JPH08265748A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JPH08265748A
JPH08265748A JP9000695A JP9000695A JPH08265748A JP H08265748 A JPH08265748 A JP H08265748A JP 9000695 A JP9000695 A JP 9000695A JP 9000695 A JP9000695 A JP 9000695A JP H08265748 A JPH08265748 A JP H08265748A
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Application number
JP9000695A
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English (en)
Inventor
Masakazu Oyamada
応一 小山田
Shinichi Hirata
晋一 平田
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原画像を高圧縮率で圧縮符号化でき、しかも
実用的な画質で復元できる画像処理方法及び画像処理装
置を提供する。 【構成】 原画像を画像縮小器7で縮小し、更に画像拡
大器8で原画像と同じサイズに拡大し、差分器9で原画
像のデータと拡大画像のデータとの差分をとって圧縮符
号化し、縮小画像のデータと圧縮符号化データとを送信
器10から出力し、受信器11からの縮小画像のデータ
を画像拡大器12で拡大し、圧縮符号化データを伸長復
号化して、加算器13で拡大画像のデータと復号化デー
タとを加算して画像を復元する画像処理方法及び画像処
理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像圧縮・伸長を行う
画像処理方法及び画像処理装置に係り、特に圧縮率を向
上させ、また、高圧縮率においても実用的な画像を得る
ことができる画像処理方法及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像通信及び画像蓄積の際に用いられる
画像データ符号化・復号化方法には、完全な原画像を復
号できる「可逆方式」と、符号化の際に原画像の情報の
一部を削減し、復号化の際に劣化を伴う「非可逆方式」
とがある。
【0003】まず、従来の非可逆方式であるJPEG
(Joint Photographic Expert Group,ITU-T.81)方式の
画像処理装置について図8を使って説明する。図8は、
従来の画像処理装置の構成ブロック図である。従来の画
像処理装置は、図8に示すように、原画像を圧縮符号化
する部分(符号化部)と、伝送または蓄積された圧縮符
号化データを伸長復号化する部分(復号化部)とから構
成され、符号化部は、DCT(Discrete Cosine Transf
orm)演算を行う離散コサイン変換器1と、量子化を行
う量子化器2と、エントロピー符号化を行うハフマン符
号化器3とから構成され、復号化部は、エントロピー復
号化を行うハフマン復号化器4と、逆量子化を行う逆量
子化器5と、逆離散コサイン演算(逆DCT演算)を行
う逆離散コサイン変換器6とから構成されている。
【0004】次に、従来の画像処理装置における画像処
理方法について図8を使って説明する。従来の画像処理
装置における符号化方法は、原画像を例えば8×8画素
のブロックに分割した画像データが入力されると、離散
コサイン変換器1において離散コサイン変換し、得られ
たDCT係数を量子化器2によって量子化して有効係数
の数を削減し、更にハフマン符号化器3によってエント
ロピー符号化して、圧縮符号化データ(符号化データ)
を通信路または蓄積メディアに出力する。
【0005】また、従来の画像処理装置の復号化方法
は、通信路または蓄積メディアから圧縮符号化データが
入力されると、ハフマン復号化器4によってエントロピ
ー復号化し、逆量子化器5によって逆量子化し、逆離散
コサイン変換器6によって逆離散コサイン変換して、伸
長復号した画像データを出力するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非可逆方式による画像処理方法では、現在のとこ
ろ、自然画像データの実用圧縮率が1/50程度であ
り、それ以上圧縮率を上げると、再生画像の劣化が著し
いという問題点があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、圧縮率を向上させ、更に、高圧縮率においても実用
