JPH08265566A - 網目スクリーンの作成方法 - Google Patents

網目スクリーンの作成方法

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JPH08265566A
JPH08265566A JP7065647A JP6564795A JPH08265566A JP H08265566 A JPH08265566 A JP H08265566A JP 7065647 A JP7065647 A JP 7065647A JP 6564795 A JP6564795 A JP 6564795A JP H08265566 A JPH08265566 A JP H08265566A
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治 島崎
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高品質な画像を生成することを可能とし、ま
た、出力装置や出力媒体のドットゲインを考慮した高品
質な画像を生成することのできる網目スクリーンの作成
方法を提供することを目的とする。 【構成】スレッショールドアレーTk に対して閾値の初
期値1、2を設定した後、前記閾値1、2から最も離れ
た位置を求め、その位置を閾値3の位置に決定する。こ
の作業を繰り返すことにより、スレッショールドアレー
5 の全閾値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像信号を2値画
像信号に変換するための閾値マトリクスからなる網目ス
クリーンの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多値画像信号を2値画像信号に変換す
る、いわゆる、網点化の方式は、ドット(画素)の大き
さを多値画像信号に応じて変調する振幅変調方式(「A
M方式」ともいう)と、ドットの大きさは同じで密度を
多値画像信号に応じて変調する周波数変調方式(「FM
方式」ともいう)との2つに大別することができる。こ
の場合、前記周波数変調方式には、所定の閾値を用いて
多値画像信号を2値画像信号に変換する際、前記多値画
像信号と前記2値画像信号との間で生じる誤差をその周
囲画素に拡散させることで所望の濃度からなる2値画像
信号を生成する誤差拡散方式、ディザマトリクスとして
設定された閾値を用いて多値画像信号を2値画像信号に
変換するスレッショールド方式等がある。
【0003】ところで、複数のブロックに分割した画像
の各領域に対応する分散型ディザマトリクス(ベイヤ
(Bayer)のディザマトリクス)を用いた従来のス
レッショールド方式では、目障りな規則的パターンが視
認されてしまう場合がある。また、従来のスレッショー
ルド方式では、画像を出力する出力装置や出力媒体によ
るドットゲインの影響を考慮しておらず、従って、ドッ
トゲインが大きい場合には、画質が劣化してしまう問題
がある。
【0004】一方、ディザマトリクスの行方向および列
方向の配列の中、一方の方向に対する配列を他方の方向
に対する配列よりも大きく設定し、前記他方の方向に対
する配列を分割された画像のブロック毎に乱数的に繰り
返し再配置することにより、当該ディザマトリクスの繰
り返しによって発生する規則的パターンの視認を低下さ
せるとともに、ディザマトリクスに要するメモリ容量を
減少させるようにした方法がある(特開平6−3113
52号公報参照)。
【0005】しかしながら、この方法においても前記規
則的パターンを完全に解消することはできず、また、ベ
イヤのディザマトリクスを用いた場合と同様に、出力装
置に依存するドットゲインの影響による画質の劣化を回
避することはできない。さらに、ディザマトリクスの配
列を前記他方の方向に対して繰り返し再配置する処理を
要するため、ベイヤのディザマトリクスを用いた場合よ
りも多くの処理時間が必要となる。
【0006】さらにまた、誤差拡散方式を用いたものと
して、多値画像信号を2値画像信号に変換する際、当該
画素の周辺画素において既に決定しているドット発生パ
ターン(2値化パターン)に応じ、2値化による誤差を
パターンテーブルメモリに記憶されている前記ドット発
生パターンに対応した補正値を用いて補正し、その補正
された誤差を新たな誤差として誤差拡散処理を行う方法
がある(特開平5−3540号公報参照)。
【0007】この場合、パターン化が可能な理想的なド
ット発生パターン、例えば、円形のドット発生パターン
に対しては補正値を正確に設定することができ、これに
よって良好な画像を再現することが可能となるが、様々
なドットゲイン特性を有する全ての出力装置や出力媒体
に対して適用することができるものではない。また、誤
差拡散方式であるため、相当な処理時間を必要とする不
具合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不具
合を解消するためになされたものであり、視覚特性や出
力装置、出力媒体のドットゲインを考慮した高品質な画
