JPH08270803A - バタフライ弁の軸受構造 - Google Patents
バタフライ弁の軸受構造Info
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- JPH08270803A JPH08270803A JP7307595A JP7307595A JPH08270803A JP H08270803 A JPH08270803 A JP H08270803A JP 7307595 A JP7307595 A JP 7307595A JP 7307595 A JP7307595 A JP 7307595A JP H08270803 A JPH08270803 A JP H08270803A
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Abstract
を交換することができるバタフライ弁の軸受構造を提供
する。 【構成】 弁箱22の弁軸挿通孔25に、弁軸24の弁
体23側を回動可能に保持する外軸受押え26を挿入す
るとともに、該外軸受押え26の弁箱外部側に設けられ
た内軸受保持穴26cに、内端部に弁軸24に密に摺接
する軸受28を装着した内軸受押え27を挿入したバタ
フライ弁の軸受構造。
Description
造に関し、詳しくは、通液中の状態でも軸受の交換が可
能なバタフライ弁の軸受構造に関する。
ライ弁を示すものであって、図7は断面正面図、図8は
断面平面図、図9は要部の断面側面図である。このバタ
フライ弁は、円筒状の弁箱1内に円盤状の弁体2を設け
たものであり、弁体2は、その中央部に設けられた弁軸
3により回動可能に保持され、弁軸3の上部に接続され
た駆動機構(図示せず)により開閉作動する。また、弁
箱1には、弁軸3が貫通する弁軸挿通孔4,4が設けら
れており、各弁軸挿通孔4,4には、弁軸3を回動可能
かつ液密に保持するための軸受5を備えた軸受押え6,
6がそれぞれ装着されている。
止めされるフランジ7,7により弁軸挿通孔4,4内に
固定されており、軸受5は、各軸受押え6の内周に嵌着
されて軸受カラー8により固定されている。
接続するための接続台9が弁軸3の外周部にボルト止め
されており、下部のフランジ7には、先端が弁軸3の下
端に当接する弁軸受ボルト10がねじ込まれるととも
に、該弁軸受ボルト10の下端突出部を覆うカバー11
が設けられている。なお、これらの軸受部の液密性を図
るため、要所にはOリング12が装着されている。
受5は、弁体2にかかる液圧荷重を受けるとともに、そ
の開閉操作に伴う弁軸3との摺接により損耗するため、
所定期間経過毎に交換する必要がある。
タフライ弁の軸受構造では、軸受5を交換する際に通液
を止めた状態で行わなければならなかった。すなわち、
従来のバタフライ弁における軸受5の交換は、次の手順
で行われていた。
ルブを閉じて通液を停止する。 バタフライ弁を配管から取外す。 バタフライ弁から駆動機構を取外す。 接続台9及び上下のフランジ7,7を取外す。 弁体2と弁軸3との結合を解除し、弁軸3を軸方向に
移動可能にする。 弁軸3を上下に移動させて軸受5,軸受押え6及びカ
ラー8を取外す。 軸受押え6に新しい軸受5を取付けた後、カラー8,
弁軸3と共に弁軸挿通孔4に装着する。 から逆の手順を行って各部材を組付ける。
体2と弁軸3との結合を解除しなければならず、通液を
止めなければならないため、軸受5を交換する際には、
例えば断水状態となったり、また、制御系の配管に設け
られているバタフライ弁の場合には、制御される系全体
に影響を及ぼしたりしていた。このため、保守作業に多
大な手間を要するだけでなく、バタフライ弁の前後に別
にバルブを設ける必要もあり、設備費にも大きな影響を
与えていた。
たままの状態で軸受を交換することができるバタフライ
弁の軸受構造を提供することを目的としている。
め、本発明のバタフライ弁の軸受構造は、弁箱内の弁体
を支持する弁軸を液密かつ回動可能に保持するバタフラ
イ弁の軸受構造において、前記弁箱の弁軸挿通孔に、前
記弁軸の弁体側を回動可能に保持する外軸受押えを挿入
するとともに、該外軸受押えの弁箱外部側に設けられた
内軸受保持穴に、内端部に前記弁軸に密に摺接する軸受
を装着した内軸受押えを挿入したことを特徴とし、さら
に、前記弁軸の下端部に角軸部を備えるとともに、下部
の内軸受押えは、前記角軸部に嵌合する弁軸回転防止治
具の取付部を備えていることを特徴としている。
受と内軸受押えとを弁箱から取外しても、外軸受押えに
より弁軸を一時的に保持することができるので、通液状
態のままで軸受を交換することができる。また、弁軸下
