JPH08271544A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH08271544A
JPH08271544A JP10028095A JP10028095A JPH08271544A JP H08271544 A JPH08271544 A JP H08271544A JP 10028095 A JP10028095 A JP 10028095A JP 10028095 A JP10028095 A JP 10028095A JP H08271544 A JPH08271544 A JP H08271544A
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JP
Japan
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vibrating body
acceleration
circuit
plate member
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JP10028095A
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Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雰囲気温度の変化による出力信号を除去し、
加速度に対応した信号のみを得ることができる加速度セ
ンサを提供する。 【構成】 加速度センサ10は振動体14を含む。振動
体14は、たとえば、金属板などからなる板材16aお
よび16bを含む。板材16aおよび16bの一端に
は、重り18aおよび18bが形成される。板材16a
および16bの他端は支持される。振動体14の外側の
2つの主面には、振動体14の熱膨張係数と異なった熱
膨張係数を有する同様の圧電素子20a,20b,20
cおよび20dが形成される。振動体14は、増幅回路
32および位相補正回路34からなる駆動手段としての
発振回路30の入力端に接続され、発振回路30の出力
端は、抵抗28a〜28dを介して圧電素子20a〜2
0dに接続される。圧電素子20aおよび20bは、検
出手段としての差動回路36の2つの入力端に接続され
る。差動回路36の出力端は、同期検波回路38の入力
端に接続される。同期検波回路38の別の入力端には、
増幅回路32の出力端が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は加速度センサに関し、
特に圧電素子が用いられ、たとえば自動車の速度センサ
としてカーナビゲーションシステムなどに用いられる加
速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図21は従来の加速度センサの一例を示
す図解図である。加速度センサ1は、板状の振動体2を
含む。振動体2の両面には、圧電素子3a,3b,3c
および3dが形成される。圧電素子3aおよび3bは、
振動体2を挟んで互いに対向するように形成される。ま
た、圧電素子3cおよび3dは、振動体2を挟んで互い
に対向するように形成される。圧電素子3a,3bおよ
び圧電素子3c,3dは、振動体2の長手方向に並んで
形成される。圧電素子3a,3bは外側から内側に向か
って分極され、圧電素子3c,3dは内側から外側に向
かって分極される。また、振動体2の一端には、重り4
が取り付けられる。
【0003】圧電素子3a〜3dと振動体2との間に
は、振動体2を振動させるための発振回路5が接続され
る。そして、発振回路5から圧電素子3a〜3dに、同
位相で同レベルの駆動信号が与えられる。圧電素子3
a,3bと圧電素子3c,3dとは互いに逆方向に分極
されているため、振動体2はその中央部の両側で伸びと
縮みとが逆となるような長さ振動をする。したがって、
振動体2の両側部分の変位が吸収され、振動体2の全長
は変化しない状態で振動体2が長さ振動する。
【0004】さらに、対向する圧電素子3a,3bが、
差動回路6に接続される。差動回路6では、圧電素子3
a,3bの出力信号の差が検出される。加速度センサ1
に加速度が加わっていないとき、圧電素子3a,3bの
出力信号は同じであり、差動回路6からは信号が出力さ
れない。加速度センサ1に加速度が加わると、振動体2
は湾曲し、圧電素子3a,3bの出力信号に差が生じ
る。したがって、差動回路6から信号が出力され、その
信号を測定することによって、加速度を検出することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雰囲気
温度が変化すると、振動体の伸縮などにより、振動体が
変形する場合がある。このような振動体の変形により、
圧電素子の出力信号が変化し、差動回路から信号が出力
される。このような場合、加速度が加わっていないにも
かかわらず、加速度が加わっていると誤検知してしま
う。このような雰囲気温度の変化による出力信号は、加
速度による出力信号と区別することができなかった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、雰
囲気温度の変化による出力信号を除去し、加速度に対応
した信号のみを得ることができる加速度センサを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動体と、
振動体の表面に固着手段を介して形成され、振動体の熱
膨張係数と異なる熱膨張係数を有する2つの圧電素子
