JPH08268421A - 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器 - Google Patents

延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器

Info

Publication number
JPH08268421A
JPH08268421A JP7569595A JP7569595A JPH08268421A JP H08268421 A JPH08268421 A JP H08268421A JP 7569595 A JP7569595 A JP 7569595A JP 7569595 A JP7569595 A JP 7569595A JP H08268421 A JPH08268421 A JP H08268421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
container
resin
preform
blow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7569595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Nakamura
圭子 中村
Shunichi Kato
俊一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP7569595A priority Critical patent/JPH08268421A/ja
Publication of JPH08268421A publication Critical patent/JPH08268421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D23/00Details of bottles or jars not otherwise provided for
    • B65D23/08Coverings or external coatings
    • B65D23/0842Sheets or tubes applied around the bottle with or without subsequent folding operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/023Neck construction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/023Neck construction
    • B65D1/0246Closure retaining means, e.g. beads, screw-threads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】PETを主体とする樹脂からなる口部外周のネ
ジ部と、PENを主体とする樹脂からなる本体とから構
成される延伸ブローボトル及び複合容器を提供すること
により、優れたガスバリヤー性、紫外線遮断性、耐熱性
を有し、かつ、PEN単体のボトルより安価な延伸ブロ
ーボトル及び複合容器を提供する。 【構成】プリフォームが延伸ブロー成形により形成され
たボトルにおいて、該プリフォームはポリエチレンテレ
フタレートを主体とする樹脂からなる口部外周のネジ部
と、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを主体とする
樹脂からなる本体とから構成されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンテレフタ
レート(以下PETと略す)を主体とする樹脂からなる
口部外周のネジ部と、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ート(以下PENと略す)を主体とする樹脂からなる本
体とから構成されることを特徴とする延伸ブローボトル
とそれを内装容器とした複合容器に関するものである。
より詳しくは、優れたガスバリヤー性、紫外線遮断性、
耐熱性を有する延伸ブローボトルとそれを内装容器とし
た複合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、PETからなる中空容器は、
その透明性、軽量、安全性等の理由から、飲料、酒類、
調味料等の食品用容器として、また化粧品、医薬品用の
容器として多用途にわたり、市場に出回っている。
【0003】ところが、PET容器は、前述のような長
所がある反面、ガラス瓶、金属缶に比べ遮光性、酸素バ
リア性、炭酸ガスバリア性、水蒸気バリア性等が劣るた
め、内容物によっては、脱色、変色のような色調変化が
起こったり、変質したりする。特に、炭酸飲料の容器と
しては、内容液中の炭酸ガスが抜けてしまう恐れがある
ため、長期間の保存には適さない容器であった。
【0004】また、PETのガラス転移点は70℃前後
であるため、飲料を高温充填するボトルや、繰り返し使
用し洗浄するボトルに使うには耐熱性が低すぎ、耐熱性
を付与するための様々な試みがなされてきた。
【0005】さらに、微量ではあるが、PET容器では
