JPH08265589A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08265589A
JPH08265589A JP7066630A JP6663095A JPH08265589A JP H08265589 A JPH08265589 A JP H08265589A JP 7066630 A JP7066630 A JP 7066630A JP 6663095 A JP6663095 A JP 6663095A JP H08265589 A JPH08265589 A JP H08265589A
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Shinji Yamakawa
愼二 山川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが所望する原稿のカラーでカラーバラ
ンスを調整する場合に、処理の負担を軽減する。 【構成】 原稿の画像データを読み取って印刷し、この
印刷された画像データを読み取らせると、前回の画像デ
ータと比較されてカラーバランスが調整される。この
時、読取入力された画像データはカラーパッチに変換さ
れてから印刷出力されるので、比較するデータ量が少な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの読取入力
と印刷出力とを実行するデジタル複写機等の画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機等の画像処理装置は、画
像データの読取入力と印刷とを行なうことができる。こ
のような画像処理装置は、例えば、イメージスキャナと
ページメモリとレーザプリンタとを有しており、イメー
ジスキャナにより画像データを読取入力し、この読取入
力された画像データをページメモリにより一時記憶し、
この画像データをレーザプリンタにより印刷出力する。
【0003】また、フルカラーに対応した画像処理装置
は、フルカラーの画像データを原稿から読み取り、この
フルカラーの画像データを印刷用紙に再現することがで
きる。しかし、カラーの再現性は経時変化などのために
劣化するため、定期的に調整する必要がある。これはカ
ラーキャリブレーションなどと呼称され、特開平4-2736
50号公報、特開平2-25860 号公報、特開平4-77060 号公
報、などに開示されている。
【0004】特開平4-273650号公報に開示された画像処
理装置では、ユーザが所望のフルカラーの原稿を読取入
力させると、この読取入力されたフルカラーの画像デー
タが一時記憶され、フルカラーで印刷出力される。この
印刷出力された画像データを読取入力させると、一時記
憶された画像データと比較され、この比較結果に基づい
てカラー処理の設定条件が調整される。
【0005】また、特開平2-25860 号公報と特開平4-77
060 号公報とに開示された画像処理装置では、フルカラ
ーのテストパターンが予め印刷された基準原稿が用意さ
れているので、この基準原稿を読取入力させると、以下
は特開平4-273650号公報に開示された画像処理装置と同
様にカラー処理が調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した画像処理装置
は、カラーの再現性を調整することができる。しかし、
基準原稿を使用してカラー処理を調整するものでは、基
準原稿にユーザが正確な再現を要望するカラーが無い場
合、このカラーの再現性が実現されないことがある。
【0007】この点、ユーザの所望の原稿でカラー処理
を調整するものでは、ユーザが要望するカラーの再現性
を確保することが可能である。しかし、ユーザが読取入
力させる原稿の画像データが複雑な場合、原稿に存在す
る全部のカラーに対してカラー処理を調整することは困
難であり、ユーザが要望するカラーの再現性が実現され
ないこともある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿の画像データをフルカラーで読取入力する画像読取
手段を設け、読取入力されたフルカラーの画像データを
カラー処理する画像処理手段を設け、カラー処理された
画像データをフルカラーで印刷出力する画像印刷手段を
設け、読取入力された画像データの代表点をサンプリン
グしてカラーパッチの画像データを生成するパッチ生成
手段を設け、カラーパッチの画像データを前記画像印刷
手段により印刷出力させるパッチ出力手段を設け、原稿
から読取入力された画像データから生成されたカラーパ
