JPH10170537A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH10170537A
JPH10170537A JP34247896A JP34247896A JPH10170537A JP H10170537 A JPH10170537 A JP H10170537A JP 34247896 A JP34247896 A JP 34247896A JP 34247896 A JP34247896 A JP 34247896A JP H10170537 A JPH10170537 A JP H10170537A
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vibrators
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vibrator
acceleration
length direction
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JP34247896A
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Tasuku Masuo
尾 翼 増
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造を有し、外的加速度が無いときに
発生する不規則な振動を抑制することができる、加速度
センサを提供する。 【解決手段】 加速度センサ10は、長さ方向に広がり
振動する振動子12,14を含む。振動子12,14
は、それらの主面が間隔を隔てて平行に対向するように
配置される。振動子12,14は、金属からなる矩形板
状の振動体16a,16bを含み、振動体16a,16
bの外側の主面には、圧電素子34a,34bが形成さ
れる。振動子12,14間には、その長さ方向の一端間
に基板18が形成され、その長さ方向の他端間に重り2
0が形成される。振動子12と振動子14との間には、
振動子12,14の長さ方向の中間部に、2つのスペー
サ30,32が間隔を隔てて取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加速度センサに関
し、特にたとえば、移動体の受ける外的加速度を検知す
るもので、加速度から移動速度を計算して、移動体の軌
跡を地図上に表示するナビゲーションなどの運転支援シ
ステムに応用できる、加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加速度センサは、種々の方式が実
用化されてきたが、たとえばその先端に質量を負荷した
片持ち梁からなる振動型加速度センサは、高感度で0H
z付近の低周波から高周波にわたっての広範囲の加速度
の測定が可能であり、また、構造の簡単なことなどの特
徴を有することから広く使われている。一般的に、加速
度センサにおいては、必要な外的加速度に対しては感度
を高くし、不要な内的な歪み等に基づく見かけ上の加速
度に対してはこれを相殺して感応しないようにする必要
がある。
【0003】こういった内的歪みを相殺するために、例
えば図4に示す構造の加速度センサが提案されている。
図4に示す加速度センサ1は、矩形状の2つの水晶振動
子2a,2bを含む。2つの水晶振動子2a,2bは、
所定の間隔を隔てて、並列に配設される。2つの水晶振
動子2a,2bは、その長さ方向の両端が支持部材3,
4によって固定される。この加速度センサ1では、2つ
の水晶振動子2a,2bを間隔を隔てて並列に配置し
て、2つの水晶振動子2a,2bの両端を固定すること
により、内的歪みを相殺している。
【0004】さらに、内的歪みを相殺するために、例え
ば図5に示す構造の加速度センサが提案されている。図
5に示す加速度センサ5は、矩形状の2つの水晶振動子
6a,6bを含み、2つの水晶振動子6a,6bは、上
下に間隔を隔てて、並列に配置される。2つの水晶振動
子6a,6bの長さ方向の一端には、基板7が形成され
る。基板7は、所定の取り付け部8に固着される。ま
た、2つの水晶振動子6a,6bの長さ方向の他端に
は、重り9が形成される。この加速度センサ4において
も、2つの振動子6a,6bを間隔を隔てて並列に配置
し、2つの振動子6a,6bの両端を固定することによ
り、内的歪みを相殺している。
【0005】図4,図5に示す加速度センサ1,5は、
2つの水晶振動子の長さ方向の両端が固定されているタ