端部の角軸部に弁軸回転防止治具を取付けることによ
り、上部側の軸受を交換する際に駆動機構を取外して
も、液圧等で弁軸が回動することを防止できる。
いてさらに詳細に説明する。図1は本発明の軸受構造の
一実施例を採用したバタフライ弁の断面正面図、図2は
同じく側面図、図3は要部の断面図、図4は下部側の軸
受を交換する際の状態を示す説明図、図5は上部側の軸
受を交換する際の下部側の軸受部の固定状態を示す断面
図、図6は同じく底面図である。
イ弁と略同様に、円筒状の弁箱22内に、円盤状の弁体
23を弁軸24により回動可能に保持したものであっ
て、弁軸24の上部には駆動機構が接続されており、前
後の配管(図示せず)とは、弁箱両端のフランジ22a
により接続される。
下に設けられた弁軸挿通孔25に装着される外軸受押え
26と、この外軸受押え26内に装着される内軸受押え
27とからなるもので、弁軸24に摺接する軸受28
は、内軸受押え27の内周に装着されている。
軸挿通孔25の内径に対応した外径を有する筒状のもの
であって、外端部には弁軸挿通孔25の端面に当接して
ボルト(図示せず)止めするためのフランジ26aが設
けられている。また、外軸受押え26の内周面には、そ
の弁体23側にOリング29を介して弁軸24を回動可
能に保持する弁軸押え部26bが形成されるとともに、
外側には、前記内軸受押え27を装着するための内軸受
保持穴26cが形成されている。
内軸受保持穴26cの内径に対応する外径を有する筒状
のものであって、外端部には外軸受押え26のフランジ
26aに当接してボルト(図示せず)止めするためのフ
ランジ27aが設けられ、内端部内周面には、前記軸受
28を装着するための軸受装着溝27bが形成されてい
る。
軸回転防止治具が嵌合する角軸部24aが形成されてお
り、下部軸受部には、弁軸24の下端部を支承するため
の弁軸受ボルト30が取付けられるボルト受台31が装
着されるとともに、弁軸受ボルト30の突出部を覆うカ
バー32が設けられている。さらに、弁箱22の上部に
は、弁軸24の上端部に接続される駆動機構(図示せ
ず)を装着するための接続台33が取付けられており、
弁体23は、この駆動機構により開閉駆動されるととも
に、その開度に保持される。
Oリング等の密封部材が設けられており、また、各部材
の結合,装着には、必要な強度等に応じたボルト等が用
いられる。
ず、下部軸受部の軸受28を交換する際には、最初に駆
動機構側の動きをロックして弁体23の開状態を保持し
た後、下部軸受部のカバー32,ボルト受台31等を取
外す。次に、図4に示すように、内軸受押え27を外軸
受押え26内から引出して古い軸受28を取外し、新し
い軸受28に交換する。軸受交換後の組立ては、内軸受
押え27を外軸受押え26内に挿入した後、ボルト受台
31、カバー32等を取付けるだけでよい。
は、ボルト受台31,カバー32及び内軸受押え27を
取外すだけで行うことができる。このとき、内軸受押え
27及び軸受28を取外しても、弁軸24の下部が外軸
受押え26の弁軸押え部26bにより保持されているの
で、この部分からの液漏れを防止しながら弁体23を開
状態に保持しておくことができ、所定の通液状態を保っ
た状態で軸受28の交換を行うことができる。
部軸受部のボルト受台31及びカバー32を取外した状
態で、例えば、上述の下部軸受部の軸受28の交換時に
おいて内軸受押え27を外軸受押え26内に挿入した状
態で、図5及び図6に示すように、弁軸24の下端部に
形成されている角軸部24aに、弁軸回転防止治具34
の中央部に形成した通孔34aを嵌合させ、内軸受押え
27のフランジ27aに弁軸回転防止治具34を固定す
る。これにより、弁軸24が回動することを防止でき、
弁体23をそのままの開状態に保持しておくことができ
る。
機や減速機等)及び接続台33を取外した後、上部軸受
部の内軸受押え27を外軸受押え26内から引出して古
い軸受28を取外し、新しい軸受28に交換する。その
後、内軸受押え27を外軸受押え26内に挿入し、接続
台33及び駆動機構を取付け、さらに、下部軸受部から
弁軸回転防止治具34を取外してボルト受台31、カバ
ー32等を取付ける。
する際に、弁軸下端部の角軸部24aに弁軸回転防止治
具34を嵌合して弁軸24を固定することにより、弁軸
24の上部から駆動機構を取外しても弁軸24が回動す
ることがなくなり、弁体23を開状態に保持して所定の
通液状態を保った状態で上部の軸受28を交換すること
ができる。
弁軸24を外軸受押え26の弁軸押え部26bで支持す
ることになるが、この間は、弁体23の開閉作動、即ち
弁軸24の回動操作を行わないので、Oリング29で十