ッチの画像データと原稿から読取入力された画像データ
から生成されて印刷出力されてから読取入力されたカラ
ーパッチの画像データとを比較する画像比較手段を設
け、カラーパッチの画像データの比較結果に従ってカラ
ー処理の設定条件を調整する処理調整手段を設けた。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、パッチ生成手段の処理領域を指定する領
域指定手段を設けた。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、パッチ生成手段は、モザイク処理により
カラーパッチの画像データを生成する。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、パッチ生成手段は、カラーパッチの画像
データを色調に対応した順番に並べ替える。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項3又は4
記載の発明において、画像比較手段が比較するカラーパ
ッチの画像データを指定するパッチ指定手段を設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、原稿の画像データを
画像読取手段によりフルカラーで読取入力させると、こ
の読取入力されたフルカラーの画像データが画像処理手
段によりカラー処理され、このカラー処理された画像デ
ータが画像印刷手段によりフルカラーで印刷出力され
る。この時、カラーバランスの調整を所望する場合に
は、パッチ生成手段により画像データの代表点がサンプ
リングされてカラーパッチの画像データが生成され、こ
のカラーパッチの画像データがパッチ出力手段により画
像印刷手段で印刷出力される。この印刷出力されたカラ
ーパッチの画像データを画像読取手段により読取入力さ
せると、この読取入力されたカラーパッチの画像データ
と、原稿から読取入力された画像データから生成された
カラーパッチの画像データとが、画像比較手段により比
較される。このカラーパッチの画像データの比較結果に
従って処理調整手段がカラー処理の設定条件を調整する
ので、ユーザが所望するカラーの再現性が簡易な処理で
実現される。
【0014】請求項2記載の発明では、領域指定手段に
よりパッチ生成手段の処理領域を指定すると、指定され
た処理領域のみ画像データの代表点がサンプリングされ
てカラーパッチの画像データが生成されるので、ユーザ
が指定した処理領域のみがカラーバランスの調整対象と
なる。
【0015】請求項3記載の発明では、パッチ生成手段
がモザイク処理によりカラーパッチの画像データを生成
するので、カラーパッチの画像データが既存の簡易な処
理により生成される。
【0016】請求項4記載の発明では、パッチ生成手段
がカラーパッチの画像データを色調に対応した順番に並
べ替えるので、所望のカラーを簡易に選択できる。
【0017】請求項5記載の発明では、画像比較手段が
比較するカラーパッチの画像データをパッチ指定手段に
より指定すると、指定されたカラーパッチの画像データ
が画像比較手段により比較され、この比較結果に従って
処理調整手段がカラー処理の設定条件を調整するので、
ユーザが選択したカラーの再現性が確保される。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、本実施例の画像処理装置1は、例えば、
フルカラーに対応したデジタル複写機であり、図1に示
すように、画像読取手段である画像読取部2、画像処理
手段である画像処理部3、画像印刷手段である画像印刷
部4、領域指定部5、を有している。
【0019】前記画像読取部2は、原稿の画像データを
RGB(Red,Green,Blue)データとしてフルカラーで読取
入力する。前記画像処理部3は、詳細には後述するよう
に、読取入力されたフルカラーの画像データを一時記憶
すると共に、読取入力されたフルカラーの画像データに
各種のカラー処理を実行する。前記画像印刷部4は、カ
ラー処理された画像データを、CMYK(Cyanide,Magen
ta,Yellow,Black)のトナーによりフルカラーで印刷出力
する。前記領域指定部5は、読取入力される画像データ
に処理領域の座標を入力操作する。
【0020】前記画像処理部3は、図2に示すように、
RGBフィルタ6、RGBγ補正部7、クリエイト部
8、カラー補正部9、変倍部10、CMYKフィルタ1
1、CMYKγ補正部12、階調処理部13、を有して
おり、これらの各部は画像データの入力部14から出力
部15まで上記の順番に接続されている。