と、2つの圧電素子に接続され、2つの圧電素子の出力
信号の差を検出するための検出手段とを含み、2つの圧
電素子は、雰囲気温度の変化によって同様に変形し、か
つ、振動体に加速度が加わることによってその加速度の
大きさに応じて互いに逆に変形するように形成される、
加速度センサである。
【0008】なお、雰囲気温度の変化によって同様に変
形しかつ振動体に加速度が加わることによってその加速
度の大きさに応じて互いに逆に変形するように2つの圧
電素子を形成するためには、たとえば、振動体は、それ
らの主面が対向するように配置される2枚の板材を含
み、2つの圧電素子は、2枚の板材の外側の2つの主面
あるいは内側の2つの主面にそれぞれ形成されてもよ
い。この場合、2枚の板材の一端に重りがそれぞれ形成
されてもよい。
【0009】また、雰囲気温度の変化によって同様に変
形しかつ振動体に加速度が加わることによってその加速
度の大きさに応じて互いに逆に変形するように2つの圧
電素子を形成するためには、たとえば、振動体は1枚の
板材を含み、板材の一端から中央にわたってスリットが
形成され、2つの圧電素子は、板材の一方主面および他
方主面においてスリットの両側にそれぞれ形成されても
よい。この場合、板材の一端においてスリットの両側に
重りがそれぞれ形成されてもよい。
【0010】さらに、雰囲気温度の変化によって同様に
変形しかつ振動体に加速度が加わることによってその加
速度の大きさに応じて互いに逆に変形するように2つの
圧電素子を形成するためには、たとえば、振動体は1枚
の板材を含み、2つの圧電素子は、板材の一方主面の一
端側および他方主面の他端側にそれぞれ形成されてもよ
い。この場合、板材の一端および他端に重りがそれぞれ
形成されてもよく、あるいは、板材の一端に重りが形成
されてもよい。
【0011】
【作用】雰囲気温度が変化すれば、2つの圧電素子は同
様に変形するため、2つの圧電素子には同様の信号が発
生する。加速度が振動体に加われば、2つの圧電素子は
その加速度の大きさに応じて互いに逆に変形するため、
2つの圧電素子には加速度の大きさに応じた異なった信
号が発生する。検出手段によって、2つの圧電素子の出
力信号の差が検出される。そのため、検出手段では、雰
囲気温度の変化によって2つの圧電素子に発生する信号
が相殺され、検出手段からは、加速度に対応した信号が
得られる。
【0012】なお、上述のように振動体となる板材に重
りを形成すれば、加速度によって振動体および2つの圧
電素子に与えられる力が大きくなり、加速度による振動
体および2つの圧電素子の変形が大きくなる。そのた
め、加速度によって2つの圧電素子に発生する信号の差
が大きくなる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、雰囲気温度の変化に
よって2つの圧電素子に発生する信号を相殺することが
できる。そのため、雰囲気温度の変化による出力信号を
除去し、加速度に対応した信号のみを得ることができ
る。したがって、雰囲気温度の変化による加速度の誤検
知を防止することができる。
【0014】また、上述のように振動体となる板材に重
りを形成すれば、加速度によって2つの圧電素子に発生
する信号の差が大きくなるので、加速度を検出する感度
がよくなる。
【0015】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図解図であ
る。加速度センサ10は振動子12を含む。振動子12
は、図2に示すように、振動体14を含む。振動体14
は、たとえば、金属板などからなる短冊状の2枚の板材
16aおよび16bを含む。これらの板材16aおよび
16bの一端には、重り18aおよび18bがそれぞれ
形成される。これらの板材16aおよび16bは、それ
らの主面が間隔を隔てて対向するように配置される。そ
して、板材16aおよび16bの他端すなわち振動体1
4の他端が支持される。
【0017】振動体14の板材16aおよび16bの外
側の2つの主面には、振動体14の熱膨張係数と異なっ
た熱膨張係数を有する同様の圧電素子20a,20b,
20cおよび20dが形成される。この場合、圧電素子
20aは板材16aの外側の主面の一端側に形成され、
圧電素子20bは板材16bの外側の主面の一端側に形
成され、圧電素子20cは板材16aの外側の主面の他
端側に形成され、圧電素子20dは板材16bの外側の
主面の他端側に形成される。なお、圧電素子20aは、
たとえば圧電セラミックなどで形成される圧電板22a
を含み、圧電板22aの両面には、電極24aおよび2
6aがそれぞれ形成される。そして、一方の電極24a
が板材16aにたとえば接着剤などの固着手段で接着さ
れる。同様に、圧電素子20b,20cおよび20dは
圧電板22b,22cおよび22dをそれぞれ含み、そ
れらの一方主面に電極24b,24cおよび24dがそ
れぞれ形成され、それらの他方主面に電極26b,26
cおよび26dがそれぞれ形成される。そして、電極2
4b,24cおよび24dが、振動体14にたとえば接
着剤などの固着手段で接着される。また、圧電素子20
aおよび20bの圧電板22aおよび22bは、外側
(電極26aおよび26b側)から内側(電極24aお
よび24b側)に向かって分極される。さらに、圧電素
子20cおよび20dの圧電板22cおよび22dは、
内側(電極24cおよび24d側)から外側(電極26
cおよび26d側)に向かって分極される。
【0018】圧電素子20a〜20dの電極26a〜2
