JPH08272259A - 画像形成装置の用紙剥離機構 - Google Patents

画像形成装置の用紙剥離機構

Info

Publication number
JPH08272259A
JPH08272259A JP7076108A JP7610895A JPH08272259A JP H08272259 A JPH08272259 A JP H08272259A JP 7076108 A JP7076108 A JP 7076108A JP 7610895 A JP7610895 A JP 7610895A JP H08272259 A JPH08272259 A JP H08272259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
claw
pawl
roller
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7076108A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kishigami
稔 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP7076108A priority Critical patent/JPH08272259A/ja
Publication of JPH08272259A publication Critical patent/JPH08272259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置内で紙詰まりが発生した際、加
熱ローラ表面に損傷を与えることなく、構成が簡単な用
紙剥離機構を提供する。 【構成】 ローラ対29排紙側の周面27a近傍に、支
軸33の周りに回動可能に配置された爪34と、爪34
に対しその先端の刃先41が加熱ローラ27に軽く当接
させる方向の回動力を付与するコイルばね35とを備
え、爪34の回動支軸33を支承する軸受部材36に、
紙詰まりが発生したとき、この爪34を給紙方向に対し
て略垂直方向に退避させるためのUの字形受け部36a
を設けるとともに、コイルばね35による回動力の垂直
分力を爪34の退避方向と反対方向に作用させる。さら
に爪34が退避移動を行うと、刃先41上部の当接面3
4aでストッパ部材37の下端部37aと接触し、刃先
41が周面27aから離間するよう支軸33周りに回転
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像形成装置の用紙剥
離機構に関し、さらに詳しくは、レーザプリンター等に
おける現像あるいは定着機構部のローラ対、例えば、感
光体ドラムあるいは定着ローラから排出された用紙を、
これらローラの表面から剥離する用紙剥離機構であっ
て、用紙剥離機構がローラの表面に当接する爪部材を有
し、紙詰まりが発生したとき、爪部材がローラの表面を
傷付けることを防止する画像形成装置の用紙剥離機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の用紙剥離機構として図5
に示す構成がある。例えば、定着機構部100では、加
熱ローラ101及び加圧ローラ102からなる定着用ロ
ーラ対の排紙側近傍に、支軸103の周りに回動可能に
固定された用紙剥離用爪部材104を備えている。支軸
103は、Uの字形の受け部105aを有する軸受部材
105に支承されるとともに、付勢部材106により図
中下方へ軽く押圧されている。さらに、爪部材104の
上端部には、この部材104に回動力を付与するための
付勢部材107が接続されている。これにより、爪部材
104の先端爪部104aは支軸103を介してローラ
101表面に軽く押圧された状態を保つ。
【0003】用紙1が、加熱ローラ101の表面に付着
した状態でローラ101、102から排出された際は爪
部104aの先端の刃先でローラ面から剥離され下流側
へ搬送される。ローラ101、102から排出された用
紙Sが給紙路下流側で紙詰まりを起こした際には、支軸
103が受け部105a内で持ち上がり、爪部材104
を支軸103諸共、給紙方向に対して略垂直方向(図中
上方)に退避させることにより詰まった用紙を容易に取
り出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の画像形
成装置の用紙剥離機構では、紙詰まりが発生した際、加
熱ローラ101表面は爪部104aの先端の刃先で押圧
され損傷する。特に、弾性体層でローラ表面が構成され
ている場合には、爪部104aの先端の刃先が食い込ん
でローラが破壊される。さらに、支軸103の受け部1
05aからの離脱を防止する付勢部材106と、爪部材
104押圧用の付勢部材107の双方が必要となる。
【0005】この発明の目的は、画像形成装置内で紙詰
まりが発生した際、加熱ローラ表面に損傷を与えること
なく、構成が簡単な用紙剥離機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、給紙
用のローラ対を備えた画像形成装置のローラ対の排紙側
