JPH08271080A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置

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JPH08271080A
JPH08271080A JP7095893A JP9589395A JPH08271080A JP H08271080 A JPH08271080 A JP H08271080A JP 7095893 A JP7095893 A JP 7095893A JP 9589395 A JP9589395 A JP 9589395A JP H08271080 A JPH08271080 A JP H08271080A
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JP
Japan
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heat exchange
end side
gax
exchange tube
generator
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Application number
JP7095893A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nomura
和雄 野村
Tomohiko Katou
具彦 加藤
Kazuhiko Harima
和彦 播磨
Shigeru Murayama
茂 村山
Tomonori Tamura
智徳 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2315/00Sorption refrigeration cycles or details thereof
    • F25B2315/002Generator absorber heat exchanger [GAX]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水・油類などの間接的な熱操作流体に用いて発
生器吸収器間の熱交換機能(GAX機能)を行うGAX
部における間接的な熱交換管損失などを無くして、装置
全体でみた成績係数の高い吸収式冷凍装置を提供する。 【構成】 濃液2aを熱交換管205D→管路212→
熱交換管201B→管路213→熱交換管205Fを経
て発生器5の内部に流出する流路によるGAX部を設け
る。濃液2aは熱交換管201Bを流通する間に吸収器
1内での冷媒蒸気7cと稀液2bとの吸収作用による発
熱により加熱されて冷媒蒸気を含んだ高温の混合流体2
cになる。混合流体2cは熱交換管205Fを流通する
間に冷媒蒸気7aに放熱して濃液2aに戻るとともに、
散布管205Cから散布され、散布された濃液2aが、
さらに、熱交換管205Fで混合流体2cから熱を奪っ
て冷媒蒸気7aを発生する。濃液2aを直接的にGAX
部に流通して熱回収を行っているので、装置全体でみた
成績係数が向上する。このほか、GAX部に稀液2bを
流通する構成によっても、同様の効果を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒剤を混入した吸
収液を用いて、所要の熱交換動作を行うことにより、目
的とする熱操作流体を冷却・加温するようにした吸収冷
凍機・吸収冷温水機などの吸収式冷凍機(この発明にお
いて吸収式冷凍装置という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置において、冷媒剤を比較的
低温を蒸発温度とする流体、例えば、NH3、つまり、
アンモニアとし、この冷媒に対して比較的高温を蒸発温
度とする安価で無害な流体、例えば、水を混入したもの
を吸収液として用いる吸収式冷凍機が周知である。
【0003】また、上記の吸収液を加熱して上記の冷媒
を蒸発するための発生器と、上記の冷媒を上記の水に吸
収するための吸収器との間に、所要の熱交換を行わせる
機能を設ける機能、つまり、発生器吸収器間熱交換機能
(Generator−Absorber Heat
Exchanger)を設けて、熱操作効率を向上させ
る構成をもつ吸収式冷凍機が周知であり、この発生器吸
収器間熱交換機能をGAX機能と言っている。
【0004】そして、このGAX機能の動作と効果につ
いては、吸収器内に設けた管路と吸収器内に設けた管路
とを襷掛け状に接続した襷掛管路によりGAX機能を行
わせる構成が、例えば、ASME,AES,VOL.
8,1988,98頁におけるFig.2のGener
ator−Absorber Heat Exchan
ger Unit(以下、第1従来技術という)により
開示されている。
【0005】さらに、こうしたGAX機能をもつ吸収式
冷凍機の具体的な構成、つまり、図9のような構成(以
下、第2従来技術という)が、本願出願人による先行出
願特願平5−134162にもとづく特開平6−323
676によって開示されている。
【0006】図9の構成において、吸収液の循環系を、
発生器5の底部に溜まっている冷媒濃度の低い稀液2b
を起点にして説明すると、稀液2bは、発生器5内部と
吸収器1内部との圧力差によって熱交換管205A→管
路16→吸収液熱交換器31→管路204→減圧器9→
管路18の経路を経て、散布管201Dから散布され、
熱交換管201C・熱交換管201B・冷却管201A
に沿って滴下しながら冷媒蒸気7cを吸収して濃液2a