6dには、抵抗28a,28b,28cおよび28dの
一端がそれぞれ接続される。これらの抵抗28a〜28
dの他端と振動体14との間には、駆動手段としての発
振回路30が接続される。発振回路30は、たとえば直
列接続される増幅回路32と位相補正回路34とで構成
される。増幅回路32は、圧電素子20a〜20dの電
極24a〜24dから得られる信号を増幅するためのも
のである。また、位相補正回路34は、増幅回路32か
ら得られる駆動信号の位相を補正し、その位相を補正し
た駆動信号を圧電素子20a〜20dの電極26a〜2
6dに与えるためのものである。
【0019】圧電素子20aおよび20bの電極26a
および26bは、検出手段としての差動回路36の2つ
の入力端にそれぞれ接続される。差動回路36は、圧電
素子20aおよび20bの電極26aおよび26bに発
生する信号の差を検出するためのものである。差動回路
36の出力端は、同期検波回路38の入力端に接続され
る。同期検波回路38の別の入力端には、増幅回路32
の出力端が接続される。同期検波回路38は、差動回路
36から得られる信号を、発振回路30の増幅回路32
から出力される駆動信号に同期して検波するためのもの
である。
【0020】この実施例では、発振回路30の出力信号
が、抵抗28a〜28dを介して、圧電素子20a〜2
0dの電極26a〜26dに与えられる。そして、圧電
素子20a〜20dの電極24a〜24dから得られる
信号が、振動体14を介して発振回路30にフィードバ
ックされる。それによって、振動子12は自励振駆動に
より長さ方向に振動する。
【0021】さらに、この実施例では、圧電素子20a
および20bの圧電板22aおよび22bが外側から内
側に向かって分極され、圧電素子20cおよび20dの
圧電板22cおよび22dが内側から外側に向かって分
極されている。そのため、これらの圧電素子20a〜2
0dに同じ信号を入力すると、圧電素子20aおよび2
0bと圧電素子20cおよび20dとは、逆方向の振動
をする。したがって、振動体14の板材16aおよび1
6bは、それらの一端側と他端側とで伸びと縮みとが逆
になるように振動する。すなわち、図2の実線の矢印で
示すように、板材16aおよび16bの一端側が伸びる
ときに他端側は収縮し、逆に、図2の1点鎖線の矢印で
示すように、板材16aおよび16bの一端側が収縮す
るときに他端側は伸びる。このような振動をすることに
より、板材16aおよび16bの全長は変わらずに、板
材16aおよび16bを長さ振動させることができる。
このような振動により、板材16aおよび16bに慣性
が与えられる。
【0022】また、この実施例では、振動体14の板材
16aおよび16bの外側の2つの主面に、振動体14
の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を有する同様の圧電
素子20a,20b,20cおよび20dが形成されて
いる。そのため、雰囲気温度が変化すれば、板材16
a,圧電素子20aおよび20cと、板材16b,圧電
素子20bおよび20dとは、たとえば図3の実線ある
いは1点鎖線で示すように、対称的に同様に変形する。
したがって、雰囲気温度の変化によって、2つの圧電素
子20aおよび20bには、同様の信号が発生する。
【0023】さらに、この実施例では、たとえば図4に
示すように、加速度が加わることによって板材16aお
よび16bが変形した場合、圧電素子20aおよび20
bが互いに逆に変形し、圧電素子20aおよび20bに
は、加速度の大きさに応じた異なった信号が発生する。
【0024】そして、この実施例では、差動回路36に
よって圧電素子20aおよび20bに発生する信号の差
が検出される。そのため、差動回路36では、雰囲気温
度の変化によって圧電素子20aおよび20bに発生す
る信号が相殺され、加速度が加わることによって圧電素
子20aおよび20bに発生する信号の差が検出され
る。また、差動回路36の出力信号は、同期検波回路3
8によって、駆動信号に同期して検波される。そのた
め、同期検波回路38からは、雰囲気温度の変化によっ
て圧電素子に発生する信号は得られず、加速度に対応し
た信号が得られる。したがって、この実施例では、雰囲
気温度の変化による加速度の誤検知を防止することがで
きる。
【0025】なお、圧電素子20aおよび20bに与え
られる駆動信号は同じであるため、駆動信号成分は差動
回路36で相殺される。したがって、加速度の有無や雰
囲気温度の変化にかかわらず、駆動信号成分は、差動回
路36および同期検波回路38から出力されない。
【0026】また、この実施例では、振動体14となる
板材16aおよび16bの一端に重り18aおよび18
bがそれぞれ形成されているので、加速度によって振動
体14,圧電素子20aおよび20bに与えられる力が
大きく、加速度による振動体14,圧電素子20aおよ
び20bの変形が大きい。そのため、加速度によって圧
電素子20aおよび20bに発生する信号の差が大き
く、加速度を検出する感度がよい。
【0027】さらに、この実施例では、振動体14は全
長が変化せずに長さ振動しているため、支持が容易であ
り、振動の漏れも少ない。そのため、感度よく加速度を
検出することができる。
【0028】図5は図1に示す実施例の変形例を示す図
解図である。図5に示す実施例は、図1に示す実施例と
比べて、発振回路30の増幅回路32の入力端には、振
動体14が接続されず、圧電素子20aおよび20bの
電極26aおよび26bが抵抗29aおよび29bを介
