JPH08264150A - 集束イオンビーム装置及び集束イオンビーム照射方法 - Google Patents

集束イオンビーム装置及び集束イオンビーム照射方法

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JPH08264150A
JPH08264150A JP7065511A JP6551195A JPH08264150A JP H08264150 A JPH08264150 A JP H08264150A JP 7065511 A JP7065511 A JP 7065511A JP 6551195 A JP6551195 A JP 6551195A JP H08264150 A JPH08264150 A JP H08264150A
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ion source
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体素子などの微細素子の不良解析やプロセ
ス評価において、微細素子などをより高精度で、かつ高
速の加工と高分解能の像観察を実現する。 【構成】イオン源のイオンエミッタ先端から試料表面ま
での全光学長が300〜450mm、イオン源から集束レ
ンズ中心までの距離が15〜45mm、および対物レンズ
中心から試料までの距離が10〜40mmの範囲にある光
学系をFIB装置に搭載する。 【効果】Ga−FIBに対し最大電流密度が15A/cm
2 以上の高電流密度の加工ビーム、ビーム径50nm以
下の仕上げ加工ビーム、およびビーム径15nmレベル
の微細な観察ビームの形成が可能になり、微細素子など
をより高精度で、かつ高速にFIB加工し、高分解能で
走査イオン像観察することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集束イオンビーム装置
(Focused Ion Beam FIB)に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、集束イオンビーム装置は多くの分
野で利用されている。特に、この細く絞ったビームは微
小領域に対応可能で有り、この領域で使用される。ま
た、この装置は、イオン源からのイオンビームをレンズ
で細く収束して試料に照射するものであり、微小領域で
の試料の加工及び試料の観察に用いられる。例えば、比
較的小さな電流のイオンビームを試料に照射すれば、試
料から発生する2次粒子を検出することにより試料の観
察に用いることができる。また、比較的大きな電流のイ
オンビームを試料と照射すれば、試料を加工することが
できる。
【0003】さらに、集束イオンビームは半導体の不良
解析に用いられる。半導体は近年集積化しており、その
ため、一般に、積層構造を有している。そのため、半導
体を検査するには、所定の層を露出させてから表面状態
を検査する必要がある。集束イオンビームは加工及び観
察が共に可能であるので、半導体の不良解析に良好であ
る。まず、イオンビームの電流を大きくして半導体の表
面から所定の層まで加工して、それから、イオンビーム
の電流を小さくして所定の層の状態を検査するのであ
る。
【0004】ところで、従来の装置では、例えば、J.Va
c.Sci.Technol.B (ジャーナル バキューム サイエン
ス アンド テクノロジービィ)Vol.8,No.6,Nov/Dec,
1990,pp.1673−1675に記載されている。この記載によ
れば、光学系について、イオン源1のイオンエミッタ先
端から試料10までの全イオン光学長Ltは275mmで
ある。イオン源から集束レンズ中心までの距離Loは2
5mm、集束レンズ中心から対物レンズ中心までの距離L
は220mm、および対物レンズ中心から試料までの距離
Liは30mmである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イオンビー
ム装置では、加工モードにおいて、イオンビームが充分
に細くないと、不良解析の際に、微細な半導体のパター
