JPH08275028A - 同期信号分離回路および映像信号処理装置 - Google Patents

同期信号分離回路および映像信号処理装置

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JPH08275028A
JPH08275028A JP7752695A JP7752695A JPH08275028A JP H08275028 A JPH08275028 A JP H08275028A JP 7752695 A JP7752695 A JP 7752695A JP 7752695 A JP7752695 A JP 7752695A JP H08275028 A JPH08275028 A JP H08275028A
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JP
Japan
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signal
circuit
transistor
video signal
composite video
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Application number
JP7752695A
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English (en)
Inventor
Osamu Segami
治 瀬上
Nobukazu Hosoya
信和 細矢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コンポジット映像信号に含まれる同期信号が
コンデンサC1に与えられると、コンデンサC1の端子
電圧が所定値以下となり、トランジスタQ2がオンす
る。これに伴ってトランジスタQ7およびQ9もオン
し、トランジスタQ9の導通電流が抵抗R2およびR3
を流れる。このとき、トランジスタQ9のエミッタは低
インピーダンスとなるため、LPF11は強く機能し、
同期信号からほぼ完全にノイズを除去する。したがっ
て、コンデンサC1の端子電圧は、同期信号期間中、所
定値以下となる。このため抵抗R2およびR3には同期
信号期間中導通電流が流れ、出力端子からは導通電流に
対応するレベルの信号が出力される。 【効果】 抵抗には、コンポジット映像信号の平均輝度
レベルに関係なく、同期信号期間中、導通電流が流れる
ため、出力端子からはパルス幅および立ち上がりが変化
しない分離同期信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は同期信号分離回路およ
び映像信号処理装置に関し、特にたとえばコンポジット
映像信号に含まれる同期信号を分離する同期信号分離回
路および分離された同期信号に基づいて映像信号を処理
する映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示す従来の同期信号分離回路1
では、結合コンデンサC6を介して入力されたコンポジ
ット映像信号が、低域通過フィルタ(LPF)2で高域
周波数成分を除去された後、結合コンデンサC7を経て
クランプ回路3に与えられる。クランプ回路3では、コ
ンポジット映像信号のシンクチップレベルが一定にさ
れ、そのコンポジット映像信号が、コンパレータ4にお
いてバッファ回路4aを経て差動対4bを構成するトラ
ンジスタQ14のベースに与えられる。差動対4bを構
成するトランジスタQ15のベースにはまた、抵抗R8
およびR9の接続点から出力された基準DC電圧(スラ
イスレベル電圧)が与えられ、両者が比較される。そし
て、トランジスタQ16のエミッタから分離同期信号が
出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、LPF2によってコンポジット映像信号の
全期間をフィルタリングしているため、図12および図
13からわかるように、入力される映像信号の平均輝度
レベルによって分離同期信号のパルス幅および開始位相
が変わってしまうという問題点があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、コ
ンポジット映像信号の平均輝度レベルによって分離同期
信号のパルス幅および開始位相が変化しない、同期信号
分離回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力端子
から入力されるコンポジット映像信号に含まれる同期信
