１０ スタンド １１ 支柱 １２ 支持部 ２０ 柄棒 ２１ 軸 ２２ 胴部 ３０ 糸検知装置 ３１ ワイヤ ３２ 接触部材 ５０ クリールスタンド ５２ 取付棒 ６０ 検知装置 ６１ 光学式センサ Ｂ ボビン Ｃ、Ｃ’ 表示装置 Ｐ 電源 Ｓ 糸
Claims (3)
- 【請求項１】導電性材料のボビン本体を有するボビンの
近傍に回動支点を有し、ボビンの糸巻面に径方向への接
触圧をもって接する接触部材を備え、該接触部材におけ
る少なくともボビン上の糸と接触する部分が導電性を有
し、該導電性部分及びボビン本体は、相互間に電位差を
付与する電源、該電位差の変化を検知するセンサ、及び
該センサからの出力に応じてボビン上の糸の有無を表示
する表示手段を備えた回路に接続されていることを特徴
とするボビンの糸検知装置。 - 【請求項２】前記ボビン本体がラッシェル編機用の柄棒
である請求項１に記載のボビンの糸検知装置。 - 【請求項３】ボビンの糸巻面に対して光を照射し、反射
光の強弱により糸の有無を検知する光学式センサをクリ
ールスタンド上の各ボビンに配置し、該光学式センサに
はその出力に応じてボビン上の糸の有無を表示する表示
手段を接続したことを特徴とするボビンの糸検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192095A JPH08277069A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ボビンの糸検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192095A JPH08277069A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ボビンの糸検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08277069A true JPH08277069A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13474460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7192095A Pending JPH08277069A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ボビンの糸検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08277069A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006273482A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tsudakoma Corp | クリール・ワーパー装置 |
| CN107881642A (zh) * | 2017-11-22 | 2018-04-06 | 东华大学 | 一种经编机专用导电纱线断纱自停装置及断纱自停方法 |
| EP3896204A1 (en) | 2020-04-17 | 2021-10-20 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | Thread remaining amount detecting device |
| WO2021246139A1 (ja) | 2020-06-02 | 2021-12-09 | 株式会社島精機製作所 | 画像処理装置、機械学習装置、及び、推論装置 |
| EP3951038A1 (en) | 2020-08-05 | 2022-02-09 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | Yarn management system |
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| JPH055885B2 (ja) * | 1984-02-21 | 1993-01-25 | Ishikawajima Harima Jukogyo Kk |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7192095A patent/JPH08277069A/ja active Pending
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