JPH08271247A - センサのアライメント誤差推定装置 - Google Patents

センサのアライメント誤差推定装置

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JPH08271247A
JPH08271247A JP7256495A JP7256495A JPH08271247A JP H08271247 A JPH08271247 A JP H08271247A JP 7256495 A JP7256495 A JP 7256495A JP 7256495 A JP7256495 A JP 7256495A JP H08271247 A JPH08271247 A JP H08271247A
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JP
Japan
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sensor
alignment error
estimated value
observation
target
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JP7256495A
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Inventor
Eiji Kimoto
英二 木本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサを2個用いて複数の目標位置を観測す
るとき、片方のセンサが他方のセンサに対してアライメ
ント誤差を持つ。本発明は片方のセンサが他方のセンサ
に対して持つアライメント誤差を推定することを目的と
する。 【構成】 目標の観測位置から観測行列を生成する観測
行列生成器5を設け、さらに、アライメント誤差推定値
の共分散行列を求める推定値評価器6と推定値を算出す
る推定値算出器7を設けてセンサのアライメント誤差を
推定する。 【効果】 センサのアライメント誤差を状態変数とした
状態方程式の解を求めるようにしてアライメント誤差を
推定しているので、観測値に含まれる雑音の影響を受け
ずにセンサのアライメント誤差が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つのセンサにより
複数の目標位置を観測し、各々のセンサによる観測結果
に基づいて目標の位置を確認する目標位置観測装置にお
いて、片方のセンサに対する他方のセンサのアライメン
ト誤差を推定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、この発明が適用される目標位置観
測装置について図6を用いて説明する。図6は2つのセ
ンサからなる位置観測装置の一構成例であり、図中1は
第1のセンサ、2は第1のセンサ1に対応する第1の観
測器、3は第2のセンサ、4は第2のセンサ2に対応す
る第2の観測器である。13は観測する目標、14は第
1のセンサの座標面、15は第2のセンサ3の第1のセ
ンサ1に対するアライメント誤差である。2つのセンサ
を持つ目標観測装置はこのように構成され、通常片方の
センサが他方のセンサに対してアライメント誤差を持
ち、各々のセンサの座標面が異なることになる。
【0003】図7は従来のセンサのアライメント誤差の
算出装置の一実施例を示す図である。図中1〜4は図6
と同一である。16は第2の観測器4からの第2のセン
サ3による目標観測位置から第1の観測器2からの第1
のセンサ1による目標観測位置との差を演算する減算
器、17は減算器16の演算結果で第2のセサ3の第1
のセンサ1に対するアライメント誤差である。
【0004】次に動作について説明する。従来の装置は
図7において、目標の位置を第1のセンサ1と第1の観
測器2及び第2のセンサ3と第2の観測器4により観測
して第1の減算器16に送る。減算器16では第2の観
測器4からの目標観測位置から第1の観測器2からの目
標観測位置を差し引いて差を算出する。減算器16の演
算結果17は第2のセンサ3の第1のセンサ1に対する
アライメント誤差であり、これを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のセンサのアライ
メント誤差算出装置は以上のように構成されているの
で、観測目標の位置による観測誤差及び観測値に含まれ
る観測雑音による影響で算出されるアライメント誤差の
信頼性が低いという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第2のセンサの第1のセンサに
対するアライメント誤差を推定することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
る位置観測装置におけるセンサのアライメント誤差推定
装置は、第1の観測器と第2の観測器とからの目標観測
