JPH08270681A - タンデム型油圧クラッチ - Google Patents

タンデム型油圧クラッチ

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JPH08270681A
JPH08270681A JP7634495A JP7634495A JPH08270681A JP H08270681 A JPH08270681 A JP H08270681A JP 7634495 A JP7634495 A JP 7634495A JP 7634495 A JP7634495 A JP 7634495A JP H08270681 A JPH08270681 A JP H08270681A
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JP
Japan
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clutch
guide
pressing portion
hydraulic
oil chamber
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Application number
JP7634495A
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English (en)
Inventor
Yoichi Kojima
洋一 小島
Yoshihiro Kodama
圭弘 児玉
Kinji Marumo
金司 丸茂
Haruhiko Yoshikawa
晴彦 吉川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンデム型油圧クラッチにおいて、第2クラ
ッチのクラッチガイドに兼用される第1クラッチの押圧
部が、第1クラッチのクラッチガイドに対してスムーズ
に摺動できるようにする。 【構成】 第1クラッチC1 の第1クラッチガイド14
に支持した第1クラッチ板28を押圧する第1押圧部2
9は、第2クラッチC2 の第2クラッチ板31を支持す
る第2クラッチガイドに兼用される。第2クラッチC2
の係合中に第1クラッチC1 を係合或いは係合解除すべ
く第1押圧部29を駆動するとき、第1押圧部29及び
第1クラッチガイド14間に配設した合成樹脂製の低摩
擦部材35により、第1押圧部29の引っ掛かりが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1クラッチ油室に作
用する油圧で駆動される第1クラッチピストンに設けた
第1押圧部で第1クラッチガイドに支持した第1摩擦係
合要素を押圧する第1油圧クラッチと、第2クラッチ油
室に作用する油圧で駆動される第2クラッチピストンに
設けた第2押圧部で第2クラッチガイドに支持した第2
摩擦係合要素を押圧する第2油圧クラッチとを備え、第
1クラッチガイドの内周に軸方向摺動自在且つ相対回転
不能に支持した前記第1押圧部を第2クラッチガイドに
兼用してなるタンデム型油圧クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるタンデム型油圧クラッチは、特開
平4−262125号公報、特開平4−262168号
公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、第2油圧クラッチの係合中に第1油圧クラッチを
係合或いは係合解除すべく第1クラッチピストンを駆動
すると、この第1クラッチピストンに設けた第1押圧部
が第2クラッチの第2クラッチガイドに兼用されている
ため、第2油圧クラッチの係合により伝達されるトルク
で第1押圧部及び第1クラッチガイド間に大きな摩擦力
が発生し、第1押圧部が軸方向にスムーズに摺動するこ
とができなくなり、第1油圧クラッチに作動遅れや戻り
遅れが生じる問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、タンデム型油圧クラッチにおいて第1油圧クラッチ
の作動遅れや戻り遅れを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、第1クラッチ油室に
作用する油圧で駆動される第1クラッチピストンに設け
た第1押圧部で第1クラッチガイドに支持した第1摩擦
係合要素を押圧する第1油圧クラッチと、第2クラッチ
油室に作用する油圧で駆動される第2クラッチピストン
に設けた第2押圧部で第2クラッチガイドに支持した第
2摩擦係合要素を押圧する第2油圧クラッチとを備え、
第1クラッチガイドの内周に軸方向摺動自在且つ相対回
転不能に支持した前記第1押圧部を第2クラッチガイド
に兼用してなるタンデム型油圧クラッチにおいて、第1
クラッチガイドの内周面と第1押圧部の外周面との間に
低摩擦部材を配設したことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、低摩擦部材は環状の部材であり、第
1クラッチガイド及び第1押圧部の両方に軸方向摺動自
在に噛合していることを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、第2クラッチピストンを挟んで第2
クラッチ油室の反対側にキャンセラー油室を形成したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、第1クラッチ油室に
