JPH08270701A - 空気ばね - Google Patents

空気ばね

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Publication number
JPH08270701A
JPH08270701A JP9622195A JP9622195A JPH08270701A JP H08270701 A JPH08270701 A JP H08270701A JP 9622195 A JP9622195 A JP 9622195A JP 9622195 A JP9622195 A JP 9622195A JP H08270701 A JPH08270701 A JP H08270701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
accordion
air spring
ventilation hole
rotational position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9622195A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
智 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP9622195A priority Critical patent/JPH08270701A/ja
Publication of JPH08270701A publication Critical patent/JPH08270701A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛇腹式の空気ばねにおいて弾性を簡単に調整
可能にする。 【構成】 衝撃を受ける部位に取付けられる基部11
と、この基部に取付けられる蛇腹15とを備え、この蛇
腹の上方から加わる衝撃に対して弾性を呈する。蛇腹1
5に、その空間部15aを閉鎖する蛇腹底面16を形成
すると共に、基部上面11aに、蛇腹底面16を基部上
面11aに当接させた状態で回転自在に支持するように
蛇腹底面16に係合する溝14を形成し、基部11及び
蛇腹底面16に、空間部15aを外気に連通させ、かつ
蛇腹底面16の回転位置に応じて互に重なる面積が変化
する通気孔13、17をそれぞれ形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基部に取付けられた蛇
腹を備え、基部を衝撃が加わる部位に取付けて、蛇腹の
上方から加わる衝撃に対して弾性を呈する空気ばねに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5において8はこの種の空気ばねを示
すもので、衝撃を受ける部位に取付けられる基部8a
と、この基部に取付けられる蛇腹8bとを備え、基部8
aには通気孔8cが形成されて、蛇腹8bの空間部の空
気が排気される際の空気抵抗を調整するようになってい
る。空気ばねは、例えば後述する自動車のラッゲージド
アの開口部周辺のパネル9に取付ける場合、通気孔8c
の口径はラッゲージドアの構造に応じて適性に設定して
おくことにより、トーションバーにより開放させられる
際にヒンジアームに対して適正な緩衝作用を呈する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラッゲ
ージドアの重量或はトーションバーの種類により弾性を
変えたい場合、空気ばねを複数種類用意しておく必要が
ある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、弾性を
簡単に調整可能な蛇腹式の空気ばねを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、衝撃を受ける部位に取付けられる基部
と、この基部に取付けられる蛇腹とを備え、この蛇腹の
上方から加わる衝撃に対して弾性を呈する空気ばねにお
いて、蛇腹に、その空間部を閉鎖する蛇腹底面を形成す
ると共に、基部上面に、蛇腹底面を基部上面に当接させ
た状態で回転自在に支持するように蛇腹底面に係合する
蛇腹係合部を形成し、基部及び蛇腹底面に、空間部を外
気に連通させ、かつ蛇腹底面の回転位置に応じて互に重
なる面積が変化する通気孔をそれぞれ形成したことを特
徴とする。
【0006】
【作用】蛇腹底面の回転位置に応じて双方の通気孔の互
に重なる面積が変化することにより、蛇腹の空間部を排
気する際の空気抵抗は、蛇腹底面の回転位置に応じて変
化する。したがって、蛇腹の上方から力が加わった際
に、蛇腹はその回転位置に応じた弾性を呈する。
【0007】
【実施例】図1及び図2を基に本発明の一実施例による
空気ばねを説明する。空気ばね10は、周囲にリング状
の取付け溝12が形成された合成樹脂製或はゴム製の基
部11と、この基部に取付けられ、かつ曲げ弾性を呈す
る材料例えば合成樹脂或はゴムで形成された断面リング
状の蛇腹15とから構成されている。この蛇腹にはその
空間部15aを閉鎖し、かつ基部上面11aに当接する
蛇腹底面16が形成されている。そして、円形の基部上
面11aの周囲には、蛇腹底面16の円形のフランジ部
17aを係合させるリング状の溝14が形成されてい
る。これにより、蛇腹底面16は基部上面11aに当接
した状態で基部11に回転自在に支持されている。尚、
この形状相補状の係合部は、蛇腹底面16の周囲に形成
されたリング状の溝と、基部上面11aに形成されたリ
ング状の突起部とで構成する等も可能である。
【0008】基部11及び蛇腹底面16には、空間部1
5aを外気に連通させ、かつ蛇腹底面16の回転位置に
応じて互に重なる面積が変化する通気孔13、17がそ
れぞれ形成されている。通気孔13は蛇腹15の回転中
心軸19に対して通気孔13の半径分だけ偏心してお
り、通気孔17も僅かに小さめの口径を有すると共に、
