JPH08273694A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JPH08273694A
JPH08273694A JP7074942A JP7494295A JPH08273694A JP H08273694 A JPH08273694 A JP H08273694A JP 7074942 A JP7074942 A JP 7074942A JP 7494295 A JP7494295 A JP 7494295A JP H08273694 A JPH08273694 A JP H08273694A
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JP
Japan
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cell
oxygen
containing gas
fuel
fuel gas
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JP7074942A
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Inventor
Isanori Akagi
功典 赤木
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セル集積体の底部側の酸素含有ガス流入口や
排出口等と、外部流路との間のガス連通構造を簡略化さ
せる。 【構成】 酸素含有ガス流路sと燃料ガス流路fを備え
た燃料電池の板状セルCが積層されたセル集積体NC
が、対向部材11上に載置され、酸素含有ガス流路sの
入口si及び出口so夫々に連通する酸素含有ガス流入
口sk及び酸素含有ガス排出口shと、燃料ガス流路f
の入口及び出口夫々に連通する燃料ガス流入口及び燃料
ガス排出口のうちのsk,shが、セル底部部材19に
下方に向かう開口状態で形成され、対向部材11の下部
側に連設した複数の外部流路15,16が接続される複
数の連通孔11bが、各ガス流入・排出口sk,shに
対応するように位置させて形成され、セル底部部材19
に設けたガス流入・排出口sk,shと対応する連通孔
11bとの連通箇所の周囲に、ガス漏れ防止のシール材
が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状電解質層の一方の
面に酸素極を備え、他方の面に燃料極を備え、且つ、前
記酸素極に臨む側に酸素含有ガス流路を備え且つ前記燃
料極に臨む側に燃料ガス流路を備えた燃料電池のセルの
複数が、積層状態に並置されてセル集積体が形成され、
前記酸素含有ガス流路の入口夫々に連通する酸素含有ガ
ス供給部の酸素含有ガス流入口と、前記酸素含有ガス流
路の出口夫々に連通する酸素含有ガス排出部の酸素含有
ガス排出口と、前記燃料ガス流路の入口夫々に連通する
燃料ガス供給部の燃料ガス流入口と、前記燃料ガス流路
の出口夫々に連通する燃料ガス排出部の燃料ガス排出口
とが、前記セル集積体の積層方向における一端部側に設
けられ、前記セル集積体の前記一端部に対抗する対向部
材の外部側に、前記酸素含有ガス流入口、前記酸素含有
ガス排出口、前記燃料ガス流入口、及び、前記燃料ガス
排出口の夫々と連通する複数の外部流路が連設された燃
料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる燃料電池では、図12に示すよう
に、例えばセル内流路として酸素含有ガス流路sを備え
た燃料電池のセルCの複数が、隣接セル間に燃料ガス流
路fを形成するように間隔を置いて並置され、酸素含有
ガス流路sの入口siに連通する酸素含有ガス供給部K
sと、燃料ガス流路fの入口fiに連通する燃料ガス供
給部Kfと、酸素含有ガス排出部Hs及び燃料ガス排出
部Hfの両用に構成された排出部Hとが形成されたセル
集積体NC(枠体に収納されている)を、ステンレス等
の金属から成る箱状体31の内部にて、セル集積体NC
の底部(積層方向における一端部に相当する)に対向す
る対向部材としての底部壁31B上に立設した複数の支
柱40の上部側に載置して支持していた(例えば、特開
平6−290804号公報参照)。図中、32は、セル
集積体NCを囲む断熱材であり、39は、燃料電池から
の電力を外部に取り出す取出端子である。
【0003】そして、箱状体31の底部壁31Bの下部
側つまり外部側に、外部酸素含有ガス供給管36や外部
排出管38を、外部流路として連設する一方、それら各
供給・排出管と、上記酸素含有ガス供給部Ks、燃料ガ
ス供給部Kf、共用排出部Hとの間を、以下のような複
雑な構成によって連通させていた。つまり、外部酸素含
有ガス供給管36は、底部壁31Bに設けた連通接続部
60を介して酸素含有ガス供給管35の下端側に接続さ
れ、その酸素含有ガス供給管35の上端部がセル集積体
NCの底部側に接続されて(この接続箇所が酸素含有ガ
ス流入口に相当)、酸素含有ガス供給部Ksに連通して
いた。又、共通の排出部Hは、セル集積体NCの底部側