ンに適応できないという問題が生じる。さらに、加工モ
ードにおいて、イオンビームの電流が充分に大きくない
と、加工速度が遅くなり、ビーム位置が試料ステージの
ドリフトの影響により、やはり、微細な半導体のパター
ンに適応できないという問題が生じる。
【0006】一方、観察モードでは、イオンビームが充
分に細くないと、不良解析の際に、微細な半導体のパタ
ーンの観察ができないという問題が生じる。さらに、観
察モードにおいて、イオンビームの電流が充分に大きく
ないと、得られる信号が小さすぎ、充分なS/Nをもっ
た像の検出ができないという問題が生じる。
【0007】上記の従来例では、これらの問題を解決し
ておらず、半導体の不良解析が不可能であった。例え
ば、半導体の主力である64メガDRAM(パターン幅
0.4〜0.3 ミクロン)の不良解析が事実上困難であ
った。また、これらの主力である256メガDRAM
(パターン幅約0.25 ミクロン)の不良解析は全く不
可能であった。
【0008】本発明の目的は、これらの微細な半導体の
不良解析を可能とするイオンビーム装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、半導
体の不良解析、特に、イオンビームのビーム幅、及び、
イオンビーム電流について解析及び実験を繰り返し、特
に、64メガDRAM及び256メガDRAMの不良解
析には以下の条件が必要であることを発見した。
【0010】すなわち、加工ビームに対して最大電流密
度Jmax≧15A/cm2、加工ビームではIp=数10p
AでDp≦40nm、また、観察ビーム(Ip≧数p
A)に対してDp≦15nmが必要であることを発見し
た。
【0011】この数値を達成するため、すなわち、本発
明の目的であるところの半導体、不良解析を実現するた
め、本発明では、イオン源、前記イオン源からのイオン
ビームを集束させる集束レンズ及び対物レンズからなる
集束イオンビームと装置において、前記イオン源のエミ
ッタ先端から前記試料までの全光学長が300mmから4
50mmの範囲にあり、かつ前記対物レンズの中心から前
記試料までの距離が40mm以下であるように構成した。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、最大電流密度Jmax≧1
5A/cm2、加工モードにおいて、Ip=数10pAで
Dp≦40nm、また、観察ビーム(Ip≧数pA)に
対しDp≦15nmが実現される。この結果として、半
導体、特に、64メガDRAM及び256メガDRAMの解
析が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に用いて説明す
る。
【0014】図1において、FIB装置のイオン光学系
概略構成図である。イオン源1は輝度の高いガリウム
(Ga)の液体金属イオン源(Liquid Metal Ion Sourc
e 、略してLMIS)である。イオン源1から放出され
たイオンは集束レンズ2と対物レンズ8により試料10
に集束させられる。FIB9のビーム径は集束レンズ2
の直後に置かれたビーム制限絞り3にて決まり、試料1
0上でのビーム走査は静電型偏向器7にて行われる。こ
こで、レンズ中心の位置はレンズ作用の最も強い位置、
つまり前と後の両レンズ主面の中心の位置に取るべきで
あるが、ここでは薄肉レンズ近似したレンズ位置にて定
義する。(具体的には、本公知例装置の集束レンズは電
極間ギャップ10mmの4枚電極で構成されており、イオ
ン源側から数えて第3枚目の電極の位置を集束レンズの
中心位置とする。対物レンズにおいては、電極間ギャッ
プ10mmの3枚電極で構成されているレンズの中央電極
の位置を対物レンズの中心位置とする。)次に、集束レ
ンズの切り替えによるモード変化を説明する。集束レン
ズの第2と第3枚目の電極電位を切り替えて2種類の集
束モード、つまり(a)FIB加工用の高電流密度ビー
ムモードと(b)SIM像観察用の微細ビームモードと
を採用している。
【0015】ここで、本発明の実施例を明確とするた
め、従来の技術について説明する。従来では、イオン源
1とイオンエミッタ先端から試料10までの全イオン光
