JPH08264513A - 平行平板型プラズマエッチング装置 - Google Patents

平行平板型プラズマエッチング装置

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JPH08264513A
JPH08264513A JP7091877A JP9187795A JPH08264513A JP H08264513 A JPH08264513 A JP H08264513A JP 7091877 A JP7091877 A JP 7091877A JP 9187795 A JP9187795 A JP 9187795A JP H08264513 A JPH08264513 A JP H08264513A
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JP
Japan
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magnetic field
etching
chamber
type plasma
plasma etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP7091877A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Yamaguchi
照男 山口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチング速度の面内均一性を向上できる平
行平板型プラズマエッチング装置を提供する。 【構成】 平行平板型プラズマエッチング装置40は、
エッチング室の円筒形側壁42の外周に8個のソレノイ
ドコイル44A〜Hが等間隔でしかも上部電極及び下部
電極の間に位置するように配置されている。本装置は、
各コイルに印加される電圧を調整することにより、各コ
イルが発生する磁場強度を個別に制御する制御装置50
を備えている。これにより、制御装置50は、任意のパ
ターンの磁場をエッチング室内に発生させることができ
る。更に、制御装置は、各ソレノイドコイルの磁場強度
をそれぞれ設定した順序に従い順次制御するシーケンス
制御手段を備えていて、任意のパターンの磁場をエッチ
ング室の垂直中心軸の回りに回転させることができる。
これにより、一定磁場で発生するプラズマの「ゆらぎ」
現象が相殺され、エッチング速度の面内均一性が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行平板型プラズマエ
ッチング装置に関し、更に詳細には、エッチング処理を
施す基体の面、例えばウェハ面のエッチング速度の均一
性を向上させる平行平板型プラズマエッチング装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、例えばゲ
ート電極の形成のために、配線層の形成のために、基板
上の薄膜、例えば酸化膜、金属膜等をエッチングするこ
とが必ずと言って良いほど必要になる。エッチング処理
を施す際に、近年、平行平板型プラズマエッチング装置
を使用する例が多い。図3は、従来の平行平板型プラズ
マエッチング装置の構成を示す概略図である。従来の平
行平板型プラズマエッチング装置(以下、簡単にエッチ
ング装置と略称する)10は、図3に示すように、真空
ポンプ12により吸引されて所定圧力に維持されるエッ
チング室14と、エッチング室14の両側に隣接し、か
つそれぞれ真空ポンプ16、18により真空吸引されて
いるロード室20及びアンロード室22とを備えてい
る。エッチング室14には、対の上部電極24と下部電
極26とが設けてあり、下部電極26の上にはエッチン
グを施すウェハWが配置され、かつ電極24、26の間
にはマッチング回路28を介してRF電源30からRF
電圧が印加される。また、エッチング室14の外部で上
部電極24の上方には永久磁石又は電磁石32が配置さ
れ、エッチング室14内に一定磁場を形成している。
【0003】反応ガスは、流量コントローラ34により
流量制御されつつボンベからエッチング室14に導入さ
れ、エッチング室14内でプラズマを生成しつつウェハ
Wをエッチングし、真空ポンプ12に吸引されて外部に
排出される。尚、ロード室20及びアンロード室22の
脇にはウェハ運搬用のカセットが配置されている。
【0004】接続孔を形成するためにエッチング処理を
ウェハ上のSiO2膜に施す場合を例にして、図3に示すエ
ッチング装置の従来の運転方法を説明する。エッチング
装置は、ウェハ毎に順次次の(1)から(4)の工程に
従って運転される。 (1)エッチングする基板をロード室20からエッチン
グ室14に導入し、次いでエッチング室14に反応ガス
を送入する工程、(2)エッチング室14内の反応ガス
を真空ポンプ12により吸引してエッチング室14の圧