【0021】前記RGBフィルタ6は、読取入力された
画像データであるRGBデータにMTF補正を行なうた
め、“3×5”のフィルタで尖鋭化処理を行なう。ま
た、原稿が印刷物や複写物の場合は、RGBデータに平
滑化処理を行なう。前記RGBγ補正部7は、RGBデ
ータをルックアップテーブルによりγ補正して濃度デー
タに変換する。前記クリエイト部8は、画像データにペ
イント処理やアンダーカラー処理やモザイク処理などの
各種の画像処理を実行する。前記カラー補正部9は、R
GBデータを一次のマスキング方程式によりCMYKデ
ータに変換する。なお、このマスキング方程式の一つを
以下に例示する。
【0022】
【数1】
【0023】前記変倍部10は、画像データの主走査方
向の変倍処理と、画像データと処理領域との主走査方向
の移動とを、実行する。なお、画像データの副走査方向
の変倍処理は、前記画像読取部2や前記画像印刷部4に
より実行される。前記CMYKフィルタ11は、CMY
Kデータに尖鋭化処理や平滑化処理を行ない、CMYK
データを印刷特性や階調処理に適正に補正する。前記C
MYKγ補正部12は、CMYKデータをルックアップ
テーブルによりγ補正して印刷特性に適正に補正する。
前記階調処理部13は、CMYKデータを“1×2”の
多値ディザ法などにより印刷特性に適正に中間調処理す
る。
【0024】さらに、前記画像処理部3は、原稿認識部
16、CPU(Central ProcessingUnit)17、信号発
生部18、カラー記憶部19、を有している。この原稿
認識部16は、前記入力部14が接続されており、前記
RGBフィルタ6から前記階調処理部13までの全部
と、前記CPU17とに接続されている。このCPU1
7は、前記RGBフィルタ6から前記階調処理部13ま
での全部と、前記信号発生部18と前記カラー記憶部1
9とに接続されている。前記信号発生部18は、前記領
域指定部5が接続されており、前記RGBフィルタ6か
ら前記CMYKγ補正部12までカスケード接続されて
いる。前記クリエイト部8と前記CPU17とが前記カ
ラー記憶部19に接続されており、このカラー記憶部1
9は前記カラー補正部9に接続されている。
【0025】前記原稿認識部16は、画像データが読取
入力された原稿の種類(用紙、印刷、文字など)を判定
し、前記RGBフィルタ6から前記階調処理部13まで
の各部に通達する。これらの各部は通達された原稿の種
類に従って処理動作を補正するが、このデータが無くと
も処理動作は実行できる。前記CPU17は、各種のデ
ータ処理を実行し、各部の処理動作の制御やパラメータ
の修正なども実行する。
【0026】前記信号発生部18は、ビットマップメモ
リ(図示せず)を有しており、前記領域指定部5により
画像データの処理領域が入力操作されると、この処理領
域の座標をビットマップメモリに展開して記憶する。こ
の展開した処理領域の座標を領域信号として各部に通達
するので、ここに読取入力される画像データに処理領域
を指定する領域指定手段が実現されている。なお、各部
は通達された領域信号に従って画像処理を実行するが、
最後の前記CMYKγ補正部12は、nビットの画像デ
ータを前記信号発生部18にフィードバックさせる。前
記カラー記憶部19は、メモリからなり、RGBデータ
を記憶する。
【0027】そして、本実施例の画像処理装置1は、前
述した従来の画像処理装置と同様に、ユーザが所望する
原稿のフルカラーの画像データを読取入力させて印刷出
力させ、この印刷出力された画像データを読取入力させ
て前回の画像データと比較させ、この比較結果に基づい
て前記画像処理部3のカラー処理を調整することができ
るが、読取入力された画像データはモザイク処理により
カラーパッチに変換されてから印刷出力される。
【0028】このようなことを実現するため、本実施例
の画像処理装置1は、パッチ生成手段、パッチ出力手
段、画像比較手段、処理調整手段、を有している。前記
パッチ生成手段は、読取入力された画像データの代表点
をサンプリングしてカラーパッチの画像データを生成
し、前記パッチ出力手段は、カラーパッチの画像データ
を画像印刷手段により印刷出力させる。より詳細には、
前記パッチ生成手段は、前記クリエイト部8の画像処理
であるモザイク処理により、原稿の画像データをカラー
パッチの画像データに変換し、前記カラー記憶部19に
格納する。
【0029】前記画像比較手段は、原稿の画像データか
ら生成されたカラーパッチの画像データと、印刷出力さ
れてから読取入力されたカラーパッチの画像データとを
比較する。より詳細には、原稿の画像データから生成さ
