JPH0827087A - α・β−不飽和ニトリルの製造方法 - Google Patents
α・β−不飽和ニトリルの製造方法Info
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- JPH0827087A JPH0827087A JP6156964A JP15696494A JPH0827087A JP H0827087 A JPH0827087 A JP H0827087A JP 6156964 A JP6156964 A JP 6156964A JP 15696494 A JP15696494 A JP 15696494A JP H0827087 A JPH0827087 A JP H0827087A
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- C07C253/24—Preparation of carboxylic acid nitriles by ammoxidation of hydrocarbons or substituted hydrocarbons
- C07C253/26—Preparation of carboxylic acid nitriles by ammoxidation of hydrocarbons or substituted hydrocarbons containing carbon-to-carbon multiple bonds, e.g. unsaturated aldehydes
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- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 メタノール分散管、酸素含有ガス分散管、網
目構造体を設けることを特徴とするα・β−不飽和ニト
リルの製造方法。 【効果】 α・β−不飽和ニトリルの収率を低下させる
事なく、未反応アンモニアをメタノール・酸素含有ガス
と反応させ、未反応アンモニアを効果的に低減できる。
目構造体を設けることを特徴とするα・β−不飽和ニト
リルの製造方法。 【効果】 α・β−不飽和ニトリルの収率を低下させる
事なく、未反応アンモニアをメタノール・酸素含有ガス
と反応させ、未反応アンモニアを効果的に低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層反応器において
プロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコー
ルをアンモオキシデーションによって、プロピレン、イ
ソブチレンまたは第三級アルコールと同じ炭素数を有す
るα・β−不飽和ニトリルを製造する方法において、全
接触時間の途中から同一流動層触媒下においてメタノー
ルと酸素含有ガスを供給し、アンモオキシデーション反
応によって未反応アンモニアを低減するα・β−不飽和
ニトリルの製造方法に関するものである。
プロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコー
ルをアンモオキシデーションによって、プロピレン、イ
ソブチレンまたは第三級アルコールと同じ炭素数を有す
るα・β−不飽和ニトリルを製造する方法において、全
接触時間の途中から同一流動層触媒下においてメタノー
ルと酸素含有ガスを供給し、アンモオキシデーション反
応によって未反応アンモニアを低減するα・β−不飽和
ニトリルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より気相接触反応によってアンモニ
ア、酸素含有ガスおよびプロピレン、イソブチレンまた
は第三級アルコールを反応させ不飽和ニトリルを製造す
る際には、流動層反応器が広く採用されている。流動層
反応器は、通常下部にガスの分散器、除熱コイル等が設
けられている。又その上部にはサイクロンが設けられ、
触媒とガスの分離が行われる。
ア、酸素含有ガスおよびプロピレン、イソブチレンまた
は第三級アルコールを反応させ不飽和ニトリルを製造す
る際には、流動層反応器が広く採用されている。流動層
反応器は、通常下部にガスの分散器、除熱コイル等が設
けられている。又その上部にはサイクロンが設けられ、
触媒とガスの分離が行われる。
【0003】また、流動層反応器全接触時間の途中から
メタノールおよび酸素含有ガスを供給し、未反応アンモ
ニアとアンモオキシデーション反応させる方法は、特公
昭54−8655号に知られており、内径2インチ、高
さが2mの流動層反応器ではアクリロニトリル収率を悪
化する事なく、メタノールと未反応アンモニアのアンモ
オキシデーション反応を行うことができるとしている。
しかし、工業的な装置では、メタノールおよび酸素含有
ガスを供給しない場合と比較して、これらを供給すると
α・β−不飽和ニトリルの収率低下がおこり、その解決
策については充分検討されていないのが現状である。
メタノールおよび酸素含有ガスを供給し、未反応アンモ
ニアとアンモオキシデーション反応させる方法は、特公
昭54−8655号に知られており、内径2インチ、高
さが2mの流動層反応器ではアクリロニトリル収率を悪
化する事なく、メタノールと未反応アンモニアのアンモ
オキシデーション反応を行うことができるとしている。
しかし、工業的な装置では、メタノールおよび酸素含有
ガスを供給しない場合と比較して、これらを供給すると
α・β−不飽和ニトリルの収率低下がおこり、その解決
策については充分検討されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、α・β−不
