JPH08272258A - 複合画像形成装置 - Google Patents

複合画像形成装置

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JPH08272258A
JPH08272258A JP7096279A JP9627995A JPH08272258A JP H08272258 A JPH08272258 A JP H08272258A JP 7096279 A JP7096279 A JP 7096279A JP 9627995 A JP9627995 A JP 9627995A JP H08272258 A JPH08272258 A JP H08272258A
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JP
Japan
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image forming
ink
photosensitive drum
forming apparatus
image
Prior art date
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Application number
JP7096279A
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English (en)
Inventor
Kiyonari Ogawa
研也 小川
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yasunori Kono
康則 児野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH08272258A publication Critical patent/JPH08272258A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノクロ画像を電子写真方式、カラー画像を
インクジェット方式により出力する複合画像形成装置に
おいて、インクジェット方式により出力したOHPを電
子写真手段に搬入した際に感光ドラム並びに定着ローラ
からインク除去を行うのが目的である。 【構成】 記録部材PがOHPの場合インクジェット記
録ヘッド16で記録を行うとインクが感光ドラム1、定
着ローラ6に付着する。そこで、トナークリーニング装
置8の下流にインク除去手段26を設け感光ドラム1上
のインクを除去する。又定着ローラ6上のインクをイン
ク除去手段27により除去する。これによって、インク
のオフセット、画像流れのない良好なモノクロ・カラー
複合画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成方式の異なる複
数の画像形成手段を有する複合画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置はオ
フィス等での使用頻度が高く、従来から画像品位や記録
スピードの向上が図られている。そして近年ではカラー
技術の導入により、オフィスにおいてもカラー複写機や
プリンタ等の需要が高まってきている。しかしながら、
電子写真方式のカラー記録は高速出力・高画質が期待で
きるものの、イエロー・マゼンタ・シアン各色について
1ページ分のメモリを要し、且つ各色プロセスユニット
を高い位置精度で配設する必要があるため、単色記録に
比べて格段に高価になっていた。一方、インクジェット
方式のカラー記録はシリアルプリンタであるため各色に
ついて数行分のメモリを有すればよく、各インクヘッド
を1台のキャリッジに並設することで位置合わせも容易
で低価格なカラー記録が期待できるものの、記録スピー
ドが大幅に遅くなり、使用頻度の高いモノクロ・テキス
ト画像については画質・出力速度ともにオフィスでの使
用に適さなかった。
【0003】そこで、最近では異なる画像形成手段を組
み合わせたカラー複写機やプリンタが提案されている。
その構造を例示すると、図11に示すように、複数のイ
ンクジェットヘッド56によって給紙トレイ57から送
り出された記録媒体Pにカラー記録を行うインクジェッ
ト記録方式による画像形成手段Cと、感光ドラム50の
周囲に帯電器51、露光器52、現像器53、転写器5
4、トナークリーニング手段60等を配置し、該記録媒
体Pに転写したトナーを熱定着器55によって定着する
電子写真方式による画像形成手段Dとを組み合わせて、
画像形成手段Cから画像形成手段Dへと記録媒体Pを搬
送し、画像形成手段Dで画像形成した後、排出部58に
排紙するようにした装置がある。
【0004】前記装置にあっては、カラー記録の場合は
画像形成手段Cを使用してインクジェット記録方式の長
所である安価なカラー画像を得る。一方、白黒記録の場
合には画像形成手段Dを使用して電子写真方式の長所で
ある高速及び高品位の画像を得る。このような構成をと
ることにより、カラー記録については電子写真方式によ
るカラー画像形成装置に比べて低価格で、また白黒記録
に対してはインクジェット記録方式による画像形成装置
よりも高品位で且つ高速記録が可能な装置が提供される
ことになる。そして、モノクロテキスト画像とカラー画
像の混在した複合画像を記録媒体上に得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、オフ
ィス環境においてモノクロ・テキストよりも使用頻度の
低いカラー画像に関して低コストであるインクジェット
方式の画像形成手段を用い、オフィス環境において使用
頻度が高いモノクロ・テキスト部においては高速・高品
位な画像出力が可能である電子写真方式の画像形成手段
を用いることで、オフィス環境にふさわしい各種ドキュ
メントのカラー化を低コストで可能としている。
【0006】しかしながら従来の複合画像形成装置にお
いては、インクジェット方式の画像形成手段Cにより形
成されたカラー画像を、電子写真方式の画像形成手段D
に搬入する際に記録媒体P上のインクが画像形成手段D
中の搬送ローラ、感光体、定着ローラ等を汚染してしま
う問題が発生する。
【0007】特に記録媒体としてOHPシート(プロジ
ェクター等に用いられる透明フィルム)を用いた場合、
第一の画像形成手段C(インクジェット方式)で形成さ
れた前記OHPシートが第二の画像形成手段D(電子写
真方式)に搬送されると、OHPシート上に画像形成さ
れているインクが搬送ローラ、感光体、定着ローラ等に
付着し易く、感光体表面に106 オーム程度の抵抗値で
あるインクが付着すると、感光体上の電荷が移動して静
電潜像が滲んでしまう“画像流れ”等の画像劣化を起こ
してしまう。また定着器の定着ローラや搬送ローラにお
いてはOHPシート上のインクが定着ローラや搬送ロー
ラに付着し、次に搬送された記録媒体にインクが再付着
してしまういわゆる“オフセット”といわれる画像欠陥
を発生させる恐れがあった。これら前述の問題点は、感
光体や定着ローラ、搬送ローラ等に付着したインクに対
して何も対策をしていないことに原因があり、即ち、従
来例のように、従来のインクジェット記録装置と従来の
電子写真装置を組み合わせただけでは、理想とする低価
格なカラープリンタを提供することは難しかった。
【0008】本発明は、インクジェット方式の画像形成
手段によるインク画像を支持した記録媒体による搬送部
材、電子写真方式による画像形成手段の汚染を防止した
画像形成方式の異なる複数の画像形成手段を有する複合
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本出願に係わる第1の発明は、インクジェット方式