力を所定値に調節する工程、(3)電極24、26間に
RF電圧を印加してプラズマを生成させつつ基板上の薄
膜をエッチングを施す工程、及び(4)エッチング室1
4を排気してエッチングした基板をアンロード室22に
送出する工程。尚、この例では、説明の便宜上、ロード
室とアンロード室とがそれぞれ別個にエッチング室14
に設置されているが、ロード室とアンロード室とを一つ
にしてロード/アンロード室とした装置も多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の図3
に示すエッチング装置では、注意してエッチング処理を
施しても、エッチング速度がウェハ面の場所により異な
り、エッチングの程度がウェハ面上で不均一になり、製
品歩留りの向上の点でネックになっている。更には、ウ
ェハの大径化と共にウェハの面内不均一性の保持が益々
難しくなるので、この問題の解決が要望されている。
【0006】以上の状況に照らして、本発明の目的は、
エッチング速度の面内均一性を向上できる平行平板型プ
ラズマエッチング装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の平行
平板型プラズマエッチング装置における上述の問題を検
討した結果、上部電極上の磁石により発生する磁場は、
磁場強度が時間的に変化しないいわゆる一定磁場である
ことに注目した。そして、一定磁場の下では、プラズマ
の「ゆらぎ」現象、即ちプラズマ密度が時間的に一定し
ないで変動する、いわゆる「ゆらぐ」現象が発生し、そ
のため、エッチング速度が「ゆらいで」、エッチング処
理を施すウェハの面内均一性が保持できないことを確認
した。そこで、一定磁場に代えて、又は一定磁場に加え
て磁場強度と磁場方向とが時間的に変化する変動磁場、
更に回転磁場を利用することを考え、実験し、本発明を
完成するに到った。
【0008】上記目的を達成するために、本発明に係る
平行平板型プラズマエッチング装置は、RF電圧を印加
する対の上部電極及び下部電極を反応室内の上下に相互
に平行に備え、電極間にプラズマを発生させて電極に平
行に電極間に配置された基板にプラズマエッチング処理
を施す平行平板型プラズマエッチング装置において、反
応室の側壁の外周に等間隔で配置され、反応室内の基板
に直交する方向に強度の異なる磁場を発生させる複数個
の電磁石と、各電磁石の発生磁場強度を変更できる制御
装置とを備えていることを特徴としている。電磁石の発
生磁場強度の変更は、各電磁石に印加する電圧を変える
等の通常の手段により行われる。電磁石の個数は、「ゆ
らぎ」現象を消滅させる程度の変動磁場を形成できる個
数とする。本発明は、反応室の平面形状に関係なく、例
えば円筒形側壁、角柱形側壁等の反応室を有する平行平
板型プラズマエッチング装置に適用できる。また、エッ
チング条件は通常の条件で良く、エッチング処理する対
象は、特に限定はなく、例えば、ウェハ等の基板であ
り、エッチングする膜にも限定はなく、例えば、SiO
2膜、PSG膜、Si3N4 膜、ポリシリコン膜及びAl -Si
合金等の金属膜が含まれる。
【0009】本発明の好適な実施態様は、制御装置が電
磁石の発生磁場強度を順次変更して反応室の周りに回転
磁場を形成するシーケンス制御手段を有することを特徴
としている。
【0010】
【作用】本発明では、従来の一定磁場に代えて、また一
定磁場に加えて、反応室の周囲に設けた複数個の電磁石
により発生する時間的に変化する変動磁場をプラズマ発
生領域に作用させているので、「ゆらぎ」現象を抑制し
てプラズマ発生領域に均一なプラズマ密度のプラズマを
発生させることができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係る平行
平板型プラズマエッチング装置の実施例の要部構成を示
す模式的平面図、図2は図1の平行平板型プラズマエッ
チング装置の模式的側面図である。図1及び図2に示す
部品のうち図3と同じものには同じ符号を付し、その説
明を省略する。本実施例の平行平板型プラズマエッチン
グ装置40(以下、簡単にエッチング装置40と略称す
る)は、一定磁場を発生させる磁石32に代えて、又は
磁石32に加えて、エッチング室14の円筒形側壁42
の周囲に8個のソレノイドコイル型電磁石44A〜Hが
等間隔でしかも上部電極24及び下部電極の間に位置す
るように配置されている。電磁石44A〜Hは、上部電
極24及び下部電極の間に配置されたウェハWのエッチ
ング処理面に直交する方向の磁場を発生する。
【0012】電磁石44を配置する上で、図3に示すロ
ード室20及びアンロード室22が邪魔になる場合に
は、図2に示すように、ロード室20及びアンロード室
22上に電磁石待機室46を設け、かつ邪魔になる電磁
石44、例えば電磁石44Cを昇降自在に取り付け、ウ
ェハをロードし、またアンロードする時には、その電磁