位置から観測行列を作り、さらに観測行列と観測雑音の
共分散行列とからアライメント誤差推定値の共分散行列
を算出し、目標の観測行列と推定値の共分散行列とから
第2のセンサのアライメント誤差の推定値を算出するも
のである。
【0008】この発明の実施例2による位置観測装置に
おけるセンサのアライメント誤差推定装置は、第1の観
測器と第2の観測器とからの目標観測位置から観測行列
を作り、観測行列と観測雑音の共分散行列とからアライ
メント誤差推定値の共分散行列を算出し、さらにアライ
メント誤差の推定値を算出するときの初期値を設定し、
目標の観測行列と推定値の共分散行列とアライメント誤
差初期値とから第2のセンサのアライメント誤差の推定
値を算出するものである。
【0009】この発明の実施例3による位置観測装置に
おけるセンサのアライメント誤差推定装置は、第1の観
測器と第2の観測器とからの目標観測位置から観測行列
を作り、観測行列と観測雑音の共分散行列とからアライ
メント誤差推定値の共分散行列を算出し、さらに算出し
たアライメント誤差を記憶し、目標の観測行列と推定値
の共分散行列と前回算出したアライメント誤差の推定値
を用いて第2のセンサのアライメント誤差の推定値を算
出するものである。
【0010】この発明の実施例4による位置観測装置に
おけるセンサのアライメント誤差推定装置は、第1の観
測器と第2の観測器とからの目標観測位置から観測行列
を作り、観測行列と観測雑音の共分散行列とからアライ
メント誤差推定値の共分散行列を算出し、さらにアライ
メント誤差の推定値を算出するときの初期値を設定し、
また算出したアライメント誤差の初期値を記憶し、この
記憶したアライメント誤差と目標の観測行列と推定値の
共分散行列とアライメント誤差初期値とから第2のセン
サのアライメント誤差の推定値を算出するものである。
【0011】この発明の実施例5による位置観測装置に
おけるセンサのアライメント誤差推定装置は、第1の観
測器と第2の観測器とからの目標観測位置から観測行列
を作り、観測行列と観測雑音の共分散行列とからアライ
メント誤差推定値の共分散行列を算出し、さらにアライ
メント誤差の推定値を算出するときの初期値を設定し、
目標の観測行列と推定値の共分散行列とアライメント誤
差初期値とから第2のセンサのアライメント誤差の推定
値を算出し、さらに算出した推定値の収束具合を判定す
るものである。
【0012】
【作用】この発明の実施例1によるセンサのアライメン
ト誤差推定装置は、目標観測装置が目標を観測するとき
の観測行列を算出し、アライメント誤差推定値の共分散
行列を算出し、第2のセンサのアライメント誤差を状態
変数とした状態方程式の解としてアライメント誤差を推
定することができる。
【0013】この発明の実施例2によるセンサのアライ
メント誤差推定装置は、目標観測装置が目標を観測する
ときの観測行列を算出し、アライメント誤差推定値の共
分散行列を算出し、第2のセンサのアライメント誤差を
状態変数とした状態方程式の解を、上記状態方程式の初
期値を設定し、設定した初期値を用いてアライメント誤
差の推定値を上記状態方程式の解として算出することが
できる。
【0014】この発明の実施例3によるセンサのアライ
メント誤差推定装置は、目標観測装置が目標を観測する
ときの観測行列を算出し、アライメント誤差推定値の共
分散行列を算出し、第2のセンサのアライメント誤差を
状態変数とした状態方程式を仮定し、算出した解を記憶
しておき、その解を用いてアライメント誤差を推定値を
上記状態方程式の解として繰り返し演算を行なうことで
算出することができる。
【0015】この発明の実施例4によるセンサのアライ
メント誤差推定装置は、目標観測装置が目標を観測する
ときの観測行列を算出し、アライメント誤差推定値の共
分散行列を算出し、第2のセンサのアライメント誤差を
状態変数とした状態方程式を仮定し、算出した解を記憶
しておき、その解と上記状態方程式の初期値を設定しそ
の初期値を用いて、アライメント誤差の推定値を上記状
態方程式の解として繰り返し演算を行なうことで算出す
ることができる。
【0016】この発明の実施例5によるセンサのアライ
メント誤差推定装置は、目標観測装置が目標を観測する
ときの観測行列を算出し、アライメント誤差推定値の共
分散行列を算出し、第2のセンサのアライメント誤差を
状態変数とした状態方程式を仮定し、算出した解を記憶
しておき、その解と上記状態方程式の初期値を設定しそ
の初期値を用いて、アライメント誤差の推定値を上記状
態方程式の解として繰り返し演算を行なうことで算出す
ることができ、さらに算出された状態方程式の解の収束
具合を判定できる。
【0017】
【実施例】
実施例1 図1はこの発明の一実施例を示すセンサのバイアス誤差
算出装置の構成図である。図中1〜4は従来の装置と同
一である。5は第1の観測器2と第2の観測器4からの
目標観測位置から目標の観測行列を算出する観測行列生
成器、6は観測行列からアライメント誤差の推定値の共
分散行列を算出する推定値評価器、7は観測行列生成器
