JPH0826637A - エレベータ扉 - Google Patents

エレベータ扉

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Publication number
JPH0826637A
JPH0826637A JP16038694A JP16038694A JPH0826637A JP H0826637 A JPH0826637 A JP H0826637A JP 16038694 A JP16038694 A JP 16038694A JP 16038694 A JP16038694 A JP 16038694A JP H0826637 A JPH0826637 A JP H0826637A
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JP
Japan
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door
speed door
operating rod
notch
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP16038694A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低速扉と高速扉を有する引戸式のエレベータ
扉が開く時に物や人の指等の異物が挟まれることを防止
することができるエレベータ扉を得る。 【構成】 低速扉の先端角部の切欠部1aに扉間に異物
が挟まれたことを検出する挟まれ検出装置51を取り付
け、その検出信号をケーブルを介して制御盤に送出して
扉を停止または反転制御するようにし、上記挟まれ検出
装置を、切欠部1aの扉開閉方向とは垂直なかご室内方
向側面に向かって移動可能な動作棒51a、動作棒の裏
面と切欠部のかご室内方向側面との間に縮設されたスプ
リング51b、動作棒を切欠部のかご室内方向側面に向
かって移動可能に案内すると共にスプリングの弾性力に
よって動作棒が高速扉側に突出するのを規制するガイド
51c、スプリングの弾性力に抗して動作棒が上記側面
側に押圧されたときに動作棒と接触して異物の挟まれを
検出するリミットスイッチ51dで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かごに取り付けられ
て異なる速度で同一方向に連動して開閉する低速扉と高
速扉を有する引戸式のエレベータ扉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7と図8は従来のエレベータ扉を説明
するための構成図である。図7と図8において、1と2
は、かご3に取り付けられて異なる速度で同一方向に連
動して開閉する低速扉と高速扉を示し、図8に示すよう
に、図中右方向に開くようになっており、引戸式のエレ
ベータ扉を構成している。なお、4はかご3内の利用者
を示し、かご3内の利用者4は、図8に示すように、低
速扉1と高速扉2が右側に開き全開状態になった時に、
かご3より降車することができ、同様に、このような全
閉状態のときに乗場から乗車することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
く従来のエレベータ扉においては、低速扉1と高速扉2
がそれぞれ異なる速度で同一方向に開く引戸式になって
いるため、図7に示すように、利用者4が高速扉2に手
を付いている時に開き始めたら、低速扉1との間に挟ま
れることがあり、エレベータ扉が開く時に、扉に手や物
が挟まれて災害や故障が発生したりすることがあるとい
う問題点があった。
【0004】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、低速扉と高速扉を有す
る引戸式のエレベータ扉において、扉が開く時に物や人
の指等の異物が挟まれることを防止することができるエ
レベータ扉を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータ扉は、かごに取り付けられて異なる速度で
同一方向に連動して開閉する低速扉と高速扉を有する引
戸式のエレベータ扉において、上記低速扉の先端角部を
切り欠き、その切欠部に低速扉と高速扉との間に異物が
挟まれたことを検出する挟まれ検出装置を取り付け、そ
の検出信号をケーブルを介して制御盤に送出することに
より上記低速扉と高速扉とを停止または反転制御するこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係るエレベータ扉は、上
記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉方向とは
垂直なかご室内方向側面に向かって移動可能に収納され