近傍に、支軸の周りに回動可能に配置された用紙剥離用
爪部材と、この爪部材に対しその先端爪部をローラに軽
く当接させる方向の回動力を付与する付勢部材とを備
え、爪部材の回動支軸を支承する軸受部材に、紙詰まり
が発生したとき、この爪部材を給紙方向に対して略垂直
方向に退避させるためのスロット状受け部を設けるとと
もに、前記付勢部材による回動力の垂直分力を前記爪部
材の退避方向と反対方向に作用させることを特徴とする
画像形成装置の用紙剥離機構が提供される。
【0007】この発明における画像形成装置とは、粉末
現像剤を用いた複写機、プリンターあるいはファクシミ
リなどの、給紙用のローラ対を備えた機構部分、すなわ
ち、感光体ドラム、定着ローラを備えたものをさす。ロ
ーラ対は、圧接状態で互いに逆方向に回転しローラ間で
の摩擦力により用紙を搬送可能なものをさす。この発明
における用紙剥離機構とは、静電気により、あるいはト
ナーの融着等の原因によりローラ表面に付着した用紙を
剥離する機構をさす。
【0008】この発明における爪部材とは、給紙用ロー
ラ対の排紙側にあって、支軸の周りに回動可能に配置さ
れ、先端に用紙剥離用の刃先を有するものをさす。ロー
ラ表面は、アルミニウム、ステンレス等の金属あるいは
ゴム、あるいは合成樹脂から形成されていてもよい。爪
部材は、金属、セラミックであってもよいし、合成樹脂
を材料にするものであってもよい。合成樹脂は、耐熱
性、耐摩耗性を備えた硬質の合成樹脂、特に、ポリイミ
ド、ポリアミド、ナイロンが好ましい。
【0009】この発明における紙詰まりとは、ローラ対
の排紙側近傍において用紙の一部が装置内部あるいは摩
耗により鈍化した用紙剥離機構の爪部材と接触し、せき
止められた用紙が折り曲げられた状態(ジャム状態)に
なることをいい、連続的な給紙を停止させる原因とな
る。この発明におけるスロット状受け部とは、支軸が内
部で回動および移動可能な巾のスロット溝を有する軸受
け部材であり、一端が開口したUの字形の受け部であっ
てもよいし、両端が閉じられた長孔形の受け部であって
もよい。この受け部の穿設方向は給紙方向に対して略垂
直方向が好ましいが、給紙方向を基線とした場合に、こ
の基線に対しわずかでも傾斜しておればよい。受け部
は、直線状に延びたもの、あるいは途中で屈曲したもの
であってもよいし、曲線状に延びたものであってもよ
い。この発明における付勢部材とは、圧縮および伸張状
態で付勢力を有するコイルばね、ラバー等があげられ
る。
【0010】この発明における爪部材の回動力とは、爪
部の一端の刃先を作用点とし、爪部の他端に付勢部材の
力点を有し、支軸を支点として爪部材を回動する力をい
い、爪部の刃先をローラに当接する水平方向の分力、支
軸を受け部に押圧固定する垂直方向の分力を有するもの
をいう。
【0011】この発明における爪部材の退避方向とは、
給紙方向に対する爪部材の回動力の垂直方向の分力に抗
して支軸を受け部から退避させる方向、すなわち、スロ
ット状受け部の穿設方向と、この受け部に支承された支
軸周りの回動方向との双方をいう。この発明における画
像形成装置の用紙剥離機構では、爪部材の退避方向に沿
って爪部材の先端爪部近傍にその退避移動を制限するス
トッパ部材をさらに設けることが好ましい。
【0012】この発明における爪部材の退避移動とは、
給紙方向に対するスロット状受け部の穿設方向及び支軸
周りの回動方向の双方について、爪部材の回動力の垂直
方向の分力に抗して支軸が受け部から退避する移動及び
爪部材の回動力の水平方向の分力に抗して支軸周りに先
端爪部が回動してローラから退避する移動の双方をさ
す。この発明におけるストッパ部材とは、爪部材と接触
可能な位置に配置され、先端爪部の退避方向を変えるた
めの部材をさす。また、退避移動の制限とは、支軸が付
勢部材の給紙方向に対する垂直分力に抗して爪部材がス
ロット状受け部の穿設方向に向かって退避する際、先端
爪部を支軸周りに回動させてローラから隔離させる方向
に導くことをさす。
【0013】
【作用】この発明にかかる画像形成装置の用紙剥離機構
によれば、付勢部材による爪部材の回動力の水平分力
が、爪部材の先端爪部をローラに軽く当接させている。
ローラ対により給紙された用紙がローラ表面に付着して
ローラ対の排紙側に排出されたとき、先端爪部に用紙が
接触して用紙がローラ表面から剥離される。
【0014】一方、用紙がローラ対の排紙側で紙詰まり
を生じたとき、爪部材は、紙詰まりを生じた用紙に押圧
されてスロット状受け部に沿って給紙方向に対して略垂
直方向に退避する。このとき、付勢部材による回動力の
垂直分力が爪部材の退避方向と反対方向に作用する。こ
れにより、支軸がスロット状受け部で浮動することを抑
える。同時に、付勢部材による爪部材の回動力の水平分
力が減少して爪部材先端爪部のローラ表面に対する当接
力が減少するので、ローラ表面の損傷が防止される。さ
らに、ストッパ部材が設けられておれば、爪部材が退避
する際、先端爪部がローラから離隔するよう退避移動が
制限され、ローラ表面に対する当接力が減少、消滅する
ので、ローラ表面の損傷の防止が図られる。
【0015】
【実施例1】図1は、この発明の一実施例が採用された
デジタル方式の電子写真画像形成装置の概略を示す。図