して接続される。さらに、発振回路30の位相補正回路
34の出力端は、抵抗28cおよび28dを介して圧電
素子20cおよび20dの電極26cおよび26dのみ
に接続される。また、圧電素子20aの電極26aと差
動回路36の一方の入力端との間に、可変抵抗35が接
続される。この可変抵抗35は、差動回路36の一方の
入力端に入力される信号の大きさを調整するためのもの
である。
【0029】図6は図1に示す実施例の他の変形例を示
す図解図である。図6に示す実施例は、図1に示す実施
例と比べて、発振回路30の増幅回路32の入力端に
は、振動体14が接続されず、圧電素子20aの電極2
6aが接続される。さらに、発振回路30の位相補正回
路34の出力端は、抵抗28cおよび28dを介して圧
電素子20cおよび20dの電極26cおよび26dの
みに接続される。
【0030】図5および図6に示す各実施例では、図1
に示す実施例と比べて、駆動信号が圧電素子26cおよ
び26dのみに与えられるため、振動体14の板材16
aおよび16bが長さ振動するとき、板材16aおよび
16bの全長が変化する。しかしながら、それ以外は、
図5および図6に示す各実施例は、図1に示す実施例と
同様に動作し、図1に示す実施例と同様の効果を奏す
る。
【0031】また、図5に示す実施例では、可変抵抗3
5によって、差動回路36の一方の入力端に入力される
信号の大きさを調整することができる。
【0032】なお、図1,図5および図6に示す各実施
例では板材16aおよび16bの外側の2つの主面に圧
電素子が形成されているが、板材16aおよひ16bの
外側の2つの主面の代わりに内側の2つの主面に圧電素
子が形成されてもよい。
【0033】また、図1,図5および図6に示す各実施
例では板材16aの他端と板材16bの他端とが接続さ
れているが、板材16aの一端および他端と板材16b
の一端および他端とがそれぞれ接続されてもよい。
【0034】さらに、図1,図5および図6に示す各実
施例では圧電素子20aおよび20bが差動回路36に
接続され検出用として用いられているが、圧電素子20
aおよび20bに代えて圧電素子20cおよび20dが
差動回路36に接続され検出用として用いられてもよ
い。
【0035】図7はこの発明の他の実施例を示す図解図
である。図7に示す実施例は振動子12を含む。振動子
12は、図8に示すように、振動体14を含む。振動体
14は、たとえば、金属板などからなる矩形の1枚の板
材16を含む。この板材16には、その一端から中央に
わたって、スリット17が形成される。この板材16の
一端においてスリット17の両側には、重り18aおよ
び18bがそれぞれ形成される。そして、この板材16
の他端すなわち振動体14の他端が支持される。
【0036】振動体14の板材16の2つの主面には、
振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を有する
同様の圧電素子20a,20b,20cおよび20dが
形成される。この場合、圧電素子20aは板材16の一
方主面においてスリット17の一方側に形成され、圧電
素子20bは板材16の他方主面においてスリット17
の他方側に形成され、圧電素子20cは板材16の一方
主面の他端側に形成され、圧電素子20dは板材16の
他方主面の他端側に形成される。なお、圧電素子20
a,20b,20cおよび20dは、たとえば圧電セラ
ミックなどで形成される圧電板22a,22b,22c
および22dをそれぞれ含み、それらの一方主面には、
電極24a,24b,24cおよび24dがそれぞれ形
成され、それらの他方主面には、電極26a,26b,
26cおよび26dがそれぞれ形成される。そして、電
極24a,24b,24cおよび24dが、板材16に
接着される。また、圧電素子20aおよび20bの圧電
板22aおよび22bは、外側(電極26aおよび26
b側)から内側(電極24aおよび24b側)に向かっ
て分極される。さらに、圧電素子20cおよび20dの
圧電板22cおよび22dは、内側(電極24cおよび
24d側)から外側(電極26cおよび26d側)に向
かって分極される。
【0037】そして、図7に示す実施例は、図5に示す
実施例の回路構成と同様の回路構成を有する。すなわ
ち、圧電素子20aおよび20bの電極26aおよび2
6bは、抵抗29aおよび29bを介して、発振回路3
0の増幅回路32の入力端に接続される。増幅回路32
の出力端は、位相補正回路34の入力端に接続される。
位相補正回路34の出力端は、抵抗28cおよび28d
を介して、圧電素子20cおよび20dの電極26cお
よび26dに接続される。また、圧電素子20aの電極
26aは、可変抵抗35を介して、差動回路36の一方
の入力端に接続され、圧電素子20bの電極26bは、
差動回路36の他方の入力端に接続される。差動回路3
6の出力端は、同期検波回路38の入力端に接続され
る。同期検波回路38の別の入力端には、増幅回路32
の出力端が接続される。
【0038】図7に示す実施例では、発振回路30の出
力信号が、抵抗28cおよび28dを介して、圧電素子
20cおよび20dの電極26cおよび26dに与えら
れる。そして、圧電素子20aおよび20bの電極26
aおよび26bから得られる信号が、抵抗29aおよび
29bを介して、発振回路30にフィードバックされ
る。それによって、振動子12は自励振駆動により長さ
方向に振動する。
【0039】さらに、図7に示す実施例では、圧電素子
20cおよび20dの圧電板22cおよび22dが内側