による第一の画像形成手段と、電子写真方式による第二
の画像形成手段を備えた複合画像形成装置において、電
子写真方式による第二の画像形成手段は第二の画像形成
手段中の像担持体に圧接されたインク除去手段を設けた
ことを特徴とする。上記構成をとることによって、OH
Pシート等の吸水性の極端に悪い記録部材を該複合画像
形成装置に通紙しても、インク除去手段は感光体上のイ
ンクを除去し、“画像流れ”等のインク付着に伴う画像
欠陥を防止することで、インクジェット方式によるカラ
ー画像と電子写真方式によるモノクロテキスト画像の混
在した、良好な複合画像を得ることが出来る。また本出
願に係わる第2の発明は、インクジェット方式による第
一の画像形成手段と、電子写真方式による第二の画像形
成手段を備えた複合画像形成装置において、電子写真方
式による第二の画像形成手段は、記録媒体上のトナー像
に接して該記録媒体上に該トナー像を固定する定着手段
を有し、該定着手段は該定着手段に圧接されたインク除
去手段を具備することを特徴とする。上記構成において
インク除去手段は定着手段上のインクを除去し、インク
の“オフセット”等の画像欠陥を防止する。
【0010】本出願に係わる第3の発明は、第1又は第
2の発明において、インク除去手段に吸水性を有するス
ポンジ部材を用いることを特徴とし、簡易な構成でイン
ク除去の効率を向上させる。
【0011】本出願に係わる第4の発明は、第1又は第
2の発明において、インク除去手段に吸水性を有するブ
ラシ部材を用いることを特徴とし、インク除去の効率を
更に向上させる。
【0012】本出願に係わる第5の発明は、第1の発明
において、上記インク除去手段を電子写真方式による第
二の画像形成装置中の転写手段又はクリーニング部材と
兼用する事を特徴とし、簡易な感光体のインク除去を行
う。
【0013】本出願に係わる第6の発明は、インクジェ
ット方式による第一の画像形成手段と、電子写真方式に
よる第二の画像形成手段を備えた複合画像形成装置にお
いて、電子写真方式による第二の画像形成手段がインク
汚染された際に、ベタ白画像もしくはベタ黒画像を出力
するクリーニングモードを備えたことを特徴とする。こ
のような構成をとることによって、感光体および定着ロ
ーラ上に付着したインクを記録媒体である紙上に転写
し、インク汚染に伴う種々の問題を解決する。
【0014】本出願に係わる第7の発明は、第1又は第
2もしくは第6の発明において、前記インクジェット方
式による第一の画像形成手段がインク吐出用の熱エネル
ギーを発生するための電気熱変換体を備えていることを
特徴とする。
【0015】本出願に係わる第8の発明は、第7の発明
において、前記インクジエット方式による第一の画像形
成手段が前記電気熱変換体によって印加される熱エネル
ギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よ
りインクを吐出させるとを特徴とする。
【0016】本出願に係わる第9の発明は、第1の発明
において、電子写真方式による画像形成手段は、帯電手
段、現像手段、クリーニング手段、インク除去手段の内
少なくとも一つと像担持体を一体的にして画像形成装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジを備えたことを
特徴とする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明を
加える。
【0018】〔実施例1〕実施例1として、図1に本発
明に基づく複合画像形成装置の構成を示す。該複合画像
形成装置はコンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末装置であり、該情報は情報処理機器HCより送られた
画像信号を複合画像形成装置中のインタープリタIを通
して入力し、不図示の画像処理部にてカラー画像とモノ
クロテキスト部とに分離し、それぞれ画像形成手段A,
Bに送信する。画像形成手段Aはインクジェット方式に
よりカラー画像部の印字を行い、画像形成手段Bは電子
写真方式によりモノクロテキスト部の印字を行う。
【0019】以下に、各々の画像形成手段の構成を詳し
く説明する。
【0020】(第一の画像形成手段Aの構成)第一の画
像形成手段Aの構成を図2に示す。
【0021】第一の画像形成手段Aは簡易で安価なカラ
ー記録を行うためのものであり、ここで前記記録手段
は、記録ヘッド16からインクを吐出して記録するイン
クジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッ
ド16は微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこ
の液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用
部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生す
るエネルギー発生手段を備えている。
【0022】前記エネルギーを発生するエネルギー発生
手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記
録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、該発
熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を
用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子
等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出さ
せるエネルギー発生手段を用いた記録方法等がある。
【0023】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用でき、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0024】図2に示すように、前記記録手段におい
て、記録ヘッド16は複数配列のインク吐出口を矢印a
方向に有しており、シアンC、マゼンタM、イエロー
Y、ブラックBK、のそれぞれの色インク用ヘッドから
構成されている。各々のインクは、インク供給チューブ
17を介してインクタンク18より各記録ヘッド16へ
供給される。この記録ヘッド16はキャリッジ19に搭
載されており、キャリッジ19は駆動プーリ20aと従
動プーリ20b間に張設されたベルト21の一部に固定
され、図示しないガイドに沿って図2の矢印b方向へ高
精度で駆動される。インクタンク18は駆動プーリ22
aと従動プーリ22b間に張設されたベルト23の一部
に固定され、記録ヘッド16と同様に図示しないガイド
に沿って矢印b方向に移動可能である。記録ヘッド16
が図示しないガイドに沿って矢印b方向に25.4mm
移動する間に、一つの液体吐出口は300回インクを吐
出可能である。インク供給チューブ17に加わるストレ
スを解消し、キャリッジ19とは別駆動とすることによ
って、比較的重量体であるインクタンク18を移動させ
ることで発生する振動等の記録ヘッド16側への伝播経
路を断っている。
【0025】記録媒体Pは第1レジストローラ対12
a,12bと搬送ローラ対13a,13bて挟持され、
両ローラ対12a,12bと13a,13b間で記録ヘ
ッド16による記録が行われる。尚、搬送ローラ対13
a,13bの搬送速度は第1レジストローラ対12a,
12bの搬送速度よりもやや大きくなるように設定して
