JPH08265617A - 電子現像型記録媒体を有する電子スチルビデオカメラ - Google Patents

電子現像型記録媒体を有する電子スチルビデオカメラ

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JPH08265617A
JPH08265617A JP7349050A JP34905095A JPH08265617A JP H08265617 A JPH08265617 A JP H08265617A JP 7349050 A JP7349050 A JP 7349050A JP 34905095 A JP34905095 A JP 34905095A JP H08265617 A JPH08265617 A JP H08265617A
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JP
Japan
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recording medium
image
electro
developing recording
video camera
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Withdrawn
Application number
JP7349050A
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English (en)
Inventor
Harumi Aoki
晴美 青木
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP7349050A priority Critical patent/JPH08265617A/ja
Publication of JPH08265617A publication Critical patent/JPH08265617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子スチルビデオカメラは電子現像型記録媒
体を持つ。光学像が記録媒体に形成されるや否や、画像
がそこに記録されて可視像として現像される。 【解決手段】 現像画像はラインセンサでもって電子的
に画像データとして読み取られ、読取り画像データはI
Cメモリカード、フロッピィディスク、ハードディスク
等に格納される。場合によっては、読取り画像データは
カメラからコンピュータ、TVモニタ等の外部装置に転
送されてもよい。記録媒体への光学像の形成、記録媒体
の現像画像から画像データの読取り、記録媒体からの現
像画像の消去のいずれか1つが実行されているとき、そ
の他の作動の実行が有効化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影レンズ系を通し
て得られた光学像を電子的かつ直接的に記録して瞬時に
可視像として現像するようになった電子現像型記録媒体
を有する電子スチルビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学像を記録する材料として、銀
塩写真材料が広く用いられている。銀塩写真材料は高感
度及び高解像度を有し、またその経済性も優れている。
しかしながら、銀塩写真材料には現像処理が煩雑であ
り、可視像が撮影と同時に得られないという欠点があ
る。現像処理を簡素化するために、乾式現像法が開発さ
れている。しかしながら、この乾式現像法にあっても、
撮影と同時に可視像を得る即時現像は不可能である。
【0003】一方、非銀塩写真材料としては、電子写真
材料、ジアゾ写真材料、フリーラジカル写真材料等が知
られている。しかしながら、そのような写真材料にあっ
ても、銀塩写真材料のような有利な特徴を備つつ、即時
現像化で可視像を保持し得るようになったものはない。
なお、電子写真材料は乾式現像が可能であり、露光によ
り得られた静電潜像をトナーでもって即時に現像し得る
ので、複写機で主に利用されてきたものである。
【0004】以上述べたような電子写真材料において、
近年、光学像を電子的かつ直接的に記録して瞬時に可視
像として現像するようになった写真材料が開発され、そ
のように現像された記録画像は銀塩写真材料で得られた
ものと同様なものである。そのような記録材料から形成
された記録媒体であって、可視像が電子的にかつ直接的
に記録されて現像される記録媒体については、以下の記
載では電子現像型記録媒体として言及される。
【0005】例えば、特開平5-2280号公報及び米国特許
第5,424,156 号には、かかる電子現像型記録媒体の一タ
イプとして、静電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み
合わせた電子現像型記録媒体が開示されている。静電情
報記録媒体は光導電層および無機酸化物層からなり、電
荷保持媒体は液晶表示素子からなり、両媒体はその間に
小さなギャップをもって互いに対面するように組み合わ
せられる。使用時、静電情報記録媒体と電荷保持媒体と
の間には電圧が印加され、この電圧印加中に静電情報記
録媒体上に光学像が形成される。静電情報記録媒体には
そこに形成された光学像の光強度分布に応じて電荷分布
が生じ、その電荷分布に応じた電界強度が電荷保持媒体
の液晶に作用する。かくして、電荷保持媒体では、光学
像に由来した画像が可視像として再現される。即ち、光
学像が静電情報記録媒体に形成されるや否や、かかる画
像が電荷保持媒体で現像されることになる。
【0006】電荷保持媒体がメモリタイプの液晶を用い
た液晶表示素子として構成された場合には、そこで現像
された可視像は電子現像型記録媒体から電荷を除去して
も保持される。また、このようなメモリタイプの液晶表
示素子では、それを所定温度に加熱することにより、そ
こに現像された画像を消去することができる。この場合
には、同じ電子現像型記録媒体を撮影のために繰り返し
用いることが可能である。
【0007 】以上で述べたような電子現像型記録媒体を
有する電子スチルビデオカメラにあっては、該電子現像
型記録媒体の記録画像から画像信号を電子的に読み取る
ためのCCDイメージセンサからなる画像読取り装置を
設けることが可能であり、該CCDイメージセンサから
得られた画像信号は種々の態様で処理され得る。例え
ば、読取り画像信号は第2の記録媒体例えばICメモリ
カード、フロッピィディスク、ハードディスク等に格納
され得る。また、読取り画像信号はカメラから外部処理
装置例えばコンピュータ、TVモニタ等に転送され得
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたような電
子スチルビデオカメラにおいて、読取り画像信号を第2
の記録媒体に格納した後に記録画像を消去して、電子現
像型記録媒体を撮影のために繰り返し使用することが望
まれる。この場合には、カメラで誤ったスイッチ操作の
ために電子現像型記録媒体から記録画像が消去されては
ならない。
【0008】また、電子スチルビデオカメラが電子現像
型記録媒体から記録画像を熱的に消去するように構成さ
れる場合には、カメラを嵩張らせることなくそのような
熱消去機構をカメラに組み込むことが望まれる。
【0009】更に、かかる電子スチルビデオカメラにお
いて、電子現像型記録媒体の記録画像から読み取られた
画像信号がコンピュータやTVモニタ等の外部装置に転
送される場合、カメラの電源を無駄に消費させないため
には、外部装置への画像信号の転送がカメラと外部装置
との間で接続がなされない儘で実行されるべきではな
い。一方、カメラの電源については、その電源の消費の
ために外部装置への画像信号の転送が中断されることな
く画像信号の完璧な転送が保証され得るように構成され
るべきである。
【0010】従って、本発明の目的は電子現像型記録媒
体を有する電子スチルビデオカメラであって、互いに矛
盾するモードでの少なくとも2つの作動の実行が積極的
に阻止されるように構成された電子スチルビデオカメラ
を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は電子現像型記録媒体を
有する電子スチルビデオカメラであって、電子現像型記
録媒体の記録画像から読み取られた画像信号を外部装置
に完璧に転送することが保証され得るように構成された
電子スチルビデオカメラを提供することである。
【0012】本発明の更に別の目的は電子現像型記録媒
体を有する電子スチルビデオカメラであって、電子現像
型記録媒体から記録画像を熱的に消去するための画像消
去機構をコンパクトに配置し得るように構成された電子
スチルビデオカメラを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の局面
によれば、電子現像型記録媒体を有する電子スチルビデ
オカメラであって、電子現像型記録媒体に光学像を形成
し、その光学像を該電子現像型記録媒体に記録して現像
するための撮影手段と、電子現像型記録媒体の記録画像
から画像データを得るべく光学的に感知するための画像
感知手段と、電子現像型記録媒体の記録画像からの画像
データの感知作動の実行中、電子現像型記録媒体への光
学像の形成作動の実行を無効化させるための撮影作動無
効化手段とを具備して成る電子スチルビデオカメラが提
供される。このような電子スチルビデオカメラにおい
て、撮影手段は電子現像型記録媒体への光学像の形成作
動を実行させるための撮影作動始動スイッチを包含し、
この撮影作動始動スイッチは撮影作動無効化手段によっ
て無効化され得る。
【0014】好ましくは、本発明の第1の局面による電
子スチルビデオカメラは、更に、電子現像型記録媒体へ
の光学像の形成作動の実行中、電子現像型記録媒体の記
録画像からの画像データの感知作動の実行を無効化させ
るための感知作動無効化手段を具備する。この場合、画
像感知手段は電子現像型記録媒体の記録画像からの画像
データの感知作動を実行させるための画像感知始動スイ
ッチを包含し、この画像感知始動スイッチは感知作動無
効化手段によって無効化される。
【0015】本発明の第2の局面によれば、電子現像型
記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであって、電
子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像を該電
子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影手段
と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
るべく光学的に感知するための画像感知手段と、電子現
像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の
実行中、電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実
行を無効化させるための撮影作動無効化手段と、電子現
像型記録媒体への光学像の形成作動の実行中、電子現像
型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の実
行を無効化させるための感知作動無効化手段とを具備し
て成る電子スチルビデオカメラが提供される。
【0016】好ましくは、本発明の第2の局面による電
子スチルビデオカメラは、更に、電子現像型記録媒体へ
の光学像の形成作動の実行及び電子現像型記録媒体の記
録画像からの画像データの感知作動の実行のいずれか一
方を選択するための選択手段を具備する。この場合、電
子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作
動の実行が選択手段によって選択されたとき、電子現像
型記録媒体への光学像の形成作動の実行は撮影作動無効
化手段によって無効化され、一方電子現像型記録媒体へ
の光学像の形成作動の実行が選択手段によって選択され
たとき、電子現像型記録媒体の記録画像からの画像デー
タの感知作動の実行は感知作動無効化手段によって無効
化される。また、電子スチルビデオカメラは選択手段に
よって選択された作動を実行するための共通のスイッチ
手段を具備してもよい。
【0017】本発明の第3の局面によれば、電子現像型
記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであって、電
子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像を該電
子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影手段
と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
るべく光学的に感知するための画像感知手段と、電子現
像型記録媒体から記録画像を消去するための画像消去手
段と、電子現像型記録媒体への光学像の形成作動及び電
子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作
動のいずれか一方が実行されている間、電子現像型記録
媒体からの記録画像の消去作動を無効化するための消去
作動無効化手段とを具備して成る電子スチルビデオカメ
ラが提供される。
【0018】好ましくは、本発明の第3の局面による電
子スチルビデオカメラは、更に、電子現像型記録媒体へ
の光学像の形成作動の実行、電子現像型記録媒体の記録
画像からの画像データの感知作動の実行及び電子現像型
記録媒体からの記録画像の消去作動の実行のうちから1
つを選択するための選択手段を具備する。この場合、電
子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及び電子
現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動
の実行のいずれか一方が選択手段によって選択されてい
るとき、電子現像型記録媒体からの記録画像の消去作動
の実行は消去作動無効化手段によって無効化される。電
子スチルビデオカメラは選択手段によって選択された作
動を実行するための共通のスイッチ手段を具備してもよ
い。また、画像消去手段は画像感知手段に組み合わされ
てもよく、このとき画像消去手段は電子現像型記録媒体
からの記録画像の消去作動の実行中だけ電気的に付勢さ
れる。
【0019】本発明の第4の局面によれば、電子現像型
記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであって、電
子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像を該電
子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影手段
と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
るべく光学的に感知するための画像感知手段と、電子現
像型記録媒体から記録画像を消去するための画像消去手
段と、電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データ
の感知作動及び電子現像型記録媒体からの記録画像の消
去作動のいずれか一方が実行されている間、電子現像型
記録媒体への光学像の形成作動の実行を無効化させるた
めの撮影作動無効化手段と、電子現像型記録媒体への光
学像の形成作動及び電子現像型記録媒体からの記録画像
の消去作動のいずれか一方が実行されている間、電子現
像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の
実行を無効化させるための感知作動無効化手段と、電子
現像型記録媒体への光学像の形成作動及び電子現像型記
録媒体の記録画像からの画像データの感知作動のいずれ
か一方が実行されている間、電子現像型記録媒体からの
記録画像の消去作動の実行を無効化するための消去作動
無効化手段とを具備して成る電子スチルビデオカメラが
提供される。
【0020】好ましくは、本発明の第4の局面による電
子スチルビデオカメラは、更に、電子現像型記録媒体へ
の光学像の形成作動の実行、電子現像型記録媒体の記録
画像からの画像データの感知作動の実行及び電子現像型
記録媒体からの記録画像の消去作動の実行のうちから1
つを選択するための選択手段を具備する。この場合、電
子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作
動の実行及び電子現像型記録媒体からの記録画像の消去
作動の実行のいずれか一方が選択手段によって選択され
ているとき、電子現像型記録媒体への光学像の形成作動
の実行は撮影作動無効化手段によって無効化され、電子
現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及び電子現
像型記録媒体からの記録画像の消去作動の実行のいずれ
か一方が選択手段によって選択されているとき、電子現
像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の
実行は感知作動無効化手段によって無効化され、電子現
像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及び電子現像
型記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の実
行のいずれか一方が選択手段によって選択されていると
き、電子現像型記録媒体からの記録画像の消去作動の実
行は消去作動無効化手段によって無効化される。電子ス
チルビデオカメラは、更に、選択手段によって選択され
た作動を実行させるための共通のスイッチ手段を具備し