的な画質の画像を得ることができる画像処理方法及び画
像処理装置及びその制御方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、原画像を縮小して
縮小画像データを形成し、前記縮小画像データから前記
原画像と同じサイズに拡大した拡大画像データを形成
し、前記原画像の原画像データと前記拡大画像データの
差分をとって差分画像データを形成し、前記差分画像デ
ータを圧縮符号化して差分符号化データを形成し、前記
縮小画像データと前記差分符号化データを圧縮符号化デ
ータとすることを特徴としている。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、原画像を縮小して縮小画像データを
形成する画像縮小手段と、前記縮小画像データから前記
原画像と同じサイズに拡大した拡大画像データを形成す
る画像拡大手段と、前記原画像の原画像データと前記拡
大画像データの差分をとって差分画像データを形成する
差分手段と、前記差分画像データを圧縮符号化して差分
符号化データを形成する符号化手段と、前記縮小画像の
データと前記差分符号化データを圧縮符号化データとし
て出力する出力手段とを有することを特徴としている。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1記載の画像処理方法で得ら
れる圧縮符号化データにおける縮小画像データから原画
像と同じサイズに拡大した拡大画像データを形成し、前
記圧縮符号化データにおける差分符号化データを伸長復
号化して差分画像データを形成し、前記拡大画像画像デ
ータと前記差分画像データを加算して原画像を復元する
ことを特徴としている。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項2記載の画像処理装置の出力
手段から出力された圧縮符号化データを入力し、前記圧
縮符号化データから縮小画像データと差分符号化データ
に分離する入力手段と、前記縮小画像データから原画像
と同じサイズに拡大した拡大画像データを形成する画像
拡大手段と、前記差分符号化データを伸長復号化して差
分画像データを形成する復号化手段と、前記拡大画像デ
ータと前記差分画像データを加算して原画像を復元する
加算手段とを有することを特徴としている。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項1記載の画像処理方法におけ
る原画像を縮小して縮小画像データを形成する方法が、
原画像を画素ブロック単位に離散コサイン変換し、離散
コサイン変換したデータの高周波成分を捨てて逆離散コ
サイン変換し、逆離散コサイン変換したデータの輝度を
下げる方法を用いたことを特徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項1及び請求項3記載の画像処
理方法における縮小画像データから原画像と同じサイズ
に拡大した拡大画像データを形成する方法が、縮小画像
データを画素ブロック単位に離散コサイン変換し、離散
コサイン変換したデータにダミーの高周波成分を付加し
て逆離散コサイン変換し、逆離散コサイン変換したデー
タの輝度を上げる方法を用いたことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1,2記載の発明によれば、原画像と一
旦縮小して拡大した画像との差分画像データを得、縮小
画像データと差分画像データを圧縮符号化した差分符号
化データとを圧縮符号化データとする画像処理方法及び
画像処理装置としているので、復元の際に、縮小画像デ
ータの画像を拡大し、その拡大した画像と差分符号化デ
ータを復号化した差分画像データとを加算すれば、高圧
縮率で圧縮が可能となり、更に復元する場合に実用的な
画像を得ることができる。
【0015】請求項3,4記載の発明によれば、請求項
1,2の画像処理方法及び画像処理装置で得られた圧縮
符号化データについて、縮小画像データの画像を原画像
と同じサイズに拡大し、差分符号化データを復号化した
差分画像データと拡大した拡大画像データとを加算して
原画像を復元する画像処理方法及び画像処理装置として
いるので、高圧縮率で圧縮された圧縮符号化データであ
っても、実用的な画像に復元できる。
【0016】請求項5,6記載の発明によれば、画像デ
ータの縮小又は拡大を、離散コサイン変換したデータか
ら高周波成分を切り捨てたり、ダミーの高周波成分を付
加したりして、更に逆離散コサイン変換し、輝度調整し
て実現する画像処理方法としているので、画像データの
