JPH08274197A - 半導体演算回路 - Google Patents

半導体演算回路

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JPH08274197A
JPH08274197A JP7076930A JP7693095A JPH08274197A JP H08274197 A JPH08274197 A JP H08274197A JP 7076930 A JP7076930 A JP 7076930A JP 7693095 A JP7693095 A JP 7693095A JP H08274197 A JPH08274197 A JP H08274197A
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竜 海原
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直 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、低消費電力で多種の関数を折れ線
的に近似した電圧波形を発生できる半導体回路を提供す
ることを目的とする。 【構成】 単一のアナログ入力電圧又は複数のアナログ
入力電圧の重み平均電圧値として定まる第1の信号電圧
に対し、第1の信号電圧が所定の第1の電圧値より小の
時は所定の第2の電圧値を出力し、大の場合は前記第1
の信号電圧を出力する第1の回路と、第1の回路とは出
力を逆の関係にした第2の回路と、の少なくとも一方ま
たは両方を複数個用いて構成された半導体回路におい
て、第1もしくは第2の回路の出力電圧が容量を介し
て、同一のフローティングゲートと電気的に結合し、前
記フローティングゲートが、少なくとも1つのMOS型
トランジスタのオン・オフを制御していることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係わり、
特に多種の関数の発生をハードウェアを用いて低消費電
力で行うことのできる高機能半導体集積回路を提供する
ものである。
【0002】
【関連する技術】情報処理や画像処理の分野では、さま
ざまな関数を用いて数多くの演算を行うことが非常に重
要な役割を果たしている。例えば、べき乗、対数、指数
といった関数の演算や、乗除算などの演算およびそれら
が複合された演算等々である。このような演算は演算増
幅器(オペアンプ)を用いて行うことができるが、数多
くの素子を必要とするため高集積化が難しく、さらに主
として電流を用いて演算をおこなうため低消費電力であ
るLSIはまだ実現されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、低消費電力で多種の関数を折れ線的に近似した電圧
波形を発生できる半導体装置を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体演算回路
は、単一のアナログ入力電圧もしくは複数のアナログ入
力電圧に対し、所定の重みをかけた平均の電圧値として
定まる第1の信号電圧に対し、前記第1の信号電圧が所
定の第1の電圧値より小の時は所定の第2の電圧値を出
力し、前記第1の信号電圧が前記第1の電圧値より大の
場合は前記第1の信号電圧を出力する第1の回路と、単
一のアナログ入力電圧、もしくは複数のアナログ入力電
圧に対し、所定の重みをかけた平均の電圧値として定ま
る第2の信号電圧に対し、前記第2の信号電圧が所定の
第3のの電圧値より小の時は前記第2の信号電圧を出力
し、前記第2の信号電圧が前記第3の電圧値より大の場
合は所定の第4の電圧値を出力する第2の回路の少なく
とも一方、もしくは両方を複数個用いて構成された半導
体回路において、前記第1もしくは第2の回路の出力電
圧が容量を介して、同一のフローティングゲートと電気
的に結合し、前記フローティングゲートが、少なくとも
1つのMOS型トランジスタのオン・オフを制御してい
ることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下に実施例をあげ本発明を詳細に説明する
が、本発明がこれら実施例に限定されるものではないこ