号を分離して分離同期信号を出力する同期信号分離回路
であって、入力端子に接続されてコンポジット映像信号
の直流成分を除去する第1コンデンサ(C1)、第1コンデ
ンサの端子電圧が所定値に達したときオンして電流を流
す第1トランジスタ(Q2)、第1トランジスタに流れる電
流によってオンされる第2トランジスタ(Q9)、第2トラ
ンジスタの電流経路に接続されたインピーダンス素子(R
3,R4) 、第2トランジスタおよびインピーダンス素子の
接続点と入力端子との間に接続される第2コンデンサ(C
2)、および第2トランジスタの電流経路の電流に応じて
オンしその出力端から分離同期信号を出力する第3のト
ランジスタ(Q10) を備える、同期信号分離回路である。
【0006】第2の発明は、入力端子から入力されるコ
ンポジット映像信号に含まれる同期信号を分離し分離同
期信号を出力する同期信号分離回路であって、入力端子
に接続されてコンポジット映像信号を処理するローパス
フィルタ、およびローパスフィルタを通過したコンポジ
ット映像信号から同期信号を分離し分離同期信号を出力
する同期信号分離手段を備える同期信号分離回路におい
て、ローパスフィルタを実質的に同期信号の期間中にの
み作動させるようにしたことを特徴とする、同期信号分
離回路である。
【0007】第3の発明は、第1の発明または第2の発
明の同期信号分離回路によって出力された分離同期信号
に応じて作動する回路を備える、映像信号処理装置であ
る。
【0008】
【作用】第1の発明では、コンポジット映像信号に含ま
れる同期信号が第1コンデンサに与えられると、第1コ
ンデンサの端子電圧が所定値以下となり、第1のトラン
ジスタがオンする。さらに、第1のトランジスタを流れ
る電流によって、たとえばエミッタにインピーダンス素
子が接続された第2のトランジスタがオンする。第2の
トランジスタは、オンするとたとえばエミッタフォロワ
として機能し、そのエミッタが低インピーダンスとな
る。第2コンデンサはコンポジット映像信号に含まれる
ノイズを除去するが、第2のトランジスタのエミッタの
インピーダンスがインピーダンス素子のインピーダンス
と等しくなっているときは強く機能せず、第2のトラン
ジスタのエミッタが低インピーダンスとなると強く機能
する。このため、同期信号期間において同期信号からノ
イズがほぼ完全に除去される。したがって、第1コンデ
ンサの端子電圧は、同期信号期間中常に所定値以下とな
り、第2のトランジスタおよびインピーダンス素子に
は、同期信号期間中常に電流が流れる。このため、第3
のトランジスタは同期信号期間中常にオンし、これによ
って第3のトランジスタの出力端から分離同期信号が出
力される。
【0009】第2の発明では、ローパスフィルタは実質
的に同期信号期間中のみ作動し、これによってたとえば
ノイズが除去されたコンポジット映像信号から、同期信
号分離手段によって同期信号が分離される。第3の発明
では、同期信号分離回路によって分離された分離同期信
号のたとえば開始位相を基準として、たとえば映像信号
に偏向がかけられる。
【0010】
【発明の効果】第1の発明によれば、第3のトランジス
タは、コンポジット映像信号の平均輝度レベルに関係な
く、同期信号期間中オンし続けるため、第3のトランジ
スタの出力端からは、パルス幅および開始位相が変化し
ない分離同期信号が出力される。
【0011】第2の発明では、ローパスフィルタは実質
的に同期信号期間のみ作動するため、パルス幅および開
始位相が変化しない分離同期信号が出力される。第3の
発明では、第1または第2の発明によって分離された分
離同期信号に応じて回路が作動するため、回路を適切に
作動させることができる。この発明の上述の目的,その
他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下
の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例の同期信号分離
回路10は、コンポジット映像信号が与えられる入力端
子S1を含み、入力端子S1とトランジスタQ1および
Q2との間に抵抗R1とDC成分を除去するためのコン
デンサC1とが介挿される。また、抵抗R1およびコン
デンサC1の接続点とトランジスタQ9のエミッタとの
間にコンデンサC2が接続される。そして、抵抗R1お
よびコンデンサC2が協働して低域通過フィルタ(LP
F)11として機能し、コンポジット映像信号からノイ
ズを除去する。トランジスタQ1のコレクタは電源VCC
と接続され、そのエミッタは電流量I1の定電流源12
を介して接地される。また、トランジスタQ2のエミッ
