JP2008291947A - 自動変速機 - Google Patents

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Tatsuhiko Iwasaki
龍彦 岩▲崎▼
Junichi Doi
淳一 土井
Tatsutoshi Mizobe
龍利 溝部
Naohiro Sakagami
直博 坂上
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Abstract

【課題】従来の構造に比べて径方向に対するコンパクト化が可能な自動変速機の実現。
【解決手段】リングギヤR3を有するプラネタリギヤセットG3と、ドラム部29及びハブ部27により支持される多板クラッチL1,L2と、前記多板クラッチを押圧して当該多板クラッチを係合させるクラッチピストン31と、該クラッチピストンを作動させるための油圧が供給されるクラッチ油圧室30と、を備え、前記リングギヤと前記ハブ部とが連絡された自動変速機であって、前記クラッチピストン及び前記クラッチ油圧室を、前記ハブ部若しくは当該ハブ部と連結された部材36に配設した。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動変速機に関する。
従来の自動変速機として、特許文献1には、リングギヤとクラッチハブ部とが連絡され、クラッチピストン及びクラッチ油圧室がドラム部に設けられた自動変速機が記載されている。
国際公開第2003/087624号(図11)
自動変速機のコンパクト化は、当該自動変速機の構成部品や各部品毎にレイアウトを工夫し、数ミリ単位のサイズダウンを積み重ねることで実現される。
例えば、上記特許文献1のように、クラッチピストン及びクラッチ油圧室をドラム部に設けた構成では、クラッチピストンの外径がクラッチハブ部より大きいため、この部分の径方向のコンパクト化が課題となる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、従来の構造に比べて径方向に対するコンパクト化が可能な自動変速機を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る第1の形態は、リングギヤを有するプラネタリギヤセットと、ドラム部及びハブ部により支持される多板クラッチと、前記多板クラッチを押圧して当該多板クラッチを係合させるクラッチピストンと、該クラッチピストンを作動させるための油圧が供給されるクラッチ油圧室と、を備え、前記リングギヤと前記ハブ部とが連絡された自動変速機であって、前記クラッチピストン及び前記クラッチ油圧室を、前記ハブ部若しくは当該ハブ部を連結された部材に配設した。この形態によれば、クラッチピストン及びクラッチ油圧室を、ドラム部に対して径方向に小さいハブ部に配設したので、従来の構造に比べて径方向に対するコンパクト化が可能となる。
また、第2の形態は、前記クラッチピストンと前記ハブ部とは、各々の周方向の複数箇所に形成された切り欠きを介して、互いに軸方向にオーバーラップして配置されている。この形態よれば、クラッチピストンをハブ部に対してオーバーラップさせた分だけ、軸方向のコンパクト化が可能となる。
また、第3の形態は、前記クラッチ油圧室は、前記ハブ部の内周側に配設される。
また、第4の形態は、前記クラッチピストンに対して前記クラッチ油圧室とは反対側には遠心バランス室が設けられ、前記遠心バランス室は、前記ハブ部の内周側に配設される
また、第5の形態は、変速機ケースから軸方向に延びるボス部を有し、前記ハブ部は、前記ボス部の外周面に回転自在に支持されるスリーブ部を有し、前記クラッチピストンは、前記ハブ部の内周面及び前記スリーブ部の外周面に対して摺接している。
また、第6の形態は、前記スリーブ部の外周面に対して軸方向へ移動不能に係止された内周部を有し、当該内周部から径方向に延設されたシールプレートを有し、前記クラッチピストンは、前記シールプレートの外周縁部に摺接する内周面を有し、前記クラッチ油圧室は、前記シールプレート、前記クラッチピストン、及び前記スリーブ部の内周面により形成されている。
これらの形態によれば、クラッチピストンや油圧室をハブ部の内周部に配置したので、軸方向のコンパクト化が可能となる。
また、第7の形態は、前記プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定されたダブルピニオンタイプのプラネタリギヤを軸支するキャリアを有し、入力軸と前記キャリアとが連結されている。この形態によれば、クラッチピストンや油圧室を、変速により回転変動のあるドラム部ではなく、入力軸の回転を常時減速されていて回転が比較的安定しているリングギヤのクラッチハブ部に配設したので、例えば、油圧室にかかる遠心力が不安定なため、作動油圧の供給や排出がスムーズにならない等の悪影響を受けにくい構造を実現できる。