飽和ニトリルの製造方法に用いる、内径3m以上の工業
的な流動層反応器において、流動層反応器全接触時間の
途中からメタノールおよび酸素含有ガスを供給し未反応
アンモニアと反応せしめるに当たり、α・β−不飽和ニ
トリルの収率を低下させる事なく、未反応アンモニアを
低減し、未反応アンモニアの除去プロセスを省略できる
方法を提供する事を目的とするものである。
飽和ニトリルの製造方法に用いる、内径3m以上の工業
的な流動層反応器において、流動層反応器全接触時間の
途中からメタノールおよび酸素含有ガスを供給し未反応
アンモニアと反応せしめるに当たり、α・β−不飽和ニ
トリルの収率を低下させる事なく、未反応アンモニアを
低減し、未反応アンモニアの除去プロセスを省略できる
方法を提供する事を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、α・β−
不飽和ニトリルの製造方法に用いる工業的な流動層反応
器において、流動層反応器全接触時間の途中から、メタ
ノ−ルおよび酸素含有ガスを供給し未反応アンモニアと
反応せしめるに当たり、供給するメタノールおよび酸素
含有ガスが、流動層内で循環する流動層反応触媒と混合
し、プロピレン、イソブチレンおよび酸素含有ガスの供
給部分に到達する事により、著しくα・β−不飽和ニト
リルの収率が低下する事に着目し検討を進めた結果、本
発明に至ったものである。
不飽和ニトリルの製造方法に用いる工業的な流動層反応
器において、流動層反応器全接触時間の途中から、メタ
ノ−ルおよび酸素含有ガスを供給し未反応アンモニアと
反応せしめるに当たり、供給するメタノールおよび酸素
含有ガスが、流動層内で循環する流動層反応触媒と混合
し、プロピレン、イソブチレンおよび酸素含有ガスの供
給部分に到達する事により、著しくα・β−不飽和ニト
リルの収率が低下する事に着目し検討を進めた結果、本
発明に至ったものである。
【0006】すなわち、本発明は、プロピレン、イソブ
チレンまたは第三級ブチルアルコールをアンモニアと酸
素含有ガスと共に高温かつ気相で流動層反応触媒によっ
て接触反応させて、プロピレン、イソブチレンまたは第
三級ブチルアルコールと同じ炭素数を有するα・β−不
飽和ニトリルを製造するに当たり、反応器下部より酸素
含有ガス分散板または分散管、プロピレン、イソブチレ
ンまたは第三級ブチルアルコールとアンモニアの混合ガ
ス分散管、除熱コイルを配置し、さらに反応器の混合ガ
ス分散管よりもガス流れの下流で全接触時間の1/2〜
9/10、好ましくは2/3〜9/10の位置にメタノ
ールおよび酸素含有ガスを供給するそれぞれの分散管を
設ける。更に、メタノールおよび酸素含有ガスをそれぞ
れのガス分散管から供給するに当たり、メタノールおよ
び酸素含有ガスが循環する流動層反応触媒と混合し、プ
ロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコール
とアンモニアとのアンモオキシデーション反応領域にメ
タノールが到達し、かつメタノールはプロピレン等より
反応速度が早いため、目的とするα・β−不飽和ニトリ
ルの生成が抑制される点に着目し、メタノールおよび酸
素含有ガスと流動層反応触媒の混合を抑制する方法とし
て、メタノールおよび酸素含有ガス分散管の下部および
/または上部に網目構造体を配置し、α・β−不飽和ニ
トリルを製造すると同時に、未反応アンモニアを供給し
たメタノールと酸素含有ガスとともにアンモオキシデー
ション反応させ、未反応アンモニアを低減させる方法で
ある。
チレンまたは第三級ブチルアルコールをアンモニアと酸
素含有ガスと共に高温かつ気相で流動層反応触媒によっ
て接触反応させて、プロピレン、イソブチレンまたは第
三級ブチルアルコールと同じ炭素数を有するα・β−不
飽和ニトリルを製造するに当たり、反応器下部より酸素
含有ガス分散板または分散管、プロピレン、イソブチレ
ンまたは第三級ブチルアルコールとアンモニアの混合ガ
ス分散管、除熱コイルを配置し、さらに反応器の混合ガ
ス分散管よりもガス流れの下流で全接触時間の1/2〜
9/10、好ましくは2/3〜9/10の位置にメタノ
ールおよび酸素含有ガスを供給するそれぞれの分散管を
設ける。更に、メタノールおよび酸素含有ガスをそれぞ
れのガス分散管から供給するに当たり、メタノールおよ
び酸素含有ガスが循環する流動層反応触媒と混合し、プ
ロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコール
とアンモニアとのアンモオキシデーション反応領域にメ
タノールが到達し、かつメタノールはプロピレン等より
反応速度が早いため、目的とするα・β−不飽和ニトリ
ルの生成が抑制される点に着目し、メタノールおよび酸
素含有ガスと流動層反応触媒の混合を抑制する方法とし
て、メタノールおよび酸素含有ガス分散管の下部および
/または上部に網目構造体を配置し、α・β−不飽和ニ
トリルを製造すると同時に、未反応アンモニアを供給し
たメタノールと酸素含有ガスとともにアンモオキシデー
ション反応させ、未反応アンモニアを低減させる方法で
ある。
【0007】本発明で用いる網目構造体は、その間隔が
10〜100cm、好ましくは40〜60cm、流動触
媒粒子が自由に通過可能な開口比60%以上、好ましく
は80%以上99%以下の要件を有する事が望ましい。
ここで開口比とは、図2に示す通り、{(b×b’)/
(a×a’)}×100(%)で表される値である。ま
た、用いる網目構造体としては、例えば、金網等が挙げ
られる。
10〜100cm、好ましくは40〜60cm、流動触
媒粒子が自由に通過可能な開口比60%以上、好ましく
は80%以上99%以下の要件を有する事が望ましい。
