JPH08268511A - 商品管理方法 - Google Patents

商品管理方法

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JPH08268511A
JPH08268511A JP7516595A JP7516595A JPH08268511A JP H08268511 A JPH08268511 A JP H08268511A JP 7516595 A JP7516595 A JP 7516595A JP 7516595 A JP7516595 A JP 7516595A JP H08268511 A JPH08268511 A JP H08268511A
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JP
Japan
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JP7516595A
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English (en)
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Kaoru Nishijima
馨 西嶋
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品の種類(アイテム)だけでなく、その商
品取り扱いも考慮して固定管理/フリー管理をきめ細か
く設定可能な商品管理方法を提供する。 【構成】 一種類の商品に対して、単に固定管理若しく
はフリー管理を適用するのではなく、その商品取り扱い
に応じてきめ細かく在庫管理方法を適用する。具体的に
は、一種類の商品の「ケース物/バラ物」のそれぞれに
対して、それぞれ最適な固定管理/フリー管理を適用す
る。これによって、作業の効率化(固定管理)と、スペ
ースの有効活用(フリー管理)とを同時に実現可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流段階において倉庫
に保管される商品の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の流通における商品保管・管理の従
来の方法について説明する。
【0003】従来から、商品の管理は固定管理とフリー
管理との2種類があった。固定管理は、商品毎に商品を
保管する位置(ロケーション)が一意に定まるような管
理方法であり、フリー管理は、一種類の商品に対して複
数のロケーションが対応する保管方法である。
【0004】一般に固定管理の対象となる商品は食品な
どのいわゆる「バラ物商品」に適用する場合が多く、フ
リー管理はビールの1ケース等のいわゆる「ケース物」
に適用する場合が多い。
【0005】商品に対するロケーションが一箇所だけで
はなく複数箇所存在したほうが、ロケーション当たりの
利用率が向上するため、フリー管理の方がより多くの商
品を保管することができると考えられる。しかし、ケー
ス物ではない一個一個の食品などに対してフリー管理を
適用すると商品のピッキングが煩雑となってしまうため
いわゆるバラ物などに対しては固定管理とすることが多
い。
【0006】固定管理とフリー管理との双方の管理がな
されている倉庫の説明図が図5に示されている。図5に
示されているように、倉庫に入庫される商品は、商品毎
に在庫管理方法(固定管理/フリー管理)が定められて
いる。実際に商品が入庫されると、図5に示されている
例によれば、固定管理の対象である商品は「A」、
「B」、「C」、「D」の4つの部分の内1ヶ所に一意
に保管され、フリー管理の対象である商品は「E」、
「F」、「G」、「H」の4つの部分の内Nヶ所に任意
に保管される。実際には「A」、「B」、「C」、
「D」、「E」、「F」、「G」、「H」の8つの部分
は、複数のロケーションを含んでいる。例えば、「A」
部分には実際には16箇所のロケーションが含まれてい
るなどのことが考えられる。
【0007】このような倉庫においては、各商品が保管
されるロケーションは、在庫マスタ(ファイル)によっ
て管理されている。図5には、この在庫マスタのフォー
マットの例が図示されている。図5に示されているよう
に、各商品がどのように保管するかは、各商品の在庫管
理区分をみればすぐに判明する。すなわち、フリー管理
の対象となるものは在庫管理区分が「1」となり、固定
管理の対象となるものは在庫管理区分が「2」となるの
である。
【0008】図5に示されているように、固定ロケーシ
ョンの場合には、在庫マスタには、在庫管理区分の他に
固定ロケーションの情報が記録される。この固定ロケー
ションの値は実際には、固定管理の対象となっている商
品に対してのみ設定されている。フリー管理においては
ロケーションが固定されていないので、固定ロケーショ
ンの項目について記載することができないからである。
【0009】フリー管理は、いわば空いていれば何処に
置いても良い方法であるが、実際に商品が置かれる場合
には、もちろんその実際に置いた場所であるロケーショ