てもい。また、画像消去手段は画像感知手段に組み合わ
されてもよく、このとき画像消去手段は電子現像型記録
媒体からの記録画像の消去作動の実行中だけ電気的に付
勢される。
【0021】本発明による第5の局面によれば、電子現
像型記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであっ
て、電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
手段と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データ
を得るべく光学的に感知するための画像感知手段と、画
像データを外部装置に転送するための転送手段と、外部
装置への画像データの転送のために該外部装置とカメラ
との間の接続を検出するための検出手段と、外部装置と
カメラとの間の接続が検出手段によって検出されないと
き、電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及
び電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感
知作動の実行の何れか一方もしくは双方を無効化するた
めの無効化手段とを具備して成る電子スチルビデオカメ
ラが提供される。
【0022】本発明の第5の局面によれば、好ましく
は、検出手段は所定の電位を持つ端子と、接地された端
子と、これら両端子間を接続させるようになった可動導
体要素とからなり、この可動導体要素は外部装置とカメ
ラとの間の接続確立時に両端子まで移動させられてそこ
に接触させられる。
【0023】本発明の第6の局面によれば、電子現像型
記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであって、電
子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像を該電
子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影手段
と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
るべく光学的に感知するための画像感知手段と、画像デ
ータを外部装置に転送するための転送手段と、内部電
源、外部電源の入力即ち接続を検出する検出回路、カメ
ラを付勢すべく内部電源及び外部電源のいずれか一方を
オンする切換回路を包含する電源手段と、外部電源の入
力が検出回路によって検出されていないとき、外部装置
への画像データの転送のための電子現像型記録媒体への
光学像の形成作動の実行及び電子現像型記録媒体の記録
画像からの画像データの感知作動の実行のいずれか一方
もしくは双方を無効化するための無効化手段とを具備し
て成る電子スチルビデオカメラが提供される。
【0024】好ましくは、電子スチルビデオカメラは、
更に、電子現像型記録媒体から記録画像を消去するため
の画像消去手段を具備し、このとき外部電源の入力が検
出手段によって検出されていないとき、電子現像型記録
媒体からの記録画像の消去作動の実行は無効化手段によ
って無効化される。
【0025】本発明の第7の局面によれば、電子現像型
記録媒体を有する電子スチルビデオカメラであって、電
子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像を該電
子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影手段
と、電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
るべく光学的に感知するための画像感知手段とを具備
し、この画像感知手段はラインイメージセンサを包含
し、このラインイメージセンサは電子現像型記録媒体の
記録画像を走査することでもって該記録画像からの画像
データの感知を行なうようになっており、更に、電子現
像型記録媒体から記録画像を消去するための画像消去手
段を具備し、この画像消去手段は線状ヒータ要素を包含
し、この線状ヒータ要素は電子現像型記録媒体の記録画
像を走査することでもって該電子現像型記録媒体からの
記録画像の消去を行なうようになっており、更に、ライ
ンイメージセンサ及び線状ヒータ要素でもって電子現像
型記録媒体の記録画像を走査するように該ラインイメー
ジセンサ及び該線状ヒータ要素を支持して移動させる移
動手段を具備し、ラインイメージセンサは電子現像型記
録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の実行中
だけ作動され、線状ヒータ要素は電子現像型記録媒体か
らの記録画像の消去作動の実行中だけ付勢されるように
なった電子スチルビデオカメラが提供される。
【0026】本発明の第7の局面によれば、好ましく
は、移動手段は2つの脚部を持つ可動部材からなり、2
つの脚部はその間に電子現像型記録媒体を介在させるよ
うに延在し、画像感知手段のラインイメージセンサは移
動手段の可動部材の一方の脚部によって支持され、画像
感知手段は更に移動手段の可動部材の他方脚部によって
支持されしかもラインイメージセンサと整列させられた
光源と、可動部材によって支持されしかも電子現像型記
録媒体とラインイメージセンサとの間に配置された光学
系とを包含し、画像消去手段の線状ヒータ要素は光源と
ラインイメージセンサとの間に形成される光路内に入り
込まないように可動部材によって支持される。
【0027】本発明の第7の局面によれば、好ましく
は、光源は互いに整列された多数の発光ダイオードと、
これら発光ダイオードから射出された光束を平行光束に
変換するコリメートレンズとを包含する。
【0028】本発明によれば、画像感知手段は可動部材
と、この可動部材に支持されしかも電子現像型記録媒体
の一方の側に配置された光源と、可動部材に支持されし
かも光源と整列するように電子現像型記録媒体の他方の
側に配置されたラインイメージセンサと、可動部材に支
持されしかも電子現像型記録媒体とラインイメージセン
サとの間に配置された光学系とから構成され得るもので
あり、このとき可動部材は走査方向に所定の一定間隔で
間欠的に移動させられる。この場合、光源は互いに整列
された多数の発光ダイオードと、これら発光ダイオード
から射出された光束を平行光束に変換するコリメートレ
ンズとから成り得る。
【0029】また、本発明によれば、電子現像型記録媒
体は静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから構成され得
る。静電情報記録媒体は光導電層及び無機酸化物層を包
含し、電荷保持媒体は液晶表示素子を包含する。好まし
くは、液晶表示素子がメモリタイプの液晶表示素子から
なる。
【0030】更に、本発明によれば、電子現像型記録媒
体の記録画像から感知された画像データを格納するため
の格納手段を設けてよく、この格納手段はICメモリカ
ード、フロッピィディスク、ハードディスク等の第2の
記録媒体と、この第2の記録媒体に画像データを格納さ
せるべく該第2の記録媒体を装填して駆動するための記
録装置とを包含し得る。
【0031】本発明において、電子現像型記録媒体は光
導電層及び無機酸化物層を包含する静電情報記録媒体
と、好ましくはメモリタイプの液晶表示素子を包含する
電荷保持媒体とから構成される。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の上述の目的及びその他の
目的については、添付図面を参照する以下の記載より一
層明確に理解されるであろう。
【0033】図1は、本発明に従う、電子現像型記録媒
体を有する電子スチルビデオカメラの第1の実施形態の
外観図である。
【0034】カメラ本体11をその正面から観察する
と、撮像レンズ系を持つ撮影光学系12がカメラ本体1
1の前面のほぼ中央部に設けられ、またカメラ本体11
の前面には撮影光学系12の右上方側に電子フラッシュ
13が配置される。電子フラッシュ13の反対側にはレ
リーズスイッチ14が設けられる。カメラ本体11の上
面にはその中央部にファインダ15が設けられ、このフ
ァインダ15の片側にはスキャンスタートスイッチ16
を含む操作スイッチが設けられる。カメラ本体11の側
面にはその下方部に出力端子コネクタ17が設けられ、
これによりカメラで得られた画像信号が外部記録装置に
出力されるようになっている。
【0035】図2には上述したスチルビデオカメラがブ
ロック図が示され、そこにはマイクロコンピュータもし
くはマイクロプロセッサを包含するシステムコントロー
ル回路20が設けられ、これによりスチルビデオカメラ
の全体が制御される。
【0036】撮影光学系12には複数のレンズ群と絞り
12aが含まれる。撮影光学系12の背後には電子現像
型記録媒体30が配置され、撮影光学系12と電子現像
型記録媒体30との間にはクイックリターンミラー21
が配置される。クイックリターンミラー21と電子現像
型記録媒体30との間にはシャッタ22が設けられる。
クイックリターンミラー21の上方にはファインダ光学
系23に含まれるピント板23aが配設される。
【0037】絞り12a、クイックリターンミラー21
およびシャッタ22はそれぞれアイリス駆動回路24、
ミラー駆動回路25およびシャッタ駆動回路26によっ
て駆動される。これら駆動回路24、25および26は
露出制御回路27によって制御され、この露出制御回路
27はシステムコントロール回路20から出力される指
令信号に従って作動させられる。
【0038】露出制御時、測光センサ28からの出力信
号に基づく露出制御回路27の制御下で、絞り12aの
開度がアイリス駆動回路24により調整される。
【0039】クイックリターンミラー21は、通常、ダ
ウン位置(図中で実線で示す傾斜位置)にセットされ、
これにより撮影光学系12を通過した光束がファインダ
光学系23に導かれ、これにより撮影者は被写体像を観
察することができる。撮影作動が行なわれるとき、クイ
ックリターンミラー21はミラー駆動回路25によって
上方に回動され、アップ位置(図中で破線で示す水平位
置)にセットされ、これにより光束はシャッタ22に向
けられる。
【0040】シャッタ22は通常は閉鎖されているが、
撮影作動時、露出制御回路27の制御下で、シャッタ駆
動回路26により所定時間開放され、かくして撮影光学
系12及びシャッタ22を通過した光束が電子現像型記
録媒体30の受光面に導かれて、そこに二次元光学像を
形成する。
【0041】電子現像型記録媒体30には記録媒体駆動
回路41の制御に基づいて電圧が印加される。電圧の印
加中に電子現像型記録媒体30を露光することにより、
撮影光学系12で形成される画像が電子現像型記録媒体
30に可視像として現像される。なお、記録媒体駆動回
路41はシステムコントロール回路20から出力される
指令信号に従って作動される。
【0042】電子現像型記録媒体30の近傍には走査機
構50が設けられ、この走査機構50はLED(発光ダ
イオード)アレイあるいは互いに整列された多数の発光
ダイオードと、そこから射出された光束を平行光束とし
て変換するコリメータレンズとからなる光源42を包含
する。走査機構50は更にそれによって支持されたスキ
ャナ光学系43及びラインセンサ44を包含して、その
走査作動中、電子現像型記録媒体30に沿って移動させ
られる。
【0043】ラインセンサ44は例えば2,000 画素を持
つ一次元CCDセンサとして構成され得るものであり、
光学像を感知して電気画素信号に変換するための光電変
換装置として機能する。ラインセンサ44は電子現像型
記録媒体30に形成される画像に対する水平走査ライン
を完全にカバーして延在するような適当な長さを有する
ものである。光源42はシャッタ22の前面、従ってそ
こに隣接した電子現像型記録媒体30の前面に沿って移
動させられ、光源42の移動中、ラインセンサ44は電
子現像型記録媒体30の背後面に沿って移動させられ
る。
【0044】スキャナ光学系43は光源42とラインセ
ンサ44との間に配置される。走査機構50によって実
行される走査作動中、スキャナ光学系43は電子現像型
記録媒体30とラインセンサ44との間に置かれる。か
くして、電子現像型記録媒体30によって現像された画
像の線状区分が光源42によって照明されて、スキャナ
光学系43でもってラインセンサ44の受光面に結像さ
れる。即ち、スキャナ光学系43は電子現像型記録媒体
30を通過して来る平行光束の光路に配置され、そのス
キャナ光学系43によって像が形成されるようになった
像面内をラインセンサ44が移動するようになってい
る。
【0045】光源42のオン/オフ制御は光源駆動回路
45によって行なわれる。ラインセンサ44からの画素
信号の読出しはラインセンサ駆動回路47によって制御
される。走査機構50の移動はスキャナ駆動回路46に
よって制御される。駆動回路45、46及び47はシス
テムコントロール回路20によって作動される。
【0046】ラインセンサ44によって感知されてそこ
から読み出された画素信号は増幅器61によって増幅さ
れ、次いでアナログ/デジタル(A/D)変換器62に
よってデジタル画素信号に変換される。デジタル画素信
号はシステムコントロール回路20の制御下で画像処理
回路63によってシェーディング補正処理、ガンマ補正
処理等を受け、次いでメモリ64に一時的に格納され
る。メモリ64はシェーディング補正用の補正データを
持つEEPROMを含み得る。なお、メモリ64はライ
ンセンサ44から出力される一ライン分のデジタル画素
信号を格納するような容量を持つものであってもよい
し、あるいは走査機構50の走査作動完了によって得ら
れる一フレーム分のデジタル画素信号を格納するような
容量を持つものであってもよい。
【0047】メモリ64から出力される画素信号は画像
処理回路63を介してインターフェース回路65に適宜
入力され得る。この場合、画素信号は所望の処理例えば
フォーマット変換処理等を受け、次いで出力端子コネク
タ17を介して例えば外部モニタ装置(図示されない)
に出力される。また、画像処理回路63から出力された
画素信号は画像記録装置67内の第2の記録媒体例えば
ICメモリカード、フロッピィディスク、着脱自在のハ
ードディスク等に記録され得る。この場合、画素信号は
所定の処理例えば画像圧縮処理及びフォーマット変換処
理等を記録装置制御回路66で受ける。インターフェー
ス回路65及び記録装置制御回路66はシステムコント
ロール回路20から出力される指令信号によって作動さ
れる。
【0048】レリーズスイッチ14及びスキャンスター
トスイッチ16はシステムコントロール回路20に接続
され、それらスイッチをオンすることにより、上述した
ような撮影作動及び走査作動が実行される。表示装置6
8はLCD(液晶表示)パネルとして構成され得るもの
であり、スチルビデオカメラの種々の設定状態を表示す
べくシステムコントロール回路20に接続される。ま
た、電子フラッシュ駆動回路69は電子フラッシュ13
のフラッシュ作動を制御するためにシステムコントロー
ル回路20に接続される。
【0049】図3には走査機構50の構造及びその周り
に設けられる幾つかの構成要素が示される。
【0050】走査機構50は一対のガイドシャフト5
1、51によって摺動自在に支持された可動部材52を
具備し、この可動部材52は一対のガイドシャフト5
1、51に摺動自在に係合する基部52aと、この基部
52aから突出した第1の脚部52b及び第2の脚部5
2cと、第2の脚部52cに固着された支持部52dと
を包含する。第1の脚部52bはクイックリターンミラ
ー21とシャッタ22との間に延在し、第2の脚部52
cは電子現像型記録媒体30の背後に延在する。支持部
52dは第2の脚部52cの背後に設けられる。光源4
2、スキャナ光学系43及びラインセンサ44はそれぞ
れ第1の脚部52b、第2の脚部52c及び支持部52
dによって支持される。光源42及びラインセンサ44
は撮影光学系12の光軸に対して側方にしかも直角に延
びる。可動部材52はそこに固定されたラック53を有
し、このラック53はピニオン54に係合させられる。
ピニオン54はスキャナ駆動モータ55例えばステッピ
ングモータ、サーボモータ等の出力シャフトに固着され
た歯車56と噛み合わせられる。
【0051】電子現像型記録媒体30に記録された画像
から画素信号を得るための走査作動以外の作動例えば撮
影作動が実行されるとき、可動部材52は撮影光学系1
2と電子現像型記録媒体30との間の光路から除去され
て電子現像型記録媒体30の下方側に位置させられる。
撮影作動が完了して、電子現像型記録媒体30に画像が
現像された後、スキャナ駆動モータ55は可動部材52
を除去位置から上方に移動させるように駆動され、これ
によりラインセンサ44は走査作動を実行し得ることに
なる。詳述すると、走査作動中、ラインセンサ44はそ
の長手方向に対して直角な方向に段階的に間欠移動させ
られる。
【0052】図4には電子現像型記録媒体30の構造が
示され、この電子現像型記録媒体30は特開平5-2280号
公報及び米国特許第5,424,156 号に開示されたものと同
じであり、それらの開示内容の全体についてここに援用
することにする。
【0053】電子現像型記録媒体30は静電情報記録媒
体31及び電荷保持媒体32からなり、その間には図4
に象徴的に図示されるように電源33により電圧が印加
される。電源33は記録媒体駆動回路41に対応するも
のであり、撮影作動中、記録媒体活性化信号(電圧信
号)が記録媒体駆動回路(即ち、電源33)から電子現
像型記録媒体30印加される。
【0054】静電情報記録媒体31は基板34、電極層
35、無機酸化物層36及び光導電層37の積層により
形成され、光導電層37は電荷発生層37a及び電荷輸
送層37bの積層により形成される。電荷保持媒体32
は液晶支持板38と液晶電極層39との間に液晶40を
