JPH08271608A - スーパーレゾリューションアレイ装置 - Google Patents
スーパーレゾリューションアレイ装置Info
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- JPH08271608A JPH08271608A JP7076284A JP7628495A JPH08271608A JP H08271608 A JPH08271608 A JP H08271608A JP 7076284 A JP7076284 A JP 7076284A JP 7628495 A JP7628495 A JP 7628495A JP H08271608 A JPH08271608 A JP H08271608A
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Abstract
化を実現する。 【構成】 各アンテナ素子1〜Nの捕捉信号を周波数変
換器11〜1Nで中間周波数帯に周波数変換した後、A
/D変換器21〜2Nでデジタル信号に変換して、素子
データとしてレーダ動作の1パルス繰り返し周期分メモ
リ3に記憶し、その記憶素子データについて、乗算器4
1〜4Nで第1の複素ウェイトを付加して合成回路6で
合成し、減算回路71〜7(N−1)で互いに隣接する
データ間の差分データを得て、乗算器81〜8(N−
1)で第2の複素ウェイトを付加して合成回路10で合
成し、両合成データについて減算回路A1で差分データ
を求め、隣接データ間の差分データと共にSRA処理回
路9に入力し、当該回路9にて入力データから同一レン
ジ、同一速度を持つビーム幅内の複数目標を角度方向に
分解して第1、第2の複素ウェイトを算出するようにし
た。
Description
た複数目標の方向を探知するためのスーパーレゾリュー
ションアレイ(以下、SRAと略す)装置に関する。
けるスーパーレゾリューション技術は、同一レンジ、同
一速度を持つビーム幅内の複数目標を角度方向に分解す
る技術である。この代表的な方式として、アダプティブ
技術を用いる方式(K.Takao,“An Adaptive Array Util
izing an Adaptive Spetial Averaging Technique forM
ultipath Environments”, IEEE Trans. AP., vol.AP-3
5, No.12, pp.1389-1396, Dec.(1987) )がある。この
方式によるSRA装置の構成を図2に示す。
り、それぞれの素子出力は周波数変換器11〜1Nによ
って中間周波数帯に周波数変換された後、A/D変換器
21〜2Nでデジタル信号(以下、素子データと称す
る)に変換される。各素子データはSRA処理回路5に
供給され、同時に乗算器41〜4Nに供給される。
の素子データから同一レンジ、同一速度を持つビーム幅
内の複数目標を角度方向に分解し、その結果から各素子
データに対する複素ウェイトを算出する。各乗算器41
〜4NはSRA処理回路5で算出された複素ウェイトを
入力素子データに付加して出力する。このように、SR
A処理回路5からの複素ウェイトを付けられた素子デー
タは合成回路6で合成され、SRAデータとして出力さ
れる。
ルを拘束する一般的な方式を用いた場合で考える。複数
目標が存在する場合、考えられる方向で所用の分解能が
得られるように角度分解し、それぞれの方向に順次拘束
条件を設定し、アダプテーションを行う。そして、アダ
プテーション後のビーム出力をディスプレイすれば、拘
束方向以外の波が除去されたSRAの出力が得られるこ
とになる。
とき、他の目標と互いに相関を持たない場合は拘束条件
方向の目標は除去されないが、レーダで観測する目標の
ように、複数目標信号が互いに相関を持っている場合に
は、電力最小化する目的で拘束条件方向の目標と他の目
標を打ち消す動作となる。したがって、所望の目標信号
を検出することができない。
処理法が提案されている。この処理法は、図3に示すよ
うに、N素子アレイをL素子毎のサブアレイに分割し、
それを1素子ずつずらしたM(M=N−L)個のサブア
レイについて、それぞれ相関マトリクスRxxm (m=
1,2,…,M)を算出する。ここで、
均を表す。そして、各相関マトリクスRxxm の平均をと
ることにより、複数目標間の相関成分を除去する。
向拘束付出力電力最小化法(K.Takao,“An Adaptive An
tenna Array under Directional Constraint”,IEEE Tr
ans. AP., vol.AP-24, pp.662-669, Sept.(1987) )に
よれば、
(4)式の複素ウェイトWopt を算出し、設定した場合
のビーム出力を記録することにより、図4に示すよう
に、近接目標を角度方向に分離したSRA出力が得られ
る。
装置では、(4)式から明らかなように、拘束演算を行
うために複雑な行列演算を行わなければならず、演算に
時間を要するため、SRA出力を得るのに時間がかか
る。また、レーダ動作の場合の処理方法の具体的な構成
例が見当たらない。
のSRA装置では、拘束点の演算のために複雑な行列演
算を要し、SRA出力を得るのに時間がかかっていた。
また、レーダ動作の場合の具体的な構成方法が案出され
ていない。
めになされたもので、ビーム幅内の近接した複数目標を
比較的簡易な演算により高速に分離することができるス
ーパーレゾリューションアレイ装置を提供することを目
的とする。
に、この発明に係るスーパーレゾリューションアレイ装
置は、N(Nは自然数)素子アレイの各アンテナ素子で
捕捉された高周波信号をそれぞれ中間周波数帯に周波数
変換するN個の周波数変換器と、このN個の周波数変換
器の変換出力をそれぞれデジタル信号に変換して素子デ
ータを得るN個のアナログ/デジタル変換器と、このN
個のアナログ/デジタル変換器から出力される素子デー