アセトアルデヒドが溶出し、内容物の味を損なう恐れが
あるとも言われている。
【0006】そこで、最近注目されているのが、PEN
よりなる中空容器であり、バリヤ性が高く、紫外線遮断
性、耐熱性も付与される利点がある一方、樹脂のコスト
が高く、一般容器として市場に出回るには高価すぎると
いう欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PETやP
ENからなるブローボトルに関する上記のような問題点
を除去するためになされたもので、PETを主体とする
樹脂からなる口部外周のネジ部と、PENを主体とする
樹脂からなる本体とから構成される延伸ブローボトル及
び複合容器を提供することにより、優れたガスバリヤー
性、紫外線遮断性、耐熱性を有し、かつ、PEN単体の
ボトルより安価な延伸ブローボトル及び複合容器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の発明では、プリフォームが延伸ブロ
ー成形により形成されたボトルにおいて、該プリフォー
ムはポリエチレンテレフタレートを主体とする樹脂から
なる口部外周のネジ部と、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレートを主体とする樹脂からなる本体とから構成され
ていることを特徴とする延伸ブローボトルを提供するも
のである。
【0009】また、第2の発明では、第1の発明におい
て、前記ポリエチレンテレフタレートを主体とする樹脂
からなるネジ部が、ポリエチエレン−2,6−ナフタレ
ートを主体とする樹脂からなる本体の口部外周に埋め込
まれていることを特徴とする延伸ブローボトルを提供す
るものである。
【0010】さらに、第3の発明では、第1の発明およ
び第2の発明において、延伸ブローボトルを内装容器と
し、この内装容器の少なくとも胴部の表面に紙、または
紙を主体とした材料からなる外装材を一体に設けたこと
を特徴とする複合容器を提供するものである。
【0011】さらにまた、第4の発明では、第3の発明
において、前記外装材が、筒状体であることを特徴とす
る複合容器を提供するものである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
延伸ブローボトルの首部、胴部、底部は、PENを主体
とする樹脂からなる。厚肉で重量の重い口部のうち、ネ
ジ部をPETを主体とする樹脂で形成するため、PEN
の使用量は、PEN単体からなるボトルに比べ、200
ミリリットル程度の小型容器で約30%、1.5リット
ル程度の大型容器で約10%少なくすることができる。
【0013】物性面では、PENはPETに比べ、酸素
バリヤー性、炭酸ガスバリヤー性、水蒸気バリヤ性ーに
優れ、これらのバリヤー性および機械的強度は延伸によ
りさらに向上する。また、ガラス転移点がPETより5
0℃近く高いため、耐熱性に優れ熱充填、洗浄による繰
り返し使用が可能である。
【0014】さらに、PEN樹脂自体がUV遮断性に優
れているため、紫外線による変質、味覚変化等を抑制す
ることが可能であり、紫外線吸収剤の溶出等の恐れがな
いため安全性も高い。
【0015】また、アセトアルデヒド溶出量が少ないた
め、アセトアルデヒドによる内容物の味覚変化の恐れも
なく耐薬品性にも優れている。
【0016】このように本発明の延伸ブローボトルは、
熱充填が必要な食品、長期保存が必要な食品、味覚変化
しやすい食品、炭酸ガスを含む飲料等の容器として、従
来ガラスびん、金属缶で流通していた食品用の容器とし
て好適である。
【0017】本発明に用いられるPENを主体とする樹
脂としては、エチレン−2,6−ナフタレート単位のみ
からなる樹脂を使用することが好ましいが、必要に応じ
て、他の構造単位を含有しても良い。この場合には、重
合段階で10重量%を上限に酸成分としてイソフタル
酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸等を含有したり、グリコール成分としてメチレングリ
コール(トリ、ヘキサ、デカを総称して表現)、シクロ
ヘキサジメタノール等を含有して重合したものを用いる
ことも可能である。
【0018】本発明における口部外周のネジ部に用いら
れるPETを主体とする樹脂としては、エチレンテレフ
タレートのみからなる樹脂を使用することが好ましい
が、必要に応じて、他の構造単位を含有しても良い。こ
の場合には、重合段階で10重量%を上限に酸成分とし
てイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸等を含有した
り、グリコール成分としてメチレングリコール、プロパ
ノール、シクロヘキサンジメタノール等を含有して重合
したものを用いることも可能である。
【0019】また、耐熱性を求められるボトル用途の場
合には、開封トルクの保持性等のため、ネジ部のPET
として耐熱グレードのPETを用いることが好ましく行
われる。
【0020】本発明のプリフォームの全体図は図2に示
される。このプリフォームの口部を拡大した図3におい
て、該プリフォームの特徴は、PETを主体とする樹脂
からなる口部外周のネジ部(15)と、PENを主体と
する樹脂からなるプリフォーム本体(16)とが一体化
されたプリフォームであることである。このネジ部(1
