JPH0827029B2 - 暖房機 - Google Patents

暖房機

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JPH0827029B2
JPH0827029B2 JP4016590A JP4016590A JPH0827029B2 JP H0827029 B2 JPH0827029 B2 JP H0827029B2 JP 4016590 A JP4016590 A JP 4016590A JP 4016590 A JP4016590 A JP 4016590A JP H0827029 B2 JPH0827029 B2 JP H0827029B2
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作雄 菅原
博之 梅村
博史 山口
三男 中村
靖士 高梨
益美 加藤
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は暖房機,特にその制御手段に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来,室内空気を加熱する温風暖房方式は,部屋全体
を暖房するため暖房を意識せずに生活できるという利点
があるが,暖かい空気が部屋の上部に上昇し,室内の上
下に温度差ができやすい。このような温風暖房に床暖房
を併用することにより足元温度を確保し,室内の上下温
度差をなくすことができる。また,この場合輻射による
暖房方式なので,上記温風暖房機のみで暖房する場合に
比べ,室温は低くても快適感を得ることができ,いわゆ
る頭寒足熱の理想的な快適温熱環境を得ることができ
る。
次に従来例を示して図面に基づいて説明する。図面第
13図は例えば特公昭62−1489号公報(以下従来例とい
う)に開示された暖房機の概略構成図第14図は制御ライ
ンを示す図,第15図は第13図の従来例の構成を示す電気
回路図,第16図は従来例の床暖房機の動作を制御するフ
ローチャート,第17図は従来例の温風暖房機の動作を制
御するフローチャート,第18図は従来例の温度を設定す
るスイッチ部の外観図である。
図面第13図において,(1)は室内に設置され室内空
気を加熱するための温風暖房機,(2)は温風暖房機
(1)のコントローラ,(13)は床面に設置された床暖
房機,(14)は床暖房機(13)のコントローラである。
床暖房機(13)で検出したデータはワイヤレスで温風暖
房機(1)のコントローラ(2)に送信される 図面第15図はこの従来例を構成する電気回路図であ
る。図面第15図において,(1)は温風暖房機,(2)
は温風暖房機(1)のコントローラであり,(3)はそ
の電源スイッチ,(4)はサーミスタやそれに類似する
ものからなる室温を検知するための室温検出器,(5)
は温風暖房機(1)を動作させるプログラムを備えたマ
イクロコンピュータであり,入力回路(6),CPU
(7),メモリ(8),出力回路(9)を有している入
力回路(6)には室温検出器(4)からの出力と床暖房
機(13)のコントローラ(14)からの出力が入力され
る。温風暖房機(1)は出力回路(9)からの出力で温
風暖房機制御装置(10)により制御される。
また,(13)は床暖房機,(14)は床暖房機(13)の
コントローラであり,(15)はその電源スイッチ,(1
6)は熱電対やそれに類似するものからなる床暖房機(1
3)の床面温度を検知するための床温検出器、(17)は
たとえば第18図に示されるような床暖房機(13)の温度
を使用者が選択するためのスイッチ部である。(18)は
床暖房機(13)を動作させるためのプログラムを備えた
マイクロコンピュータであり,入力回路(19),CPU(2
0),メモリ(21),出力回路(22)を有している。入
力回路(19)には,床温検出器(16)の出力と,スイッ
チ部(17)の出力が入力される。床暖房機(13)は出力
回路(22)からの出力で,床暖房機制御装置(23)によ
り制御される。また,出力回路(22)から温風暖房機
(1)のコントローラ(2)に床温検出器(16)の出力
が送信される。
次に前記従来例の暖房機の動作について第13図ないし
第18図を用いて説明する。第14図は制御ラインの概念図
であり,縦軸は室温,横軸は床温である。ここで前述の
制御ラインについて説明する人の温熱感覚は,人体の産
熱量と体外へ放出される放熱量の関係により決定され
る。一般にこの産熱量と放熱量がバランスするとき人は
暑くも寒くもなく快適になる。暖房においては体外への