イプなので、非加速度状態では、共に、例えば図6に示
すように、水晶振動子の長さ方向の両端をノード点
(節)として屈曲振動する。また、図4,図5に示す加
速度センサ1,5は、2つの水晶振動子の振動数の差、
言い換えると、2つの水晶振動子の周波数の差を検出す
ることによって加速度を測定する、デジタルタイプの加
速度センサである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4お
よび図5に示す加速度センサ1,5では、共に、振動の
ノード点(節)に、直接、支持部材3,4ないし基板
7,重り9を接続しているため、振動が漏洩しやすい。
例えば、図5に示す加速度センサ5では、水晶振動子6
a,6bの振動が基板7に漏洩したり、重り9の振動と
結合する恐れがある。そのため、温度変化などにより基
板7等に熱歪みが発生し、不規則な振動による、所謂、
温度ドリフトが発生しやすいものとなる。したがって、
図4および図5に示すような従来の加速度センサを例え
ば移動体の速度検出に用いた場合、ドリフト電圧が発生
し、誤差が蓄積されることになるので、このような従来
の加速度センサでは、温度補正回路などで補正する必要
があり、構造が複雑となる。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な構造を有し、外的加速度が無いときに発生する不規
則な振動を抑制することができる、加速度センサを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、それらの主
面が対向するように間隔を隔てて配置される2つの矩形
状の振動子と、2つの振動子間に形成され、2つの振動
子の振動時におけるノード点に対応する位置で、2つの
振動子を間隔を隔てて支持する2つのスペーサと、2つ
の振動子の一端間に形成され、2つの振動子の一端を支
持・固定する支持部材と、2つの振動子の他端間に形成
され、2つの振動子の他端を固定する重りとを含む、加
速度センサである。2つの振動子は、それぞれ、矩形板
状の振動体と、振動体の外側の主面に形成される圧電素
子とを含むとよい。スペーサの配置された箇所をノード
点とする振動モードで共振する周波数で2つの振動子を
励振しこれを帰還して自励振駆動させる発振回路と、2
つの振動子から出力される出力電圧の位相差を検出する
検出手段とを含むとよい。
【0009】支持部材は、2つの振動子の長さ方向の一
端間を接続すると共に、2つの長さ方向の一端側を固定
している。また、重りは、2つの振動子の長さ方向の他
端間を接続すると共に、2つの長さ方向の他端側を固定
している。2つのスペーサは、2つの振動子間におい
て、2つの振動子の長さ方向の振動子の振動時のノード
点に対応する位置に間隔をもって支持している。
【0010】外的加速度が無い状態では、2つの振動子
のそれぞれに電圧を印加して自励振駆動させると、2つ
の振動子は、それぞれの振動モードに共振し、2つのス
ペーサをノードとして屈曲振動をする。この場合、2つ
のスペーサは、2つの振動子をそれぞれ独立して支持し
ているので、屈曲振動が2つのスペーサ間に閉じ込めら
れ、2つの振動子の振動が結合されない。このことは、
2つの振動子において、振動子の長さ方向の一端がスペ
ーサと支持部材との間の領域を介して支持部材に接続さ
れ、さらに、振動子の長さ方向の他端がスペーサと重り
との間の領域を介して重りに接続されることに起因する
ものである。
【0011】外的加速度が2つの振動子に加わった状態
では、一方の振動子が引っ張り応力を受けると、他方の
振動子が圧縮応力を受ける。一方の振動子の位相が励振
周波数に比べて、加速度の応力により正側にシフトする
と、他方の振動子の位相が負側にシフトする。すなわ
ち、外的加速度が加わることにより、2つの振動子の圧
電素子の歪みにより発生する出力電圧に位相差が生じ
る。この位相差を測定することによって、加速度が検出
される。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構造を有し、
外的加速度が無いときに発生する不規則な振動に基づく
ドリフト電圧を低減させることができる。そのため、振
動子の振動が安定し、例えば衝撃などの外力に対して感
応しない信頼性の高い加速度センサが得られる。
【0013】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図解図であ
る。加速度センサ10は、2つの振動子12および14