においてガス排出管37の上端部に接続され(この接続
箇所が、酸素含有ガス及び燃料ガス排出口に相当)、そ
のガス排出管37の下端側が、底部壁31Bに設けた連
通接続部60を介して外部排出管38に連通していた。
尚、燃料ガス供給部Kfは、底部壁31Bを貫通した燃
料ガス供給管34の上端開口(燃料ガス流入口に相当)
に連通している。ここで、連通接続部60は、酸素含有
ガス供給管35と外部酸素含有ガス供給管36、並び
に、排出管37と外部排出管38とを夫々気密状態で連
通接続する機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、燃料電池の運転時の温度上昇に伴っ
て、耐熱性に優れ電気絶縁性を備えたセラミック材等で
構成した酸素含有ガス供給管35及び排出管37と、ス
テンレス等の金属で構成した外部酸素含有ガス供給管3
6及び外部排出管38との間の熱膨張差に起因して応力
が発生するのを回避させるべく、連通接続部60の構造
が複雑化するという不具合があった。具体的に説明する
と、図13に示すように、鍔部62Aを有する円筒体6
2を、箱状体31の底部壁31Bに形成した貫通孔61
に、貫通孔61の内周部と円筒体62の外周部との間を
気密状態に箱状体31の内側から挿通して、底部壁31
Bに固定してある。円筒体62、軸芯方向及び径方向に
変形自在な蛇腹状円筒体63、円筒体64及び外部酸素
含有ガス供給管36(又は、外部排出管38)を、この
順で連通接続する一方、酸素含有ガス供給管35(又
は、排出管37)を、円筒体62、蛇腹状円筒体63及
び円筒体64に、軸芯方向及び径方向に移動自在に挿入
し、更に、円筒体64の内周部と酸素含有ガス供給管3
5(又は、排出管37)の外周部との間に、弾力性を有
する環状シール部65を配設してある。もって、蛇腹状
円筒体63及び環状シール部65の弾性変形により、上
記各部材間の熱膨張差に起因する応力の発生を回避して
いた。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上記従来技術の不具合を解消させ
るべく、セル集積体の積層方向における一端部(例えば
底部)側に設けた酸素含有ガス流入口や排出口等と、外
部流路(外部酸素含有ガス供給管36や外部排出管38
等)との間のガス連通構造を簡略化した燃料電池を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料電池の
第1の特徴構成は、前記酸素含有ガス流入口、前記酸素
含有ガス排出口、前記燃料ガス流入口、及び、前記燃料
ガス排出口のうちの少なくとも1つが、前記セル集積体
の前記一端部を構成するセル端部部材に、外方に向かう
開口状態で形成され、前記セル集積体の前記セル端部部
材が、前記対向部材に密接状態で配置され、前記複数の
外部流路の夫々が接続される複数の連通孔が、前記酸素
含有ガス流入口、前記酸素含有ガス排出口、前記燃料ガ
ス流入口、及び、前記燃料ガス排出口の夫々に対応する
ように位置させて、前記対向部材に形成され、前記酸素
含有ガス流入口、前記酸素含有ガス排出口、前記燃料ガ
ス流入口、及び、前記燃料ガス排出口のうちの前記セル
端部部材に設けられたものと、それに対応する前記連通
孔との連通箇所の周囲をガス漏れ防止のためにシールす
るシール材が、前記セル端部部材と前記対向部材との間
に設けられている点にある。
【0007】又、第2の特徴構成は、上記第1の特徴構
成において、前記シール材を保持するための凹溝が、前
記対向部材のセル集積体側面又は前記セル端部部材の対
向部材側面に設けられている点にある。
【0008】又、第3の特徴構成は、上記第2の特徴構
成において、前記対向部材のセル集積体側面又は前記セ
ル端部部材の対向部材側面に設けた前記凹溝の全体に亘
って挿入自在な凸縁が、前記セル端部部材の対向部材側
面又は前記対向部材のセル集積体側面に設けられている
点にある。
【0009】又、第4の特徴構成は、上記第1、第2又
は第3の特徴構成において、前記セル集積体が箱状体の
内部に設置され、且つ、その箱状体の側壁のうちの一側
壁が前記対向部材を構成し、前記酸素含有ガス流入口、
前記酸素含有ガス排出口、前記燃料ガス流入口、及び、
前記燃料ガス排出口のうちの前記セル端部部材に設けら
れていないものと、それに対応する前記連通孔とが、前
記箱状体内の流路を介して連通している点にある。
【0010】又、第5の特徴構成は、上記第4の特徴構
成において、前記箱状体の内部に、前記セル集積体の周
囲を囲む断熱体が設けられている点にある。
【0011】
【作用】本発明に係る燃料電池の第1の特徴構成による
作用は以下の通りである。セル集積体の積層方向におけ
る一端部を構成するセル端部部材に、外方に向かう開口
状態で形成された酸素含有ガス流入口、酸素含有ガス排
出口、燃料ガス流入口、及び、燃料ガス排出口のうちの
少なくとも1つと、酸素含有ガス流入口、酸素含有ガス
排出口、燃料ガス流入口、及び、燃料ガス排出口の夫々
に対応するように位置させて前記一端部に対向する対向
部材に形成された連通孔のうちの対応するものとが、セ
ル集積体のセル端部部材が対向部材に密接配置された状
