JPH08276503A - 紙製梱包材の製造方法 - Google Patents

紙製梱包材の製造方法

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JPH08276503A
JPH08276503A JP10807495A JP10807495A JPH08276503A JP H08276503 A JPH08276503 A JP H08276503A JP 10807495 A JP10807495 A JP 10807495A JP 10807495 A JP10807495 A JP 10807495A JP H08276503 A JPH08276503 A JP H08276503A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
thermoplastic synthetic
paper
product
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP10807495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kusaka
利男 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Chemical Corp
Original Assignee
Sun Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sun Chemical Corp filed Critical Sun Chemical Corp
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Publication of JPH08276503A publication Critical patent/JPH08276503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製品への傷付きを有効に防止するように収容部
を柔軟に形成できると共に製品重量を確実に受承して振
動を有効に吸収するように支持部を硬質に形成すること
ができる紙製梱包材の製造方法の提供。 【構成】製品形状とほぼ一致する収容凹所及び該収容凹
所の周囲に収容凹所を支持する支持部を有した梱包材を
製造する際に、熱可塑性合成樹脂層がコーティングされ
た廃紙材を粉砕して繊維化された紙繊維及び合成樹脂粉
に所要の長さの糸及び必要に応じて熱可塑性合成樹脂を
添加して繊維素材を形成する工程と、該繊維素材を加熱
して含有された熱可塑性合成樹脂を溶融する工程と、型
締め時に支持部に位置する間隙が狭く設定されると共に
収容凹所箇所に位置する間隙が広く設定された一対の金
型により熱可塑性合成樹脂が溶融した繊維素材を夫々の
間隙に応じた密度で圧締しながら熱可塑性合成樹脂を硬
化させる工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製品を輸送する際に
使用する紙製梱包材の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】製品を輸
送する際の傷付きを防止する梱包材としては、従来、箱
形に形成され、製品に応じた凹所を有した梱包材及び表
面に多数の気泡袋を有したクッションシート等の合成樹
脂製のものが一般に知られている。そして上記した合成
樹脂製の梱包材にあっては、石油資源を大量に使用して
いるにも拘らず、使用後においては廃棄処分されてい
る。この廃棄処分方法としては埋設処分、焼却処分がと
られているが、埋設処分する場合、その合成樹脂成分が
土壌成分に戻るには多くの年月がかかり効率的でなかっ
た。又、焼却処分する場合には、有害燃焼ガスの発生を
少なくするために高温焼却しなければならず、焼却コス
トが高くなると共に焼却設備がいたみ易くなる問題を有
していた。
【0003】本出願人は、上記した合成樹脂製の梱包材
が有している上記の問題を解決するため、特願平6−2
93980号において、製品形状とほぼ一致して挿嵌可
能な凹所を有した梱包材において、該梱包材は合成樹脂
層がコーティングされた廃紙材を加熱圧締して所望の形
状に変化させる共にコーティングされた合成樹脂層を溶
融して紙繊維間に浸透硬化させて変形状態を保った紙製
梱包材を提案したが、該紙製梱包材にあっては、製品重
量を有効に受承して振動等を吸収するため、凹所以外の
フランジ部にある程度の強度を持たせるために硬質とな
るように成形しなければならなかった。
【0004】しかしながら、フランジ部を硬質に成形し
た場合には製品を収容する凹所の必然的に硬めに成形さ
れるため、このような凹所に製品を収容した場合には輸
送時の振動等により製品が微小移動して製品に擦り傷が
付く問題を生じていた。
【0005】本発明は、本出願人が提案した紙製梱包材
の製造方法の改良に係り、製品への傷付きを有効に防止
しながら製品重量を受承すると共に作用する振動を吸収
して製品を安全に梱包できる紙製梱包材の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、製
品形状とほぼ一致する収容凹所及び該収容凹所の周囲に
収容凹所を支持する支持部を有した梱包材を製造する際
に、熱可塑性合成樹脂層がコーティングされた廃紙材を
粉砕して繊維化された紙繊維及び合成樹脂粉に所要の長
さの糸及び必要に応じて熱可塑性合成樹脂を添加して繊
維素材を形成する工程と、該繊維素材を加熱して含有さ
れた熱可塑性合成樹脂を溶融する工程と、型締め時に支
持部に位置する間隙が狭く設定されると共に収容凹所箇
所に位置する間隙が広く設定された一対の金型により熱
可塑性合成樹脂が溶融した繊維素材を夫々の間隙に応じ
た密度で圧締しながら熱可塑性合成樹脂を硬化させる工
程とからなることを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明方法を図に従って説明する。
【0008】図1は紙製梱包材の斜視図である。
【0009】図2は図1のII-II 線縦断面図である。
【0010】図3は成形状態を示す縦断面図である。
【0011】紙製梱包材1は、後述する廃紙材を原料と
し、支持部の一部を構成する起立壁5の上部から適宜の
幅で水平方向内側へ延出する支持部の一部を構成するフ
ランジ部7と、該フランジ部7の内縁にて梱包しようと
する製品の、例えば下部形状とほぼ一致する収容凹部9
とが一体形成されている。上記収容凹部9としては製品