において、装置本体1の図上部には、原稿載置台2およ
び原稿カバー3が配置されている。原稿載置台2の下方
には、光学系4が配置されている。光学系4は、露光ラ
ンプ5、ミラー6、7、8およびCCDカメラ9とから
構成されている。光学系4の下方には、レーザユニット
11および感光体ドラム12が配置されている。レーザ
ユニット11は、レーザ出力装置13、ポリゴンミラー
14およびポリゴンミラー走査用のモータ15から構成
されている。
【0016】感光体ドラム12の周囲には、静電潜像を
現像する現像装置16、トナー像を記録用紙に転写する
転写チャージャー17、クリーニング装置18及びメイ
ンチャージャー20が配置されている。感光体ドラム1
2の図中左方には、搬送ベルト19、定着装置21およ
び排紙ローラ22が配置されている。定着装置21は、
加熱ローラ27及び加圧ローラ28からなる定着用のロ
ーラ対29を備えている。加熱ローラ27は、内部にト
ナーを融着させるためのヒータを備え、排紙側には用紙
剥離機構30を配している。
【0017】一方、装置本体1の図中右方には、給紙カ
セット23が着脱可能に配置されている。給紙カセット
23と感光体ドラム12の間には、用紙搬送路24、レ
ジストスイッチ25およびレジストローラ26が配置さ
れている。原稿載置台2に載置された原稿の画像情報
は、CCDカメラ9に読み取られデジタル信号に変換さ
れる。この信号に基づいて変調されたレーザ光がレーザ
出力装置13から出射される。レーザ光は、ポリゴンミ
ラー14およびミラー10を介して感光体ドラム12に
照射され、ドラム表面に静電潜像を形成する。給紙カセ
ット23から送られた用紙は用紙搬送路24を通り、レ
ジストスイッチ25で検出される。レジストローラ26
は、感光体ドラム12の回転に対する給紙タイミングを
決定し用紙を感光体ドラム12に送出する。転写チャー
ジャー17により感光体ドラム12上のトナー像は前記
用紙上に転写される。用紙は搬送ベルト19により定着
装置21に搬送される。定着装置21に搬送された用紙
は、加熱ローラ27と加圧ローラ28の間に挟持され、
用紙上の未定着トナー像が定着される。用紙は、排紙ロ
ーラ対22により外部へ排出される。
【0018】以下に、用紙剥離機構30の詳細を図面に
基づいて説明する。用紙剥離機構30は、図2に示すよ
うに、カバー31、保持枠32、支軸33、爪34及び
コイルばね35から主に構成されている。カバー31
は、ローラ対29と一体になって装置本体1の内部に配
置され、装置本体1側面からスライドさせ装置本体1か
ら露出した状態とした後、爪34の先端の刃先34aが
加熱ローラ27の周面に接触する位置と離隔する位置と
の間を回動できるよう構成されている。カバー31の下
部には、ローラ対29から排出された用紙Sを排紙ロー
ラ対22に導くための平坦なガイド部31aが、搬送さ
れる用紙Sの巾に渡って形成されている。カバー31内
の底部には、搬送される用紙Sの巾方向(紙面前後方
向)に延出する保持枠32が固定されている。
【0019】保持枠32は、その主面32aに、支軸3
3を回動可能に支承する板状の軸受部材36が用紙Sの
巾方向(紙面前後方向)について複数個が略等間隔で配
設されている。各軸受部材36には支軸33を略垂直方
向に退避させるためのUの字形の受け部36aが形成さ
れている。主面32aの給紙方向上流側端部には下方に
延出するストッパ部材37が、下流側端部には上方に延
出するバネ係止部材38がそれぞれ形成されている。ス
トッパ部材37は、後述する、支軸33に支承された爪
34の回動を規制する部材であり、加熱ローラ27及び
爪34と近接して配置されている。バネ係止部材38の
上部には、コイルばね35の一端を係止する係止部38
aが形成されている。
【0020】支軸33は、主面32aに配設された軸受
部材36の各受け部36aを貫通して受け部36a底部
で回動可能に配置され、主面32aに配設された両端の
軸受部材36に支承可能な長さを有している。支軸33
の軸線方向には複数の爪34が回動不能に略等間隔で配
置されている。爪34は、概略L字状の板状片でありポ
リアミド樹脂を材料として一体に成形されている。爪3
4の下部には、加熱ローラ27の周面27aに当接して
この周面に付着した用紙を剥離可能な刃先41を有して
いる。刃先41の上方には、支軸33を貫通させ固定す
るための貫通孔42が形成されている。爪34の上部に
は、コイルばね35の一端を係止する係止溝43が形成
されている。係止溝43と保持枠32の係止部38aと
の間には付勢部材としてのコイルばね35が張り渡され
ている。
【0021】コイルばね35は、給紙方向Aに対して係
止部38a側の一端が係止溝43側の他端より下方に位
置するよう取り付けられ、爪34の上部を給紙方向Aに
付勢している。これにより、コイルばね35の付勢力
は、係止溝43を力点、刃先41を作用点として爪34
を支軸33周りに回動させ刃先41をローラ27の周面
27aに当接させる水平分力と、支軸33を受け部36
aに押圧固定する垂直分力とを付与している。ローラ対
29により定着装置21に給紙された用紙が、ローラ周
面27aに付着した状態て排紙側に搬送されたとき、ロ