から外側に向かって分極されている。そのため、これら
の圧電素子20cおよび20dに同じ信号を入力する
と、圧電素子20cおよび20dは、同方向の振動をす
る。したがって、振動体14の板材16は、伸びと縮み
とが交互になるように振動する。このような振動によ
り、板材16に慣性が与えられる。
【0040】また、図7に示す実施例では、振動体14
の板材16の2つの主面においてスリット17の両側
に、振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を有
する同様の圧電素子20aおよび20bが形成されてい
る。そのため、雰囲気温度が変化すれば、板材16のス
リット17の一方側の部分および圧電素子20aと、板
材16のスリット17の他方側の部分および圧電素子2
0bとは、たとえば図9に示すように、対称的に同様に
変形する。したがって、雰囲気温度の変化によって、2
つの圧電素子20aおよび20bには、同様の信号が発
生する。
【0041】さらに、図7に示す実施例では、たとえば
図10に示すように、加速度が加わることによって板材
16が変形した場合、圧電素子20aおよび20bが互
いに逆に変形し、圧電素子20aおよび20bには、加
速度の大きさに応じた異なった信号が発生する。
【0042】そして、図7に示す実施例では、差動回路
36によって圧電素子20aおよび20bに発生する信
号の差が検出される。そのため、差動回路36では、雰
囲気温度の変化によって圧電素子20aおよび20bに
発生する信号が相殺され、加速度が加わることによって
圧電素子20aおよび20bに発生する信号の差が検出
される。また、差動回路36の出力信号は、同期検波回
路38によって、駆動信号に同期して検波される。その
ため、同期検波回路38からは、雰囲気温度の変化によ
って圧電素子に発生する信号は得られず、加速度に対応
した信号が得られる。したがって、この実施例では、雰
囲気温度の変化による加速度の誤検知を防止することが
できる。
【0043】また、図7に示す実施例では、振動体14
となる板材16の一端においてスリット17の両側に重
り18aおよび18bがそれぞれ形成されているので、
加速度によって振動体14,圧電素子20aおよび20
bに与えられる力が大きく、加速度による振動体14,
圧電素子20aおよび20bの変形が大きい。そのた
め、加速度によって圧電素子20aおよび20bに発生
する信号の差が大きく、加速度を検出する感度がよい。
【0044】図11はこの発明のさらに他の実施例を示
す図解図である。図11に示す実施例は振動子12を含
む。振動子12は、図12に示すように、振動体14を
含む。振動体14は、たとえば、金属板などからなる短
冊状の1枚の板材16を含む。この板材16の一端およ
び他端には、重り18aおよび18bがそれぞれ形成さ
れる。そして、この板材16の中央の両側部分すなわち
振動体14の中央の両側部分(図12の矢印Aで示す部
分)が支持される。
【0045】振動体14の板材16の2つの主面には、
振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を有する
同様の圧電素子20a,20b,20cおよび20dが
形成される。この場合、圧電素子20aは板材16の一
方主面の一端側に形成され、圧電素子20bは板材16
の他方主面の他端側に形成され、圧電素子20cは板材
16の一方主面の中央に形成され、圧電素子20dは板
材16の他方主面の中央に形成される。なお、圧電素子
20a,20b,20cおよび20dは、たとえば圧電
セラミックなどで形成される圧電板22a,22b,2
2cおよび22dをそれぞれ含み、それらの一方主面に
は、電極24a,24b,24cおよび24dがそれぞ
れ形成され、それらの他方主面には、電極26a,26
b,26cおよび26dがそれぞれ形成される。そし
て、電極24a,24b,24cおよび24dが、板材
16に接着される。また、圧電素子20aおよび20b
の圧電板22aおよび22bは、外側(電極26aおよ
び26b側)から内側(電極24aおよび24b側)に
向かって分極される。さらに、圧電素子20cおよび2
0dの圧電板22cおよび22dは、内側(電極24c
および24d側)から外側(電極26cおよび26d
側)に向かって分極される。
【0046】そして、図11に示す実施例は、図5およ
び図7に示す各実施例の回路構成と同様の回路構成を有
する。すなわち、圧電素子20aおよび20bの電極2
6aおよび26bは、抵抗29aおよび29bを介し
て、発振回路30の増幅回路32の入力端に接続され
る。増幅回路32の出力端は、位相補正回路34の入力
端に接続される。位相補正回路34の出力端は、抵抗2
8cおよび28dを介して、圧電素子20cおよび20
dの電極26cおよび26dに接続される。また、圧電
素子20aの電極26aは、可変抵抗35を介して、差
動回路36の一方の入力端に接続され、圧電素子20b
の電極26bは、差動回路36の他方の入力端に接続さ
れる。差動回路36の出力端は、同期検波回路38の入
力端に接続される。同期検波回路38の別の入力端に
は、増幅回路32の出力端が接続される。
【0047】図11に示す実施例では、発振回路30の
出力信号が、抵抗28cおよび28dを介して、圧電素
子20cおよび20dの電極26cおよび26dに与え
られる。そして、圧電素子20aおよび20bの電極2
6aおよび26bから得られる信号が、抵抗29aおよ
び29bを介して、発振回路30にフィードバックされ