縮小又は拡大が容易に行える。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係る画像処理方法は、
圧縮過程においては、原画像を縮小した縮小画像を作成
し、更にその縮小画像を原画像と同じ大きさに拡大した
拡大画像と原画像との差分をとった差分画像について一
般的な圧縮符号化を行った差分符号化データと、縮小画
像の画像データとを圧縮符号化データとし、逆に、伸長
過程においては、差分符号化データを伸長復号化した差
分画像データと、縮小画像データを原画像と同じ大きさ
に拡大した拡大画像とを加算して復号画像を得るもの
で、画像データの高圧縮が実現できると共に実用的な再
生画像を得ることができるものである。
【0018】次に、本発明の一実施例に係る画像処理方
法を実現する画像処理装置について図1を使って説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る画像処理装置の構
成ブロック図である。尚、図8と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付して説明する。
【0019】本実施例の画像処理方法を実現する画像処
理装置は、図1に示すように、符号化部は、従来と同様
の部分として、離散コサイン変換器1と、量子化器2
と、ハフマン符号化器3とから構成され、更に本実施例
の特徴部分として、画像縮小器7と、画像拡大器8と、
差分器9と、送信器10とが設けられている。また、復
号化部は、従来と同様の構成として、ハフマン復号化器
4と、逆量子化器5と、逆離散コサイン変換器6とから
構成され、更に本実施例の特徴部分として、受信器11
と、画像拡大器12と、加算器13とが設けられてい
る。
【0020】次に、本実施例の画像処理装置の各部につ
いて説明するが、従来と同様の部分については説明を省
略し、本実施例の特徴部分について具体的に説明する。
画像縮小器7は、外部から入力される原画像の画像デー
タ(単に、原画像データと呼ぶ)から、原画像を縮小し
て縮小画像を作成し、縮小画像の画像データ(単に、縮
小画像データと呼ぶ)を画像拡大器8及び送信器10に
出力するものである。また、画像拡大器8は、画像縮小
器7から出力される縮小画像データを取り込み、原画像
と同じ大きさに拡大して拡大画像を作成し、拡大画像の
画像データ(単に、拡大画像データと呼ぶ)を差分器9
に出力するものである。
【0021】ここで、具体的な画像の縮小・拡大方法に
ついて、図2を説明する。図2は、本実施例の画像縮小
・拡大方法の概略を示す説明図である。本実施例の画像
処理装置では、画像縮小及び拡大を離散コサイン変換
(Discrete Cosine Transform :DCT)を用いて行
う。
【0022】まず、画像をP/N(P<N)倍に縮小す
る場合は、原画像をN×N画素のブロックに分割し、離
散コサイン変換して得られたDCT係数(N×N)につ
いて、高周波成分を捨てて、P×PのDC成分及び低周
波のAC成分だけで逆離散コサイン変換(Inverse Disc
rete Cosine Transform :IDCT)を行ってP×P画
素の画像を得、最後に各画素値をP/N倍して輝度を下
げる輝度調整を行うことにより、P/N倍の縮小画像を
得るようになっている。
【0023】例えば、図2に示すように、P=5,N=
8で画像を5/8倍に縮小する場合は、8×8画素のブ
ロックをDCT変換して得られた8×8のDCT係数に
ついて、図2(a)に示す点線で囲んだ部分(係数を記
号xで示す)の高周波成分を捨てて、5×5のDC成分
及び低周波のAC成分だけでIDCT変換(図中では単
に「逆変換」としている)を行って5×5画素の画像を
得、更に各画素値を5/8倍して輝度調整を行うことに
よって、5/8倍の縮小画像を得ることができる。
【0024】また、画像をP/N(P>N)倍に拡大す
る場合は、原画像をN×N画素のブロックに分割し、離
散コサイン変換して得られたDCT係数(N×N)につ
いて、高周波成分部分に0(ゼロ)値を挿入してP×P
のDCT係数を作成し、そのP×PのDCT係数で逆離
散コサイン変換を行ってP×P画素の画像を得、最後に
各画素値をP/N倍して輝度を上げる輝度調整を行うこ
とにより、P/N倍の拡大画像を得るようになってい
る。
【0025】例えば、図2に示すように、P=10,N
=8で画像を10/8倍に拡大する場合は、8×8画素
をDCT変換して得られた8×8のDCT係数につい
て、図2(b)に示す点線で囲んだ高周波成分部分(係
数を記号oで示す)に0(ゼロ)値を挿入して10×1
