JPH08276299A - プレス機械の安全装置 - Google Patents

プレス機械の安全装置

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JPH08276299A
JPH08276299A JP10294495A JP10294495A JPH08276299A JP H08276299 A JPH08276299 A JP H08276299A JP 10294495 A JP10294495 A JP 10294495A JP 10294495 A JP10294495 A JP 10294495A JP H08276299 A JPH08276299 A JP H08276299A
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JP
Japan
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press machine
safety device
operator
airbag
valve
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Isamu Komatsu
小松勇
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Aida Engineering Ltd
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Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業者を傷つけることもなく、また、作業者に
不便を感じさせることもない、さらには大型プレス機械
にも容易に対応出来るプレス機械の安全装置を提供す
る。 【構成】プレス機械1、もしくはプレス機械1に取り付
けた金型2の危険域4前方近傍に、圧力エアを供給され
て急膨張し、危険域4前方に伸長し、危険域4から作業
者、もしくは作業者の身体の一部を排除して防護するエ
アバッグ6と、繰り返し圧力エアを充填可能なシリンダ
7と、コントローラ22を介して発信される非常信号で
電磁弁15を作動し、急速に解放されるバルブ8とを設
けて、危険域4に入った作業者、もしくは作業者の身体
の一部を排除して防護するプレス機械1の安全装置5を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械、もしくは
プレス機械に取り付けた金型の危険域に入った作業者、
もしくは作業者の身体の一部を排除して防護するプレス
機械の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術においては、手払い式安全装置
及び手引き式安全装置があった。手払い式安全装置は、
プレス機械のスライドの下降行程と機械的に連動するシ
ャッタまたは棒で、危険域に伸ばした作業者の手を払い
退けて安全を図るものであり、手引き式安全装置は、プ
レス機械のスライドに一端を連結したワイヤの他端に設
けたバンドで作業者の手首を縛り、スライドが下降する
と作業者の手を危険域から遠ざけるように引くものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におけ
る手払い式安全装置は、10〜20tf以下の小型プレ
ス機械のスライドには使用出来るが、大型プレス機械の
スライドには対応出来ない上に、金属製のシャッタを使
用するので、払われた作業者の手が傷つくことがある。
一方、手引き式安全装置は、作業者の手がワイヤで拘束
されるので、作業者にとって不便であるという欠点があ
る。
【0004】本発明の目的は、これらの欠点を除き、作
業者を傷つけることもなく、また作業者に不便を感じさ
せることもない、さらには大型プレス機械にも容易に対
応出来るプレス機械の安全装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、プレス機械、もしくはプレス機械に取り付けた金
型の危険域近傍に、圧力エアを供給されて急膨張し、危
険域から作業者を排除するエアバッグを設け、プレス機
械、もしくはプレス機械に取り付けた金型の危険域に入
った作業者、もしくは作業者の身体の一部を排除して防
護するプレス機械の安全装置を構成する。
【0006】
【作用】膨張したエアバッグ内が所要の圧力となるよう
に圧力エアを急供給し、エアバッグの剛性により、作業
者、もしくは作業者の身体の一部、例えば手をプレス機
械、もしくはプレス機械に取り付けた金型の危険域から
瞬時に排除する。エアバッグは、内圧が高くとも、柔軟
性があり、作業者を傷つけることはない。また、作業者
を物理的に拘束することもないため、作業性も良くな
る。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を図1から図4に示す。
図1に示すように、通常、プレス加工時、プレス機械
1、もしくはプレス機械1に取り付けられた金型2の前
側の作業者が位置する近傍の片側に安全装置5を設け、
安全装置5には、上下左右の寸法が危険域4の前面を覆
うことが出来るエアバッグ6を、図2に示すように安全
装置5のケース21内に巻き込んで収容している。エア
バッグ6は、気密性のよい膜を袋状に形成したもので、
その開口は、圧力エアを充填したシリンダ7のバルブ8
に連結されている。エアバッグ6のバルブ8上下部分
は、ケース21側に取り付け、エアバッグ6が一定方向
に膨張して伸長するように位置決めしている。
【0008】図3は、安全装置5を作動させるシリンダ
の構成及び空圧回路を示している。エアバッグ6を連結
したシリンダ7のバルブ8は、バルブ8の外径よりも大