5)はプリフォーム本体(16)の口部外周に埋め込ま
れている。嵌合部の形状としては、図4のような形状も
可能であり、また本例にだけ限定されるものではない。
【0021】前記プリフォームは射出成形により得ら
れ、その成形温度は290〜320℃が好ましい。PE
Tを主体とする樹脂からなる口部外周のネジ部は、形状
的にPENを主体とする樹脂からなる本体と嵌合してい
るため、強度的な問題はない。
【0022】前記プリフォームの射出成形方法として
は、PETを主体とした樹脂からなるネジ部をまず射出
成形し、固化後、PENを主体とする樹脂からなる本体
部分を射出成形する方法、また、これとは逆の順番で成
形することも可能である。
【0023】PETを主体とする樹脂からなる口部外周
のネジ部と、PENを主体とする樹脂からなる本体との
接着性をさらに高めるため、PETを主体とする樹脂か
らなる口部外周のネジ部にオゾン処理、プラズマ処理等
の表面処理を施すことも好ましく行われる。
【0024】前記プリフォームを、延伸ブロー成形する
ことにより、図1に示す通り、図2のプリフォームネジ
部(13)は延伸されずにそのままの形でボトルネジ部
(11)となり、一方、プリフォーム本体(14)は延
伸配向しているボトル本体(12)が得られる。
【0025】このような延伸ブロー成形は、公知の方法
で行うことができ、通常130〜145℃の延伸温度で
延伸するため、PENのガスバリヤー性、機械的強度等
の諸物性はさらに向上する。
【0026】本発明の延伸ブローボトルの肉厚は、求め
られる容器物性に応じて決定すれば良く、従来のPET
と同程度のガスバリヤー性を求めるならば、その肉厚は
非常に薄くて良いため、薄肉化、軽量化が可能になる。
【0027】また、本発明の延伸ブローボトルは、この
延伸ブローボトルを内装容器とし、紙また紙を主体とす
る材料からなる外装材とを組み合わせた複合容器とする
ことも好ましく行われる。
【0028】この場合、内装容器となる延伸ブロー容器
の胴部を薄肉化して樹脂使用量を減らしても、胴部に紙
または、紙を主体とした材料からなる外装材が一体化さ
れているので、紙あるいは紙を主体とした材料に内圧に
抗する強度を付加することにより、内圧に対しても充分
耐え得る構造となる。
【0029】また、内装容器をさらに薄肉化するため、
紙にバリヤ性フィルムを貼り合わせたものを用いて外装
材にバリヤ性を付与することも好ましく行われる。
【0030】前記複合容器は、成形した内装容器に外装
材を装着してもよいし、成形された外装材を内装容器の
成形金型内に載置し、内装容器の成形と同時に、一体化
した複合容器を製造することもできる。
【0031】
【作用】本発明の延伸ブローボトルは、PETを主体と
する樹脂からなる口部外周のネジ部と、酸素バリヤー
性、炭酸ガスバリヤー性、水蒸気バリヤー性等のガスバ
リヤー性、紫外線遮断性、耐熱性に優れるPENを主体
とする樹脂からなる本体とから構成されるプリフォーム
を延伸ブロー成形することにより得られる。従って、本
発明の延伸ブローボトル及び複合容器は、優れたガスバ
リヤー性、紫外線遮断性、耐熱性を兼ね備えることが可
能となる。更に、本発明の延伸ブローボトルを内装容器
とし、この内装容器の少なくとも胴部表面に紙または紙
を主体とした材料からなる外装材を一体に設けた複合容
器とすることによって、容器の安定性が増すと共に、紫
外線遮断性も向上する。
【0032】
【実施例】以下、実施例に基づき具体的に説明を行う
が、本発明は以下の例に限定されるものではない。
【0033】〈実施例1〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)と、PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を、射出成形機の別々のホッパーに
投入し、射出温度300℃で射出成形し、図2に示すプ
リフォームを得た。
【0034】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、延伸温度13
5℃でボトル成形を行い、図1に示す延伸ブローボトル
を得た。
【0035】得られたボトルの形状は、高さ300m
m、内容量1.5リットル、目付け55gで、胴部の平
均肉厚は420μmであった。
【0036】また、ボトル全重量55g中、PET重量
は5.0g、全重量を100%とすると、PET比率は
9.1%であった。
【0037】〈比較例1〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)を、射出温度295℃で射出成形
し、PET単体からなるプリフォームを得た。
【0038】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、延伸温度11
0℃でボトル成形を行った。
【0039】得られたボトルの形状は実施例1と同様
で、胴部の平均肉厚は420μmであった。
【0040】〈比較例2〉PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を用い、実施例1を繰り返すことに
より、PEN単体からなるボトルを得た。
【0041】得られたボトルの形状は実施例1と同様
で、胴部の平均肉厚は420μmであった。