態で連通し、且つ、その連通箇所の周囲が、セル端部部
材と対向部材との間に設けたガス漏れ防止用のシール材
によりシールされる。そして、上記連通孔に接続された
外部流路から供給・排出される酸素含有ガス又は燃料ガ
スは、酸素含有ガス供給部、酸素含有ガス排出部、燃料
ガス供給部、及び、燃料ガス排出部から、各入口及び出
口を経由して、各燃料電池のセルの酸素含有ガス流路又
は燃料ガス流路に通流する。
【0012】又、第2の特徴構成による作用は以下の通
りである。上記第1の特徴構成において、セル端部部材
側の酸素含有ガス流入口、酸素含有ガス排出口、燃料ガ
ス流入口、及び、燃料ガス排出口のうちの少なくとも1
つと、対向部材側の対応する連通孔との連通箇所の周囲
が、対向部材のセル集積体側面又はセル端部部材の対向
部材側面に設けた凹溝に保持されたガス漏れ防止用のシ
ール材によりシールされる。
【0013】又、第3の特徴構成による作用は以下の通
りである。上記第2の特徴構成において、対向部材のセ
ル集積体側面又はセル端部部材の対向部材側面に設けた
凹溝の全体に亘って、セル端部部材の対向部材側面又は
対向部材のセル集積体側面に設けた凸縁が挿入され、そ
の凹溝と凸縁の間隙にシール材が保持されている。
【0014】又、第4の特徴構成による作用は以下の通
りである。上記第1、第2又は第3の特徴構成におい
て、セル端部部材に密接状態で配置される対向部材が一
側壁を構成する箱状体の内部に、セル集積体が設置され
る。そして、酸素含有ガス流入口、酸素含有ガス排出
口、燃料ガス流入口、及び、燃料ガス排出口のうちのセ
ル端部部材に設けられていないものと、それに対応する
対向部材側の連通孔とが、箱状体内の流路を介して連通
する。
【0015】又、第5の特徴構成による作用は、以下の
通りである。上記第4の特徴構成において、箱状体の内
部に設置されたセル集積体が、その周囲を囲むように箱
状体の内部に設けた断熱体によって外部側に対して断熱
される。
【0016】
【発明の効果】本発明による燃料電池の第1の特徴構成
によれば、従来の連通接続部(図13)等の複雑な連通
手段を要することなく、セル集積体の積層方向における
一端部を構成するセル端部部材をこれに対向する対向部
材に密接状態で配置し、且つその密接箇所の周囲をシー
ル材にてシールするという簡素な構造によって、セル集
積体の上記一端部側に設けた酸素含有ガス流入口や排出
口等と、対向部材の外部側に連設した外部流路とを連通
させることができるに至った。
【0017】又、第2の特徴構成によれば、凹溝に保持
させた充分な量のシール材によって確実なシールを実現
することができ、もって、上記第1の特徴構成の好適な
手段が得られる。
【0018】又、第3の特徴構成によれば、凹溝とその
全体に亘って挿入させた凸縁間に形成された狭い間隙に
保持されたシール材によって、より一層確実なシールを
実現することができ、もって、上記第2の特徴構成の好
適な手段が得られる。
【0019】又、第4の特徴構成によれば、箱状体の内
部に燃料電池のセル集積体を設置することで、燃料電池
から発生する騒音やガス漏れや排熱等が直接周囲に影響
することを有効に回避でき、もって、上記第1、第2又
は第3の特徴構成の好適な手段が得られる。
【0020】又、第5の特徴構成によれば、セル集積体
の周囲を囲む断熱体によって、燃料電池から発生する排
熱が周囲に影響することをより有効に回避でき、もっ
て、上記第4の特徴構成の好適な手段が得られる。
【0021】
【実施例】図1〜図7に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図2に示すように、一方の面に酸素極2を備え
且つ他方の面に燃料極3を備えた平面形状が矩形状の板
状電解質層としての固体電解質層1と、酸素極2に臨む
側に、セル内流路xを形成すべく配置される流路形成部
材としての導電性セパレータ4とから矩形板状の燃料電
池のセルCが構成されている。
【0022】固体電解質層1の一方の面に、固体電解質
層1における向かい合う一対の側縁夫々に側縁全長にわ
たる電解質層露出部1aを形成する状態で、膜状又は板
状の酸素極2を一体的に貼り付け、且つ、他方の面に膜
状又は板状の燃料極3を、全面又はほぼ全面にわたって
一体的に貼り付けて、酸素極2と燃料極3とから起電力
を得るための矩形板状の三層板状体を形成してある。
【0023】導電性セパレータ4は、板状部4aと、そ
の板状部4aの両端に夫々位置する一対の帯状突起部4
bと、それら一対の帯状突起部4bの間に位置する複数
の凸条部4cを備える状態で導電性材料にて一体形成し
てある。その導電性セパレータ4を、複数の凸条部4c
夫々が酸素極2と接触する状態で、一対の帯状突起部4
b夫々を両電解質層露出部1a夫々に貼り付けることに
より、セルCを構成してある。そして、酸素極2と導電
性セパレータ4とを導電状態に接続するとともに、酸素
極2と導電性セパレータ4との間に、溝状のセル内流路
xを複数個形成してある。このセル内流路xは、酸素極
2に臨むものであり、酸素含有ガスを通流させる酸素含
有ガス流路sとして機能する。
【0024】固体電解質層1は、3モル%程度のYtを