本発明によれば、従来の構造に比べて径方向に対するコンパクト化が可能な自動変速機を実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
図1は、本発明に係る実施形態の自動変速機のギヤトレインを示すスケルトン図である。図2は、本実施形態のギヤトレインにより達成される変速段を示すマップである。図3は、本実施形態の自動変速機の特徴的な構成を示す部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動変速機は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータ3から回転トルクが伝達される入力軸4と、軸方向に配列された第1乃至第3のプラネタリギヤセットG1〜G3と、を備えている。
第1乃至第3のプラネタリギヤセットG1〜G3は、それぞれ第1乃至第3サンギヤS1〜S3、第1乃至第3サンギヤS1〜S3に噛合する第1乃至第3プラネタリギヤを軸支する第1乃至第3プラネタリキャリアM1〜M3、第1乃至第3プラネタリギヤに噛合する内歯が形成された第1乃至第3リングギヤR1〜R3を備えている。
更に、この自動変速機は、入力軸4を第1のプラネタリギヤセットG1の第1サンギヤS1に係脱自在に連結するLOWクラッチC1と、入力軸4を第2のプラネタリギヤセットG2の第2プラネタリキャリアM2に係脱自在に連結するHIクラッチC2と、第2のプラネタリギヤセットG2の第2サンギヤS2を第3のプラネタリギヤセットG3の第3リングギヤR3に係脱自在に連結するR35クラッチC3と、第2のプラネタリギヤセットG2の第2サンギヤS2を変速機ケース1に係脱自在に固定する2/6ブレーキB2と、第1のプラネタリギヤセットG1の第1リングギヤR1を変速機ケース1に係脱自在に固定するL/RブレーキB1と、を有する。
以下では、第1のプラネタリギヤセットG1の各構成要素には「第1」、第2のプラネタリギヤセットG2の各構成要素には「第2」、第3のプラネタリギヤセットG3の各構成要素に「第3」の名称を付して説明する。
先ず、第1のプラネタリギヤセットG1について、第1プラネタリキャリアM1が第2リングギヤR2及びカウンタドライブギヤ5に常時連結され、第1リングギヤR1が第2プラネタリキャリアM2に常時連結されている。また、第1サンギヤS1がLOWクラッチC1を介して入力軸4に係脱自在に連結されている。また、第1リングギヤR1がL/RブレーキB1を介して変速機ケース1に係脱自在に連結されている。また、第1リングギヤR1は、ワンウェイクラッチ(OWC)C4により一方向のみに回転可能で、反対方向にはロックされて変速機ケース1に係止される。
次に、第2のプラネタリギヤセットG2について、第2リングギヤR2が第1プラネタリキャリアM1に常時連結され、第2プラネタリキャリアM2が第1リングギヤR1に常時連結されている。また、第2プラネタリキャリアM2がHIクラッチC2を介して入力軸4に係脱自在に連結されている。また、第2サンギヤS2がR35クラッチC3を介して第3リングギヤR3に係脱自在に連結され、2/6ブレーキB2を介して変速機ケース1に係脱自在に連結されている。
次に、第3のプラネタリギヤセットG3について、第3サンギヤS3が変速機ケース1に固定されている。第3プラネタリキャリアM3が入力軸4に常時連結されている。また、第3リングギヤR3はR35クラッチC3を介して第2サンギヤS2に係脱自在に連結されている。尚、第3プラネタリキャリアM3は、入力軸4の回転を減速して出力するダブルピニオンタイプのプラネタリギヤを軸支している。
更に、カウンタドライブギヤ5はカウンタドリブンギヤ6と常時噛合し、カウンタドリブンギヤ6とファイナルドライブギヤ8がカウンタシャフト7により常時連結され、ファイナルギヤ8とデフケース11に固設されたリングギヤ9に常時噛合し、デファレンシャル装置10からドライブシャフト12に差動回転が出力されて、タイヤホイールが駆動される。
上記構成からなる自動変速機は、不図示の電子制御装置と油圧制御装置とにより運転者により選択された走行レンジに応じた変速段で変速を行う。
以下に、変速段の詳細について、図2を参照して説明する。