像を生成することのできる網目スクリーンの作成方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多値画像信号
を2値画像信号に変換するための閾値マトリクスからな
る網目スクリーンの作成方法において、昇順あるいは降
順に閾値を決める際、前記閾値マトリクスの周囲に配置
される同一構成からなる他の閾値マトリクスを含め、既
に決定された閾値の位置と新たに配置する閾値の位置と
の距離が最も離間するように前記新たな閾値の位置を決
定することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、多値画像信号を2値画像
信号に変換するための閾値マトリクスからなる網目スク
リーンの作成方法において、昇順あるいは降順に閾値を
決める際、前記閾値マトリクスの周囲に配置される同一
構成からなる他の閾値マトリクスを含め、既に決定され
た閾値の位置を中心に所定の重み付けフィルタを作用さ
せ、その重み付け値を累積加算あるいは累積減算するこ
とで前記閾値マトリクス内の前記重み付けフィルタによ
る重み付け分布を求め、前記重み付け分布の極小値ある
いは極大値に相当する位置を新たな閾値の位置に設定す
ることで、順次閾値の位置を決定することを特徴とす
る。
【0011】さらに、本発明は、多値画像信号を2値画
像信号に変換するための閾値マトリクスからなる網目ス
クリーンの作成方法において、昇順あるいは降順に閾値
を決める際、前記閾値マトリクスを構成する閾値のハイ
ライト側およびシャドウ側では、前記閾値マトリクスの
周囲に配置される同一構成からなる他の閾値マトリクス
を含め、既に決定された閾値の位置と新たに配置する閾
値の位置との距離が最も離間するように前記新たな閾値
の位置を決定し、前記閾値の中間部では、前記閾値マト
リクスの周囲に配置される同一構成からなる他の閾値マ
トリクスを含め、既に決定された閾値の位置を中心に所
定の重み付けフィルタを作用させ、その重み付け値を累
積加算あるいは累積減算することで前記閾値マトリクス
内の前記重み付けフィルタによる重み付け分布を求め、
前記重み付け分布の極小値あるいは極大値に相当する位
置を新たな閾値の位置に設定することで、順次閾値の位
置を決定することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、閾値の位置を相互に最も離間する
順に決定することで、この閾値マトリクスによる2値化
誤差の空間周波数成分を高域側とすることができる。ま
た、前記決定に際して、周囲の閾値マトリクスを構成す
る閾値の位置も考慮することで、閾値マトリクスの繰り
返しによる周期性の視認を低下させることができる。
【0013】また、本発明では、例えば、視覚特性を考
慮した点広がり関数を重み付けフィルタとして用い、こ
の重み付けフィルタを既に決定された閾値の位置を中心
に作用させて得られる重み付け分布のばらつきが最小と
なるように閾値の位置を順次決定することにより、画像
における目障りな粒状性の視認を低下させることのでき
る閾値マトリクスを得ることができる。また、周囲の閾
値マトリクスを考慮して閾値を決定することにより、周
囲の閾値の不連続性によって生じる画像の周期性の視認
を低下させることができる。
【0014】さらに、本発明では、閾値のハイライト側
およびシャドウ側では、前記閾値間の距離を考慮して閾
値の位置を決定し、中間部では、重み付けフィルタを用
いて閾値の位置を決定することにより、画像の全範囲に
おいて粒状性や周期パターンが目立つことのない閾値間
マトリクスを得ることができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る網目スクリーンの作成
方法が適用されるシステムを示す。このシステムにおい
て、先ず、印刷物Pを作成する手順について説明する。
【0016】外部装置からラスタイメージプロセッサ
(RIP)10に供給された多値画像信号Iは、比較器
12において、選択手段14によりスクリーン線数や出
力媒体等の出力条件に従って選択され閾値マトリクス記
憶部16から出力される閾値信号THと比較され、2値
画像信号Bに変換される。なお、前記閾値信号THは、
閾値マトリクス作成装置22において、後述するように
して作成されるが、この閾値マトリクス作成装置22
は、RIP10と一体であってもよい。次いで、前記2
値画像信号Bは、出力装置20に供給され、例えば、レ
ーザビームをオン/オフ制御することでフイルムF上に
フイルム原版となる網点画像が形成される。このフイル
ム原版から刷版が作成され、前記刷版が印刷機に設定さ
れることで、記録媒体である所定の印刷用紙に対して所
望の印刷物Pが形成される。
【0017】次に、前記のようにしてフイルムFあるい
は印刷物Pを作成する際に使用される閾値マトリクス
(網目スクリーン)の作成方法の各実施例を説明する。
なお、以下の各実施例では、1〜25の閾値を設定する
ものとして説明しているが、任意の範囲からなる閾値を
設定する場合にも拡張することができることは勿論であ
る。
【0018】実施例1 図2〜図4は、実施例1の処理手順を示すフローチャー