放熱量を減らすことで快適感を得ることができる。室内
空気温度が高くなると,人体からの放熱量が小さくなり
床温が低めでも居住者は快適と感じることができる。ま
た同様に,床温が高ければ室温をあまり高くしなくても
快適と感じることができる人の感覚はこのように床温と
室温の関係によって決まる。図面第14図に示すように,
室温の上限温度Tahとそれに対応する床温の下限温度Tfl
の環境と,室温の下限温度Talとそれに対応する床温の
上限温度Tfhの環境は同じ快適感を得られると考えられ,
2点を結んだラインはほぼ同一の快適感を得ることがで
きると考えられる。このラインを制御ラインとして,室
温と床温が常にこの制御ライン上にあるように温風暖房
機と床暖房機を制御することで快適な環境をつくること
ができる。
次に,第16図のフローチャートを用いて設定温度演算
手段を含む従来例の暖房運転の動作を説明する。図面第
16図は床暖房機の制御フローチャートである。まずステ
ップ(F101)で,電源スイッチ(15)(第15図)がオン
されると運転が開始される。ステップ(F102)でスイッ
チ部(17)からの出力が読込まれ,目標温度が設定され
る。次に,ステップ(F103)で床温検出器(16)から床
温Tfn(第14図)が検出される。ステップ(F104)で温
風暖房機(1)への送信タイミングであれば,ステップ
(F105)で温風暖房機(1)へ床温Tfnを送信する。ス
テップ(F106)で床温が目標温度を上回っていなければ
ステップ(F107)で床暖房機制御装置(23)により床暖
房機(13)の運転を行い,ステップ(F106)で床温が目
標温度を上回っていればステップ(F108)で床暖房機制
御装置(23)により床暖房機(13)の運転を停止する。
このように,床温を温風暖房機(1)に送信しつつ,床
温が設定温度の近傍に制御されるように床暖房機(13)
の運転がされる。
一方,温風暖房機(1)の制御フローチャートを第17
図に示す。図面第17図において,ステップ(F201)で電
源スイッチ(3)(第15図)がオンされると運転が開始
される。ステップ(F202)で床暖房機(13)からの床温
Tfn(第14図)を受信し,ステップ(F203)で室温検出
器(4)からの室温Tanが検出される。ステップ(F20
4)が目標温度演算手段としての動作であり,第14図に
示されるように,受信した床温Tfnから制御ラインを用
いて室温目標温度Tasを求める。ステップ(F205)で室
温Tanが目標温度Tasを越えていなければステップ(F20
6)で暖房機制御装置(10)(第15図)により温風暖房
機(1)の運転を行いステップ(F205)で室温Tanが室
温目標温度Tasを越えていればステップ(F207)で温風
暖房機(1)を停止する。このように,室温が目標温度
の近傍に制御されるように温風暖房機(1)の運転がさ
れる。
以上のように温風暖房機(1)は床暖房機(13)から
床温の状況を受取りながら,床温に応じて制御ラインに
より室温の目標温度を算出する目標温度演算手段を用い
て,常に室温と床温が上記制御ラインの近傍に維持され
るように制御が行われる。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように,従来例においては,温風暖房機および
床暖房機の利点を組合わせ,問題点を補いあう暖房を行
うことができる。
一般家庭において,使用できる電力には限りがある。
契約電力量といったもので,それを越えて電力を使用す
れば,ブレーカーが落ちるなどの事故防止装置が働き,
暖房運転が行えなくなる。電気により加熱を行う床暖房
機と温風暖房機を組合わせ同時に運転を行った場合,こ
のような可能性は十分にあり得るものであった。
また,従来の暖房機では,暖房運転を開始してから,
温風暖房機および床暖房機が目標温度に達するまでに見
られるように,居住者は「寒さ」等の不快感を感じてい
るなどの問題点があり,快適な暖房環境を確保するため
には,これを解決することが課題であった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので,床暖房機の電気入力量と温風暖房機の電気入
力量の合計が,予め設定された総電気入力量を越えるこ
とがない暖房機を得ることを目的とする。
また,床暖房機の電気入力量が大きいときは温風暖房
機の吹出風量を大きくし,床暖房機の電気入力量が小さ
いときは温風暖房機の吹出風量を小さくするなど,床暖
房機の電気入力量に応じて温風暖房機の吹出風量を可変