ンがロケーション在庫ファイル(ファイル)に記録され
る。図6には、このロケーション在庫ファイルのフォー
マットの例が図示されている。
【0010】尚、ロケーションを表すロケーションコー
ドは、倉庫の通路、棚番、位置によって定まることが多
い。例えば、通路が02、棚番が01、位置が03であ
れば、ロケーションコードは020103となる。
【0011】また、例えば、特開平5−81303号公
報には、在庫マスタと棚在庫マスタとの2つのファイル
を用いて、包装商品とバラ商品とを効率よく管理する方
法の一例が示されている。また、特開平4−24370
7号公報には、ケース単位に入庫し、ケース単位若しく
はピース単位で出庫する場合の入庫管理方法が示されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の管理方式は上述
したように固定管理と、フリー管理との2種類があった
が、固定管理はスペース効率は悪いものの、保管する場
所が固定されているため、入出庫作業の効率化は図れ
た。一方、フリー管理は空いているロケーションには何
処でも保管することができるので、スペース効率を高め
ることはできるが、保管する場所が一定しないので商品
のピッキングはめんどうになるというの欠点を有してい
る。固定管理とすべきか、フリー管理とすべきかは、本
来、その商品の取扱単位によるべきである。すなわち、
上述したように、いわゆる「バラ」の商品に対しては固
定管理を適用し、取扱単位の大きないわゆるケース物に
対してはフリー管理が行われるのである。
【0013】しかし、商品によっては取扱単位を複数種
類有する場合も少なくない。例えば、商品をバラで扱う
場合と、ケース物で扱う場合とが同一の倉庫において生
じることも考えられる。従来の管理方法では一種類の商
品に対する管理方法は固定管理かフリー管理のいずれか
一方に決まっていたため、複数の取り扱い単位を有する
商品に対しては効率的な保管管理ができなかった。
【0014】このように、従来の在庫管理方法において
は、固定管理か、若しくはフリー管理の2種類の管理の
内の一種類に限られていたので、商品取り扱いや保管設
備に適合した商品取り扱いごとのロケーション管理はで
きなかった。
【0015】ここで、商品取り扱いとは、バラ単位、ケ
ース単位、パレット単位、コンテナ単位などのように、
主に商品の取扱単位を意味する。具体的には、その商品
を取り扱う単位の種類を指す。例えば、「バラ単位若し
くはケース単位」、「ケース単位若しくはパレット単
位」等のように、複数種類の取扱単位もあることを考慮
した概念である。
【0016】本発明はこのように、商品の種類(アイテ
ム)だけでなく、その商品取り扱いも考慮して固定管理
/フリー管理をきめ細かく設定可能な商品管理方法を提
供することを目的とする。
【0017】さらに、フリー管理であってもピッキング
の容易な商品管理方法を提供することをも目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第一の本発明は、上記課
題を解決するために、倉庫に保管される商品を管理する
方法において、各商品の商品取り扱い毎に、固定管理若
しくはフリー管理のいずれかの在庫管理方法を割り当て
ることによって、各商品に対する入出庫の管理区分であ
る入出庫形態区分を設定する入出庫形態区分設定工程
と、前記入出庫形態区分において設定された入出庫形態
区分に基づいて、各商品を管理する管理工程と、を含む
ことを特徴とする商品管理方法である。
【0019】第二の本発明は、上記課題を解決するため
に、倉庫に保管される商品に対し、固定管理若しくはフ
リー管理を適用して管理を行う商品管理方法において、
前記フリー管理が適用される商品が入庫した場合には、
その商品に割り当てられる入出庫エリア内の空いている
ロケーションに保管されることを特徴とする商品管理方
法である。
【0020】第三の本発明は、上記課題を解決するため
に、上記第一の本発明の商品管理方法において、前記管
理工程は、前記フリー管理が適用される商品が入庫した
場合には、その商品に割り当てられる入出庫エリア内の
空いているロケーションに保管されることを特徴とする
商品管理方法である。
【0021】
【作用】第一の本発明の入出庫形態区分設定工程は、商
品取り扱い毎に固定管理、若しくはフリー管理を適用す
る。そのため、各商品取り扱い毎に最適な在庫管理方法
を適用することが可能である。
【0022】第二の本発明においては、フリー管理され
る商品が入庫された場合に、倉庫内の空いている任意の
ロケーションにその商品を格納するのではなく、その商
品に対して割り当てられている一定の入出庫エリア内に
おいて空いているロケーションにその商品を格納する。
そのため、同一の商品が一定の範囲内に常に保管される
ことになり、ピッキング効率が向上する。
【0023】第三の本発明においては、上記第一と第二
の本発明の双方の作用を有する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0025】実施例1 図1には、本実施例の商品管理方法の原理を表す説明図
が示されている。図1に示されているように、本実施例