トである。この実施例では、値の近い閾値が近接して配
置されないように閾値マトリクスを設定することで、前
記閾値マトリクスにより形成される画像のドットパター
ンが局所的に片寄らないようにして粒状性を低下させる
ことができ、また、前記閾値マトリクスに隣接して設定
される他の閾値マトリクスを考慮して閾値を配置するこ
とで、前記閾値マトリクスの繰り返しによる規則的パタ
ーンの出現を低減させることができる。
【0019】先ず、図5に示すように、所望の閾値マト
リクスであるスレッショールドアレーT5 と、前記スレ
ッショールドアレーT5 と同一の構成からなる周囲のス
レッショールドアレーT1 〜T4 、T6 〜T9 とを定義
する。また、前記各スレッショールドアレーTk (k=
1〜9)を構成する25個の閾値t(Pkl)(k=1〜
9、l=1〜25、t=1〜25)の各画素点Pklを定
義する(ステップS100)。なお、前記各画素点Pkl
のx座標およびy座標をxkl、yklとする。
【0020】そこで、各スレッショールドアレーTk
全ての閾値t(Pkl)を0とした後(ステップS10
2)、各スレッショールドアレーTk から適当に離間し
た2つの画素点Pk1およびPk2を選択し、初期値として
閾値t(Pk1)=1、t(Pk2)=2を設定する(ステ
ップS104、図5参照)。
【0021】次に、3から25までの閾値t(Pkl)を
設定する画素点Pklを求める。
【0022】先ず、z=3、2つの画素点Pkl間の距離
の最大値Rmax =0、乱数RND=0、i=1とし(ス
テップS106、S108、S112、S114、S1
16)、閾値t(P5i)が0であれば(ステップS12
0)、当該画素点P5iと、その周囲の既に閾値t
(Pkl)が設定された画素点Pklとの間の距離の最小値
mi n (i)を求める(ステップS122)。
【0023】前記最小値Rmin (i)は、図4に示すフ
ローチャートに従って求めることができる。すなわち、
最小値Rmin (i)の初期値を99999に設定した後
(ステップS150)、ステップS152、S154、
S156、S158、S160、S162を経て、0以
外の閾値t(Pkl)が設定されている画素点Pklを抽出
し(ステップS164)、その画素点Pklと当該画素点
5iとの間の距離RRを次の(1)式に従って求める
(ステップS166)。
【0024】 RR=√((xkl−x5i )2 +(ykl−y5i )2 ) …(1) そして、前記のようにして求めた距離RRと最小値R
min (i)とを比較し(ステップS168)、RR<R
min (i)であれば、Rmin (i)=RRとする(ステ
ップS170)。この処理を全スレッショールドアレー
k の閾値t(P kl)が0でない全ての画素点Pklに対
して行うことにより、画素点P5iとその周囲の既に閾値
t(Pkl)が設定された画素点Pklとの間の距離の最小
値Rmin (i)を求めることができる。
【0025】次に、図3に戻り、前記のようにして求め
た最小値Rmin (i)と最大値Rma x とを比較する(ス
テップS124、S130)。この場合、i=1では、
最大値Rmax が0(ステップS112)であるから、R
max =Rmin (i)に設定するとともに(ステップS1
26)、x5z=x5i、y5z=y5iとする(ステップS1
28)。そして、iを更新して(ステップS116)、
再び最小値Rmin (i)を求め(ステップS122)、
前記最小値Rmin (i)とステップS126で更新され
た最大値Rmax とを比較する(ステップS124、S1
30)。
【0026】ここで、Rmin (i)>Rmax である限り
(ステップS124)、閾値t(P 5i)=3(z=3)
を設定する座標x5z、y5zを順次更新して行く。すなわ
ち、この処理によって、既に閾値t(Pkl)が設定され
ているいずれの画素点Pklからも離間した座標x5z、y
5zを求めることができる。
【0027】なお、ステップS130において、Rmin
(i)=Rmax と判定された場合には、図6に示すよう
に、既に閾値t(Pkl)が設定されている画素点Pkl
らの距離が等しくなる画素点P5iが2つ以上あることに
なる(例えば、閾値t(P5i)=3となる画素点P5i
3A、3Bの2点となる場合)。この場合、0または1
のいずれかの値を採る乱数NEWRNDを求め(ステッ
プS132)、この乱数NEWRNDとステップS11
2で設定された乱数RNDとを比較し(ステップS13
4)、NEWRND>RNDであればRND=NEWR
NDとし(ステップS136)、後から求めた座標
5i、y5iを閾値t(P5i)=3(z=3)を設定する
座標x5z、y5zとする(ステップS138)。また、N
EWRND≦RNDの場合には、最初に求めた座標
5i、y5iを閾値t(P5i)=3(z=3)を設定する
座標x5z、y5zとする。この結果、図5に示す3A、3
Bのいずれか一方が閾値t(P5i)=3(z=3)を設
定すべき座標x5z、y5zとしてランダムに選択されるこ
とになる。
【0028】このようにして、スレッショールドアレー