封入して形成される。光導電層37の電荷輸送層37b
と電荷保持媒体32の液晶支持板38とはその間小さな
ギャップをもって互いにに対面させられる。なお、図4
から明らかなように、電子現像型記録媒体30の全体は
透明となっている。
【0055】電源33がオンにされると、即ち媒体駆動
回路41が付勢されると、電圧信号即ち記録媒体活性化
信号が静電情報記録媒体31と電荷保持媒体31との
間、即ち電極層35と液晶電極層39との間に印加され
る。電圧信号の印加中、撮影光学系12によって光学像
が静電情報記録媒体31に形成されると、静電情報記録
媒体31にはそこに形成された光学像の光強度分布に応
じた電荷分布が発生し、その電荷分布に応じた電界強度
が電荷保持媒体32の液晶40に作用する。かくして、
光学像に由来する画像が液晶40に可視像として再現さ
れる。即ち、光学像が静電情報記録媒体31に形成され
るや否や、その画像が電荷保持媒体32に現像されるこ
とになる。
【0056】本実施形態では、電荷保持媒体32はメモ
リタイプの液晶表示素子として構成されるので、電子現
像型記録媒体30から電界が排除されたとしても、可視
像は保持され得る。メモリタイプの液晶表示素子におい
て、現像画像は適当なヒータ(例えば図16参照)で所
定の温度に加熱することにより消去され得る。この場
合、同一の電子現像型記録媒体30を撮影のために繰り
返して使用することが可能である。
【0057】図5はカメラの全体的な作動を説明するた
めのタイミングチャートを示し、図6はカメラ撮影作動
を説明するためのフローチャートを示す。これら図面を
参照して、撮影作動について以下に説明する。
【0058】ステップ101において、レリーズスイッ
チ14がオンにされたか否かが判断される。もしレリー
ズスイッチ14がオンにされると、撮影作動を実行する
指令信号がオンにされて(図5の参照符号“S1
1”)、システムコントロール回路20に入力される。
次いで、ステップ102では、走査作動無効化(disabli
ng:ディスエーブル) フラグが“1”にセットされ、こ
れによりシステムコントロール回路20から光源駆動回
路45、スキャナ駆動回路46及びラインセンサ44に
出力される走査作動有効化(enabling :イネーブル)/
無効化(disabling:ディスエーブル) 信号がハイレベル
からローレベルに変化させられて(図5の参照符号“S
61”)、スキャンスタートスイッチ16のスイッチン
グ操作が無効化(disabled)されて無視される。
【0059】ステップ103では、測光センサ28の出
力信号即ち測光値がシステムコントロール回路20によ
って検出されて取り込まれ、次いでステップ104に進
み、そこで測光値に基づいて露出演算が開始される(図
5の参照符号“S12”)。また、レリーズスイッチ1
4がオンにされてから所定時間が経過した後、ステップ
105に進み、そこで記録媒体駆動回路41から電子現
像型記録媒体30に出力される記録媒体活性化信号がオ
ンにされる(図5の参照符号“S13”)。即ち、記録
媒体活性化がローレベルからハイレベルに変化させられ
て、静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32との間に
活性化電圧が印加される。次いで、ステップ106で
は、露出演算が完了したか否かが判断される。露出演算
が完了すると(図5の参照符号“S14”)、その演算
結果に基づいて、撮影作動に必要な手続が以下のステッ
プで順次実行される。
【0060】ステップ107では、絞り12aの開口面
積が演算結果に従って調節される。なお、絞り12aは
初期状態では全開口面積とされ、絞り12aの調節につ
いては、通常は、その全開口面積を小さくするように行
なわれる(図5の参照符号“S15”)。また、ステッ
プ107では、クイックリターンミラー21がダウン位
置からアップ位置に変えられる(図5の参照符号“S1
6”)。
【0061】ステップ108では、ミラー21がダウン
位置からアップ位置に変化したか否かが、また絞り12
aの開度調整が完了したか否かが判断される。次いで、
ステップ109に進み、そこでシャッタ22が開放され
(図5の参照符号“S17”)、これにより光学像が電
子現像型記録媒体30に結像されて形成される。
【0062】ステップ110では、露出演算結果によっ
て指定された露出時間が経過したか否かが判断される。
露出時間が経過すると、即ち露光が完了すると、ステッ
プ111に進み、そこでシャッタ22が閉鎖される(図
5の参照符号“S18”)。シャッタ22の閉鎖完了
後、ステップ112に進み、そこでクイックリターンミ
ラー21がアップ位置からダウン位置に戻され(図5の
参照符号“S19”)、しかも絞り12aの開口面積が
全開口面積に戻される(図5の参照符号“S20”)。
次いで、ステップ113では、記録媒体活性化信号の出
力電圧がオフにされる(図5の参照符号“S21”)。
即ち、記録媒体活性化信号はハイレベルからローレベル
に戻される。
【0063】要するに、電子現像型記録媒体30への記
録媒体活性信号の出力は少なくともシャッタ22の開放
期間にわたって維持され、これにより電子現像型記録媒
体30で光学像の記録及び現像が行なわれる。上述した
ように、電子現像型記録媒体30の電荷保持媒体32は
メモリタイプの液晶表示素子として構成され、このため
記録媒体活性化出力の出力が停止されても、現像画像は
そこに保持された儘となる。
【0064】ステップ114では、クイックリターンミ
ラー21が初期位置即ちダウン位置まで移動したか否か
が判断されると共に絞り12aの開口面積が初期の開口
面積即ち全開口面積に戻されたか否かが判断される。次
いで、ステップ115に進み、そこでクイックリターン
ミラー21及び絞り12aの駆動が停止される。続い
て、ステップ116では、走査作動無効化フラグが
“0”にリセットされ、これによりシステムコントロー
ル回路20から光源駆動回路45、スキャナ駆動回路4
6及びラインセンサ駆動回路47に出力される走査作動
有効化/無効化信号がローレベルからハイレベルに変え
られて(図5の参照符号“S62”)、スキャンスター
トスイッチ16のスイッチング操作が有効化(enabled)
され、かくして図6のフローチャートに示されたルーチ
ンは終了する。
【0065】上述した撮影作動において、記録媒体活性
化信号は必要に応じて露出開始の直前即ちシャッタ22
の開放直前に出力されてもよい。この場合、図6のフロ
ーチャートにおいて、ステップ105がステップ108
とステップ109との間に位置させられることになる。
【0066】以上の撮影作動の説明から明らかなよう
に、レリーズスイッチ14がオンにされるや否や、スキ
ャンスタートスイッチ16が無効化(disabled)される。
従って、撮影作動中にスキャンスタートスイッチ16が
誤ってオンにされたとしても、操作作動を実行する操作
機構50が始動されることはない。
【0067】図7及び図8には電子現像型記録媒体30
に保持された現像画像を光学的に感知して読み取る走査
作動を説明するためのフローチャートが示される。図5
と図7及び図8とを参照して、走査作動について以下に
説明する。
【0068】ステップ201では、スキャンスタートス
イッチ16がオンにされたか否かが判断される。もしス
キャンスタートスイッチ16がオンにされると、走査作
動を実行するための指令信号がオンにされて(図5の参
照符号“S31”)、システムコントロール回路に出力
される。次いで、ステップ202では、撮影作動無効化
(disabling) フラグが“1”にセットされ、これにより
システムコントロール回路20から露出制御回路27に
出力される撮影作動有効化/無効化信号がハイレベルか
らローレベルに変えられて(図5の参照符号“S6
3”)、レリーズスイッチ14のスイッチング操作が無
効化(disabled)されて無視される。
【0069】ステップ203では、シャッタ22が開放
され(図5の参照符号“S32”)、次いでステップ2
04に進み、そこで光源42がオンにされる(図5の参
照符号“S33”)。次に、ステップ205では、シス
テムコントロール回路20からスキャナ駆動回路46に
出力されるスキャナ駆動信号が零レベルから正レベルに
変わり(図5の参照符号“S34”)、これによりスキ
ャナ駆動モータ55はスキャナ駆動回路46からそこに
出力される駆動パルスのために正転方向に駆動されて、
走査機構50の可動部材52は除去位置から画像読取り
開始位置に向かって上方に移動し始める(図5の参照符
号“S35”)。続いて、ステップ206では、ライン
センサ駆動回路47に含まれるラインセンサ駆動電源が
オンにされる(図5の参照符号“S36”)。
【0070】ステップ207では、可動部材52によっ
て支持されたラインセンサ44が画像読取り開始位置ま
で移動されたか否かが判断される。ラインセンサ44が
画像読取り開始位置に到達すると、ステップ208に進
み、そこでシステムコントロール回路20からスキャナ
駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が正レベル
から零レベルに戻され(図5の参照符号“S37”)、
これによりスキャナ駆動回路46からスキャナ駆動モー
タ55への駆動パルスの出力が中断されて、スキャナ駆
動モータ55が停止され(図5の参照符号“S3
8”)、かくしてラインセンサ44は画像読取り開始位
置に保持される。なお、画像読取り位置でのラインセン
サ44の停止については、例えばスキャナ駆動回路46
からスキャナ駆動モータに出力される駆動パルスをカウ
ントすることによって制御することができる。
【0071】ステップ209では、ラインセンサ44の
露光が光源42の照明によって開始されて、ラインセン
サ44での電荷蓄積が行なわれる(図5の参照符号“S
39”)。次いで、ステップ210では、所定時間が経
過したか否か、即ちラインセンサ44での電荷蓄積が完
了したか否かが判断される。ラインセンサ44での電荷
蓄積が完了すると、ステップ211に進み、そこでライ
ンセンサ44からの画素信号読出し走査(第1の水平走
査ライン)がラインセンサ駆動回路によって開始される
(図5の参照符号“S40”)。
【0072】ステップ212では、システムコントロー
ル回路20からスキャナ駆動回路46に出力されるスキ
ャナ駆動信号が零レベルから正レベルに変えられ(図5
の参照符号“S41”)、これによりスキャナ駆動モー
タ55はスキャナ駆動回路46からそこに出力される駆
動パルスのために正転方向に駆動させられて、ラインセ
ンサは上方に移動させられる(図5の参照符号“S4
2”)。
【0073】ラインセンサ44の移動中、ステップ21
3では、ラインセンサ44からの画素信号の読出し走査
が完了したか否かが判断される。画素信号の読出し走査
が完了したことが確認されると、ステップ214に進
み、そこでラインセンサ44からの画素信号の読出し走
査が完了したか否がが判断される。読出し走査が完了す
ると、ステップ214に進み、そこでラインセンサ44
からの画素信号の読出し走査が停止される(図5の参照
符号“S43”)。なお、読出し走査の完了について
は、例えばラインセンサ44を駆動するためにラインセ
ンサ駆動回路47から出力される読出しクロックパルス
をカウントすることによって知ることができる。
【0074】ステップ213において、もし読出し走査
の完了が確認されていないとき、ステップ214を飛び
越えてステップ215に進み、そこでラインセンサ44
が次の画像読取り位置(引き続く次の水平走査ラインに
含まれる画素信号が読み取られる位置に対応)まで移動
されたか否かが判断される。もしラインセンサ44が次
の画像読取り位置に到達していない場合には、ステップ
213に戻され、ラインセンサ44が次の画像読取り位
置に到達するまで、ステップ213、214及び215
からなるルーチンが繰り返される。
【0075】ステップ213において、もし読出し走査
の完了が確認されると、ステップ214に進み、そこで
ラインセンサ44からの画素信号の読出し走査が停止さ
れる。次いで、ステップ215に進む。
【0076】ステップ215において、もしラインセン
サ44が次の画像読取り位置に到達したことが確認され
ると、ステップ215からステップ216に進み、そこ
でシステムコントロール回路20からスキャナ駆動回路
46に出力されるスキャナ駆動信号が正レベルから零レ
ベルに戻され(図5の参照符号“S44”)、これによ
りスキャナ駆動回路46からスキャナ駆動モータ55へ
の駆動パルスの出力が中断されて、スキャナ駆動モータ
55が停止され(図5の参照符号“S45”)、かくし
てラインセンサ44は次の画像読取り位置に保持され
る。先に述べた場合と同様に、画像読取り位置でのライ
ンセンサ44の停止については、スキャナ駆動回路46
からスキャナ駆動モータに出力される駆動パルスをカウ
ントすることによって制御することができる。
【0077】次いで、ステップ217では、ラインセン
サ44からの一ライン分の画素信号の読出し走査が完了
したか否かが再び判断される。というのは、ステップ2
14を通ることなくステップ215からステップ215
からステップ216に進み得るからである。即ち。ライ
ンセンサ44が次の画像読取り位置に到達した後であっ
ても、ラインセンサ44からの画素信号の読出し走査が
未だ完了していないという場合があり得るからである。
ステップ217で読出し走査の完了が確認されると、ス
テップ218に進み、そこで読出し走査の作動が停止さ
れる。
【0078】ステップ219では、現像画像の全体が完
全に読み取られたか否かが、即ちラインセンサ44の間
欠移動の間隔によって規定される全ての水平走査線に対
して読出し走査が完了したか否かが判断される。このよ
うな判断については、例えばスキャナ駆動回路46から
出力される駆動パルスをカウントすることによって可能
である。現像画像の全体が完全に読み取られていないと
き、ステップ209に戻される。即ち、全ての水平走査
ラインについて読出し走査が完了されるまで、ステップ
209ないし219からなるルーチンが繰り返される。
なお、第1の実施形態では、全ての水平走査ラインの数
は2,000 本であり得る。
【0079】ステップ219において、現像画像の全体
が完全に読み取られなかったたとき(図5の参照符号
“S50”)、ステップ220に進み、そこでラインセ
ンサ駆動回路47に含まれるラインセンサ電源がオフに
される(図5の参照符号“S51”)。次いで、ステッ
プ221では、光源42がオフにされ(図5の参照符号
“S52”)、またステップ222では、シャッタ22
が閉鎖される(図5の参照符号“S53”)。次に、ス
テップ223では、システムコントロール回路20から
スキャナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が
零レベルから負レベルに変えられ(図5の参照符号“S
54”)、これによりスキャナ駆動モータ55はスキャ
ナ駆動回路46からそこに出力される駆動パルスのため
に逆転方向に駆動され、かくして走査機構50の可動部
材52(ラインセンサ44)は除去位置即ち初期位置に
向かって移動し始める(図5の参照符号“S55”)。
【0080】ステップ224では、ラインセンサ44が
電子現像型記録媒体30から離れた初期位置まで移動し
たか否かが判断される。ラインセンサ44が初期位置に
到達したとき、ステップ225に進み、そこでシステム
コントロール回路20からスキャナ駆動回路46に出力
されるスキャナ駆動信号が負レベルから零レベルに戻さ
れ(図5の参照符号“S56”)、これによりスキャナ
駆動回路46からスキャナ駆動モータ55への駆動パル
スの出力が停止されて(図5の参照符号“S57”)、
ラインセンサ44は初期位置即ち除去位置に保持され
る。初期位置でのラインセンサ44の停止については、
可動部材52の一部を例えばホトインタラプタ形式の検
出器(図示されない)でもって検出することにより知る
ことができる。
【0081】ステップ226では、撮影作動無効化フラ
グが“0”にリセットされ、これによりシステムコント
ロール回路20から露出制御回路27に出力される撮影
作動有効化/無効化信号がローレベルからハイレベルに
変えられて(図5の参照符号“S64”)、レリーズス
イッチ14のスイッチング操作が有効化(enabled) され
る。かくして、図7及び図8に示すルーチンは終了す
る。
【0082】以上で述べた走査作動の説明から明らかな
ように、スキャンスタートスイッチ16がオンにされる
や否や、レリーズスイッチ14は無効化される。従っ
て、走査作動中にレリーズスイッチ14が誤ってオンに
されたとしても、撮影作動が行なわれることはない。
【0083】図9には本発明によるスチルビデオカメラ
の第2の実施形態が示される。同図において、図1と同
じ参照符号は同じ構成要素を示している。なお、第2の
実施形態でも、図4に示した同じ電子現像型記録媒体3
0が用いられ得る。
【0084】第2の実施形態においては、スキャンスタ
ートスイッチ16(図1)がカメラ本体11から排除さ
れ、作動モード選択スイッチ18がスキャンスタートス
イッチ16と同じ箇所に設けられる。作動モード選択ス
イッチ18はロータリ式のスイッチとして構成され、そ
れを手動で回転させることにより、7つの作動モードの
うちの1つが選択される。また、作動モード選択スイッ
チ18に隣接して走査モード選択スイッチ19が設けら
れ、この走査モード選択スイッチ19もロータリ式のス
イッチとして構成される。走査モード選択スイッチ19
を手動で回転させることにより、5つの走査モードのう
ちの1つが選択される。なお、これらモード選択スイッ
チ18及び19については、図11、図12及び図13
を参照して後で詳しく説明する。
【0085】図9に示すように、第2の実施形態では、
パーソナルコンピュータのような外部記録装置に画像信
号を出力するための出力端子コネクタが参照符号17a