タを所定時間分、例えばレーダ動作の少なくとも1パル
ス繰り返し周期内の予め予測した目標の距離範囲分記憶
するメモリと、このメモリに記憶された各素子データに
それぞれ第1の複素ウェイトを付加するN個の第1の乗
算器と、このN個の第1の乗算器の出力を合成する第1
の合成回路と、前記メモリに記憶された各素子データに
ついて、互いに隣接するデータ間の差分データを得るN
−1個の第1の減算回路と、このN−1個の第1の減算
回路の出力データにそれぞれ第2の複素ウェイトを付加
するN−1個の第2の乗算器と、このN−1個の第2の
乗算器の出力を合成する第2の合成回路と、前記第1の
合成回路の出力と前記第2の合成回路の出力との差分デ
ータを求める第2の減算回路と、前記N−1個の第1の
減算回路の出力データ及び前記第2の減算回路の出力デ
ータから同一レンジ、同一速度を持つビーム幅内の複数
目標を角度方向に分解し、その結果に基づいて前記第
1、第2の複素ウェイトを算出するスーパーレゾリュー
ションアレイ処理回路とを具備して構成される。
イ処理装置では、各アンテナ素子で捕捉された高周波信
号をそれぞれ周波数変換器で中間周波数帯に周波数変換
した後、それぞれA/D変換器でデジタル信号に変換し
て、素子データとして所定時間分、例えばレーダ動作の
少なくとも1パルス繰り返し周期内の予め予測した目標
の距離範囲分メモリに記憶しておく。そして、メモリに
記憶された各素子データについて、一方でそれぞれ第1
の複素ウェイトを付加して合成し、他方で互いに隣接す
るデータ間の差分データを得て、第2の複素ウェイトを
付加して合成し、両合成データについて差分データを求
め、隣接データ間の差分データと共にスーパーレゾリュ
ーションアレイ処理回路に入力し、当該回路にて入力デ
ータから同一レンジ、同一速度を持つビーム幅内の複数
目標を角度方向に分解し、その結果に基づいて前記第
1、第2の複素ウェイトを算出するようにしている。
詳細に説明する。尚、ここでは説明を簡単にするため、
リニアアレイの場合について考える。また、図1におい
て、図2と同一部分に同一符号を付して示す。
アアレイのアンテナ素子1〜Nでそれぞれ捕捉されたR
F信号は、周波数変換器11〜1Nによって中間周波数
帯に周波数変換された後、A/D変換器21〜2Nによ
りデジタル信号なる素子データxi (i=1,2,…,
N)に変換され、メモリ3にレーダ動作の1PRI(Pu
lse Repetition Interval ;パルス繰り返し周期)分記
憶される。
出され、乗算器41〜4Nで後述のSRA処理回路9か
ら与えられる複素ウェイトが付けられる。このように重
み付け処理された素子データは、合成回路(Σ)6で合
成されると共に、互いに隣接したデータ同士がそれぞれ
減算回路71〜7(N−1)に入力され、その差分デー
タが演算される。
差分データはそれぞれ乗算器81〜8(N−1)でSR
A処理回路9から与えられる複素ウェイトが付けられ、
合成回路(Σ)10で合成される。
と共に減算回路A1に入力され、ここで両者の差分デー
タが求められる。ここで求められた差分データは上記減
算回路71〜7(N−1)で求められた差分データと共
にSRA処理回路9に入力される。このSRA処理回路
9は入力した差分データから同一レンジ、同一速度を持
つビーム幅内の複数目標を角度方向に分解し、その結果
に基づいてメモリ3から読み出される各素子データに対
する複素ウェイト、減算回路71〜7(N−1)から出
力される差分データに対する複素ウェイトを算出する。
上記構成において、以下にSRA処理回路9の具体的な
処理内容を説明する。まず、ビーム出力yは素子データ
xi と複素ウェイトWi を用いて、
とサイドローブ等のビーム形状から決まる係数である。
次に、隣接する素子データの差bi を次式で定義する。
レイを1列ずつずらせたM個の相関行列Rxxm (m=
1,2,…,M;M=N−L−1)を計算し、さらにそ
れらの平均をとってRxxa を算出する。
の成分bm (bi ;i=(m−1)L+1〜mL)を用
いて、ビーム出力yとbm との相関rxym を次式で定義
する。
される。
方式における(4)式の演算が逆行列演算を3回必要と
するのに対して、この発明の方式に係る(14)式の演
算は1回ですむ。よって、この発明による方式を採用す
ることで、演算速度の高速化を実現することができる。
ることによってSRA出力が得られるが、この場合、指
向方向に対してはbi は0である(xi の差信号である
ため)ので、その合成出力も0であり、yの指向方向に
対するレスポンスは変化しない。逆に言えば、指向方向
以外の到来波は最適ウェイトにより除去されることにな
る。したがって、この指向方向を所定の分解能に対して
順次変化させることにより、SRA出力が得られること
になる。
合には、M=N−1,L=1を選び、空間平均処理を行
わずに全開口を用いることができるのは言うまでもな
い。また、メモリ3に記憶する素子データとしては、メ
モリが足らない場合には必ずしも1PRI分の全素子デ
ータをメモリする必要はなく、予め予測した目標の距離
範囲分のみのデータを記憶させ、処理できるようにすれ
ばよい。
不足する場合は、上記の処理を数PRI分行い、積分す
ればよい。この場合、メモリするのは複数PRI分でも
よい。
の場合にも、所定の時間の素子データをメモリしてお
き、同様の処理を施せば、ビーム幅内の近接した目標を
分離できる。
は、アンテナ素子信号をデジタル信号に変換した後、メ
モリし、隣接する差信号を用いてSRA処理することに
より、比較的簡易な演算とすることができる。尚、この
発明は上述した実施例に限定されず、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形しても同様に実施可能である
ことはいうまでもない。
ーム幅内の近接した複数目標を比較的簡易な演算により
高速に分離することができるスーパーレゾリューション