になり、吸収器1の底部に溜まる。
【0007】濃液2aは、管路4に設けたポンプ3によ
り加圧されて、熱交換管201B→管路17→熱交換管
205D→管路203→吸収液熱交換器31の被加熱側
31A→管路202の経路を経て、散布管205Cから
発生器5の内部に散布される。
【0008】そして、この経路の間に、熱交換管201
Bでは冷媒蒸気7cの熱と、稀液2bの熱と、散布管2
01Dから散布された稀液2bが冷媒蒸気7cを吸収す
る際に生ずる熱とを奪った後に、熱交換管205Dでは
冷媒蒸気7aの熱を奪い、次いで、吸収液熱交換器31
の被加熱側31Aを通ることにより、さらに予熱された
後に散布管205Cから散布され、熱交換管205Aに
沿って滴下しながら、ある程度の冷媒蒸気7aを蒸発さ
せた後、発生器5の底部に稀液2bとして溜まるように
循環する。
【0009】次に、冷媒の循環系を発生器5の冷媒蒸気
7aを起点として説明すると、稀液2bを加熱器6で加
熱することにより発生した冷媒蒸気7aは、水蒸気成分
を多分に含んでいるので、気液接触作用、つまり、吸収
液の表面に冷媒蒸気を接触させたときに生ずる熱交換、
分離および吸収の作用により冷媒蒸気7a中の冷媒濃
度、つまり、NH3の濃度を高めるとともに剰余熱を熱
交換管205Dで奪う精溜作用を行わせ、さらに、熱交
換管205Eで熱を奪うことにより、冷媒蒸気7aの一
部を凝縮、つまり、熱交換管に接している部分の冷媒蒸
気を凝縮して得られた濃度の高い吸収液と冷媒蒸気7a
との気液接触作用によって冷媒蒸気7a中の冷媒濃度を
次第に高める分縮作用を行わせる。
【0010】そして、この分縮作用を経た冷媒蒸気7a
は、管路10から凝縮器11→管路12→減圧器13→
蒸発器14→管路15を経て吸収器1に送り込まれ、散
布管201Dから散布された稀液2bに吸収されて濃液
2aになり、上記の吸収液循環系と合流して散布管20
5Cから散布され、加熱器6により加熱されて、冷媒蒸
気7aになるように循環する。
【0011】ここで、管路10を経て凝縮器11に入っ
た冷媒蒸気7aは、被加熱側11Aを通る第1の熱操作
流体35a、例えば、水に熱を与えて放熱し、凝縮して
冷媒液7bになった後に、管路12を経て、減圧器13
に入る。なお、各減圧器9・13は、例えば、減圧弁で
構成してある。
【0012】そして、減圧器13で減圧した冷媒液7b
は、蒸発器14に入り、蒸発器14の被冷却側14Aを
通る第2の熱操作流体35b、例えば、水から熱を奪っ
て蒸発し、冷媒蒸気7cになった後に、管路15を経
て、吸収器1に戻るという経路を経ることにより、管路
20・21・22・23を通る第1の熱操作流体35a
と、管路24・25を通る第2の熱操作流体35bと
に、所要の熱操作を与えるようにしてある。つまり、凝
縮器11と蒸発器14とは、一種の熱交換器によって構
成してある。
【0013】次に、管路20・21・22・23・24
・25に接続された上方の部分にある室外熱交換器61
と室内熱交換器62とによって循環される第1の熱操作
流体35aと第2の熱操作流体35bとの循環系につい
て説明すると、室外熱交換器61と室内熱交換器62と
は、管路接続切換器63によって、接続経路を変更でき
るようになっており、ポンプ64は凝縮器11の被加熱
側11Aを通る第1の熱操作流体35a、例えば、水の
循環を促進するためのポンプ、ポンプ65は蒸発器14
の被冷却側14Aを通る第2の熱操作流体35b、例え
ば、水の循環を促進するためのポンプである。
【0014】そして、吸収器1の冷却管201Aに第1
の熱操作流体35aを与える管路20・21と、凝縮器
11の被加熱側11Aに第1の熱操作流体35aを与え
る管路22・23と、蒸発器14の被冷却側14Aに第
2の熱操作流体35bを与える管路24・25とに、目
的の加温・冷却を行う対象となる熱操作流体、例えば、
暖房用・冷房用の水と、吸熱・放熱のための流体、例え
ば、フィン付ラジエータなどを通って吸熱・放熱した水
などを与えるように構成してある。
【0015】管路接続切換器63は、8つの管路を図に
実線で示した接続経路と点線で示した接続経路とに切り
換える切換弁であり、8つの管路を切り換えるので、通
称、八方弁とも呼ばれており、CPU70からの制御信
号にもとづいて動作する電動アクチェータにより切換軸
を操作して切換動作するものである。
【0016】この実線で示す経路による切換接続によっ
て、管路20→冷却管201A→管路21→管路22→
凝縮器11の被加熱側11A→管路23→管路接続切換
器63→室外熱交換器61→管路接続切換器63→ポン
プ64を経て管路20に戻るという循環路により、第1
の熱操作流体35aを循環しながら、室外熱交換器61
の放熱側61Aに送風機61Bなどで室外の空気を強制
的に与えて放熱動作するようにした冷却放熱経路と、管
路24→蒸発器14の被冷却側14A→管路25→管路
接続切換器63→室内熱交換器62→管路接続切換器6
3→ポンプ65を経て管路24に戻るという循環路によ
り、第2の熱操作流体35bを循環しながら、室内熱交
換器62の被冷却側62Aに循環用の送風機62Bなど
で、室内の空気を強制的に与えて室内の空気を冷却動作
するようにした冷却放熱経路とを形成することにより、
熱操作流体による冷却操作、つまり、冷房運転の場合の
循環形態を構成する。
【0017】また、点線で示す経路による切換接続によ
って、管路20→冷却管201A→管路21→管路22
→凝縮器11の被加熱側11A→管路接続切換器63→
室内熱交換器62→管路接続切換器63→ポンプ64を
経て管路20に戻るという循環路により、第1の熱操作