【0042】得られた実施例1及び比較例1、2の各ボ
トルについて、紫外線遮断性、酸素ガス透過度、透湿度
を測定した。なお、紫外線遮断性は、分光光度計(MP
S−2000、島津製作所製)を用いて、波長に対する
光透過曲線を求めることにより評価した。また、酸素ガ
ス透過度は、25℃にてOx−TRAN TWIN(モ
ダンコントロール社製)で、透湿度は、JIS Z02
22に準じて評価した。酸素ガス透過度の表示単位であ
るcc/pkg・dayは、容器1個あたり、1日
(間)に換算した酸素ガス透過量(cc)を意味し、透
湿度の表示単位であるg/pkg・dayは、容器1個
あたり、1日(間)に換算した水蒸気通過(透過)量を
意味する。その結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】実施例1及び比較例1のボトル胴部の光透
過率曲線を図7に示す。
【0045】表1の結果から、実施例1のボトルは、酸
素ガスバリヤー性、水蒸気バリヤー性、紫外線遮断性に
優れたボトルであることがわかる。
【0046】次に、実施例1及び比較例1、2のボトル
に、90℃の熱水を充填し、打栓後1日放置し、外観変
化、容量変化を調べた。その結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2から考察すると、実施例1のボトル
は、外観変化、容量変化が小さく、耐熱性に優れたボト
ルであることがわかる。
【0049】〈実施例2〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)と、PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を、射出成形機の別々のホッパーに
投入し、射出温度300℃で射出成形し、プリフォーム
を得た。
【0050】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、延伸温度13
5℃でボトル成形を行った。
【0051】得られたボトルの形状は、高さ148m
m、内容量210ミリリットル、目付け19gで、胴部
の平均肉厚は420μmであった。
【0052】また、ボトル全重量19g中、PET重量
は6.3g、全重量を100%とすると、PET比率は
33.0%であった。
【0053】〈比較例3〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)を、射出温度295℃で射出成形
し、PET単体からなるプリフォームを得た。
【0054】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、延伸温度11
0℃でボトル成形を行った。
【0055】得られたボトルの形状は実施例2と同様
で、胴部の平均肉厚は420μmであった。
【0056】〈比較例4〉PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を用い、実施例2を繰り返すことに
より、PEN単体からなるボトルを得た。
【0057】得られたボトルの形状は実施例2と同様
で、胴部の平均肉厚は420μmであった。
【0058】得られた実施例2及び比較例3、4の各ボ
トルについて、紫外線遮断性、酸素ガス透過度、透湿度
を測定した。なお、紫外線遮断性は、分光光度計(MP
S−2000、島津製作所製)を用いて、波長に対する
光透過曲線を求めることにより評価した。また、酸素ガ
ス透過度は、25℃にてOx−TRAN TWIN(モ
ダンコントロール社製)で、透湿度は、JIS Z02
22に準じて評価した。その結果を表3に示す。
【0059】
【表3】
【0060】実施例2及び比較例3のボトル胴部の光透
過率曲線は図7と同様だった。
【0061】表3の結果から、実施例2のボトルは、酸
素ガスバリヤー性、水蒸気バリヤー性、紫外線遮断性に
優れたボトルであることがわかる。
【0062】次に、実施例2及び比較例3、4のボトル
に、沸騰水を充填し、打栓後室温にて3時間放置し、外
観変化、容量変化を調べた。その結果を表4に示す。
【0063】
【表4】
【0064】表4から考察すると、実施例2のボトル
は、外観変化、容量変化が小さく、耐熱性に優れたボト
ルであることがわかる。
【0065】〈実施例3〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)と、PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を、射出成形機の別々のホッパーに
投入し、射出温度300℃で射出成形し、プリフォーム
を得た。
【0066】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、予め作製した
厚さ0.7mmのマニラボール紙に厚さ0.1mmのポ
リエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
多層フィルムを貼り合わせたもので作製した外装材(1
7)を金型内に設置し、その中で延伸温度135℃で延
伸ブロー成形し、図5に示す内装容器(18)に外装材
(17)が貼られた複合容器(19)を得た。なお、図
6に示すように、外装材(17)を筒状体にし、内装容