タはダイオードD1を介して電源VCCと接続され、その
コレクタはミラー回路14を構成するトランジスタQ3
を介して接地される。ミラー回路14を構成するもう一
方のトランジスタQ4については、エミッタが接地さ
れ、コレクタがミラー回路16を構成するトランジスタ
Q5を介して電源VCCと接続される。そして、ミラー回
路16を構成するもう一方のトランジスタQ6のコレク
タが電源VCCと接続され、エミッタが電流量I2の定電
流源18を介して接地される。
【0013】トランジスタQ2のエミッタはまた、抵抗
R4とダイオードD2〜D4とを介して接地される。ま
た、トランジスタQ2のコレクタはトランジスタQ7の
ベースに接続されるとともに、抵抗R5およびトランジ
スタQ8を介して接地される。そして、トランジスタQ
8のベースが抵抗R4とダイオードD2との接続点に接
続される。ダイオードQ7のコレクタは電源VCCと接続
され、エミッタはトランジスタQ9のベースと接続され
る。そして、トランジスタQ9のコレクタが電源VCC
接続され、エミッタが抵抗R2およびR3を介して接地
される。抵抗R2およびR3の接続点はトランジスタQ
10のベースと接続され、トランジスタQ10のコレク
タおよびエミッタは、それぞれ出力端子S2および接地
面と接続される。トランジスタQ10のコレクタはま
た、抵抗R6を介して電源VCCと接続されるとともに、
抵抗R7を介して接地面と接続される。
【0014】入力端子S1からコンポジット映像信号が
与えられると、LPF11によってノイズが除去され、
かつコンデンサC1によってDC成分が除去され、その
コンポジット映像信号がトランジスタQ1およびQ2の
ベースに与えられる。したがって、映像信号にはトラン
ジスタQ1およびQ2のベース(C1の端子電圧)でD
C成分が重畳される。
【0015】同期信号は下向きの信号(下方に凸の信
号)である。したがって、この同期信号期間中、トラン
ジスタQ2のベース・エミッタ間電圧(Vf )が確保さ
れる。このとき、電圧降下がほぼVf のダイオードD1
からトランジスタQ2を経てラッシュ電流が流れる。他
方、ミラー回路16を構成するトランジスタQ6には定
電流I2が流れるため、ミラー回路14を構成するトラ
ンジスタQ3の電流もまた一定である。したがって、ト
ランジスタQ2からの電流は全てトランジスタQ3に流
れ込むのではなく、大部分の電流はトランジスタQ7の
ベースに向かう。しかし、トランジスタQ7のベースに
は電流は与えられないため、この電流はさらに抵抗R5
からトランジスタQ8を経て、接地面に流れ込む。トラ
ンジスタQ8のベース電位は、ラッシュ電流とは無関係
にダイオードD2,D3およびD4によってほぼ3Vf
に固定されている。トランジスタQ8のエミッタはラッ
シュ電流が流れないときほぼゼロであるが、ラッシュ電
流が流れると、トランジスタQ8がオンするため、この
ときトランジスタQ8のエミッタ電位はほぼ4Vf (3
f +Vf )になる。このようなトランジスタQ8のエ
ミッタ電位はトランジスタQ7のベース電位とほぼ等し
い。
【0016】すなわち、トランジスタQ7のベース電位
は、ラッシュ電流が流れないときほぼゼロであり、ラッ
シュ電流が流れたとき4Vf になる。したがって、この
ときトランジスタQ7がオンし、これに伴ってトランジ
スタQ9がオンする。このため、トランジスタQ9に電
流が流れる。トランジスタQ9がオフのとき、抵抗R3
およびR4には電流は流れない。したがって、トランジ
スタQ10のベース電流はほぼゼロであり、トランジス
タQ10はオフである。トランジスタQ9がオンする
と、抵抗R3およびR4に電流が流れ、トランジスタQ
10がオンし、トランジスタQ10に電流が流れる。つ
まり、トランジスタQ10には、ラッシュ電流が流れて
いる間すなわち同期信号期間中、電流が流れる。トラン
ジスタQ10に電流が流れると、トランジスタQ10の
コレクタ電位すなわち抵抗R6およびR7の接続点の電
位が低下する。したがって、同期信号期間中のみトラン
ジスタQ10のコレクタ電位すなわち出力電位が低下
し、それが下向きの信号を形成する。この信号が分離同
期信号として出力端子S2から出力される。
【0017】上述のように、トランジスタQ7およびQ
9は、トランジスタQ2をラッシュ電流が流れるときだ
けオンするため、エミッタフォロワとして機能するトラ
ンジスタQ9のエミッタは、このときすなわち同期信号
期間だけ低インピーダンスとなる。これによって、LP
F11は同期信号期間において強く機能し、同期信号に
含まれるノイズをほぼ完全に除去する。したがって、同
期信号に含まれるノイズによって、コンデンサC1の端