学長Ltは275mmである。イオン源から集束レンズ中
心までの距離Loは25mm集束レンズ中心から対物レン
ズ中心までの距離Lは220mm、および対物レンズ中心
から試料までの距離Liは30mmである。従来におけ
る、FIB加工用モードとS/M像観察用モードについ
て、ビーム径Dp及びビーム電流Ipを図3に示す。計
算条件として、イオンの引き出し電圧Veは5kV、イ
オン放射角電流密度Jaは14μA/sr、イオンエネル
ギー幅ΔEは7eV、仮想ソースサイズDsは60n
m、試料に対するイオンの加速電圧Viは30kVを用
いる。FIB加工モードでは加工面積に応じて、加工ビー
ム径Dpを50nm〜1μmの範囲の中で大から小に切
り替えて粗,中、および仕上げの加工を行う。
【0016】したがって、従来の集束イオンビーム装置
は以下のようにまとめられる。
【0017】(1)加工ビームの最大電流密度Jmaxは約
10A/cm2である。
【0018】(2)Ip=数10pAを持つ仕上げ加工ビ
ームのビーム径Dpは60〜70nmである。
【0019】(3)微細ビーム(観察)モードではIp=
10pAでDp=35nmのビームが形成できる。
【0020】本発明の実施例であるFIB装置における
イオン光学系のビーム集束状態を表す図を用いて説明す
る。光学系は2段静電レンズ構成であり、集束レンズ中
心からイオンエミッタ先端までの距離をLo、集束レン
ズ中心から対物レンズ中心までの距離をL、対物レンズ
中心から試料までの距離をLiとする。これらの総和
(Lo+L+Li)である全光学長をLtとする。ま
た、集束レンズ中心からビーム制限絞りまでの距離をL
caとする。イオンエミッタ先端を集束レンズの物点と
し、その像点をP1とする。集束レンズおよび対物レン
ズのそれぞれの中心から像点P1までの距離をそれぞれ
L1およびL2(=L−L1)とする。ここで、L1の
符号は像が実像および虚像の場合、それぞれ正および負
となる。特に、像点P1が2段レンズ間に位置する場合
をクロスオーバモード、2段レンズ間の外側に位置する
場合をコリメートモードと呼ぶ。図1の(a)および
(b)はそれぞれクロスオーバモード、およびコリメー
トモードで像点P1がイオン源側にある場合のビーム集
束状態を表したものである。
【0021】また、電位についてはイオン源側をVo
(=イオン引き出し電位Ve)、レンズ間をVm、試料
側をViとし、Vm=Viに設定する。ただし、電位の
原点は光学系解析の一般的習慣に従いイオンエミッタに
取ってある。実際の装置においては、通常、試料を接地
電位とし、イオンエミッタにイオン加速電圧を印加す
る。電位の具体値は、イオン源がGa−LMISの場
合、Vo(=Ve)=6〜10kVであり、Vi(=V
m)はイオンスパッタリングを効率よく行うために20
kV以上に設定する。
【0022】以下、光学長(Li,Lo,L,L1/L
2,Lca)の最適化に先立ち、ビーム特性(Dp−I
pカーブ)と光学長との関係の解析結果を示す。ただ
し、レンズは薄肉レンズで近似し解析した。
【0023】光学長と電位を固定し、FIBを形成する
集束レンズの入射側でのビーム半開角αoを変えた時に
得られる一般的なDp−Ip特性カーブを図4に示す。
ビーム径Dpはガウス像のサイズdg、レンズの色収差
および球面収差によるそれぞれの像ぼけ、dcおよびd
sにより一般的に次式で表される。
【0024】
【数1】 Dp2=dg2+dc2+ds2 …(1) なお、dg,dcおよびdsはレンズ倍率Mt、仮想イ
オンソースの大きさDs、レンズの色収差及び球面収差
のそれぞれの係数(CcおよびCs)を用いてそれぞれ
次式で表される。
【0025】
【数2】 dg=Mt Ds …(2)
【0026】
【数3】 dc=α oHc ΔV …(3)
【0027】
【数4】 ds=(1/2)Mt Cs αo3 …(4) ここで
【0028】
【数5】 Hc=Mt Cc/Vo …(5)
【0029】
【数6】
【0030】ΔVはΔEの電圧換算値、Voはイオン引
き出し電圧である。Hcはdcにおける光学系の光学長
と電位のみで決まる比例項である。また、Mclおよび
Molはそれぞれ集束レンズおよび対物レンズのレンズ