5 の全ての画素点P5lの中から、既に閾値t(Pkl
が設定されている他の画素点Pklより最も離間した位置
にある画素点P5Zを抽出することができる。そこで、前
記画素点P5Zを含む各スレッショールドアレーTk の画
素点Pkzに対して閾値t(Pkz)=3(z=3)を設定
する(ステップS118、S140)。
【0029】同様にして、ステップS108からの処理
を繰り返し、閾値t(Pkl)=4〜25の設定を行うこ
とで、スレッショールドアレーTk 内の全ての画素点P
klに対して閾値t(Pkl)が設定される(ステップS1
10)。
【0030】前記のようにして決定されたスレッショー
ルドアレーTk は、中心となるスレッショールドアレー
5 のみが抽出され、閾値マトリクスとして図1に示す
閾値マトリクス記憶部16に設定される。
【0031】そこで、RIP10では、選択手段14に
より閾値マトリクス記憶部16から前記閾値マトリクス
(スレッショールドアレーT5 )を選択して、その閾値
信号TH(閾値t(P5l)に対応)を比較器12に供給
し、多値画像信号Iと比較することにより2値画像信号
Bを生成する。そして、前記2値画像信号は、出力装置
20によってフイルムF上に網点画像として出力され、
あるいは、前記フイルムFから印刷物Pが作成される。
【0032】この場合、前記閾値マトリクスは、値の近
い閾値が近接しないように閾値が配置されているため、
前記閾値マトリクスにより形成される画像のドットパタ
ーンが片寄ることがなく、粒状性が目立たない良好な網
点画像を得ることができる。また、前記閾値マトリクス
は、図5に示すスレッショールドアレーT1 〜T4 、T
6 〜T9 のように、周囲に配設される他の閾値マトリク
スを考慮して閾値が配置されているため、網点画像上に
は、前記閾値マトリクスの繰り返しによる規則的パター
ンが出現することが無く、一層良好な画像を得ることが
できる。
【0033】実施例2 実施例1では、閾値t(Pkl)を1、2、…のように昇
順に設定しているが、この場合、大きな値の閾値t(P
kl)を設定する際、既に大部分の画素点Pklに対して閾
値t(Pkl)が設定されているため、相互に近接した画
素点Pklを選択せざるを得ない状態となることが懸念さ
れる。
【0034】そこで、実施例2では、図7に示すよう
に、各スレッショールドアレーTk から適当に離間した
4つの画素点Pk1、Pk2、Pk24 、Pk25 を選択し、初
期値として閾値t(Pk1)=1、t(Pk2)=2、t
(Pk24 )=24、t(Pk25 )=25を設定する。次
いで、実施例1と同様にして、閾値t(Pk3)=3を設
定する画素点Pk3を求めた後、閾値t(Pk23 )=23
を設定する画素点Pk23 を求める。このように、閾値t
(Pkl)をハイライト側およびシャドウ側から1つずつ
交互に設定することで、スレッショールドアレーT5
求める。
【0035】前記のようにして設定されたスレッショー
ルドアレーT5 は、ハイライト側およびシャドウ側にお
いて、閾値t(Pkl)が十分に離間して配置されてい
る。従って、このスレッショールドアレーT5 からなる
閾値マトリクスを用いて網点画像を形成した場合、ハイ
ライト側およびシャドウ側の双方においてザラツキ感の
ない良好な網点画像を得ることができる。
【0036】実施例3 図8および図9は、実施例3の処理手順を示すフローチ
ャートである。この実施例では、図15に示す視覚の空
間周波数特性(MTF)を2次元フーリエ変換すること
により、図10に示す点広がり関数を求め、閾値の位置
に対応する位置に前記点広がり関数を作用させ、累積加
算あるいは累積減算することにより、その閾値から得ら
れる画像の仮想的濃度分布を求め、そのばらつきを最小
とするように閾値マトリクスを設定することで、目障り
な粒状性を最小限に抑制し、また、前記閾値マトリクス
に隣接して設定される他の閾値マトリクスを考慮して閾
値を配置することで、前記閾値マトリクスの不連続な繰
り返しによる規則的パターンの出現を低減させることが
できる。
【0037】先ず、実施例1と同様に、スレッショール
ドアレーTk および画素点Pkl(k=1〜9、l=1〜
25)を定義し(ステップS200)、全ての閾値t
(Pkl)を0とした後(ステップS202)、各スレッ
ショールドアレーTk から適当に離間した2つの画素点
k1およびPk2を選択し、初期値として閾値t(Pk1
=1、t(Pk2)=2を設定する(ステップS204、
図4参照)。
【0038】次に、z=2として(ステップS20
6)、図11に示す重み付けフィルタf kl(Pkz)を図
5のスレッショールドアレーTk に作用させ、図12に
示す重み付けされたスレッショールドアレーTk の濃度
分布Dklを求める(ステップS208)。
【0039】すなわち、図11に示す重み付けフィルタ
kl(Pkz)は、図10に示す点広がり関数の分布特性
を5×5のマトリクスからなる2次元の濃度分布として
表したものであり、この重み付けフィルタfkl(Pkz
をスレッショールドアレーT k の閾値t(Pkl)が設定