流体35aを循環しながら、室内熱交換器62の被加熱
側62Aに室内の空気を強制的に与えて室内の空気を加
温動作するようにした加温放熱経路と、管路24→蒸発
器14の被冷却側14A→管路25→管路接続切換器6
3→室外熱交換器61→管路接続切換器63→ポンプ6
5を経て管路24に戻るという循環路により、第2の熱
操作流体35bを循環しながら、室外熱交換器61の吸
熱側61Aに送風機61Bなどで室外の空気を強制的に
与えて吸熱動作するようにした吸熱経路とを形成するこ
とにより、熱操作流体の加温操作、つまり、暖房運転の
場合の循環形態を構成する。
【0018】こうした熱操作流体の冷却操作または加温
操作の制御はCPU70の各部制御信号によって行われ
る。そして、この制御は、所要の各部の動作状態、例え
ば、温度などを検出した各部検出信号と、動作条件など
を設定する設定操作部80からの設定信号とをCPU7
0に与え、CPU70で所要の制御処理を行って得られ
る各部制御信号により、加熱器6、管路接続切換器6
3、各ポンプ3・64・65などの動作を制御するよう
に構成してある。
【0019】さらに、上記の第1従来技術におけるGA
X機能を行うGAX機能部分として、発生器吸収器間熱
交換部270を設けた構成になっている。
【0020】発生器吸収器間熱交換部270は、冷媒蒸
気7aに熱を与えて放熱する熱交換管205Bを発生器
5内に設けるとともに、吸収器1内に散布した稀液2b
が冷媒蒸気7cを吸収するときの熱と稀液2bの熱とを
稀液2bから受けて吸熱する熱交換管201Cを吸収器
1内に設け、これらの熱交換管205Bと熱交換管20
1Cとの上下関係を逆に接続したものを襷掛け管路27
1として構成したものである。
【0021】そして、こうした襷掛け管路271による
構成では、襷掛け管路271内を通る第3の熱操作流体
35c、例えば、水、シリコン油、フェニルキシリルエ
タンなどの熱媒体をポンプ260で循環させているの
で、第3の熱操作流体の高温時と低温時の体積変化が生
ずるため、この体積変化を緩衝させるために、襷掛け管
路271の途中に液溜器272を設ける必要がある。
【0022】また、こうした襷掛け管路271によらな
いGAX機能を設ける構成として、吸収器1の内部に、
濃液2aに吸収作用時の発熱を与えて冷媒蒸気と稀液と
に分離する発生熱交換器を設けてGAX機能を行わせる
構成(以下、第2従来技術という)が、上記の特開平6
−323676により開示されており、さらに、発生器
5の内部に、稀液2bに冷媒蒸気を吹き込ませて吸収作
用時の発熱を発生器5の内部に与える吸収熱交換器を設
けてGAX機能を行わせる構成(以下、第3従来技術と
いう)が、本願出願人による先行出願特願平5−134
164にもとづく特開平6−323678によって開示
されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術で
は、発生器吸収器間熱交換部270、つまり、GAX部
の構成が、襷掛け管路271内を通る第3の熱操作流体
35cを介した2次的な熱交換によっているため、第3
の熱操作流体35cを介在させる分だけ熱損失があり、
また、ポンプ260を運転するためのエネルギー消費が
増加し、さらには、液溜器272による放熱損失がある
などのため、装置全体としての成績係数の向上に限度が
あるなどの不都合がある。
【0024】また、上記の第2従来技術では、吸収器1
の内部に設ける発生熱交換器の構造が複雑になるという
不都合があり、さらに、上記の第3従来技術では、発生
器5の内部に設ける吸収熱交換器の構造が複雑になるほ
か、冷媒蒸気の吹込圧力を調整する構成部分が複雑にな
るなどの不都合がある。
【0025】このため、こうした不都合のない吸収式冷
凍装置の提供が望まれているという課題がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記のような冷媒蒸気を
吸収させて冷媒濃度の高い濃液を得る吸収器と、濃液か
ら冷媒蒸気を蒸発させて冷媒濃度の低い稀液を得る発生
器とを設けるとともに、吸収器の内部に設けた第1の熱
交換管と発生器の内部に設けた第2の熱交換管とを通る
流路によりGAX機能を行わせるGAX部を設けた吸収
式冷凍装置において、上記の濃液を上記のGAX部に流
通する濃液GAX手段を設けた第1の構成と、
【0027】この第1の構成の濃液GAX手段に代え
て、上記の濃液を、上記の第1の熱交換管の管路の下端
側から上端側に向けて流通し、続いて、上記の第2の熱
交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通した後
に、上記の発生器の内部に流出する流路により上記のG
AX部を構成する濃液GAX手段を設ける第2の構成
と、
【0028】上記の第1の構成と同様の吸収式冷凍装置
において、上記の発生器の内部の第2の熱交換管の上方
に第3の熱交換管を設ける熱交換管配置手段と、
【0029】上記の濃液を、上記の第3の熱交換管の管
路の上端側から下端側に向けて流通し、続いて、上記の
第1の熱交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通
し、続いて、上記の第2の熱交換管の管路の下端側から
上端側に向けて流通した後に第2の熱交換管の管路の上
端側から発生器の内部に流出する流路により上記のGA
X部を構成するGAX手段とを設ける第3の構成と、
【0030】この第3の構成のGAX手段に代えて、上
記の濃液を、上記の第3の熱交換管の管路の上端側から
下端側に向けて流通し、続いて、上記の第1の熱交換管