でき,床温が目標値に達していないときも,これを温風
暖房機でカバーできるなど快適な居住環境を提供する暖
房機を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明における暖房機は,電気発熱体で床面を加熱
する床面加熱手段,床面の温度を検出する床温検出手
段、床面が床温の設定温度になるように床面加熱手段の
電気発熱体への電気入力量を制御する床温制御手段、床
面加熱手段の電気発熱体への電気入力量を検出する入力
電気量検出手段を有し、床を暖房する床暖房機と、 温風を吹出し居住空間を加熱する居住空間加熱手段、
居住空間の空気温度を検出する室温検出手段、床温検出
手段による床面温度に基づいて室内温度の設定温度を決
める設定温度演算手段、この設定温度演算手段による設
定温度になるように居住空間加熱手段への電気入力量を
可変する可変手段を有し、居住空間を暖房する温風暖房
機とを備え、 温風暖房機への最大電気入力量を、床暖房機および温
風暖房機の両機で使用可能な総電気入力量から床暖房機
の電気入力量を差し引いた電気入力量にしたものであ
る。
また、床暖房機への電気入力量の変化に対応して温風
暖房機の温風吹出し風量を変化させるものである。
[作用] この発明における暖房機は、床暖房機では、床面加熱
手段により電気発熱体を加熱し、床温検出手段で床面が
床温の設定温度になるように電気発熱体への電気入力量
を制御し、入力電気量検出手段で電気発熱体への電気入
力量を検出して床面を暖房し、 温風暖房機では、居住空間加熱手段で温風を吹出し居
住空間を加熱し、室温検出手段で居住空間の空気温度を
検出し、設定温度演算手段で床温検出手段による床温検
出手段による床面温度に基づいて室内温度の設定温度を
決め、可変手段で設定温度になるように居住空間加熱手
段への電気入力量を可変して居住空間を暖房し、 温風暖房機への最大電気入力量を、床暖房機および温
風暖房機の両機で使用可能な総電気入力量から床暖房機
の電気入力量を差し引いた電気入力量にしたので、床暖
房機の電気入力量と温風暖房機の電気入力量の合計が、
総電気入力量を越えることがなくなる。
また、床暖房機への電気入力量の変化に対応して温風
暖房機の温風吹出し風量を変化させることにより、床暖
房機が目標温度以下で電気入力量が大きいときには、温
風暖房機の風量も大きくして、床面が目標温度に達する
までの間、居住者を寒さからカバーする。
[実施例] 以下この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお,図中,従来技術の構成と同一または相当部分は同
一符号を付し,説明を重複しない。
図面第1図はこの発明の第1の実施例である暖房機の
構成図,第2図はこの実施例の電気回路図、第3図はこ
の実施例の動作を制御するフローチャートであり,第3
図(a)は床暖房機の動作制御,第3図(b)は温風暖
房機の動作制御のそれぞれのフローチャートである。第
4図はこの実施例の別の形態の電気回路図,第5図は第
4図の別形態の動作を制御するフローチャートであり,
第5図(a)は床暖房機の動作制御,第5図(b)は温
風暖房機の動作制御のそれぞれのフローチャート。
図面第6図はこの実施例の制御概念図である。図面第
2図において,Aは床面加熱手段であり,床暖房機(13)
で構成され,電気発熱体(図示せず)で床面を加熱する
手段である。Bは床温検出手段であり,床温検出器(1
6)で構成され,床面温度を検出する手段である。Cは
床温制御手段であり,出力回路(22)からの出力で制御
される床暖房機制御装置(23)で構成され,前記床面が
床温の設定温度になるように前記電気発熱体(図示せ
ず)への電気入力量を制御する手段である。Dは入力電
気量検出手段であり,床暖房機(13)の電気入力量を検
出する電気入力量検出装置(24)で構成され,前記電気
発熱体への電気入力量を検出する。Eは居住空間加熱手
段であり,温風暖房機(1)で構成され,居住空間を加
熱する手段である。Fは室温検出手段であり,室温検出
器(4)で構成され,居住空間の空気温度を検出する手
段である。Gは設定温度演算手段であり,マイクロコン
ピュータ(5)で構成され床温検出手段Bによる床面温
度により室内温度の設定温度を決める手段である。Hは
可変手段であり,出力回路(9)からの出力で制御され
る温風暖房機制御装置(10)で構成され,決められた最
大電気入力量内で前記設定温度になるように温風暖房機
(1)への電気入力量を可変する手段である。Kは最大
電気入力量変化手段であり,マイクロコンピュータ