で示され、この出力端子コネクタ17aはカメラ本体1
1の側壁に形成された開口部11a内に設けられる。ま
た、開口部11a内には出力端子コネクタ17aに隣接
して別の出力端子コネクタ17bも設けられ、この出力
端子コネクタ17bはビデオ信号を外部モニタ装置に直
接出力するために用いられる。開口部11aは通常はカ
メラ本体11内に設けられた摺動自在のカバープレート
73によって閉じられ、これにより出力端子コネクタ1
7a及び17bは摺動自在のカバープレート73によっ
て保護され得るようになっている。摺動自在のカバープ
レート73は閉鎖位置と開放位置との間で手動操作でも
って移動させられ、図9では開放位置で図示されてい
る。摺動自在のカバープレート73は適当なクリック機
構(図示されない)によって閉鎖位置及び開放位置のい
ずれでも保持され得るようになっている。
【0086】図10には図9に示したスチルビデオカメ
ラのブロック図が示される。同図において、図2の同一
の参照符号は同じ構成要素を示す。
【0087】第2の実施形態では、出力端子コネクタ1
7aはパーソナルコンピュータ81から延びるケーブル
の端部に結合されたインターフェースコネクタ81aに
接続され得るようになっており、上述したような処理を
受けた画素信号がインターフェース回路65からコネク
タ17a及び81a及びそこから延びるケーブルを介し
てコンピュータ81に出力される。コンピュータ81で
は、画像信号が種々の態様で処理されて、そこに組み合
わされたモニタ(図示されない)で再生され得る。
【0088】出力端子コネクタ17bはTVモニタ例え
ば液晶タイプのTVモニタ82から延びるケーブルの端
部に結合されたインターフェースコネクタ82aに接続
され得るようになっている。また、出力端子コネクタ1
7bはビデオ信号出力回路74に接続され、このビデオ
信号出力回路74は記録装置制御回路66に接続され
る。即ち、ビデオ信号出力回路74は記録装置制御回路
66で処理された画素信号を受信し、その受信画素信号
を処理してビデオ信号を生じさせ、そのビデオ信号に基
づいてTVモニタ82で画像再現が行なわれ得る。
【0089】図10に示すように、第2の実施形態で
は、電子現像型記録媒体30に記録された画像をそこか
ら熱的に消去するために熱消去装置75が設けられ、こ
の熱消去装置75は走査機構50に組み込まれる。熱消
去装置75は消去制御回路76によって制御され、消去
制御回路76はシステムコントロール回路20から出力
される指令信号に従って作動させられる。なお、熱消去
装置75については、図14、図15及び即ち16を参
照して後で詳しく説明する。
【0090】また、第2の実施形態では、出力端子コネ
クタ17a及び17bのいずれか一方もしくは双方に対
するケーブルコネクタ81a及び82aのいずれか一方
もしくは双方の接続を検出するためにコネクタ接続検出
回路72が設けられる。なお、コネクタ接続検出回路7
2については、図17ないし図21を参照して後で詳し
く説明する。
【0091】更に、第2の実施形態には主電源回路77
が設けられ、この主電源回路77はカメラ本体11内に
設けられる内部電源バッテリ(図10には図示されな
い)の出力電圧レベルと、外部電源(図示されない)例
えばAC電源アダプタ、着脱自在の付加的な電源バッテ
リパック等の入力即ち接続とを検出するようになってい
る。なお、主電源回路77については、図20を参照し
て後で詳しく説明する。
【0092】作動モード選択スイッチ18は図10に示
すようにシステムコントロール回路20に種々の指令を
入力するためにそこに接続され、レリーズスイッチ14
を単に押下してオンにされることによりカメラに種々の
作動を実行させるようになっている。図11に示すよう
に、作動モード選択スイッチ18の周りには7つの指示
マークがカメラ本体11の表面に形成され、これら指示
マークはそこに付された有意な文字AP、MP、AV、
MV、IR、EO及びIEによって互いに区別されるよ
うになっている。有意な文字AP、MP、AV、MV、
IR、EO及びIEはそれぞれオート撮影/記録モード
(AP)、マニュアル撮影モード(MP)、オートビデ
オモニタモード(AV)、マニュアルビデオモニタモー
ド(MV)、画像記録モード(IR)、外部出力モード
(EO)及び画像消去モード(IE)を意味している。
作動モード選択スイッチ18はそこから突出した指示突
起18aを有し、その指示突起18aを該当指示マーク
と一致させることにより、7つの作動モードのうちの1
つが選択される。作動モード選択スイッチ18によって
作動モードのうちの1つが選択されているときはいつで
も、レリーズスイッチ14を押下してオンした際にカメ
ラはその選択された作動モードで作動を実行するように
なっている。即ち、ロータリ式の作動モード選択スイッ
チ18によって作動モードの1つだけが選択され、カメ
ラはレリーズスイッチ14をオンすることによりその選
択された作動モードでの作動だけを実行するようになっ
ている。
【0093】また、走査モード選択スイッチ19もシス
テムコントロール回路20に種々の指令を入力するため
にそこに接続され、これにより走査作動が種々のモード
で実行されるようになっている。図12に示すように、
走査モード選択スイッチ19の周りには5つの指示マー
クがカメラ本体11の表面に形成され、これら指示マー
クはそこに付された数字〔1〕、〔2〕、〔3〕、
〔4〕及び〔5〕によって互いに区別されるようになっ
ている。走査モード選択スイッチ19はそこから突出し
た指示突起19aを有し、その指示突起19aを該当指
示マークと一致させることにより、5つの走査モードの
うちの1つが選択される。走査モード選択スイッチ19
によって走査モードの1つが選択されたとき、走査作動
はその選択された走査モードで行なわれる。そのように
選択された走査モードでは、所定本数の水平走査ライン
が規定され、その水平走査ラインの各々には所定数の画
素信号が含まれることになる。
【0094】図13には数字〔1〕、〔2〕、〔3〕、
〔4〕及び〔5〕によって指示されたそれぞれの走査モ
ードと、各走査モードでの水平走査ラインの本数と、各
走査モードで得られる水平走査ラインの各々に含まれる
画素数との関係がテーブルで示される。なお、かかるテ
ーブルにおいて、“X”は一水平走査ラインに含まれる
画素数を示し、また“Y”は水平走査ラインの本数(即
ち、電子現像型記録媒体30をラインセンサ44でもっ
て走査するために必要とされる該ラインセンサ44の全
走査ステップ数)を示す。このテーブルから明らかなよ
うに、例えば、走査モード選択スイッチ19の指示突起
19aを指示マーク〔5〕に一致させたとき(即ち、走
査モード〔5〕が選択されたとき)、3,072 本の水平走
査ラインが得られるような態様で走査作動がラインセン
サ44によって行なわれる。この場合、4,096 画素を持
つラインセンサ44から全ての画素信号(4,096) がサン
プリングされる。また、走査モード〔4〕が選択された
とき、2,048 本の水平走査ラインが得られ、ラインセン
サ44からは間引き処理により3,072 個の画素信号が得
られる。同様に、走査モード〔3〕が選択されたとき、
水平走査ラインの本数は1024本であり、ラインセンサ4
4からは間引き処理により1,536 個の画素信号が得ら
れ;走査モード〔2〕が選択されたとき、水平走査ライ
ンの本数は512本であり、ラインセンサ44からは間引
き処理により762 個の画素信号が得られ;走査モード
〔1〕が選択されたとき、水平走査ラインの本数は480
本であり、ラインセンサ44からは間引き処理により64
0 個の画素信号が得られる。
【0095】従って、電子現像型記録媒体30からその
現像画像をラインセンサ44でもって最高の解像度で読
み取るためには、走査モード〔5〕が選択されなければ
ならない。しかしながら、走査モード〔5〕において
は、電子現像型記録媒体30からの現像画像の読取りは
非常に遅くなる。一方、走査モード〔1〕においては、
電子現像型記録媒体30から現像画像の読取りは非常に
早いが、しかしその読取り画像の解像度は最低のものと
なる。かくして、読取り画像の解像と読取り速度とを折
衷して、走査モード〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕及
び〔5〕のいずれかがユーザによって適宜選択される。
なお、走査モード〔1〕はTVモニタ82で映像の再現
に適したものであり、TVモニタ82で映像再現を行な
う場合には、その走査モードが必然的に選択される。
【0096】図14及び図15には第2の実施形態で用
いられる走査機構50の構造及びその周りに設けられる
構成要素が図示される。第2の実施形態で用いられる走
査機構50は熱消去装置75がそこに組み込まれる点を
除けば図3に図示したものと同じである。なお、図14
及び図15では、図3と同じ参照符号は同じ構成要素を
示している。
【0097】熱消去装置75(図10)はその主構成要
素として電気ヒータ要素75aを包含し、この電気ヒー
タ要素75aは可動部材52によって支持される。詳述
すると、図14に示すように、可動部材52の第2の脚
部52cはその自由端から突出した突出部52eを有
し、電気ヒータ要素75aは可動部材52の基部52a
と突出部52eとの間に延在してそれらによって支持さ
れる。図15に最もよく図示するように、電気ヒータ要
素75aは光源42とラインセンサ44とで規定される
光路内に浸入しないように配置され、このためラインセ
ンサ44による走査読取りが電気ヒータ要素75aによ
って邪魔されることはない。
【0098】図16には熱消去装置75の電気回路が示
される。同図に示すように、電気ヒータ要素75aの一
端は“V”で象徴的に示された電源に接続される。電気
ヒータ要素75aの他端はトランジスタスイッチ“T”
及び抵抗“R”を介して接地される。消去制御回路76
からトランジスタスイッチ“T”に出力されるオン/オ
フ信号がローレベルからハイレベルに変わると、トラン
ジスタスイッチ“T”がオンにされ、これにより電源か
ら接地箇所に電流が流れて、電気ヒータ要素75aが電
気的に加熱され、これにより電気ヒータ要素75aから
は熱放射が発することになる。消去作動において、可動
部材50は記録画像を保持する電子現像型記録媒体30
の表面に沿って移動させられ、これにより電子現像型記
録媒体30は電気ヒータ要素75aからの熱放射を受け
て、該電子現像型記録媒体30か画像が熱的に消去され
得ることになる。
【0099】図17及び図18にはコネクタ接続検出回
路72の一実施形態が概略的に図示され、これはコネク
タ17a及び17bのいずれか一方もしくは双方へのケ
ーブルコネクタ81a及び82aのいずれか一方もしく
は双方の接続を間接的に検出するように構成される。図
示するように、コネクタ接続検出回路72は摺動自在の
カバープレート73と組み合わされ、かつ適当な電位を
持つ端子72aと、接地された端子72bと、これら両
端子72a及び72b間に電気的接続を確立するように
なった可動コンタクト要素72cとを包含する。通常、
可動コンタクト要素72cは端子72a及び72bから
引き離されるように弾性的に偏倚させられ、このため双
方の端子72a及び72b間には電気的接続は得られな
い。摺動自在のカバープレート73はその一端に一体的
に形成されたノブ要素73aを有し、このノブ要素73
aはカメラ本体11の開口部11aを通して食み出され
る。また、摺動自在のカバープレート73はその他端か
ら突出した押圧要素73bを有し、この押圧要素73b
は可動コンタクト要素72cと整列させられる。
【0100】摺動自在のカバープレート73がそのノブ
要素73aを例えばユーザの親指で押し引くことにより
閉鎖位置(図17)から開放位置(図18)まで移動さ
せられると、押圧要素73bは可動コンタクト要素72
cに当接させられて、その可動コンタクト要素72cを
端子72a及び72bに向かって移動させ、このため可
動コンタクト要素72cは端子72a及び72bと接触
することになる。かくして、端子72a及び72b間に
は電気的な接続が確立されて、端子72aの電位は接地
レベルまで降下する。このような接地レベルへの電位の
降下がシステムコントロール回路20によって検出され
る。要するに、インターフェースコネクタ81a及び8
2aのいずれか一方もしくは双方を出力端子コネクタ1
7a及び17bのいずれか一方もしくは双方に接続する
ためには、摺動自在のカバープレート73を閉鎖位置か
ら開放位置まで移動させなければならず、かくしてイン
ターフェースコネクタ81a及び82aのいずれか一方
もしくは双方と出力端子コネクタ17a及び17bのい
ずれか一方もしくは双方との間の電気的接続が所定電位
(端子72a)の接地レベルへの降下により間接的に検
出され得ることになる。
【0101】図19及び図20にはコネクタ接続検出回
路72’の別の実施形態が概略的に図示され、これはイ
ンターフェースコネクタ(81a、82b)と出力端子
コネクタ17a、17bとの間の接続を直接的に検出す
るように構成される。本実施形態では、コネクタ検出回
路72’は出力端子コネクタ17a及び17bの各々に
組み込まれ、かつ所定の電位を持つ端子72a’と、接
地された端子72b’と、両端子72a’及び72b’
間に電気的接続を確立するようになった可動コンタクト
要素72c’と、この可動コンタクト要素72c’を両
端子72a’及び72b’に向かって押圧するようにな
った枢着アーム要素72d’とを包含する。上述した場
合と同様に、通常は、可動コンタクト要素72c’は両
端子72a’及び72b’から引き離されるように弾性
的に偏倚され、このため双方の端子72a’及び72
b’間には電気的接続は得られない。また、枢着アーム
要素72d’も通常は可動コンタクト要素72c’から
引き離されるように弾性的に偏倚される。
【0102】インターフェースコネクタ(81a、82
a)が図20に示すように出力端子コネクタ(17a、
17b)に接続されると、枢着アーム要素72d’が可
動コンタクト要素72c’に押し付けられ、その結果、
可動コンタクト要素72c’は端子72a’及び72
b’に向かって移動させられてそこに接続させられるこ
とになる。かくして、双方の端子72a’及び72b’
には電気的な接続が確立されて、端子72a’の電位は
接地レベルまで降下する。このような接地レベルへの電
位の降下がシステムコントロール回路20によって検出
される。即ち、図19及び図20に示すようなコネクタ
接続検出回路72’によれば、インターフェースコネク
タ(81a、82a)と出力端子コネクタ(17a、1
7b)との間の接続が所定電位(端子72a’)の接地
レベルへの降下により直接的に検出され得ることにな
る。
【0103】図21にはコネクタ接続検出回路72の更
に別の実施形態が示され、これはインターフェースコネ
クタ(81a、82a)と出力端子コネクタ17a、1
7bとの間の接続が直接的に検出されるように構成され
る。この実施形態では、コネクタ接続検出回路72は出
力端子コネクタ(17a、17b)の接地コンタクト1
7cに結合された端子を含み、しかもそこに与えられた
適当な電位を持つ。インターフェースコネクタ(81
a、82a)が出力端子コネクタ(17a、17b)に
接続されると、出力端子コネクタ(17a、17b)の
コンタクト17cはインターフェースコネクタ(81
a、82a)から延びるケーブル84に含まれる接地ラ
イン83を介して接地され、このためコネクタ接続検出
回路72の電位が接地レベルまで降下する。このような
接地レベルへの電位の降下がシステムコントロール回路
20によって検出される。即ち、インターフェースコネ
クタ(81a、82a)と出力端子コネクタ(17a、
17b)との間の接続が所定電位(回路72)の接地レ
ベルへの降下により直接的に検出され得ることになる。
【0104】図22には主電源回路77のブロック図が
示され、この主電源回路77は交換可能な内部電源バッ
テリ85と、この内部電源バッテリ85の出力電圧を検
出するバッテリ電圧検出回路86とを包含する。内部電
源バッテリ85の出力電圧検出は例えば1秒毎に行なわ
れ、その検出された出力電圧データはシステムコントロ
ール回路20によって取り込まれ、そこで検出データが
所定のレベル以下であるか否かが判断される。もし検出
データが所定のレベル以下であるならば、内部電源バッ
テリを新たなものと交換すべきであるという警告文が表
示装置68に表示される。
【0105】また、主電源回路77はAC電源アダプ
タ、着脱自在の付加的な電源バッテリパック等の外部電
源(図示されない)の入力即ち接続を検出するための外
部電源入力検出回路87を包含する。外部電源の入力即
ち接続が検出されたとき、外部電源入力検出回路87か
らシステムコントロール回路20に出力される検出信号
がローレベルからハイレベルに変わり、これにより外部
電源の入力即ち接続がシステムコントロール回路20に
よって確認される。
【0106】更に、主電源回路77はシステムコントロ
ール回路20によって制御されるようになったスイッチ
ング回路88を包含する。通常、内部電源バッテリ85
がスイッチング回路88によってオンにされている。し
かしながら、外部電源の入力即ち接続が外部電源入力検
出回路87によって検出されたときはいつでも、内部電
源バッテリ85はオフにされ、外部電源がスイッチング
回路88によってオンにされる。
【0107】カメラのメインスイッチ(図示されない)
がオンにされたとき、先ず、主電源回路77が内部電源
パッテリあるいは外部電源から電力をカメラに供給すべ
く付勢される。即ち、もし外部電源入力検出回路87に
よって外部電源の入力即ち接続が検出されないならば、
内部電源バッテリ85がスイッチング回路88によって
オンにされる。もし外部電源入力検出回路87によって
外部電源の入力即ち接続が検出されれば、外部電源の使
用がスイッチング回路88によってオンにされる。一