0のDCT係数で逆離散コサイン変換(図中では単に
「逆変換」としている)を行って10×10画素の画像
を得、更に各画素値を10/8倍して輝度調整を行うこ
とによって、10/8倍の拡大画像を得ることができ
る。
【0026】また、より大きな拡大・縮小は、上記の操
作を何回か繰り返すことによって実現することができる
ものである。尚、画像の拡大・縮小のアルゴリズムにつ
いては、「インターフェイス’93年1月号」CQ出版社
発行に詳しく記載されている。
【0027】差分器9は、外部から入力された原画像デ
ータと、画像拡大器8から出力された拡大画像データと
の差分をとって差分画像を作成し、差分画像の画像デー
タ(単に、差分画像データと呼ぶ)を離散コサイン変換
器1に出力するものである。
【0028】具体的には、差分器9内には1画面分の画
像データを格納可能な3つの内部メモリ(単に、メモリ
と呼ぶ)を有し、まず外部から原画像データが入力され
ると第1のメモリに格納し、次に画像拡大器8から拡大
画像データが出力されると、それを取り込んで第2のメ
モリに格納し、第1のメモリの原画像データと第2のメ
モリの拡大画像データとの差分をとった差分画像データ
を第3のメモリに格納し、第3のメモリの差分画像デー
タを例えば8×8画素のブロックに分割して離散コサイ
ン変換器1に出力するようになっている。
【0029】送信器10は、1画面分の圧縮符号化デー
タであるところの、差分画像の差分符号化データと縮小
画像データとを同期をとって出力し、通信路に送信し、
または蓄積メディアに蓄積するものである。
【0030】具体的には、送信器10内に1画面分の画
像データを格納可能な1つの内部メモリ(単に、メモリ
と呼ぶ)を有し、画像縮小器7から出力された縮小画像
データを取り込んでメモリに格納し、ハフマン符号化器
3からその縮小画像に対する差分画像の差分符号化デー
タが出力されるのに同期して、差分符号化データとメモ
リに格納されている縮小画像データとを出力するように
なっている。
【0031】受信器11は、通信路又は蓄積メディアか
ら圧縮符号化データ(差分画像の差分符号化データと縮
小画像データ)を受け取って、差分符号化データはハフ
マン復号化器4に出力し、縮小画像データは画像拡大器
12に出力するものである。
【0032】画像拡大器12は、受信器11から出力さ
れた縮小画像データを原画像と同じ大きさに拡大し、加
算器13に出力するものである。尚、画像拡大器12に
おける画像拡大方法は、符号化部の画像拡大器8と同じ
方法である。
【0033】加算器13は、ハフマン復号化器4と逆量
子化器5と逆離散コサイン変換器6とを経由して復号化
された差分画像データと、画像拡大器12から出力され
た拡大画像データとを加算した復号画像の画像データ
(単に、復号画像データと呼ぶ)を出力するものであ
る。
【0034】具体的には、加算器13内に1画面分の画
像データを格納可能な3つの内部メモリ(単に、メモリ
と呼ぶ)を有し、逆離散コサイン変換器6から復号化さ
れた差分画像データが出力されると、取り込んで第1の
メモリに格納し、画像拡大器12から拡大画像データが
出力されると、取り込んで第2のメモリに格納し、第1
のメモリの差分画像データと第2のメモリの拡大画像デ
ータとを加算して復号画像データを第3のメモリに一旦
格納し、第3のメモリから復号画像データを外部に出力
するようになっている。
【0035】次に、本実施例の画像処理装置の動作につ
いて、図1及び図3〜図7の例を使って説明する。図3
〜図7は、本実施例の画像処理装置の各所における画像
の例を示す説明図であり、図3は、外部から入力される
原画像であり、図4は、図3の原画像を縮小した縮小画
像であり、図5は、図4の縮小画像を拡大した拡大画像
であり、図6は、図3の原画像と図5の拡大画像との差
分をとった差分画像であり、図7は、復号化部における
復号画像である。
【0036】本実施例の画像処理装置の動作は、符号化
部において、外部から図3に示すような原画像データが
入力されると、差分器9及び画像縮小器7に入力され
る。そして、画像縮小器7は、入力された原画像を縮小
し、図4に示す縮小画像データを送信器10と画像拡大
器8に出力し、画像拡大器8は受け取った縮小画像を原
画像と同じ大きさに拡大して、図5に示す拡大画像デー
タを差分器9に出力する。
【0037】そして差分器9では、外部から入力された
図3に示す原画像と、画像拡大器8から出力された図5
に示す拡大画像との差分をとって図6に示す差分画像を
作成し、差分画像データを離散コサイン変換器1に出力
し、以降は従来と同様に、離散コサイン変換器1におい