子電圧が高くなることはなく、トランジスタQ2がベー
ス・エミッタ間電圧(Vf )を確保できなくなることも
ない。
【0018】なお、コンデンサC1の充電電流はトラン
ジスタQ2のベース電流として流れ込むので、この期間
トランジスタQ2がオンする。一方、コンデンサC1の
放電電流は、トランジスタQ1のベース電流なので常に
流れている。したがって、コンデンサC1の端子電圧は
常に低下している。そのために、映像信号中に同期信号
が含まれなかった場合でも、コンデンサC1の端子電圧
が低下しているので、トランジスタQ2のベース・エミ
ッタ間電圧(Vf )はやがて必ず確保されることにな
る。したがって、コンデンサC1は必ず充電され、初期
状態を確定できる。
【0019】これによって、図2および図3からわかる
ように、コンポジット映像信号の平均輝度レベルの大小
に拘わらず、コンポジット映像信号のレベルがスライス
レベル(VCC−2Vf )よりも小さくなった時点でトラ
ンジスタQ2がオンする。すなわち、同期信号期間以外
ではLPF11は強く機能しないため、コンデンサC1
の端子電圧は同期信号が入力されるとほぼ同時にスライ
スレベルよりも小さくなり、コンポジット映像信号の平
均輝度レベルに無関係に特定の時期にトランジスタQ2
がオンする。これによって、出力端子S2から出力され
る分離同期信号のレベルが立ち下がる。そして、コンポ
ジット映像信号のレベルがスライスレベルを超えると、
トランジスタQ9がオフし、分離同期信号のレベルが立
ち上がる。
【0020】この実施例によれば、コンポジット映像信
号の平均輝度レベルの如何に拘わらずトランジスタQ2
のオン期間は一定であるため、出力端子S2からは、パ
ルス幅および開始位相が変化しない分離同期信号を出力
することができる。また、従来に比べて回路構成を簡単
化できる。図4を参照して、他の実施例の水平偏向回路
20は同期信号分離回路10を含み、これによってコン
ポジット映像信号から分離された分離同期信号が、水平
AFC(Automatic Frequency Controll)回路21を介し
て水平発振回路22に与えられる。水平発振回路22で
は、この分離同期信号の周波数および立ち下がりの位相
に対応する周波数および位相で発振し、パルス電圧を出
力する。水平ドライブ回路24はこのパルス電圧を十分
に整形・増幅し、その出力を水平出力回路26に与え
る。水平出力回路26は水平ドライブ回路24の出力を
さらに増幅して、水平偏向コイル28に鋸歯電流を供給
する。これによって、受像管30の蛍光面に照射される
電子ビームの方向が制御され、画像が正しく再現され
る。
【0021】この実施例によれば、同期信号分離回路1
0から立ち下がり位相が変化しない分離同期信号が出力
されるため、雑音の影響による同期の乱れを軽減するこ
とができる。図5を参照して、他の実施例のAGC(Aut
omatic Gain Controll) 回路40は入力端子S3を含
み、入力端子S3に図6(A)および図7(A)に示す
ように受信状態によってレベルが変化するコンポジット
映像信号が入力される。このコンポジット映像信号は、
抵抗R8を通過した後アンプ42で増幅され、同期信号
分離回路10および混合回路48に与えられる。同期信
号分離回路10ではコンポジット映像信号からレベルが
SおよびS1 の同期信号が分離され、分離同期信号がク
ランプ回路44でシンクチップクランプされる。これに
よって、図6(A)および図7(A)に示すいずれのコ
ンポジット映像信号についても、分離同期信号のレベル
は、図6(B)および図7(B)に示すように同じレベ
ルEP となる。
【0022】この分離同期信号は遅延回路46を経て混
合回路48に与えられ、コンポジット映像信号と混合さ
れる。したがって、混合回路48からの出力は、図6
(C)および図7(C)に示すような波形となる。ピー
ク検波回路50は、この信号のピーク値すなわちEP
SおよびEP +S1 を検波し、平滑回路52はこの検波
信号を平滑する。したがって、平滑回路52出力は図6
(D)および図7(D)に示すような直流レベルを有す
る波形となる。平滑回路52出力はその後FET1のゲ
ートに与えられ、これによってA点の電位が制御され
る。すなわち、直流レベルが大きければ、FET1のゲ
インが減少し、これによってA点の電位が低下する。一
方、直流レベルが小さければ、FET1のゲインが増加
し、これによってA点の電位が上昇する。したがって、
A点の電位は一定となる。
【0023】クランプ回路44は図8に示すように構成
される。すなわち、クランプ回路44はトランジスタQ
11を含み、そのベースにコンポジット映像信号の入力