されている画素点Pklを中心に作用させ、それらを加算
することにより、図12に示す濃度分布Dklを得ること
ができる。この場合、前記濃度分布Dklのばらつきが最
小(この場合は極小値に相当)となるように閾値t(P
kl)を順次設定することにより、目障りな粒状性を最小
限に抑制させることができる。
【0040】先ず、z=3、濃度分布Dklの最小値D
min =99999、乱数RND=0、i=1とし(ステ
ップS210、S214、S216、S218)、閾値
t(P 5i)が0であれば(ステップS222)、当該画
素点P5iの濃度分布D5iと最小値Dmin とを比較する
(ステップS224、S230)。この場合、i=1で
は、最小値Dmin が99999(ステップS214)で
あるから、Dmin =D5iに設定するとともに(ステップ
S226)、x5z=x5i、y5z=y5iとする(ステップ
S228)。そして、iを更新して(ステップS21
8)、再び濃度分布D 5iと最小値Dmin とを比較する
(ステップS224、S230)。
【0041】以下、実施例1のステップS124〜S1
38と同様にして処理を行い(ステップS224〜S2
38)、図12に示す濃度分布Dklの中から最も濃度が
低い画素点P5Z(この場合は数値4の位置に相当)を抽
出することができる。そこで、前記画素点P5Zを含む各
スレッショールドアレーTk の画素点Pkzに対して閾値
t(Pkz)=3(z=3)を設定する(ステップS22
0、S240)。
【0042】同様にして、ステップS208からの処理
を繰り返し、閾値t(Pkl)=4〜25の設定を行うこ
とで、スレッショールドアレーTk 内の全ての画素点P
klに対して閾値t(Pkl)が設定される(ステップS2
12)。
【0043】前記のようにして設定されたスレッショー
ルドアレーTk は、実施例1の場合と同様に、中心とな
るスレッショールドアレーT5 のみが抽出され、閾値マ
トリクスとして図1に示す閾値マトリクス記憶部16に
設定される。
【0044】このように設定された閾値マトリクスは、
目障りな粒状性を最小限に抑制するように閾値が配置さ
れているため、良好な網点画像を得ることができる。ま
た、周囲に配設される他の閾値マトリクスを考慮して閾
値が配置されているため、実施例1の場合と同様に、網
点画像上には、前記閾値マトリクスの繰り返しによる規
則的パターンが出現することが無く、一層良好な画像を
得ることができる。
【0045】なお、この実施例3においても、実施例2
のように、閾値をハイライト側およびシャドウ側から1
つずつ交互に設定するようにすることで、一層、良好な
網点画像を形成することが可能である。また、重み付け
フィルタfkl(Pkz)を累積加算することで濃度分布D
klを求める代わりに、累積減算して濃度分布Dklを求め
るようにしてもよい。
【0046】実施例4 ところで、前記実施例3では、視覚に対応する重み付け
フィルタfkl(Pkz)が有限の大きさであり、この重み
付けフィルタfkl(Pkz)が作用する範囲より閾値同士
が離れているハイライト/シャドウ領域においては、濃
度分布Dklを求めても極小値、極大値が一意的に決まら
ず、適切な閾値の位置を決定することができなくなるお
それがある。
【0047】そこで、実施例4では、閾値t(Pkl)の
ハイライト側(0<t(Pkl)≦THW )に対しては、
実施例1の方法を用いて設定し(図2、図3のフローチ
ャート参照)、閾値t(Pkl)の中間の値(THW <t
(Pkl)≦THB )に対しては、実施例3の方法を用い
て設定し(図8、図9のフローチャート参照)、さら
に、閾値t(Pkl)のシャドウ側(THB <t(Pkl
≦THMAX )に対しては、再び実施例1の方法を用いて
設定する。なお、0<THW <THB <THMAXであ
り、THMAX は、閾値t(Pkl)の最大値を表す。
【0048】この場合、ハイライトからシャドウに至る
全範囲において粒状性や周期パターンの目立たない画像
が形成可能な閾値マトリクスを得ることができる。
【0049】なお、この実施例4においても、実施例2
のように、閾値をハイライト側およびシャドウ側から1
つずつ交互に設定するようにすることで、一層、良好な
網点画像を形成することが可能である。
【0050】実施例5 この実施例5では、出力媒体であるフイルムFまたは印
刷物Pのドットゲインの影響を考慮し、実施例3におけ
る重み付けフィルタfkl(Pkz)を補正して閾値マトリ
クスを作成することにより、ドットゲインの補正された
網点画像を得ることができる。
【0051】ここで、先ず、ドットゲインの補正量Co
r(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )を求める方法について説
明する。
【0052】この場合、図1に示すように、出力装置2
0を用いて、RIP10のテストパターン用データファ
イル24から供給されるテストデータTに基づき、図1
3に示すように、フイルムF上に3×3の画素から構成
されるテストパターンを作成し、あるいは、印刷物Pを
作成する。そして、前記各テストパターンを濃度測定器