5からの観測行列と推定値評価器6からのアライメント
誤差の推定値の共分散行列とから第2のセンサ3の第1
のセンサ1に対するアライメント誤差推定値を算出する
推定値算出器、8は第2のセンサ3の第1のセンサ1に
対するアライメント誤差推定値である。
【0018】次に動作について説明する。第1のセンサ
1及び第2のセンサ3から2以上の任意の数をkとして
k番目の目標を見たときの目標の正しい位置を各々P1
kt,P2ktとおき、各々のセンサから得られる観測
位置を各々P1ktO,P2ktOとおく。また、第2
のセンサ3の第1のセンサ1に対するアライメント誤差
をd(dR,dE,dB)とし第1のセンサ1からみた
第2のセンサ3の位置ベクトルをPpとする。
【0019】P1kt,P2kt,P1ktO,P2k
tOは直交座標系で表せば、各々数1〜数4となる。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】また、明らかに数5が成り立つ。
【0025】
【数5】
【0026】ここで、関数Fとして数6を定義する。
【0027】
【数6】
【0028】数6で表される関数Fを、第1のセンサ1
に対する第2のセンサのアライメント誤差の初期値をd
(0)=(0,0,0)として、点(P1ktO,P2
ktO,d(0))のまわりでテイラー展開し、2次以
上の項を無視すると、数7が得られる。
【0029】
【数7】
【0030】数7中のGikt(i=1または2)は数
8と表される。
【0031】
【数8】
【0032】関数Fは第1のセンサ1に対する第2のセ
ンサ2の位置ベクトルPpに誤差がなければ恒等的に零
になる。従って、数7の右辺を零とおいて数9を得る。
【0033】
【数9】
【0034】数9の左辺は、アライメント誤差の初期値
と観測位置により定まる観測値と考えられる。数9の右
辺第1項は求めるべきアライメント誤差を状態変数とし
て状態変数と観測行列G2ktとの積と考えられ、第2
項及び第3項は観測位置誤差と観測行列の積、即ち、雑
音と考えられる。従って、数9は観測系に雑音が含まれ
る線形状態方程式と考えることができる。
【0035】いま、観測値をZ、観測行列をH、求める
状態変数をxとおき、目標観測時の雑音をvとおけば、
数10と表される。
【0036】
【数10】
【0037】最小自乗法を用いれば観測値と状態変数x
との差の自乗を評価関数Jにすれば良い。目標観測時の
雑音vの共分散をRとおけばJは数11となる。
【0038】
【数11】
【0039】評価関数Jを最小にするxは、数11の右
辺を展開して、xについて微分した結果が零になるよう
なxである。従って求める状態変数xは数12と表され
る。
【0040】
【数12】
【0041】ここで、P(+)は推定値の共分散行列で
ある。
【0042】次に、この発明を図1に従って説明する。
第1のセンサ1と第2のセンサ3はk個の目標の位置を
観測するためのセンサで、第1のセンサ1に対応する第
1の観測器2と第2のセンサ3に対応する第2の観測器
4により目標の観測位置を出力する。観測行列生成器5
では、上記第1の観測器2及び第2の観測器4からの目
標の観測位置をうけて数7、数8で表される観測行列G
1kt、G2ktを演算して求める。推定値評価器6で
は観測行列生成器5からの観測行列G1kt、G2kt
から数12中のP(+)、即ち、推定値の共分散行列を
演算する。推定値算出器7では推定値評価器6からの推
定値の共分散行列と観測行列生成器5からの観測行列と
から数12で表される求める推定値xの右辺第2項を算
出する。数12導出の過程でd(0)=(0、0、0)
としているので、推定値算出器7の出力が求めるセンサ
2のセンサ1に対するアライメント誤差の推定値8とな
る。
【0043】このように目標の観測位置を用いて、第2
のセンサ3の第1のセンサ1に対するアライメント誤差
を状態変数とした状態方程式を仮定してアライメント誤
差を推定しているので、目標の位置による観測誤差及び
観測位置に含まれる観測雑音の影響を受けにくい。
【0044】実施例2 図2はこの発明の一実施例を示すセンサのアライメント
誤差算出装置の構成図である。図中1〜8は実施例1と
同一である。9は第2のセンサの第1のセンサに対する
アライメント誤差の推定計算を行なうときの初期値を設
定するアライメント誤差初期値設定器である。
【0045】次に動作について説明する。第1のセンサ
1及び第2のセンサ3により目標の位置を観測し推定値
評価器6でアライメント誤差推定値の共分散行列を算出
するまでの動作は実施例1と同一である。アライメント
誤差初期値設定器9では推定値算出器7でアライメント
誤差の推定値計算を行なうときの初期値、即ち数12の
d(0)を設定するものである。推定値算出器7では観
測行列生成器5からの観測行列と推定値評価器6からの
推定値の共分散行列とアライメント誤差初期値設定器9
からの初期値とから数12で表される推定値xを算出す
る。
【0046】このように第2のセンサ3の第1のセンサ
1に対するアライメント誤差の推定計算の初期値を設定