(5)で構成され,床面加熱手段Aの電気入力量により
温風暖房機(1)の前記最大電気入力量を変化する手段
である。
また,(17)は床暖房機(13)の温度を使用者が選択
するためのスイッチおよび,制御モードに入るか否かを
選択するためのスイッチを備えたスイッチ部,(5)は
この実施例による温風暖房機(1)の最大電気入力量を
決定するための手段を備えた温風暖房機のマイクロコン
ピュータであり,入力回路(6),CPU(7),メモリ
(8),出力回路(9)を有している。
図面第4図は,この実施例のモードに入るか否かの選
択を温風暖房機のスイッチ部から行う場合の電気回路図
であり,(17)は床暖房機の温度を使用者が選択するた
めのスイッチ,(11)はこの実施例の制御モードに入る
か否かを選択するためのスイッチを備えた温風暖房機の
スイッチ部であり,その他は,第2図と同様である。
次に、この実施例の動作について第3図および第5図
のフローチャートと第6図の暖房機の制御概念図,第14
図の設定温度演算手段の特性式の概念図を用いて説明す
る。
図面第3図は,この実施例の制御に入るか否かの選択
を床暖房機(13)のスイッチ部から行う場合の制御フロ
ーチャート,第5図は上記と別の形態として上記選択を
温風暖房機(1)のスイッチ部から行う場合の制御フロ
ーチャートである。
まず第3図を用いて制御の説明をする。
第3図(a)は床暖房機の動作制御フローチャートで
ある。まずステップ(F301)で,電源スイッチ(15)が
オンされると運転が開始される。スイッチ(F302)でス
イッチ部(17)(第2図)から床暖房機(13)の目標温
度と,この発明による制御に入るか否かを選択するため
の制御モードスイッチへの入力が読込まれ,目標温度が
設定される。次にステップ(F303)で床温検出器(16)
から床温Tfnが検出され,ステップ(F304)で床温が目
標温度を上回っていなければステップ(F305)で床暖房
機制御装置(23)により床暖房機(13)の運転を行い,
ステップ(F304)で床温が目標温度を上回っていればス
テップ(F306)で床暖房機制御装置(23)により床暖房
機(13)の運転を停止する。次にステップ(F307)で電
気入力量検出装置(24)で電気入力量Wfnを検出する。
ステップ(F308)で温風暖房機(1)への送信タイミン
グであれば,ステップ(F309)で温風暖房機(1)へ床
温Tfnと電気入力量Wfnと制御スイッチの情報を送信す
る。このように,床温と電気入力量を温風暖房機(1)
に送信しつつ,床温が目標温度の近傍に制御されるよう
に床暖房機(13)の運転がされる。
一方,第3図(b)に,温風暖房機(1)のこの実施
例による最大電気入力量を決定する最大電力量変化手段
Kを含む制御フローチャートを示す。図面第3図(b)
において,ステップ(F401)で電源スイッチ(3)がオ
ンされると運転が開始される。ステップ(F402)で床暖
房機(13)からの床温Tfnと電気入力量(Wfn)および制
御スイッチの情報を受信し,ステップ(F403)で室温検
出器(4)から室温Tanが検出され,ステップ(F404)
で,第14図の制御ラインRLに従って,検出された床温Tf
nから室温の目標温度Tasを設定する。ステップ(F405)
で室温が目標温度を越えていなければステップ(F406)
に進む ステップ(F406)からが温風暖房機の最大電気入力量
を決定し,この最大電気入力量内で温風暖房機の運転を
行う最大電気入力量変化手段Kを含んだフローである。
まず,ステップ(F406)で,室温Tanと室温目標温度Tas
の温度差から,温度差が大きければ電気入力量を多く,
温度差が小さければ電気入力量を少なくするように温風
暖房機への電気入力量Wanを算出する。ステップ(F40
7)で制御スイッチがオンされていれば,スイッチ(F40
8)で,床暖房機(13)と温風暖房機(1)の電気入力
量を合わせて使用できる最大の総電気入力量から床暖房
機(13)の電気入力量(Wfn)を引いた温風暖房機
(1)の最大電気入力量と,算出した電気入力量Wanと
を比較し,このWanが上回っていないか判断する。もし
上回っていると判断されれば,ステップ(F409)でWan
は第6図(D)の破線に示されるように最大電気入力量
に補正され,ステップ(F410)で補正された新たな電気
入力量Wanにより暖房能力が決定され温風暖房機の運転
が行われる。ステップ(F408)でWanが最大電気入力量
を上回っていないと判断されれば,ステップ(F406)で
算出された元の電気入力量Wanにより暖房能力が決定さ