26を用いて測定し、その測定値から、図14に示すよ
うに、周辺画素Q1 、Q2 、Q3 、Q4 のオン(黒点)
/オフ(白点)状態に対して、注目画素である中央の画
素Qがオフからオンになるときの濃度差に基づき補正量
Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )を求める。なお、図
13において、画素Qおよび周辺画素Q 1 、Q2
3 、Q4 がオフの場合を0とし、オンの場合を1と
し、[Q1 23 4 −Q]=[0000−1]のよ
うに表すものとする。
【0053】そこで、先ず、[Q1 2 3 4 −1]
の濃度D1および[Q1 2 3 4 −0]の濃度D0
を濃度測定器26を用いて測定する。次に、閾値マトリ
クス作成装置22において、前記濃度D1、D0の差を
各テストパターンの網%差Δ(%)として求める。すな
わち、フイルムFあるいは印刷物Pの画像記録以前のベ
ース濃度をDbとし、全体が黒化したときの最大濃度を
Dmaxとすると、網%差Δ(%)は、
【0054】
【数1】
【0055】として求めることができる。この場合、図
11に示すテストパターンにおけるドットゲイン等がな
い理想的な網%差Rは、 R=100/9(%) …(3) であるから、補正量Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4
は、 Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )=Δ/R−1 …(4) として求めることができる。
【0056】前記のようにして求められた補正量Cor
(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )は、閾値マトリクス作成装
置22に供給され、実施例3と略同様にして閾値マトリ
クスが求められる。
【0057】すなわち、前記補正量Cor(Q1
2 、Q3 、Q4 )は、図8のステップS208の直前
の処理において、初期値として設定された閾値t
(Pk1)=1、閾値t(Pk2)=2に対する重み付けフ
ィルタfkl(Pkz)に作用される。この場合、閾値t
(Pk1)、閾値t(Pk2)は、図5に示すように、その
周辺画素を形成する閾値が0であるため、前記閾値t
(Pk1)、閾値t(Pk2)に対応する画素のみがフイル
ムFまたは印刷物P上で黒化された場合に対するドット
ゲインの補正量Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )は、
図13のテストパターン[0000−0]および[00
00−1]から得られる補正量Cor(0、0、0、
0、1)となる。
【0058】そこで、前記補正量Cor(0、0、0、
0、1)は、図11に示す重み付けフィルタf
kl(Pkz)の各要素に乗算されることで、ドットゲイン
が考慮された補正後の重み付けフィルタfkl(Pkz)が
得られる。
【0059】次に、前記のようにして求めたドットゲイ
ンの考慮された重み付けフィルタf kl(Pkz)を用いて
図8、図9に示すステップS208以下の処理が行わ
れ、閾値t(Pk3)=3を設定する画素点Pklが求めら
れる(ステップS240)。同様にして、閾値t
(Pkl)の設定された各画素点Pklの重み付けフィルタ
kl(Pkz)をドットゲインを考慮して補正し、再度ス
テップS208以下の処理を行うことにより、所望の閾
値マトリクスが作成される。
【0060】前記のようにして設定された閾値マトリク
スは、出力装置20や出力媒体に応じて作成され、図1
に示す閾値マトリクス記憶部16に設定される。選択手
段14は、前記閾値マトリクス記憶部16から所望の閾
値マトリクスを選択し、この閾値マトリクスを用いて多
値画像信号Iから2値画像信号Bが生成される。そし
て、前記2値画像信号は、出力装置20によってフイル
ムF上に網点画像として出力され、あるいは、前記フイ
ルムFから印刷物Pが作成される。
【0061】この場合、前記閾値マトリクスは、実施例
3の場合と同様に、視覚特性に応じて閾値が配置されて
いるため、目障りな粒状性が視認されることのない良好
な網点画像を得ることができる。また、周囲に配設され
る他の閾値マトリクスを考慮して閾値が配置されている
ため、実施例1の場合と同様に、網点画像上には、前記
閾値マトリクスの繰り返しによる規則的パターンが出現
することが無く、一層良好な画像を得ることができる。
さらに、フイルムFや印刷物P等の出力媒体に依存する
ドットゲインを補正することができるため、一層、高精
度で粒状性が視認されることのない網点画像を得ること
ができる。
【0062】なお、この実施例5においても、実施例2
のように、閾値をハイライト側およびシャドウ側から1
つずつ交互に設定することで、一層、良好な網点画像を
形成することが可能である。
【0063】また、上述した各実施例では、閾値の初期
値を2つ以上設定しているが、初期値が1つであっても
よいことは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明では、閾値マトリ