を含む。振動子12および14は、それぞれ、矩形状の
振動体16aおよび16bを含む。これらの振動体16
aおよび16bは、それらの主面が間隔を隔てて対向し
かつ平行するように配置される。この実施例では、振動
体16a,16bが金属製の板材をホトリソグラフィに
よるエッチングによって形成され、板材の材質として
は、Fe−Ni合金(42Ni)などが用いられる。そ
して、振動体16a,16bは、長さ20mm、幅3m
m、厚み0.2mmに形成される。
【0015】これらの振動体16a,16bの長さ方向
の一端には、振動体16a,16bの一端を固定すると
共に支持するための支持部材として基板18が形成され
る。また、振動体16a,16bの長さ方向の他端に
は、振動体16a,16bの他端を固定すると共に、振
動体16a,16bに加速度が加わったときに振動体1
6a,16bの変形を大きくするための、つまり、有効
な慣性モーメントを2つの振動体16a,16bに供給
するための重り20が形成される。
【0016】支持部材としての基板18は、第1の接続
部22を含む。第1の接続部22は、2つの振動体16
a,16bの長さ方向の一端部を接続して固定する機能
を有する。第1の接続部22の端部には、2つの振動体
16a,16bの長さ方向の一端部を取り付けて支持す
るための取り付け支持部24が形成される。第1の接続
部22と取り付け支持部24とは、Fe−Ni合金(4
2Ni)などの金属材料で略T字形に一体成形される。
【0017】重り20は、ブロック状の重り部本体26
と、重り部本体26の端部から延びて形成され、2つの
振動体16a,16bの長さ方向の一端部を接続して固
定する第2の接続部28とで形成される。重り部本体2
6と第2の接続部28とは、たとえば金,鉛,鉄,銅等
の比重の大きい材料で略T字形に一体成形される。
【0018】さらに、2つの振動体16a,16bの長
さ方向の中間部には、振動体16aと振動体16bとの
間に、2つのスペーサ30および32が配設される。2
つのスペーサ30および32は、2つの振動体16a,
16bの長さ方向に所定の間隔を隔てて配設される。
【0019】この実施例では、2つのスペーサ30およ
び32は、2つの振動体16a,16bの長さ方向の一
端および他端から、それぞれ、5.0mm隔てた位置に
形成され、2つのスペーサ30および32は、例えば厚
み0.5mm、幅0.2mmの金属ブロック等で別途成
形され、上述の位置に取り付けられる。この2つのスペ
ーサ30および32の形成される位置は、後述する振動
子12,14の振動時におけるノード点に対応してい
る。
【0020】ところで、振動体16aおよび16bの外
側の2つの主面には、振動体16a,16bの熱膨張係
数と異なった熱膨張係数を有する同様の圧電素子34
a,34bが、それぞれ、圧電素子34aは一方の振動
体16aの外側の主面に形成され、圧電素子34bは他
方の振動体16bの外側の主面に形成される。圧電素子
34aおよび34bは、圧電セラミックなどで形成され
る1枚の圧電板(図示せず)の両面に電極(図示せず)
を形成した構造を有する。そして、圧電素子34aの内
側の電極(図示せず)が一方の振動体16aに、圧電素
子34bの内側の電極(図示せず)が他方の振動体16
bに、接着剤などの固着手段で接着される。
【0021】一方の圧電素子34aの外側の電極(図示
せず)には、抵抗36aの一端が接続され、他方の圧電
素子34bの外側の電極(図示せず)には、抵抗36b
の一端が接続される。抵抗36aおよび36bの他端
と、2つの振動体16a,16bの長さ方向の一端部を
接続固定する基板18との間には、この2つの振動体1
6a,16bを駆動させる駆動手段として、発振回路3
8が接続される。発振回路38は、2つの振動子12,
14がスペーサ30,32の位置をノード点とする振動
モードで共振する周波数で励振し、これを帰還して自励
振駆動させるものである。発振回路38は、直列接続さ
れる増幅回路40と位相補正回路42とで構成される。
増幅回路40は、圧電素子34a,34bの内側の電極
(図示せず)から得られる出力信号を増幅するためのも
のである。また、位相補正回路42は、増幅回路40か
ら得られる駆動信号の位相を補正し、その位相を補正し
た駆動信号を圧電素子34a,34bの外側の電極(図
示せず)に与えるためのものである。
【0022】圧電素子34aおよび34bの外側の電極
(図示せず)は、検出手段としての差動回路44の2つ