れ,(F410)で温風暖房機の運転が行われる。また,ス
テップ(F405)で室温Tanが目標温度Tasを越えていれ
ば,ステップ(F411)で温風暖房機の運転を停止する。
このように,温風暖房機は床暖房機から床温と電気入
力量を受取りながら,床温から室温の目標温度を算出
し,使用できる総電気入力量と床暖房機の電気入力量か
ら最大電気入力量を決定し,この最大電気入力量内で室
温が設定温度となるように暖房能力を調節しつつ暖房運
転をおこなう。
次にこの実施例の別の形態の動作について第4図およ
び第5図を用いて説明する。
この実施例による制御に入るか否かの選択を,温風暖
房機(1)のスイッチ部(11)から行う場合の制御につ
いて,第5図を用いて説明する。上記選択を温風暖房機
のスイッチ部から行った場合にも床暖房機(13)の電気
入力量と床温を温風暖房機(1)に送信し,温風暖房機
(1)は受信した床温から室温の設定温度を算出し,床
暖房機(13)の電気入力量から最大電気入力量を決定
し,この最大電気入力量内で室温が設定温度となるよう
に暖房運転を行う制御は,第3図のフローチャートと同
様であるので,ここでは同一ステップ部分の説明を省略
する。第5図(a)は床暖房機の制御フローチャートで
ある。まずステップ(F301)で床暖房機の電源スイッチ
(15)がオンされると,ステップ(F302)でスイッチ部
から目標温度が読込まれ,床暖房機の制御が行われた
後,ステップ(F309)で,床温と電気入力量を温風暖房
機に送信する{ステップ(F303)ないしステップ(F30
8)の説明は省略}。
次に,第5図(b)の温度暖房機のフローチャートに
ついて説明する。
ステップ(F401)で電源(3)がオンされると,ステ
ップ(F402)でスイッチ部(11)(第4図)からの入力
が読込まれ,温風暖房機(1)の制御が行われる。{ス
テップ(F403)以降のステップの説明は省略}。
第7図はこの発明による第2の実施例を示す構成図で
あり,温風暖房機(1)の吹出風量を制御するための吹
出風量制御手段(12)をコントローラ(2)内に備えた
以外は上記第1の実施例の暖房機の構成と同様である。
吹出風量制御手段(12)は出力回路(9)からの出力に
より温風暖房機(1)の吹出風量を制御する。
第8図は同じくこの実施例の暖房機の電気回路図であ
り,吹出風量制御手段(12)をコントローラ(2)に備
え,この発明の吹出風量制御モードに入るか否かを制御
スイッチで選択する以外は上記第1の実施例に示した電
気回路図と同様である。
第9図は同じくこの実施例の一形態における温風暖房
機のフローチャート,第10は同じくこの実施例の吹出風
量制御概念図で床暖房機の電気入力量と温風暖房機の吹
出風量との関係を示す。第11図は同じくこの実施例の別
形態の電気回路図,第12図は同じくこの実施例の別形態
の温風暖房機のフローチャートを示す。
以下この実施例の一形態の動作として,制御モードに
入るか否かの選択を床暖房機(13)のスイッチ部(17)
に置かれた制御スイッチから行う場合について,第9図
のフローチャートと第10図の吹出風量の制御概念図,第
14図の制御ライン概念図を用いて説明する。
ここで床暖房機の制御フローは既出第3図(a)と同
様のためこれを代用する。
まずステップ(F301)で,電源スイッチ(15)がオン
されると運転が開始される。ステップ(F302)でスイッ
チ部(17)から床暖房機の目標温度と,この発明による
制御に入るか否かを選択するための制御モードスイッチ
の設定が読込まれ,目標温度が設定される。次に,ステ
ップ(F303)で床温検出器(16)から床温(Tfn)が検
出され,以下ステップ(F309)で温風暖房機(1)へ床
温(Tfn)と電気入力量(Wfn)と制御スイッチの情報を
送信するまでの動作は既出第3図(a)フローチャート
の説明と同様である。
こうして,床温と電気入力量を温風暖房機(1)に送
信しつつ,床温が目標温度の近傍に制御されるように床
暖房機(13)が運転される。
一方温風暖房機(1)のこの実施例による温風暖房機
の吹出風量を決定する手段を含む制御フローは第9図の
ステップ(F401)からステップ(F412)に示されるが,
ここでステップ(F401)からステップ(F409)までの動
作は既出第3図(b)と同様につき説明を省略する。
ステップ(F410)では,ステップ(F406)で算出され
たWanまたはステップ(F409)で補正されたWanを基に温
風暖房機(1)の吹出風量(Qt)を算出し,ステップ
