JP2871553B2 - 静電吸引型インクジェット装置 - Google Patents

静電吸引型インクジェット装置

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JP2871553B2 JP26252995A JP26252995A JP2871553B2 JP 2871553 B2 JP2871553 B2 JP 2871553B2 JP 26252995 A JP26252995 A JP 26252995A JP 26252995 A JP26252995 A JP 26252995A JP 2871553 B2 JP2871553 B2 JP 2871553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
式を採用するプリンタ、コピー機、ファクシミリ装置な
どの記録装置で利用される静電吸引型のインクジェット
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に、静電吸引型インクジェット装置
を用いた記録装置の概要が図示されている。この装置で
は、多数のノズル22を有するマルチノズルヘッド21
と、マルチノズルヘッド21のノズル位置に対応して背
面電極を設けた背面電極基板23とを記録媒体25の導
通路を挾む近接位置で対向配置し、各ノズル22と背面
電極基板23とに画信号に応じて選択的に高電圧を印加
して、ノズル22からインクKを静電吸引し、インクK
を記録媒体25の上に飛翔させて印字するようになって
いる。
【0003】ここにおいて、マルチノズルヘッド21を
支持するヘッド基板(図示せず)には、背面電極との間
に選択的に高圧の印字電圧Vを印加して各ノズル22か
ら個別にインクKを飛翔させるため、それぞれノズル電
極に結線される電極パターン線27やそのスイッチング
を司どるドライバIC28などの電気回路パターン26
が設けられている。また、マルチノズル22を有するノ
ズルヘッド21には、別体に設けられているインクタン
ク29からインク水頭圧と粘性を制御して、逐次インク
Kが供給されるようになっている。
【0004】しかしながら、上記の従来装置では、マル
チノズルヘッド21を搭載するヘッド基板にノズル数に
対応する個数の前記電気回路パターン26を組み込むこ
とが必要なため、基板全体として、サイズの大きい構造
複雑なものとならざるを得ない。また、マルチノズル2
2と回路パターン26とが一体化される構造のため、ノ
ズルヘッド21の製作も難しく、ノズルヘッド21とイ
ンクタンク29とは、図示例の如く別体化せざるを得
ず、これが部品点数の削減とコンパクト化を妨げる要因
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、装置全体、特
にノズルヘッド側の構造簡易化と小型化とを図る目的か
ら、図4に示すように、ノズル2と背面電極4とに印字
電圧V1を印加するための電気回路パターン6を、背面
電極4を支持する背面電極基板3の側に設けることが提
案される。すなわち、こうすれば、マルチノズル2と電
気回路パターン6とが分離できるため、ノズルヘッド1
の構造簡易化と小型化が図れ、同時に図示の如く、ノズ
ルプレート1Aにインクタンク1aを一体化したインク
タンク一体型マルチノズルヘッド1を採用することも容
易に可能となる。
【0006】しかし、この方式を採用する場合において
も、新たに次のような技術的課題が提起される。
【0007】第1の課題は、ノズルヘッド1が背面電極
基板3と対面される印字位置では、目詰まり防止のため
各ノズル2に必要なインクKの空吐出が実施できないこ
とである。これは、基板対面位置で空吐出を実施する
と、インクKが背面電極基板3の表面3aに敷設されて
いる電気回路パターン6(電極パターン線7等)の上に
飛散し、回路パターン6が汚染、腐食されてしまうから
である。
【0008】第2の課題は、インクジェットを駆動制御
する電気回路パターン6を背面電極基板3の側に設けた
場合、ノズルヘッド側の構造簡易化と小型化とに大きく
奏効する反面、今度は回路パターン6を組込む背面電極
基板3の平面スペースが増大されることである。
【0009】本発明は、電気回路パターンを背面電極基
板側に設置する方式を採用する場合において、ノズルか
らのインク空吐出が制約を受けるという問題と、背面電
極基板が平面スペースを占めるという問題とを解決し得
る静電吸引型のインクジェット装置を下記に提案してい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
の目的を達成するための手段として、マルチノズルヘッ
ドと、マルチノズルヘッドのノズル位置に対応して背面
電極を設けた背面電極基板とを近接位置で対向配置し、
各背面電極をその内周面に電極を設けたスルーホールで
形成すると共に、ノズルと背面電極とに印字電圧を印加
するための電気回路パターンを背面電極を支持する背面
電極基板の裏面に設けるようしている。こうすれば、空
吐出時にノズルから吐出されるインクで電気回路パター
ンが汚染される心配がない。
【0011】なお、空吐出時にノズルから吐出されるイ
ンクはスルーホールで形成された背面電極を通して背面
電極基板3の背面側に飛翔されるため、背面電極基板の
背後にインク受けを設けるのが望ましい。
【0012】また、背面電極基板の省スペース化を図る
上で、背面電極基板にフレキシブルなプリント基板を用
いることが有効となる。すなわち、フレキシブル基板で
あれば、電気回路パターンが組み込まれる背面電極基板
を立体的に曲げ込むことで、その平面スペースを大巾に
削減することができる。
【0013】
【実施例】図1には、本発明に基づき改良された静電吸
引型インクジェット装置を有する記録装置の概要が示さ
れている。
【0014】同図において、1は多数のノズル2を所定
の配置で開口させたインクタンク一体型のマルチノズル
ヘッド、3はマルチノズルヘッド1のノズル位置に対応