固溶させた正方晶のZrO2 、その他適当なものから成
り、酸素極2はLaMnO3 、その他適当なものから成
り、、燃料極3はNiとZrO2 のサーメット、その他
適当なものから成る。導電性セパレータ4は、酸化と還
元とに対する耐性に優れたLaCrO3 、その他適当な
ものから成る。
【0025】そして、図1に示すように、セルCの複数
が、その各セルCにおける一方の向かい合う一対の端面
側夫々に配置される一対のセル保持部材5によって保持
されて、セル間流路yを形成すべく互いに間隔を隔てた
積層状態に並置されている。ここで、セル内流路xは、
セルCにおける一対のセル保持部材5が配置される端面
において開けられ、一対のセル保持部材5が配置されて
いない端面において閉じられている。尚、各セル保持部
材5は長尺状の矩形板に形成され、耐熱性に優れ電気絶
縁性を備えたセラミック材から成る。
【0026】図2にも示すように、セルCにおいて、導
電性セパレータ4、固体電解質層1及び燃料極3の4箇
所の角部は、切り落とした形状の傾斜状にしてあり、こ
れによって、セル積層方向視において、セルCにおける
セル保持部材5に載置される載置端縁部の両端夫々に、
セルCの端縁側ほど互いに近接する傾斜面Csが形成さ
れる。
【0027】セル保持部材5に、セルCの厚さとほぼ同
一深さに形成されてセルCの前記向かい合う一対の端面
側の端縁部即ち前記載置端縁部が載置される切り込み部
51が設けられるとともに、その切り込み部51に、セ
ル積層方向視において、セルCの傾斜面Cs夫々に密着
する一対の内方側当て付け面53が、セルCの前記載置
端縁部から離間するほど互いに近接する傾斜状に形成さ
れている。
【0028】セルCの載置端縁部をセル保持部材5の切
り込み部51に載置する際には、セルCの載置端縁部の
両側の傾斜面Cs夫々を、当て付け面53に夫々密着さ
せるが、その際にセルCの載置端縁部が薄肉部分54の
中間部に位置するように、一対の当て付け面53の間隔
を設定してある。
【0029】そして、切り込み部51を形成することに
より残されたセル保持部材5の厚みが薄い薄肉部分54
により、隣接するセルC間の間隔を保持し、その薄肉部
分54により隣接するセルC間の両側面を仕切ることに
より、隣接するセルC間にセル間流路yを形成してあ
る。従って、セル間流路yは、セルCにおけるセル内流
路xが開いた一対の端面側において閉じられ、セル内流
路xが閉じた一対の端面側において開けられている。こ
のセル間流路yは、燃料極3に臨むものであり、燃料ガ
スを通流させる燃料ガス流路fとして機能する。
【0030】セルCにおけるセル内流路xが開いた開口
端面の周部において、セルCの載置端縁部にセル保持部
材5の薄肉部分54及び一対の当て付け面53を密着さ
せることにより、セル内流路xとセル間流路yとを気密
状態に区画しているが、その気密状態を確保するため
に、セルCの前記載置端縁部とセル保持部材5の切り込
み部51との間、及び、セルCの前記傾斜面Cs夫々と
セル保持部材5の前記内方側当て付け面53との間をシ
ールするシール材6を保持する溝55,56が、セル保
持部材5側に設けられている。溝55,56は、薄肉部
分54の上面及び一対の当て付け面53に形成した溝5
5と、薄肉部分54の下面に形成した溝56とからな
り、溝55及び56は、セル積層方向視において重複す
る状態で形成してある。シール材6は耐熱性及び電気絶
縁性を有する。
【0031】各セル保持部材5には、前記切り込み部5
1に臨み、且つ、セルCの積層方向に貫通する孔52が
形成されている。従って、上述のように、セルCの両側
の載置端縁部夫々を一対のセル保持部材5夫々の切り込
み部51に載置した状態のものを積み重ねることによ
り、セル保持部材5夫々の孔52がセルCの積層方向に
一連に連なった通路が二つ形成され、一方の通路を酸素
含有ガス流路s(セル内流路x)の入口si夫々に連通
する酸素含有ガス供給部Ksとして使用し、他方の通路
を酸素含有ガス流路s(セル内流路x)の出口so夫々
に連通する酸素含有ガス排出部Hsとして使用する。
尚、積層方向に隣接するセル保持部材5の間にも、図1
中において、破線部にて示すように、前記シール材6を
充填して、両方のガス通路Ks,Hsと外部との気密性
を確保している。
【0032】隣接するセルC間、即ち、セル間流路yに
は、気体の通流を許容する柔軟性導電材7を充填し、隣
接するセルCを導電状態に接続している。柔軟性導電材
7は、耐熱性、耐還元性に優れたNiのフェルト状材、
その他適当なものから成る。
【0033】上述のように複数のセルCを上下方向に積
み重ねて形成した積層構造物の積層方向(この例では、
上下方向)の両端部夫々に、一対の集電板保持部材8,
19を配置し、その両側の集電板保持部材8,19の間
に、端子棒9を固着した集電板10を柔軟性導電材7に
接触させた状態で設けて、両方の端子棒9から出力電力
を取り出している。
【0034】そして、上側の集電板保持部材8には、セ
ルCの積層方向視における形状がセル保持部材5の孔5
2と同じ形状の孔81のみを形成し、セル保持部材5の