前述の半径分だけ回転中心軸19から偏心している。対
応して、取付け溝12及び円錐台状の嵌合部11bも偏
心して形成されている。これにより、図2で示す蛇腹1
5の回転位置では、蛇腹底面16により通気孔13は閉
鎖されている。徐々に回転させる過程で双方の通気孔1
3、17が重なり、双方の中心点が一致した時点で通気
孔17の口径に対応して通気孔13の開口面積が最大に
なる。
【0009】図3はこのように構成された空気ばね10
の使用例を示す。同図において、自動車のラッゲージド
ア1の開口部周辺における自動車ボデーのアウタパネル
2に接合されたインナパネル2aにヒンジ4の基部4a
が取付けられ、この基部に枢着されたヒンジアーム4b
がラッゲージドア1のインナパネル1aに固定されると
共に、トーションバー3により 周知の方法でラッゲー
ジドア1を開放方向へ付勢している。そして、パネル2
aにおけるドア開放時にヒンジアーム4bが回動してく
る位置の取付け穴2bに、空気ばね10の基部11の取
付け溝12を係合させる。
【0010】蛇腹15は、予めその回転により通気孔1
3の開口面積をドア開放時に適度な緩衝作用を呈するよ
うにラッゲージドア1の重量及び回動ばね力に応じて調
整されている。また、蛇腹底面16は基部上面11aに
係合することにより互に弾接して位置固定され、かつ空
間部15aをシールしている。実線位置に示す閉鎖位置
にロックされたラッゲージドア1をアンロックすると、
トーションバー3により2点鎖線位置へ開放する。その
際、ヒンジアーム4bが蛇腹15の上面18に衝突する
と、通気孔13を通してその開口面積に応じた空気抵抗
で排気が行われて蛇腹15が圧縮し、適度な緩衝作用が
与えられる。ラッゲージドア1の重量或はトーションバ
ー3の種類が変る場合には、蛇腹15を回転調整して通
気孔13、17の重なり程度を適度な緩衝作用を呈する
ように調整しておく。図1は通気孔13、17は部分的
に重なった状態を示す。
【0011】尚、前述の実施例においては、双方の通気
孔13、17を回転中心軸19に対して偏心させて形成
したが、図4に示す別の実施例として回転中心軸19を
中心に直径方向に長方形状の通気孔23を形成し、対応
して蛇腹底面にも対応形状の通気孔27を形成すること
も考えられる。この場合、通気孔23の完全閉鎖はでき
ないが、図示の互に直交する最大空気抵抗状態から90
°回転させた最小空気抵抗状態間で弾性を調整可能にす
ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の空気ばねは、単にその蛇腹を回
転するだけで、その弾性が調整可能となる。したがっ
て、衝撃を加える種々の対象物に対して空気ばねを複数
種類用意しておかなくても1個で対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による空気ばねの縦断面図で
ある。
【図2】図1における同空気ばねの基部の横断面図であ
る。
【図3】同空気ばねを用いた自動車のラッゲージルーム
の断面図である。
【図4】別の実施例による空気ばねの図2に対応する横
断面図である。
【図5】従来の空気ばねの縦断面図である。
【符号の説明】
11 基部 11a 基部上面 13、17 通気孔 15 蛇腹 16 蛇腹底面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝撃を受ける部位に取付けられる基部
    と、この基部に取付けられる蛇腹とを備え、この蛇腹の
    上方から加わる衝撃に対して弾性を呈する空気ばねにお
    いて、 蛇腹に、その空間部を閉鎖する蛇腹底面を形成すると共
    に、基部上面に、前記蛇腹底面を前記基部上面に当接さ
    せた状態で回転自在に支持するように前記蛇腹底面に係
    合する蛇腹係合部を形成し、 基部及び前記蛇腹底面に、前記空間部を外気に連通さ
    せ、かつ前記蛇腹底面の回転位置に応じて互に重なる面
    積が変化する通気孔をそれぞれ形成したことを特徴とす
    る空気ばね。
JP9622195A 1995-03-29 1995-03-29 空気ばね Pending JPH08270701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9622195A JPH08270701A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 空気ばね

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9622195A JPH08270701A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 空気ばね

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08270701A true JPH08270701A (ja) 1996-10-15

Family

ID=14159187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9622195A Pending JPH08270701A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 空気ばね

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08270701A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8677563B2 (en) 2012-06-28 2014-03-25 Newfrey Llc Trunk cushion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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