た扉の高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒の上下端
部位置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠部のか
ご室内方向側面との間に縮設されたスプリングと、低速
扉に取り付けられて上記動作棒の上下端部と係合して切
欠部のかご室内方向側面に向かって移動可能に案内する
と共に上記スプリングの弾性力によって動作棒が高速扉
側に突出するのを規制して低速扉の高速扉側対向面と平
面をなすように規制するガイドと、上記動作棒の上下端
部位置に対応する切欠部のかご室内方向側面にそれぞれ
設けられて上記スプリングの弾性力に抗して上記動作棒
が上記側面側に押圧されたときに動作棒と接触して異物
の挟まれを検出するリミットスイッチとを備えたことを
特徴とするものである。
【0007】また、請求項3に係るエレベータ扉は、上
記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉方向と同
方向の側面に向かって移動可能に収納された扉の高さ方
向に長尺の動作棒と、この動作棒の上下端部位置にそれ
ぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠部の扉開閉方向側面
との間に縮設されたスプリングと、低速扉に取り付けら
れて上記動作棒の上下端部と係合して動作棒を扉開閉方
向と同方向に向かって移動可能に案内すると共にスプリ
ングの弾性力によって動作棒が突出するのを規制して低
速扉の先端面と一致するように規制する突出防止片と、
上記動作棒の上下端部位置に対応する切欠部の扉開閉方
向側面にそれぞれ設けられて上記スプリングの弾性力に
抗して上記動作棒が上記側面側に押圧されたときに動作
棒と接触して異物の挟まれを検出するリミットスイッチ
とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項4に係るエレベータ扉は、
上記挟まれ検出装置として、上記切欠部に移動可能に収
納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、上記動作棒の
上下端部位置に対応する切欠部にそれぞれ設けられて動
作棒が押圧されたときに動作棒と接触して異物の挟まれ
を検出するリミットスイッチと、一端が第1支持ピンを
介して低速扉の切欠部に回動自在に支持され、他端が第
2支持ピンを介して上記動作棒に回動自在に支持された
アームと、低速扉の下端部に設けられて自重によって上
記動作棒が初期状態に戻ったときに動作棒の先端面と低
速扉の先端面とが一致するように動作棒の位置を規制す
る受け部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明の請求項1に係るエレベータ扉におい
ては、かごに取り付けられて異なる速度で同一方向に連
動して開閉する低速扉と高速扉を有する引戸式のエレベ
ータ扉において、上記低速扉の先端角部を切り欠き、そ
の切欠部に低速扉と高速扉との間に異物が挟まれたこと
を検出する挟まれ検出装置を取り付けることにより、そ
の検出信号をケーブルを介して制御盤に送出して上記低
速扉と高速扉とを停止または反転制御して、扉が開く時
に、高速扉と低速扉の間に挟まれた物や指等の異物を除
去して挟まれによる故障及び災害発生を防止する。
【0010】また、請求項2に係るエレベータ扉におい
ては、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉
方向とは垂直なかご室内方向側面に向かって移動可能に
収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒
の上下端部位置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切
欠部のかご室内方向側面との間に縮設されたスプリング
と、低速扉に取り付けられて上記動作棒の上下端部と係
合して切欠部のかご室内方向側面に向かって移動可能に
案内すると共に上記スプリングの弾性力によって動作棒
が高速扉側に突出するのを規制して低速扉の高速扉側対
向面と平面をなすように規制するガイドと、上記動作棒
の上下端部位置に対応する切欠部のかご室内方向側面に
それぞれ設けられて上記スプリングの弾性力に抗して上
記動作棒が上記側面側に押圧されたときに動作棒と接触
して異物の挟まれを検出するリミットスイッチとを備え
たことにより、扉開閉方向とは垂直な方向の押圧力が低
速扉に加わったときにこれを検出して、高速扉と低速扉
の間に挟まれた物や指等の異物を除去して挟まれによる
故障及び災害発生を防止する。
【0011】また、請求項3に係るエレベータ扉におい
ては、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉
方向と同方向の側面に向かって移動可能に収納された扉
の高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒の上下端部位
置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠部の扉開閉
方向側面との間に縮設されたスプリングと、低速扉に取
り付けられて上記動作棒の上下端部と係合して動作棒を
扉開閉方向と同方向に向かって移動可能に案内すると共
にスプリングの弾性力によって動作棒が突出するのを規
制して低速扉の先端面と一致するように規制する突出防
止片と、上記動作棒の上下端部位置に対応する切欠部の
扉開閉方向側面にそれぞれ設けられて上記スプリングの
弾性力に抗して上記動作棒が上記側面側に押圧されたと
きに動作棒と接触して異物の挟まれを検出するリミット
スイッチとを備えたことにより、扉開閉方向と同方向の
押圧力が低速扉に加わったときにこれを検出して、高速
扉と低速扉の間に挟まれた物や指等の異物を除去して挟
まれによる故障及び災害発生を防止する。
【0012】さらに、請求項4に係るエレベータ扉にお
いては、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部に移動
可能に収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、上記
動作棒の上下端部位置に対応する切欠部にそれぞれ設け
られて動作棒が押圧されたときに動作棒と接触して異物
の挟まれを検出するリミットスイッチと、一端が第1支
持ピンを介して低速扉の切欠部に回動自在に支持され、
他端が第2支持ピンを介して上記動作棒に回動自在に支
持されたアームと、低速扉の下端部に設けられて自重に
よって上記動作棒が初期状態に戻ったときに動作棒の先
端面と低速扉の先端面とが一致するように動作棒の位置
を規制する受け部材とを備えたことにより、動作棒とア
ーム及びリミットスイッチを主構成として押圧力が低速
扉に加わったときにこれを検出して、高速扉と低速扉の
間に挟まれた物や指等の異物を除去して挟まれによる故
障及び災害発生を防止する。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、実施例を図示実施例に基づいて説明す
る。図1ないし図4は実施例1に係るエレベータ扉の構
成を示すもので、図1は挟まれ検出装置を取り付けた扉
部分の説明図、図2は図1のA方向矢視図、図3は図2
の挟まれ検出装置の具体的構成図、図4は図1のG部拡
大図である。これら図において、図7及び図8に示す従
来例と同一部分は同一符号を示し、1と2は、かご3に
取り付けられた引戸式のエレベータ扉を構成するもの
で、異なる速度で同一方向に連動して開閉する低速扉と
高速扉を示し、上記低速扉1の先端角部には切欠部1a
が設けられていて、この切欠部1aに挟まれ検出装置5
1が取り付けられている。
【0014】上記挟まれ検出装置51は、上記切欠部1
aの扉開閉方向とは垂直なかご室内方向側面に向かって
移動可能に収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒51
aと、この動作棒51aの上下端部位置にそれぞれ設け
られて動作棒51aの裏面と切欠部1aのかご室内方向
側面との間に縮設されたスプリング51bと、低速扉1
に取り付けられて上記動作棒51aの上下端部と係合し
て切欠部1aのかご室内方向側面に向かって移動可能に
案内すると共に上記スプリング51bの弾性力によって
動作棒51aが高速扉2側に突出するのを規制して低速
扉1の高速扉側対向面と平面をなすように規制するガイ
ド51cと、上記動作棒51aの上下端部位置に対応す
る切欠部1aのかご室内方向側面にそれぞれ設けられて
上記スプリング51bの弾性力に抗して上記動作棒51
aが上記側面側に押圧されたときに動作棒と接触して異
物の挟まれを検出するリミットスイッチ51dとを備え
ており、上記リミットスイッチ51dの検出信号に基づ
いて図示しない制御盤により低速扉1及び高速扉2を停
止または反転するようになされている。
【0015】上記構成に係るエレベータ扉においては、
動作棒51aは、図2ないし図4に示すように、低速扉
1の上下端部に設けられたスプリング51bにより常時
は高速扉2側に押圧されるが、ガイド51cにより規制
されて低速扉1の高速扉側対向面と平面をなすようにさ
れ、利用者の指等が低速扉1と高速扉2との間に挟まれ
た場合に、上記スプリング51bに抗して逆方向、つま
りかご内方向側に押圧されるようになされ、このとき、
図3に詳示するように、点線位置から矢印方向に押圧さ
れる。この動作棒51aが切欠部1aのかご室内方向側
面側に押圧されることにより、リミットスイッチ51d
と接触することになり、リミットスイッチ51dはこれ