方、カメラのメインスイッチがオンにされたとき、レリ
ーズスイッチ無効化(disabling:ディスエーブル) フラ
グは初期状態で“0”とされ、このためレリーズスイッ
チ14は有効化(enabled:イネーブル) される。
【0108】以上のような状況下で、もし作動モード選
択スイッチ18によってオート撮影/記録モード(A
P)が選択されると、APフラグは“1”にセットされ
る。この場合、レリーズスイッチ14をオンすることに
より、カメラはオート撮影/記録モード(AP)で作動
する。即ち、オート撮影/記録モード(AP)では、上
述したように、電子現像型記録媒体30に光学像を記録
して現像するために撮影作動が実行され、次いで電子現
像型記録媒体30から現像画像をラインセンサ44でも
って読み取るために走査作動が実行され、このとき読取
り画素信号は画像記録装置67内の第2の記録媒体例え
ばICメモリカード、フロッピィディスク、着脱自在の
ハードディスク等に格納される。なお、このモードで
は、撮影作動は行なわれない。
【0109】もしマニュアル撮影モード(MP)が作動
モード選択スイッチ18によって選択されたとき、MP
フラグが“1”にセットされる。この場合、レリーズス
イッチ14をオンすることにより、カメラはマニュアル
撮影モード(MP)で作動する。即ち、マニュアル撮影
モード(MP)では、撮影作動だけが実行される。
【0110】もし画像記録モード(IR)が作動モード
選択スイッチ18によって選択されたとき、IRフラグ
が“1”にセットされる。この場合、レリーズスイッチ
14をオンすることにより、カメラは画像記録モード
(IR)で作動する。即ち、画像記録モード(IR)で
は、走査作動が実行され、このとき電子現像型記録媒体
30から読み取られた画素信号は画像記録装置67に装
填されたICメモリカード、フロッピィディスク、着脱
自在のハードディスク等の第2の記録媒体に格納され
る。
【0111】もし外部出力モード(EO)が作動モード
選択スイッチ18によって選択されたとき、EOフラグ
が“1”にセットされる。この場合、レリーズスイッチ
14をオンすることにより、カメラは外部出力モード
(EO)で作動する。即ち、外部出力モード(EO)で
は、走査作動だけが実行され、このとき電子現像型記録
媒体30から読み取られた画素信号はパーソナルコンピ
ュータ81に転送される。
【0112】オートビデオモニタモード(AV)が作動
モード選択スイッチ18によって選択されたとき、AV
フラグが“1”にセットされる。この場合、レリーズス
イッチ14をオンすることにより、カメラはオートビデ
オモニタモード(AV)で作動する。即ち、オートビデ
オモニタモード(AV)では、撮影作動が実行され、次
いで走査作動が実行され、このとき読取り画素信号はビ
デオ信号出力回路74で処理されてそからTVモニタ8
2に転送される。
【0113】もしマニュアルビデオモニタモード(M
V)が作動モード選択スイッチ18によって選択された
とき、MVフラグが“1”にセットされる。この場合、
レリーズスイッチ14をオンすることにより、カメラは
マニュアルビデオモニタモード(MV)で作動する。即
ち、マニュアルビデオモニタモード(MV)では、走査
作動だけが実行され、このとき読取り画素信号はビデオ
信号出力回路74で処理されてそからTVモニタ82に
転送される。
【0114】もし画像消去モード(IE)が作動モード
選択スイッチ18によって選択されたとき、IEフラグ
が“1”にセットされる。この場合、レリーズスイッチ
14をオンすることにより、カメラは画像消去モード
(IE)で作動する。即ち、画像消去モード(IE)で
は、電気ヒータ要素75aを担持した可動部材52を移
動させることによって電子現像型記録媒体30から記録
現像画像を熱的に消去するために画像消去作動が実行さ
れる。
【0115】画像消去作動が完了したときはいつでも、
画像消去完了(IEC)フラグが“1”にセットされ、
一方撮影作動が完了したときいつでも、IECフラグは
“0”にリセットされる。即ち、IECフラグにアクセ
スすることにより、電子現像型記録媒体30には記録現
像画像があるか否かを判断することが可能である。IE
Cフラグはシステムコントロール回路20内に設けられ
る不揮発性メモリ内に定義され、このためIECフラグ
のセッティング状態はたとえカメラのメインスイッチが
オフにされたとしても維持される。
【0116】また、走査モード〔1〕、〔2〕、
〔3〕、〔4〕及び〔5〕のうちの1つが走査モード選
択スイッチ19によって選択されたとき、その該当フラ
グが“1”にセットされ、これによりその選択走査モー
ドでの走査作動の実行に必要な作動パラメータデータ
(例えば、可動部材52の間欠運動の間隔を調整するた
めのデータ)がシステムコントロール回路20内の読出
し専用メモリ(ROM)から読み出される。
【0117】図23にはオート撮影/記録モード(A
P)でのカメラの作動を説明するためのタイミングチャ
ートが示され、また図24にはオートビデオモニタモー
ド(AV)での作動を説明するためのタイミングチャー
トが示される。図25ないし図30には本発明によるカ
メラの第2の実施形態の全体作動を説明するためのフロ
ーチャートが示される。
【0118】例えば、作動モード選択スイッチ18によ
ってオート撮影/記録モードを選択した後にレリーズス
イッチ14がオンにされると(APフラグ=1)、作動
実行指令信号がオンにされて(図23の符号“S1
1”)、システムコントロール回路20に入力される。
ステップ301では、レリーズスイッチ無効化フラグが
“1”にセットされて、レリーズスイッチ14は無効化
(disabled)される。
【0119】ステップ302では、カメラが電子現像型
記録媒体30に光学像を記録して現像するための撮影作
動中であるか否かが判断される。このような判断は例え
ばクイックリターンミラー21が初期位置即ちダウン位
置にあるか否かを検出することによって行なうことがで
きる。もしカメラが撮影作動中であると、ステップ30
1に戻る。もしカメラが撮影作動中でなければ、ステッ
プ302からステップ303に進む。
【0120】ステップ303では、カメラが電子現像型
記録媒体30から現像画像を電子的に読み取るための走
査作動中であるか否かが判断される。このような判断は
例えば可動部材52が初期位置即ち除去位置にあるか否
かを検出することによって行なうことができる。もしカ
メラが走査作動中であると、ステップ301に戻され
る。もしカメラ走査作動中でなければ、ステップ303
からステップ304に進む。
【0121】ステップ304では、カメラが電子現像型
記録媒体30から現像画像を熱的に消去するための消去
作動中であるか否かが判断される。このような判断は例
えば可動部材52が初期位置即ち除去位置にあるか否か
を検出することによって行なうことが可能である。もし
カメラが消去作動中であると、ステップ301に戻され
る。もしカメラ消去作動中でなければ、ステップ304
からステップ305に進む。
【0122】ステップ305では、APフラグ、MVフ
ラグ及びAVフラグのいずれかが“1”にセットさてい
るか否か、即ち撮影作動が伴うモードが選択されてるか
否かが判断される。現段階では、オート撮影/記録モー
ドが選択されているので(APフラグ=1)、ステップ
305からステップ315に進み、そこで画像消去完了
(IEC)フラグが“0”であるか否かが判断される。
もしIEC=1であれば、即ち電子現像型記録媒体30
がそこに記録されて現像された画像を持っている場合、
ステップ315からステップ310に進み、そこでレリ
ーズスイッチ14は有効化(enabled) される。かくし
て、本ルーチンは終わる。即ち、オート撮影/記録モー
ドに基づく作動は過誤的に終了される。即ち、オート撮
影/記録モード(AP)で作動が実行され得るために
は、画像消去モード(IE)を選択してレリーズスイッ
チ14をオンすることより、画像消去作動が実行されな
ければならない。
【0123】ステップ315において、画像消去完了
(IEC)フラグが“1”であれば、即ち電子現像型記
録媒体3がそこに記録されて現像された画像を持ってい
ない場合、ステップ315からステップ316に進み、
そこでAVフラグが“1”であるか否かが判断される。
現段階では、AVフラグ=0、即ちオートビデオモニタ
モードは選択されていないので、ステップ401(図2
6)に進み、そこで撮影作動の実行が開始される。
【0124】詳述すると、ステップ401では、測光セ
ンサ28の出力信号即ち測光値がシステムコントロール
回路20によって検出されて取り込まれ、次いでステッ
プ402に進み、そこで測光値に基づいて露出演算が開
始される(図23の参照符号“S12”)。また、レリ
ーズスイッチ14がオンにされてから所定時間が経過し
た後、ステップ403に進み、そこで記録媒体駆動回路
41から電子現像型記録媒体30に出力される記録媒体
活性化信号がオンにされる(図23の参照符号“S1
3”)。即ち、記録媒体活性化がローレベルからハイレ
ベルに変化させられて、静電情報記録媒体31と電荷保
持媒体32との間に活性化電圧が印加される。次いで、
ステップ404では、露出演算が完了したか否かが判断
される。露出演算が完了すると(図23の参照符号“S
14”)、その演算結果に基づいて、撮影作動に必要な
手続が以下のステップで順次実行される。
【0125】ステップ405では、絞り12aの開口面
積が演算結果に従って調節される。なお、絞り12aは
初期状態では全開口面積とされ、絞り12aの調節につ
いては、通常は、その全開口面積を小さくするように行
なわれる(図23の参照符号“S15”)。また、ステ
ップ405では、クイックリターンミラー21がダウン
位置からアップ位置に変えられる(図23の参照符号
“S16”)。
【0126】ステップ406では、ミラー21がダウン
位置からアップ位置に変化したか否かが、また絞り12
aの開度調整が完了したか否かが判断される。次いで、
ステップ407に進み、そこでシャッタ22が開放され
(図23の参照符号“S17”)、これにより光学像が
電子現像型記録媒体30に結像されて形成される。
【0127】ステップ408では、露出演算結果によっ
て指定された露出時間が経過したか否かが判断される。
露出時間が経過すると、即ち露光が完了すると、ステッ
プ409に進み、そこでシャッタ22が閉鎖される(図
23の参照符号“S18”)。シャッタ22の閉鎖完了
後、ステップ410に進み、そこでクイックリターンミ
ラー21がアップ位置からダウン位置に戻され(図23
の参照符号“S19”)、しかも絞り12aの開口面積
が全開口面積に戻される(図23の参照符号“S2
0”)。次いで、ステップ411では、記録媒体活性化
信号の出力が停止される(図23の参照符号“S2
1”)。
【0128】即ち、電子現像型記録媒体30への記録媒
体活性信号の出力は少なくともシャッタ22の開放期間
にわたって維持され、これにより電子現像型記録媒体3
0では光学像の記録及び現像が行なわれる。上述したよ
うに、電子現像型記録媒体30の電荷保持媒体32はメ
モリタイプの液晶表示素子として構成され、このため記
録媒体活性化出力の出力が停止されても、現像画像はそ
こに保持された儘となる。
【0129】ステップ412では、クイックリターンミ
ラー21が初期位置即ちダウン位置まで移動したか否か
が判断されると共に絞り12aの開口面積が初期の開口
面積即ち全開口面積に戻されたか否かが判断される。次
いで、ステップ412からステップ413に進み、そこ
でクイックリターンミラー21及び絞り12aの駆動が
停止される。かくして、撮影作動の実行は終了する。そ
の後、ステップ414に進み、そこで画像消去完了(I
EC)フラグが“0”にリセットされる。即ち、IEC
フラグのリセットは電子現像型記録媒体30がそこに記
録現像された画像を持っているということを意味してい
る。
【0130】続いて、ステップ414からステップ41
5(図27)に進み、そこで走査作動の実行が開始され
る。
【0131】詳述すると、ステップ415では、走査作
動の実行を可能とすべく走査作動有効化(SOE)フラ
グが“1”にセットされ、走査作動を実行させるための
スキャナ駆動指令信号がオンにされる(図23の参照符
号“S31”)。次いで、ステップ415からステップ
416に進み、そこでAPフラグが“1”であるか否か
が判断される。現段階では、オート撮影/記録モード
(AP)が選択されているので(APフラグ=1)、ス
テップ416からステップ417に進み、そこで選択走
査モード〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕または〔5〕
で走査作動を実行するのに必要な作動パラメータデータ
がシステムコントロール回路20の読出し専用メモリ
(ROM)から読み出される。次いで、ステップ418
に進み、そこで記録装置制御回路66から画像記録装置
67に出力される駆動信号がオンにされ(図23の参照
符号“S60”)、これにより該画像記録装置67内の
ICメモリカード、フロッピィディスク、着脱自在のハ
ードディスク等の第2の記録媒体への画素信号の格納が
可能となる。その後、ステップ418からステップ50
1(図28)に進む。
【0132】ステップ501では、走査作動有効化(S
OE)フラグが“1”であるか否かが判断される。もし
SOEフラグ=0であるならば、ステップ502に進
み、そこでSOEフラグが“1”にセットされる。しか
しながら、現段階では、SOEフラグは既に“1”とさ
れているので(ステップ415)、ステップ501から
ステップ503に進み、そこでシャッタ22が開放され
る(図23の参照符号“S32”)。
【0133】ステップ504では、光源42がオンにさ
れる(図23の参照符号“S33”)。次いで、ステッ
プ505に進み、そこでシステムコントロール回路20
からスキャナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信
号が零レベルから正レベルに変わり(図23の参照符号
“S34”)、これによりスキャナ駆動モータ55はス
キャナ駆動回路46からそこに出力される駆動パルスの
ために正転方向に駆動されて、走査機構50の可動部材
52は除去位置から画像読取り開始位置に向かって上方
に移動し始める(図23の参照符号“S35”)。続い
て、ステップ506では、ラインセンサ駆動回路47に
含まれるラインセンサ駆動電源がオンにされる(図23
の参照符号“S36”)。
【0134】ステップ507では、可動部材52によっ
て支持されたラインセンサ44が画像読取り開始位置ま
で移動されたか否かが判断される。ラインセンサ44が
画像読取り開始位置に到達すると、ステップ508に進
み、そこでシステムコントロール回路20からスキャナ
駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が正レベル
から零レベルに戻され(図23の参照符号“S3
7”)、これによりスキャナ駆動回路46からスキャナ
駆動モータ55への駆動パルスの出力が中断されて、ス
キャナ駆動モータ55が停止され(図23の参照符号
“S38”)、かくしてラインセンサ44は画像読取り
開始位置に保持される。なお、画像読取り位置でのライ
ンセンサ44の停止については、例えばスキャナ駆動回
路46からスキャナ駆動モータに出力される駆動パルス
をカウントすることによって制御することができる。
【0135】ステップ509では、ラインセンサ44の
露光が光源42の照明によって開始されて、ラインセン
サ44での電荷蓄積が行なわれる(図23の参照符号
“S39”)。次いで、ステップ510では、所定時間
が経過したか否か、即ちラインセンサ44での電荷蓄積
が完了したか否かが判断される。ラインセンサ44での
電荷蓄積が完了すると、ステップ511に進み、そこで
ラインセンサ44からの画素信号読出し走査(第1の水
平走査ライン)がラインセンサ駆動回路によって開始さ
れる(図23の参照符号“S40”)。
【0136】ステップ512では、システムコントロー
ル回路20からスキャナ駆動回路46に出力されるスキ
ャナ駆動信号が零レベルから正レベルに変えられ(図2
3の参照符号“S41”)、これによりスキャナ駆動モ
ータ55はスキャナ駆動回路46からそこに出力される
駆動パルスのために正転方向に駆動させられて、ライン
センサは上方に移動させられる(図23の参照符号“S
42”)。
【0137】ラインセンサ44の移動中、ステップ51
3では、ラインセンサ44からの画素信号の読出し走査
が完了したか否かが判断される。画素信号の読出し走査
が完了したことが確認されると、ステップ514に進
み、そこでラインセンサ44からの画素信号の読出し走
査が完了したか否がが判断される。読出し走査が完了す
ると、ステップ514に進み、そこでラインセンサ44
からの画素信号の読出し走査が停止される(図23の参
照符号“S43”)。なお、読出し走査の完了について
は、例えばラインセンサ44を駆動するためにラインセ
ンサ駆動回路47から出力される読出しクロックパルス
をカウントすることによって知ることができる。
【0138】ステップ513において、もし読出し走査
の完了が確認されていないとき、ステップ514を飛び
越えてステップ515に進み、そこでラインセンサ44
が次の画像読取り位置(第2の水平走査ラインに含まれ
る画素信号が読み取られる位置に対応)まで移動された
か否かが判断される。もしラインセンサ44が次の画像
読取り位置に到達していない場合には、ステップ513
に戻され、ラインセンサ44が次の画像読取り位置に到
達するまで、ステップ513、514及び515からな
るルーチンが繰り返される。
【0139】ステップ513において、もし読出し走査
の完了が確認されると、ステップ514に進み、そこで
ラインセンサ44からの画素信号の読出し走査が停止さ
れる。次いで、ステップ515に進む。