倍率である。
【0031】一方、IpはJaとαoを用いて次式で表
される。
【0032】
【数7】 Ip=Ja(παo2) …(7) Dp−Ip特性カーブを両対数目盛でプロットすると、
この特性カーブは次の三つの特徴を示す。特性カーブ
は、Ipの小,中,大の領域でそれぞれDp=dg,D
p=dc、およびDp=dsの3本の直線で外挿でき、
それらの直線の傾きはそれぞれ0,1/2、および3/
2である。Dpの最小値はdgである。Dp=dc
の領域でFIB電流密度Jは最大になり、この時のJma
x は次式で表される。
【0033】
【数8】 Jmax=(4 Ja/ΔV2)/|Hc| …(8) 通常はIpの小と中の領域のみを使用するので、以下で
はこの領域に限定する。
【0034】解析においては、まずイオン源動作条件
(Ja,Ds,ΔV)、電圧値(Vo,Vm,Vi(=
Vm))、および光学長(Lo,L,Li)を定数とし
て取扱い、ビーム特性を支配するHcとMtとをこれら
定数の関数として導出した。その後、特性改善の観点か
ら光学長の最適化を検討した。以下、ビームを加工ビー
ムと観察ビームとに分けてその解析結果を示し、次にビ
ーム制限絞り位置を後者ビームに絡ませた検討結果を示
す。また、 (1)加工ビーム 加工ビームにおいてJmax を大きくすることは、像点P
1の設定位置を最適化し、つまりL1/L2を最適化し
て|Hc|を極小にすることに他ならない。そのL1/
L2の最適値は、集束レンズおよび対物レンズのそれぞ
れの平均電位(VavcおよびVavo)を用いて次式(9)で
与えられる(途中の導出式は省略)。またその時のHc
とMtはそれぞれ次式(10)と(11)で与えられ
る。ただし、Lo,Li≪Lと仮定した。
【0035】
【数9】
【0036】
【数10】
【0037】
【数11】
【0038】ここで、+および−の符号はビーム集束状
態がそれぞれクロスオーバおよびコリメートのモードで
ある場合に対応する。この像点位置を最適化したDp−
Ip特性カーブに関して以下の解析結果が得られる。
【0039】像点は式(9)を満足する位置に設定す
る。
【0040】Jmax を大きくするには|Hc|を小さ
く、つまりLoLiを小さくする。 仕上げ加工ビームのDpを小さくするには、Mtを小
さく、つまりLi/Loを小さくする。
【0041】最適化した特性カーブはLo,Liに関
して敏感で有り、Lに関しては鈍感である[Vavc,Vavo
がLi,LoおよびLの変化に対して鈍感であるた
め]。
【0042】(2)観察ビーム ここではIp=数pAを確保し、かつDp≦15nmの
細束化を図る。そのため像点P1は加工ビームで求めた
最適位置からレンズ電圧を変えることによりずらし、レ
ンズ倍率|Mt|を下げる。観測ビームのDp−Ipカ
ーブ(図4参照)において、直線Dp=dgとDp=dc
の交点近傍のビーム[Dp≒(√2)dg]を観測ビームに
使うのが得策である。これより、|Mt|の条件が式
(2)よりに求まる。
【0043】
【数12】 |Mt|≦Dp/Ds=0.18 …(12) ただし、Ds=60nmと仮定した。この条件式は式
(6)より以下に書き改められる。
【0044】
【数13】
【0045】観測ビームでは後述(3)のビーム制限絞り
からの要求もあって、ビーム集束状態にはコリメートモ
ードを選択し、|L1/L2|が小さくなるように像点
P1をイオン源側にずらし虚像点とする。この時、集束
レンズは集束よりも加速の作用を優先させて働かせる。
通常の動作条件、Vo=6〜9kV,Vm=Vi=25
〜35kVの範囲では、L1/Lo=−(1〜2),M
cl=1〜3となる。従って、Li/L2(=Mol)
には以下の条件が導かれる。
【0046】
【数14】 Li/L2=Mt/Mcl ≦1/(6〜17) …(14) L2=L−L1=L+(1〜2)Lo=Lt+(0〜
1)Lo−Li≒Lt−Liと近似すると、この条件式
は以下のように書き直される。
【0047】
【数15】 Lt≒L2+Li ≧(7〜18)Li …(15) また、この時のHcは対物レンズのみの1段レンズ光学
系の解析式(公知例1参照)が適用でき次式で表され