作用する油圧で第1クラッチピストンを駆動すると、第
1クラッチピストンに設けた第1押圧部が第1クラッチ
ガイドに対して軸方向に摺動することにより、第1クラ
ッチガイドに支持した第1摩擦係合要素を押圧して第1
油圧クラッチが作動する。このとき、第2油圧クラッチ
が係合していると、その第2クラッチガイドに兼用され
た前記第1押圧部にトルクが作用して第1押圧部及び第
1クラッチガイド間に摩擦力が発生するが、それら第1
押圧部及び第1クラッチガイド間に低摩擦部材を配設し
たことにより、第1押圧部のスムーズな摺動が確保され
る。
【0009】請求項2の構成によれば、環状の低摩擦部
材が第1クラッチガイド及び第1押圧部の両方に軸方向
摺動自在且つ相対回転不能に噛合しているので、第1ク
ラッチガイド及び第1押圧部の相対回転を規制しながら
第1押圧部を軸方向にスムーズに摺動させることができ
る。
【0010】請求項3の構成によれば、第2クラッチピ
ストンを挟んで第2クラッチ油室の反対側に形成したキ
ャンセラー油室により、第1クラッチ油室及び第2クラ
ッチ油室に作用する遠心油圧がキャンセルされる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動車用トランスミッションの部分断面図、
図2は図1の2−2線断面図、図3は低摩擦部材の斜視
図である。
【0013】図1に示すように、トランスミッションの
ケーシング1の端面にサポート2が内向きに突設されて
おり、このサポート2の左端内周にメインシャフト3の
右端外周がニードルベアリング4を介して回転自在に嵌
合する。
【0014】メインシャフト3の外周にはシングルピニ
オン式の第1遊星歯車機構P1 及びダブルピニオン式の
第2遊星歯車機構P2 が軸方向に併置される。第1遊星
歯車機構P1 及び第2遊星歯車機構P2 はそれぞれサン
ギヤ51 ,52 、プラネタリキャリヤ61 ,62 及びリ
ングギヤ71 ,72 を備えており、両プラネタリキャリ
ヤ61 ,62 は一体に結合されており、また両リングギ
ヤ71 ,72 は一体に形成されている。プラネタリキャ
リヤ61 に支持された複数個のピニオン81 …は、サン
ギヤ51 及びリングギヤ71 に同時に噛合する。プラネ
タリキャリヤ6 2 に支持された内側の複数個のピニオン
2 …はサンギヤ52 に噛合するとともに外側の複数個
のピニオン82 …はリングギヤ72 に噛合し、且つ内側
及び外側のピニオン82 …は相互に噛合する。
【0015】一体に形成された両リングギヤ71 ,72
は、第1クラッチC1 を介してメインシャフト3に結合
される。また、第1遊星歯車機構P1 のサンギヤ51
メインシャフト3にニードルベアリング9を介して回転
自在に支持されており、このサンギヤ51 に一体に結合
されて半径方向外側に延びるサンギヤ拘束部材10は、
第2クラッチC2 を介してメインシャフト3に結合され
る。
【0016】次に、第1クラッチC1 及び第2クラッチ
2 の構造を説明する。
【0017】サポート2の外周に相対回転自在に嵌合す
るクラッチハブ11が、メインシャフト3の右端にスプ
ライン結合される。クラッチハブ11とサンギヤ拘束部
材10との間にはスラストベアリング12が介装され、
またクラッチハブ11とケーシング1との間にもスラス
トベアリング13が介装される。クラッチハブ11の右
端に固着された第1クラッチガイド14は、ケーシング
1の内壁面に沿って延在し、その左端は第1遊星歯車機
構P1 のリングギヤ71 の半径方向外側に達している。
【0018】クラッチハブ11の外周及び第1クラッチ
ガイド14の内周間には、第1クラッチピストン15が
相対回転不能且つシール部材16,17を介して軸方向
摺動自在に嵌合しており、第1クラッチガイド14及び
第1クラッチピストン15間に第1クラッチ油室18が
形成される。クラッチハブ11の外周及び第1クラッチ
ピストン15の内周間には、第2クラッチピストン19
が相対回転不能且つシール部材20,21を介して軸方
向摺動自在に嵌合しており、第1クラッチピストン15
及び第2クラッチピストン19間に第2クラッチ油室2
2が形成される。キャンセラープレート23は、その内
周がクリップ24でクラッチハブ11に固定され、且つ
外周がシール部材25を介して第2クラッチピストン1
9の内周に軸方向摺動自在に嵌合する。第2クラッチピ
ストン19及びキャンセラープレート23間にキャンセ
ラー油室26が形成される。
【0019】第1クラッチC1 は、リングギヤ71 に相
対回転不能且つ軸方向摺動自在に係合する複数枚の第1
クラッチ板27…と、これら第1クラッチ板27…に交
互に重ね合わされて第1クラッチガイド14の内周に相
対回転不能且つ軸方向摺動自在に係合する複数枚の第1
クラッチ板28…とを備えており、両第1クラッチ板2
7…,28…は左動する第1クラッチピストン15の先
端の第1押圧部29に押圧されて相互に密着可能であ
る。
【0020】第2クラッチC2 は、サンギヤ拘束部材1
0に相対回転不能且つ軸方向摺動自在に係合する複数枚
の第2クラッチ板30…と、これら第2クラッチ板30
…に交互に重ね合わされて第1クラッチピストン15の
第1押圧部29に兼用された第2クラッチガイドの内周
に相対回転不能且つ軸方向摺動自在に係合する複数枚の