切り込み部51に相当するものは形成していない。セル
集積体NCの底面部を構成する下側の集電板保持部材1
9に、前記酸素含有ガス供給部Ksの酸素含有ガス流入
口sk、及び、前記酸素含有ガス排出部Hsの酸素含有
ガス排出口shが、外方つまり下方に向かう開口状態で
設けられている。このガス流入口sk及びガス排出口s
hは集電板保持部材19を上下に貫通する孔として形成
される。
【0035】図4〜図5に示すように、上述のように組
み上げたセル積層体NCが、基台11上に載置され、こ
れによって、セル集積体NCの積層方向における一端部
(この例では、底面部)を構成するセル端部部材として
の下側の集電板保持部材19が、前記一端部(底面部)
に対向する対向部材としての基台11に密接状態で配置
されることになる。さらに、セル集積体NCを内装する
状態で角筒状体12が基台11上に取り付けられ、又、
角筒状体12の上に蓋体13が取り付けられている。蓋
体13にて、角筒状体12の上部開口、酸素含有ガス供
給部Ks及び酸素含有ガス排出部Hs夫々の上部開口を
閉塞している。尚、上側の端子棒9は、蓋体13を気密
状態で貫通させることにより、箱状体Bの外部に突出さ
せてあり、下側の端子棒9は、基台11を気密状態で貫
通させることにより、箱状体Bの外部に突出させてあ
る。
【0036】つまり、セル集積体NCが、基台11、角
筒状体12及び蓋体13からなる側壁により形成される
箱状体Bの内部に設置され、且つ、その箱状体Bの側壁
のうちの一側壁(底部壁)が基台11を構成している。
又、前記箱状体Bの内部に、前記セル集積体NCの周囲
を囲む断熱体20が設けられている。断熱体20は、耐
熱性に優れ電気絶縁性を備えた材質、例えば、セラミッ
ク材から成る。
【0037】セル集積体NCにおけるセルCのセル間流
路yが開いた側面(以下、開放側面と称する)は、箱状
体Bの内部に臨む状態であり、セル間流路yが箱状体B
の内部に対して開いている。そこで、平面視において箱
状体B内の対称の位置に配置した一対の隔壁体14を、
積層状態の各セル保持部材5及び集電板保持部材8,1
9の外側面5S,8S,19Sと、箱状体Bの内面、即
ち基台11の内面と角筒状体12の内面と蓋13の内面
とに接続する状態で設けて、箱状体Bの内部を二つに区
画し、その二つの区画部分のうちのセル集積体NCの一
対の開放側面のうちの一方の開放側面が臨む方を、前記
燃料ガス流路f(セル間流路y)の入口fi夫々に連通
する燃料ガス供給部Kfとして使用し、他方の開放側面
が臨む区画部分を燃料ガス流路f(セル間流路y)の出
口fo夫々に連通する燃料ガス排出部Hfとして使用す
る。
【0038】前記基台11の下部側には、前記酸素含有
ガス流入口sk、酸素含有ガス排出口sh、前記燃料ガ
ス流入口fk、及び、前記燃料ガス排出口fhの夫々と
連通する複数の外部流路として、酸素含有ガス供給管1
5、酸素含有ガス排出管16、燃料ガス供給管17、及
び燃料ガス排出管18の夫々が連設されている。そし
て、これら複数の外部流路15,16,17,18の夫
々が接続される複数の連通孔11bが、前記複数のガス
流入口及びガス排出口sk,sh,fk,fhの夫々に
対応するように位置させて、基台11に形成されてい
る。
【0039】前記酸素含有ガス流入口sk、及び、前記
酸素含有ガス排出口shの夫々と、それに対応する前記
連通孔11bとの連通箇所夫々の周囲をガス漏れ防止の
ためにシールするシール材22が、前記集電板保持部材
19と前記基台11との間に設けられている。具体的に
は、シール材22を保持するための凹溝11aが、前記
基台11の上面側つまりセル集積体側面に設けられる一
方、前記基台11の上面側の凹溝11aの全体に亘って
挿入自在な凸縁19aが、集電板保持部材19の下面側
つまり基台側面に設けられ、この凹溝11aと凸縁19
aとの間にシール材22が充填されている。
【0040】又、燃料ガス供給部Kfの燃料ガス流入口
fk、及び、燃料ガス排出部Khの燃料ガス排出口fh
が、対応する区画部分の下部開口を利用して形成される
とともに、その燃料ガス流入口fk及び燃料ガス排出口
fhと、これに対応する基台11側の各連通孔11bと
が、前記箱状体B内の流路rを介して連通している。つ
まり、角筒状体12の下部開口と基台11側の各連通孔
11bとの連絡部分が、角筒状体12が基台11上に載
置されて横外側方に閉塞状態となって上記流路rに対応
する。
【0041】〔第1別実施例〕図8ないし図11に基づ
いて、本発明の第1別実施例を説明する。セルCは、上
述の実施例と同様に構成してあるので、説明を省略す
る。上述の実施例と同様に、セルCの両側の載置端縁部
夫々を両側のセル保持部材5夫々の切り込み部51に載
置して複数個のセルCを積層状態に並置し、隣接セル間
に燃料ガス流路f(セル間流路y)を備えたセル集積体
NCを形成するものであるが、下記の点で前記実施例と
異なる。
【0042】両側のセル保持部材5のうちの一方に、セ
ル間流路yと孔52とを連通する接続通路57を形成し
てある。この接続通路57は、セル保持部材5の薄肉部
分54の中間部に間隙を設けることにより形成してあ
る。又、上側の一対の集電板保持部材8のうち、接続通