る。
【0048】
【数16】 |Hc|=2(L2+Li)/Vavo ≒2Lt/Vavo …(16) 以上、式(13)〜(16)より観察ビームに関して以下
の結論が得られる。
【0049】集束レンズは集束よりも加速の作用を優
先して働かせ、像点P1は虚像点のコリメートモードの
集束状態で使用する。
【0050】Lt≧(7〜18)LiとなるようにL
tを長くとり、Mtを下げる。
【0051】|Hc|を下げるためには、全光学長L
tを短くする。
【0052】(3)ビーム制限絞り ビーム制限絞りの設置位置と孔径について考察する。加
工ビームではIp=数10pA〜10nAの約3桁の広
範囲をビーム制限絞りの孔径により変える必要がある。
一方、観察ビームではIp=数pAと加工ビームの最低
Ipより約1桁少なくする必要がある。そのため観察ビ
ームが最小の孔径を要求する。このように絞りはビーム
の通過量を制限するものであるが、その孔の側壁に衝突
したビームは散乱ビームとなり試料上で径の太いノイズ
ビームとなる。この散乱ビームの低減化の観点からは絞
りの厚さは薄い方が良い。一方、絞りを照射するビーム
はスパッタリング現象によるエッチングを引き起こし、
絞りの寿命を短くする。従って、長寿命化の観点からは
厚さは厚い方が良い。
【0053】また、絞り孔の繰り返し位置合わせ精度は
FIB性能の観点からその孔径程度以下が要求される。
一方、低コスト化の観点から簡単な機構を採用した絞り
から得られる繰り返し位置合わせ精度は約10μmであ
る。従って、繰り返し位置合わせ精度の観点からは最小
の孔径を10μm以上に設定することが望ましい。
【0054】上記の3つの観点から、高い絞り性能をよ
り大きい孔径で得るための絞り位置として下記の要求
(a)が生まれる。また、FIB装置の操作性を向上の
観点からの要求(b)〜(d)もある。最小の絞り孔径に
関しては、ここでは約10μmと設定した。
【0055】(a)イオン源から試料までの間でビーム
径の太い位置に入れる。
【0056】(b)偏向器より前側(前段)に置く。
【0057】(c)加工ビームと観察ビームとで共通位
置とする。
【0058】(d)接地電位の空間に置く。
【0059】以上の要求から絞りは2段レンズ間に設置
した。また、観測ビームではビーム集束状態として、2
段レンズ間で発散タイプであるコリメートモード(L1
≒−Lo<0)が適していることがわかる。この時の集
束レンズの入出射ビームの半開角(それぞれαoとα
m)、絞り孔径W、および集束レンズ中心から絞りまで
の距離Lca(≫W)との関係の説明図を図5に示す。
αoとαmの関係はレンズ倍率Mcl[式(6−a)参
照]を用いてレンズ公式(17)により表される。ま
た、αmとWとの関係は次式(18)により示される。
【0060】
【数17】
【0061】
【数18】 αm=(W/2)/(−L1+Lca) …(18) これらを式(7)に代入して整理し、IpとWとの関係
を求めると次式で表される。
【0062】
【数19】
【0063】ここで、Vo=6〜9kV,Vm=25〜
35kVの時、−L1/Lo=1〜2である。例えば、
イオン源をJa=20μA/srで働かせた時、Ip=
2pAの観測ビームをW≧15μmの絞りで形成するた
めの条件は式(19)から得られる。
【0064】Lo+Lca≧55〜75[mm] ここで、左辺の項はイオンエミッタ先端からビーム制限
絞りまでの距離に対応している。
【0065】以上、絞り位置に関して以下の結論を得
た。
【0066】2段レンズ間で、Lo+Lca≧55〜
75[mm]となるように設置する。 以上、加工ビーム,観察ビーム、およびビーム制限絞り
からのそれぞれの要求〜,〜、およびに応え
るために、本実施例の第1の装置ではLo=15〜45
mm,Li≦10〜40mm,Lca=80mmとした。な
お、全光学長はLt=300〜450mmである。これに
より加工ビームに対して最大電流密度Jmax≧15A/c
m2、特に仕上げ加工ではIp=数10pAでDp≦40
nm、また、観察ビーム(Ip≧数pA)に対してDp
≦15nmのビーム特性が実現できた。この観察ビーム
時の絞り孔径はφ15μmである。Vi=30kVにお