の管路の下端側から上端側に向けて流通し、続いて、上
記の第2の熱交換管の管路の下端側から上端側に向けて
流通した後に上記の第2の熱交換管の上端側から上記の
発生器の内部に流出する第1の流路と、上記の第2の熱
交換管の上端側から分流した上記の濃液を加速して上記
の第1の熱交換管の管路の下端側側に流通する第2の流
路とにより上記のGAX部を構成するGAX手段を設け
る第4の構成と、
【0031】上記の第1の構成と同様の吸収式冷凍装置
において、上記の稀液を上記のGAX部に流通する稀液
GAX手段を設けた第5の構成と、
【0032】この第5の構成の稀液GAX手段に代え
て、上記の稀液を減圧した減圧稀液を上記のGAX部に
流通する稀液GAX手段を設けた第6の構成と、
【0033】上記の第5の構成の稀液GAX手段に代え
て、上記の稀液を、上記の第1の熱交換管の管路の下端
側から上端側に向けて流通し、続いて、上記の第2の熱
交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通した後
に、上記の吸収器の内部に流出する流路により上記のG
AX部を構成する稀液GAX手段を設けた第7の構成
と、
【0034】上記の第5の構成の稀液GAX手段に代え
て、上記の稀液を、加速して上記の第1の熱交換管の管
路の下端側から上端側に向けて流通した後に上記の第2
の熱交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通する
第1の流路と、上記の第1の熱交換管の管路の上端側か
ら分流した稀液を上記の吸収器の内部に流出する第2の
流路とにより上記のGAX部を構成する稀液GAX手段
を設ける第8の構成などによって、上記の課題を解決し
得るようにしたものである。
【0035】
【作用】第1〜3の構成では、GAX部に濃液そのもの
を流通しているため、GAX部専用に用いる第3の熱操
作流体とこの第3の熱操作流体に付随する構成部分が不
要になり、また、GAX部の流路を、濃液が吸収器の内
部に設けた第2の熱交換管で吸収熱を吸収して冷媒蒸気
と稀液とに分離した混合流体に変わり、この混合流体を
発生器の内部に設けた第1の熱交換管で放熱して濃液に
戻すように循環する経路にしているため、GAX機能が
冷媒の蒸発と吸収とにおける潜熱をも直接的に利用して
動作するので、発生器吸収器間の熱交換作用が高能率に
行なわれ、装置全体でみた成績係数を向上するように作
用する。
【0036】第4の構成では、上記の第1〜3の構成に
おける作用に加えて、GAX部における濃液の循環を加
速しているため、GAX部の流路を循環する濃液の流量
が増加するので、発生器吸収器間の熱交換作用を、さら
に高能率に行い得るように作用する。
【0037】第5〜7の構成では、GAX部に稀液その
ものを流通しているため、GAX部専用に用いる第3の
熱操作流体とこの第3の熱操作流体に付随する構成部分
が不要になる。また、GAX部の流路を、稀液が吸収器
の内部に設けた第2の熱交換管で吸収熱を吸収して高温
の稀液になり、この高温の稀液を発生器の内部に設けた
第1の熱交換管に与えて発生器の内部の濃液の加熱に寄
与させるように循環する経路にしており、さらに、第6
の構成では、稀液が低圧になっているため、GAX機能
が冷媒の蒸発と、吸収、つまり、凝縮とにおける潜熱を
も直接的に利用して動作し、また、第5の構成と第7の
構成では、稀液の過熱によって、GAX機能が若干の冷
媒の蒸発と、吸収、つまり、凝縮とにおける潜熱をも直
接的に利用して動作するので、発生器吸収器間の熱交換
作用の能率が上げられ、装置全体でみた成績係数を向上
するように作用する。
【0038】第8の構成では、上記の第5〜7の構成に
おける作用に加えて、GAX部における濃液の循環を加
速しているため、GAX部の流路を循環する稀液の流量
が増加するので、発生器吸収器間の熱交換作用が高能率
に行なわれるので、装置全体でみた成績係数を向上する
ように作用する。
【0039】
【実施例】以下、図1〜図8により実施例を説明する。
図1〜図8において図9の符号と同一符号で示す部分
は、図9によって説明した同一符号の部分と同一機能を
もつ部分であり、さらに、図1〜図8において同一符号
で示す部分は、これら図のうちのいずれかの図によって
説明する同一符号の部分と同一機能をもつ部分である。
【0040】〔第1実施例〕以下、図1により第1実施
例を説明する。図1において、発生器5の内部は分溜用
の熱交換管205Eを除去してあり、第1の熱操作流体
35aは、管路20から凝縮器11の被加熱側11Aに
直接に与えるようにしてあり、また、凝縮器11からの
冷媒液7bを、予冷した後に蒸発器14に与えるため
に、管路20→予冷用熱交換器215→管路216→膨
張弁13A→蒸発器14→予冷用熱交換器の被吸熱側2
15A→管路15の経路を通るようにしてある。
【0041】稀液2bは、熱交換管205A→減圧器9
→管路18→散布管201Dの経路を経て吸収器1内に
散布するようにしてある。
【0042】濃液2aは、管路4→ポンプ3→管路21
1→熱交換管205D→管路212→熱交換管201B
→管路213→熱交換管205F→散布管205Fの経
路を経て発生器5内に散布するとともに、熱交換管20
5Dでは上方から下方に向けて流通し、また、熱交換管
201Bでは下方から上方に向けて流通し、さらに、熱
交換管205Fでは下方から上方に向けて流通すること
により、GAX機能を果すようにしてある。
【0043】そして、熱交換管201Bの熱交換面積
を、冷却管201Aの熱交換面積の2倍以上の大きさ、