ここで開口比とは、図2に示す通り、{(b×b’)/
(a×a’)}×100(%)で表される値である。ま
た、用いる網目構造体としては、例えば、金網等が挙げ
られる。
【0008】以下、図1を用いて本発明を詳細に説明す
る。図1は、本発明において用いられる反応器の一例を
示す概略図である。図中、1は反応器本体、2は除熱コ
イルを示す。オレフィン混合ガス分散管3よりプロピレ
ン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコールとアン
モニアの混合ガスを供給し、酸素含有ガス分散板4から
酸素含有ガスを供給する。流動触媒層5でアンモオキシ
デーション反応が行われる。流動層反応器の全接触時間
の途中に配置したメタノール分散管6からメタノール、
2次酸素含有ガス分散管7からその位置における未反応
アンモニアとメタノールの反応に必要な酸素を酸素含有
ガスとして供給しメタノールのアンモオキシデーション
反応を行わせる。網目構造体8は分散管6、7の下部お
よび/または上部に配置される。
る。図1は、本発明において用いられる反応器の一例を
示す概略図である。図中、1は反応器本体、2は除熱コ
イルを示す。オレフィン混合ガス分散管3よりプロピレ
ン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコールとアン
モニアの混合ガスを供給し、酸素含有ガス分散板4から
酸素含有ガスを供給する。流動触媒層5でアンモオキシ
デーション反応が行われる。流動層反応器の全接触時間
の途中に配置したメタノール分散管6からメタノール、
2次酸素含有ガス分散管7からその位置における未反応
アンモニアとメタノールの反応に必要な酸素を酸素含有
ガスとして供給しメタノールのアンモオキシデーション
反応を行わせる。網目構造体8は分散管6、7の下部お
よび/または上部に配置される。
【0009】
【実施例】次に実施例および比較例によって本発明をさ
らに詳細に説明する。
らに詳細に説明する。
【0010】
【実施例1】使用した反応器は直径3.7mで、触媒は
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ、接触時間が触媒の静止層高基準で3se
cの位置にメタノール分散管と空気分散管を設置した。
さらにメタノール分散管と2次空気分散管に対し下部に
分散管の位置から0.5m間隔に3枚、上部に0.5m
間隔に3枚合計6枚の30mmメッシュの太さ(直径)
3mmの金網(開口比81%)を水平に設置した。
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ、接触時間が触媒の静止層高基準で3se
cの位置にメタノール分散管と空気分散管を設置した。
さらにメタノール分散管と2次空気分散管に対し下部に
分散管の位置から0.5m間隔に3枚、上部に0.5m
間隔に3枚合計6枚の30mmメッシュの太さ(直径)
3mmの金網(開口比81%)を水平に設置した。
【0011】この時の反応条件と、反応成績を表1に示
す。
す。
【0012】
【比較例1】使用した反応器は直径3.7mで、触媒は
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ、接触時間が触媒の静止層高基準で3se
cの位置にメタノール分散管と空気分散管を設置した。
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ、接触時間が触媒の静止層高基準で3se
cの位置にメタノール分散管と空気分散管を設置した。
【0013】この時の反応条件と、反応成績を表1に示
す。
す。
【0014】
【比較例2】使用した反応器は直径3.7mで、触媒は
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ反応を行った。
粒径10〜100μ、平均粒径60μのモリブデン−ビ
スマス系シリカ担持触媒である。反応ガスの接触時間が
触媒の静止層高基準で4secになるように、上記触媒を
反応器に投入し、流動層の下部には空気分散板を設置
し、さらにプロピレン・アンモニア分散管をその開口部
上部に位置させ反応を行った。
【0015】この時の反応条件と、反応成績を表1に示
す。表1によると、本発明では、未反応アンモニア率や
メタノールとアンモニアの反応によって副生する青酸収
率からもわかるように、メタノールとアンモニアの充分
な反応が起こっており、また、アクリロニトリルの収率
低下も見られない。尚、表中の値は、以下の式により導
きだされたものである。
す。表1によると、本発明では、未反応アンモニア率や
メタノールとアンモニアの反応によって副生する青酸収
率からもわかるように、メタノールとアンモニアの充分
な反応が起こっており、また、アクリロニトリルの収率
低下も見られない。尚、表中の値は、以下の式により導
きだされたものである。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】
【数5】
【0021】
【数6】
【0022】
【数7】
【0023】
【数8】
【0024】
【数9】
【0025】
【数10】
【0026】
【数11】
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、α・β−不飽和ニトリ
ルの収率を低下させる事なく、未反応アンモニアをメタ
ノール・酸素含有ガスと反応させ、未反応アンモニアを
効果的に低減できる。
ルの収率を低下させる事なく、未反応アンモニアをメタ
ノール・酸素含有ガスと反応させ、未反応アンモニアを
効果的に低減できる。