【0140】ステップ515において、ラインセンサ4
4が次の画像読取り位置に到達したことが確認される
と、ステップ515からステップ516に進み、そこで
システムコントロール回路20からスキャナ駆動回路4
6に出力されるスキャナ駆動信号が正レベルから零レベ
ルに戻され(図23の参照符号“S44”)、これによ
りスキャナ駆動回路46からスキャナ駆動モータ55へ
の駆動パルスの出力が中断されて、スキャナ駆動モータ
55が停止され(図23の参照符号“S45”)、かく
してラインセンサ44は次の画像読取り位置に保持され
る。先に述べた場合と同様に、画像読取り位置でのライ
ンセンサ44の停止については、スキャナ駆動回路46
からスキャナ駆動モータに出力される駆動パルスをカウ
ントすることによって制御することができる。
【0141】次いで、ステップ517(図29)では、
ラインセンサ44からの一ライン分の画素信号の読出し
走査が完了したか否かが再び判断される。というのは、
ステップ514を通ることなくステップ515からステ
ップ515からステップ516に進み得るからである。
即ち。ラインセンサ44が次の画像読取り位置に到達し
た後であっても、ラインセンサ44からの画素信号の読
出し走査が未だ完了していないという場合があり得るか
らである。ステップ517で読出し走査の完了が確認さ
れると、ステップ518(図29)に進み、そこで読出
し走査の作動が停止される。
【0142】ステップ519では、現像画像の全体が完
全に読み取られたか否かが、即ちラインセンサ44の間
欠移動の間隔によって規定される全ての水平走査線に対
して読出し走査が完了したか否かが判断される。このよ
うな判断については、例えばスキャナ駆動回路46から
出力される駆動パルスをカウントすることによって可能
である。現像画像の全体が完全に読み取られていないと
き、ステップ509に戻される。即ち、全ての水平走査
ラインについて読出し走査が完了されるまで、ステップ
509ないし519からなるルーチンが繰り返される。
【0143】ラインセンサ44から読み出された画素信
号は増幅器61によって増幅され、次いでA/D変換器
62によってデジタル画素信号に変換される。デジタル
画素信号は画像処理回路63でシェーディング補正処
理、ガンマ補正処理等を受け、次いでメモリ64に一時
的に格納される。続いて、デジタル画素信号は画像処理
回路63を通してメモリ64から読み出され、次いで記
録装置制御回路66を介して画像記録装置67に出力さ
れ、これによりデジタル画素信号は画像記録装置67内
に装填された第2の記録媒体例えばICメモリカード、
フロッピィディスク、着脱自在のハードディスク等に格
納される。というのは、ステップ418において、記録
装置制御回路66が画像記録装置67を作動させるべく
付勢されているからである。
【0144】ステップ519において、現像画像の全体
が完全に読み取られたとき(図23の参照符号“S5
0”)、ステップ520に進み、そこでラインセンサ駆
動回路47に含まれるラインセンサ電源がオフにされる
(図23の参照符号“S51”)。次いで、ステップ5
21では、光源42がオフにされ(図23の参照符号
“S52”)、またステップ522では、シャッタ22
が閉鎖される(図23の参照符号“S53”)。次に、
ステップ523では、システムコントロール回路20か
らスキャナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号
が零レベルから負レベルに変えられ(図23の参照符号
“S54”)、これによりスキャナ駆動モータ55はス
キャナ駆動回路46からそこに出力される駆動パルスの
ために逆転方向に駆動され、かくして走査機構50の可
動部材52(ラインセンサ44)は除去位置即ち初期位
置に向かって移動し始める(図23の参照符号“S5
5”)。
【0145】ステップ524では、ラインセンサ44が
初期位置まで移動したか否かが判断される。ラインセン
サ44が初期位置に到達したとき、ステップ525に進
み、そこでシステムコントロール回路20からスキャナ
駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が負レベル
から零レベルに戻され(図23の参照符号“S5
6”)、これによりスキャナ駆動回路46からスキャナ
駆動モータ55への駆動パルスの出力が停止されて(図
23の参照符号“S57”)、ラインセンサ44は初期
位置即ち除去位置に保持される。初期位置でのラインセ
ンサ44の停止については、可動部材52の一部を例え
ばホトインタラプタ形式の検出器(図示されない)でも
って検出することにより知ることができる。
【0146】ステップ526では、走査作動有効化(S
OE)フラグが“0”にリセットされ、これにより走査
作動が無効化される。次いで、ステップ527に進み、
そこでAVフラグ及びMVフラグのいずれかが“1”で
あるか否かが判断される。現段階では、AVフラグ及び
MVフラグの双方が“0”となっているので、ステップ
527からステップ528に進み、そこでAPフラグ及
びIRフラグのいずれかが“1”であるか否かが判断さ
れる。現段階では、APフラグ=1であるから、ステッ
プ529に進み、そこで記録装置制御回路66から画像
記録装置67に出力される駆動信号がオフにされ(図2
3の参照符号“S61”)、これにより第2の記録媒体
への画素信号の格納ができなくなる。かくして、ルーチ
ンは終わる。即ち、オート撮影/記録モード(AP)に
基づく作動は終了する。
【0147】マニュアル撮影モード(MP)が作動モー
ド選択スイッチ18によって選択された後にレリーズス
イッチ14がオンにされると(MPフラグ=1)、上述
したように、撮影作動だけが実行される。即ち、撮影作
動のための連続的なステップからなるルーチンがオート
撮影/記録モード(AP)の場合と同様な態様で実行さ
れる。撮影作動が終了した後、ステップ416から41
9に進むことになる(図27)。というのは、ステップ
416において、APフラグ=0であるからである(M
Pフラグ=1)。ステップ419では、AVフラグ及び
MVフラグのいずれかが“1”であるか否が判断され
る。現段階では、AVフラグ及びMVフラグの双方とも
“0”であるから、ステップ422に進み、そこでレリ
ーズスイッチ14は有効化される。かくして、ルーチン
は終わる。即ち、マニュアル撮影モード(MA)に基づ
く作動は終了する。
【0148】画像記録モード(IR)が作動モード選択
スイッチ18によって選択された後にレリーズスイッチ
14がオンにされると(IRフラグ=1)、上述したよ
うに、走査作動が実行され、このとき電子現像型記録媒
体30から読み出された画素信号は画像記録装置に装填
された第2の記録媒体例えばICメモリカード、フロッ
ピィディスク、着脱自在のハードディスク等に格納され
る。
【0149】詳述すると、ステップ301ないし304
からなるルーチンはオート撮影/記録モード(AP)の
場合と同様な態様で実行されるが、しかしステップ30
5からステップ306に進むことになる。というのは、
APフラグ、MPフラグ及びAVフラグの全てが“0”
であるからである。ステップ306では、EOフラグが
“1”であるか否かが判断される。現段階では、EOフ
ラグ=0であるから、ステップ307に進み、そこでI
Eフラグが“1”であるか否かが判断される。現段階で
は、IEフラグ=0であるから、ステップ308に進
み、そこでMVフラグが“1”であるか否かが判断され
る。現段階では、MVフラグ=0であるから、ステップ
309に進み、そこでIRフラグが“1”であるか否か
が判断される。現段階では、IRフラグ=1であるか
ら、ステップ309からステップ417(図27)に進
む。従って、走査作動のための連続的なステップからな
るルーチンがオート撮影/記録モード(AP)の場合と
同様な態様で実行され、電子現像型記録媒体30に記録
されて現像された画像から読み出された画素信号は画像
記録装置67に装填された第2の記録媒体に格納され
る。かくして、ルーチンは終わる。即ち、画像記録モー
ドに基づく作動は終了する。なお、画像記録モード(I
R)では、IRフラグ=1であるから、ステップ528
からステップ529に進む。
【0150】外部出力モード(EO)が作動モード選択
スイッチ18によって選択された後にレリーズスイッチ
14がオンにされると、上述したように、走査作動だけ
が実行され、このとき電子現像型記録媒体30から読み
取られた画素信号はパーソナルコンピュータ81に転送
される。即ち、電子現像型記録媒体30から読み取られ
た画素信号が画像記録装置67に装填された第2の記録
媒体に記録されることなくパーソナルコンピュータ81
に転送される点を除けば、走査作動はオート撮影/記録
モード(AP)の場合と同様な態様で実行される。
【0151】詳述すると、ステップ301ないしステッ
プ305からなるルーチンは画像記録モード(IR)の
場合と同じ態様で実行されるが、EOフラグ=1のため
に、ステップ306からステップ311に進む。ステッ
プ311では、インターフェースコネクタ81aが出力
端子コネクタ17aに接続されているか否かが判断さ
れ、このような判断は図17及び図18、図19及び図
20並びに図21を参照して説明したような態様で行な
うことが可能である。
【0152】出力端子コネクタ17aへのインターフェ
ースコネクタ81aの接続が検出されないとき、ステッ
プ311からステップ310に進み、そこでレリーズス
イッチ14は有効化される。かくして、ルーチンは終わ
る。即ち、外部出力モード(EO)に基づく作動は過誤
的に終了する。
【0153】出力端子コネクタ17aに対するインター
フェースコネクタ81aの接続が検出された場合、ステ
ップ311からステップ312に進み、そこで主電源回
路77の外部電源入力検出回路87によって外部電源の
入力即ち接続が検出されたか否かが判断される。もし外
部電源の入力即ち接続が検出されないとき、ステップ3
12からステップ310に進み、そこでレリーズスイッ
チ14は有効化される。即ち、この場合、外部出力モー
ド(EO)に基づく作動は過誤的に終了する。というの
は、パーソナルコンピュータ81に画素信号を転送する
ために必要とされる電力は比較的大きく、このため内部
電源バッテリ85の消費が早められるからであり、しか
も内部電源バッテリ85の早めの消費のためにパーソナ
ルコンピュータ81への画素信号の転送が中断され得る
からである。従って、パーソナルコンピュータ81への
画素信号の転送が確実に保証され得るためには、外部電
源が主電源回路77に接続されるべきである。
【0154】外部電源の入力即ち接続が検出された場合
には、ステップ312からステップ319に進み、そこ
で選択走査モード〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕また
は〔5〕で走査作動を実行するのに必要な作動パラメー
タデータがシステムコントロール回路20の読出し専用
メモリ(ROM)から読み出される。次いで、ステップ
319からステップ501(図28)に進み、そこで走
査作動がオート撮影/記録モード(AP)の場合と同様
な態様で実行されるが、しかし電子現像型記録媒体30
から読み取られた画素信号がパーソナルコンピュータ8
1に転送される点が異なる。ステップ525で走査作動
の実行が完了した後、ステップ526及び527からな
るルーチンはオート撮影/記録モード(AP)の場合と
同様な態様で実行されるが、しかしステップ528から
ステップ530に進む。かくして、ルーチンは終わる。
即ち、外部出力モードに基づく作動は終了する。
【0155】オートビデオモニタモード(AV)が作動
モード選択スイッチ18によって選択された後にレリー
ズスイッチ14がオンにされると、上述したように、撮
影作動が実行され、次いで走査作動が実行され、このと
き電子現像型記録媒体30から読み取られた画素信号は
ビデオ信号処理回路74で処理されてそこからTVモニ
タ82に転送される。
【0156】詳述すると、オートビデオモニタモード
(AV)では、ステップ301ないし306及びステッ
プ315からなるルーチンはオート撮影/記録モード
(AP)の場合と同様な態様で実行されるが、しかしA
Vフラグ=1であるために、ステップ316からステッ
プ317に進む。ステップ317では、インターフェー
スコネクタ82aが出力端子コネクタ17bに接続され
ているか否かが判断され、このような判断は図17及び
図18、図19及び図20並びに図21を参照して説明
したような態様で行なうことが可能である。
【0157】出力端子コネクタ17bへのインターフェ
ースコネクタ82aの接続が検出されないとき、ステッ
プ317からステップ310に進み、そこでレリーズス
イッチ14は有効化される。かくして、ルーチンは終わ
る。即ち、オートビデオモニタモード(AV)に基づく
作動は過誤的に終了する。
【0158】出力端子コネクタ17bに対するインター
フェースコネクタ82aの接続が検出された場合、ステ
ップ317からステップ318に進み、そこで主電源回
路77の外部電源入力検出回路87によって外部電源の
入力即ち接続が検出されたか否かが判断される。もし外
部電源の入力即ち接続が検出されないとき、ステップ3
18からステップ310に進み、そこでレリーズスイッ
チ14は有効化される。即ち、この場合、オートビデオ
モニタモード(AV)に基づく作動は過誤的に終了す
る。というのは、TVモニタ82にビデオ信号を転送す
るために必要とされる電力は比較的大きく、このため内
部電源バッテリ85の消費が早められるからであり、し
かも内部電源バッテリ85の早めの消費のためにTVモ
ニタ82へのビデオ信号の転送が中断され得るからであ
る。従って、TVモニタ82へのビデオ信号の転送が確
実に保証され得るためには、外部電源が主電源回路77
に接続されるべきである。
【0159】もし外部電源の入力即ち接続が検出された
場合には、ステップ318からステップ401(図2
6)に進み、撮影作動のための連続的なステップからな
るルーチンがオート撮影/記録モード(AP)の場合と
同様な態様で実行される。撮影作動が完了した後、ステ
ップ415に進み、そこで走査作動有効化(SOD)フ
ラグが“1”にセットされ、これにより走査作動が有効
化される。次いで、ステップ416では、オート撮影/
記録(AP)フラグが“1”であるか否かが判断され
る。現段階では、APフラグ=0であるので、ステップ
416からステップ419に進む。ステップ419で
は、AVフラグ及びMVフラグのいずれかが“1”であ
るか否かが判断される。現段階では、AVフラグ=1で
あるので、ステップ419からステップ420に進み、
そこで走査作動を走査モード〔1〕で実行するために必
要な作動パラメータデータがシステムコントロール回路
20の読出し専用メモリ(ROM)から読み出される。
先に述べたように、走査モード〔1〕はTVモニタ82
で映像を再現するために適当なものであるので、TVモ
ニタ82で映像再現を行なう場合にはいつでも、走査モ
ード〔1〕が選択されなければならない。次いで、ステ
ップ421では、ビデオ信号出力回路74に含まれるビ
デオ信号メモリ内へのビデオ信号の書込みが有効化され
る。
【0160】続いて、ステップ421からステップ50
1(図28)に進む。かくして、走査作動のための連続
的なステップからなるルーチンはオート撮影/記録モー
ド(AP)の場合と同様な態様で実行されるが、しかし
電子現像型記録媒体30から読み取られた画素信号が画
像記録装置67に装填された第2の記録媒体例えばIC
メモリカード、フロッピィディスク、着脱自在のハード
ディスク等に格納され得ないという点で異なる。即ち、
電子現像型記録媒体30から読み取られた画素信号は順
次ビデオ信号に変換されて、ビデオ信号出力回路74の
ビデオ信号メモリに書き込まれる。図24のタイミング
チャートに示すように、ラインセンサ44からの画素信
号の読出し及び読出し画素信号のビデオ信号への変換が
行なわれるや否や(図24の参照符号“S40”)、ビ
デオ信号出力回路74のビデオ出力メモリへのビデオ出
力の書込みが記録装置制御回路66から出力されるクロ
ックパルスに基づいて行なわれる(図24の参照符号
“S62”)。電子現像型記録媒体30からの画素信号
の読取り及びビデオ信号出力回路74のビデオ信号メモ
リへのビデオ信号の書込みが完了した後、ステップ52
0ないし526からなるルーチンはオート撮影/記録モ
ード(AP)モードの場合と同様な態様で実行される。
【0161】ステップ527において、AVフラグ及び
MVフラグのいずれかが“1”であるか否かが判断され
たとき、AVフラグ=1であるために、ステップ527
からステップ531に進む。ステップ531では、ビデ
オ信号出力回路74が作動状態となり、次いでステップ
532では、ビデオ信号出力回路74のビデオ信号メモ
リからビデオ信号が出力端子コネクタ17b、インター
フェースコネクタ82a及びそこから延びるケーブルを
介してTVモニタ82に対して出力され(図24の参照
符号“S63”)、これによりTVモニタ82上での映
像再現が行なわれる。かくして、ルーチンは終わる。即
ち、オートビデオモニタモード(AV)に基づく作動は
完了する。
【0162】マニュアルビデオモニタモード(MV)が
作動モード選択スイッチ18によって選択された後にレ
リーズスイッチ14がオンにされると、上述したよう
に、走査作動が実行され、このとき読取り画素信号はビ
デオ信号処理回路74で処理されてそこからTVモニタ
82に転送される。
【0163】詳述すると、ステップ301ないし307
からなるルーチンは画像記録モード(IR)の場合と同
様な態様で実行されるが、次いでステップ308からス
テップ313に進み、そこでインターフェースコネクタ
82aが出力端子コネクタ17bに接続されているか否
かが判断される。このような判断は図17及び図18、
図19及び図20並びに図21を参照して説明したよう