とはいうまでもない。 (実施例1)本発明の第1の実施例を、図1の回路図を
用いて説明する。
【0006】図1の回路はVin入力信号に対し関数演算
を行い、出力Voutに出力する回路である。画像処理等
で極めて重要な働きをする回路である。図1において1
01〜103はPチャネルニューロンMOSトランジス
タ、111〜113はNチャネルニューロンMOSトラ
ンジスタである。ニューロンMOSトランジスタは、脳
を構成する細胞であるニューロンと同様の働きをするト
ランジスタであり、ニューロンコンピュータを実現する
ために発明された全く新しい概念MOSトランジスタで
ある(発明者:柴田直、大見忠弘、特開平3−6679
号公報)。以下、このトランジスタをνMOSと略称す
る。
【0007】このνMOSは、非常に強力な機能を有す
るトランジスタであり、本発明は、このνMOSを基本
素子として用いたところに大きな特徴がある。νMOS
の構造、及び機能については、別途図2を用いて説明す
る。PチャネルνMOS(P−νMOSと略)及びNチ
ャネルνMOS(N−νMOSと略)は各々、ドレイン
が互いに接続されており、ニューロンMOSを用いたC
MOS構成のインバータ回路となっている。これをComp
limentary νMOSインバータ、または略してC−νM
OSインバータと呼ぶ。
【0008】121〜123は通常のインバータ回路で
あり、131〜136は通常のアナログスイッチ回路で
ある。図1の回路の動作を説明するために、まず最初に
νMOSの構造と動作原理について説明する。図2
(a)は4入力のNチャネルνMOSトランジスタ(N
−νMOS)の断面構造の一例を示したものであり、2
01は例えばP型のシリコン基板、202、203はN
+拡散層で形成されたソース及びドレイン、204はソ
ース・ドレイン間のチャネル領域205上に設けられた
ゲート絶縁膜(例えばSiO2膜)206は電気的に絶
縁され電位的にフローティングの状態にあるフローティ
ングゲート電極、207は例えばSiO2などの絶縁
膜、208a、208b、208c、208dは入力ゲ
ート電極である。図2(b)はνMOS動作を解析する
ためにさらに簡略化した図面である。各入力ゲート電極
とフローティングゲート間の容量結合係数を図のように
1、C2、C3、C4、フローティングゲートとシリコン
基板間の容量結合をC0とすると、フローティングゲー
トの電位φFは次式で与えられる。
【0009】 φF=(C11+C22+C33+C44)/CTOT ただし、CTOT=C0+C1+C2+C3+C41、V2、V3、V4はそれぞれ入力ゲート208a、2
08b、208c、208dに印加されている電圧であ
り、シリコン基板の電位は0V、すなわちアースされて
いるとした。
【0010】今、ソース202の電位を0Vとする。す
なわちすべての電極の電位をソース基準として測定した
値とする。そうすれば、図2に示したνMOSは、フロ
ーティングゲート206を通常のゲート電極とみなせば
通常のNチャネルMOSトランジスタと同じであり、そ
のゲート電位φFがしきい値(VTH)より大となるとソ
ース202、ドレイン203間の領域205に電子のチ
ャネル(Nチャネル)が形成され、ソース・ドレイン間
が電気的に接続される。すなわち、 φF=(C11+C22+C33+C44)/CTOT>VTH の条件が持たされたときνMOSは導通(ON)するの
である。
【0011】以上はNチャネルνMOSトランジスタに
ついての説明であるが、図2(a)においてソース20
2、ドレイン203及び基板201をすべて反対導電型
にしたデバイスも存在する。すなわち、基盤はN型であ
り、ソース・ドレインがP+拡散層で形成されたνMO
Sであり、これをPチャネルMOSトランジスタ(P−
νMOS)と呼ぶ。
【0012】図3の回路は図1の回路の動作説明をする
ために前段部分を抜き出したものである。301はフロ
ーティングゲートであり、二つのνMOS(311、3
12)に共通のゲートとなっている。321、322は
それぞれ入力ゲートであり、C1、C2は各ゲートとフロ
ーティングゲート間の容量結合係数である。
【0013】この回路には、V1、V2、V3の2つの信
号電圧が入力されており、V1は任意に時間変化する信