ーラ周面27aに当接した刃先41にこの用紙が接触し
用紙が周面27aから剥離される。これにより、ローラ
27への用紙の巻き付き、紙詰まりが防止される。
【0022】用紙がローラ対29の排紙側で紙詰まりを
生じたとき、爪34は紙詰まりを生じた用紙により下方
から押圧されコイルばね35の垂直方向の付勢力に抗し
て、支軸33諸共、受け部36aの穿設方向、すなわ
ち、給紙方向Aに対して略垂直方向に退避する(図
3)。このとき、コイルばね35の付勢力は、支軸33
の退避移動による垂直分力の増加に応じてその水平分力
が減少するので、ローラ周面27aに対する刃先41の
当接力は支軸33の退避移動に応じて減少していく。し
たがって、ローラ表面の損傷が最小限に抑えられる。さ
らに爪34が支軸33諸共受け部36aの穿設方向に退
避移動を行うと、刃先41上部の当接面34aでストッ
パ部材37の下端部37aと接触し、刃先41が周面2
7aから離間するよう支軸33周りに回転する(図3矢
印B方向)。刃先41が周面27aから離間した状態で
爪34の退避移動が停止すると、爪34の退避移動によ
り拡大されたローラ対排紙側の給紙路から容易に紙詰ま
りを取り除くことができる。このとき、コイルばね35
の付勢力の垂直分力が爪34及び支軸33の退避方向と
反対方向に作用しているので、支軸33は受け部36a
から容易に離脱することがない。
【0023】このように、コイルばね35が、刃先41
をローラ27に当接させる水平方向の付勢力と、支軸3
3を受け部36aに押圧固定する垂直方向の付勢力とを
生じるよう設置されているので、1本のばね35で、2
方向に力を作用させることができ、構造が簡略化され
る。さらに、コイルばね35の付勢力は、支軸33の退
避移動による垂直分力の増加に応じて水平分力が減少す
るので、ローラ周面27aに対する刃先41の当接力を
支軸33の退避移動に応じて減少させることができる。
したがって、ローラ表面の損傷が最小限に抑えられる。
【0024】〔他の実施例〕上記実施例では、給紙方向
Aに対して係止部38a側の一端が係止溝43側の他端
より下方に位置するよう取り付けられ、爪34の上部を
給紙方向Aの下流側に付勢する引張コイルばね35によ
り用紙剥離機構30を構成したが、図4に示すように、
給紙方向Aに対して係止部55a側の一端が係止片53
側の他端より下方に位置するよう取り付けられ、爪54
の上部を給紙方向Aに付勢する圧縮コイルばね55を用
いて用紙剥離機構30を構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】この発明の画像形成装置の用紙剥離機構
によれば、爪部材の回動支軸を支承する軸受部材に、紙
詰まりが発生したとき、付勢部材の付勢力が、爪部材の
先端爪部をローラに当接させる水平分力と、支軸をスロ
ット状受け部に押圧固定する垂直分力とを生じるよう構
成されているので、1つの付勢部材で、2方向に力を作
用させ構造を簡略化できる。さらに、付勢部材の付勢力
は、爪部材の退避移動にともなう垂直分力の増加に応じ
て爪部材の回動力の水平分力が減少するので、ローラに
対する先端爪部の当接力を支軸の退避移動に応じて減少
させることができる。したがって、ローラ表面の損傷が
抑えられる。また、ストッパ部材が、爪部材の退避移動
を制限するので、ローラに対する先端爪部の当接力を支
軸の退避移動に応じて減少させ、または消滅させること
ができる。したがって、ローラ表面の損傷が最小限に抑
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による用紙剥離機構を備え
た電子写真画像形成装置の概略構成図。
【図2】正常作動時の用紙剥離機構の位置関係を示す正
面図。
【図3】紙詰まり等により爪がローラから離隔した状態
における用紙剥離機構の位置関係を示す、図2に対応す
る図。
【図4】この発明の他の実施例による用紙剥離機構を備
えた電子写真画像形成装置の概略構成図。
【図5】従来の用紙剥離機構の実施例を示す、図2に対
応する図。
【符号の説明】
1 レーザープリンター(画像形成装
置) 21 定着装置 27 加熱ローラ 27a ローラ周面 28 加圧ローラ 29 ローラ対 30 用紙剥離機構 33 支軸 34 爪(用紙剥離用爪部材) 35 コイルばね(付勢部材) 36 軸受け部材 36a Uの字状受け部(スロット状受け
部) 37 ストッパ部材 41 刃先(先端爪部) 50 用紙剥離機構 54 爪(用紙剥離用爪部材) 55 コイルばね(付勢部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙用のローラ対を備えた画像形成装置
    のローラ対の排紙側近傍に、支軸の周りに回動可能に配
    置された用紙剥離用爪部材と、この爪部材に対しその先
    端爪部をローラに軽く当接させる方向の回動力を付与す
    る付勢部材とを備え、 前記爪部材の回動支軸を支承する軸受部材に、紙詰まり
    が発生したとき、この爪部材を給紙方向に対して略垂直
    方向に退避させるためのスロット状受け部を設けるとと
    もに、前記付勢部材による回動力の垂直分力を前記爪部