できるようにしているので、何らかの方法によりアライ
メント誤差の初期値を得て、この実施例に示すように設
定すると、より精度良くアライメント誤差を推定でき
る。
【0047】実施例3 図3はこの発明の一実施例を示すセンサのアライメント
誤差算出装置の構成図である。図中1〜8は実施例1と
同一である。10は推定値算出器7からのアライメント
誤差推定値8と推定値の共分散行列P(+)を記憶して
おく推定値記憶器である。
【0048】次に動作について説明する。第1のセンサ
1と第2のセンサ3により目標の位置を観測し観測行列
生成器5で観測行列を算出するまでの処理は実施例1と
同一である。次に、前回算出のアライメント誤差推定値
をx(−)、前回推定値の共分散行列をP(−)とお
く。最小自乗法を用いれば、求めるべきアライメント誤
差の推定値をxとして、xと前回算出のアライメント誤
差推定値x(−)との差の自乗、及び、観測値zとxと
の差の自乗との和を評価関数J1にすれば良いので、J
1は数13と表される。
【0049】
【数13】
【0050】J1を最小にするxはJ1の右辺を展開し
てxについて微分した結果が零になるようなxである。
従って求める推定値xは数14と表される。
【0051】
【数14】
【0052】この発明を図3に従って説明する。第1の
センサ1と第1の観測器2及び第2のセンサ3と第2の
観測器4により目標の位置を観測して観測行列生成器5
で目標を観測するときの観測行列を算出するまでの動作
は実施例1と同一である。推定値評価器6では前回算出
の推定値の共分散行列をP(−)と観測行列生成器5か
らの観測行列と目標観測時の観測雑音vの共分散行列R
とから数14で表される推定値の共分散行列P(+)を
算出する。推定値算出器7では観測行列生成器5からの
観測行列と推定値評価器6からの推定値の共分散行列P
(+)と推定値記憶器10からの前回算出のバイアス誤
差推定値x(−)とから数14のxで表されるセンサ2
のセンサ1に対するアライメント誤差推定値8を算出す
る。算出されたアライメント誤差の推定値8及び推定値
の共分散行列P(+)は推定値記憶器10に送出されて
次回アライメント誤差の推定値を算出するときに前回推
定値x(−)及び前回算出の共分散行列P(−)として
用いられる。
【0053】このように目標の位置を観測したときに、
目標の観測位置と前回算出した推定値とからバイアス誤
差を収束計算するので精度がよい。
【0054】実施例4 図4はこの発明の一実施例を示すセンサのアライメント
誤差推定装置の一実施例である。図中、1〜8及び10
は実施例3と同一である。9はセンサのアライメント誤
差推定計算の初期値を設定するアライメント誤差初期値
設定器である。
【0055】次に動作について説明する。第1のセンサ
1と第1の観測器2及び第2のセンサ3と第2の観測器
4により目標の位置を観測してセンサ2のセンサ1に対
するアライメント誤差推定値8を算出するまでの処理は
実施例3と同一である。アライメント誤差初期値設定器
9では推定値算出器7でアライメント誤差の推定値計算
を行なうときの初期値、即ち数14のx(−)の初期値
を設定するもので、アライメント誤差推定値の収束計算
の初期値となる。アライメント誤差初期値設定器9から
のアライメント誤差初期値は推定値記憶器10に送られ
て記憶され、初めて(第1回目)のアライメント誤差収
束計算に用いられる。推定値算出器7では観測行列生成
器5からの観測行列と制定地表下記6からの推定値の共
分散行列と推定値記憶器10からの前回計算時のアライ
メント誤差推定値、または、初めて(第1回目)の推定
計算の時はアライメント誤差の初期値とから数14で表
される推定値xを算出してアライメント誤差の推定値8
として出力する。
【0056】このように推定値の収束計算を行なうとき
の初期値を設定できるので、何らかの方法によりアライ
メント誤差の初期値を設定すると、バイアス誤差の推定
値を早く収束させることができ、さらに精度良くアライ
メント誤差を推定できる。
【0057】実施例5 図5はこの発明の一実施例を示すセンサのアライメント
誤差推定装置の一実施例である。図中、1〜10は実施
例4と同一である。11はセンサのアライメント誤差の
推定値の収束の具合を判定する推定値収束判定器、12
は推定値収束判定器11の出力でセンサのアライメント
誤差の推定値算出結果である。
【0058】次に動作について説明する。第1のセンサ
1と第1の観測器2及び第2のセンサ3と第2の観測器
4により目標の位置を観測してセンサ2のセンサ1に対
するアライメント誤差推定値8を算出し、推定値記憶器
10で算出したアライメント誤差を記憶するまでの処理
は実施例4と同一である。推定値収束判定器11では前
回算出したアライメント誤差の推定値と今回算出したア
ライメント誤差の推定値とを比較してアライメント誤差
の推定値8の収束具合を監視する。推定値収束判定器1
1はアライメント誤差の推定値がある値以下に収束して
いるときに、推定値計算が収束したものとしてアライメ