ける本装置の代表的なDp−Ip特性カーブを図6に示
す。
【0067】Viを高めるとJmax も高められるが、高
いViほどレンズへの印加電圧も高くなり、レンズ電源
やイオン加速電源のコストが高くなる。また、試料上で
のビーム走査範囲は同じ偏向電圧下ではViに反比例し
て狭くもなる。従って、実用的観点からのViの最大値
は40kVである。特に広範囲にビーム走査し広視野の
SIM像観察をしたい場合は、例えば通常30kVのV
iを1/2の15kVに下げ、最大ビーム走査距離を2
倍に(視野面積では4倍に)広げることにより行った。
しかし、15kVより更に下げることは像分解能が急激
に悪くなること、かつ、像形成のために検出している二
次電子の発生効率が低下することなどであまり実用的で
ない。一方、加工の観点からはスパッタリング収率を高
めるために20kV以上が必要がある。以上の観点から
ここではViを20〜40kVの範囲に設定した。
【0068】Loに関しては、イオン源からの放出イオ
ンをVo=6〜9kVで引き出し集束するのに少なくと
も15mmが必要である。また、加工ビームで前記所望の
Jmaxを確保するためには最大45mmであった。L
iに関しては、前記所望のJmax を確保し、かつ、仕上
げビームのDpを所望値まで細束化するためには最大4
0mmであった。一方、対物レンズのビーム集束作用のた
めの距離に試料上で実用的なビーム偏向範囲(≧100
μm角)を確保するための距離を加えると、最小10mm
が必要であった。これらのLiおよびLo値にLを加え
た全光学長Ltに関しては、Lt=300〜450mmに
おいて前記所望のDp−Ip特性カーブが実現できた。
【0069】偏向器に関しては2か所の置き方をした。
一つは対物レンズの直ぐ後に置く後段偏向方式であり、
もう一つは対物レンズの直ぐ前に置く前段偏向方式であ
る。前者はLiが長い場合のみ可能であり、後者はLi
が短くても可能である。後者では、ビームを常に偏向量
に関係無く対物レンズの中心に通す必要がある。そのた
め、偏向器が2段の偏向器タイプとなり、その構造や電
気制御部がより複雑になる欠点が生じる。しかし、特に
Jmax を高くし、仕上げ加工ビームを細束化したい場合
は、前段偏向方式を採用してLiを短くすることが得策
である。
【0070】また、静電レンズに関しては、同一焦点距
離の下ではVi(=Vm)が高くなるに従いレンズ電圧も
高くなるため、レンズ電極間のギャップを広げなければ
ならない。しかし、レンズ収差はレンズ平均電位(Vav)
に反比例する[式(10)参照]ので、そのギャップは
できるだけ狭めた薄いレンズを設計製作するのが重要と
なる。
【0071】本発明の第2の実施例の装置では前記実施
例第1の装置におけるLoを45〜80mmに、Lcaを
130mm変更した以外は全く同じである。この装置にお
けるビーム特性の特徴は前記実施例第1の装置と比べ、
Jmax は若干低くはなるが、仕上げ加工ビームがより細
束化できることにある。これは、式(10),(11)か
らも予想された結果である。このようにJmax と最小ビ
ーム径はトレードオフの関係があるので、特に最小ビー
ム径を優先するならば長めのLo設定が有利である。
【0072】本発明の第3の実施例の装置では前記実施
例第1の装置におけるLtを550mmに変更した以外は
全く同じである。この装置におけるビーム特性の特徴
は、前記実施例第1の装置と比べJmax は若干低くはな
るが、観察ビームにおけるレンズ倍率がより下げられる
ため、より微細なビーム径までが実現できることにあ
る。特に、高分解能SIM像観察に好都合となる。
【0073】本実施例によれば、従来装置と比べ加工ビ
ームの最大電流密度Jmax の増大率で50%以上、ま
た、ビームの細束化率では仕上げ加工ビームで約20
%、観察ビームでは60%以上の改善が行えた。これに
より、より高精度で、かつ高速のFIB加工、およびよ
り高い像分解能によるSIM像観察が可能になり、高機
能微細素子などの不良解析やプロセス評価が高精度に、
かつ高スループットで行えるようになった。特に、TE
M試料の前処理加工においては、加工歩留まりが従来の