れたカラーパッチの画像データは前記カラー記憶部19
により一時記憶されるので、印刷出力されてから読取入
力されたカラーパッチの画像データと前記カラー記憶部
19に記憶されたカラーパッチの画像データとが比較さ
れる。
【0030】前記処理調整手段は、処理領域の画像デー
タの比較結果に従って、カラー処理の設定条件を調整す
る。より詳細には、上述したカラーパッチの画像データ
の比較結果に従って、前記CPU17が各部の処理動作
のパラメータを修正し、読取入力と印刷出力とのカラー
バランスを一致させる。
【0031】このような構成において、本実施例の画像
処理装置1は、原稿の画像データを画像読取部2により
フルカラーで読取入力することができ、この画像データ
を画像印刷部4によりフルカラーで印刷出力することが
できる。この時、画像処理部3は、読取入力された画像
データであるRGBデータを画像処理し、印刷出力され
る画像データであるCMYKデータに変換する。この画
像処理のカラーバランスは、通常は読取入力された画像
データと印刷出力される画像データとが一致するように
調整されているが、各部の経時劣化などにより変動する
ことがあり、ユーザが所望する特定のカラーのみ再現性
を確保したいこともある。
【0032】このような場合、本実施例の画像処理装置
1では、動作モードとしてバランス調整モードを指定す
ると、以下に示すように、カラーバランスの調整動作が
実行される。まず、ユーザはカラーバランスの調整のた
めに所望の原稿を用意し、この原稿の画像データを画像
読取部2により読取入力させる。すると、この読取入力
された画像データであるRGBデータは、RGBフィル
タ6により平滑化処理されてからクリエイト部8により
モザイク処理される。このモザイク処理により原稿の画
像データはカラーパッチの画像データに変換されるの
で、このカラーパッチの画像データはモザイク処理の配
列ピッチに対応してカラー記憶部19に格納される。
【0033】さらに、カラーパッチの画像データはカラ
ー補正部9によりCMYKデータに変換され、画像印刷
部4により印刷出力される。この印刷出力される画像デ
ータは、原稿の画像データをモザイク処理したものなの
で、図3に示すように、原稿の画像データをモザイク状
のカラーパッチに変換したものとなる。そこで、このカ
ラーパッチの画像データにより、ユーザはカラーバラン
スが調整されるカラーパッチを確認することができる。
【0034】つぎに、ユーザが印刷出力されたカラーパ
ッチの画像データを画像読取部2により読取入力させる
と、この画像読取部2により読取入力されたカラーパッ
チのRGBデータと、カラー記憶部19に記憶されたカ
ラーパッチのRGBデータとが、モザイク処理の配列ピ
ッチに対応して比較される。この比較結果に基づきカラ
ー処理の設定条件としてCMYKγ補正部12のルック
アップテーブルのγ曲線が修正されるので、画像処理装
置1は、ユーザが用意した原稿のカラーを正確に再現す
るように読取入力と印刷出力とのカラーバランスが調整
される。
【0035】上述のように、本実施例の画像処理装置1
は、ユーザが所望する原稿の画像データに基づいてカラ
ーバランスが調整されるが、このカラーバランスの調整
はモザイク処理により変換されたカラーパッチの画像デ
ータの比較結果に従って実行されるので、原稿に存在す
る全部のカラーに基づいてカラー処理を調整することが
なく、処理の負担が小さく時間も要しない。
【0036】しかも、本実施例の画像処理装置1では、
原稿の画像データがカラーパッチに変換されてから印刷
出力されるので、この画像データを読取入力する場合に
各カラーを良好なS/Nで読取入力することができる。
モザイク処理の条件は、画像読取部2の読取精度や画像
データのサイズなどに基づいて適正に設定されるが、モ
ザイクが正方形の場合は一辺を1cm以上にすることが適
当である。
【0037】さらに、本実施例の画像処理装置1では、
上述のように原稿の画像データからカラーパッチの画像
データをモザイク処理により生成するが、このモザイク
処理はデジタル複写機などの画像処理装置1には従来か
ら備わる機能なので、カラーパッチの画像データを生成
するために新規の画像処理を付加する必要がなく、既存
の機能で簡易にカラーパッチの画像データを生成するこ
とができる。
【0038】なお、本実施例の画像処理装置1では、読
取入力と印刷出力とのカラーバランスを調整する場合、
CMYKγ補正のルックアップテーブルのγ曲線を修正
するが、このγ曲線の修正は、新規のγ曲線を演算処理
により生成することや、予め用意した複数のγ曲線を選