石44Cを電磁石待機室46に移行させるようにする。
ウェハをロード又はアンロードした後、再び電磁石44
Cを所定の位置に移行させる。昇降させる手段として
は、既知の昇降ロボットを電磁石待機室46に設ける。
また、電磁石待機室46は、エッチング室14の汚染を
防止するために、真空ポンプ48により常時ロード室2
0及びアンロード室22と同じ真空度に維持されてい
る。
【0013】更に、エッチング装置40は、各電磁石4
4A〜Hに印加される電圧を調整することにより、各電
磁石44A〜Hが発生する磁場強度を制御する制御装置
50を備えている。これにより、制御装置50は任意の
パターンの磁場をエッチング室14内に発生させること
ができる。更に、制御装置50は、設定した時間的スケ
ジュールに従って、各電磁石44A〜Hの磁場強度をそ
れぞれ順次制御するシーケンス制御手段(図示せず)を
備えていて、任意のパターンの磁場をエッチング室14
の垂直中心軸の回りに回転させることができる。
【0014】以上の構成により、本実施例では、電磁石
44の磁場強度を電磁石44A、BとHの組、CとGの
組、DとFの組及びEの順番で順次高くすることによ
り、エッチング室14内のプラズマ密度を電磁石44A
からEに向け、または電磁石44EからAに向け傾きを
もった状態にできる。次に、電磁石44A〜Hの磁場強
度を右回りもしくは左回りに適当なスピードで回転さ
せ、回転磁場を形成することにより、プラズマの「ゆら
ぎ」現象を抑制することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の構成によれば、反応室の周囲に
複数個の電磁石を配置して時間的に変化する変動磁場を
反応室内に発生させることにより、従来の平行平板型プ
ラズマエッチング装置で発生していた一定磁場の下では
どうしても生じるプラズマの「ゆらぎ」現象を抑制し
て、大径のウェハであっても、エッチング速度の面内均
一性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平行平板型プラズマエッチング装
置の実施例の要部構成を示す平面図である。
【図2】図1の平行平板型プラズマエッチング装置の模
式的側面図である。
【図3】従来の平行平板型プラズマエッチング装置の構
成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 平行平板型プラズマエッチング装置 12、16、18 真空ポンプ 20 ロード室 22 アンロード室 24 上部電極 26 下部電極 28 マッチング回路 30 RF電源 32 磁石 34 流量コントローラ 40 本発明に係る平行平板型プラズマエッチング装置
の実施例 42 円筒形側壁 44A〜H 電磁石 46 コイル待機室 48 真空ポンプ 50 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF電圧を印加する対の上部電極及び下
    部電極を反応室内の上下に相互に平行に備え、電極間に
    プラズマを発生させて電極間に電極に平行に配置された
    基板にプラズマエッチング処理を施す平行平板型プラズ
    マエッチング装置において、 反応室の側壁の外周に等間隔で配置され、反応室内の基
    板に直交する方向に強度の異なる磁場を発生させる複数
    個の電磁石と、 各電磁石の発生磁場強度を変更できる制御装置とを備え
    ていることを特徴とする平行平板型プラズマエッチング
    装置。
  2. 【請求項2】 制御装置が電磁石の発生磁場強度を順次
    変更して反応室の周りに回転磁場を形成するシーケンス
    制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の平
    行平板型プラズマエッチング装置。
JP7091877A 1995-03-24 1995-03-24 平行平板型プラズマエッチング装置 Pending JPH08264513A (ja)

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JP (1) JPH08264513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019398A1 (ja) * 2002-08-21 2004-03-04 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. マグネトロンプラズマ用磁場発生装置
JP2004259760A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Tokyo Electron Ltd マグネトロンプラズマ用磁場発生装置

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