例えば、同一直径の銅管をコイル状に巻いた熱交換管の
場合には、銅管の長さを2倍以上の長さにすることによ
り、吸収器1内での吸収熱を十分に回収して、濃液2a
の一部を蒸発させて、冷媒蒸気と稀液の混合流体2cに
することにより、吸収熱を潜熱の形で回収している。
【0044】また、この混合流体2cを熱交換管205
Fに流通して、回収した吸収熱を発生器5内の冷媒蒸気
7aに与え、混合流体2cを冷却して濃液2aに戻すと
ともに、散布管205Fから散布した濃液2aを熱交換
管205Fに沿って流下して、流下した濃液2aから冷
媒蒸気7aを蒸発させることにより、吸収器発生器間熱
交換、つまり、GAX機能を行わせている。
【0045】〔第2実施例〕以下、図2により第2実施
例を説明する。図2において、図1と異なる箇所は、熱
交換管205Fの上端側と管路212とを結ぶ管路22
0にポンプ221と逆止弁222とを配置した還流経路
を設けた箇所である。
【0046】そして、ポンプ221は、熱交換管205
Fの上方から分流した濃液2aを加速して管路212に
流通するため、熱交換管201Bから熱交換管205F
へ向けて流通する濃液2aの単位時間当たりの流量が増
加するので、この増加分だけGAX機能が向上されたこ
とになる。なお、ポンプ221による加速量は、GAX
機能が最良の熱交換を行い得る加速流量を運転試験によ
り実験的に選定して、ポンプ221の運転を制御するよ
うに構成する。
【0047】〔第3実施例〕以下、図3により第3実施
例を説明する。図3において、図1と異なる箇所は、稀
液2bの熱を濃液2aに与えるための熱交換器31を設
けるとともに、吸収器1の散布管201Dと熱交換管2
01Bとの間に棚状部分201Eを設けた箇所である。
【0048】つまり、管路16の稀液2bを、熱交換器
31を経由した後に管路204を経て減圧器9に流通
し、また、管路213の混合流体2cを、熱交換器31
の被加熱側31Aを経由した後に管路202を経て熱交
換管205Fに流通するようにしてある。
【0049】したがって、管路213内の混合流体2c
が稀液2bの熱を回収して、混合流体2c中の冷媒をさ
らに蒸発した後に熱交換管205Fに与えられるので、
発生器5から逃げ去った熱量を、取り戻して発生器5内
に戻し入れるように動作していることになる。
【0050】また、棚状部分201Eは、稀液2bが熱
交換器31によって過冷却されて相平衡温度よりも低く
なった場合に、熱交換管201Bの上端側を通る濃液2
aの温度を上昇させることができないので、散布管20
1Dから散布した稀液2bを棚状部分201Eで、一
旦、受け止め、この部分で稀液2bに冷媒蒸気7cを一
部吸収させることにより、稀液2bの温度を上昇させた
後に、熱交換管201Bに流下して、熱交換管201B
の上端側を通る濃液2aの温度を上昇させるためのもの
である。
【0051】〔第4実施例〕以下、図4により第4実施
例を説明する。この実施例は、図2の第2実施例と図3
の第3実施例とを組み合わせた構成であり、各部の動作
は、上記の第1実施例〜第3実施例てで説明した通りで
ある。
【0052】〔第5実施例〕以下、図5により第5実施
例を説明する。図5において、濃液2aは、管路4→ポ
ンプ3→管路211→熱交換管205D→管路212→
熱交換管201B→管路213→散布管205Cの経路
を経て発生器5内に散布するようにしてある。
【0053】稀液2bは、熱交換管205A→管路16
→熱交換管201F→管路223→熱交換管205G→
管路204→減圧器9→管路18→散布管201Dの経
路を経て吸収器1の内部に散布するようにしてあり、主
として、熱交換管201Fと熱交換管205Gとにより
GAX機能を行わせるようにしている。
【0054】そして、熱交換管205Aの熱交換面積
を、熱交換管205D熱交換面積の2倍以上の大きさ、
例えば、同一直径の銅管をコイル状に巻いた熱交換管の
場合には、銅管の長さを2倍以上の長さにすることによ
り、熱交換管205Aを通る稀液2bの熱を、散布管2
05Cから散布されて熱交換管205Aの外側を流下す
る濃液2aに十分に与えて放熱させることにより、熱交
換管201Fの管路の下端側に流通する稀液2bの温度
を十分に低い温度に下げる得るようしてある。
【0055】したがって、稀液2bは、熱交換管201
Fを流通する際に、吸収器1内での吸収熱を十分に吸収
して高温になった後に、熱交換管205Gを流通するの
で、この流通の際に、稀液2aの熱を散布管205Cか
ら散布されて熱交換管205Aの外側を流下する濃液2
aに十分に与えて、GAX機能を果すことになる。
【0056】なお、熱交換管205Gは、熱交換管20
5Aの上方部分に並列配置した熱交換管であり、具体的
には、例えば、2つの銅管を並列にしてコイル状に巻い
て形成した二重巻き熱交換管の一方を熱交換管205A
とし、他方を熱交換管205Gとして用いるようにして
いる。
【0057】〔第6実施例〕以下、図6により第6実施
例を説明する。図6において、図5の構成と異なる箇所
は、第1には、熱交換管205Aと熱交換管205Gと
を一連の熱交換管で形成し、上端側の管路16を熱交換
管205Aと熱交換管205Gとの上端側の共通管路と
して設けるとともに、中間の箇所から引き出した管路2
23を熱交換管205Gの下端側の管路として設けた箇
所である。
【0058】第2には、管路16の途中にポンプ224
を配置して稀液2bの流量を増加するようにした箇所で
あり、第3には、熱交換管201Fの上端側と熱交換管
205Gの下端側とを結ぶ管路223の途中に逆止弁2
25を配置するとともに、熱交換管201Fの管路の上