先ず、第1速(1ST)は、LOWクラッチC1の係合とワンウェイクラッチC4のロックにより達成される。尚、L/RブレーキB1は、ワンウェイクラッチC4と並列に配置され、マニュアルモード時に係合され、エンジンブレーキが効くことになる。第2速(2ND)は、LOWクラッチC1と2/6ブレーキC3の係合により達成される。第3速(3RD)は、LOWクラッチC1とR35クラッチC3の係合により達成される。第4速(4TH)は、LOWクラッチC1とHIクラッチC2の係合により達成される。第5速(5TH)は、HIクラッチC2とR35クラッチC3の係合により達成される。第6速(6TH)は、HIクラッチC2と2/6ブレーキB2の係合により達成される。最後に、後進(REV)は、R35クラッチC3とL/RブレーキB1の係合により達成される。
次に、図3を参照して、本実施形態の自動変速機の特徴的な構成について説明する。
図3において、変速機ケース1内には入力軸4が配置される。変速機ケース1の軸方向のリヤ側(図中左側)の端部はリヤカバー2により閉塞される。入力軸4のリヤ側の端部は、軸受22を介してリヤカバー2により回転自在に軸支されている。
上記リヤカバー2には、入力軸4と同軸に延びるボス部21が形成され、このボス部21の外周部に形成されたスプライン溝21aを介して第3プラネタリギヤセットG3の第3サンギヤS3が嵌合されている。この第3のプラネタリギヤセットG3は、プラネタリギヤセットG1〜G3の中で最もリヤカバー2に近接して配置され、上記第3サンギヤS3と、当該第3サンギヤS3に噛合する複数の第3ピニオンギヤP3と、当該第3ピニオンギヤP3を軸受を介して回転自在に軸支するピニオンシャフトN1と、当該ピニオンシャフトN1を支持する第3プラネタリキャリアM3と、当該第3ピニオンギヤP3に噛合する内歯ギヤを有する第3リングギヤR3と、を有する。
上記第3ピニオンギヤP3はダブルピニオンタイプのプラネタリギヤを構成している。第3プラネタリキャリアのフロント側(図中右側)M3fは、上記入力軸4から径方向に延びる拡径部4aに連結され、当該入力軸4と共に常時回転する。
尚、上記第3サンギヤS3は、リヤ側の端面がスラスト軸受23を介して後述するスリーブ部36のフロント側の端面に支持され、フロント側の端面がスラスト軸受24を介して上記拡径部4aの側面に支持されている。また、上記拡径部4aは、リヤ側の端面が上記スラスト軸受24を介して上記第3サンギヤS3のフロント側の端面に支持され、フロント側の端面がスラスト軸受25を介して第2サンギヤS2のリヤ側の端面に支持されている。
上記第3リングギヤR3のリヤ側の端面には、クラッチハブ部27が溶接等により接合されている。クラッチハブ部27は、その外周面に軸方向に複数の円盤状の回転摩擦プレートL1,L2を支持し、そのフロント側には、回転摩擦プレートL2を押圧に対して十分な強度で保持するリテイナ27bが配設されている。上記回転摩擦プレートL1はプレートの両面に摩擦材が貼り付けられ、回転摩擦プレートL2はクラッチハブ部27の両側に設けられ、ドラム部29の回転プレートL3に摺接する片面だけに摩擦材が貼り付けられている。
尚、上記第3リングギヤR3とクラッチハブ部27とを接合する理由は、当該第3リングギヤR3の外周面とクラッチハブ部27の内周面との間に所定の隙間Fを形成する必要があるからであり、この隙間Fがクラッチハブ部27の回転摩擦プレートL1,L2及び後述するドラム部29の回転プレートL3を冷却するためのオイルを分配するオイル通路として機能する。
また、上記第3のプラネタリギヤセットG3のフロント側に隣接して第2のプラネタリギヤセットG2が配置されている。上記第2サンギヤS2は、その内径部がラジアル方向に金属ブッシュ等のすべり軸受28を介して上記入力軸4に相対回転可能に支持されている。上記第2サンギヤS2には、円筒状のドラム部29が連結され、上記クラッチハブ部27の外周部にオーバーラップするように配置されている。上記ドラム部29は、上記クラッチハブ部27にオーバーラップした内周面に軸方向に複数の円盤状の金属の回転プレートL3を支持している。これら回転プレートL3は、上記クラッチハブ部27に支持された回転摩擦プレートL1と交互に配置されている。上記クラッチハブ部27の回転摩擦プレートL1,L2及びドラム部29の回転プレートL3が、多板クラッチであるR35クラッチC3を構成している。
R35クラッチC3は、上記回転摩擦プレートL1,L2を、後述するクラッチ油圧室30に設けられたクラッチピストン31により押圧することにより係合される。上記クラッチピストン31は、そのクラッチ油圧室30へ供給される作動油圧を制御することで、上記回転摩擦プレートL1,L2と上記回転プレートL3とを係脱可能に構成されている。