あり、両ローラ対12a,12bと13a,13b間で
記録媒体Pが平面を保つように構成されている。前記記
録媒体Pが平面を保つようにするために、平面部を有す
るプラテン24に記録媒体Pを静電吸着やエアによる吸
引吸着を行うようにしてもよい。
【0026】そして停止している記録媒体Pに対して、
画像信号に応じて記録ヘッド16による記録が記録媒体
Pの左端側より開始され、記録ラインLのように行われ
て右端まで達し、一行分の記録が終了するとキャリッジ
19とインクタンク18が左端まで戻る。この間に記録
媒体Pは一行分の長さWだけ図3の矢印a方向に第1レ
ジストローラ対12a,12b及び搬送ローラ対13
a,13bによって送られ、再び停止する。このような
動作を繰り返して記録媒体Pにカラー記録が行われる。
【0027】第一の画像形成手段Aによりカラー画像を
形成された記録媒体Pは、第1レジストローラ対12
a,12bおよび搬送ローラ対13a,13bによって
第一の画像形成手段Aから排出され、第二の画像形成手
段Bへ搬送される。
【0028】(第二の画像形成手段Bの構成)次に第二
の画像形成手段である電子写真装置の構成を図3に示
す。
【0029】第二の画像形成手段Bは第一の画像形成手
段においてカラー画像の形成された記録媒体P上に、高
精細なモノクロ・テキスト画像を高速に付与する。
【0030】潜像担持体としての感光ドラム1は有機半
導体、アモルファスシリコン等の光導電性半導体材料よ
り形成することが可能である。
【0031】尚、本実施例では像担持体として感光ドラ
ムを例示しているが、像担持体はこれに限定する必要は
なく、例えば次のものが含まれる。まず感光体としては
光導電層が用いられ、光導電体としては例えばアモルフ
ァスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チ
タン及び前記した有機光導電体(OPC)等が含まれ
る。また前記感光体を搭載する形状としては、例えばド
ラム状、ベルト状等の回転体及びシート状等が含まれ
る。尚、一般的にはドラム状又はベルト状のものが用い
られており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、
前述のようにアルミ合金等のシリンダー状に光導電体を
塗布或は蒸着等したものである。
【0032】実施例は負帯電性有機半導体を感光ドラム
に用いた。上記感光ドラム1に所定圧力をもって接触さ
れた帯電ローラ2は、105 〜107 Ωの抵抗値を有す
る。帯電ローラ2は感光ドラム1の回転に従い従動回転
し、感光ドラム1を所定の帯電電位まで帯電する。ここ
で帯電ローラ2には、感光ドラム1の均一帯電を図り、
帯電電位相当の直流電圧に加え、放電しきい値の2倍以
上のピーク値を有する交流電圧を重畳し帯電ローラ2に
印加している。実施例1では例として直流電圧−700
V、交流電圧2kV(Vpp)を印加している。該帯電
方法を用いることにより感光ドラム1の表面は帯電電位
である−700Vまで均一に帯電される。次に感光ドラ
ム1は、画像信号に対応して点灯する半導体レーザー光
3により露光され、静電潜像を形成する。現像スリーブ
28は該感光ドラム1と300μmの間隙をもって配置
されている。該現像スリーブ28は規制部材29により
負帯電性現像剤T(以下トナーTと称する)を厚さ50
μmで塗布し、感光ドラム1側に搬送を行い、現像電源
28aより印加される現像バイアスにより、感光ドラム
1へ静電潜像の現像を行う。ここで規制部材29として
は厚さ1mmのウレタン弾性体を用いたが、各種弾性体
さらには各種金属薄板でも構わない。
【0033】現像により形成された感光ドラム1上のト
ナー像は転写ローラ5にて記録媒体Pに転写される。こ
こで転写ローラ5は108 Ωの抵抗を有するEPDMス
ポンジ(エチレンプロピレンゴム)であり、該転写ロー
ラ5に転写電源5aより+2kVの直流電圧を印加する
ことで感光ドラム1上のトナー像を記録媒体Pに転写し
ている。その後、記録媒体Pは感光ドラム1より分離さ
れ、続いて定着ローラ6・加圧ローラ7間に搬送され
て、定着後に永久像となり、排紙トレイ25に排紙され
る。ここでいう定着ローラ6はオンデマンド型であり、
厚さ50μmのポリイミド樹脂フィルム中にヒータ6a
が設置され、該フイルムは無端で周回するように支持さ
れている。該ヒータ6aは定着ローラ6と加圧ローラ7
のニップの幅にわたり記録媒体Pを加熱し、トナーTを
定着する。該ポリイミド樹脂フィルムは熱容量が小さい
ため、ニップ部のみの迅速な温度上昇が可能である。一
方、転写ローラ5で転写されずに残った感光ドラム1上
の現像剤Tは、トナークリーニング装置8にて除去さ
れ、感光ドラム1は次の画像形成プロセスに供される。
【0034】次に図1により記録媒体Pの搬送に伴うイ
ンク汚れについて詳しく説明する。最初、記録媒体Pは
給紙トレイ11中に積層されており、最上部の1枚が給
紙ローラ10により給紙トレイ11から画像形成手段A
へ送出される。記録媒体Pは画像形成手段A中で第1レ
ジストローラ対12a,12b及び搬送ローラ対13
a,13bにより1行若しくは複数行分若しくは複数行
分移動しつつ(増分移動)インクジェットの記録ヘッド
16によってカラー画像を形成される。即ち、記録ヘッ
ド16通過後の記録媒体P上にはインク滴が存在し、該
インク滴はOHPシートなど吸水性の悪い記録媒体Pに
は浸透せずに搬送されていく。
【0035】ここで搬送上ローラ13bはインク面に接
触する可能性があるため、表面にフッ素系高分子をコー
ティングすることでインクの付着を防ぎ、さらにインク
との接触面積を小さくするため搬送上ローラ13bは図
4に示したように心軸13と心軸13b−2に間隔をお
いて複数の幅の細いローラ13b−1より形成されてい
る。搬送上ローラ13bは記録媒体Pを搬送下ローラ1
3bに均一且つ十分に押圧して摩擦力を発生し、記録媒
体Pを空転することなく確実に搬送できるように設計さ
れている。画像形成手段Aによるカラー画像記録が終了
すると、記録媒体Pはプラテン24に沿って移動し、紙
先端検知手段14により位置を検知された後、画像形成
手段Bに搬入されて第2レジストローラ対9a,9bで
一時停止する。ここで紙先端検知手段14は第2の画像
形成開始のタイミングを検知するためのものである。ま
た搬送上ローラ13b同様に、第2レジスト上ローラ9
bもインク滴に接触する可能性があるため、前述の搬送
上ローラ13bと同様、インク面との接触面積を減少さ
せるべく図4のような形状をとって表面へのインク付着
を防いでいる。第2レジストローラ対9a,9bは各先
端検知手段14通過後の一定時間後に感光ドラム1上の
トナー像形成と同期をとって記録媒体Pを一定のプロセ
ススピードにて連続移動せしめ、感光ドラム1と転写ロ
ーラ5の間に搬送する。記録媒体Pはモノクロテキスト
画像を転写された後、定着ローラ6と加圧ローラ7の間
に搬送されて熱定着され、排紙トレイ25に排出され
る。
【0036】以上の手順により記録媒体P上にインクジ
ェット方式のカラー画像と電子写真方式のモノクロテキ
スト画像より成るハイブリッド画像が形成されることに
なるが、感光ドラム1並びに定着ローラ6は良好な画像
を形成するためには記録媒体Pと緊密に接触する必要が
ある。従って記録媒体P上にインク滴が存在する場合に
は、感光ドラム1並びに定着ローラ6がインク面に接触
してしまい、“インク汚れ”が発生する。
【0037】本発明によるところのインク除去手段26
がトナークリーニング装置8より感光ドラム1の回転方
向下流側に存在して、感光ドラム1上に付着した該イン
ク滴を除去する。図3に示したように、インク除去手段
26はホルダ部26aとホルダ部26aに取着されたウ