の入力端にそれぞれ接続される。差動回路44は、圧電
素子34aおよび34bの外側の電極(図示せず)に発
生する出力信号(出力電圧)の位相差を検出するための
ものである。差動回路44の出力端は、同期検波回路4
6の入力端に接続される。同期検波回路46の別の入力
端には、増幅回路40の出力端が接続される。同期検波
回路46は、差動回路44から得られる信号を、発振回
路38の増幅回路40から出力される駆動信号に同期し
て検波するためのものである。同期検波回路46の出力
端は、平滑回路48の入力端に接続される。平滑回路4
8では、同期検波回路46からの出力信号の交流分が除
去され平滑にされる。
【0023】すなわち、2つの圧電素子34a,34b
からの出力信号(出力電圧)の差には、加速度に比例し
た位相シフトがあるため、同期検波回路46でその出力
信号の差を同期検波し、さらに、平滑回路48でその出
力信号の交流分を除去することによって、加速度に比例
した出力信号(直流電圧)が得られる。さらに、平滑回
路48の出力端は、直流増幅回路50の入力端に接続さ
れる。直流増幅回路50では、平滑回路48からの出力
信号(直流電圧)が適当なレベルに増幅される。そし
て、増幅された電気信号(直流電圧)が出力端子から出
力される。
【0024】この実施例では、発振回路38の出力信号
が、抵抗36a,36bを介して、圧電素子34a,3
4bの外側の電極(図示せず)に与えられる。そして、
圧電素子34a,34bの内側の電極(図示せず)から
得られる信号が、基板18を介して発振回路38にフィ
ードバックされる。それによって、2つの振動子12,
14は自励振駆動により長さ方向に広がり振動する。
【0025】ここで、2つの振動子12,14の振動モ
ードに共振する駆動信号を発振回路38から抵抗36
a,36bを介して圧電素子34a,34bに印加する
と、2つの振動子12,14は、図2に示すように、2
つのスペーサ30,32の取り付け部位をノード点
(節)として、屈曲振動する。このような振動により、
振動体16aおよび16bに慣性が与えられる。この場
合、2つのスペーサ30,32の作用により、振動子1
2,14の振動が結合することがない。つまり、2つの
振動子12,14の長さ方向の一端がスペーサ30と基
板18との間の領域を介して基板18に接続され、2つ
の振動子12,14の長さ方向の他端がスペーサ32と
重り20との間の領域を介して重り20に接続されるた
め、2つの振動子12,14の振動が結合することはな
い。振動子12,14の屈曲振動は、2つのスペーサ3
0および32間に閉じ込められる。そのため、振動子1
2,14の振動が安定することとなり、衝撃などの外力
に対して感応せず、信頼性の高いものとなる。
【0026】また、2つのスペーサ30,32の働きで
一方の振動子12と他方の振動子14の振動を分離さ
せ、それぞれ、独立させることができるため、加速度が
加わらない状態で、一方の振動子12と他方の振動子1
4のそれぞれの固有振動モードの変化に基づく出力電圧
を差し引くことによって、振動子12,14の温度ドリ
フトを最小にすることができる。
【0027】また、圧電素子34a,34bの圧電板が
圧電セラミックスで形成されているため、振動体16
a,16bを形成する金属板よりも、熱膨張係数が大き
く形成される。そのため、例えば雰囲気温度が上昇した
場合、振動体16a,16bは、それぞれ、外側(圧電
素子34a,34b側)に反り、圧電素子34a,34
bには、圧縮応力が働く。この場合、一方の圧電素子3
4aおよび他方の圧電素子34bの出力電圧の差をとる
ことによって、非加速度状態での振動体16a,16b
の熱変形を実質上除去することができる。なお、温度ド
リフトを小さくするためには、2つの振動子12,14
が熱的に整合していることが望ましく、予め、温度特性
を測定して、互いに相殺するように組み合わせることに
よって、さらに温度ドリフトを小さくすることができ
る。
【0028】この実施例では、たとえば図3に示すよう
に、振動子12,14の長軸、つまり、振動子12,1
4の長さ方向に延びる中心軸に対して垂直に加速度が加
わったとき、振動体16a,16bが変形する。すなわ
ち、一方の振動子12が引っ張り応力を受けると、他方
の振動子14が圧縮応力を受ける。一方の振動子12の
位相が励振周波数に比べて加速度の応力で正側にシフト
すると、他方の振動子14の位相が負側にシフトする。
この場合、加速度が加わることにより、2つの振動子1
2,14の圧電素子34a,34bの歪みにより発生す