を検出し、その検出信号をケーブル6を介して図示しな
いエレベータの制御盤に送出することになり、リミット
スイッチ51dの検出信号に基づいて制御盤により低速
扉1及び高速扉2を停止または反転させる。
【0016】従って、上記実施例1によれば、扉開閉方
向とは垂直な方向の押圧力が低速扉に加わったときにこ
れを検出して、高速扉と低速扉の間に挟まれた物や指等
の異物を除去して挟まれによる故障及び災害発生を防止
することができる。
【0017】実施例2.次に、図5は実施例2に係るエ
レベータ扉を説明する構成図である。上述した実施例1
に係る挟まれ検出装置51が扉の開閉方向とは垂直な方
向の押圧力が低速扉1に加わったときにこれを検出する
ようにしたが、この実施例2においては、低速扉1と高
速扉2との間に物や人の指等の異物が挟まり、扉の開閉
方向と同方向に押圧力が加わるのを検出するようにして
いる。
【0018】すなわち、図5は低速扉1に設けられる実
施例2に係る挟まれ検出装置部分を示す図1のA方向矢
視概要図で、実施例2に係る挟まれ検出装置52は、実
施例1と同様に、低速扉1の高速扉2と対向する先端角
部に設けられた切欠部1aに取り付けられ、上記切欠部
1aに扉の開閉方向と同方向に向かって移動可能に収納
された扉の高さ方向に長尺の動作棒52aと、この動作
棒52aの上下端部位置にそれぞれ設けられて動作棒5
2aの裏面と切欠部1aの扉開閉方向側面との間に縮設
されたスプリング52bと、低速扉1に取り付けられて
上記動作棒52aの上下端部と係合して動作棒52aを
扉開閉方向と同方向に向かって移動可能に案内すると共
にスプリング52bの弾性力によって動作棒52aが突
出するのを規制して低速扉1の先端面と一致するように
規制する突出防止片52cと、上記動作棒52aの上下
端部位置に対応する切欠部1aの扉開閉方向側面にそれ
ぞれ設けられて上記スプリング52bの弾性力に抗して
上記動作棒52aが上記側面側に押圧されたときに動作
棒52aと接触してこれを検出し、その検出信号をケー
ブル6を介して図示しないエレベータの制御盤に送出す
るリミットスイッチ52dとを備えており、上記リミッ
トスイッチ52dの検出信号に基づいて制御盤により低
速扉1及び高速扉2を停止または反転制御するようにな
されている。なお、図5中、点線は動作棒52aの初期
状態時の一端面を示す。
【0019】従って、上記実施例2によれば、扉開閉方
向と同方向の押圧力が低速扉に加わったときにこれを検
出して、高速扉2と低速扉1の間に挟まれた物や指等の
異物を除去して挟まれによる故障及び災害発生を防止す
ることができるという効果がある。
【0020】実施例3.次に、図6は実施例3に係るエ
レベータ扉を説明する構成図である。上述した実施例1
及び2に係る挟まれ検出装置51および52が、動作棒
とスプリング及びリミットスイッチとで構成されている
のに対し、この実施例3に係る挟まれ検出装置53は、
スプリングに代えてアームを備え、このアームによって
動作棒を支持するようにして、低速扉1と高速扉2との
間に物や人の指等の異物が挟まり、扉の開閉方向と同方
向に押圧力が加わるのを検出するようにしている。
【0021】すなわち、図6は低速扉1に設けられる実
施例3に係る挟まれ検出装置部分を示す図1のA方向矢
視概要図で、実施例3に係る挟まれ検出装置53は、実
施例1と同様に、低速扉1の高速扉2と対向する先端角
部に設けられた切欠部1aに取り付けられて、実施例2
と同様な動作棒53a及びリミットスイッチ53dと、
一端が第1支持ピンP1を介して低速扉1の切欠部1a
に回動自在に支持され、他端が第2支持ピンP2を介し
て動作棒53aに回動自在に支持されたアーム53b
と、低速扉1の下端部に設けられて自重によって動作棒
53aが初期状態に戻ったときに動作棒53aの先端面
と低速扉1の先端面とが一致するように動作棒53aの
位置を規制する受け部材53eとを備えており、実施例
2と同様に、低速扉1と高速扉2との間に物や人の指等
の異物が挟まり、扉の開閉方向と同方向に押圧力が加わ
るのを検出するようにしている。そして、その検出信号
をケーブル6を介して図示しないエレベータの制御盤に
送出するリミットスイッチ53dとを備えており、上記
リミットスイッチ53dの検出信号に基づいて制御盤に
より低速扉1及び高速扉2を停止または反転制御するよ
うになされている。なお、図6中、点線は動作棒53a
の初期状態時の一端面を示す。
【0022】従って、上記実施例3によれば、動作棒5
3aとアーム53b及びリミットスイッチ53dを主構
成として押圧力が低速扉1に加わったときにこれを検出
して、高速扉2と低速扉1の間に挟まれた物や指等の異
物を除去して挟まれによる故障及び災害発生を防止する
ことができるという効果がある。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
