JP3454643B2 - 地下式消火栓 - Google Patents

地下式消火栓

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JP3454643B2
JP3454643B2 JP22323196A JP22323196A JP3454643B2 JP 3454643 B2 JP3454643 B2 JP 3454643B2 JP 22323196 A JP22323196 A JP 22323196A JP 22323196 A JP22323196 A JP 22323196A JP 3454643 B2 JP3454643 B2 JP 3454643B2
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valve
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幸彦 森田
博 奥村
義孝 吉田
敏信 岩崎
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株式会社清水鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、管路に介装し
て、弁棒が昇降せずに回転することにより弁の開閉を行
なう形式の、地下式消火栓に関する。 【0002】 【従来の技術】水道用単口型地下式消火栓において一般
的な製品は、JWWA B103規格品(図3及び図3
A)があるが、そのほとんどのタイプが内ねじ式であり
ながら、弁体aの開閉に際して、キャップbを回転する
ことにより、弁棒cが上下動する弁棒上昇式である。な
おこれら図において、tは弁押え、uは止めねじ、vは
ゴム弁座をそれぞれ示す。 【0003】水道用地下式消火栓(単口)において、内
ねじ式で弁棒非上昇タイプが普及しないのは、例えば図
4に示すように、パッキン箱dの裏側から弁棒受けeを
ボルトfによって固定するため、構造が複雑で部品点数
も多く、加工費も嵩み、将来的にも故障の原因となって
いたことによる。 【0004】唯一、規格弁で内ねじ式弁棒非上昇タイプ
は、単口ではなく、旧規格品の双口消火栓であり、これ
を図5、図6及び図7によって説明すると、弁箱gは、
下方に流体入口h、上方に弁体挿入口i、流体出口jを
開口している。 【0005】前記弁箱gへは、上方から弁棒kが弁体挿
入口iから弁棒受けmを介して、垂直に取り付けられ、
その先に弁体nが螺合している。前記弁棒kに刻設した
おねじoが、上方キャップpの回動を受けて回転する
と、図7に示すように、弁箱g側のガイドqと弁体n側
のガイドrが係合することによって弁体nが回転しない
ようになっているため、回転できない弁体nと上下動し
ないように支持されている弁棒kとの関係で、弁体nが
上下に移動し、弁を開閉するのである。 【0006】なおこの際、弁棒kの支持方法としては、
弁箱g上方の弁体挿入口iに弁棒受けmをはめ込み、こ
の弁棒受けmに弁棒kを乗せることにより、弁箱gに弁
棒kが支持されるようになっている。 【0007】上記したように弁棒非上昇式は、図4に示
すように、弁棒と弁体が互いのねじによって螺合してい
るため、JWWA B103規格品(図3参照)のよう
に、弁棒の先端に弁体がぶらさがっていうような不安定
さがないため、止水性能がよくなり、また弁吊り部が複
雑にならないため(図3A参照)、非常に優れた構造で
あるが、反面、必ず弁棒受けが必要であり、そのために
弁棒受けの取付座、あるいは取付ボルトが必要であると
いう欠点がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従来の構造では、弁棒
支持用の弁棒受けを設けていることや、弁体を弁箱内に
挿入すべく、弁箱上部に設けてある弁体挿入口の内径寸
法を、弁体外径寸法より大きくする必要があるため、弁
箱が大きくなり、また部品点数、加工点数が多くなるこ
とにより、構造が複雑になり、かつ費用が高くなるとい
う問題があったが、この発明はこれらの諸問題を解決す
べくしてなされたものである。 【0009】この発明は、上記する目的を達成するにあ
たって、具体的には、弁棒の一端に操作キャップを備
え、他端に内ねじ機構を介して弁体を備えていて、前記
操作キャップを回転することにより弁棒を軸方向に移動
させることなく、前記弁体と前記弁箱における弁座との
間を開閉するようにした内ねじ式弁棒非上昇タイプの地
下式消火栓において、前記弁箱は、下方に流体入口を備
え、上方に前記弁体を前記弁箱内に挿入するための弁体
挿入口並びに前記弁体−弁座開放時に前記流体入口から
の流体を外部に流出するための流体出口とを兼ねた開口
を備えたものからなり、前記開口の一部に、弁棒挿入口
を備えた突起部を前記弁箱に一体的に設けてなり、突起
部並びに弁棒挿入口により、弁棒を径方向並びに軸方向
に支持してなる地下式消火栓を構成するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示す実施例におい
て、図1は全体の竪断面図、図2は弁箱部分の平面図で
ある。地下式消火栓の弁箱1は、下方に流体入口2、上