な態様で行なうことが可能である。
【0164】出力端子コネクタ17bへのインターフェ
ースコネクタ82aの接続が検出されないとき、ステッ
プ313からステップ310に進み、そこでレリーズス
イッチ14は有効化される。かくして、ルーチンは終わ
る。即ち、オートビデオモニタモード(AV)に基づく
作動は過誤的に終了する。
【0165】出力端子コネクタ17bに対するインター
フェースコネクタ82aの接続が検出された場合、ステ
ップ313からステップ314に進み、そこで主電源回
路77の外部電源入力検出回路87によって外部電源の
入力即ち接続が検出されたか否かが判断される。もし外
部電源の入力即ち接続が検出されないとき、ステップ3
14からステップ310に進み、そこでレリーズスイッ
チ14は有効化される。即ち、この場合、オートビデオ
モニタモード(AV)に基づく作動は過誤的に終了す
る。オートビデオモニタモード(AV)の説明で既に述
べたように、TVモニタ82にビデオ信号を転送するた
めに必要とされる電力は比較的大きく、このため内部電
源バッテリ85の消費が早められ、しかも内部電源バッ
テリ85の早めの消費のためにTVモニタ82へのビデ
オ信号の転送が中断され得る。従って、TVモニタ82
へのビデオ信号の転送が確実に保証され得るためには、
外部電源が主電源回路77に接続されなければならな
い。
【0166】もし外部電源の入力即ち接続が検出された
場合には、ステップ314からステップ415(図2
7)に進み、そこで走査作動有効化(SOE)フラグが
“1”にセットされ、これにより走査作動が有効化され
る。従って、走査作動のための連続的なステップからな
るルーチンはオートビデオモニタモード(AV)の場合
と同様な態様で実行され、次いでステップ520ないし
526からなるルーチンも同様な態様で実行される。
【0167】ステップ527において、AVフラグ及び
MVフラグのいずれかが“1”であるか否かが判断され
たとき、MVフラグ=1であるために、ステップ527
からステップ531に進む。次いで、オートビデオモニ
タモード(AV)の場合と同様な態様で映像再現が行な
われる。かくして、ルーチンは終わる。即ちマニュアル
ビデオモニタモード(MV)に基づく作動は終了する。
【0168】画像消去モード(IE)後にレリーズスイ
ッチ14がオンされると、電気ヒータ要素75aを担持
した可動部材52を移動させることにより、電子現像型
記録媒体30から記録現像画像を熱的に消去するために
画像消去作動が実行される。
【0169】詳述すると、ステップ301ないし306
からなるルーチンが画像記録モード(IR)の場合と同
様な態様で実行されが、IEフラグ=1のために、ステ
ップ307からステップ601(図30)に進む。ステ
ップ601では、主電源回路77の外部電源入力検出回
路87によって外部電源の入力即ち接続が検出されたか
否かが判断される。もし外部電源の入力即ち接続が検出
されない場合、ステップ601からステップ612に進
み、そこでレリーズスイッチ14が有効化される。かく
して、ルーチンは終わる。即ち、画像消去モード(I
E)に基づく作動は過誤的に終了する。というのは、画
像消去作動に必要とされる電力は電気ヒータ要素75a
の使用ために非常に大きく、このため内部電源バッテリ
85の消費が早められる。従って、内部電源バッテリ8
5の寿命を延ばすためには主電源回路77に外部電源が
接続されるべきである。しかしながら、画像消去作動が
望まれるときはいつでも実行され得るように、図30の
フローチャートからステップ601を排除することもで
きる。
【0170】ステップ601において、外部電源の入力
即ち接続が検出された場合には、ステップ601からス
テップ602に進み、そこで画像消去完了(IEC)フ
ラグが“0”であるか否かが、即ち電子現像型記録媒体
30には記録現像画像があるか否かが判断される。もし
IECフラグ=0であるならば、即ち画像消去作動が既
に実行されているならば、ステップ60からステップ6
12に進み、そこでレリーズスイッチ14が有効化され
る。
【0171】ステップ602において、IECフラグ=
1であるとき、ステップ602からステップ603に進
み、そこで熱消去装置75(図16)の電気ヒータ要素
75aの電源がオンにされる。即ち、トランジスタスイ
ッチ“T”がオンにされ、これにより電気ヒータ要素7
5aが電気的に付勢される。次いで、ステップ604に
進み、そこでシステムコントロール回路20からスキャ
ナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が零レベ
ルから正レベルに変えられ、これによりスキャナ駆動モ
ータ55はスキャナ駆動回路46からそこに出力される
駆動パルスのために正転方向に駆動させられて、走査機
構50の可動部材52は除去位置即ち初期位置から上方
に移動し始める。
【0172】ステップ605では、電子現像型記録媒体
30の記録領域が電気ヒータ要素75aから発する熱放
射でもって全体的に走査されて、該記録領域から記録現
像画像が消去されたか否かが判断される。このような判
断については、例えばスキャナ駆動回路46からスキャ
ナ駆動モータ55に出力される駆動パルスをカウントす
ることにより行なうことができる。電子現像型記録媒体
30から画像が熱的に消去されると、ステップ606に
進み、そこでシステムコントロール回路20からスキャ
ナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が正レベ
ルから零レベルに戻され、これによりスキャナ駆動回路
46からスキャナ駆動モータ55への駆動パルスの出力
が停止されて、スキャナ駆動モータ55が停止される。
【0173】ステップ607において、熱消去装置75
の電気ヒータ要素75aの電源がオフにされる。即ち、
トランジスタスイッチ“T”がオフにされる。次いで、
ステップ607からステップ608に進み、そこでシス
テムコントロール回路20からスキャナ駆動回路46に
出力されるスキャナ駆動信号が零レベルから負レベルに
変えられ、これにより可動部材52は除去位置即ち初期
位置に向かって逆方向に移動させられる。
【0174】ステップ609において、可動部材52が
初期位置まで移動したか否かが判断される。可動部材5
2が除去位置即ち初期位置に到達すると、ステップ60
9からステップ610に進み、そこでシステムコントロ
ール回路20からスキャナ駆動回路46に出力されるス
キャナ駆動信号が負レベルから零レベルに戻され、これ
によりスキャナ駆動回路46からスキャナ駆動モータ5
5への駆動パルスの出力が停止されて、スキャナ駆動モ
ータ55が停止される。続いて、ステップ611に進
み、そこで画像消去完了(IEC)フラグが“1”にセ
ットされる。次いで、ステップ612に進み、そこでレ
リーズスイッチ14が有効化される。かくして、ルーチ
ンは終わる。即ち、画像消去モードに基づく作動は終了
する。
【0175】第2の実施形態において、画像消去完了
(IEC)フラグに加えて、撮影作動完了(POC)フ
ラグを用いることも可能である。この場合、撮影作動が
完了したときはいつでも、POCフラグが“1”にセッ
トされ、かつIECフラグは“0”にリセットされ(ス
テップ414)、また画像消去作動が完了したときはい
つでも、POCフラグは0”にリセットされ、かつIE
Cフラグは“1”にセットされる(ステップ611)。
【0176】なお、電子現像型記録媒体は上述した構造
のものに限定されることはなく、画像を電子的に現像し
得るその他の構造のものであってもよい。
【0177】本発明は上述したような一眼レフカメラだ
けに限定されるものではなく、レンズシャッタ式カメラ
にも適用可能である。なお、本発明がレンズシャッタ式
カメラに適用された場合には、上述の実施形態のように
シャッタ22を設ける必要はない。
【0178】スキャナ光学系43のために、単レンズ、
マイクロアレーレンズ、ロッドレンズアレー等を使用す
ることができる。
【0179】ラインセンサ44については、電子現像型
記録媒体30によって反射された光束を感知するうよう
な態様で配置することも可能である。
【0180】最後に、当業者によれば理解されるよう
に、以上の記載はここに開示した電子スチルビデオカメ
ラの好ましい実施形態のためのものであり、本発明の技
術思想及びその範囲から逸脱することなく本発明に種々
の変更及び改変を成すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子スチルビデオカメラの第1の
実施形態の外観を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示した電子スチルビデオカメラのブロッ
ク図である。
【図3】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
に用いられる走査機構を示す概略斜視図である。
【図4】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
に用いられる電子現像型記録媒体を示す概略断面図であ
る。
【図5】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
の全体的な作動を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図6】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
の撮影作動を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
の走査作動を説明するためのフローチャートの一部であ
る。
【図8】図1及び図2に示した電子スチルビデオカメラ
の走査作動を説明するためのフローチャートのその他の
部分である。
【図9】本発明による電子スチルビデオカメラの第2の
実施形態の外観を示す概略斜視図である。
【図10】図9に示した電子スチルビデオカメラのブロ
ック図である。
【図11】図9に示した電子スチルビデオカメラのカメ
ラ本体に設けられた作動モード選択スイッチを示す概略
平面図である。
【図12】図9に示した電子スチルビデオカメラのカメ
ラ本体に設けられた走査モード選択スイッチを示す概略
平面図である。
【図13】数字〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕及び
〔5〕によって指示されたそれぞれの走査モードと、各
走査モードでの水平走査ラインの本数と、各走査モード
で得られる水平走査ラインの各々に含まれる画素数との
関係を示すテーブルである。
【図14】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラに用いられる走査機構を示す概略斜視図である。
【図15】図14に示した走査機構の概略縦断面図であ
る。
【図16】図10に示した熱消去装置の電気回路図であ
る。
【図17】図9に示した電子スチルビデオカメラのカメ
ラ本体に組み込まれた出力端子コネクタと共にコネクタ
接続検出回路の一実施形態を示す概略図である。
【図18】図17と同様な概略図であって、構成要素の
一部を異なった位置で示す図である。
【図19】コネクタ接続検出回路の別の実施形態を示す
概略図である。
【図20】図19と同様な概略図であって、構成要素の
一部を異なった位置で示す図である。
【図21】コネクタ接続検出回路の更に別の実施形態を
示す概略図である。
【図22】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの主電源回路を示すブロック図である。
【図23】オート撮影/記録モードでの電子スチルビデ
オカメラ(図9及び図10)の作動を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図24】オートビデオモニタモードでの電子スチルビ
デオカメラ(図9及び図10)の作動を説明するための
タイミングチャートである。
【図25】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
一部である。
【図26】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
その他の一部である。
【図27】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
別のその他の一部である。
【図28】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
更に別のその他の一部である。
【図29】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
更に別のその他の一部である。
【図30】図9及び図10に示した電子スチルビデオカ
メラの全体的な作動を説明するためのフローチャートの
残りの部分である。
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 電子現像型記録媒体を有する電子ス
チルビデオカメラ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】ステップ219において、現像画像の全体
が完全に読み取られたとき(図5の参照符号“S5
0”)、ステップ220に進み、そこでラインセンサ駆
動回路47に含まれるラインセンサ電源がオフにされる
(図5の参照符号“S51”)。次いで、ステップ22
1では、光源42がオフにされ(図5の参照符号“S5
2”)、またステップ222では、シャッタ22が閉鎖
される(図5の参照符号“S53”)。次に、ステップ
223では、システムコントロール回路20からスキャ
ナ駆動回路46に出力されるスキャナ駆動信号が零レベ
ルから負レベルに変えられ(図5の参照符号“S5
4”)、これによりスキャナ駆動モータ55はスキャナ
駆動回路46からそこに出力される駆動パルスのために
逆転方向に駆動され、かくして走査機構50の可動部材
52(ラインセンサ44)は除去位置即ち初期位置に向
かって移動し始める(図5の参照符号“S55”)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】以上のような状況下で、もし作動モード選
択スイッチ18によってオート撮影/記録モード(A
P)が選択されると、APフラグは“1”にセットされ
る。この場合、レリーズスイッチ14をオンすることに
より、カメラはオート撮影/記録モード(AP)で作動
する。即ち、オート撮影/記録モード(AP)では、上
述したように、電子現像型記録媒体30に光学像を記録
して現像するために撮影作動が実行され、次いで電子現
像型記録媒体30から現像画像をラインセンサ44でも
って読み取るために走査作動が実行され、このとき読取
り画素信号は画像記録装置67内の第2の記録媒体例え
ばICメモリカード、フロッピィディスク、着脱自在の
ハードディスク等に格納される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正内容】
【0157】詳述すると、オートビデオモニタモード
(AV)では、ステップ301ないし305及びステッ
プ315からなるルーチンはオート撮影/記録モード
(AP)の場合と同様な態様で実行されるが、しかしA
Vフラグ=1であるために、ステップ316からステッ
プ317に進む。ステップ317では、インターフェー
スコネクタ82aが出力端子コネクタ17bに接続され
ているか否かが判断され、このような判断は図17及び
図18、図19及び図20並びに図21を参照して説明
したような態様で行なうことが可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0169
【補正方法】変更
【補正内容】
【0169】画像消去モード(IE)が作動モード選択
スイッチ18によって選択された後にレリーズスイッチ
14がオンされると、電気ヒータ要素75aを担持した
可動部材52を移動させることにより、電子現像型記録
媒体30から記録現像画像を熱的に消去するために画像
消去作動が実行される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/781 H04N 1/04 Z // G03B 9/08 7734−5C 5/781 510C G03G 5/02 101 (31)優先権主張番号 特願平6−335977 (32)優先日 平6(1994)12月22日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−335978 (32)優先日 平6(1994)12月22日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子現像型記録媒体を有する電子スチル
    ビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの
    感知作動の実行中、前記電子現像型記録媒体への光学像
    の形成作動の実行を無効化させるための撮影作動無効化
    手段とを具備して成る電子スチルビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子スチルビデオカメ
    ラにおいて、前記撮影手段が前記電子現像型記録媒体へ
    の光学像の形成作動を実行させるための撮影作動始動ス
    イッチを包含し、この撮影作動始動スイッチが前記撮影
    作動無効化手段によって無効化されることを特徴とする
    電子スチルビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電子スチルビデ
    オカメラにおいて、更に、前記電子現像型記録媒体への