エブ本体26bより構成され、ウエブ本体26bはホル
ダ部26aによって感光ドラム1に押圧されている。こ
こでウエブ本体26bとしては水性であるインクを多量
に吸収する事が出来るスポンジ部材やフェルト部材が好
ましい。スポンジ部材やフェルト部材は空孔率を高く
(インクの吸収する空間を広げる)、且つスポンジのセ
ル数密度やフェルト繊維の本数密度を上げる(インクと
接触して保持する)ことでインクの吸収量を上げること
が出来る。本実施例ではウエブ本体26bに多孔質であ
るウレタン製のスポンジ部材(セル径250μm)を用
いることでインク除去能力を向上させている。またホル
ダ部26aはステンレス等の剛性を有する部材であり、
ウエブ本体26bを感光ドラム1に対して所定の圧力
で、且つ均一に接触させる働きがある。さらに該インク
除去手段26はトナークリーニング装置8の下流側に存
在するため、トナーにより汚染される事がなく、長期の
使用にわたり安定したインク除去を行うことが出来、ま
た該インク除去手段26は帯電ローラ2の上流側に存在
するため帯電ローラ2をインクで汚染することもなく、
感光ドラム1がインク汚染された際にも良好な静電潜像
を得ることが出来た。
【0038】このような構成を取ることで、インク滴を
有するOHPシート通過後に感光ドラム1がインク汚れ
しても、インク除去手段26により、感光ドラム1に付
着したインクを完全に吸収する事が出来た。
【0039】インク除去手段26と同様にインク除去手
段27が設けられ、ウエブ本体27bはホルダ部27a
によって定着ローラ6に押圧されている。ウエブ本体2
7bにより定着ローラ6に付着したインクを除去する。
インク除去手段27も効率よく水性インクを吸収するた
めに親水性の高い材料が望まれるが、定着ローラ6上に
圧接されるため耐熱性の高い材料であることが好まし
い。本実施例ではウエブ本体27bとして耐熱性ナイロ
ン(商品名)で形成された厚さ10mmのフェルト(林
フェルト製;密度0.25g/cm2 )を用いることに
より、定着ローラ6のインク除去を行った。
【0040】以上のように、電子写真装置の感光ドラム
及び定着ローラにインク除去手段を圧接することで、イ
ンクジェット装置のカラーインクが記録媒体P上で完全
に乾燥せずに電子写真装置に搬送されても、感光ドラム
及び定着ローラにインクが残らず、オフセット及び画像
流れ等の発生することのない、良好なモノクロ・カラー
複合画像が得られた。
【0041】さらに本実施例ではインク除去手段26を
感光ドラム1に常時圧接していたが、インク除去手段を
感光ドラム1に対して離接するように移動可能もしくは
回動可能とする事も可能である。通常の(OHPシート
通紙時以外)複合画像形成時にはインク除去手段を感光
ドラムより離間しておくことで、ウエブ本体26bや感
光ドラム1の磨滅消耗、ならびにウエブ本体26bへの
トナー付着を防ぐ事が出来る。実際にOHPシートの光
透過率を検知するOHPシート判別手段を該複合画像形
成装置中の中間部15に配置し、更にソレノイドコイル
によりホルダ部26aを感光ドラム1に対して進退する
ように駆動することで、通常の複合画像形成時にはイン
ク除去手段を感光ドラム1より離間したところ、ウエブ
本体26bと感光ドラム1との摩擦をなくし、ウエブ本
体26b並びに感光ドラム1の長寿命化と、感光ドラム
1の駆動トルク減少を達成することが出来た。且つOH
Pシート通紙時にはOHPシート判別手段がソレノイド
コイルを駆動して、インク除去手段26を感光ドラム1
に圧接するため、感光ドラム1上のインク汚れは除去さ
れ、良好な画像が得られた。
【0042】また本実施例ではインク除去手段として、
小型化および簡易化のためにウエブを用いたがポリウレ
タン、セルロース、不燃布等の材料よりなる親水性のロ
ーラ、ブラシ、フィルム等をインク除去部材に用いても
同様に効果が得られた。
【0043】〔実施例2〕本発明の第2の実施例を図5
に示す。本実施例は転写ローラを吸水性(親水性)の材
料とすることで感光ドラムよりインクを除去するもので
ある。
【0044】本実施例の基本的な構成は実施例1と同様
であるため概略の説明は援用して、本発明における転写
ローラの構成及び作用について詳細な説明を行う。ただ
し本実施例ではインク除去を転写ローラで行うため、コ
ロナ帯電器32を用いて感光ドラム1を所定の帯電電位
まで帯電しており、コロナ帯電器32は感光ドラム1と
非接触であり感光ドラム1上のインクが付着する恐れが
ない。なお実施例1と同一の符号は同一の部材を表して
いる。
【0045】吸水性転写ローラ30としては、直径6m
mの芯金に体積抵抗108 Ωcm程度のEPDMゴムを
形成し外径21mmとしたものを用いた。該EPDMゴ
ムは連泡型のスポンジゴムであり、その気孔中の空気が
自由自在に移動できる多孔質ゴムであるため、実質的な
表面が広がり水分も吸収しやすく、インクも吸収性が高
い。更にEPDMゴム中に吸水性のある多孔質シリコン
を分散したり、加硫剤の一部として吸湿性の高い酸化マ
グネシウムを用いることで転写ローラの吸水性が向上
し、このような吸水性転写ローラ30を用いることで通
常の転写ローラと較べて、感光ドラム1に付着したイン
クを良好に除去することが出来た。
【0046】ここで吸水性転写ローラ30は非通紙時に
感光ドラム1と直接圧接し、感光ドラム1上のインク汚
れを除去している。したがって該吸水性転写ローラ30
と感光ドラム1の空回転する時間を長くする事でインク
除去の能力をさらに上げることが出来る。
【0047】本実施例におけるインク除去のシーケンス
を図6に示す。前記実施例と同様に、外部情報処理機器
HCよりプリント信号が入力され(S1)、画像形成の
準備が終了すると、給紙トレイ11から記録媒体Pが給
紙され(S2)、第一の画像形成手段A(インクジェッ
ト方式)により記録媒体Pに画像形成された後(S
3)、第二の画像形成手段B(電子写真方式)にて画像
形成し、排紙トレイ25に排紙される(S4)。前記一
連の動作の後に、外部情報処理機器HCにより記録媒体
PがOHPシートと指定されていたか否かを判断する
(S5)。外部情報処理機器により記録媒体PとしてO
HPシート以外、即ち、紙が指定されていた際には、吸
水性転写ローラ30と感光ドラム1は5秒間(感光ドラ
ム5周)空回転し、吸水性転写ローラ30にて感光ドラ
ム1上に付着したインクの除去を行うと共に、公知の技
術により吸水性転写ローラ30にトナーTと同極性の電
圧をかけて、吸水性転写ローラ30よりトナーTのクリ
ーニングも行う(S6)。そして外部情報処理機器HC
より記録媒体PとしてOHPシートが指定された際に
は、吸水性転写ローラ30及び感光ドラム1を10秒間
(感光ドラム10周)の空回転を行い、吸水性転写ロー
ラ30により感光ドラム1のインク除去を紙の時よりも
促進し、感光ドラム1上のインクを完全に除去し(S
7)、複合画像形成動作を完了する(S8)。
【0048】前述したように、転写ローラとして吸水性
の高いスポンジ部材を用い、画像形成後に感光ドラム1
並びに吸水性転写ローラ30を空回転する事により、感
光ドラム1上のインクを除去でき、次の画像形成を行っ
た際に、“画像流れ”等の画像劣化をなくすことが可能
になった。
【0049】さらに記録媒体PとしてOHPシートが選
択された場合には、紙が選択された時よりも画像形成後
の感光ドラム1及び吸水性転写ローラ30の空回転時間
を延長することで、記録媒体PとしてOHPシートが選
択され画像形成された後にも“画像流れ”のない良好な
画像を得ることが出来た。
【0050】ここでOHPシートを指定する手段として
は外部情報処理機器HCより指定していたが、該複合画
