JPH08267729A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH08267729A
JPH08267729A JP6941095A JP6941095A JPH08267729A JP H08267729 A JPH08267729 A JP H08267729A JP 6941095 A JP6941095 A JP 6941095A JP 6941095 A JP6941095 A JP 6941095A JP H08267729 A JPH08267729 A JP H08267729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
jet recording
recording head
electrode
protective member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6941095A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunichi Nakamura
文一 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6941095A priority Critical patent/JPH08267729A/ja
Publication of JPH08267729A publication Critical patent/JPH08267729A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気障害を防止し小型化が可能なインクジ
ェット記録ヘッド。 【構成】 インクジェット記録装置からの駆動電流、駆
動信号を入力する電極4bを有する基板2には、電極4
b部分を覆うように保護部材14が取付けてあり、この
保護部材14には電極4bに対応する位置に開口しイン
クジェット記録装置の電極端子部が挿入可能な穴部13
が形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に交換可能に装着され、インクジェット記録装置から
の駆動電流、駆動信号によりインクを吐出して記録媒体
に文字やイメージ画像等の記録を行うインクジェット記
録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】計算機、ワードプロセッサ、ファクシミ
リ装置、複写装置、プリンター等、各種機器において、
用紙等の記録媒体に記録を行う手段として、騒音発生す
ることがなく高速な記録が可能、しかもカラー画像の記
録も容易なことからインクジェット記録装置が広く利用
されつつある。
【0003】インクジェット記録装置に備えたインクジ
ェット記録ヘッドは、インクジェット記録装置からの駆
動電流、駆動信号により記録媒体に対向した位置からイ
ンクを吐出して記録媒体に文字やイメージ画像等の記録
を行う部材であり、インクジェット記録装置からの駆動
電流、駆動信号により発生させた熱エネルギーによりイ
ンクを急に加熱発泡させて吐出させる構成となってお
り、インクジェット記録装置に着脱可能、即ち交換可能
となっている。
【0004】図8は、従来のインクジェット記録ヘッド
の駆動電流、駆動信号を入力する電極部分を示す斜視図
である。
【0005】従来、インクジェット記録ヘッド80の電
極部分は、差し込み型、圧着型の二種類に大別されその
大部分は、ガラエボと呼ばれるガラス繊維をエポキシ樹
脂で固めたボード82に、銅配線を施し、電極部81以
外にはレジスト83をかぶせ、前記露出させた電極部8
1に金メッキを行うことにより完成されるプリントサー
キットボード82を用いている。
【0006】85部分には図示省略してあるが、電極部
81に入力したインクジェット記録装置からの駆動電
流、駆動信号によってインクを発泡させるヒータ、この
ヒータにより発泡したバブルによりインクを吐出させる
吐出口等が形成してある。
【0007】そして、近年開発されたインクジェット記
録装置にユーザー交換型として搭載されているインクジ
ェット記録ヘッドでは、電極配置面からかなり離れた位
置にカバー84を設け、耐静電気性を持たせようとした
構造となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録ヘ
ッドに対する静電気破壊は、一般の電子部品と同じく非
常に重要で十分に対策を行わなければならない項目であ
る。例えばインクジェット記録方式のひとつであるバブ
ルジェット方式における静電気破壊のモードとしては、
インクへ熱を与えて吐出させるためのヒーター部材が、
人体が容易に耐電できる10kV以下で破壊し使用不能
となってしまう。また近年の傾向として記録装置側に実
装されていたドライバーICを記録ヘッド側へ組み込む
構造が採用され始めており、これにより前記従来例より
も更に耐静電気性が低下する傾向となっている。
【0009】このような状況にあって、商品の多様化、
ユーザーの使い勝手等の理由により、従来サービスマン
が行っていたインクジェット記録ヘッドの交換を必要に
応じてユーザーが行えるヘッド交換型の商品化を行って
いる。このユーザー交換型ヘッドにおいては、サービス
マンのように静電気破壊に対する指導によって破壊を回
避することができず、いかなる場合にも破壊による故障
の発生がないようにしなければならない。
【0010】しかし現在の耐静電気構造は、電極部分と
カバーの間に対電極圧着部材が密着する構造であるた
め、どうしてもかなりの隙間を持たせる必要があり、静
電気の第一の発生源である指の入り込みを許し、耐静電
気に対して十分とは言えない、また電極より離れた位置
にカバーを設けるため、記録ヘッドが大きくなり、小型
化する際に障害となっている。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めに成されたもので、インクジェット記録ヘッド交換時
の静電気障害発生を防止し、小型化が可能なインクジェ
ット記録ヘッドの提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
インクジェット記録ヘッドは、インクジェット記録装置
に交換可能に装着されインクジェット記録装置からの駆
動電流、駆動信号を入力してインクを吐出するインクジ
ェット記録ヘッドであって、インクジェット記録装置か
らの駆動電流、駆動信号を入力する電極部分を有する基
板部と、前記電極部分を覆うように前記基板部に取付け
