JPH08272485A - 携帯型情報処理装置とその置台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉式の表示部を有する携帯型の情報処理装
置を机上で使用する際に、据置型の装置と同等の操作性
を容易に実現する。 【構成】 開閉式の表示部を有する携帯型情報処理装置
１に、表示面を外向きにして閉じることを可能にする構
造を設け、その状態で保持して設置することの可能な置
台２を用いる。据置型装置と同等のキーボード３を接続
することにより、設置面積を増大させることなく、キー
入力作業を行う際の操作性を向上させるよう配置する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は携帯型情報処理装置とそ
の置台に関し、特に操作性を改善した携帯型情報処理装
置とその置台に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２に従来の技術に基づく携帯型情報処
理装置と標準型キーボードとの設置状態の構成を示す。

【０００３】開閉式の表示部を有する従来の携帯型情報
処理装置４を机上に設置し、いわゆる携帯型のキーボー
ド３を接続している。これは、携帯型の情報処理装置で
据置型装置と同等のキー入力操作性を得るためには、据
置型と同様のキーボード３を付加する機能を設けてい
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】携帯型情報処理装置
は、携帯を前提とした小型の筐体で構成されているた
め、据置型に比較してキーボード部が小さく、入力操作
の面でも標準的に使われている据置型のキーボードに比
べて使い勝手が劣っている。また、携帯型の装置といえ
ども、机上で利用される機会が多く、その際には据置型
と同等の操作性が実現されることが望ましい。

【０００５】従って据置型と同等のキーボードを接続可
能にすることで解決を試みた装置もあるが、装置設置面
積の増大を余儀なくされていた。さらに、キーボードか
ら表示面までの距離が長くなり、視線の移動などで身体
的な負担が増えていた。

【０００６】即ち、専有面積を増加させることなく、且
つ適切な操作姿勢を保って操作性を向上することが困難
であるという問題があった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、開閉式の表示
部を有する携帯型情報処理装置において、表示部の反転
実装を可能にする構造と、反転した状態で装置を保持し
設置可能な置台とから構成される。

【０００８】

【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。

【０００９】図１は本発明に係る携帯型情報処理装置１
を、その置台２によって設置し、据置型装置と同等のキ
ーボード３を接続した状態の外観を示す斜視図である。
そして、当該携帯型情報処理装置１は置台２に直立した
状態で固定され、その手前にキーボード３を配置する。
このようにして、携帯型情報処理装置１を標準型のキー
ボード３による操作が簡単に可能となる。図２は従来の
携帯型情報処理装置４を設置し、キーボード３を加えた
場合を示す斜視図である。従来の携帯型情報処理装置４
が固有に有しているキーボード部５が存在するため、全
体の設置面積は大きくなり、加えて表示面６と使用者と
の距離が離れてしまい、大きいキーボードと小さいディ
スプレイとの間隔が、キーボードとディスプレイとの大
きさに比べて離隔するので、使用するのに疎外感を感じ
るようになる。

【００１０】図３は本発明に係る携帯型情報処理装置１
の構造と組合せの一例を示した模式図である。当該装置
は、携帯型情報処理装置基本部７と表示部８とから成
り、表示部８は開閉が可能で、且つ分離可能であり、さ
らに反転して携帯型情報処理装置基本部７に実装可能と
する。表示部８を反転実装した後、携帯型情報処理装置
１を倒立させて、置台２に据え付けることで設置が完了
する。かようにしてスペースの無い場所でもそのまま直
立させて保管することが可能となる。また、図４は本発
明に係る携帯型情報処理装置１の機能の一例を示す模式
図である。携帯型情報処理装置基本部７から表示部８を
着脱可能とすることで、表示部８とは異なる仕様の第２
の表示部９と交換することが可能となる。

【００１１】図５は本発明に係る置台２と携帯型情報処
理装置１の構造の一例を示す斜視図である。置台２に携
帯型情報処理装置１との接続を可能にするコネクタ１０
を設け、周辺機器と接続するためのインターフェース・
コネクタ１１を設ける。携帯型情報処理装置１にも、置
台２と接続するための拡張コネクタ１２を設け、設置す
る際に両者のコネクタが結合される構造とする。

【００１２】図６は本発明に係る置台２の機能と構造と
の一例を示す模式図であり、側面から見た形態を示す。
置台２に高低調節の可能な脚１３を設けることにより、
携帯型情報処理装置１の角度を調整可能とし、使用者の
視線に応じて適切な角度を得ることができるものであ
る。なお、ここで使用する置台２は、携帯型情報処理装
置１に比べて（簡単に転倒しないように）相当重い材料
を使用する必要がある。

【００１３】

【発明の効果】上述の如く、本発明に係る携帯型情報処
理装置とその置台においては、携帯型の指向する小型化
に反することなく、机上で使用するにあたっても、据置
型情報処理装置と同様のキー入力操作性を容易に得るこ
とが可能になるという効果がある。また、表示部を交換
可能とすることにより、外出先では消費電力の少ない表
示部を使い、机上では据置型と同等の画質を有する表示
部を使うというように、使用場所に応じた適切な表示能
力の選択が可能になるという効果もある。さらに、置台
を通じて周辺処理装置と接続可能とすることで、プリン
タやモデル等の複数の周辺機器と一括して着脱が可能に
なるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の外観を示す斜視図。

【図２】従来の技術による携帯型情報処理装置と標準型
キーボードの設置状態を示す斜視図。

【図３】本発明に係る装置と置台との構造と組合せの一
例を示す模式図。

【図４】本発明に係る携帯型情報処理装置と表示部との
組み合わせの一例を示す模式図。

【図５】本発明に係る置台と携帯型情報処理装置との構
造の一例を示す斜視図。

【図６】本発明に係る置台と携帯型情報処理装置との構
造の一例を示す模式図。

【符号の説明】

１ 携帯型情報処理装置 ２ 置台 ３ キーボード ４ 従来の携帯型情報処理装置 ５ キーボード部 ６ 表示部 ７ 携帯型情報処理装置基本部 ８ 表示部 ９ 第２の表示部 １０ コネクタ １１ インターフェース・コネクタ １２ 拡張コネクタ １３ 脚

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 キーボードを表面に有すると共に外部キ
   ーボード接続を可能とする情報処理部と、その表示面を
   有する表示部とをそれぞれの辺端で可動的に結合した携
   帯型情報処理装置において、前記情報処理部と前記表示
   部とを重ねて直立せしめる置台と前記表示部とを重ねて
   直立せしめる置台とを備えて成ることを特徴とする携帯
   型情報処理装置とその置台。
2. 【請求項２】 前記情報処理部と前記表示部とはコネク
   タを通して直接接続されて成ることを特徴とする請求項
   １記載の携帯型情報処理装置とその置台。
3. 【請求項３】 前記表示部のうち外部接続仕様の同一な
   表示部を接続可能にして成ることを特徴とする請求項１
   記載の携帯型情報処理装置とその置台。
4. 【請求項４】 請求項１，２又は３記載の携帯型情報処
   理装置の置台。