においては、商品単位に、商品取り扱いとその取り扱い
に対する在庫管理方法とを任意に組み合わせることがで
きることにして、自在なロケーション在庫管理を実現し
ている。本実施例では、商品取り扱いとして「ケース管
理/バラ管理」を説明するが、商品取り扱い(単位の組
合せ)の種類は例えば「ケース管理/パレット管理」の
ような種類でもよく、また、「ケース管理/パレット管
理/コンテナ管理」のように3種類以上の取扱単位の組
合せでも本実施例と同様の原理を適用することが可能で
ある。
【0026】本実施例においては、図1に示されている
ように、倉庫内部は「固定管理/フリー管理」と、「バ
ラ管理/ケース管理」との組合せによって、4つの部分
に分けられている。
【0027】さらに、図1に示されているように、入庫
する商品の管理区分20は、固定管理かそれともフリー
管理か、及びケース管理かそれともバラ管理か、によっ
て(後述するように)8種類の管理区分20により管理
している。換言すれば、各商品毎にケース物とバラ物と
があるため、一つの商品に対して1種類の管理区分20
が属する。
【0028】本実施例の管理方法と、図5に示されてい
る従来の管理方法とを比較すれば理解されるように、従
来は固定管理かフリー管理かという2種類の管理区分し
か考慮していなかったのに対して、本実施例において
は、商品取り扱い「ケース管理/バラ管理」をも考慮し
てより細かい8区分(図2において後述する)に分けて
管理している。本実施例においては一つの商品に対し割
り当てられる管理区分を入出庫形態区分と呼んでいる。
【0029】本実施例において特徴的なことは、商品単
位に在庫管理方法(固定管理かフリー管理)と商品取り
扱い(ケース管理/バラ管理)を組み合わせた入出庫形
態8種類の内1種類を入出庫形態区分として各商品に設
定したことである。
【0030】このような入出庫形態区分の8個の組合せ
が図2に示されている。図2に示されているように、本
実施例においては一種類の商品に対しては8個の入出庫
形態区分のうち、一種類の形態区分が割り当てられる。
【0031】本実施例においては、一種類の商品に対し
て、以下の区分の内一個の区分が割り当てられる。
【0032】 1:「ケース管理のみをフリー管理で行う」 2:「ケース管理をフリー管理で行い、バラ管理もフリ
ー管理で行う」 3:「ケース管理をフリー管理で行い、バラ管理は固定
管理で行う」 4:「ケース管理のみを固定管理で行う」 5:「ケース管理を固定管理で行い、バラ管理も固定管
理で行う」 6:「ケース管理を固定管理で行い、バラ管理はフリー
管理で行う」 7:「バラ管理のみをフリー管理で行う」 8:「バラ管理のみを固定管理で行う」 本実施例においては、これらの入出庫形態区分を1〜8
の番号で表す。この1〜8の番号で表される入出庫形態
区分は、図2に示されているように、倉庫商品マスタ
(ファイル)10の「入出庫形態区分」に記録される。
【0033】本実施例において特徴的なことは、各商品
毎に固定管理か、フリー管理かを一意的に決定してしま
うのではなく、商品取り扱いに応じて固定管理/フリー
管理を適用したことである。これによって、商品取り扱
いに対して適切な在庫管理方法を適用することが可能で
ある。
【0034】一般に、固定管理は少量品、フリー管理は
大量品に適用するのが好適である。本実施例はこのよう
な商品毎に、その商品取り扱いに応じて固定管理/フリ
ー管理を適用したので、入出庫作業の効率化(固定管
理)を実現しながら、倉庫のスペースの有効活用(フリ
ー管理)も図ることが可能である。
【0035】上述した入出庫形態区分1〜8のそれぞれ
の説明を行う。
【0036】(1)入出庫形態区分2、3、5、6 本実施例において特徴的なことは一種類の商品に対して
もケースであるかバラであるかに応じてその在庫管理方
法を独立別個に設定していることである。入出庫形態区
分2、3、5、6は一種類の商品がケース物としても、
またバラ物としても取り扱われ得る場合の入出庫形態区
分である。
【0037】入出庫形態区分2は、一種類の商品に対し
てケース物もバラ物もフリー管理により管理する区分で
ある。この区分2は、いわば従来のフリー管理をケース
物と、バラ物との双方に同時に適用した場合に相当す
る。
【0038】入出庫形態区分3は、一種類の商品に対し
て、ケース物はフリー管理を適用し、バラ物は固定管理
とする管理区分である。上述したように、少量品は固定
管理を適用し、大量品はフリー管理を適用するのが好適
であるので、本区分3は、まさにその原理通りの管理が
可能となる本実施例において最も特徴的な管理の区分で
ある。
【0039】従来は、各商品毎に一種類の在庫管理方法
しか適用できなかったが、本実施例によれば、この区分
3のように、一種類の商品に対してその商品取り扱いに
応じて最適な在庫管理方法を適用することができるの
で、作業の効率化(固定管理)と、スペースの有効活用
(フリー管理)とを同時に実現可能である。
【0040】入出庫形態区分5は、一種類の商品に対し
てケース物もバラ物も固定管理により管理する区分であ
る。この区分5は、従来の固定管理に近い方法である