る出力電圧に位相差が生じる。この出力電圧を上述の差
動回路44、同期検波回路46、平滑回路48および直
流増幅回路50などの信号処理回路で加速度に比例した
直流電圧とすることによって、加速度に対応した信号
(出力電圧)が得られる。
【0029】なお、圧電素子34aおよび34bに与え
られる駆動信号は同じであるため、駆動信号成分は差動
回路44で相殺される。したがって、加速度の有無や雰
囲気温度の変化にかかわらず、駆動信号成分は、差動回
路44および同期検波回路46から出力されない。
【0030】また、この実施例では、振動体16aおよ
び16bの長さ方向の一端間に重り20が形成されてい
るので、加速度によって振動体16a,16bおよび圧
電素子34a,34bに与えられる力が大きく、加速度
による振動体16a,16b,圧電素子34aおよび3
4bの変形が大きい。そのため、加速度によって圧電素
子34aおよび34bに発生する信号の差が大きく、加
速度を検出する感度がよい。なお、上記の実施例では、
振動子として金属板に圧電素子を貼り付けたものを示し
たが、振動体を圧電セラミックスで形成し、その表面に
電極を形成した振動子でもよく、また、振動体として、
水晶やLiNbO3 ,LiTaO3 などの単結晶で形成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1に示す加速度センサの振動子の駆動振動モ
ードにおける振動子の変形状態を有限要素法により解析
して視覚的にわかりやすくした図解図である。
【図3】図1に示す加速度センサに加速度が加わったと
きの振動子の変形状態を示す図解図である。
【図4】この発明の背景となる従来の加速度センサの一
例を示す斜視図である。
【図5】この発明の背景となる従来の加速度センサの他
の例を示す側面図である。
【図6】図4および図5に示すような振動子の両端を固
定した従来の加速度センサの駆動振動モードにおける振
動子の変形状態を有限要素法により解析して視覚的にわ
かりやすくした図解図である。
【符号の説明】
10 加速度センサ 12,14 振動子 16a,16b 振動体 18 基板 20 重り 22 第1の接続部 24 取り付け支持部 26 重り部本体 28 第2の接続部 30,32 スペーサ 34a,34b 圧電素子 36a,36b 抵抗 38 発振回路 40 増幅回路 42 位相補正回路 44 差動回路 46 同期検波回路 48 平滑回路 50 直流増幅回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それらの主面が対向するように間隔を隔
    てて配置される2つの矩形状の振動子、 前記2つの振動子間に形成され、前記2つの振動子の振
    動時におけるノード点に対応する位置で、前記2つの振
    動子を間隔を隔てて支持する2つのスペーサ、前記2つ
    の振動子の一端間に形成され、前記2つの振動子の一端
    を支持・固定する支持部材、および前記2つの振動子の
    他端間に形成され、前記2つの振動子の他端を固定する
    重りを含む、加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記2つの振動子は、それぞれ、矩形板
    状の振動体と、前記振動体の外側の主面に形成される圧
    電素子とを含む、請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記スペーサの配置された箇所をノード
    点とする振動モードで共振する周波数で前記2つの振動
    子を励振しこれを帰還して自励振駆動させる発振回路、
    および前記2つの振動子から出力される出力電圧の位相
    差を検出する検出手段を含む、請求項1または請求項2
    に記載の加速度センサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192553A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Epson Toyocom Corp 傾斜センサおよび傾き角度の測定方法
JP2008039663A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Epson Toyocom Corp 加速度センサ
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