路57を形成したセル保持部材5と同じ側の集電板保持
部材8には、セル間流路yと孔81とを連通する接続通
路82を形成してある。尚、接続通路57を形成したセ
ル保持部材5側においては、積層方向に隣接するセル保
持部材5の間にのみシール材6を充填する。
【0043】両側のセル保持部材5のうちの一方に形成
された接続通路57により、燃料ガス流路f(セル間流
路y)は開かれている。即ち、酸素含有ガス流路(セル
内流路x)が、セルCにおける一対のセル保持部材5が
配置される端面において開けられ、一対のセル保持部材
5が配置されていない端面において閉じられている点で
は前記実施例と同じであるが、燃料ガス流路fが、セル
Cのセル内流路xが閉じた両端面側において開けられ
(この開口が入口fiになる)、又、セルCのセル内流
路xが開いた両端面の一方側において開けられ(この開
口が出口foになる)、セル内流路xが開いた両端面の
他方側において閉じている点で、前記実施例と異なる。
【0044】そして、接続通路57を形成した方のセル
保持部材5の孔52夫々がセルCの積層方向に一連に連
なった通路を、酸素含有ガス排出部Hs及び燃料ガス排
出部Hfとして共用する共用ガス通路Zとして使用す
る。以上が、セル集積体NCを形成するための積層構造
において、上述の実施例と構成が異なる点である。
【0045】図9〜図11に示すように、上述のように
組み上げたセル積層体NCが、前記基台11上に載置さ
れ、さらに、セル集積体NCを内装する状態で角筒状体
12が基台11上に取り付けられ、又、角筒状体12の
上に蓋体13が取り付けられている。蓋体13にて、角
筒状体12の上部開口、酸素含有ガス供給部Ks及び共
用ガス通路Z夫々の上部開口を閉塞している。尚、上側
の端子棒9は、蓋体13を気密状態で貫通させることに
より、箱状体Bの外部に突出させてあり、下側の端子棒
9は、基台11を気密状態で貫通させることにより、箱
状体Bの外部に突出させてある。
【0046】セル集積体NCにおけるセルCのセル内流
路xが閉じた両側面(以下、開放側面と称する)は、箱
状体Bの内部に臨む状態となり、燃料ガス流路f(セル
間流路y)の各入口fiは、箱状体Bの内部に臨む状態
となる。そこで、箱状体Bの内部を燃料ガス供給部Kf
として使用する。従って、セル間流路用ガスとしての燃
料ガスは、燃料ガス供給部Kfにより、両方の入口fi
からセル間流路yに供給され、セル間流路yを通流した
後、前記出口fo即ちセル保持部材5に形成した接続通
路57を通じて、共用ガス通路Zに排出される。一方、
セル内流路用ガスとしての酸素含有ガスは、酸素含有ガ
ス供給部Ksから、セル内流路xに供給され、セル内流
路xを通流した後、共用ガス通路Zに排出される。そし
て、共用ガス通路Zに排出された酸素含有ガス及び燃料
ガスを共用ガス通路Zにおいて燃焼させ、その燃焼熱に
よりセル集積体NCを加熱する。
【0047】セル集積体NCの底面部を構成する下側の
集電板保持部材19に、前記酸素含有ガス供給部Ksの
酸素含有ガス流入口sk、前記酸素含有ガス排出部Hs
の酸素含有ガス排出口sh、及び、燃料ガス排出部Hf
の燃料ガス排出口fhが、下方に向かう開口状態で設け
られている。この各ガス流入口sk及びガス排出口s
h,fhは集電板保持部材19を上下に貫通する孔とし
て形成され、酸素含有ガス排出口shと燃料ガス排出口
fhとは同一の孔にて構成される。
【0048】前記基台11の下部側には、前記酸素含有
ガス流入口sk、前記燃料ガス流入口fk、酸素含有ガ
ス排出口sh、及び前記燃料ガス排出口fhの夫々と連
通する複数の外部流路として、酸素含有ガス供給管1
5、燃料ガス供給管17、及び燃焼ガス排出管23の夫
々が連設されている。そして、これら複数の外部流路1
5,17,23の夫々が接続される複数の連通孔11b
が、前記複数のガス流入口及びガス排出口sk,sh,
fk,fhの夫々に対応するように位置させて、基台1
1に形成されている。
【0049】前記酸素含有ガス流入口sk、前記酸素含
有ガス排出口sh及び前記燃料ガス排出口fhの夫々
と、それに対応する前記連通孔11bとの連通箇所夫々
の周囲をガス漏れ防止のためにシールするシール材22
が、前記集電板保持部材19と前記基台11との間に設
けられている。尚、具体的には、上記実施例と同様な構
造(図7参照)になっている。
【0050】又、燃料ガス供給部Kfの燃料ガス流入口
fkが、箱状体Bの下部開口を利用して形成されるとと
もに、その燃料ガス流入口fkと、これに対応する基台
11側の連通孔11bとが、前記箱状体B内の流路rを
介して連通している。つまり、角筒状体12の下部開口
と基台11側の各連通孔11bとの連絡部分が、角筒状
体12が基台11上に載置されて横外側方に閉塞状態と
なって上記流路rに対応する。
【0051】〔他の別実施例〕次に他の別実施例を列記
する。上記実施例では、流路構成部材である導電性セパ
レータ4を三層板状体の酸素極2に臨む側に配置してセ
ル内流路xとして酸素含有ガス流路sを形成したが、こ
れに代えて、導電性セパレータ4を三層板状体の燃料極