が、ケース物とバラ物とで、異なるロケーションが設定
されていることに留意すべきである。このようにケース
物とバラ物とで、ロケーションが異なるので、いわばケ
ース物と、バラ物との2種類の商品があると考えること
もできよう。しかし、そのような取り扱いをしたので
は、商品の管理が煩雑となってしまう。そこで、本実施
例においては入出庫形態区分5において、ケース物とバ
ラ物とを同じ固定管理でありながら、別個のロケーショ
ンを一種類の商品に割り当てることができるようにして
いる。
【0041】同一のロケーションを一種類の商品に割り
当てた時は、いわば従来の固定管理をケース物とバラ物
との双方に同時に適用した場合に相当する。
【0042】入出庫形態区分6は、一種類の形態区分に
対してケース物の商品は固定管理を適用し、バラ物の商
品はフリー管理とする管理区分である。これは、上述し
た区分3とは異なり、ほとんどあり得ない区分であると
考えられるが、商品によっては、このような在庫管理方
法が好適な場合もあろう。また、いわゆる自動倉庫の場
合は、バラ物の商品でもフリー管理とする場合も充分考
えられるので、このような在庫管理方法が好適である場
合も多いと考えられる。
【0043】(2)入出庫形態区分1、4、7、8 入出庫形態区分1、4、7、8は、商品の取り扱いがケ
ース若しくはバラのみの場合の区分であり、従来から行
われていた在庫管理方法と同様の管理が行われる。
【0044】実施例2 上述した図2に示されているように、本実施例において
は入出庫形態区分として8個の区分を準備し、各区分毎
に個別に在庫管理方法(固定管理/フリー管理)を適用
した。
【0045】本実施例においては、各区分毎に個別に在
庫管理方法を適用するために、各商品毎に「入出庫エリ
ア」、「固定ロケーション」を設定し、倉庫商品マスタ
(ファイル)10に記録している。
【0046】「入出庫エリア」は、本実施例において、
フリー管理を行う場合に適用される項目である。
【0047】従来、フリー管理の対象となる商品が入庫
する際には、空いているロケーションを捜し、そこに商
品がおかれることになる。しかし一方、このように空い
ているロケーションには何処にでも自由におかれてしま
うため、ピッキングが面倒になるという問題もあった。
【0048】本実施例における「フリー管理」は、従来
のフリー管理と同様に、空いているロケーションを探し
て、そのロケーションに商品を置くもののである。しか
し、空いているロケーションを探す範囲が一定の範囲に
制限されている。換言すれば、このように一定の範囲に
制限することによって、フリー管理においても、商品が
置かれるロケーションを一定の範囲にまとめることがで
き、ピッキングの効率を高めることが可能となるのであ
る。
【0049】本実施例においては、「フリー管理」が設
定されている商品に対してはその置かれるロケーション
は「入出庫エリア」と呼ばれる領域に第1段階として制
限されているがこの領域に空いているロケーションが無
い場合は、第2段階として領域以外(隣接エリア、全エ
リア)のロケーションに商品を置くことも可能である。
【0050】この「入出庫エリア」とは、複数の一定の
ロケーションが集まった範囲を表す概念である。
【0051】この入出庫エリアの例を図3を用いて説明
する。図3には、本実施例の商品管理方法が適用される
倉庫のレイアウトを表す平面図が示されている。図3に
示されているように、この倉庫にはE通路から、T通路
まで16本の通路がある。また、棚の番号としては図3
に示されているように、01〜07までが使用されてい
る。各棚は3段の構成となっており、これに従って、位
置は01、02、03の3つが選択できる。
【0052】さらに、本実施例において特徴的なこと
は、複数の通路が「入出庫エリア」としてまとめられて
いることである。在庫管理方法としてフリー管理が適用
される商品に対しては入出庫エリアを設定することによ
って、新たに入庫される商品がある場合にその入出庫エ
リア内において空いているロケーションが探索されるの
である。
【0053】図3に示されている倉庫において用いられ
るロケーションコードの例が図4に示されている。図4
に示されているように、ロケーションコードは、入出庫
エリア(倉庫区分、エリア)、通路、棚番、位置とから
構成されている。そして、図2及び図4に示されている
ように、倉庫商品マスタ(ファイル)10においては、
フリー管理の商品に対しては入出庫エリアが設定され、
固定管理の商品に対しては(固定)ロケーションコード
が設定される。
【0054】この入出庫エリアは、上述したように、倉
庫区分とエリアとから構成される。例えば、図3に示さ
れている倉庫においては、E、F、G通路が「エリア
B」、H、I、J通路が「エリアC」としてそれぞれ定
義されている。その結果、図3に示されている倉庫のエ
リアBは、入出庫エリア「1B」となり(図3に示され
ている倉庫の倉庫区分を「1」とする)、エリアCは、
入出庫エリア「1C」となる。このように、どの通路が
どの入出庫エリアに属するのかは、図4に示されている
ように、倉庫共通管理マスタ(ファイル)に記録され
る。
【0055】本実施例においては、入出庫エリアとして