像形成装置上に指定ボタンを配置する方法や、該複合画
像形成装置の記録媒体Pの搬送路中にOHPシート判別
手段を設ける方法、等の何れの方法によっても可能であ
る。
【0051】なお、本実施例において転写ローラ30並
びに転写電源は特開平2−123385号公報で公知の
ATVC制御(Activ Transfer Vol
tage Contol)をされている。ATVC制御
することで吸水性転写ローラ30がインクを多量に吸収
して電気抵抗値が低下しても、適切な転写電圧が印加さ
れるため、転写不良のない良好な電子写真画像を得るこ
とが出来た。
【0052】また本実施例において吸水性転写ローラ3
0は感光ドラム1の周速に対して1%だけ高速に駆動さ
れているため、感光ドラム1上のトナー像を記録媒体P
上に転写する際に画像の“中抜け”を防ぐと同時に、非
通紙時には吸水性転写ローラ30が感光ドラム1に直接
圧接するため、感光ドラム1を摺擦する事でインク除去
の効率を向上している。
【0053】更に吸水性転写ローラ30の周速を可変と
し、画像形成後の感光ドラム1及び吸水性転写ローラ3
0の空回転時には感光ドラム1と吸水性転写ローラ30
の周速差を大きくすることでインク除去の効果を上げる
ことが出来た。感光ドラム1と吸水性転写ローラ30の
周速差を上げることでインク除去能力は向上するが、吸
水性転写ローラ30の周速差としては感光ドラムに対し
順方向30%以内、逆方向20%以内であれば駆動モー
ターに大きな負担をかけずに駆動することができ、より
一層のインク除去が行われた。
【0054】また本実施例においては親水性の転写ロー
ラをインク除去部材兼用として用いたが、転写ローラ以
外に、トナークリーニング装置に採用される場合のクリ
ーニングローラや感光ドラムを一様帯電する帯電ローラ
にも親水性の材料を用いればインク除去部材と兼用して
インク除去の効果を得ることが可能である。
【0055】〔実施例3〕本発明の第3の実施例を図7
に示す。本実施例はインク吸収部材として吸水性の高い
ブラシを用いることで感光ドラムよりインクを除去する
ものである。
【0056】本実施例の基本的な構成は実施例1及び実
施例2と同様であるため、概略の説明は援用して、本発
明におけるインク除去ブラシの構成及び作用について詳
細な説明を行う。なお前記実施例と同一の符号は同一の
部材を表している。
【0057】図7における回転ブラシとなっているイン
ク除去ブラシ31は、感光ドラム1と圧接された状態で
感光ドラム1と互いの周面がカウンタ方向に対ドラム周
速比200%で駆動されている。
【0058】ここでインク除去ブラシ31はトナークリ
ーニング装置8中に存在しており、通常の画像形成時は
上記のように対ドラム周速比200%で回転し、転写ロ
ーラ5において記録媒体Pに転写されなかった感光ドラ
ム1上の残留トナーを攪乱している。インク除去ブラシ
31により感光ドラム1上に均された残留トナーはクリ
ーニングブレード33により容易に剥ぎ取られトナーク
リーニング装置8に収納される。即ちインク除去ブラシ
31はトナークリーニング装置8中に配設することでト
ナークリーニングの効率をも向上させることができる。
【0059】次にOHPシート等のインク吸水性の悪い
記録媒体を通紙した際には、OHPシート上のインクが
感光ドラム1に付着する。このとき吸水性を有するイン
ク除去ブラシ31は感光ドラム1を均一に摺擦するた
め、インクを掻き取ることが出来る。ここで感光ドラム
1より掻き取られるインク量はインク除去ブラシ31の
周速に依存しており、感光ドラム1との周速差が大きい
ほどインク除去能力は向上した。したがって本実施例で
はインク除去ブラシ31を感光ドラム1とカウンタ方向
に対ドラム周速比200%で回転し、十分なインク除去
能力を得て、画像形成時におけるインクによる画像欠陥
を防止した。
【0060】さらに、感光ドラム1上のインクをより効
果的に除去するためにはインク除去ブラシ31として吸
水性の高い材質を用いるだけでなく、吸水性の高い糸を
高密度で植毛して、感光ドラム1との接触面積を広げる
ことが望ましい。さらに感光ドラム1へ損傷を与えない
ためには柔軟な材質のブラシが好ましく、本実施例にお
いてインク除去ブラシ31は太さ50μmのレーヨン糸
を密度10万本/inch2 にて、外径が4mmの芯金
上に均一に植毛して外径が12mmのブラシを形成して
いる。
【0061】なおインク除去ブラシ31表面を親油性の
トナーTが完全に被覆してしまうと、親水性であるイン
ク除去ブラシ31本来のインク除去効果がトナーTによ
って妨害されるため、インク除去ブラシ31にはクリー
ニングパッド34が圧接されている。インク除去ブラシ
31上のトナーはクリーニングパッド34により除去さ
れ、親水性であるインク除去ブラシ31は良好なインク
除去能力を維持できる。またクリーニングパッド34を
実施例1で用いた親水性材料により形成したところ、イ
ンク除去ブラシ31に付着したインクをも吸収し、イン
ク除去能力を更に向上させることが出来た。
【0062】また通常の画像形成時における本体モータ
ーの駆動トルクを抑えるために、画像形成手段B中の感
光ドラム1がOHPシート通紙により汚染された時の
み、インク除去ブラシ31を感光ドラム1に圧接してイ
ンク除去を行う機構を設けるようにしてもよい〔実施例
4〕実施例4は感光ドラム1及び定着ローラ5がインク
汚れしたときに、該感光ドラム1及び該定着ローラ6を
クリーニングするモードを有することを特徴とした複合
画像形成装置である。
【0063】本実施例の基本的な構成は実施例1若しく
は実施例2と同様であるため、概略の説明は援用して、
図8に基づき本実施例におけるクリーニングモードの作
動原理について詳細な説明を行う。なお実施例1および
実施例2と同一の符号は同一の部材を表している。
【0064】本クリーニングモードは感光ドラム上のイ
ンク汚れを記録媒体である普通紙を通紙する事で、除去
する事を特徴としている。そして本実施例において該ク
リーニングモードは感光ドラム1上のインクの状況によ
り2種類のモードを有している。
【0065】(第一のクリーニングモード)第一のクリ
ーニングモードは感光ドラム1上の水性インクが未だ完
全に乾燥せず、インク滴として存在するときに特に有効
である。これは感光ドラム1がインクで汚染された際
に、第一の画像形成手段、第二の画像形成手段でそれぞ
れインク吐出、トナー像形成を行わずに(ベタ白画
像)、記録媒体の紙P′を通紙し、感光ドラム1や定着
ローラ6上のインクを紙P′に付着させることによりイ
ンクを除去する。OHPシートに複合画像形成すること
でインク汚染された感光ドラム1も、数枚のベタ白画像
を電子写真装置中に通過させることで、感光ドラム1と
定着ローラ6上よりインク滴は除去され、良好な画像が
得られた。
【0066】さらに紙P′と感光ドラム1のニップ、並
びに紙P′と定着ローラ6のニップで紙搬送を各々一時
停止することで、紙P′と感光ドラム1、定着ローラ6
の間に周速差を設けてインク除去の能力を一段と向上す
ることが出来た。以下にそのシーケンスを図9に従って
説明する。
【0067】まず、この第一のクリーニングモードは本
複合画像形成装置の使用者が誤ってOHPシート等の非
常にインク浸透性が悪い記録媒体を通紙して、電子写真
装置を汚染した際に、使用者が該複合画像形成装置本体
のクリーニングモード指定手段CMDもしくは外部の情
報処理機器HCより第一のクリーニングモードを指定す
ることで機能する(S1−1)。
【0068】STEP1は記録媒体として給紙トレイ1
1中に保持されていた紙P′をインクジェット方式であ
る画像形成手段Aを通過させる過程である。使用者によ
り第一のクリーニングモードが指定されると給紙ローラ