端側と逆止弁225との間の管路223Aから分岐した
管路204により稀液2bを分流して、管路204→減
圧器9→管路18→散布管201Dの経路で吸収器1の
内部に流出させている箇所である。
【0059】そして、ポンプ224による稀液2bの加
速量は、例えば、管路16を流通する稀液2bの流通
が、ポンプ224が無い場合の単位時間当たり流量の約
2倍程度になるようにしてある。なお、ポンプ224に
よる加速量は、GAX機能が最良の熱交換を行い得る加
速流量を運転試験により実験的に選定して、ポンプ22
4の運転を制御するように構成する。
【0060】したがって、ポンプ224による稀液2b
の加速により、熱交換管201Fと熱交換管205Gと
の管内を流れる稀液2bの流量が増加するため、熱交換
管201Fと熱交換管205Gとによる発生器吸収器間
の熱交換、つまり、GAX機能が向上することになる。
【0061】〔第7実施例〕以下、図7により第7実施
例を説明する。図7において、図5の構成と異なる箇所
は、減圧器9を管路16の途中に移設することにより、
減圧した稀液2bを熱交換管201Fに流通して加熱し
た後に熱交換管減圧器8に流通してGAX機能を行うよ
うに構成した箇所である。
【0062】この構成では、稀液2bが減圧されてGA
X部の流路を通るため、この流路の間での稀液2bの蒸
発と、吸収、つまり、凝縮が行われ易くなるので、発生
器吸収器間の熱交換、つまり、GAX機能が向上するこ
とになる。
【0063】〔第8実施例〕以下、図8により第8実施
例を説明する。図8において、図6の構成と異なる箇所
は、稀液2bを分流して吸収器1の内部に流出するため
の分流用の管路204を、熱交換管201Bの管路の下
端側とポンプ224との間の管路16Aから分岐するよ
うに移設した箇所である。
【0064】この構成では、熱交換管201Fで加熱さ
れる前の稀液2bを散布管201Dから散布することに
なるので、吸収器1内での吸収作用において散布した稀
液2bの温度の高過ぎによる無駄な吸収熱を少なくし
て、吸収熱を最適の状態になし得るほか、熱交換管20
1Fで稀液2bの過熱が生じるような場合でも、熱交換
管201Fの手前で稀液2bを分流して散布管201D
に与えているので、散布管201Dの散布口で稀液2b
が蒸発するフラッシュを防止でき、散布する稀液2bを
最適な温度で供給し得るので、発生器吸収器間の熱交
換、つまり、GAX機能が向上することになる。なお、
散布する稀液に過冷却が生じた場合には、第3実施例で
述べたように、棚状部分201Eで冷媒蒸気7cを吸収
させて温度上昇させることができる。
【0065】〔各実施例の構成の要約〕各実施例の構成
を要約すると、第1実施例〜第4実施例の構成では、冷
媒蒸気7aを吸収させて冷媒濃度の高い濃液2aを得る
吸収器1と、濃液2aから冷媒蒸気7cを蒸発させて冷
媒濃度の低い稀液2bを得る発生器5とを設けるととも
に、吸収器1の内部に設けた第1の熱交換管201Bと
発生器5の内部に設けた第2の熱交換管205Fとを通
る流路によりGAX機能、つまり、発生器吸収器間熱交
換管機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置1
00において、
【0066】上記の濃液2a、例えば、熱交換管205
Aの管路の上端側の管路16から、上記のGAX部に流
通する濃液GAX手段を設けた第1の構成と、
【0067】この第1の構成の濃液GAX手段に代え
て、上記の濃液2aを、上記の第1の熱交換管201B
の管路の下端側から上端側に向けて流通し、続いて、上
記の第2の熱交換管205Fの管路の下端側から上端側
に向けて流通した後に、例えば、熱交換管205Fの管
路の上端側に設けた散布管205Cによって、上記の発
生器1の内部に流出する流路により上記のGAX部を構
成する濃液GAX手段を設ける第2の構成と、
【0068】上記の第1の構成と同様の吸収式冷凍装置
100において、上記の発生器5の内部の第2の熱交換
管205Fの上方に第3の熱交換管205Dを設ける熱
交換管配置手段と、
【0069】上記の濃液2aを、上記の第3の熱交換管
205Dの管路の上端側から下端側に向けて流通し、続
いて、上記の第1の熱交換管201Bの管路の下端側か
ら上端側に向けて流通し、続いて、上記の第2の熱交換
管205Fの管路の下端側から上端側に向けて流通した
後に、例えば、熱交換管205Fの管路の上端側に設け
た散布管205Cによって、第2の熱交換管205Fの
管路の上端側から発生器5の内部に流出する流路により
上記のGAX部を構成するGAX手段とを設ける第3の
構成とを構成していることになるものである。
【0070】また、第2実施例と第4実施例との構成
は、上記の第3の構成におけるGAX手段に代えて、上
記の濃液2aを、上記の第3の熱交換管205Dの管路
の上端側から下端側に向けて流通し、続いて、上記の第
1の熱交換管201Bの管路の下端側から上端側に向け
て流通し、続いて、上記の第2の熱交換管205Fの管
路の下端側から上端側に向けて流通した後に例えば、熱
交換管205Fの管路の上端側に設けた散布管205C
によって、第2の熱交換管205Fの管路の上端側から
発生器5の内部に流出する第1の流路と、上記の第2の
熱交換管205Fの管路の上端側から分流した上記の濃
液2aを、例えば、ポンプ221により、加速して上記
の第1の熱交換管201Bの管路の下端側の上記の第1
の流路、例えば、管路212に流通する第2の流路とに
より上記のGAX部を構成するGAX手段を設ける第4
の構成を構成していることになるものである。