複数の通路をグループ化する場合の例を示したが、複数
のロケーションが含まれる一定の範囲を決められるので
あればどのような方法で入出庫エリアを定めてもかまわ
ない。
【0056】以上述べたように、本実施例においては、
固定管理が行われる商品に対しては所定の固定ロケーシ
ョンが割り当てられ、フリー管理が行われる商品に対し
ては所定の入出庫エリアが割り当てらている。そして、
フリー管理が行われる商品はこの入出庫エリア内のいず
れかのロケーションにおかれる。従って、フリー管理が
なされる商品に対してもピッキングの効率を向上させる
ことができるのである。
【0057】また、実際に商品が置かれたロケーション
は、固定管理/フリー管理ともに図6に示されるロケー
ション在庫ファイル(ファイル)に記録される。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、第一の本発明におい
ては、各商品の商品取り扱い毎に在庫管理方法を設定す
るので、よりきめの細かい商品管理方法が実現できる。
そのため、倉庫のスペースの利用効率を向上させつつ、
入出庫作業効率(ピッキング効率)の向上が図れる商品
管理方法が得られる。
【0059】さらに、第二の本発明によれば、フリー管
理される商品が保管される位置が、倉庫内の一定の入出
庫エリア内に第1段階として制限されているため、フリ
ー管理される商品に対しても入出庫作業効率(ピッキン
グ効率)の向上が図れる商品管理方法が得られる。
【0060】また、第三の本発明によれば、上記第一と
第二の本発明の双方の効果を奏する商品管理方法が得ら
れる。
【0061】換言すれば、本発明による効果は以下のよ
うに言えよう。
【0062】(1)商品取り扱い(ケース管理/バラ管
理など)と保管形態(フリー管理/固定管理)とを組み
合わせた入出庫形態により、商品荷動きに適合したロケ
ーション在庫管理が可能となる。
【0063】(2)入出庫エリア(複数個の通路・ロケ
ーション等をグループ化したエリア)単位に集約ピッキ
ング/オーダーピッキングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の商品管理方法における商品取り扱
いによって、固定管理/フリー管理が設定される様子を
表す説明図である。
【図2】 本実施例の商品管理方法における倉庫商品マ
スタファイル10の構成を表す説明図である。
【図3】 本実施例の商品管理方法が適用される倉庫の
平面図である。
【図4】 本実施例の商品管理方法におけるロケーショ
ンコードの構成、及び入出庫エリアの割り当てを表す説
明図である。
【図5】 従来の商品管理方法の動作を説明する説明図
である。
【図6】 ロケーション在庫ファイルの構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
10 倉庫商品マスタファイル、20 管理区分(入出
庫形態区分)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫に保管される商品を管理する方法に
    おいて、 各商品の商品取り扱い毎に、固定管理若しくはフリー管
    理のいずれかの在庫管理方法を割り当てることによっ
    て、各商品に対する入出庫の管理区分である入出庫形態
    区分を設定する入出庫形態区分設定工程と、 前記入出庫形態区分において設定された入出庫形態区分
    に基づいて、各商品を管理する管理工程と、 を含むことを特徴とする商品管理方法。
  2. 【請求項2】 倉庫に保管される商品に対し、固定管理
    若しくはフリー管理を適用して管理を行う商品管理方法
    において、 前記フリー管理が適用される商品が入庫した場合には、
    その商品に割り当てられる入出庫エリア内の空いている
    ロケーションに保管されることを特徴とする商品管理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の商品管理方法において、 前記管理工程は、前記フリー管理が適用される商品が入
    庫した場合には、その商品に割り当てられる入出庫エリ
    ア内の空いているロケーションに保管されることを特徴
    とする商品管理方法。
JP7516595A 1995-03-31 1995-03-31 商品管理方法 Pending JPH08268511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107016515A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 株式会社日立制作所 仓库布局的优化方法及其装置

Cited By (2)

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CN107016515A (zh) * 2016-01-28 2017-08-04 株式会社日立制作所 仓库布局的优化方法及其装置
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