10より紙P′が給紙される(S1−2)。紙P′は第
1レジストローラ対12a,12b、及び搬送ローラ対
13a,13b、によってプラテン24上を移動する
が、このときインクジェット記録ヘッド16は動作せず
紙P′は白紙のまま電子写真方式である画像形成手段B
に送られる(S1−3)。次にSTEP2において感光
ドラム1上のインクを除去する。紙先端検知手段14を
通過した紙P′は紙先端検知手段14により位置を検知
されてタイミングをとり(S2−1)、画像形成手段B
において感光ドラム1と転写ローラ5間に紙P′が搬入
されると同時に第2レジストローラ対9a,9b、転写
ローラ5が停止するようになっている(S2−2)。こ
こで感光ドラム1だけは回転しており、即ち、感光ドラ
ム1は停止した紙P′上に圧接された状態で回転するた
め、紙P′と積極的に摺擦され、感光ドラム1上のイン
クは紙P′に除去される(S2−3)。
【0069】本実施例では感光ドラム1を5周回転させ
て十分なインク除去を行った後に、第2レジストローラ
対9a,9b、転写ローラ5を再び回転し、紙P′を定
着ローラ6へ搬送している(S2−3)。
【0070】次に該クリーニングモードはSTEP3に
より定着ローラのクリーニングを行うため、紙P′にお
いて前述した感光ドラム1上のインクを吸収した部分と
は別の部分が定着ローラ6に圧接される状態まで紙P′
を搬送し(S3−1)、定着ローラ6、加圧ローラ7の
ニップに侵入したか否かが定着手段6,7の出口側に設
けた紙P′の先端を検出する不図示のセンサにより検出
され(S3−2)STEP4へ進む。
【0071】そしてSTEP4では定着手段のクリーニ
ングを行う。感光ドラム1と転写ローラ5で紙P′を狭
持したまま、感光ドラム1、転写ローラ5及び加圧ロー
ラ7を停止することで紙搬送を停止し(S4−1)、し
たがって定着ローラ6は停止した紙P′上で回転し摺擦
されるため、定着ローラ6上のインクは効果的に除去さ
れる(S4−2)。前述の感光ドラム1のインク除去と
同様に、定着ローラ6が5周回転すると、感光ドラム1
及び転写ローラ5は再び回転し、インクを吸収した紙
P′は排紙トレイ25に搬送されるようになっている
(S4−3)。
【0072】ここで紙P′を感光ドラム1及び定着ロー
ラ6のニップで確実に停止するため、第2レジストロー
ラ対9a,9b、転写ローラ5並びに加圧ローラ7とし
て摩擦の大きな材料が適当であり、一方感光ドラム1、
定着ローラ6としては摩擦の小さな材料が適している。
本実施例では摩擦を小さくするためにテフロン分散ドラ
ムとフッ素樹脂コート定着ローラを用いている。
【0073】このように、第一のクリーニングモードを
用いることで感光ドラム上のインク滴を除去することが
可能となった。さらに通紙する紙としては普通紙だけで
はなく、クリーニングモード時のみ吸水性パルプ紙等の
吸水性の高い紙を通紙してみたところ、より一層のイン
ク除去が確認された。
【0074】また紙を搬送路途中で停止させることなく
ベタ白画像を電子写真装置中を通過させるだけでも、本
実施例ほどではないが、インク滴除去の効果は見られ
た。
【0075】(第二のクリーニングモード)第二のクリ
ーニングモードは感光ドラム1上で乾燥してしまったイ
ンクの除去を主な目的としている。以下、第二のクリー
ニングモードの動作手順を図10に従って説明する。
【0076】使用者がクリーニングモード指定手段CM
D又は情報処理機器HCを操作して第二のクリーニング
モードが指定されると(S5−1)、STEP5とし
て、前述の第一のクリーニングモードと同様に紙P′は
白紙の状態で電子写真方式である画像形成手段Bに搬入
される(S5−2,S5−3)。するとSTEP6とし
て、紙先端検知手段14が紙P′の先端を検知すると
(S6−1)において第二のクリーニングモードは現像
手段4によりトナーTを感光ドラム1全面に形成し、通
常の電子写真プロセスにおけるベタ黒画像を出力する
(S6−2)。ここで転写ローラ5は感光ドラム1より
も1%速く回転しているため、このベタ黒トナー像は紙
P′に転写される際に、感光ドラム1の表面を摺擦、研
磨する。したがって感光ドラム1表面に固着したインク
はトナーTと強く摺擦されることにより、感光ドラム1
上から剥離し、トナーTとともに紙P′へと転写される
か、もしくはクリーニング装置8で除去されることとな
る。その後、紙P′は排紙され(S6−3)第二のクリ
ーニングモードが終了する(S6−4)。
【0077】このように第二のクリーニングモードはベ
タ黒画像を形成することで、トナーTが感光ドラム1上
のインクと摩擦し、感光ドラム1に固着したインクの除
去を効率的に行う事が出来た。
【0078】従って、さらにトナーT中に研磨剤を混入
することでインク除去の効果を向上させることも可能で
ある。
【0079】このように本実施例によれば、第一のクリ
ーニングモード並びに第二のクリーニングモードを用い
ることにより、インク吸収部材を別途設けずに感光ドラ
ム1上のインク除去を行うことも可能となった。
【0080】また該クリーニングモードはクリーニング
モード作動時には一枚から数枚の記録媒体Pを消費して
しまうため、実施例1および実施例2のインク除去方法
と併用して、インク除去効果を向上させる事が望まし
い。
【0081】〔その他の実施例〕前述した実施例では画
像形成方式の異なる複数の画像形成手段として、電子写
真方式とインクジェット記録方式を例示したが、本発明
はこの記録方式に限定する必要はなく、例えば感熱記録
方式や熱転写記録方式等を採用することも可能である。
【0082】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット方式を用いたが、このインクジェット記録
方式にあっては、以下のような構成にすると更に好まし
い。
【0083】即ち、記録信号に応じて電気熱変換体に通
電し、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギ
ーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生
ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口より吐出
して記録を行うように構成すると更に好ましい。
【0084】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同474079
6号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行う
ものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コン
ティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオン
デマンド型の場合には、液体(インク)が保持されてい
るシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体
に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的に
この駆動信号に一対一で対応した液体内の気泡を形成で
きるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出
用開口を介して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴
を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時