る。それによって、振動子12は自励振駆動により長さ
方向に振動する。
【0048】さらに、図11に示す実施例では、圧電素
子20cおよび20dの圧電板22cおよび22dが内
側から外側に向かって分極されている。そのため、これ
らの圧電素子20cおよび20dに同じ信号を入力する
と、圧電素子20cおよび20dは、同方向の振動をす
る。したがって、振動体14の板材16は、伸びと縮み
とが交互になるように振動する。このような振動によ
り、板材16に慣性が与えられる。
【0049】また、図11に示す実施例では、振動体1
4の板材16の一方主面の一端側および他方主面の他端
側に、振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を
有する同様の圧電素子20aおよび20bが形成されて
いる。そのため、雰囲気温度が変化すれば、板材16の
一端側の部分および圧電素子20aと、板材16の他端
側の部分および圧電素子20bとは、たとえば図13に
示すように、対称的に同様に変形する。したがって、雰
囲気温度の変化によって、2つの圧電素子20aおよび
20bには、同様の信号が発生する。
【0050】さらに、図11に示す実施例では、たとえ
ば図14に示すように、加速度が加わることによって板
材16が変形した場合、圧電素子20aおよび20bが
互いに逆に変形し、圧電素子20aおよび20bには、
加速度の大きさに応じた異なった信号が発生する。
【0051】そして、図11に示す実施例では、差動回
路36によって圧電素子20aおよび20bに発生する
信号の差が検出される。そのため、差動回路36では、
雰囲気温度の変化によって圧電素子20aおよび20b
に発生する信号が相殺され、加速度が加わることによっ
て圧電素子20aおよび20bに発生する信号の差が検
出される。また、差動回路36の出力信号は、同期検波
回路38によって、駆動信号に同期して検波される。そ
のため、同期検波回路38からは、雰囲気温度の変化に
よって圧電素子に発生する信号は得られず、加速度に対
応した信号が得られる。したがって、この実施例では、
雰囲気温度の変化による加速度の誤検知を防止すること
ができる。
【0052】また、図11に示す実施例では、振動体1
4となる板材16の一端および他端に重り18aおよび
18bがそれぞれ形成されているので、加速度によって
振動体14,圧電素子20aおよび20bに与えられる
力が大きく、加速度による振動体14,圧電素子20a
および20bの変形が大きい。そのため、加速度によっ
て圧電素子20aおよび20bに発生する信号の差が大
きく、加速度を検出する感度がよい。
【0053】さらに、図11に示す実施例では、可変抵
抗35によって、差動回路36の一方の入力端に入力さ
れる信号の大きさを調整することができる。
【0054】図15はこの発明の別の実施例を示す図解
図である。図15に示す実施例は振動子12を含む。振
動子12は、図16に示すように、振動体14を含む。
振動体14は、たとえば、金属板などからなる短冊状の
1枚の板材16を含む。この板材16の一端には、重り
18が形成される。そして、この板材16の他端すなわ
ち振動体14の他端が支持される。
【0055】振動体14の板材16の2つの主面には、
振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を有する
同様の圧電素子20aおよび20bが形成される。この
場合、圧電素子20aは板材16aの一方主面の一端側
に形成され、圧電素子20bは板材16の他方主面の他
端側に形成される。なお、圧電素子20aおよび20b
は、たとえば圧電セラミックなどで形成される圧電板2
2aおよび22bをそれぞれ含み、それらの一方主面に
は、電極24aおよび24bがそれぞれ形成され、それ
らの他方主面には、電極26aおよび26bがそれぞれ
形成される。そして、電極24aおよび24bが、板材
16に接着される。また、圧電素子20aおよび20b
の圧電板22aおよび22bは、外側(電極26aおよ
び26b側)から内側(電極24aおよび24b側)に
向かって分極される。
【0056】圧電素子20aおよび20bの電極26a
および26bは、可変抵抗29の両端にそれぞれ接続さ
れる。この可変抵抗29の可動端子は、発振回路30の
増幅回路32の入力端に接続される。増幅回路32の出
力端は、位相補正回路34の入力端に接続される。位相
補正回路34の出力端は、抵抗28aおよび28bを介
して、圧電素子20aおよび20bの電極26aおよび
26bに接続される。また、圧電素子20aおよび20
bの電極26aおよび26bは、差動回路36の2つの
入力端にそれぞれ接続される。差動回路36の出力端
は、同期検波回路38の入力端に接続される。同期検波
回路38の別の入力端には、増幅回路32の出力端が接
続される。
【0057】図15に示す実施例では、発振回路30の
出力信号が、抵抗28aおよび28bを介して、圧電素
子20aおよび20bの電極26aおよび26bに与え
られる。そして、圧電素子20aおよび20bの電極2
6aおよび26bから得られる信号が、可変抵抗29を
介して、発振回路30にフィードバックされる。それに
よって、振動子12は自励振駆動により長さ方向に振動
する。
【0058】さらに、図15に示す実施例では、圧電素
子20aおよび20bの圧電板22aおよび22bが外
側から内側に向かって分極されている。そのため、これ
らの圧電素子20aおよび20bに同じ信号を入力する