約70%から90%以上になり、加工信頼性が大きく改
善できた。
【0074】また、本発明によるビーム特性の改善効果
は上記の不良解析やプロセス評価ばかりでなく、FIB
加工による配線切断やFIBアシストデポジションによ
る配線接続などを利用したデバイス修正においても、位
置精度,スループット,高信頼性の点で同様な高い改善
効果がある。
【0075】FIBによる局所的な断面加工を用いた透
過型電子顕微鏡(TransmissionElectron Microscope 、
略してTEM)用試料の前処理加工が示されている。図
7はそのFIB加工順序を示したものである。初めに試
料上のTEM観察したい部分を含む厚さ数μmの薄膜が
残るように2か所の断面加工を粗加工ビームで行い、引
き続き中加工および仕上げ加工用ビームにて薄膜試料の
厚さが0.1μm(=100nm)程度以下になるまで
加工する。粗加工,中加工、および仕上げ加工の(D
p,Ip)はそれぞれ(0.5〜2μm,8〜15n
A),(0.1〜0.5μm,0.2〜8nA)および
(50〜60nm,50〜80pA)である。また、中
および仕上げ加工時間はそれぞれ1〜2hおよび0.3
〜1hであり、粗加工時間も含めた全加工時間は1.5
〜3hである。最終加工後の薄膜試料はその断面をより
微細な観察ビームを用いたSIM像観察により確認した
後、TEM観察に回される。
【0076】上記の仕上げ加工を代表的に取上げ従来装
置の問題点を説明する。FIBを刃物の刃にたとえる
と、その刃の厚さが試料の両端を切り落して残そうとす
る薄膜試料の厚さの半分程度もあるのである。そのため
薄膜試料の切り口がだれたり、また切削途中で刃振れが
生じると薄膜試料そのもが破壊消失してしまうという問
題が起きている。特に、不良解析においては切り出すべ
き場所はただ一個所しかなく、切削ミスは全く許されな
い。加工信頼性の向上が強く望まれている。
【0077】FIB加工の位置精度はDpに比例し、加
工速度はIpに比例している考えられる。従って、FI
B電流密度Jの増大は高精度加工,高速加工に貢献す
る。つまり、Dpが同一(加工位置精度が同一)であれ
ば、Ipが大きいほど加工速度が速く、短時間で加工で
きる。一方、Ipが同一(加工速度が同一)であれば、
Dpが小さいほど加工位置精度が高くなる。この加工時
間の短縮は、ビーム位置や試料ステージのドリフトを軽
減するので、最終の加工位置精度にも貢献する。また、
SIM像観察ではビームの細束化が像分解能を向上し、
Ipの増大化が像質を向上させる。
【0078】なお、最近の高機能素子などではパターン
の微細化や構造の3次元化が進行している。そのため、
これらの不良解析やプロセス評価において、所望場所で
の断面加工と構造観察が必須となっている。現在では、
FIB装置の他にこれに応えうる装置は無く、FIB加
工の高位置精度化と高速化、およびSIM像観察の高分
解能化が非常に強く要求されている。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、半導
体の不良解析が実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集束イオンビーム装置のイオン光学系構成を示
す図である。
【図2】従来技術におけるビーム径−ビーム電流(Dp
−Ip)図である。
【図3】イオン光学光概略を示す図である。
【図4】一般的なビーム径−ビーム電流(Dp−Ip)
の関係図である。
【図5】本施例の観察ビームにおける集束レンズのビー
ム入出射半開角とビーム制限絞り孔径との関係図であ
る。
【図6】本実例のFIB装置のビーム径−ビーム電流
(Dp−Ip)特性カーブ図である。
【図7】FIBの順序にTEM用試料の前処理加工図で
ある。
【符号の説明】
1…イオン源、2…集束レンズ、3…ビーム制限絞り、
4…アライナー/スティグマ、5…ブランカー、6…ブ
ランキングプレート、7…偏向器、8…対物レンズ、9
…集束イオンビーム、10…試料、11…試料ステー
ジ、12…荷電粒子検出器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源と、前記イオン源からのイオンビ