    材の退避方向と反対方向に作用させることを特徴とする
    画像形成装置の用紙剥離機構。
  2. 【請求項2】 爪部材の退避方向に沿って爪部材の先端
    爪部近傍にその退避移動を制限するストッパ部材をさら
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    の用紙剥離機構。
JP7076108A 1995-03-31 1995-03-31 画像形成装置の用紙剥離機構 Pending JPH08272259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7076108A JPH08272259A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 画像形成装置の用紙剥離機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7076108A JPH08272259A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 画像形成装置の用紙剥離機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08272259A true JPH08272259A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13595707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7076108A Pending JPH08272259A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 画像形成装置の用紙剥離機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08272259A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7070182B2 (en) 2002-12-18 2006-07-04 Ricoh Company, Limited Sheet separating mechanism, fixing device, and image forming apparatus
JP2012203158A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7070182B2 (en) 2002-12-18 2006-07-04 Ricoh Company, Limited Sheet separating mechanism, fixing device, and image forming apparatus
JP2012203158A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1341058B1 (en) Fixing device with a peeler and image forming apparatus including the same
US4711550A (en) Electrostatic copying apparatus
JPS61238620A (ja) 画像記録装置
JP2002099174A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP4701955B2 (ja) 画像形成装置
JPH10177314A (ja) 定着装置
JP2004061854A (ja) シート搬送装置及び定着装置及び画像形成装置
JPH08272260A (ja) 画像形成装置の定着機構
JPH08272259A (ja) 画像形成装置の用紙剥離機構
US6757506B2 (en) Media clearance member
JP5303306B2 (ja) 用紙剥離機構およびプロセスユニット
JP3162260B2 (ja) 画像形成装置の定着機構
JP2008151922A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2790856B2 (ja) シート材排出装置
JP4539188B2 (ja) 画像形成装置
JP2003255750A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3931555B2 (ja) 画像形成装置
JPH11249455A (ja) 画像形成装置
JP2000356910A (ja) 画像形成装置
JPH10186916A (ja) 定着装置及び画像形成装置
KR100538249B1 (ko) 전자사진방식 화상형성장치
JP6930281B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2004317358A (ja) 表面性識別装置とこれを用いた加熱装置及び画像形成装置
JP2004075259A (ja) 用紙搬送装置
JP2023078553A (ja) 定着装置および画像形成装置