(F411)で温風暖房機(1)の電気入力量を(Wan)と
し,吹出し風量を(Qt)となるように温風暖房機を制御
する。ステップ(F405)においてTas≧Tanの条件を満た
されていれば,ステップ(F412)で温風暖房機をOFFと
する。温風暖房機(1)の電気入力量を補正および吹出
風量の制御モードとするか否かの選択をスイッチ部(1
7)に設けられた制御スイッチの設定により,ステップ
(F407)で判断する。制御モードの場合の床暖房機(1
3)への電気入力量と温風暖房機の吹出風量制御の一例
を第10図の吹出風量概念図に示す。制御モードでない場
合には温風暖房機(1)の吹出風量は所定の風量に固定
される。風量制御において温風暖房機(1)側では送風
ファンの回転数を制御したり,送風用ダンパの開閉を制
御するなどにより実現できる。
次にこの実施例の別の形態の動作として制御モードに
入るか否かの選択を温風暖房機(1)のスイッチ部(1
1)上に置かれた制御スイッチから行う場合について,
第11図の電気回路図,第12図のフローチャートと第10図
吹出風量の制御概念図,第14図制御ライン概念図を用い
て説明する。ここで床暖房機の制御フローは既出第5図
(a)と同様につきこれを代用し,説明を重複しない。
一方温風暖房機の吹出風量を決定する手段を含む動作は
第12図のステップ(F401)からステップ(F413)となる
がここでステップ(F401)からステップ(F410)までの
動作は既出第5図(b)と同様につきこの説明を代用す
る。
ステップ(F411)では,ステップ(F407)で算出され
たWanまたはステップ(F410)で補正されたWanを基に温
風暖房機(1)の吹出風量(Qt)を算出し,ステップ
(F412)で温風暖房機(1)の電気入力量を(Wan)と
し,吹出風量を(Qt)となるように温風暖房機(1)を
制御する。ステップ(F407)においてTas≧Tanの条件が
満たされていれば,ステップ(F13)で温風暖房機をOFF
する。
温風暖房機(1)の電気入力量を補正および吹出風量
の制御モードとするか否かの選択をスイッチ部(11)に
設けられた制御スイッチの設定によりステップ(F408)
で判断する。
以上述べたように,この実施例による暖房機は機器の
オンオフまたは暖房能力の可変などの方法で,室内空気
温度を希望の温度かその近傍に調節できるすべての温風
暖房機と,床面を加熱し,床面温度を,機器のオンオフ
あるいは,暖房能力の可変などの方法で,希望の温度か
その近傍に調節できるすべての床暖房機との組合わせに
よって行うことができる。
また,この実施例では暖房機と床暖房機間のデータの
送信を無線で行う例を示したが,これに限らず有線であ
っても同様に実施できる。
更に制御スイッチは床暖房機側に設けても温風暖房機
側でもよく,少なくともいずれか一方でよく,また制御
スイッチなしで常時制御モードとしてもよい。
同じくこの実施例の制御スイッチでは制御可否の選択
でしめしたが,この外,選択モードを細分し,このスイ
ッチで選択枝としてもよい。
また,この実施例による吹出風量制御を第10図の如く
特性を直線でしめしたが,これは一例であつて例えば2
次曲線であってもよく,また幾通りかの制御を可能と
し,上記制御スイッチの選択枝の一つとして特性を選択
する構成も可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、床暖房機の電気入
力量を検出し、総電気入力量と床暖房機の電気入力量か
ら、温風暖房機の最大電気入力量を決定するので、暖房
時には床暖房機と温風暖房機の電気入力量が予め設定さ
れた総電気入力量を越えることなく,経済的であり,ま
た,ブレーカーが落ちるなどの事故の発生する心配がな
い。
また,上記構成に床暖房機の電気入力量に応じて温風
暖房機の風量を変化させることとしたので床温が目標値
に達していないときでも,これを温風暖房機でカバーで
きるなど快適な居住環境を提供する暖房機が得られるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例である暖房機の構成
図,第2図は同実施例の電気回路図,第3図は同実施例
の動作を制御するフローチャートであり,第3図(a)
は同床暖房機の動作制御,第3図(b)は同温風暖房機
の動作制御のそれぞれのフローチャートである。第4図
は同実施例の別の形態の電気回路図,第5図は同第4図
の別形態の動作を制御するフローチャートであり,第5
図(a)は同床暖房機の動作制御,第5図(b)は同温
風暖房機の動作制御のそれぞれのフローチャート,第6