第2クラッチ板31…とを備えており、両第2クラッチ
板30…,31…は左動する第2クラッチピストン19
の先端の第2押圧部32に押圧されて相互に密着可能で
ある。
【0021】キャンセラー油室26の内部に位置するよ
うに、第2クラッチピストン19の左側面に合成樹脂製
の詰め物33が装着される。詰め物33に凹設した複数
のバネ座とキャンセラープレート23との間に、第2ク
ラッチピストン19を右方向に付勢する複数の戻しバネ
34…が縮設される。
【0022】而して、第1油圧クラッチC1 は、第1ク
ラッチガイド14、第1クラッチピストン15、第1ク
ラッチ油室18、第1クラッチ板27…,28…及び第
1押圧部29から構成される。また、第2油圧クラッチ
2 は、第1油圧クラッチC 2 の第1押圧部29に兼用
された第2クラッチガイド、第2クラッチピストン1
9、第2クラッチ油室22、第2クラッチ板30…,3
0…及び第2押圧部32から構成される。
【0023】第1油圧クラッチC1 の第1クラッチガイ
ド14の内周面と第1押圧部29(第2クラッチガイ
ド)の外周面との間に、環状の低摩擦部材35が介装さ
れる。低摩擦部材35は、PPS樹脂(ポリフェニレン
酸樹脂)やPEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン
樹脂)等の摩擦係数の小さい合成樹脂から成る。
【0024】図2及び図3を併せて参照すると明らかな
ように、低摩擦部材35は波形に連続する大径部35a
及び小径部35bを交互に有しており、低摩擦部材35
の外周面に摺接する第1クラッチガイド14の内周面及
び低摩擦部材35の内周面に摺接する第1押圧部29
(第2クラッチガイド)の外周面は、何れも波形に形成
される。その結果、第1クラッチガイド14及び第1押
圧部29(第2クラッチガイド)は、低摩擦部材35を
介して相対回転不能且つ軸方向摺動自在に連結される。
【0025】低摩擦部材35の左端面は第2クラッチ板
31…を第1押圧部29(第2クラッチガイド)に係止
するクリップ36により係止され(図2参照)、且つ右
端面は第1クラッチガイド14の湾曲部14aにより係
止されているため(図1参照)、低摩擦部材35の軸方
向の妄動が規制される。
【0026】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0027】第1クラッチC1 を係合させるべく第1ク
ラッチ油室18に作動油を供給すると、第1クラッチピ
ストン15が左動して第1押圧部29(第2クラッチガ
イド)が第1クラッチ板27…,28…を密着させ、第
1クラッチC1 が係合する。これにより、第1遊星歯車
機構P1 及び第2遊星歯車機構P2 のリングギヤ71
2 が第1クラッチ板27…、第1クラッチ板28…、
第1クラッチガイド14及びクラッチハブ11を介して
メインシャフト3に結合される。第1クラッチピストン
15が左動する際に第2クラッチピストン19も一体に
左動するが、第1クラッチピストン15及び第2クラッ
チピストン19の相対的な位置関係は一定に保持される
ため、第2クラッチC2 が係合することはない。
【0028】第2クラッチC2 を係合させるべく第2ク
ラッチ油室22に作動油を供給すると、第2クラッチピ
ストン19が左動して第2押圧部32が第2クラッチ板
30…,31…を密着させ、第2クラッチC2 が係合す
る。これにより、第1遊星歯車機構P1 のサンギヤ51
がサンギヤ拘束部材10、第2クラッチ板30…、第2
クラッチ板31…、第1押圧部29(第2クラッチガイ
ド)、第1クラッチガイド14及びクラッチハブ11を
介してメインシャフト3に結合される。
【0029】さて、第2クラッチC2 が係合していると
き、第2クラッチC2 の伝達トルクによって第1押圧部
29(第2クラッチガイド)が回転方向に引きずられ、
第1押圧部29(第2クラッチガイド)と低摩擦部材3
5との噛合面が相互に圧接されるとともに、低摩擦部材
35と第1クラッチガイド14との噛合面が相互に圧接
される。
【0030】この状態で第1クラッチC1 を係合或いは
係合解除すべく第1押圧部29(第2クラッチガイド)
を軸方向に摺動させたとき、前記噛合面の圧接にも関わ
らず、低摩擦部材35の存在によって第1押圧部29
(第2クラッチガイド)はこじりを発生することなくス
ムーズに摺動することができる。これにより、第1クラ
ッチC1 の係合或いは係合解除を、タイムラグを発生さ
せることなく速やかに完了させることが可能となる。
【0031】また、低摩擦部材35を設けたことにより
第1押圧部29(第2クラッチガイド)の位置が半径方
向内側に移動するため、この第1押圧部29(第2クラ
ッチガイド)によって第1クラッチ板27…,28…の
半径方向外端部よりも半径方向内側を押圧することが可
能となり、第1クラッチ板27…,28…の接触面圧を
均一化してトルク伝達特性及び耐久性を改善することが
できる。
【0032】第1クラッチ油室18及び第2クラッチ油
室22はメインシャフト3と一体に回転するため、第1
クラッチ油室18内の作動油に作用する遠心力が第1ク
ラッチピストン15を第1クラッチガイド14に対して
左方向に付勢し、その付勢力は第2クラッチピストン1
9にも伝達される。更に第2クラッチ油室22内の作動
油に作用する遠心力が第2クラッチピストン19を第1
クラッチピストン15に対して左向きに付勢する。
【0033】一方、キャンセラー油室26もメインシャ