択することにより、簡易に実現される。しかし、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、カラーバラン
スの調整を色補正係数やRGBγ補正の修正により実行
することも可能であり、これらの場合もカラーバランス
を容易に調整することができる。
【0039】さらに、本実施例の画像処理装置1では、
原稿の画像データから生成したカラーパッチの画像デー
タの全部を比較することを想定したが、本発明は上記実
施例に限定されるものでもなく、例えば、ヒストグラム
を作成して色相に特徴のある一部のカラーパッチのみ画
像データを比較することも可能である。
【0040】ここで、本実施例の画像処理装置1の一変
形例を以下に説明する。この変形例の画像処理装置1
は、上述した構成の他にパッチ指定手段を有する。この
パッチ指定手段は、領域指定部5の手動操作により、画
像比較手段が比較するカラーパッチの画像データをパッ
チ指定手段により指定する。
【0041】この場合、画像比較手段は指定されたカラ
ーパッチの画像データのみを比較するので、ユーザが選
択したカラーパッチに対してのみカラーバランスの調整
が実行される。つまり、印刷出力されたカラーパッチを
視認したユーザが、再現性を所望するカラーのカラーパ
ッチを指定すれば、そのカラーが正確に再現されるよう
にカラーバランスが調整される。なお、カラーパッチは
モザイク処理により生成されているので、その位置を正
確に管理することが容易であり、上述のような処理は簡
易かつ確実に実行することができる。
【0042】また、本実施例の画像処理装置1では、原
稿の画像データをモザイク処理によりカラーパッチの画
像データに変換するので、このカラーパッチの画像デー
タは原稿のイメージを有している。しかし、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、カラーパッチの画
像データをパッチ生成手段が色調に対応した順番に並べ
替えることも可能である。
【0043】この場合、印刷出力されるカラーパッチの
画像データは、カラーチャートと同様なので、ユーザが
所望のカラーを簡易に見つけることができる。従って、
このような画像処理装置1も、上述のようにパッチ指定
手段によりカラーパッチを指定することが好ましい。な
お、並べ替えたカラーパッチの画像データを印刷出力す
る場合は、カラーパッチを各色毎にペイント処理するこ
とが好ましい。
【0044】さらに、本実施例の画像処理装置1の他の
変形例を以下に説明する。この変形例の画像処理装置1
は、前述した構成の他に領域指定手段を有する。この領
域指定手段は、領域指定部5の手動操作により、パッチ
生成手段の処理領域を指定する。
【0045】この場合、図4に示すように、処理領域を
対角点“ab”により指定した場合、図5に示すよう
に、この指定された処理領域のみ原稿の画像データの代
表点がサンプリングされてカラーパッチの画像データが
生成される。つまり、ユーザが指定した処理領域のみが
カラーバランスの調整対象となるので、原稿の画像デー
タに対してユーザが所望する部分のみでカラーバランス
が調整される。
【0046】なお、この場合にもヒストグラムを作成し
て色相に特徴のある一部のカラーパッチのみ画像データ
を比較することも可能である。また、処理領域の外方に
位置する画像データは、カラーパッチに変換されること
なく、そのまま印刷出力されるので、画像データを確認
することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、読取入力された
画像データの代表点をサンプリングしてカラーパッチの
画像データを生成するパッチ生成手段を設け、カラーパ
ッチの画像データを前記画像印刷手段により印刷出力さ
せるパッチ出力手段を設け、原稿から読取入力された画
像データから生成されたカラーパッチの画像データと原
稿から読取入力された画像データから生成されて印刷出
力されてから読取入力されたカラーパッチの画像データ
とを比較する画像比較手段を設け、カラーパッチの画像
データの比較結果に従ってカラー処理の設定条件を調整
する処理調整手段を設けたことにより、ユーザが所望す
る原稿の画像データに基づいてカラーバランスが調整さ
れるが、このカラーバランスの調整はカラーパッチの画
像データの比較結果に基づいて実行されるので、原稿に
存在する全部のカラーに基づいてカラー処理を調整する
必要がなく、処理の負担が小さく時間も要しない。
【0048】請求項2記載の発明では、パッチ生成手段
の処理領域を指定する領域指定手段を設けたことによ
り、カラーバランスの調整対象となる画像データを処理