て離散コサイン変換し、得られたDCT係数を量子化器
2によって量子化して有効係数の数を削減し、更に、ハ
フマン符号化器3によってエントロピー符号化して、差
分画像の符号化データ(差分符号化データ)を送信器1
0に出力する。
【0038】一方、送信器10では画像縮小器7から出
力された縮小画像データとハフマン符号化器3から出力
される差分符号化データとを圧縮符号化データとして通
信路又は蓄積メディアに出力する。
【0039】そして、本実施例の画像処理装置の復号化
部においては、符号化の逆の過程をたどり、受信器11
が通信路又は蓄積メディアから圧縮符号化データ(縮小
画像データと差分符号化データ)を受け取ると、縮小画
像データを画像拡大器12に出力し、差分符号化データ
をハフマン復号化器4に出力する。
【0040】そして、差分符号化データに関しては、従
来と同様に、ハフマン復号化器4によってエントロピー
復号化し、逆量子化器5によって逆量子化し、逆離散コ
サイン変換器6によって逆離散コサイン変換して伸長復
号した差分画像データを加算器13に出力するようにな
っている。
【0041】一方、縮小画像データに関しては、画像拡
大器12が受信器11から出力された縮小画像を原画像
と同じ大きさに拡大して、拡大画像データを加算器13
に出力し、加算器13が逆離散コサイン変換器6から出
力される差分画像データと画像拡大器12から出力され
る縮小画像データを加算して、図7に示す復号画像の画
像データを出力するようになっている。
【0042】本実施例の画像処理方法及び画像処理装置
によれば、圧縮過程においては、原画像を縮小した縮小
画像を作成し、更にその縮小画像を原画像と同じ大きさ
に拡大した拡大画像と原画像との差分をとった差分画像
について一般的な圧縮符号化を行った差分符号化データ
と、縮小画像の画像データとを圧縮符号化データとし、
逆に、伸長過程においては、差分符号化データを伸長復
号化した差分画像データと、縮小画像データを原画像と
同じ大きさに拡大した拡大画像データとを加算して復号
画像を得る画像処理方法及び画像処理装置としているの
で、縮小画像データと差分画像の符号化データを圧縮符
号化データとすることにより圧縮率を向上させることが
できる効果があり、例えば1/100程度の圧縮率とし
ても、復号化の際に実用的な画像の品質を保持すること
ができる効果がある。
【0043】尚、本実施例では、変換符号化に離散コサ
イン変換を用いたが、カルーネン・レーベ変換を用いて
も構わないし、また本実施例では、エントロピー符号化
にハフマン符号化を用いたが、算術符号化を用いても構
わない。更にそれ以外の符号化技術を組み合わせて用い
てもかまわない。
【0044】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、原画
像と一旦縮小して拡大した画像との差分画像データを
得、縮小画像データと差分画像データを圧縮符号化した
差分符号化データとを圧縮符号化データとする画像処理
方法及び画像処理装置としているので、復元の際に、縮
小画像データの画像を拡大し、その拡大した画像と差分
符号化データを復号化した差分画像データとを加算すれ
ば、高圧縮率で圧縮が可能となり、更に復元する場合に
実用的な画像を得ることができる効果がある。
【0045】請求項3,4記載の発明によれば、請求項
1,2の画像処理方法及び画像処理装置で得られた圧縮
符号化データについて、縮小画像データの画像を原画像
と同じサイズに拡大し、差分符号化データを復号化した
差分画像データと拡大した拡大画像データとを加算して
原画像を復元する画像処理方法及び画像処理装置として
いるので、高圧縮率で圧縮された圧縮符号化データであ
っても、実用的な画像に復元できる効果がある。
【0046】請求項5,6記載の発明によれば、画像デ
ータの縮小又は拡大を、離散コサイン変換したデータか
ら高周波成分を切り捨てたり、ダミーの高周波成分を付
加したりして、更に逆離散コサイン変換し、輝度調整し
て実現する画像処理方法としているので、画像データの
縮小又は拡大が容易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理方法を実現す
る画像処理装置の構成ブロック図である。
【図2】本実施例の画像縮小・拡大方法の概略を示す説
明図である。
【図3】本実施例の画像処理装置における原画像の例を
示す説明図である。
【図4】本実施例の画像処理装置における縮小画像の例
を示す説明図である。
【図5】本実施例の画像処理装置における拡大画像の例
を示す説明図である。
【図6】本実施例の画像処理装置における差分画像の例
を示す説明図である。