号電圧であり、図1のVinに相当する。V2、V3は回路
の動作を調整する信号電圧であり、図1のVx1、Vy2
相当する。331の回路は、V 1から見ると、V2によっ
て閾値が変化する可変閾値インバータ回路である。33
2は通常のインバータ回路である。
【0014】341、342は通常のアナログスイッチ
回路であり、具体的な構成は図4に示すようなC−MO
Sスイッチであり、場合によりNMOSスイッチまた
は、PMOSスイッチを用いてもよい。図3の場合はC
−νMOSインバータ332の出力が「0」の時、アナ
ログスイッチ回路341のみが導通し、「1」の時アナ
ログスイッチ回路342のみが導通するようになってい
る。また発生させようとする関数により、C−νMOS
インバータ332の出力が「0」の時、アナログスイッ
チ回路342のみが導通し、「1」の時アナログスイッ
チ回路341のみが導通するようにしてもよいことは言
うまでもない。図3の回路をスイッチ・セルと呼ぶ。
【0015】このように設計されたスイッチ・セルの動
作について説明する。図3のフローティングゲート30
1の電位をφFAとすると、 φFA=(C11+C22)/CTOT となり、φFAがフローティングゲートからみたインバー
タの反転電圧VTHより大きくなったとき、すなわち φFA=(C11+C22)CTOT>VTH が満たされたとき、インバータ331はオンして、その
出力が反転する。通常V TH=VDD/2であるが、この値
に限るられる訳ではないことは言うまでもない。今、説
明を簡単にするため、C0<<C1+C2の条件が満たさ
れており、C0が無視できると仮定する。すなわち、 CTOT=C1+C2 と仮定する。C0がC1+C2と同程度の値をとっても以
下の説明は全く同様に成り立つことは言うまでもない。
【0016】以上の条件下では、C−νMOSインバー
タ332がオンする条件は、 (C11+C22)/CTOT>VTH となる。このときアナログスイッチ回路341が導通状
態、アナログスイッチ回路342が非導通状態となり、
反対にC−νMOSインバータ332がオフのとき、ア
ナログスイッチ回路341が非導通状態、アナログスイ
ッチ回路342が導通状態となる。
【0017】つまり図3の回路は、入力電圧V1が V1>(CTOTTH−C22)/C1 の条件のとき、V4にV1を出力し、 V1<(CTOTTH−C22)/C1 のとき、V4にV3を出力する回路であり、その切り替え
のしきい値VREFの値は、 VREF<(CTOTTH−C22)/C1 である。
【0018】また実現しようとする関数は連続関数であ
るときが多く、VREF=V3のように設計すれば連続関数
が実現できる。また上記の条件でない時は不連続関数と
なる。図5の回路は図1の回路の動作説明するために後
段部分を抜き出したものである。
【0019】501はフローティングゲートであり、二
つのνMOS(511、512)に共通のゲートとなっ
ている。521〜523はそれぞれ入力ゲートであり、
1、C2、C3は各ゲートとフローティングゲート間の
容量結合係数である。513はC−νMOSソースフォ
ロワ回路である。この回路には、V1、V2、V3の3つ
の信号電圧が入力されており、V1、V2、V3は共に任
意に時間変化する信号電圧であり、前述のスイッチ・セ
ル群からの入力電圧である。
【0020】フローティングゲート501の電位をφFB
とすれば、 φFB=(C11+C22+C33)/CTOT で表され、C−νMOSソースフォロワ回路413によ
り、φFBと同じ電圧がV 4に出力されるので、 V4=(C11+C22+C33)/CTOT となる。
【0021】次に図1に示す回路全体の動作原理につい
て述べる。図1の回路では全ての容量結合係数は同じ値
のCに設計してあり、また電源電圧であるVDDは5Vで
あるとする。回路の動作を調節するための信号電圧
x1、Vx2、Vx3は各セルのしきい値をそれぞれ1V、
2V、3Vにするような信号電圧4V、3V、2Vが入
力されているとする。
【0022】また、Vy1、Vy2、Vy3にはそれぞれ1
V、2V、3Vを入力しておく。ここではこのような設
計値を用いたが、この値だけに限定されるわけではない
ことは言うまでもない。まず、0V<Vin<1Vのと