クスを構成する閾値間の距離が離間する順に閾値を設定
することにより、ドットパターンが片寄ることのない良
好な2値画像を得ることができる。また、前記閾値の決
定に際して、周囲の閾値マトリクスを構成する閾値の位
置をも考慮しているため、作成された2値画像上に閾値
マトリクスの繰り返しによる周期性が出現することがな
い。
【0065】また、本発明では、前記閾値の決定に際し
て、例えば、視覚特性から得られる点広がり関数を重み
付けフィルタとし、この重み付けフィルタを既に決めら
れた閾値の位置を中心に作用させ、それを累積加算ある
いは累積減算することにより得られる重み付け分布が最
小となる部分から順次閾値を決定するようにしている。
この場合、粒状性や周期パターンの目立たない良好な2
値画像を得ることができる。
【0066】また、閾値のハイライト側およびシャドウ
側に対しては、前記閾値間の距離を考慮して位置を設定
し、中間部は、所定の重み付けフィルタを用いて設定す
ることにより、得られる画像の全範囲において粒状性や
周期パターンの視認を低下させることができる。
【0067】さらに、所望の出力装置または所望の出力
媒体を用いてテストパターンを作成することでドットゲ
インに対する補正量を求め、前記補正量で前記点広がり
関数を補正した後、前記のようにして閾値マトリクスを
求めることにより、ドットゲインを補正して、一層高精
度な2値画像を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る網目スクリーンの作成方法が適用
されるシステムの構成ブロック図である。
【図2】実施例1の処理フローチャートである。
【図3】実施例1の処理フローチャートである。
【図4】実施例1の処理フローチャートである。
【図5】スレッショールドアレーおよびそれに設定され
た閾値の初期値の説明図である。
【図6】スレッショールドアレーに対して、3の閾値を
設定する場合の説明図である。
【図7】スレッショールドアレーに対して、閾値を昇順
および降順の交互に設定する実施例2の場合の説明図で
ある。
【図8】実施例3の処理フローチャートである。
【図9】実施例3の処理フローチャートである。
【図10】実施例3における点広がり関数の説明図であ
る。
【図11】実施例3における重み付けフィルタの説明図
である。
【図12】実施例3において、スレッショールドアレー
に対して重み付けフィルタを作用させた場合の説明図で
ある。
【図13】実施例5におけるテストパターンの説明図で
ある。
【図14】実施例5におけるテストパターンの注目画素
およびその周囲画素の関係説明図である。
【図15】視覚特性の説明図である。
【符号の説明】
10…RIP 12…比較器 14…選択手段 16…閾値マ
トリクス記憶部 20…出力装置 22…閾値マ
トリクス作成装置 24…テストパターン用データファイル 26…濃度測
定器
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】この場合、図1に示すように、出力装置2
0を用いて、RIP10のテストパターン用データファ
イル24から供給されるテストデータTに基づき、図1
3に示すように、フイルムF上に3×3の画素から構成
されるテストパターンを作成し、あるいは、印刷物Pを
作成する。そして、前記各テストパターンを濃度測定器
26を用いて測定し、その測定値から、図14に示すよ
うに、周辺画素Q1 、Q2 、Q3 、Q4 のオン(黒点)
/オフ(白点)状態に対して、注目画素である中央の画
素Qがオフからオンになるときの濃度差に基づき補正量
Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )を求める。ただし、
図14の9画素の中、画素Q、Q1 、Q 2 、Q3 、Q4
を除く4画素のオン/オフ状態は一定とする。なお、図
13において、画素Qおよび周辺画素Q1 、Q2
3 、Q4 がオフの場合を0とし、オンの場合を1と
し、[Q1 2 3 4 −Q]=[0000−1]のよ
うに表すものとする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】として求めることができる。この場合、図
に示すテストパターンにおけるドットゲイン等がな
い理想的な網%差Rは、 R=100/9(%) …(3) であるから、補正量Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4
は、 Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )=Δ/R−1 …(4) として求めることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】すなわち、前記補正量Cor(Q1
2 、Q3 、Q4 )は、図8のステップS208の直前
の処理において、初期値として設定された閾値t
(Pk1)=1、閾値t(Pk2)=2に対する重み付けフ
ィルタfkl(Pkz)に作用される。この場合、閾値t