器(18)の底部を凸状にしても良い。
【0067】得られた内装容器は、容量500ミリリッ
トル、胴部平均肉厚0.17mmであった。
【0068】〈比較例5〉PET樹脂(固有粘度IV=
0.78g/dl)を、射出温度295℃で射出成形
し、PET単体からなるプリフォームを得た。
【0069】次に得られたプリフォームを、コールドパ
リソン方式の加熱延伸ブロー成形機にて、予め作製した
厚さ0.7mmのマニラボール紙に厚さ0.1mmのポ
リエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
多層フィルムを張り合わせたもので作製した外装材を金
型内に設置し、その中で延伸温度110℃で延伸ブロー
成形し、複合容器を得た。
【0070】得られた内装容器の形状は実施例3と同様
で、胴部平均肉厚0.17mであった。
【0071】〈比較例6〉PEN樹脂(固有粘度IV=
0.57g/dl)を用い、実施例3を繰り返すことに
より、PEN単体からなる延伸ブローボトルを内装容器
とする複合容器を得た。
【0072】得られた内装容器の形状は実施例3と同様
で、胴部平均肉厚0.17mmであった。
【0073】得られた実施例3および比較例5、6の各
複合容器について、酸素ガス透過度、透湿度を測定し
た。なお、酸素ガス透過度は、25℃にてOx−TRA
N TWIN(モダンコントロール社製)で、透湿度
は、JIS Z0222に準じて評価した。その結果を
表5に示す。
【0074】
【表5】
【0075】表5の結果から、実施例3の複合容器は、
酸素ガスバリヤー性、水蒸気バリヤー性に優れた複合容
器であることがわかる。
【0076】次に、実施例3及び比較例5、6の複合容
器に、ビールを500ミリリットル充填し、5℃で保存
した。充填時のビールの炭酸ガス量を100%としたと
きの1ヶ月後の炭酸ガス量を表6に示す。
【0077】
【表6】
【0078】表6から考察すると、実施例3の複合容器
では、炭酸ガス量変化が少なく、炭酸ガスバリヤー性が
高いことが示された。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り、ガスバリヤー性、紫外線遮断性、耐熱性に優れ、コ
ストパフォーマンスの良い延伸ブローボトル及び延伸ブ
ローボトルを内装容器にした複合容器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の延伸ブローボトルの一実施例の正面か
ら見た説明図である。
【図2】本発明のプリフォームの一実施例の断面図であ
る。
【図3】本発明のプリフォーム口部の一実施例の拡大断
面図である。
【図4】同実施例の別の拡大断面図である。
【図5】本発明の複合容器の一実施例の一部断面で表し
た正面から見た説明図である。
【図6】同実施例の別の一部断面で表した正面から見た
説明図である。
【図7】実施例1及び比較例1のボトル胴部の光透過率
曲線のグラフである。
【符号の説明】
11‥‥ボトルねじ部 12‥‥ボトル本体 13‥‥プリフォームねじ部 14‥‥プリフォーム本体 15‥‥口部外周のねじ部 16‥‥プリフォーム本体 17‥‥外装材 18‥‥内装容器 19‥‥複合容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリフォームが延伸ブロー成形により形成
    されたボトルにおいて、該プリフォームはポリエチレン
    テレフタレートを主体とする樹脂からなる口部外周のネ
    ジ部と、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを主体と
    する樹脂からなる本体とから構成されていることを特徴
    とする延伸ブローボトル。
  2. 【請求項2】前記ポリエチレンテレフタレートを主体と
    する樹脂からなるネジ部が、ポリエチエレン−2,6−
    ナフタレートを主体とする樹脂からなる本体の口部外周
    に埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の
    延伸ブローボトル。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の延伸ブローボト
    ルを内装容器とし、この内装容器の少なくとも胴部の表
    面に紙、または紙を主体とした材料からなる外装材を一
    体に設けたことを特徴とする複合容器。
  4. 【請求項4】前記外装材が、筒状体であることを特徴と
    する請求項3に記載の複合容器。
JP7569595A 1995-03-31 1995-03-31 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器 Pending JPH08268421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569595A JPH08268421A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569595A JPH08268421A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08268421A true JPH08268421A (ja) 1996-10-15