更に、上記ドラム部29は、上記クラッチハブ部27にオーバーラップした外周面に軸方向に複数の円盤状の回転摩擦プレートL4を支持している。これら回転摩擦プレートL4は、変速機ケース1に支持された複数の金属の非回転プレートL5と交互に配置され、2/6ブレーキB2を構成している。なお、上記回転摩擦プレートL4はプレートの両面に摩擦材が貼り付けられている。
2/6ブレーキB2は、リヤカバー2に設けられた円筒状のブレーキピストン41により押圧され、変速機ケース1に支持された非回転プレートL5が、上記回転摩擦プレートL4と係合することで変速機ケース1に固定される。上記ブレーキピストン41は、リヤカバー2に形成されたボス部2aに摺動可能に支持され、当該ボス部2aを挟んで外周側及び内周側に2つのブレーキ油圧室40a,40bを形成する。また、上記ブレーキピストン41における、上記ブレーキ油圧室40a,40bとは反対側には、上記ブレーキピストン41を上記2/6ブレーキB2の押圧を解放する方向(図中左側)に付勢する付勢手段としてのリターンスプリング42がリヤカバー2に支持されている。上記ブレーキピストン41は、ブレーキ油圧室40a,40bへ供給される作動油圧を制御することで、上記2/6ブレーキB2を係脱可能に構成されている。2速と6速の時、上記2/6ブレーキB2は係合され、上記ドラム部29は停止し、2速と6速以外の時、上記ドラム部29は回転するので、例えば、2−3変速時停止状態から回転状態へ大きく変動する。
上記クラッチ油圧室30及び上記クラッチピストン31は、上記クラッチハブ部27若しくは当該クラッチハブ部27と連結された部材に配設されている。詳しくは、上記クラッチハブ部27は、上記ボス部21の外周面にすべり軸受35を介して相対回転可能に支持されるスリーブ部36を有し、上記クラッチ油圧室30は、上記クラッチハブ部27の内周側に配設され、上記クラッチピストン31は、上記クラッチハブ部27の内周面及び上記スリーブ部36の外周面に対して摺接している。
また、上記クラッチハブ部27の内周側における、上記クラッチピストン31に対して上記クラッチ油圧室30とは反対側には、上記R35クラッチC3の係合時にクラッチ油圧室30に印加される制御油圧と回転による遠心油圧のうち、回転油圧分をキャンセルして上記クラッチピストン31の作動をバランスさせる遠心バランス室33が配設される。遠心バランス室33内には、上記スリーブ部36から径方向に延びる拡径部36bの内側面と上記クラッチピストン31の内側面との間に、上記クラッチピストン31を上記R35クラッチC3の押圧を解放する方向(図中左側)に付勢する付勢手段としてのリターンスプリング32が配設されている。
また、上記スリーブ部36の内周部36aの外周面における、上記クラッチピストン31に対して上記遠心バランス室33とは反対側には、シールプレート34が配設される。このシールプレート34は、上記スリーブ部36の内周部36aの外周面に対して軸方向へ移動不能に係止された内周部34aと、当該内周部34aから径方向に拡大する拡径部34bと、を有し、当該拡径部34bの外周縁部34cがクラッチピストン31の内周面に対してシールされると共に、シール状態を保持したまま摺接している。
上記クラッチ油圧室30は、上記クラッチピストン31のリヤ側の側面部と、上記シールプレート34のフロント側の側面部と、上記スリーブ部36の内周部36aの外周面とで形成される。また、遠心バランス室33は、上記クラッチピストン31のフロント側の側面部と、上記スリーブ部36のリヤ側の側面部とで形成される。
そして、上記クラッチピストン31の外周縁部31aと上記クラッチハブ部27のリヤ側の端部27aとが、互いに周方向の複数箇所に形成されたくし歯状の切り欠きを介して、交互に軸方向にオーバーラップするように遊嵌され、上記クラッチピストン31が上記クラッチハブ部27に対して軸方向に相対移動可能に構成されている。
尚、上記スリーブ部36の内周部36aは、リヤ側の端面がスラスト軸受37を介してリヤカバー2に支持され、フロント側の端面がスラスト軸受23を介して上記第3サンギヤS3に支持されている。
上記実施形態によれば、クラッチ油圧室30及びクラッチピストン31を、第2サンギヤS2と連絡されたドラム部29より小径のクラッチハブ部27に配設したので、従来の構造に比べて径方向に対するコンパクト化が可能となる。
また、クラッチピストン31をクラッチハブ部27に対してオーバーラップさせた分だけ、軸方向のコンパクト化が可能となる。