き、3つのセル151〜153はしきい値に達しておら
ず、それぞれVy1、Vy2、Vy3を出力している。そのと
き、後段のC−νMOSソースフォロワ回路141の出
力電圧Voutは次式で表され、 Vout=(V1+V2+V3)/3=2 (V) このように入力電圧Vinに関係なく一定値2Vを出力す
る。
【0023】次に、1V<Vin<2Vのとき、セル15
1だけがしきい値に達しており、V inを出力している。
その他のセルは前述と同様な状態にある。このとき、C
−νMOSソースフォロワ回路141の出力電圧Vout
は、 Vout=(Vin+V2+V3)/3=(Vin+5)/3 (V) である。
【0024】さらに、2V<Vin<3Vのとき、セル1
51とセル152がしきい値に達し、共にVinを出力し
ている。残りのセルは前述と同様な状態にある。同様
に、C−νMOSソースフォロワ回路141の出力電圧
outは、 Vout=(Vin+Vin+V3)/3=(2Vin+3)/3 (V) であり、同様にして、3V<Vin<5Vのときは、 Vout=(Vin+Vin+Vin)/3=Vin (V) を出力する。
【0025】図6は、横軸に入力電圧Vinをとり、縦軸
にその出力電圧Voutをとったものである。このグラフ
はVin=0VのときVout=2Vというオフセット電圧
が存在するが、図5のフローティングゲート501にス
イッチを付けて初期電荷を制御することでオフセット電
圧を変えることができることは言うまでもない。この実
施例では3つのスイッチ・セルを用いて関数を実現した
が、この数は必要に応じて増減しても問題ないことは言
うまでもない。
【0026】また、この実施例では図6のような折れ線
関数を実現したが、この関数に限定されるわけではな
く、様々な関数を折れ線的に近似できることは言うまで
もない。
【0027】(実施例2)本発明の第2の実施例を図7
の回路図を用いて説明する。図1の回路と異なるのはス
イッチ・セル151のかわりに、Vinを直接入力ゲート
701に入力している点である。その他の回路は前記第
1の実施例と同様であるので省略する。図7の回路は、
実現したい関数により、常にしきい値に達しているスイ
ッチ・セルを省略し、Vinを直接入力ゲートに入力した
ものである。
【0028】(実施例3)本発明の第3の実施例を図8
の回路図を用いて説明する。図8はスイッチ・セルのみ
を書き出したものある。その他の回路は前記第1の実施
例と同様であるので省略する。図3の回路と異なるの
は、スイッチ・セルのしきい値電圧を調節するための信
号電圧V2を電源電圧VDDおよびGND(=0V)を用
いて、入力ゲート上で実現したものである。
【0029】801はフローティングゲート、821〜
823は入力ゲートである。各ゲートとフローティング
ゲートの結合容量係数はC1、C2a、C2bであり、C1
2a+C2b=Cに設計されている。その他は図3の回路
と同様である。ここで、C2a=mC、C2b=(1−m)
C(ただし0≦m≦1)として、フローティングゲート
801の電位φFA'は、 φFA'=(V1+mVDD)/2 であり、図3のV2についてV2=mVDDとなるよう結合
容量係数を決定すれば、図3と同様の機能が得られる。
【0030】また、V3についても同様に電源電圧VDD
を用いて入力ゲート上で実現できることはいうまでもな
い。 (実施例4)本発明の第3の実施例を図9の回路図を用
いて説明する。図8はスイッチ・セルのみを書き出した
ものある。その他の回路は前記第1の実施例と同様であ
るので省略する。
【0031】図3の回路と異なるのは、スイッチ・セル
のしきい値電圧を調節するための手段としてフローティ
ングゲート901にスイッチ902を設けてあることで
ある。スイッチ902が導通状態である時は、 V1=VREF とし、スイッチ902が非導通状態であるとき、V1
信号電圧を入力すると、 V1>VREF を満たした時、アナログスイッチ911のみが導通し、 V1<VREF のとき、アナログスイッチ912のみが導通する。
【0032】このようにスイッチ・セルのしきい値を設
定すれば、第1の実施例と同様の機能が得られる。また
実現したい関数が連続であるときは、スイッチ902が