られた保護部材とを備え、該保護部材は前記電極部分に
対応する位置に開口しインクジェット記録装置の電極端
子部が挿入可能な穴部を有することを特徴とする構成に
よって、前記の目的を達成しようとするものである。
【0013】そして、前記保護部材は、絶縁部材によっ
て形成されていることを特徴とする構成、或は、前記保
護部材は、導電性部材によって形成され、かつグランド
配線または前記基板に接続されていることを特徴とする
構成、或は、前記保護部材は、絶縁部材によって形成さ
れ、その表面に一部露出する導電性部材が配され、かつ
該導電性部材はグランド配線または前記基板に接続され
ていることを特徴とする構成によって、前記の目的を達
成しようとするものである。
【0014】
【作用】上記の構成により、電極部分を覆うように前記
基板部に取付けられた保護部材の穴部の奥に電極部分が
位置することにより、インクジェット記録装置への装着
時にインクジェット記録装置の電極端子部が穴部に挿入
されて電極部分に接続し駆動電流、駆動信号が入力可能
状態となる。しかも、インクジェット記録ヘッドがヘッ
ド交換時等に静電気により破壊されることを保護部材に
よって防止でき、また保護部材は基板部に接近して設け
てもよく、インクジェット記録ヘッドの小型化が可能で
ある。
【0015】
【実施例】本発明に係るインクジェット記録ヘッドを実
施例により説明する。
【0016】本発明の実施例は、前記従来のインクジェ
ット記録ヘッドに準じた構成によって、インクジェット
記録装置からの駆動電流、駆動信号により記録媒体に対
向した位置からインクを吐出して記録媒体に文字やイメ
ージ画像等の記録を行う機能を有し、インクジェット記
録装置から入力した駆動電流、駆動信号により発生させ
た熱エネルギーによりインクを急に加熱発泡させて吐出
させる構成となっており、インクジェット記録装置に着
脱可能、即ち交換可能となっている。
【0017】そして、実施例は、交換時等に操作者がも
つ静電気により障害が発生しないように、静電気から保
護する保護部材が構成してあることに特徴があり、以下
実施例の特徴ある構成、効果について詳しく説明する。
【0018】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例であるインクジェット記録ヘッドの斜視図であり、
インクジェット記録ヘッドの電極配置面に保護部材が装
着された状態が示してある。図2は図1に示すインクジ
ェット記録ヘッドが装着されたインクジェット記録装置
全体の斜視図であり、図3は図2に示すインクジェット
記録ヘッドの電極部分がインクジェット記録装置の電極
部とコンタクトした状態を示す断面図である。
【0019】インクジェット記録ヘッド1には、基板2
にガラス−エポキシ樹脂製のボード3の表面に配線部4
a及び電極4bが銅材により形成され、電気的なコンタ
クトを行う電極部4b以外はレジスト5によりコートさ
れている、いわゆるプリントサーキットボードが配置さ
れている。
【0020】そして、インクジェット記録ヘッド1は、
前記プリントサーキットボードはワイヤボンデイング6
によりドライバーIC7へ接続され更に、ワイヤボンデ
ィング6によりシリコン基板8へ接続される。このシリ
コン基板8では、図示してないインクタンクより、フィ
ルター12を経て液室11に供給されたインクが、感光
性樹脂10により形成されたノズルへと導かれ、シリコ
ン基板8上のノズルに対応する位置に形成されているヒ
ーター9により加熱されインクを吐出する構造となって
いる。
【0021】そして、配線部4a,電極4b,ドライバ
IC7等の上面を覆うように保護部材14が基板2に取
付けてある。なお保護部材14には電極4bに対応した
位置に穴部13が開口しており、後記のようにインクジ
ェット記録装置からの駆動電流、駆動信号を電極4bに
入力可能となっている。
【0022】図2において、前記インクジェット記録ヘ
ッド1はインクジェット記録装置15に備えたキャリッ
ジ16上に装着され、コネクター19との嵌合により、
図3に示すコンタクト状態となる。ここで、コネクター
19には、電極端子部22があり、インクジェット記録
ヘッド1の電極部分4と接触し電気的導通をするための
端子23が設けてある。この端子23と電極4との接触
は、インクジェット記録ヘッド1のインクジェット記録
装置15への装着による前記コネクター19との嵌合動
作により、前記電極4に対応する前記端子23を持つ電
極端子部22が保護部材14に設けられた穴部13内の
移動により電気的導通が達成される。
【0023】上記の構造を持つ実施例のインクジェット
記録ヘッドにおいては、ユーザーによるインクジェット
記録ヘッドの交換時に、静電気に帯電した手指が触れた
場合においも、直接電極面への接触を防ぐことができ、
コンタクト性を十分に保ちつつ静電気対策をとることが
可能となる。さらには保護部材14を基板2に省スペー
スで配置できることから記録ヘッド、記録装置の小型化
をも達成できる。
【0024】(第2の実施例)図4は、本発明の第2の
実施例であるインクジェット記録ヘッドの斜視図であ
り、第1の実施例の部分に相当する部分は同一符号で示
してあり、重複説明は省略する。
【0025】第2の実施例は、図示のように、電極部4
b、及び保護部材穴部13をインクジェット記録ヘッド
1aの後端面に配置してある。
【0026】上記構成により、第1の実施例と同様の効
果を発揮することができる。
【0027】(第3の実施例)図5は、本発明の第3の
実施例であるインクジェット記録ヘッドの斜視図であ
り、前記実施例の部分に相当する部分は同一符号で示し
てあり、重複説明は省略する。
【0028】第3の実施例は、図示のように、電極部4
b、及び保護部材穴部13をインクジェット記録ヘッド
1bの後端面に配置してあり、第1の実施例、第2の実
施例では丸形状であった穴部13を四角い溝形状とした
ことで、カードエッジ型のコネクター(はさみこむタイ
プ)にも対応できるようになっている。
【0029】(第4の実施例)図6は、本発明の第4の
実施例であるインクジェット記録ヘッドの斜視図であ
り、前記実施例の部分に相当する部分は同一符号で示し
てあり、重複説明は省略する。
【0030】第4の実施例は、図示のように保護部材1
4を導電製部材にて形成し、インクジェット記録ヘッド
1cのベースプレート2へ、グランドをとる目的で接続
されているものである。
【0031】この構成による効果として静電気が帯電し
た手でインクジェット記録ヘッド1に触れても、導電性