【図7】本実施例の画像処理装置における復号画像の例
を示す説明図である。
【図8】従来の画像処理装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1…離散コサイン変換器、 2…量子化器、 3…ハフ
マン符号化器、 4…ハフマン復号化器、 5…逆量子
化器、 6…逆離散コサイン変換器、 7…画像縮小
器、 8…画像拡大器、 9…差分器、 10…送信
器、 11…受信器、 12…画像拡大器、 13…加
算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を縮小して縮小画像データを形成
    し、前記縮小画像データから前記原画像と同じサイズに
    拡大した拡大画像データを形成し、前記原画像の原画像
    データと前記拡大画像データの差分をとって差分画像デ
    ータを形成し、前記差分画像データを圧縮符号化して差
    分符号化データを形成し、前記縮小画像データと前記差
    分符号化データを圧縮符号化データとすることを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 原画像を縮小して縮小画像データを形成
    する画像縮小手段と、前記縮小画像データから前記原画
    像と同じサイズに拡大した拡大画像データを形成する画
    像拡大手段と、前記原画像の原画像データと前記拡大画
    像データの差分をとって差分画像データを形成する差分
    手段と、前記差分画像データを圧縮符号化して差分符号
    化データを形成する符号化手段と、前記縮小画像のデー
    タと前記差分符号化データを圧縮符号化データとして出
    力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理方法で得られる
    圧縮符号化データにおける縮小画像データから原画像と
    同じサイズに拡大した拡大画像データを形成し、前記圧
    縮符号化データにおける差分符号化データを伸長復号化
    して差分画像データを形成し、前記拡大画像画像データ
    と前記差分画像データを加算して原画像を復元すること
    を特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置の出力手段
    から出力された圧縮符号化データを入力し、前記圧縮符
    号化データから縮小画像データと差分符号化データに分
    離する入力手段と、前記縮小画像データから原画像と同
    じサイズに拡大した拡大画像データを形成する画像拡大
    手段と、前記差分符号化データを伸長復号化して差分画
    像データを形成する復号化手段と、前記拡大画像データ
    と前記差分画像データを加算して原画像を復元する加算
    手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理方法における原
    画像を縮小して縮小画像データを形成する方法が、原画
    像を画素ブロック単位に離散コサイン変換し、離散コサ
    イン変換したデータの高周波成分を捨てて逆離散コサイ
    ン変換し、逆離散コサイン変換したデータの輝度を下げ
    る方法を用いたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1及び請求項3記載の画像処理方
    法における縮小画像データから原画像と同じサイズに拡
    大した拡大画像データを形成する方法が、縮小画像デー
    タを画素ブロック単位に離散コサイン変換し、離散コサ
    イン変換したデータにダミーの高周波成分を付加して逆
    離散コサイン変換し、逆離散コサイン変換したデータの
    輝度を上げる方法を用いたことを特徴とする画像処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007060203A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fujifilm Corp データ圧縮装置およびデータ圧縮プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007060203A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fujifilm Corp データ圧縮装置およびデータ圧縮プログラム
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