図はこの実施例の制御概念図,第7図はこの発明の第2
の実施例の暖房機を示す構成図,第8図は同実施例の電
気回路図,第9図は同実施例の動作を制御するフローチ
ャート,第10図は吹出風量の制御概念図,第11図は同実
施例の別の形態の電気回路図,第12図は同11図別の形態
の動作を制御するフローチャート,第13図は従来例の暖
房機の概略構成図,第14図は同制御ライン概念図,第15
図は従来例の構成を示す電気回路図,第16図は従来例の
床暖房機の動作を制御するフローチャート,第17図は従
来例の温風暖房機の動作を制御するフローチャート,第
18図は従来例の温度を設定するスイッチ部の外観図であ
る。 A……床面加熱手段 B……床温検出手段 C……床温制御手段 D……入力電気量検出手段 E……居住空間加熱手段 F……室温検出手段 G……設定温度演算手段 H……可変手段 K……最大電気入力量変化手段 L……吹出風量制御手段 1……暖房機 4……室温検出器 5……マイクロコンピュータ 11……スイッチ部 12……吹出風量制御手段 13……床暖房機 16……床面温度検出器 17……入力スイッチ 24……電気入力量検出装置 なお,図中同一符号は同一,又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅村 博之 静岡県静岡市小鹿3丁目18番1号 三菱電 機株式会社静岡製作所内 (72)発明者 山口 博史 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三 菱電機株式会社群馬製作所内 (72)発明者 中村 三男 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 高梨 靖士 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 加藤 益美 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−35736(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気発熱体で床面を加熱する床面加熱手
    段、前記床面の温度を検出する床温検出手段、前記床面
    が床温の設定温度になるように前記床面加熱手段の電気
    発熱体への電気入力量を制御する床温制御手段、前記床
    面加熱手段の電気発熱体への電気入力量を検出する入力
    電気量検出手段を有し、床を暖房する床暖房機と、 温風を吹出し居住空間を加熱する居住空間加熱手段、前
    記居住空間の空気温度を検出する室温検出手段、前記床
    温検出手段による床面温度に基づいて室内温度の設定温
    度を決める設定温度演算手段、この設定温度演算手段に
    よる前記設定温度になるように前記居住空間加熱手段へ
    の電気入力量を可変する可変手段を有し、居住空間を暖
    房する温風暖房機とを備え、 前記温風暖房機への最大電気入力量を、前記床暖房機お
    よび前記温風暖房機の両機で使用可能な総電気入力量か
    ら前記床暖房機の電気入力量を差し引いた電気入力量に
    したことを特徴とする暖房機。
  2. 【請求項2】電気発熱体で床面を加熱する床面加熱手
    段、前記床面の温度を検出する床温検出手段、前記床面
    が床温の設定温度になるように前記床面加熱手段の電気
    発熱体への電気入力量を制御する床温制御手段、前記床
    面加熱手段の電気発熱体への電気入力量を検出する入力
    電気量検出手段を有し、床を暖房する床暖房機と、 温風を吹出し居住空間を加熱する居住空間加熱手段、前
    記居住空間の空気温度を検出する室温検出手段、前記床
    温検出手段による床面温度に基づいて室内温度の設定温
    度を決める設定温度演算手段、この設定温度演算手段に
    よる前記設定温度になるように前記居住空間加熱手段へ
    の電気入力量を可変する可変手段を有し、居住空間を暖
    房する温風暖房機とを備え、 前記温風暖房機への最大電気入力量を、前記床暖房機お
    よび前記温風暖房機の両機で使用可能な総電気入力量か
    ら前記床暖房機の電気入力量を差し引いた電気入力量に
    し、前記床暖房機への電気入力量の変化に対応して前記
    温風暖房機の温風吹出し風量を変化させることを特徴と
    する暖房機。
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