Family

ID=13583610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7569595A Pending JPH08268421A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08268421A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305934A (ja) * 1992-04-21 1993-11-19 Honshu Paper Co Ltd 押し潰し易いプラスチックボトルとその製造法
JPH05330535A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Nissei Asb Mach Co Ltd 再充填可能な合成樹脂製容器及びその成形方法
JPH06219433A (ja) * 1993-01-21 1994-08-09 Mitsui Petrochem Ind Ltd ボトル口栓部形成用ピースおよび該ピースを含む飽和ポリエステル製ボトルならびにその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05305934A (ja) * 1992-04-21 1993-11-19 Honshu Paper Co Ltd 押し潰し易いプラスチックボトルとその製造法
JPH05330535A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Nissei Asb Mach Co Ltd 再充填可能な合成樹脂製容器及びその成形方法
JPH06219433A (ja) * 1993-01-21 1994-08-09 Mitsui Petrochem Ind Ltd ボトル口栓部形成用ピースおよび該ピースを含む飽和ポリエステル製ボトルならびにその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU613654B2 (en) Multilayered container and process for production thereof
JP4579569B2 (ja) 多層二軸延伸ブローボトル及びその製造方法
HU213531B (en) Method of forming multilayer product, especially container, bottle, and multilayer container, bottle, made from multilayer material and preform forming the container, the bottle
KR101308299B1 (ko) 내열압성 폴리에스테르 병 및 그 제조 방법
EP1495853A1 (en) Heat resistant polyester container and process for producing the same
TW418155B (en) Preform and container using PET (polyethylene terephthalate)/PEN (polyethylene naphthalate) blends and copolymers, and production method therefor
WO2004014744A1 (ja) 合成樹脂製壜体の口筒部
HU228750B1 (en) A blow molded multi-layer container and method of manufactoring thereof
JPH05309648A (ja) 多層容器およびその製造方法
MX2011002300A (es) Preforma para la fabricacion de contenedor de plastico.
JP7059563B2 (ja) プリフォームの製造方法
JPH08268421A (ja) 延伸ブローボトルとこの延伸ブローボトルを内装容器とした複合容器
JPS5892535A (ja) プラスチツクびん
JPH08119248A (ja) 複合容器及びその製造方法
JPH0323336B2 (ja)
JP2018150077A (ja) プラスチックボトル、及びプラスチックボトルの製造方法
EP3476756B1 (en) Polyester stretch blow-molded container and manufacturing method therefor
KR0183460B1 (ko) 자외선 차단성이 우수한 포장용 폴리에스터 수지의 제조방법
JPH06144453A (ja) キャップ付き容器
JPS60157826A (ja) 多層延伸ボトルの製造法
JPS5873535A (ja) プラスチツク容器
WO2018003790A1 (ja) ポリエステル製延伸ブロー成形容器及びその製造方法
KR100347387B1 (ko) 음료용 폴리에스터 병 및 그의 제조 방법
JPS5954525A (ja) 延伸ブロ−成形容器の製法
JP2000202896A (ja) ポリエステル製ボトル用プリフォ―ムの製造方法