また、クラッチ油圧室30やクラッチピストン31をクラッチハブ部27の内周部に配置したので、軸方向のコンパクト化が可能となる。
また、クラッチ油圧室30やクラッチピストン31を、変速により回転変動のある上記ドラム部29ではなく、入力軸4の回転を常時減速されていて回転が比較的安定している第3リングギヤR3のクラッチハブ部27に配設したので、例えば、クラッチ油圧室30にかかる遠心力が不安定なため、作動油圧の供給や排出がスムーズにならない等の悪影響を受けにくい構造を実現できる。
本発明に係る実施形態の自動変速機のギヤトレインを示すスケルトン図である。 本実施形態のギヤトレインにより達成される変速段を示すマップである。 本実施形態の自動変速機の特徴的な構成を示す部分断面図である。
符号の説明
1 変速機ケース
2 リヤカバー
4 入力軸
5 カウンタドライブギヤ
6 カウンタドリブンギヤ
7 カウンタシャフト
8 ファイナルドライブギヤ
9 リングギヤ
10 デファレンシャル装置
11 デフケース
12 ドライブシャフト
21 ボス部
22 軸受
23〜25,37 スラスト軸受
27 クラッチハブ部
28,35 すべり軸受
29 ドラム部
30 クラッチ油圧室
31 クラッチピストン
32 リターンスプリング
33 遠心バランス室
34 シールプレート
36 スリーブ部
40a,40b ブレーキ油圧室
41 ブレーキピストン
42 リターンスプリング
B1 L/Rブレーキ
B2 2/6ブレーキ
C1 LOWクラッチ
C2 HIクラッチ
C3 R35クラッチ
C4 ワンウェイクラッチ
G1〜G3 第1〜第3のプラネタリギヤセット
S1〜S3 第1〜第3サンギヤ
M1〜M3 第1〜第3プラネタリキャリア
R1〜R3 第1〜第3リングギヤ
L1,L2,L4 回転摩擦プレート
L3 回転プレート
L5 非回転プレート

Claims (7)

  1. リングギヤを有するプラネタリギヤセットと、ドラム部及びハブ部により支持される多板クラッチと、前記多板クラッチを押圧して当該多板クラッチを係合させるクラッチピストンと、該クラッチピストンを作動させるための油圧が供給されるクラッチ油圧室と、を備え、前記リングギヤと前記ハブ部とが連絡された自動変速機であって、
    前記クラッチピストン及び前記クラッチ油圧室を、前記ハブ部若しくは当該ハブ部と連結された部材に配設したことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記クラッチピストンと前記ハブ部とは、各々の周方向の複数箇所に形成された切り欠きを介して、互いに軸方向にオーバーラップして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記クラッチ油圧室は、前記ハブ部の内周側に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機。
  4. 前記クラッチピストンに対して前記クラッチ油圧室とは反対側には遠心バランス室が設けられ、
    前記遠心バランス室は、前記ハブ部の内周側に配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機。
  5. 変速機ケースから軸方向に延びるボス部を有し、
    前記ハブ部は、前記ボス部の外周面に回転自在に支持されるスリーブ部を有し、
    前記クラッチピストンは、前記ハブ部の内周面及び前記スリーブ部の外周面に対して摺接していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動変速機。
  6. 前記スリーブ部の外周面に対して軸方向へ移動不能に係止された内周部を有し、当該内周部から径方向に延設されたシールプレートを有し、
    前記クラッチピストンは、前記シールプレートの外周縁部に摺接する内周面を有し、
    前記クラッチ油圧室は、前記シールプレート、前記クラッチピストン、及び前記スリーブ部の内周面により形成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動変速機。
  7. 前記プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定されたダブルピニオンタイプのプラネタリギヤを軸支するキャリアを有し、入力軸と前記キャリアとが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
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