導通しているときに、V1にV3を入力することにより実
現できる。 (実施例5)本発明の第5の実施例を図10の回路図を
用いて説明する。
【0033】図1の回路と異なるのは、C−MOSソー
スフォロワ回路141の代わりに、C−MOSインバー
タ回路1001を用いたことである。C−MOSインバ
ータ回路1001以外の回路の動作は前記第1の実施例
と同様であるので省略する。入力電圧信号Vin、図10
の回路で発生させる関数をf(x)とした場合、C−M
OSインバータ回路1001のしきい値電圧VTH(=V
DD/2)に関して、f(Vin)>VTHのとき、出力V
outに「0」を出力し、f(Vin)<VTHのとき「1」
を出力させることができる。
【0034】このように関数出力が、ある値よりも大か
小かの判別も実現できる。またC−MOSインバータ回
路1001の以外の回路を用いてもよいことは言うまで
もなく、例えばウィンドウ・コンパレータを用いて、関
数出力がある範囲内にあるか否かを判別することもでき
る。 (実施例6)本発明の第5の実施例を図11の回路図を
用いて説明する。
【0035】図11の回路は、2入力関数f(x、y)
=(x+y)を第1の実施例と同様な方法により実現
し、それを用いて、 f(x、y)=(x+y)2/4−(x2+y2)/4=xy/2 の演算を行い、乗算を行うものである。なお、図11の
回路では、第1の実施例と同様な方法で関数を発生させ
たが、第2〜第4の実施例と同じ方法でもまったく同じ
ことできるのは言うまでもない。
【0036】図11の回路にはVa、Vb、Vx1、Vy1
x2、Vy2およびCLKが入力されており、Va、Vb
共に任意に時間変化する信号電圧である。Vx1、Vy1
x2、Vy2は自乗関数を得るための一定電圧値であり、
CLKは回路の動作を切り替えるための同期信号電圧で
ある。1101、1102は共に図1と同様の方法によ
り、自乗関数を発生する回路である。図1と異なるの
は、2つの入力信号電圧の平均値を各スイッチ・セルに
入力してあることである。
【0037】1121は通常のC−MOSインバータで
あり、アナログスイッチ1131〜1152を駆動する
ためのものである。アナログスイッチ1131〜113
4は自乗回路1101、1102に入力する信号電圧を
切り替えるためのものであり、CLKが「1」の時、 (Va 2+Vb 2)/2 を演算し、CLKが「0」の時、 (Va+Vb2/4 を演算するようになっている。
【0038】アナログスイッチ1141〜1152は2
つの自乗回路1101、1102の出力電圧を全て入力
ゲート1161〜1172に入力するか、出力電圧の1
/2入力し、残り1/2は0Vを入力するという2つの
状態を切り替えるためのものである。フローティングゲ
ート1100の電位φFは、CLKが「1」の時、 φF={(Va+Vb2/2}/2=(Va 2+Vb 2)/4 となっており、CLKが「0」の時、 φF=(Va+Vb2/4 となる。
【0039】しかし、CLKが「1」のときは、アナロ
グスイッチ1135によりフローティングゲート111
2は0Vと導通し、その電φFは0Vとなり、「0」の
時のφFはその電圧を基準とした、 φF=(Va+Vb2/4−(Va 2+Vb 2)/4=Vab/2 であり、C−νMOSソースフォロワ回路1111の出
力電圧Voutは、 Vout =Vab/2 となり、乗算が得られる。
【0040】ここでは、各電圧値に係るべき係数および
定数項は省略してあるが、回路の基本動作に変わりない
ことは言うまでもない。この回路では2つのスイッチ・
セルにより折れ線関数を得ているが、必要とする精度に
よりこれを増減してよいことは言うまでもない。また第
5の実施例と同様に、C−νMOSソースフォロワ回路
1111の代わりにC−νMOSインバータ回路などを
用いてもよいことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
(請求項1)本回路によれば、いままでの演算増幅器な
どを用いた関数演算生回路に比べ低消費電力で実現でき
る。 (請求項2)得たい関数が連続関数の場合、入力電圧に
請求項2のような値を用いることにより、さらに少ない
入力電圧で関数演算回路を実現できる。