【0071】第5実施例〜第8実施例の構成では、上記
の第1の構成と同様の吸収式冷凍装置100において、
上記の稀液2bを上記のGAX部に流通する稀液GAX
手段を設けた第5の構成を構成していることになるもの
である。
【0072】また、第7実施例の構成では、上記の第5
の構成の稀液GAX手段に代えて、上記の稀液2bを、
例えば、減圧器9によって、減圧した減圧稀液を上記の
GAX部分に流通する稀液GAX手段を設けた第6の構
成を構成していることになるものである。
【0073】さらに、第5実施例〜第8実施例の構成で
は、上記の第5の構成の稀液GAX手段に代えて、上記
の稀液2bを、上記の第1の熱交換管201Bの管路の
下端側から上端側に向けて流通し、続いて、上記の第2
の熱交換管205Gの管路の下端側から上端側に向けて
流通した後に、例えば、散布管201Dによって、上記
の吸収器1の内部に流出する流路により上記のGAX部
を構成する稀液GAX手段を設けた第7の構成を構成し
ていることになるものである。
【0074】また、第6実施例と第8実施例との構成で
は、上記の第5の構成の稀液GAX手段に代えて、上記
の稀液2bを、例えば、ポンプ224により、加速して
上記の第1の熱交換管201Bの管路の下端側から上端
側に向けて流通した後に上記の第2の熱交換管205G
の管路の下端側から上端側に向けて流通する第1の流路
と、上記の第1の熱交換管201Bの管路の上端側か
ら、例えば、管路204によって、分流した稀液2b
を、例えば、散布管201Dによって、上記の吸収器1
の内部に流出する第2の流路とにより上記のGAX部を
構成する稀液GAX手段を設ける第8の構成を構成して
いることになるものである。
【0075】〔変形実施例〕この発明は次のように変形
して実施することを含むものである。 (1)第1実施例と第2実施例との構成における吸収器
1の内部の上方部分に、第3実施例における棚状部分2
01Eを設けて構成する。
【0076】(2)第3実施例〜第8実施例の構成にお
ける吸収器1の内部の上方部分に設けた棚状部分201
Eを除去して構成する。
【0077】(3)第1実施例〜第8実施例の構成にお
ける予冷用熱交換器214による予冷構成部分を除去し
て、図9の従来技術と同様に、管路12を減圧器13を
介して蒸発器14に接続するように構成する。
【0078】(4)第1実施例〜第8実施例の構成にお
ける発生器5の内部の最上部分に、図9の従来技術と同
様に、分溜用の熱交換管205Eを設けるとともに、第
1の熱操作流体35aの循環経路を、図9の従来技術と
同様に、熱交換管205Eを経由するように構成する。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、第1
〜3の構成によれば、GAX部に濃液そのものを流通し
ているため、GAX部専用に用いる第3の熱操作流体と
この第3の熱操作流体に付随する構成部分が不要になる
ほか、GAX機能が冷媒の蒸発と吸収とにおける潜熱を
も直接的に利用して動作するので、発生器吸収器間の熱
交換作用が高能率に行なわれ、装置全体でみた成績係数
が向上する。
【0080】第4の構成では、GAX部における濃液の
循環を加速して、単位時間当たり濃液の循環流量を増加
しているので、装置全体でみた成績係数を、上記の第1
〜第3の構成よりも、さらに向上できる。
【0081】また、第5〜7の構成によれば、GAX部
に稀液そのものを流通しているため、GAX部専用に用
いる第3の熱操作流体とこの第3の熱操作流体に付随す
る構成部分が不要になるため、これら構成部分に消費さ
れていたエネルギー消費を低減資得るので、装置全体で
みた成績係数が向上するほか、第6の構成では、稀液が
低圧になっているため、GAX機能が冷媒の蒸発と吸収
とにおける潜熱をも直接的に利用でき、第5の構成と第
7の構成でも、稀液の過熱によって、GAX機能が若干
の冷媒の蒸発と吸収とにおける潜熱をも直接的に利用し
て動作するので、発生器吸収器間の熱交換作用の能率が
上げられ、装置全体でみた成績係数を向上する。
【0082】さらに、第8の構成によれば、GAX部に
おける稀液の循環を加速して、単位時間当たり稀液の循
環流量を増加しているので、装置全体でみた成績係数
が、上記の第5〜第7の構成よりも、さらに向上でき
る。
【0083】したがって、第1〜第8の構成によれば、
いずれの場合も、装置全体でみた成績係数を向上した吸
収式冷凍装置を提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図8はこの発明の実施例を、また、図9
は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】装置要部のブロック構成図
【図2】装置要部のブロック構成図
【図3】装置要部のブロック構成図
【図4】装置要部のブロック構成図
【図5】装置要部のブロック構成図
【図6】装置要部のブロック構成図
【図7】装置要部のブロック構成図
【図8】装置要部のブロック構成図
【図9】装置全体のブロック構成図
【符号の説明】