適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体
の吐出が達成でき、より好ましい。
【0085】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同4345262号明
細書に記載されているようなものが適している。
【0086】尚、前記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、更に優れた記録を行うことができ
る。
【0087】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線上液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、同第4459
600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるもので
ある。
【0088】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基づいた構成とし
ても本発明の効果は有効である。即ち、記録ヘッドの形
態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を
確実に効率良く行うことができるようになるからであ
る。
【0089】更に、画像形成装置が記録できる記録媒体
の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記
録ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。
【0090】そのような記録ヘッドとしては、複数の記
録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満たす構成
や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成
のいずれでも良い。
【0091】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或はキャリッ
ジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装置
本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップ
タイプの記録ヘッド、或は記録ヘッド自体に一体的にイ
ンクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッ
ドを用いても良い。
【0092】また前述した実施例の画像形成装置で用い
られたインクジェット記録方式として、記録ヘッドの回
復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の
効果を一層安定できるので好ましいものである。これら
を具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピン
グ手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱
変換タイプ或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み
合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予
備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有
効である。
【0093】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数の入口にに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組み合わせによるいずれ
でも良いが、異なる色の複色カラー、または混色による
フルカラーの少なくとも1つを備えた装置にも適用し得
る。
【0094】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或はインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの
粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一
般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状を
なすものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギー
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、
またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化す
るインクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギー
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点
ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギー
によつて初めて液化する性質のインクを使用する場合適
用可能である。
【0095】このような場合のインクは特開昭54−5
6847号公報或は特開昭60−71260号公報に記
載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状
または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に
対して対向するような形態としても良い。上述した各イ
ンクに対しても有効なものは、前述した膜沸騰方式を実
行するものである。
【0096】また前述画像形成装置の形態としては、コ
ンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末装置として
用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装
置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態
をとるもの等であつても良い。
【0097】各実施例において、電子写真方式による画
像形成手段Bの内画像形成部はプロセスカートリッジと
することができる。このプロセスカートリッジは帯電ロ
ーラ2、現像手段4、トナークリーニング装置8、イン
ク除去手段26の内少くなくとも一つと、感光ドラム1
を一体的なカートリッジとし画像形成装置本体に着脱自
在なものをいう。
【0098】このようなプロセスカートリッジとするこ
とにより、電子写真方式による画像形成手段Bの点検、
保守が容易となる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
及び第2の発明によれば高速高品位なモノクロテキスト
画像に低コストでカラー画像を付与することが可能な複
合画像形成装置において、該複合画像形成装置使用者が
誤ってOHPシート等のインク吸収性の悪い記録媒体を
通紙した際にも、像担持体および定着手段よりインクを
除去することで、インクのオフセットや、画像流れ等の
ない良好なモノクロ−カラー複合画像を得ることが出来
た。
【0100】本出願に係る第3の発明によれば、第1又
は第2の発明において、吸水性スポンジ部材をインク除
去部材として用いることで、簡易な構成で良好なインク
除去効果が得られた。