    光学像の形成作動の実行中、前記電子現像型記録媒体の
    記録画像からの画像データの感知作動の実行を無効化さ
    せるための感知作動無効化手段を具備することを特徴と
    する電子スチルビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子スチルビデオカメ
    ラにおいて、前記画像感知手段が前記電子現像型記録媒
    体の記録画像からの画像データの感知作動を実行させる
    ための画像感知始動スイッチを包含し、この画像感知始
    動スイッチが前記感知作動無効化手段によって無効化さ
    れることを特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 電子現像型記録媒体を有する電子スチル
    ビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像デ
    ータを得るべく光学的に感知するための画像感知手段
    と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの
    感知作動の実行中、前記電子現像型記録媒体への光学像
    の形成作動の実行を無効化させるための撮影作動無効化
    手段と、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行
    中、前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像デー
    タの感知作動の実行を無効化させるための感知作動無効
    化手段とを具備して成る電子スチルビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子スチルビデオカメ
    ラにおいて、 更に、前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の
    実行及び前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像
    データの感知作動の実行のいずれか一方を選択するため
    の選択手段を具備し、 前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの
    感知作動の実行が前記選択手段によって選択されたと
    き、前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実
    行が前記撮影作動無効化手段によって無効化され、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行が
    前記選択手段によって選択されたとき、前記電子現像型
    記録媒体の記録画像からの画像データの感知作動の実行
    が前記感知作動無効化手段によって無効化されることを
    特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 電子現像型記録媒体を有する電子スチル
    ビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段と、 前記電子現像型記録媒体から記録画像を消去するための
    画像消去手段と、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動及び前記
    電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知
    作動のいずれか一方が実行されている間、前記電子現像
    型記録媒体からの記録画像の消去作動を無効化するため
    の消去作動無効化手段とを具備して成る電子スチルビデ
    オカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電子スチルビデオカメ
    ラにおいて、 更に、前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の
    実行、前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像デ
    ータの感知作動の実行及び前記電子現像型記録媒体から
    の記録画像の消去作動の実行のうちから1つを選択する
    ための選択手段を具備し、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及
    び前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データ
    の感知作動の実行のいずれか一方が前記選択手段によっ
    て選択されているとき、前記電子現像型記録媒体からの
    記録画像の消去作動の実行が前記消去作動無効化手段に
    よって無効化されることを特徴とする電子スチルビデオ
    カメラ。
  9. 【請求項9】 電子現像型記録媒体を有する電子スチル
    ビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段と、 前記電子現像型記録媒体から記録画像を消去するための
    画像消去手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの
    感知作動及び前記電子現像型記録媒体からの記録画像の
    消去作動のいずれか一方が実行されている間、前記電子
    現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行を無効化さ
    せるための撮影作動無効化手段と、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動及び前記
    電子現像型記録媒体からの記録画像の消去作動のいずれ
    か一方が実行されている間、前記電子現像型記録媒体の
    記録画像からの画像データの感知作動の実行を無効化さ
    せるための感知作動無効化手段と、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動及び前記
    電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの感知
    作動のいずれか一方が実行されている間、前記電子現像
    型記録媒体からの記録画像の消去作動の実行を無効化す
    るための消去作動無効化手段とを具備して成る電子スチ
    ルビデオカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子スチルビデオカ
    メラにおいて、 更に、前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の
    実行、前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像デ
    ータの感知作動の実行及び前記電子現像型記録媒体から
    の記録画像の消去作動の実行のうちから1つを選択する
    ための選択手段を具備し、 前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データの
    感知作動の実行及び前記電子現像型記録媒体からの記録
    画像の消去作動の実行のいずれか一方が前記選択手段に
    よって選択されているとき、前記電子現像型記録媒体へ
    の光学像の形成作動の実行が前記撮影作動無効化手段に
    よって無効化され、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及
    び前記電子現像型記録媒体からの記録画像の消去作動の
    実行のいずれか一方が前記選択手段によって選択されて
    いるとき、前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画
    像データの感知作動の実行が前記感知作動無効化手段に
    よって無効化され、 前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行及
    び前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像データ
    の感知作動の実行のいずれか一方が前記選択手段によっ
    て選択されているとき、前記電子現像型記録媒体からの
    記録画像の消去作動の実行が前記消去作動無効化手段に
    よって無効化されることを特徴とする電子スチルビデオ
    カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項6、9及び10のいずれか1項
    に記載の電子スチルビデオカメラにおいて、更に、前記
    選択手段によって選択された作動を実行させるための共
    通のスイッチ手段を具備することを特徴とする電子スチ
    ルビデオカメラ。
  12. 【請求項12】 電子現像型記録媒体を有する電子スチ
    ルビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段と、 画像データを外部装置に転送するための転送手段と、 前記外部装置への画像データの転送のために該外部装置
    とカメラとの間の接続を検出するための検出手段と、 前記外部装置とカメラとの間の接続が前記検出手段によ
    って検出されないとき、前記電子現像型記録媒体への光
    学像の形成作動の実行及び前記電子現像型記録媒体の記
    録画像からの画像データの感知作動の実行の何れか一方
    もしくは双方を無効化するための無効化手段とを具備し
    て成る電子スチルビデオカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記検出手段が所定の電位を持つ端子
    と、接地された端子と、これら両端子間を接続させるよ
    うになった可動導体要素とからなり、この可動導体要素
    が前記外部装置とカメラとの間の接続確立時に前記両端
    子まで移動させられてそこに接触させられることを特徴
    とする電子スチルビデオカメラ。
  14. 【請求項14】 電子現像型記録媒体を有する電子スチ
    ルビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段と、 画像データを外部装置に転送するための転送手段と、 内部電源、外部電源の入力即ち接続を検出する検出回
    路、カメラを付勢すべく前記内部電源及び前記外部電源
    のいずれか一方をオンする切換回路を包含する電源手段
    と、 前記外部電源の入力が前記検出回路によって検出されて
    いないとき、前記外部装置への画像データの転送のため
    の前記電子現像型記録媒体への光学像の形成作動の実行
    及び前記電子現像型記録媒体の記録画像からの画像デー
    タの感知作動の実行のいずれか一方もしくは双方を無効
    化するための無効化手段とを具備して成る電子スチルビ
    デオカメラ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、 更に、前記電子現像型記録媒体から記録画像を消去する
    ための画像消去手段を具備し、 前記外部電源の入力が前記検出手段によって検出されて
    いないとき、前記電子現像型記録媒体からの記録画像の
    消去作動の実行が前記無効化手段によって無効化される
    ことを特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  16. 【請求項16】 電子現像型記録媒体を有する電子スチ
    ルビデオカメラであって、 前記電子現像型記録媒体に光学像を形成し、その光学像
    を該電子現像型記録媒体に記録して現像するための撮影
    手段と、 前記電子現像型記録媒体の記録画像から画像データを得
    るべく光学的に感知するための画像感知手段とを具備
    し、この画像感知手段がラインイメージセンサを包含
    し、このラインイメージセンサが前記電子現像型記録媒
    体の記録画像を走査することでもって該記録画像からの
    画像データの感知を行なうようになっており、 更に、前記電子現像型記録媒体から記録画像を消去する
    ための画像消去手段を具備し、この画像消去手段が線状
    ヒータ要素を包含し、この線状ヒータ要素が前記電子現
    像型記録媒体の記録画像を走査することでもって該電子
    現像型記録媒体からの記録画像の消去を行なうようにな
    っており、 更に、前記ラインイメージセンサ及び前記線状ヒータ要
    素でもって前記電子現像型記録媒体の記録画像を走査す
    るように該ラインイメージセンサ及び該線状ヒータ要素
    を支持して移動させる移動手段を具備し、前記ラインイ
    メージセンサが前記電子現像型記録媒体の記録画像から
    の画像データの感知作動の実行中だけ作動され、前記線
    状ヒータ要素が前記電子現像型記録媒体からの記録画像
    の消去作動の実行中だけ付勢されるようになっている電
    子スチルビデオカメラ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記移動手段が2つの脚部を持つ可動
    部材からなり、前記2つの脚部はその間に前記電子現像
    型記録媒体を介在させるように延在し、前記画像感知手
    段のラインイメージセンサが前記移動手段の可動部材の
    一方の脚部によって支持され、前記画像感知手段が更に
    前記移動手段の可動部材の他方脚部によって支持されし
    かも前記ラインイメージセンサと整列させられた光源
    と、前記可動部材によって支持されしかも前記電子現像
    型記録媒体と前記ラインイメージセンサとの間に配置さ
    れた光学系とを包含し、前記画像消去手段の線状ヒータ
    要素が前記光源と前記ラインイメージセンサとの間に形
    成される光路内に入り込まないように前記可動部材によ
    って支持されることを特徴とする電子スチルビデオカメ
    ラ。
  18. 【請求項18】 請求項1から15までのいずれか1項
    に記載の電子スチルビデオカメラにおいて、前記画像感
    知手段がラインイメージセンサを包含し、前記電子現像
    型記録媒体の記録画像を前記ラインイメージセンサでも
    って走査することにより該記録画像からの画像データの
    感知作動が行なわれることを特徴とする電子スチルビデ
    オカメラ。
  19. 【請求項19】 請求項1から15までのいずれか1項
    に記載の電子スチルビデオカメラにおいて、前記画像感
    知手段が可動部材と、この可動部材に支持されしかも前
    記電子現像型記録媒体の一方の側に配置された光源と、
    前記可動部材に支持されしかも前記光源と整列するよう
    に前記電子現像型記録媒体の他方の側に配置されたライ
    ンイメージセンサと、前記可動部材に支持されしかも前
    記電子現像型記録媒体と前記ラインイメージセンサとの
    間に配置された光学系とを包含し、前記可動部材が走査
    方向に所定の一定間隔で間欠的に移動させられることを
    特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記光源が互いに整列された多数の発
    光ダイオードと、これら発光ダイオードから射出された
    光束を平行光束に変換するコリメートレンズとを包含す
    ることを特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  21. 【請求項21】 請求項1から20までのいずれか1項
    に記載の電子スチルビデオカメラにおいて、更に、前記
    電子現像型記録媒体の記録画像から感知された画像デー
    タを格納するための格納手段を具備することを特徴とす
    る電子スチルビデオカメラ。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記格納手段が第2の記録媒体と、こ
    の第2の記録媒体に画像データを格納させるべく該第2
    の記録媒体を装填して駆動するための記録装置とを包含
    することを特徴とする電子スチルビデオカメラ。
  23. 【請求項23】 請求項1から22までのいずれか1項
    に記載の電子スチルビデオカメラにおいて、前記電子現
    像型記録媒体が静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
    なるものであることを特徴とする電子スチルビデオカメ
    ラ。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記静電情報記録媒体が光導電層及び
    無機酸化物層を包含し、前記電荷保持媒体が液晶表示素
    子を包含することを特徴とする電子スチルビデオカメ
    ラ。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の電子スチルビデオ
    カメラにおいて、前記液晶表示素子がメモリタイプの液
    晶表示素子からなることを特徴とする電子スチルビデオ
    カメラ。
JP7349050A 1994-12-22 1995-12-21 電子現像型記録媒体を有する電子スチルビデオカメラ Withdrawn JPH08265617A (ja)

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