1 吸収器 2a 濃液 2b 稀液 3 ポンプ 4 管路 5 発生器 6 加熱器 7a 冷媒蒸気 7c 冷媒蒸気 8 管路 9 減圧器 10 管路 11 凝縮器 11A 被加熱側 12 管路 13 減圧器 13A 膨張弁 14 蒸発器 14A 被冷却側 15 管路 16 管路 16A 管路 17 管路 18 管路 20 管路 21 管路 22 管路 23 管路 24 管路 25 管路 31 吸収液熱交換器 31A 被加熱側 35a 第1の熱操作流体 35b 第2の熱操作流体 35c 第3の熱操作流体 61 室外熱交換器 61A 放熱側 61B 送風機 62 室内熱交換器 62A 冷房時/被冷却側・暖房時/被加熱側 63 管路接続切換器 64 ポンプ 65 ポンプ 70 CPU 80 設定操作部 100 吸収式冷凍装置 201A 冷却管 201B 熱交換管 201C 熱交換管 201D 散布管 201E 棚状部分 202 管路 203 管路 204 管路 205A 熱交換管 205B 熱交換管 205C 散布管 205D 熱交換管 205E 熱交換管 205F 熱交換管 205G 熱交換管 206 精溜部 211 管路 212 管路 213 管路 215 予冷用熱交換器 215A 被吸熱側 216 管路 220 管路 221 ポンプ 222 逆止弁 223 管路 223A 管路 224 ポンプ 225 逆止弁 100 吸収式冷凍装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 茂 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 智徳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記濃液を前記GAX部に流通する濃液GAX手段を具
    備することを特徴とする吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記濃液を、前記第1の熱交換管の管路の下端側から上
    端側に向けて流通し、続いて、前記第2の熱交換管の管
    路の下端側から上端側に向けて流通した後に、前記発生
    器の内部に流出する流路により前記GAX部を構成する
    濃液GAX手段を具備することを特徴とする吸収式冷凍
    装置。
  3. 【請求項3】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記発生器の内部の前記第2の熱交換管の上方に第3の
    熱交換管を設ける熱交換管配置手段と、 前記濃液を、前記第3の熱交換管の管路の上端側から下
    端側に向けて流通し、続いて、前記第1の熱交換管の管
    路の下端側から上端側に向けて流通し、続いて、前記第
    2の熱交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通し
    た後に前記第2の熱交換管の管路の上端側から前記発生
    器の内部に流出する流路により前記GAX部を構成する
    GAX手段とを具備することを特徴とする吸収式冷凍装
    置。
  4. 【請求項4】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記発生器の内部の前記第2の熱交換管の上方に第3の
    熱交換管を設ける熱交換管配置手段と、 前記濃液を、前記第3の熱交換管の管路の上端側から下
    端側に向けて流通し、続いて、前記第1の熱交換管の管
    路の下端側から上端側に向けて流通し、続いて、前記第
    2の熱交換管の管路の下端側から上端側に向けて流通し
    た後に前記第2の熱交換管の上端側から前記発生器の内
    部に流出する第1の流路と、前記第2の熱交換管の上端
    側から分流した前記濃液を加速して前記第1の熱交換管
    の管路の下端側側に流通する第2の流路とにより前記G
    AX部を構成するGAX手段とを具備することを特徴と
    する吸収式冷凍装置。
  5. 【請求項5】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記稀液を前記GAX部分に流通する稀液GAX手段を
    具備することを特徴とする吸収式冷凍装置。
  6. 【請求項6】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記稀液を減圧した減圧稀液を前記GAX部に流通する
    稀液GAX手段を具備することを特徴とする吸収式冷凍
    設装置。
  7. 【請求項7】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記稀液を、前記第1の熱交換管の管路の下端側から上
    端側に向けて流通し、続いて、前記第2の熱交換管の管
    路の下端側から上端側に向けて流通した後に、上記の吸
    収器の内部に流出する流路により前記GAX部を構成す
    る稀液GAX手段を具備することを特徴とする吸収式冷
    凍装置。
  8. 【請求項8】 冷媒蒸気を吸収させて冷媒濃度の高い濃
    液を得る吸収器と、前記濃液から冷媒蒸気を蒸発させて
    冷媒濃度の低い稀液を得る発生器とを設けるとともに、
    前記吸収器の内部に設けた第1の熱交換管と前記発生器
    の内部に設けた第2の熱交換管とを通る流路によりGA
    X機能を行わせるGAX部を設けた吸収式冷凍装置であ
    って、 前記稀液を、加速して前記第1の熱交換管の管路の下端
    側から上端側に向けて流通した後に前記第2の熱交換管
    の管路の下端側から上端側に向けて流通する第1の流路
    と、前記第1の熱交換管の管路の上端側から分流した前
    記稀液を前記吸収器の内部に流出する第2の流路とによ
    り前記GAX部を構成する稀液GAX手段を具備するこ
    とを特徴とする吸収式冷凍装置。
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