るエレベータ扉によれば、かごに取り付けられて異なる
速度で同一方向に連動して開閉する低速扉と高速扉を有
する引戸式のエレベータ扉において、上記低速扉の先端
角部を切り欠き、その切欠部に低速扉と高速扉との間に
異物が挟まれたことを検出する挟まれ検出装置を取り付
けることにより、その検出信号をケーブルを介して制御
盤に送出して上記低速扉と高速扉とを停止または反転制
御して、扉が開く時に、高速扉と低速扉の間に挟まれた
物や指等の異物を除去して挟まれによる故障及び災害発
生を防止することができるという効果がある。
【0024】また、請求項2に係るエレベータ扉によれ
ば、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉方
向とは垂直なかご室内方向側面に向かって移動可能に収
納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒の
上下端部位置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠
部のかご室内方向側面との間に縮設されたスプリング
と、低速扉に取り付けられて上記動作棒の上下端部と係
合して切欠部のかご室内方向側面に向かって移動可能に
案内すると共に上記スプリングの弾性力によって動作棒
が高速扉側に突出するのを規制して低速扉の高速扉側対
向面と平面をなすように規制するガイドと、上記動作棒
の上下端部位置に対応する切欠部のかご室内方向側面に
それぞれ設けられて上記スプリングの弾性力に抗して上
記動作棒が上記側面側に押圧されたときに動作棒と接触
して異物の挟まれを検出するリミットスイッチとを備え
たことにより、扉開閉方向とは垂直な方向の押圧力が低
速扉に加わったときにこれを検出して、高速扉と低速扉
の間に挟まれた物や指等の異物を除去して挟まれによる
故障及び災害発生を防止することができるという効果が
ある。
【0025】また、請求項3に係るエレベータ扉によれ
ば、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部の扉開閉方
向と同方向の側面に向かって移動可能に収納された扉の
高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒の上下端部位置
にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠部の扉開閉方
向側面との間に縮設されたスプリングと、低速扉に取り
付けられて上記動作棒の上下端部と係合して動作棒を扉
開閉方向と同方向に向かって移動可能に案内すると共に
スプリングの弾性力によって動作棒が突出するのを規制
して低速扉の先端面と一致するように規制する突出防止
片と、上記動作棒の上下端部位置に対応する切欠部の扉
開閉方向側面にそれぞれ設けられて上記スプリングの弾
性力に抗して上記動作棒が上記側面側に押圧されたとき
に動作棒と接触して異物の挟まれを検出するリミットス
イッチとを備えたことにより、扉開閉方向と同方向の押
圧力が低速扉に加わったときにこれを検出して、高速扉
と低速扉の間に挟まれた物や指等の異物を除去して挟ま
れによる故障及び災害発生を防止することができるとい
う効果がある。
【0026】さらに、請求項4に係るエレベータ扉によ
れば、上記挟まれ検出装置として、上記切欠部に移動可
能に収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、上記動
作棒の上下端部位置に対応する切欠部にそれぞれ設けら
れて動作棒が押圧されたときに動作棒と接触して異物の
挟まれを検出するリミットスイッチと、一端が第1支持
ピンを介して低速扉の切欠部に回動自在に支持され、他
端が第2支持ピンを介して上記動作棒に回動自在に支持
されたアームと、低速扉の下端部に設けられて自重によ
って上記動作棒が初期状態に戻ったときに動作棒の先端
面と低速扉の先端面とが一致するように動作棒の位置を
規制する受け部材とを備えたことにより、動作棒とアー
ム及びリミットスイッチを主構成として押圧力が低速扉
に加わったときにこれを検出して、高速扉と低速扉の間
に挟まれた物や指等の異物を除去して挟まれによる故障
及び災害発生を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るエレベータ扉の概
略構成を示し、挟まれ検出装置を取り付けた扉部分の説
明図である。
【図2】 図1のA方向矢視図である。
【図3】 図2の挟まれ検出装置の具体的構成図であ
る。、図4は図1のG部拡大図である。
【図4】 図1のG部拡大図である。
【図5】 この発明の実施例2に係るエレベータ扉の概
略構成を示し、挟まれ検出装置の具体的構成図である。
【図6】 この発明の実施例3に係るエレベータ扉の概