と、圧電素子20aおよび20bは、同方向の振動をす
る。したがって、振動体14の板材16は、伸びと縮み
とが交互になるように振動する。このような振動によ
り、板材16に慣性が与えられる。
【0059】また、図15に示す実施例では、振動体1
4の板材16の一方主面の一端側および他方主面の他端
側に、振動体14の熱膨張係数と異なった熱膨張係数を
有する同様の圧電素子20aおよび20bが形成されて
いる。そのため、雰囲気温度が変化すれば、板材16の
一端側の部分および圧電素子20aと、板材16の他端
側の部分および圧電素子20bとは、たとえば図17に
示すように、対称的に同様に変形する。したがって、雰
囲気温度の変化によって、2つの圧電素子20aおよび
20bには、同様の信号が発生する。
【0060】さらに、図15に示す実施例では、たとえ
ば図18に示すように、加速度が加わることによって板
材16が変形した場合、圧電素子20aおよび20bが
互いに逆に変形し、圧電素子20aおよび20bには、
加速度の大きさに応じた異なった信号が発生する。
【0061】そして、図15に示す実施例では、差動回
路36によって圧電素子20aおよび20bに発生する
信号の差が検出される。そのため、差動回路36では、
雰囲気温度の変化によって圧電素子20aおよび20b
に発生する信号が相殺され、加速度が加わることによっ
て圧電素子20aおよび20bに発生する信号の差が検
出される。また、差動回路36の出力信号は、同期検波
回路38によって、駆動信号に同期して検波される。そ
のため、同期検波回路38からは、雰囲気温度の変化に
よって圧電素子に発生する信号は得られず、加速度に対
応した信号が得られる。したがって、この実施例では、
雰囲気温度の変化による加速度の誤検知を防止すること
ができる。
【0062】また、図15に示す実施例では、振動体1
4となる板材16の一端に重り18が形成されているの
で、加速度によって振動体14,圧電素子20aおよび
20bに与えられる力が大きくなり、加速度による振動
体14,圧電素子20aおよび20bの変形が大きい。
そのため、加速度によって圧電素子20aおよび20b
に発生する信号の差が大きく、加速度を検出する感度が
よい。
【0063】さらに、図15に示す実施例では、圧電素
子20aおよび20bの電極26aおよび26bが可変
抵抗29の両端に接続され、可変抵抗29の可動端子が
発振回路30の増幅回路32の入力端に接続されている
ので、可変抵抗29によって、圧電素子20aおよび2
0bの電極26aおよび26bから得られる信号におい
て発振回路30にフィードバックされる割合を調整する
ことができる。
【0064】図19は図15に示す実施例の変形例を示
す図解図である。図19に示す実施例は、図15に示す
実施例と比べて、可変抵抗29が設けられず、発振回路
30の増幅回路32の入力端には、振動体14が接続さ
れる。
【0065】図19に示す実施例では、図15に示す実
施例と比べて、圧電素子20aおよび20bの電極24
aおよび24bから得られる信号が振動体14を介して
発振回路30の増幅回路32の入力端に与えられる。そ
して、図19に示す実施例は、図15に示す実施例と同
様に動作し、図15に示す実施例と同様の効果を奏す
る。
【0066】図20は図19に示す実施例の変形例を示
す図解図である。図20に示す実施例は、図19に示す
実施例と比べて、発振回路30の増幅回路32の入力端
には、振動体14が接続されず、圧電素子20aおよび
20bの電極26aおよび26bが抵抗28aおよび2
8bを介して接続される。さらに、発振回路30の位相
補正回路34の出力端は、振動体14を介して、圧電素
子20aおよび20bの電極24aおよび24bに接続
される。すなわち、図20に示す実施例は、図19に示
す実施例と比べて、発振回路30の増幅回路32および
位相補正回路34が逆向きに接続される。そのため、図
20に示す実施例は、図19に示す実施例と比べて、駆
動信号が逆向きになるが、図19に示す実施例と同様に
動作し、図19に示す実施例と同様の効果を奏する。
【0067】なお、上述の各実施例では振動体の板材に
重りが形成されているが、この発明では、振動体に重り
が形成されなくてもよい。また、振動体に2つの重りが
形成される場合、2つの重りの重さを異ならせれば、振
動体において一方の重りが形成されている部分と他方の
重りが形成されている部分とが共振しにくくなる。その
ため、加速度が加わることによって振動体に生じる振動
が、長引かない。すなわち、振動体に生じる振動の過渡
特性がよくなる。したがって、加速度を検出する応答性
もよくなる。
【0068】また、上述の各実施例では振動体が長さ振
動するが、この発明では、振動体を他のモードで振動さ
せてもよく、あるいは、発振回路およびそれに関連する
抵抗や圧電素子を除去することによって振動体を振動さ
せなくてもよい。
【0069】さらに、圧電素子の圧電板の分極方向は、
駆動手段や検出手段の位相に対応して変更されてもよ
い。たとえば、すべての圧電素子の圧電板の分極方向
が、逆に、横に、あるいは斜めにされてもよい。
【0070】また、図1,図5および図6に示す各実施
例において、振動体14の板材16aおよび16bを、
振動が伝わりにくいたとえば軟性合成樹脂,軟性ゴムな
どの緩衝材からなる接続部材で接続すれば、振動が板材
16aおよび16b間で相互に伝わりにくくなる。その
ため、加速度が加わることによって板材16aおよび1
6bに生じる振動が、長引かない。すなわち、板材16
aおよび16bに生じる振動の過渡特性がよくなる。し