3に臨む側に燃料極3との間に、セル内流路xである燃
料ガス流路fを形成すべく付設するようにしてもよい。
そして、このように構成したセルCの複数を、上記実施
例と同様に積層してセル集積体NCを構成する。この場
合、隣接するセルC間のセル間流路yは、酸素含有ガス
流路sとなる。
【0052】上記実施例では、セル集積体NCにおける
セル積層方向を上下方向にしたが、これに限るものでは
ない。例えば、図4に示す燃料電池を横向きに90度回
転させて、角筒状体12を構成する4つの側壁のうちの
1つを箱状体Bの底部側に位置させて底部壁に構成する
とともに、角筒状体12の残りの3つの側壁、基台11
及び蓋体13にて箱状体Bの横壁及び上壁を構成するよ
うに、セル積層方向を水平方向にしてもよい。この場合
には、セル集積体NCの積層方向の一端部を構成するセ
ル端部部材が、箱状体Bの横壁(例えば、図4に示す燃
料電池を横向きに90度回転させたときの基台11)に
て構成される。
【0053】上記実施例では、酸素含有ガス流入口s
k、酸素含有ガス排出口sh、燃料ガス流入口fk、及
び、燃料ガス排出口fhのうちで、酸素含有ガス流入口
skと酸素含有ガス排出口shの2つをセル端部部材1
9に設けたもの、及び、酸素含有ガス流入口skと酸素
含有ガス排出口shと燃料ガス排出口fhの3つをセル
端部部材19に設けたものを例示したが、これに限るも
のではなく、例えば、上記各流入口・排出口sk,s
h,fk,fhのうちの1つ、あるいは4つ全部をセル
端部部材19に設ける等、種々の構成が可能である。
【0054】上記実施例では、対向部材11側に設ける
連通孔11bを、セル端部部材19に設ける酸素含有ガ
ス流入口skや酸素含有ガス排出口sh等と同一の口径
に形成したが、必ずしも同一の口径に形成する必要はな
く、位置が対応させて設けられていればよい。
【0055】上記実施例では、シール材22を、対向部
材11のセル集積体側面に設けた凹溝11bで保持する
ようにしたが、必ずしも凹溝で保持する必要はなく、例
えば、対向部材11のセル端部部材19との密接面つま
り載置面にシール材22を塗布するようにしてもよい。
又、シール材保持用の凹溝を設ける場合も、対向部材1
1側ではなく、セル端部部材19の対向部材側面に設け
てもよく、この場合、凸縁は対向部材11のセル集積体
側面に設けることになる。尚、凸縁を設けずに、凹溝だ
けを設けるようにしてもよい。
【0056】上記実施例では、セル集積体NCを箱状体
Bの内部に設置したものを示したが、必ずしも箱状体B
の内部に設置する必要はなく、例えば、対向部材(基台
11)上にセル集積体NCを載置しただけで燃料電池が
構成されるようにすることもできる。この場合は、酸素
含有ガス流入口sk、酸素含有ガス排出口sh、燃料ガ
ス流入口fk、及び燃料ガス排出口fhに対する各ガス
の供給・排出用の流路は、セル集積体NCの内部におい
て、例えばセル保持部材5等を利用して形成される。
【0057】上記実施例では、セル集積体NCの周囲を
囲む断熱体20を箱状体Bの内部に設けたものを示した
が、必ずしも断熱体20を設ける必要はなく、単にガス
が通流する空間として形成するようにしてもよい。
【0058】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池のセル集積体の積層構造を示す分解斜
視図
【図2】燃料電池のセルの斜視図
【図3】燃料電池の横断平面図
【図4】第3図におけるイ−イ矢視図
【図5】第3図におけるロ−ロ矢視図
【図6】セル保持構造の要部を示す縦断面図
【図7】セル集積体の対向部材への載置部分の要部を示
す縦断面図
【図8】第1別実施例の燃料電池のセル集積体の積層構
造を示す分解斜視図
【図9】第1別実施例の燃料電池の横断平面図
【図10】第9図におけるト−ト矢視図
【図11】第9図におけるチ−チ矢視図
【図12】従来の燃料電池の構造を示す縦断正面図
【図13】従来の燃料電池における外部側とのガス流路
の要部を示す縦断面図
【符号の説明】
1 板状電解質層 2 酸素極 3 燃料極 C セル NC セル集積体 s 酸素含有ガス流路 si 入口 Ks 酸素含有ガス供給部 sk 酸素含有ガス流入口 so 出口 Hs 酸素含有ガス排出部 sh 酸素含有ガス排出口 f 燃料ガス流路 fi 入口 Kf 燃料ガス供給部 fk 燃料ガス流入口 fo 出口 Hf 燃料ガス排出部 fh 燃料ガス排出口 11 対向部材 11a 凹溝 11b 連通孔 15 外部流路 16 外部流路 17 外部流路 18 外部流路 23 外部流路 19 セル端部部材 19a 凸縁 22 シール材 B 箱状体 11 一側壁 r 流路 20 断熱体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状電解質層(1)の一方の面に酸素極
    (2)を備え、他方の面に燃料極(3)を備え、且つ、
    前記酸素極(2)に臨む側に酸素含有ガス流路(s)を
    備え且つ前記燃料極(3)に臨む側に燃料ガス流路
    (f)を備えた燃料電池のセル(C)の複数が、積層状
    態に並置されてセル集積体(NC)が形成され、 前記酸素含有ガス流路(s)の入口(si)夫々に連通