径のピストン9にロッド10で連結されている。ピスト
ン9は、シリンダ7に気密に摺動自在に収容され、ロッ
ド10の長さはバルブ8が閉のとき、バルブ8側のシリ
ンダ室11が所要の容積となるように定める。バルブ8
開口部には小径のリーク穴12を設ける。
【0009】エアバッグ6の内圧Pとシリンダ室11の
容積Vは、使用するエアの圧力をP1、エアバッグ6の
容積をV1、作業者を危険域4から排除する力をF、作
業者を危険域4から排除するために有効に作用するエア
バッグ6の膨張量を4倍とすると、 P=P1/4 P×4>F V=V1/(P1/P)1.41 から求められる。
【0010】また、バルブ8の外径は、エアバッグ6の
所要の膨張時間から求められるが、エアの流入速度を音
速以下とすることが望ましく、少なくとも直径100m
m以上が望ましい。なお、使用する圧力エアは、工場内
に通常供給される圧力エア源の圧力と同等としてよい。
【0011】プレス作業前に、安全装置5が使用可能か
どうかを確認する場合には、電磁弁15を作動させてシ
リンダ室13の圧力エアを排気する。続いて、電磁弁1
4を作動させてシリンダ室11に圧力エアを給気する
と、ピストン9はシリンダ室13側に移動し、バルブ8
が開く。圧力エア源16からの圧力エアは、シリンダ室
11からバルブ8を通ってエアバッグ6に供給され、エ
アバッグ6が膨張する。
【0012】エアバッグ6の作動が確認された後、電磁
弁14によりシリンダ室11及びエアバッグ6の圧力エ
アを排気し、電磁弁15によりシリンダ室13に圧力エ
アを給気してピストン9をシリンダ室11側へ移動さ
せ、バルブ8を閉じた後、安全装置5のケース21内に
エアバッグ6を巻き込んで収納する。エアバッグ6内に
残ったエアはリーク穴12から逃げ、電磁弁14を作動
させ、圧力エアをシリンダ室11に充填されて、プレス
運転が可能な状態となる。
【0013】プレス作業中に、図4に示すような安全装
置5に対する作動トリガとしての非常信号のいずれかが
コントローラ22に発信されると、電磁弁15を作動
し、シリンダ室13が排気されてバルブ12が開き、シ
リンダ室11に充填されている圧力エアが急速にエアバ
ッグ6内に供給され、エアバッグ6を図1に2点鎖線で
示すように急膨張させ、危険域3に入った作業者、もし
くは作業者の身体の一部を排除して防護する。
【0014】安全が確認された後の安全装置5の復帰
は、上述のプレス作業前の安全装置5の作動確認の場合
に実施した復帰方法と同様のことを実施すればよい。
【0015】なお、安全装置5は、リーク穴12をバキ
ュームエア源に接続することにより、エアバッグ6をケ
ース21内に自動巻き込みとすることも可能であり、停
電の場合、電磁弁14は閉、電磁弁15は開で、バルブ
8は閉となり、安全側に作用する。
【0016】図5に示す本発明の第2実施例において、
安全装置17は、アコーデオン形のエアバッグ18を設
けている。このエアバッグ18は、折りたたみが容易
で、安全装置17内に自動収納する場合に便利である。
動作については、前述の第1実施例の場合と同様であ
る。
【0017】図6には、安全装置19の装備位置をプレ
ス機械1、もしくはプレス機械1に取り付けた金型2の
前面上方とした本発明の第3実施例を示す。本第3実施
例は、前述の第1実施例における安全装置5のエアバッ
グ6及び第2実施例における安全装置17のエアバッグ
18が、横方向に長くなり過ぎ、エアバッグ6、18の
作動遅れのおそれがある場合等に、エアバッグ20を上
から下へ伸長させるようにしている。
【0018】なお、本発明の図4においては、プレス作
業中の非常時に発信される非常信号の一例を上げたが、
その他の非常信号や、作業する機械ごとに対応した非常
時の検出信号を、作動トリガとして使用出来ることは明
らかである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、安全装置はエアバッグの膨張により広い範囲
に対応出来、かつ比較的小形で作業上支障とならない。
また、エアバッグは圧力エアを抜き、収納して繰り返し
使用出来る。さらには、誤操作でエアバッグが膨張して
も、作業者、もしくは作業者の身体の一部や、金型を損
傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるプレス機械の正面図
【図2】第1実施例におけるプレス機械の平面図
【図3】第1実施例におけるシリンダの構造及び空圧回
路図
【図4】作動トリガの一例を示す説明図
【図5】第2実施例におけるプレス機械の正面図
【図6】第3実施例におけるプレス機械の正面図
【符号の説明】
1はプレス機械、2は金型、4は危険域、5、17、1
9は安全装置、6、18、20はエアバッグ、7はシリ
ンダ、8はバルブ、9はピストン、10はロッド、1
1、13はシリンダ室、12はリーク穴、14、15は
電磁弁、16は圧力エア源、21はケース、22はコン
トローラ、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機械、もしくはプレス機械に取り付
    けた金型の危険域に入った作業者、もしくは作業者の身
    体の一部を防護するプレス機械の安全装置において、前
    記危険域近傍に、圧力エアを供給されて急膨張し、危険
    域から作業者、もしくは作業者の身体の一部を排除して
    防護するエアバッグを設けたことを特徴とするプレス機
    械の安全装置。
JP7102944A 1995-04-04 1995-04-04 プレス機械の安全装置 Expired - Lifetime JP3038642B2 (ja)

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