たがって、加速度を検出する応答性もよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1に示す実施例に用いられる振動子を示す断
面図である。
【図3】図1に示す実施例において、雰囲気温度が変化
したときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図4】図1に示す実施例において、加速度が加わった
ときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図5】図1に示す実施例の変形例を示す図解図であ
る。
【図6】図1に示す実施例の他の変形例を示す図解図で
ある。
【図7】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図8】図7に示す実施例に用いられる振動子を示す斜
視図である。
【図9】図7に示す実施例において、雰囲気温度が変化
したときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図10】図7に示す実施例において、加速度が加わっ
たときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図11】この発明のさらに他の実施例を示す図解図で
ある。
【図12】図11に示す実施例に用いられる振動子を示
す斜視図である。
【図13】図11に示す実施例において、雰囲気温度が
変化したときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図14】図11に示す実施例において、加速度が加わ
ったときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図15】この発明の別の実施例を示す図解図である。
【図16】図15に示す実施例に用いられる振動子を示
す斜視図である。
【図17】図15に示す実施例において、雰囲気温度が
変化したときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図18】図15に示す実施例において、加速度が加わ
ったときの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図19】図15に示す実施例の変形例を示す図解図で
ある。
【図20】図19に示す実施例の変形例を示す図解図で
ある。
【図21】従来の加速度センサの一例を示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 加速度センサ 12 振動子 14 振動体 16,16a,16b 板材 17 スリット 18,18a,18b 重り 20a〜20d 圧電素子 22a〜22d 圧電板 24a〜24d,26a〜26d 電極 28a〜28d,29a,29b 抵抗 29,35 可変抵抗 30 発振回路 32 増幅回路 34 位相補正回路 36 差動回路 38 同期検波回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体、 前記振動体の表面に固着手段を介して形成され、前記振
    動体の熱膨張係数と異なる熱膨張係数を有する2つの圧
    電素子、および前記2つの圧電素子に接続され、前記2
    つの圧電素子の出力信号の差を検出するための検出手段
    を含み、 前記2つの圧電素子は、雰囲気温度の変化によって同様
    に変形し、かつ、前記振動体に加速度が加わることによ
    ってその加速度の大きさに応じて互いに逆に変形するよ
    うに形成される、加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動体は、それらの主面が対向する
    ように配置される2枚の板材を含み、 前記2つの圧電素子は、前記2枚の板材の外側の2つの
    主面あるいは内側の2つの主面にそれぞれ形成される、
    請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記2枚の板材の一端に重りがそれぞれ
    形成される、請求項2に記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記振動体は1枚の板材を含み、 前記板材の一端から中央にわたってスリットが形成さ
    れ、 前記2つの圧電素子は、前記板材の一方主面および他方
    主面において前記スリットの両側にそれぞれ形成され
    る、請求項1に記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記板材の一端において前記スリットの
    両側に重りがそれぞれ形成される、請求項4に記載の加
    速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記振動体は1枚の板材を含み、 前記2つの圧電素子は、前記板材の一方主面の一端側お
    よび他方主面の他端側にそれぞれ形成される、請求項1
    に記載の加速度センサ。
  7. 【請求項7】 前記板材の一端および他端に重りがそれ
    ぞれ形成される、請求項6に記載の加速度センサ。
  8. 【請求項8】 前記板材の一端に重りが形成される、請
    求項6に記載の加速度センサ。
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