    ームを集束させる集束レンズ及び対物レンズを有し、前
    記集束レンズ及び対物レンズを通過したイオンビームを
    試料に照射する集束イオンビーム装置において、前記イ
    オン源から前記試料までの光学長が300mmから450
    mmの範囲にあり、前記対物レンズの中心から前記試料ま
    での距離が40mm以下であることを特徴とした集束イオ
    ンビーム装置。
  2. 【請求項2】イオン源、前記イオン源からの放出イオン
    を集束させる集束レンズと対物レンズ、前記集束したイ
    オンビームを前記試料上で走査させる偏向器、前記集束
    イオンビームを制限するビーム制限絞りから構成される
    集束イオンビ−ム装置において、前記イオン源のエミッ
    タ先端から前記試料までの光学長が300mmから450mm
    の範囲にあり、かつ前記対物レンズの中心から前記試料
    までの距離が40mm以下であることを特徴とした集束イ
    オンビ−ム装置。
  3. 【請求項3】前記イオン源のエミッタ先端から前記集束
    レンズの中心までの光学長が45mm以下であることを特
    徴とした請求項2記載の集束イオンビ−ム装置。
  4. 【請求項4】前記ビーム制限絞りが前記集束レンズと前
    記対物レンズの間の光軸上にあり、かつ、前記エミッタ
    先端から55mm以上離れた位置にあることを特徴とした
    請求項2および3記載の集束イオンビ−ム装置。
  5. 【請求項5】イオン源、前記イオン源からの放出イオン
    を試料上に加速して集束させる集束レンズと対物レン
    ズ、前記集束したイオンビームを前記試料上で走査させ
    る偏向器、および前記集束イオンビームのビーム電流、
    あるいはビーム径を制限するビーム制限絞りから構成さ
    れる集束イオンビ−ム装置において、前記イオン源のエ
    ミッタ先端から前記集束レンズの中心までの光学長が4
    5mm以下、前記対物レンズから前記試料までの距離が4
    0mm以下、および前記ビーム制限絞りが前記集束レンズ
    と前記対物レンズの間の光軸上にあり、かつ、前記エミ
    ッタ先端から55mm以上離れた位置にあることを特徴と
    した集束イオンビ−ム装置。
  6. 【請求項6】前記偏向器が前記対物レンズの前段にある
    ことを特徴とした請求項1から請求項5記載の集束イオ
    ンビ−ム装置。
  7. 【請求項7】前記イオン源が液体金属イオン源であるこ
    とを特徴とした請求項1から請求項6記載の集束イオン
    ビ−ム装置。
  8. 【請求項8】イオン源と、前記イオン源からのイオンビ
    ームを集束させるレンズと、前記レンズを通過したイオ
    ンビームを試料に照射する集束イオンビーム装置におい
    て、最大電流密度Jmax≧15A/cm2、加工モードでは
    Ip≧数10pAでDp≦40nm、また、観察モード
    でIp≧数pAでDp≦15nmであることを特徴とす
    る集束イオンビーム装置。
  9. 【請求項9】イオン源からイオンをイオンビームとして
    取り出し、集束レンズ及び対物レンズで集束させ、試料
    に照射する集束イオンビーム照射方法において、前記イ
    オン源のエミッタ先端から前記試料までの光学長が30
    0mmから450mmの範囲にあり、かつ前記対物レンズの
    中心から前記試料までの距離が40mm以下であるように
    それらを配置したことを特徴とした集束イオンビーム照
    射方法。
  10. 【請求項10】イオン源からイオンビームを取り出し、
    レンズで集束させて、試料に照射する集束イオンビーム
    照射方法において、最大電流密度Jmax≧15A/cm2
    加工モードではIp=数10pAでDp≦40nm、ま
    た、観察モードではIp≧数pAでDp≦15nmであ
    ることを特徴とする集束イオンビーム照射方法。
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