端子S4が接続される。また、トランジスタQ11のコ
レクタは電源VCCと接続され、エミッタは抵抗R10を
介して−VCCと接続される。トランジスタQ11のエミ
ッタはまた、コンデンサC3を介して増幅回路44aに
含まれるFET2のゲートとトランジスタQ12のコレ
クタとに接続される。増幅回路44aはFET2および
FET3と抵抗R11とを含み、FET2のドレインが
電源VCCと接続され、FET3のゲートおよび抵抗R1
1の一方端が−VCCと接続される。また、FET2およ
びFET3の接続点に出力端子S5が接続される。トラ
ンジスタQ12のエミッタは接地され、ベースは抵抗R
13およびコンデンサC4を介して分離同期信号の入力
端子S6と接続される。さらに、抵抗R13にはコンデ
ンサC6が並列接続され、抵抗R13の一方端とトラン
ジスタQ12のエミッタとの間には抵抗R14が介挿さ
れる。
【0024】分離同期信号が入力端子S6から入力され
ると、トランジスタQ12がオンし、コンデンサC4の
端子電圧が0Vとなる。これによって、入力端子S4に
与えられるコンポジット映像信号が0Vの基準電圧にク
ランプされ、クランプされたコンポジット映像信号が増
幅回路44aで増幅された後、出力端子S5から出力さ
れる。
【0025】この実施例によれば、同期信号分離回路1
0からはコンポジット映像信号の平均輝度レベルによっ
てパルス幅が変化しない分離同期信号が出力されるた
め、クランプ回路44から出力される同期信号のパルス
幅も常に一定となる。したがって、平滑回路52出力の
直流レベルは同期信号のパルス幅の変動によって、本来
とるべき値からずれることはなく、これによってA点の
レベルも本来とるべき値からずれることはない。
【0026】図9を参照して、その他の実施例の色同期
回路60は同期信号分離回路10を含む。同期信号分離
回路10で分離された分離同期信号は、極性反転回路6
2でその極性を反転された後、0.05H遅延回路64
を介して、水平パルスとしてバースト信号増幅回路66
に与えられる。バースト信号増幅回路66にはまた、搬
送色信号が与えられる。バースト信号増幅回路66は、
水平パルスに基づいて、搬送色信号に含まれるカラーバ
ースト信号を抜き出し、これを増幅する。3.58MH
z信号発生回路68は、このカラーバースト信号を基準
にして副搬送波を生成し、移相回路70に与える。そし
て、移相回路70で移相されたカラーバースト信号が色
復調回路(図示せず)において色差信号の復調に供す
る。
【0027】図10を参照して、バースト信号増幅回路
66は入力端子S7およびS8を含み、それぞれから
(A)に示す搬送色信号および(B)に示す水平パルス
が入力される。搬送色信号および水平パルスは、それぞ
れコンデンサC5および抵抗R15を経た後互いに混合
され、トランジスタQ13のベースには(C)に示すよ
うな信号が与えられる。したがって、トランジスタQ1
3は水平パルスが正の期間すなわち入力信号レベルがカ
ットオフレベルよりも高い期間だけ動作し、出力端子S
9からは(D)に示すカラーバースト信号が出力され
る。
【0028】この実施例によれば、同期信号分離回路1
0から出力される分離同期信号のパルス幅および開始位
相は、コンポジット映像信号の平均輝度レベルに拘わら
ず一定であるため、バースト信号増幅回路66ではカラ
ーバースト信号が正確に抜き出される。したがって、色
復調回路において色差信号を正確に復調することができ
る。
【0029】なお、分離同期信号に応じて作動する回路
としては、上述の水平偏向回路,AGC回路,色同期回
路のほか、分離同期信号を用いるあらゆる回路が含まれ
ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図で
あり、(B)は分離同期信号を示す波形図である。
【図3】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図で
あり、(B)は分離同期信号を示す波形図である。
【図4】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】この発明のその他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図6】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図で
あり、(B)はシンクチップクランプされた水平同期信
号を示す波形図であり、(C)はコンポジット映像信号
およびシンクチップクランプされた水平同期信号の混合