【0101】本出願に係る第4の発明によれば、第1又
は第2の発明において、吸水性ブラシ部材をインク除去
部材として用いることで接触面積を増やし、更に良好な
インク除去効果が得られた。
【0102】本出願に係る第5の発明によれば、第1の
発明において、インク除去手段を転写ローラ又はクリー
ニング部材と兼用することで、電子写真方式による画像
形成手段がインク汚染されたときのインク除去手段を低
コストで提供できる。
【0103】本出願に係る第6の発明によれば、該複合
画像形成装置がベタ白画像もしくはベタ黒画像を出力す
るクリーニングモードを備えることにより、低コストで
インクの除去が可能となる。
【0104】本出願に係る第7の発明によれば、第1又
は第2もしくは第6の発明において、インクジエット方
式による第一の画像形成手段がインク吐出用の熱エネル
ギーを発生するための電気熱変換体を備えていることに
より、簡単な記録ヘッドの構成でインクの吐出が可能で
ある。
【0105】本出願に係る第8の発明によれば、第7の
発明の記録手段が前記電気熱変換体によって印加される
熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して
吐出口よりインクを吐出させるこで、即時適切なインク
の吐出ができるため、高画質で高速な画像形成が可能で
ある。
【0106】本発明の第9の発明は、第1の発明におい
て、像担持体と電子写真画像形成プロセス手段及びイン
ク除去手段の内少なくとも1つを画像形成装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジとしたから、電子写真方
式による画像形成手段の点検、保守が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】インクジェット方式画像形成手段の斜視図であ
る。
【図3】電子写真方式画像形成手段の概略構成を示す縦
断面図である。
【図4】搬送上ローラ、第1レジストローラの上ローラ
の斜視図である。
【図5】本発明の実施例2の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図6】本発明の実施例2のフローチャート図である。
【図7】本発明の実施例3の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図8】本発明の実施例4の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施例の第一のクリーニングモ
ードのフローチャート図である。
【図10】本発明の第4の実施例の第二のクリーニング
モードのフローチャート図である。
【図11】従来の複合画像形成装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 6 定着ローラ 7 加圧ローラ 8 トナークリーニング装置 9 第2レジストローラ 10 給紙ローラ 12 第1レジストローラ 13 搬送ローラ 16 インクジェット・記録ヘッド 26,27 インク除去手段 30 吸水性転写ローラ 31 吸水性ブラシローラ 34 クリーニングパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 103 B41J 3/04 101Z 21/00 376 G03G 15/00 556 (72)発明者 児野 康則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット方式による第一の画像形
    成手段と、電子写真方式による第二の画像形成手段を備
    えた複合画像形成装置において、電子写真方式による第
    二の画像形成手段は、第二の画像形成手段中の像担持体
    に圧接されたインク除去手段を設けたことを特徴とする
    複合画像形成装置。
  2. 【請求項2】 インクジェット方式による第一の画像形
    成手段と、電子写真方式による第二の画像形成手段を備
    えた複合画像形成装置において、電子写真方式による第
    二の画像形成手段は、記録媒体上のトナー像に接して該
    記録媒体上にトナー像を固定する定着手段を有し、該定
    着手段は該定着手段に圧接されたインク除去手段を具備
    することを特徴とする複合画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記インク除去手段に吸水性を有するス
    ポンジ部材を用いることを特徴とした請求項1又は2記
    載の複合画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記インク除去手段に吸水性を有するブ
    ラシを用いることを特徴とした請求項1又は2記載の複
    合画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記インク除去手段を電子写真方式によ
    る第二の画像形成手段中の転写手段又はクリーニング部
    材と兼用にすることを特徴とした請求項1記載の複合画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 インクジェット方式による第一の画像形
    成手段と、電子写真方式による第二の画像形成手段を備
    えた複合画像形成装置において、電子写真方式による第
    二の画像形成手段がインク汚染された際に、ベタ白画像
    もしくはベタ黒画像を出力するクリーニングモードを備
    えたことを特徴とする複合画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット方式による第一の画
    像形成手段がインク吐出用の熱エネルギーを発生するた
    めの電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項
    1、又は2若しくは6記載の複合画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット方式による第一の画
    像形成手段が前記電気熱変換体によって印加される熱エ
    ネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出
    口よりインクを吐出させるとを特徴とする請求項7記載
    の複合画像形成装置。
  9. 【請求項9】 電子写真方式による画像形成手段は、帯
    電手段、現像手段、クリーニング手段、インク除去手段
    の内少なくとも一つと像担持体を一体的にして画像形成
    装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の複合画像形成装置。
JP7096279A 1995-03-29 1995-03-29 複合画像形成装置 Pending JPH08272258A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274883B2 (en) * 2005-03-22 2007-09-25 Marvell International Technology Ltd. Hybrid printer and related system and method
JP2008056379A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Ricoh Elemex Corp 搬送・排紙装置

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