    する酸素含有ガス供給部(Ks)の酸素含有ガス流入口
    (sk)と、前記酸素含有ガス流路(s)の出口(s
    o)夫々に連通する酸素含有ガス排出部(Hs)の酸素
    含有ガス排出口(sh)と、前記燃料ガス流路(f)の
    入口(fi)夫々に連通する燃料ガス供給部(Ks)の
    燃料ガス流入口(fk)と、前記燃料ガス流路(f)の
    出口(fo)夫々に連通する燃料ガス排出部(Hf)の
    燃料ガス排出口(fh)とが、前記セル集積体(NC)
    の積層方向における一端部側に設けられ、 前記セル集積体(NC)の前記一端部に対向する対向部
    材(11)の外部側に、前記酸素含有ガス流入口(s
    k)、前記酸素含有ガス排出口(sh)、前記燃料ガス
    流入口(fk)、及び、前記燃料ガス排出口(fh)の
    夫々と連通する複数の外部流路(15,16,17,1
    8,23)が連設された燃料電池であって、 前記酸素含有ガス流入口(sk)、前記酸素含有ガス排
    出口(sh)、前記燃料ガス流入口(fk)、及び、前
    記燃料ガス排出口(fh)のうちの少なくとも1つが、
    前記セル集積体(NC)の前記一端部を構成するセル端
    部部材(19)に、外方に向かう開口状態で形成され、 前記セル集積体(NC)の前記セル端部部材(19)
    が、前記対向部材(11)に密接状態で配置され、 前記複数の外部流路(15,16,17,18,23)
    の夫々が接続される複数の連通孔(11b)が、前記酸
    素含有ガス流入口(sk)、前記酸素含有ガス排出口
    (sh)、前記燃料ガス流入口(fk)、及び、前記燃
    料ガス排出口(fh)の夫々に対応するように位置させ
    て、前記対向部材(11)に形成され、 前記酸素含有ガス流入口(sk)、前記酸素含有ガス排
    出口(sh)、前記燃料ガス流入口(fk)、及び、前
    記燃料ガス排出口(fh)のうちの前記セル端部部材
    (19)に設けられたものと、それに対応する前記連通
    孔(11b)との連通箇所の周囲をガス漏れ防止のため
    にシールするシール材(22)が、前記セル端部部材
    (19)と前記対向部材(11)との間に設けられてい
    る燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記シール材(22)を保持するための
    凹溝(11a)が、前記対向部材(11)のセル集積体
    側面又は前記セル端部部材(19)の対向部材側面に設
    けられている請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記対向部材(11)のセル集積体側面
    又は前記セル端部部材(19)の対向部材側面に設けた
    前記凹溝(11a)の全体に亘って挿入自在な凸縁(1
    9a)が、前記セル端部部材(19)の対向部材側面又
    は前記対向部材(11)のセル集積体側面に設けられて
    いる請求項2記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記セル集積体(NC)が箱状体(B)
    の内部に設置され、且つ、その箱状体(B)の側壁のう
    ちの一側壁(11)が前記対向部材(11)を構成し、 前記酸素含有ガス流入口(sk)、前記酸素含有ガス排
    出口(sh)、前記燃料ガス流入口(fk)、及び、前
    記燃料ガス排出口(fh)のうちの前記セル端部部材
    (19)に設けられていないものと、それに対応する前
    記連通孔(11b)とが、前記箱状体(B)内の流路
    (r)を介して連通している請求項1、2又は3記載の
    燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記箱状体(B)の内部に、前記セル集
    積体(NC)の周囲を囲む断熱体(20)が設けられて
    いる請求項4記載の燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011517049A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 エネルダイ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 燃料電池スタックおよび燃料電池スタックを製造するための方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517049A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 エネルダイ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 燃料電池スタックおよび燃料電池スタックを製造するための方法
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