保護部材14から、グランドへ落とされインクジェット
記録ヘッド1へのダメージを防止することが可能とな
る。
【0032】(第5の実施例)図7は、本発明の第5の
実施例であるインクジェット記録ヘッドの斜視図であ
り、前記実施例の部分に相当する部分は同一符号で示し
てあり、重複説明は省略する。
【0033】第5の実施例は、図示のように、保護部材
14を絶縁性部材にて形成し、その表面に導電性の配線
50を配置し、その配線50はグランドをとる目的でグ
ランド部に接続されているものである。
【0034】この構成による効果として、静電気が帯電
した手でインクジェット記録ヘッド1dに触れても、導
電性配線部材50からグランドへ落とされ、インクジェ
ット記録ヘッド1dへのダメージを防止することが可能
となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、電
極部分を覆うように基板部に取付けられた保護部材の穴
部の奥に電極部分が位置することにより、インクジェッ
ト記録装置への装着時にインクジェット記録装置の電極
端子部が穴部に挿入されて電極部分に接続し駆動電流、
駆動信号が入力可能状態となる。しかも、インクジェッ
ト記録ヘッドがヘッド交換時等に静電気により破壊され
ることを保護部材によって防止でき、また保護部材は基
板部に接近して設けてもよく、インクジェット記録ヘッ
ドの小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の電極配置面と保護部材の装着
状態を示した斜視図である。
【図2】 実施例が装着されたインクジェット記録装置
の斜視図である。
【図3】 実施例の電極部分がインクジェット記録装置
の電極部に接続した状態を示す断面図である。
【図4】 第2の実施例の電極配置面と保護部材の装着
状態を示した斜視図である。
【図5】 第3の実施例の電極配置面と保護部材の装着
状態を示した斜視図である。
【図6】 第4の実施例の電極配置面と保護部材の装着
状態を示した斜視図である。
【図7】 第5の実施例の電極配置面と保護部材の装着
状態を示した斜視図である。
【図8】 従来のインクジェット記録ヘッドの電極配置
面とカバーの装着状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 実施例のインクジェット記録ヘッド 2 基板 3 ボード 4a 配線部 4b 電極 5 レジスト 6 ワイヤーボンディング 7 ドライバーIC 8 シリコン基板 9 ヒーター 13 穴部 14 保護部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に交換可能に装
    着されインクジェット記録装置からの駆動電流、駆動信
    号を入力してインクを吐出するインクジェット記録ヘッ
    ドであって、インクジェット記録装置からの駆動電流、
    駆動信号を入力する電極部分を有する基板部と、前記電
    極部分を覆うように前記基板部に取付けられた保護部材
    とを備え、該保護部材は前記電極部分に対応する位置に
    開口しインクジェット記録装置の電極端子部が挿入可能
    な穴部を有することを特徴とするインクジェット記録ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 前記保護部材は、絶縁部材によって形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記保護部材は、導電性部材によって形
    成され、かつグランド配線または前記基板に接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記保護部材は、絶縁部材によって形成
    され、その表面に一部露出する導電性部材が配され、か
    つ該導電性部材はグランド配線または前記基板に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
JP6941095A 1995-03-28 1995-03-28 インクジェット記録ヘッド Withdrawn JPH08267729A (ja)

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JP6941095A JPH08267729A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 インクジェット記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

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JP6941095A JPH08267729A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 インクジェット記録ヘッド

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JPH08267729A true JPH08267729A (ja) 1996-10-15

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ID=13401818

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6941095A Withdrawn JPH08267729A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 インクジェット記録ヘッド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528280A (ja) * 2014-06-20 2017-09-28 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 流体組成物を放出するための微小流体放出システム

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017528280A (ja) * 2014-06-20 2017-09-28 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 流体組成物を放出するための微小流体放出システム

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604