アレイ装置を提供することができる。
示すブロック図である。
回路の具体的な処理内容を表す図である。
ある。
1〜2N…A/D変換器、3…メモリ、41〜4N…乗
算器、5…SRA処理回路、6…合成回路、71〜7
(N−1)…減算回路、81〜8(N−1)…乗算器、
9…SRA処理回路、10…合成回路、A1…減算回
路。
Claims (4)
- 【請求項1】 N(Nは自然数)素子アレイの各アンテ
ナ素子で捕捉された高周波信号をそれぞれ中間周波数帯
に周波数変換するN個の周波数変換器と、 このN個の周波数変換器の変換出力をそれぞれデジタル
信号に変換して素子データを得るN個のアナログ/デジ
タル変換器と、 このN個のアナログ/デジタル変換器から出力される素
子データを所定時間分記憶するメモリと、 このメモリに記憶された各素子データにそれぞれ第1の
複素ウェイトを付加するN個の第1の乗算器と、 このN個の第1の乗算器の出力を合成する第1の合成回
路と、 前記メモリに記憶された各素子データについて、互いに
隣接するデータ間の差分データを得るN−1個の第1の
減算回路と、 このN−1個の第1の減算回路の出力データにそれぞれ
第2の複素ウェイトを付加するN−1個の第2の乗算器
と、 このN−1個の第2の乗算器の出力を合成する第2の合
成回路と、 前記第1の合成回路の出力と前記第2の合成回路の出力
との差分データを求める第2の減算回路と、 前記N−1個の第1の減算回路の出力データ及び前記第
2の減算回路の出力データから同一レンジ、同一速度を
持つビーム幅内の複数目標を角度方向に分解し、その結
果に基づいて前記第1、第2の複素ウェイトを算出する
スーパーレゾリューションアレイ処理回路とを具備する
スーパーレゾリューションアレイ装置。 - 【請求項2】 前記スーパーレゾリューションアレイ処
理回路は、 前記第1の複素ウェイトをビームの指向方向と形状から
決定して前記第1の乗算器に送出する手段と、 前記隣接する素子データの差分データを用いてL素子ず
つのサブアレイを1列ずつずらせたM個の相関行列Rxx
m (m=1,2,…,M;M=N−L−1)を計算し、
さらにそれらの平均値Rxxa ,Rxya を算出する手段
と、 前記相関行列Rxxm 及び平均値Rxxa ,Rxya を用いて
最適ウェイトを算出する手段と、 前記第1の複素ウェイトを変化させて順次ビーム指向方
向を変え、前記最適ウェイトを前記第2の複素ウェイト
として第2の乗算器に送出する手段とを備えるようにし
たことを特徴とする請求項1記載のスーパーアレイレゾ
リューションアレイ装置。 - 【請求項3】 前記メモリは、前記N個のアナログ/デ
ジタル変換器から出力される素子データをレーダ動作の
少なくとも1パルス繰り返し周期内の予め予測した目標
の距離範囲分記憶するようにしたことを特徴とする請求
項1記載のスーパーアレイレゾリューションアレイ装
置。 - 【請求項4】 前記メモリは、前記N個のアナログ/デ
ジタル変換器から出力される素子データをレーダ動作の
少なくとも複数パルス繰り返し周期分記憶するように
し、 さらに前記メモリに記憶した素子データを積分処理する
積分手段を備えるようにしたことを特徴とする請求項1
記載のスーパーアレイレゾリューションアレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07628495A JP3290846B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スーパーレゾリューションアレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07628495A JP3290846B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スーパーレゾリューションアレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271608A true JPH08271608A (ja) | 1996-10-18 |
JP3290846B2 JP3290846B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=13601013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07628495A Expired - Fee Related JP3290846B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | スーパーレゾリューションアレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290846B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1114735A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-22 | Toshiba Corp | Sra方式のレーダ装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07628495A patent/JP3290846B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1114735A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-22 | Toshiba Corp | Sra方式のレーダ装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3290846B2 (ja) | 2002-06-10 |
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