領域に制限して指定することができるので、原稿の画像
データに対してユーザが所望する部分のみでカラーバラ
ンスを調整することができる。
【0049】請求項3記載の発明では、パッチ生成手段
は、モザイク処理によりカラーパッチの画像データを生
成することにより、カラーパッチの画像データを既存の
簡易な処理により生成することができ、カラーパッチの
画像データを生成するために新規の機能を付加する必要
がない。
【0050】請求項4記載の発明では、パッチ生成手段
は、カラーパッチの画像データを色調に対応した順番に
並べ替えることにより、カラーチャートと同様に所望の
カラーを簡易に見つけることができる。
【0051】請求項5記載の発明では、画像比較手段が
比較するカラーパッチの画像データを指定するパッチ指
定手段を設けたことにより、カラーバランスの調整対象
となるカラーパッチを指定して制限することができるの
で、ユーザが所望するカラーを正確に再現するようにカ
ラーバランスを修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像処理装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】画像処理手段である画像処理部を示すブロック
図である。
【図3】モザイク処理により生成したカラーパッチの画
像データを示す模式図である。
【図4】処理領域を指定した状態を示す模式図である。
【図5】処理領域の画像データをカラーパッチの画像デ
ータに変換した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 画像読取手段 3 画像処理手段 4 画像印刷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 G06F 15/62 310A 1/04 107 410Z 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像データをフルカラーで読取入
    力する画像読取手段と、読取入力されたフルカラーの画
    像データをカラー処理する画像処理手段と、カラー処理
    された画像データをフルカラーで印刷出力する画像印刷
    手段と、読取入力された画像データの代表点をサンプリ
    ングしてカラーパッチの画像データを生成するパッチ生
    成手段と、カラーパッチの画像データを前記画像印刷手
    段により印刷出力させるパッチ出力手段と、原稿から読
    取入力された画像データから生成されたカラーパッチの
    画像データと原稿から読取入力された画像データから生
    成されて印刷出力されてから読取入力されたカラーパッ
    チの画像データとを比較する画像比較手段と、カラーパ
    ッチの画像データの比較結果に従ってカラー処理の設定
    条件を調整する処理調整手段と、を有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 パッチ生成手段の処理領域を指定する領
    域指定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 パッチ生成手段は、モザイク処理により
    カラーパッチの画像データを生成することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 パッチ生成手段は、カラーパッチの画像
    データを色調に対応した順番に並べ替えることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像比較手段が比較するカラーパッチの
    画像データを指定するパッチ指定手段を設けたことを特
    徴とする請求項3又は4記載の画像処理装置。
JP06663095A 1995-03-24 1995-03-27 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3539648B2 (ja)

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JP2013017111A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Ricoh Co Ltd カラーチャート作成装置、カラーチャート作成方法及びプログラム、並びにカラーチャート

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