略構成を示し、挟まれ検出装置の具体的構成図である。
【図7】 従来のエレベータ扉を説明するもので、挟ま
れ状態の説明図である。
【図8】 図7の扉全開状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 低速扉、1a 切欠部、2 高速扉、3 かご、6
ケーブル、51、52、53 挟まれ検出装置、51
a、52a、53a 動作棒、51b、52b スプリ
ング、51c ガイド、51d、52d、53d リミ
ットスイッチ、52c 突出防止片、53b アーム、
53e 受け部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごに取り付けられて異なる速度で同一
    方向に連動して開閉する低速扉と高速扉を有する引戸式
    のエレベータ扉において、上記低速扉の先端角部を切り
    欠き、その切欠部に低速扉と高速扉との間に異物が挟ま
    れたことを検出する挟まれ検出装置を取り付け、その検
    出信号をケーブルを介して制御盤に送出することにより
    上記低速扉と高速扉とを停止または反転制御することを
    特徴とするエレベータ扉。
  2. 【請求項2】 上記挟まれ検出装置は、上記切欠部の扉
    開閉方向とは垂直なかご室内方向側面に向かって移動可
    能に収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、この動
    作棒の上下端部位置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面
    と切欠部のかご室内方向側面との間に縮設されたスプリ
    ングと、低速扉に取り付けられて上記動作棒の上下端部
    と係合して動作棒を切欠部のかご室内方向側面に向かっ
    て移動可能に案内すると共に上記スプリングの弾性力に
    よって動作棒が高速扉側に突出するのを規制して低速扉
    の高速扉側対向面と平面をなすように規制するガイド
    と、上記動作棒の上下端部位置に対応する切欠部のかご
    室内方向側面にそれぞれ設けられて上記スプリングの弾
    性力に抗して上記動作棒が上記側面側に押圧されたとき
    に動作棒と接触して異物の挟まれを検出するリミットス
    イッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベータ扉。
  3. 【請求項3】 上記挟まれ検出装置は、上記切欠部の扉
    開閉方向と同方向の側面に向かって移動可能に収納され
    た扉の高さ方向に長尺の動作棒と、この動作棒の上下端
    部位置にそれぞれ設けられて動作棒の裏面と切欠部の扉
    開閉方向側面との間に縮設されたスプリングと、低速扉
    に取り付けられて上記動作棒の上下端部と係合して動作
    棒を扉開閉方向と同方向に向かって移動可能に案内する
    と共にスプリングの弾性力によって動作棒が突出するの
    を規制して低速扉の先端面と一致するように規制する突
    出防止片と、上記動作棒の上下端部位置に対応する切欠
    部の扉開閉方向側面にそれぞれ設けられて上記スプリン
    グの弾性力に抗して上記動作棒が上記側面側に押圧され
    たときに動作棒と接触して異物の挟まれを検出するリミ
    ットスイッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベータ扉。
  4. 【請求項4】 上記挟まれ検出装置は、上記切欠部に移
    動可能に収納された扉の高さ方向に長尺の動作棒と、上
    記動作棒の上下端部位置に対応する切欠部にそれぞれ設
    けられて動作棒が押圧されたときに動作棒と接触して異
    物の挟まれを検出するリミットスイッチと、一端が第1
    支持ピンを介して低速扉の切欠部に回動自在に支持さ
    れ、他端が第2支持ピンを介して上記動作棒に回動自在
    に支持されたアームと、低速扉の下端部に設けられて自
    重によって上記動作棒が初期状態に戻ったときに動作棒
    の先端面と低速扉の先端面とが一致するように動作棒の
    位置を規制する受け部材とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のエレベータ扉。
JP16038694A 1994-07-12 1994-07-12 エレベータ扉 Pending JPH0826637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010128544A1 (ja) * 2009-05-07 2010-11-11 三浦工業株式会社 障害物検出機構
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