フト3と一体に回転するため、その内部の潤滑油に作用
する遠心力がキャンセラープレート23に対して第2ク
ラッチピストン19を右方向に付勢し、その付勢力は第
1クラッチピストン15にも伝達される。このようにし
て、第1クラッチ油室18及び第2クラッチ油室22内
の作動油に作用する遠心力がキャンセラー油室26内の
潤滑油に作用する遠心力に釣合い、遠心力の影響を補償
することができる。
【0034】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0035】例えば、低摩擦部材35に摺接する第1ク
ラッチガイド14の内周面及び第1押圧部29(第2ク
ラッチガイド)の外周面にテフロン等の樹脂コーティン
グを施しても良く、このようにすれば第1押圧部29
(第2クラッチガイド)を一層スムーズに摺動させるこ
とができる。また、低摩擦部材35は合成樹脂製に限定
されず、鉄製の低摩擦部材35の表面にテフロン等の樹
脂コーティングを施しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、第1油圧クラッチの第1クラッチガイドの
内周面と第1押圧部(第2クラッチガイド)の外周面と
の間に低摩擦部材を配設したので、第2油圧クラッチの
係合中に第1油圧クラッチを係合或いは係合解除する場
合に、第1クラッチガイドとの間にこじりを発生させる
ことなく第1押圧部(第2クラッチガイド)をスムーズ
に摺動させ、タイムラグのない確実な作動を保証するこ
とができる。
【0037】また請求項2に記載された発明によれば、
環状に形成した低摩擦部材を第1クラッチガイド及び第
1押圧部の両方に軸方向摺動自在且つ相対回転不能に噛
合させたので、第1クラッチガイド及び第1押圧部の相
対回転を規制しながら第1押圧部を軸方向にスムーズに
摺動させることができる。
【0038】また請求項3に記載された発明によれば、
第2クラッチピストンを挟んで第2クラッチ油室の反対
側にキャンセラー油室を形成したので、第1クラッチ油
室及び第2クラッチ油室に作用する遠心油圧をキャンセ
ルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用トランスミッションの部分断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】低摩擦部材の斜視図
【符号の説明】
14 第1クラッチガイド 15 第1クラッチピストン 18 第1クラッチ油室 19 第2クラッチピストン 22 第2クラッチ油室 26 キャンセラー油室 28 第1クラッチ板(第1摩擦係合要素) 29 第1押圧部(第2クラッチガイド) 31 第2クラッチ板(第2摩擦係合要素) 32 第2押圧部 35 低摩擦部材 C1 第1油圧クラッチ C2 第2油圧クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 晴彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1クラッチ油室(18)に作用する油
    圧で駆動される第1クラッチピストン(15)に設けた
    第1押圧部(29)で第1クラッチガイド(14)に支
    持した第1摩擦係合要素(28)を押圧する第1油圧ク
    ラッチ(C1)と、第2クラッチ油室(22)に作用す
    る油圧で駆動される第2クラッチピストン(19)に設
    けた第2押圧部(32)で第2クラッチガイドに支持し
    た第2摩擦係合要素(31)を押圧する第2油圧クラッ
    チ(C2 )とを備え、第1クラッチガイド(14)の内
    周に軸方向摺動自在且つ相対回転不能に支持した前記第
    1押圧部(29)を第2クラッチガイドに兼用してなる
    タンデム型油圧クラッチにおいて、 第1クラッチガイド(14)の内周面と第1押圧部(2
    9)の外周面との間に低摩擦部材(35)を配設したこ
    とを特徴とするタンデム型油圧クラッチ。
  2. 【請求項2】 低摩擦部材(35)は環状の部材であ
    り、第1クラッチガイド(14)及び第1押圧部(2
    9)の両方に噛合していることを特徴とする、請求項1
    記載のタンデム型油圧クラッチ。
  3. 【請求項3】 第2クラッチピストン(19)を挟んで
    第2クラッチ油室(22)の反対側にキャンセラー油室
    (26)を形成したことを特徴とする、請求項1記載の
    タンデム型油圧クラッチ。
JP7634495A 1995-03-31 1995-03-31 タンデム型油圧クラッチ Pending JPH08270681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048318A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Mazda Motor Corp 自動変速機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048318A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Mazda Motor Corp 自動変速機

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