方に弁体挿入口と流体出口を兼用する開口3があり、こ
の開口3の一部に弁棒支持部としての突起部4を設ける
ことにより、弁棒挿通口3Aが形成されている。この突
起部4は、弁箱1と例えば一体鋳造によって一体構成さ
れている。 【0011】弁棒5はその鍔部6を前記突起部4に乗せ
られており、この弁棒5の前記突起部4より下方の部分
には、おねじ7が刻設されており、このおねじ7に螺合
するめねじ8を刻設した弁体9は、前記弁箱1に形成し
た弁座10に就座し、前記流体入口2を閉塞する。 【0012】一方、前記弁棒5の鍔部6より上方の部分
は前記弁箱1の上に結合される蓋部11に形成した中空
筒12を貫通して上方へ突出し、その上端部にキャップ
13を形成する。なお前記中空筒12内において、弁棒
5の周にシール手段14が設けられている。 【0013】上記構成において、キャップ13を回転す
ると、弁棒5のおねじ7が回転することにより、回転で
きない弁体9を上下に移動するので、これに伴って弁が
開閉する。なお、弁体9の回転防止機構としては、例え
ば従来例に関して図7に示した機構の採用が可能であ
る。 【0014】上記構成になるこの発明における地下式消
火栓によれば、弁箱の上方に、弁体を弁箱内に挿入する
ための弁体挿入口並びに弁体−弁座開放時に流体入口か
らの流体を外部に流出するための流体出口とを兼ねた開
口を設けた点、弁箱に対して弁棒挿入口を備えた突起部
を一体的に形成し、この突起部並びに弁棒挿入口によ
り、前記弁棒を径方向並びに軸方向に支持するように構
成した点において、弁箱を大きくすることなく、弁箱内
に弁体を挿入することができ、部品点数の削減並びに加
工工数の削減、さらには、構造の簡略化による製造コス
トの低減等の点において極めて有効に作用するものとい
える。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の地下式消火栓の一実施例を示す竪断
面図である。 【図2】図1に示す地下式消火栓の弁箱部分の平面図で
ある。 【図3】従来品の一例の竪断面図(新規格消火栓(単
口))である。 【図3A】図3の弁吊り部拡大図である。 【図4】従来品の他の例の竪断面図である。 【図5】従来品の更に他の竪断面図である。 【図6】図5に示す例の弁箱部分の平面図である。 【図7】図5のA−A線に沿う拡大断面図である。 【符号の説明】 1 弁箱 3 弁体挿入口と流体出口を兼用する開口 3A 弁棒挿通口 4 突起部(弁棒支持部分)
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 敏信 滋賀県彦根市安清町4−16 株式会社清 水鐡工所内 (56)参考文献 特開 昭53−122070(JP,A) 実開 平7−41147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 1/00 - 1/54 F16K 27/00 - 27/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 弁棒5の一端に操作キャップ13を備
    え、他端に内ねじ機構7、8を介して弁体9を備えてい
    て、前記操作キャップ13を回転することにより弁棒5
    を軸方向に移動させることなく、前記弁体と前記弁箱1
    における弁座10との間を開閉するようにした内ねじ式
    弁棒非上昇タイプの地下式消火栓において、前記弁箱1
    は、下方に流体入口2を備え、上方に前記弁体を前記弁
    箱内に挿入するための弁体挿入口並びに前記弁体−弁座
    開放時に前記流体入口2からの流体を外部に流出するた
    めの流体出口とを兼ねた開口3を備えたものからなり、
    前記開口3の一部に、弁棒挿入口3Aを備えた突起部4
    を前記弁箱1に一体的に設けてなり、前記突起部4並び
    に弁棒挿入口3Aにより、前記弁棒5を径方向並びに軸
    方向に支持してなることを特徴とする地下式消火栓。
JP22323196A 1996-08-07 1996-08-07 地下式消火栓 Expired - Lifetime JP3454643B2 (ja)

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JPH1047495A JPH1047495A (ja) 1998-02-20
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KR20080021908A (ko) * 2006-09-05 2008-03-10 주식회사 육송 옥내소화전방수구
KR100877927B1 (ko) 2008-09-19 2009-01-12 (주)화이어대상 옥내 소화전 방수구
US11105327B2 (en) * 2019-05-14 2021-08-31 Halliburton Energy Services, Inc. Valve assembly for a fluid end with limited access

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