(Pk1)、閾値t(Pk2)は、図5に示すように、その
周辺画素を形成する閾値が0であるため、前記閾値t
(Pk1)、閾値t(Pk2)に対応する画素のみがフイル
ムFまたは印刷物P上で黒化された場合に対するドット
ゲインの補正量Cor(Q1 、Q2 、Q3 、Q4 )は、
図13のテストパターン[0000−0]および[00
00−1]から得られる補正量Cor(0、0、0、
0、)となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】そこで、1+Cor(0、0、0、0、
、図11に示す重み付けフィルタfkl(Pkz)の
各要素に乗算されることで、ドットゲインが考慮された
補正後の重み付けフィルタfkl(Pkz)が得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値画像信号を2値画像信号に変換するた
    めの閾値マトリクスからなる網目スクリーンの作成方法
    において、 昇順あるいは降順に閾値を決める際、前記閾値マトリク
    スの周囲に配置される同一構成からなる他の閾値マトリ
    クスを含め、既に決定された閾値の位置と新たに配置す
    る閾値の位置との距離が最も離間するように前記新たな
    閾値の位置を決定することを特徴とする網目スクリーン
    の作成方法。
  2. 【請求項2】多値画像信号を2値画像信号に変換するた
    めの閾値マトリクスからなる網目スクリーンの作成方法
    において、 昇順あるいは降順に閾値を決める際、前記閾値マトリク
    スの周囲に配置される同一構成からなる他の閾値マトリ
    クスを含め、既に決定された閾値の位置を中心に所定の
    重み付けフィルタを作用させ、その重み付け値を累積加
    算あるいは累積減算することで前記閾値マトリクス内の
    前記重み付けフィルタによる重み付け分布を求め、前記
    重み付け分布の極小値あるいは極大値に相当する位置を
    新たな閾値の位置に設定することで、順次閾値の位置を
    決定することを特徴とする網目スクリーンの作成方法。
  3. 【請求項3】多値画像信号を2値画像信号に変換するた
    めの閾値マトリクスからなる網目スクリーンの作成方法
    において、 昇順あるいは降順に閾値を決める際、 前記閾値マトリクスを構成する閾値のハイライト側およ
    びシャドウ側では、前記閾値マトリクスの周囲に配置さ
    れる同一構成からなる他の閾値マトリクスを含め、既に
    決定された閾値の位置と新たに配置する閾値の位置との
    距離が最も離間するように前記新たな閾値の位置を決定
    し、 前記閾値の中間部では、前記閾値マトリクスの周囲に配
    置される同一構成からなる他の閾値マトリクスを含め、
    既に決定された閾値の位置を中心に所定の重み付けフィ
    ルタを作用させ、その重み付け値を累積加算あるいは累
    積減算することで前記閾値マトリクス内の前記重み付け
    フィルタによる重み付け分布を求め、前記重み付け分布
    の極小値あるいは極大値に相当する位置を新たな閾値の
    位置に設定することで、順次閾値の位置を決定すること
    を特徴とする網目スクリーンの作成方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の方法において、 予め所望の出力媒体上に注目画素およびその周囲画素が
    オン/オフ状態となる複数の組み合わせのテストパター
    ンを形成し、前記各テストパターンの濃度あるいは網点
    面積率を測定することで、周囲画素のオン/オフ状態に
    依存した補正値を求めておき、次に、前記閾値マトリク
    スの周囲に配置される同一構成からなる他の閾値マトリ
    クスを含め、既に決定された閾値の位置に前記補正値を
    対応させた後、既に決定された閾値の位置を中心に、前
    記補正値に対して前記重み付けフィルタを作用させるこ
    とを特徴とする網目スクリーンの作成方法。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載の方法にお
    いて、 重み付けフィルタは、視覚特性から得られる点広がり関
    数であることを特徴とする網目スクリーンの作成方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の方法において、 前記テストパターンは、所望の印刷物として形成され、
    前記印刷物の濃度あるいは網点面積率を測定することで
    前記補正値を求めることを特徴とする網目スクリーンの
    作成方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の方法にお
    いて、 前記位置は、閾値の昇順、降順、あるいは、昇順および
    降順交互に決定することを特徴とする網目スクリーンの
    作成方法。
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