【図1】本発明において用いられる反応器の一例を示す
模式図
模式図
【図2】ガス混合防止のための網目構造体の一例を示す
図
図
1 反応器本体 2 除熱コイル 3 オレフィン混合ガス分散管 4 酸素含有ガス分散板 5 流動触媒層 6 メタノール分散管 7 2次酸素含有ガス分散管 8 網目構造体
Claims (3)
- 【請求項1】 プロピレン、イソブチレンまたは第三級
ブチルアルコールをアンモニアと酸素含有ガスと共に高
温かつ気相で流動層反応触媒によって接触反応させて、
プロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコールと同
じ炭素数を有するα・β−不飽和ニトリルを製造するに
当たり、流動層反応器の原料供給点から全接触時間の1
/2〜9/10の位置でメタノール及び酸素含有ガスを
ガス分散管から供給し、且つ、該ガス分散管の下部およ
び/または上部に1枚以上の網目構造体を配置すること
を特徴とするα・β−不飽和ニトリルの製造方法。 - 【請求項2】 網目構造体の間隔が10〜100cmであ
る請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 開口比が80%以上の網目構造体を用い
ることを特徴とする請求項1または2記載の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156964A JPH0827087A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | α・β−不飽和ニトリルの製造方法 |
PCT/JP1996/000007 WO1997025307A1 (fr) | 1994-07-08 | 1996-01-05 | PROCEDE POUR LA PRODUCTION DE NITRILE α.β-INSATURE |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6156964A JPH0827087A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | α・β−不飽和ニトリルの製造方法 |
PCT/JP1996/000007 WO1997025307A1 (fr) | 1994-07-08 | 1996-01-05 | PROCEDE POUR LA PRODUCTION DE NITRILE α.β-INSATURE |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827087A true JPH0827087A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=26437158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6156964A Withdrawn JPH0827087A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | α・β−不飽和ニトリルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827087A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997025307A1 (fr) * | 1994-07-08 | 1997-07-17 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | PROCEDE POUR LA PRODUCTION DE NITRILE α.β-INSATURE |
EP1008382A4 (en) * | 1997-06-06 | 2001-10-10 | China Petrochemical Corp | FLUIDIZED LAYER REACTOR FOR AMMOXYDATION OF HYDROCARBONS |
JP2002069048A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | アクリロニトリル製造における青酸収量増大方法 |
US6716405B1 (en) | 1997-06-06 | 2004-04-06 | China Petro-Chemical Corporation | Process for removing unreacted ammonia from an effluent in a hydrocarbon ammoxidation reaction |
TWI495626B (zh) * | 2012-10-17 | 2015-08-11 | Asahi Kasei Chemicals Corp | Preparation of conjugated diolefins |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP6156964A patent/JPH0827087A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997025307A1 (fr) * | 1994-07-08 | 1997-07-17 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | PROCEDE POUR LA PRODUCTION DE NITRILE α.β-INSATURE |
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