の下部表面に直接、接触する形状若しくは製品の下部表
面に頂部が接触する複数の突部9aを内面に設けたもの
であってもよい。
【0012】紙製梱包材1の原料となる廃紙材として
は、少なくとも一面に熱可塑性合成樹脂がラミネート加
工された、例えば紙オムツ、紙容器を製造する際に排出
される裁断屑或いは一部にピンホール等を有した不良品
の廃紙材が適している。そして上記廃紙材は粉砕装置
(図示せず)により粉砕して紙を繊維化させると共にラ
ミネート加工された熱可塑性合成樹脂を細分化させる。
このとき、繊維化及び細分化した廃紙材に対して水を噴
霧状に吹きかけて含水させることにより取扱いを容易化
することができる。
【0013】次に、上記のように繊維化及び細分化され
た廃紙材に対し、ラミネート加工された樹脂を同種の熱
可塑性樹脂及び糸10を添加して攪拌混合して繊維素材
12を形成する。添加する熱可塑性合成樹脂としてはポ
リエチレン、ポリプロピレン等で、廃紙材の重量に対し
て最大で20wt%に設定されるが、使用後における廃棄
処分の容易性を考慮して少量であるのが望ましい。又、
添加される糸10としては太さの最小径が15デニール
で、平均長さが約6〜15mmの天然繊維糸或いは合成繊
維糸のいずれであってもよいが、弾性復帰力に優れた合
成繊維糸が望ましい。尚、糸の長さは上記したように約
6〜15mmを中心とすればよく、これよりも長い糸或い
は短い糸であっても良い。更に、添加する糸10を合成
繊維糸とする場合、その溶融温度が細分化及び添加され
た熱可塑性合成樹脂の溶融温度以上のものを選択する必
要を有している。
【0014】上記のように熱可塑性合成樹脂及び糸10
が添加されて繊維化された廃紙材の繊維素材11を加熱
して含有された熱可塑性合成樹脂を溶融させた後、一対
の金型13・15間に供給する。一方の金型13には紙
製梱包材1の下面とほぼ一致するキャビィティ13a
が、又他方の金型15には紙製梱包材1の起立壁5とフ
ランジ部7及び収容凹部9にほぼ一致するコア15aが
夫々形成され、これら金型13及び金型15が型締めさ
れたとき、起立壁5とフランジ部7に対応する金型13
・15の相互間隔t1 は収容凹部9に対応する金型13
・15の相互間隔t2 より幅狭に設定されている。
【0015】そして上記金型13・15により熱可塑性
合成樹脂が溶融した繊維素材11を加圧しながら溶融し
た熱可塑製合成樹脂を硬化させて紙製梱包材1を成形す
る。このとき、一旦製品化された廃紙材を粉砕して紙を
繊維化した場合、紙繊維自体、短繊維化しているが、糸
10を添加することにより紙繊維相互の絡み付きを高め
て強度を高めることができる。又、上記したように起立
壁5とフランジ部7に応じた金型13・15の間隔t1
が収容凹部9に応じた金型13・15の間隔t2 より幅
狭に設定されて起立壁5とフランジ部7に応じた熱可塑
製合成樹脂と紙繊維及び糸は高い加圧力により高密度で
強度が高められるため、収容凹部9内に収容される製品
の重量を確実に受承すると共に輸送時に作用する振動等
の外力等を効率的に吸収することができる。
【0016】一方、収容凹部9に応じた熱可塑製合成樹
脂と紙繊維及び糸は低い加圧力により低密度で表面が柔
軟化されると共に表面に糸10の一部が露出しているた
め、輸送時の振動等により収容凹部9内にて製品が移動
したりしても表面に摺り傷が付くのを防止することがで
きる。
【0017】尚、添加する糸としてはポリウレタン及び
ポリスチレン等からなる人工皮革の表面から露出する毛
足を切断したものであってもよい。又、本発明により製
造される紙製梱包材は図示する形状に限定されるもので
はなく、各種の形状であってもよいことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】このため本発明は、製品への傷付きを有
効に防止しながら製品重量を受承すると共に作用する振
動を吸収して製品を安全に梱包できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙製梱包材の斜視図である。
【図2】図1のII-II 線縦断面図である。
【図3】成形状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 紙製梱包材 5 支持部の一部を構成する起立壁 7 支持部の一部を構成するフランジ部 9 収容凹部 10 糸 11 繊維素材 13・15 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 103:00 B29L 31:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品形状とほぼ一致する収容凹所及び該収
    容凹所の周囲に収容凹所を支持する支持部を有した梱包
    材を製造する際に、熱可塑性合成樹脂層がコーティング
    された廃紙材を粉砕して繊維化された紙繊維及び合成樹
    脂粉に所要の長さの糸及び必要に応じて熱可塑性合成樹
    脂を添加して繊維素材を形成する工程と、該繊維素材を
    加熱して含有された熱可塑性合成樹脂を溶融する工程
    と、型締め時に支持部に位置する間隙が狭く設定される
    と共に収容凹所箇所に位置する間隙が広く設定された一
    対の金型により熱可塑性合成樹脂が溶融した繊維素材を
    夫々の間隙に応じた密度で圧締しながら熱可塑性合成樹
    脂を硬化させる工程とからなる紙製梱包材の製造方法。
  2. 【請求項2】上記糸は太さの最小径が約15デニール
    で、平均長さが6〜15mmからなる請求項1の紙製梱包
    材の製造方法。
  3. 【請求項3】上記糸は、天然繊維からなる請求項2の紙
    製梱包材の製造方法。
  4. 【請求項4】上記糸は、溶融温度が熱可塑性合成樹脂の
    溶融温度以上の合成繊維からなる請求項2の紙製梱包材
    の製造方法。
JP10807495A 1995-04-07 1995-04-07 紙製梱包材の製造方法 Pending JPH08276503A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102888788A (zh) * 2011-07-21 2013-01-23 深圳市裕同印刷股份有限公司 用废纸和竹材混合制备复合包装材料的工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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