ント誤差の推定値8を推定値算出結果12として出力す
る。
【0059】このようにアライメント誤差の推定値を収
束計算し、さらに収束判定をしているので得られる推定
値算出結果の精度がよい。
【0060】
【発明の効果】この発明の実施例1および2によればセ
ンサのアライメント誤差を状態変数とした状態方程式を
導出し、その解を算出することでアライメント誤差を算
出できるという効果がある。
【0061】この発明の実施例3および4によればセン
サのアライメント誤差を状態変数とした状態方程式を導
出し、解を算出する毎にその解を記憶し、その解を用い
て収束計算にてセンサのアライメント誤差を算出してい
るので精度良くセンサのバイアス誤差が推定できるとい
う効果がある。
【0062】この発明の実施例5によればセンサのアラ
イメント誤差を状態変数とした状態方程式を導出し、解
を算出する毎にその解を記憶し、その解を用いて収束計
算にてセンサのアライメント誤差を算出し、その解の収
束具合を判定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すセンサのアライメン
ト誤差推定装置の構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示すセンサのアライメン
ト誤差推定装置の構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示すセンサのアライメン
ト誤差推定装置の構成図である。
【図4】この発明の実施例4を示すセンサのアライメン
ト誤差推定装置の構成図である。
【図5】この発明の実施例5を示すセンサのアライメン
ト誤差推定装置の構成図である。
【図6】2つのセンサからなる位置観測装置の一構成
例。
【図7】従来のセンサのアライメント誤差算出装置の構
成図。
【符号の説明】
1 第1のセンサ 2 第1の観測器 3 第2のセンサ 4 第2の観測器 5 観測行列生成器 6 推定値評価器 7 推定値算出器 8 アライメント誤差推定値 9 アライメント誤差初期値設定器 10 推定値記憶器 11 推定値収束判定器 12 推定値算出結果 13 観測目標 14 第1のセンサの座標面 15 第2のセンサの第1のセンサに対するアライメン
ト誤差 16 減算器 17 アライメント誤差算出結果

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の目標位置を観測する第1のセンサ
    と、この第1のセンサに対応する第1の観測器と、同じ
    複数の目標位置を観測する第2のセンサと、この第2の
    センサに対応する第2の観測器とから構成され、2つの
    センサにより観測した結果に基づいて目標の位置を確認
    する目標位置観測装置において、上記第1のセンサと第
    1の観測器によって観測された目標観測位置と上記第2
    のセンサと第2の観測器により観測された目標観測位置
    とから観測行列を演算する観測行列生成器と、目標観測
    位置に含まれる観測雑音の共分散と観測行列とからアラ
    イメント誤差推定値の共分散行列を算出する推定値評価
    器と、上記の観測行列と推定値評価器からの共分散行列
    とから第2のセンサのアライメント誤差の値を算出する
    推定値算出器とから構成され、第2のセンサの第1のセ
    ンサに対するアライメント誤差を推定することを特徴と
    するセンサのアライメント誤差推定装置。
  2. 【請求項2】 第2のセンサの第1のセンサに対するア
    ライメント誤差推定値を算出するときの初期値を設定す
    るアライメント誤差初期値設定器を備え、推定計算の初
    期値を推定値算出器に送出することを特徴とする請求項
    1記載のセンサのアライメント誤差推定装置。
  3. 【請求項3】 第2のセンサの第1のセンサに対するア
    ライメント誤差推定値を算出する推定値算出器の出力を
    記憶しておく推定値記憶器を備え、推定値記憶器の内容
    を推定値評価器及び推定値算出器に送出することを特徴
    とする請求項1記載のセンサのアライメント誤差推定装
    置。
  4. 【請求項4】 第2のセンサの第1のセンサに対するア
    ライメント誤差推定値を算出するときの初期値を設定す
    るアライメント誤差初期値設定器を備え、推定計算の初
    期値を推定値記憶器に送出することを特徴とする請求項
    3記載のセンサのアライメント誤差推定装置。
  5. 【請求項5】 第2のセンサの第1のセンサに対するア
    ライメント誤差を算出する推定値算出器の出力により推
    定値の収束を判定する推定値収束判定器を備え、アライ
    メント誤差推定値が収束すると推定値を算出結果として
    出力することを特徴とした請求項4記載のセンサのアラ
    イメント誤差推定装置。
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