分な液密性を得ることが可能であり、支持強度に付いて
もほとんど問題はない。
等の部品の形状は、上記実施例に限るものではなく、バ
タフライ弁の大きさや機能に応じて任意に設計すること
が可能であり、弁体を開閉するための駆動機構も、手
動,電動を問わず各種機構のものを用いることが可能で
ある。また、弁軸回転防止治具を用いずに、適宜な手段
で弁軸の回動を防止することもできる。
イ弁の軸受構造によれば、弁軸を回動可能に保持する軸
受の交換を、バタフライ弁を配管から取外すことなく所
定の通液状態を保ったままで行うことができる。したが
って、軸受の交換作業を容易に行えるとともに、断水等
の問題も発生せず、設備及び保守にかかるコストを大幅
に低減することができる。
フライ弁の断面正面図である。
図である。
の固定状態を示す断面図である。
である。
弁軸、24a…角軸部、25…弁軸挿通孔、26…外軸
受押え、26b…弁軸押え部、26c…内軸受保持穴、
27…内軸受押え、27b…軸受装着溝、28…軸受、
30…弁軸受ボルト、31…ボルト受台、32…カバ
ー、33…接続台,34…弁軸回転防止治具
Claims (2)
- 【請求項1】 弁箱内の弁体を支持する弁軸を液密かつ
回動可能に保持するバタフライ弁の軸受構造において、
前記弁箱の弁軸挿通孔に、前記弁軸の弁体側を回動可能
に保持する外軸受押えを挿入するとともに、該外軸受押
えの弁箱外部側に設けられた内軸受保持穴に、内端部に
前記弁軸に密に摺接する軸受を装着した内軸受押えを挿
入したことを特徴とするバタフライ弁の軸受構造。 - 【請求項2】 前記弁軸は、下部の内軸受押えから突出
する下端部に角軸部を備えるとともに、下部の内軸受押
えは、前記角軸部に嵌合する弁軸回転防止治具の取付部
を備えていることを特徴とする請求項1記載のバタフラ
イ弁の軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07307595A JP3409132B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | バタフライ弁の軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270803A true JPH08270803A (ja) | 1996-10-15 |
JP3409132B2 JP3409132B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=13507857
Family Applications (1)
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JP07307595A Expired - Fee Related JP3409132B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | バタフライ弁の軸受構造 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120595A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | バタフライバルブ |
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KR100849283B1 (ko) * | 2007-01-05 | 2008-07-29 | 조동국 | 버터플라이 밸브 |
WO2018190148A1 (ja) * | 2017-04-10 | 2018-10-18 | イーグル工業株式会社 | バタフライバルブ |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07307595A patent/JP3409132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110494682A (zh) * | 2017-04-10 | 2019-11-22 | 伊格尔工业股份有限公司 | 蝶形阀 |
JPWO2018190148A1 (ja) * | 2017-04-10 | 2020-05-21 | イーグル工業株式会社 | バタフライバルブ |
US11391378B2 (en) | 2017-04-10 | 2022-07-19 | Eagle Industry Co., Ltd. | Butterfly valve |
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