信号を示す波形図であり、(D)は(C)に示す信号を
平滑した信号を示す波形図である。
【図7】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図で
あり、(B)はシンクチップクランプされた水平同期信
号を示す波形図であり、(C)はコンポジット映像信号
およびシンクチップクランプされた水平同期信号の混合
信号を示す波形図であり、(D)は(C)に示す信号を
平滑した信号を示す波形図である。
【図8】図5実施例の一部を示す回路図である。
【図9】この発明のその他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図10】図9実施例の一部を示す回路図である。
【図11】従来技術を示す回路図である。
【図12】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図
であり、(B)は分離同期信号を示す波形図である。
【図13】(A)はコンポジット映像信号を示す波形図
であり、(B)は分離同期信号を示す波形図である。
【符号の説明】
10 …同期信号分離回路 12,18 …定電流源 14,16 …ミラー回路 20 …水平偏向回路 40 …AGC回路 44 …クランプ回路 60 …色同期回路 C1〜C5 …コンデンサ R1〜R15 …抵抗 Q1〜Q13 …トランジスタ D1〜D4 …ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子から入力されるコンポジット映像
    信号に含まれる同期信号を分離して分離同期信号を出力
    する同期信号分離回路であって、 前記入力端子に接続されて前記コンポジット映像信号の
    直流成分を除去する第1コンデンサ(C1)、 前記第1コンデンサの端子電圧が所定値に達したときオ
    ンして電流を流す第1トランジスタ(Q2)、 前記第1トランジスタに流れる電流によってオンされる
    第2トランジスタ(Q9)、 前記第2トランジスタの電流経路に接続されたインピー
    ダンス素子(R3,R4) 、 前記第2トランジスタおよび前記インピーダンス素子の
    接続点と前記入力端子との間に接続される第2コンデン
    サ(C2)、および前記第2トランジスタの前記電流経路の
    電流に応じてオンしその出力端から分離同期信号を出力
    する第3のトランジスタ(Q10) を備える、同期信号分離
    回路。
  2. 【請求項2】入力端子から入力されるコンポジット映像
    信号に含まれる同期信号を分離し分離同期信号を出力す
    る同期信号分離回路であって、 前記入力端子に接続されて前記コンポジット映像信号を
    処理するローパスフィルタ、および前記ローパスフィル
    タを通過したコンポジット映像信号から同期信号を分離
    し分離同期信号を出力する同期信号分離手段を備える同
    期信号分離回路において、 前記ローパスフィルタを実質的に前記同期信号の期間中
    にのみ作動させるようにしたことを特徴とする、同期信
    号分離回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の同期信号分離回路
    によって出力された前記分離同期信号に応じて作動する
    回路を備える、映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】前記回路は前記分離同期信号の開始位相を
    基準として映像信号に偏向をかける同期偏向回路を含
    む、請求項3記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】前記回路は前記分離同期信号の期間に前記
    コンポジット映像信号にクランプをかけるクランプ回路
    を含む、請求項3記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】前記回路は前記分離同期信号に基づいて前
    記コンポジット映像信号に含まれるカラーバースト信号
    を抜き出し前記カラーバースト信号に基づいて副搬送波
    を生成する色同期回路を含む、請求項3記載の映像信号
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100737114B1 (ko) 2005-06-30 2007-07-06 주식회사 대우일렉트로닉스 비디오 신호에서의 동기신호 분리회로

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