して背面電極4を設けた背面電極基板を示し、両者は記
録媒体5の導通路を挾む近接位置で対向配置されてい
る。
【0015】ここにおいて、背面電極基板3にノズル位
置に対応して設けられる背面電極4は、それぞれ基板3
に小孔を穿ってからその内周面に電極をメッキ処理して
設けたスルーホールで形成されている。そして、各背面
電極4を支持する背面電極基板3の裏面3bには、各ノ
ズル2と背面電極4とに選択的に高電圧を印加して、ノ
ズル2からインクKを静電吸引し、インクKを記録媒体
5の上に飛翔させて印字するための電気回路パターン6
が、プリント配線して設けられている。すなわち、各背
面電極4には、マルチノズルヘッド1と反対側に当る基
板裏面3bで、それぞれに電極パターン線7が結線さ
れ、ドライバIC8等のスイッチング素子を介して所定
の印字電圧V1が印加されるようになっている。そし
て、スルーホールの背面電極4が開口された背面電極基
板3の背後には、インク受け10が設置されている。
【0016】一方、インクタンク1aを連設するマルチ
ノズルヘッド1には、その内面に導電性被膜9が形成さ
れ、この被膜9を通して各ノズル電極に背面電極側の印
字電圧V1に重畳される一定のバイアス電圧(−V0)
が印加されるようになっている。ちなみに、ノズル側の
バイアス電圧(−V0)は、−700〜−3000V程
度に設定され、背面電極側の印字電圧V1は、150〜
1000V程度に設定される。
【0017】このように構成したものでは、ノズルヘッ
ド1が背面電極基板3と対面される印字位置で、各ノズ
ル2からインクKの空吐出を実施しても、背面電極基板
3の側に設けられた電気回路パターン6が汚染される心
配がない。これは、背面電極4をスルーホールで形成し
て、各背面電極4に接続される電気回路パターン6をイ
ンクKの飛散を受けない基板3の裏面3bに設置してい
るためである。なお、空吐出時にはノズル2から吐出さ
れたインクKが背面電極4のスルーホールを通して基板
背面側に飛散されることになるが、このインクKは基板
背後に設置されたインク受け10により受けることがで
きる。
【0018】次に、電気回路パターン6を背面電極基板
3の側に設ける場合に指摘される背面電極基板3のスペ
ース増の問題を解決するための手段について説明する。
図2は、この解決手段の実施例を図示し、マルチノズル
ヘッド1と近接配置される背面電極基板3には、ポリイ
ミドシートのようなフレキシブル基板が使用され、この
フレキシブル基板に前記背面電極(スルーホール)4
と、その裏面側にプリント配線された電気回路パターン
6とが設けられている。
【0019】上記のフレキシブルプリント基板を採用す
れば、背面電極基板3が簡単かつ安価に製作できる上
に、図2に矢印で示す如く、電気回路パターン6が組み
込まれる背面電極基板3の両側部分を内側に曲げ込むこ
とで、その平面スペースを大巾に削減することができ、
ひいてはインクジェット装置全体の小型化を達成するこ
とができる。
【0020】図3は、上記の改良型インクジェット装置
を、4色のインク(例えば青C、赤M、黄Y、黒B)を
使い分けるカラープリンタの記録部に搭載した場合の実
施例を図示している。この場合、各インクジェット装置
を近接させて配列することができるため、記録装置全体
としての小型化に寄与するメリットが大きい。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明による静電吸引型の
インクジェット装置では、各背面電極をその内周面に電
極を設けたスルーホールで形成すると共に、ノズルと背
面電極とに印字電圧を印加するための電気回路パターン
を背面電極を背面電極基板の裏面に設けるようにしたこ
とで、電気回路パターンを背面電極基板の表面側に設け
る場合での制約を解消し、ノズルからのインクの空吐出
がノズルヘッドの位置を選ばず実施できる。言い換える
なら、空吐出のためノズルヘッドを待機位置へ退避させ
る必要がない。また、背面電極基板にフレキシブルプリ
ント基板を採用することで、背面電極基板を簡単かつ安
価に製作できる上に、電気回路パターンを組込むことに
伴う背面電極基板の平面スペースの増大を回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電吸引型インクジェット装置の実施例を示す
記録装置の説明図である。
【図2】他の実施例を示すインクジェット装置の断面概
略図である。
【図3】図2のインクジェット装置の複数配置例を示す
断面概略図である。
【図4】静電吸引型インクジェット装置の比較例を示す
記録装置の説明図である。
【図5】静電吸引型インクジェット装置の従来例を示す
記録装置の説明図である。
【符号の説明】
1 マルチノズルヘッド 1a インクタンク 2 ノズル 3 背面電極基板 3b 基板裏面 4 背面電極(スルーホール) 5 記録媒体 6 電気回路パターン 7 電極パターン線 8 ドライバIC 9 導電性被膜 10 インク受け K インク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチノズルヘッドと、マルチノズルヘ
    ッドのノズル位置に対応して背面電極を設けた背面電極
    基板とを近接位置で対向配置し、各背面電極をその内周
    面に電極を設けたスルーホールで形成すると共に、ノズ
    ルと背面電極とに印字電圧を印加するための電気回路パ
    ターンを背面電極を支持する背面電極基板の裏面に設け
    たことを特徴とする静電吸引型インクジェット装置。
  2. 【請求項2】 背面電極基板の背後にインク受けが設け
    られる請求項1記載の静電吸引型インクジェット装置。
  3. 【請求項3】 背面電極基板が、フレキシブルなプリン
    ト基板よりなる請求項1又は2記載の静電吸引型インク
    ジェット装置。
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