【0042】(請求項3)関数値を直接得たい場合、請
求項3のようなソースフォロワ回路を用いることによ
り、出力電圧をそのままその他の回路に入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の回路を示す概念図である。
【図2】νMOSトランジスタの構造概念図である。
【図3】図1のスイッチ・セルの回路図である。
【図4】C−MOSスイッチ回路の回路図である。
【図5】図1のC−νMOSソースフォロワ回路の回路
図である。
【図6】実施例1の回路のVinとVoutの関係を示す図
である。
【図7】実施例2の回路を示す概念図である。
【図8】実施例3の回路を示す回路図である。
【図9】実施例4の回路を示す回路図である。
【図10】実施例5の回路を示す回路図である。
【図11】実施例6の回路を示す概念図である。
【符号の説明】
101〜103 PMOSトランジスタ、 103〜113 NMOSトランジスタ、 121〜123C−νMOSインバータ回路、 124〜126 インバータ回路、 131〜136 アナログスイッチ回路、 141 ソースフォロワ回路、 151〜153 スイッチ・セル回路、 201 P型シリコン基板、 202 ソース、 203 ドレイン、 204 絶縁膜、 205 フローティングゲート、 206 ゲート絶縁膜、 207 絶縁膜、 208a〜208d 入力ゲート、 301 フローティングゲート、 311 NMOSトランジスタ、 312 PMOSトランジスタ、 321〜322 入力ゲート、 331 C−νMOSインバータ回路、 332 C−MOSインバータ回路、 341〜342 アナログスイッチ回路、 501 フローティングゲート、 511 NMOSトランジスタ、 512 PMOSトランジスタ、 701〜703 入力ゲート、 801 フローティングゲート、 821〜822 入力ゲート、 901 フローティングゲート、 902 スイッチ、 911〜912 アナログスイッチ回路、 1001 C−νMOSインバータ回路、 1101〜1102 自乗回路、 1111 C−νMOSインバータ回路、 1112 フローティングゲート、 1113 C−MOSインバータ回路、 1131〜1152 アナログスイッチ回路、 1161〜1172 入力ゲート。
フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のアナログ入力電圧もしくは複数の
    アナログ入力電圧に対して所定の重みをかけた平均の電
    圧値として定まる第1の信号電圧に対し、前記第1の信
    号電圧が所定の第1の電圧値より小の時は所定の第2の
    電圧値を出力し、前記第1の信号電圧が前記第1の電圧
    値より大の場合は前記第1の信号電圧を出力する第1の
    回路と、単一のアナログ入力電圧もしくは複数のアナロ
    グ入力電圧に対して所定の重みをかけた平均の電圧値と
    して定まる第2の信号電圧に対し、前記第2の信号電圧
    が所定の第3のの電圧値より小の時は前記第2の信号電
    圧を出力し、前記第2の信号電圧が前記第3の電圧値よ
    り大の場合は所定の第4の電圧値を出力する第2の回路
    との少なくとも一方、もしくは両方を複数個用いて構成
    された半導体回路において、前記第1もしくは第2の回
    路の出力電圧が容量を介して、同一のフローティングゲ
    ートと電気的に結合し、前記フローティングゲートが、
    少なくとも1つのMOS型トランジスタのオン・オフを
    制御していることを特徴とする半導体演算回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の電圧値と前記第2の電圧値が
    同一の値であり、または前記第3の電圧値と前記第4の
    電圧値が同一の値であることを特徴とする特許請求項1
    に記載の半導体演算回路。
  3. 【請求項3】 前記フローティングゲートがソース・フ
    ォロワ回路の入力端子に接続されていることを特徴とす
    る前記特許請求項1または2に記載の半導体演算回路。
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