JPH08263769A - 異常表示装置 - Google Patents

異常表示装置

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Publication number
JPH08263769A
JPH08263769A JP6135695A JP6135695A JPH08263769A JP H08263769 A JPH08263769 A JP H08263769A JP 6135695 A JP6135695 A JP 6135695A JP 6135695 A JP6135695 A JP 6135695A JP H08263769 A JPH08263769 A JP H08263769A
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JP6135695A
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Makoto Taguchi
誠 田口
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は複数の機器の異常の有無を監視する
と共に異常があった場合には優先順位の高い異常データ
を表示するよう構成した異常表示装置を提供することを
目的とする。 【構成】 異常表示装置4は、異常が発生したときその
異常データを表示するディスプレイ4aと、各種データ
及び各制御プログラムを記憶するメモリ4bと、各制御
プログラムを実行するCPU4cと、各種センサ信号が
入力されるインタフェース4dとよりなる。メモリ4b
には、各機器の異常の有無を監視する異常監視プログラ
ム4Aと、異常データをディスプレイ4aに表示させる
異常データ表示プログラム4Bと、緊急度に応じた優先
順位を記憶させる優先順位設定プログラム4Cと、予め
設定された優先順位に基づいて優先順位の高い異常デー
タをディスプレイ4aに表示させる表示内容更新プログ
ラム4Dとが格納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異常表示装置に係り、特
に複数の異常の有無を監視すると共に異常があった場合
には異常内容に対応する異常データを表示させる異常表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンクローリ車に油液を積込むための油
槽所には、顧客からの注文を予約データとして記憶する
ための出荷管理コンピュータ(ホストコンピュータ)が
設けられている。
【0003】また、油槽所には、前記出荷管理コンピュ
ータに記憶された予約データに基づいてタンクローリ車
の各ハッチにどの様に積み込むかを設定するハッチ設定
器が設置されている。そして、タンクローリ車の運転者
は、ハッチ設定器により割付けられたハッチ割付け伝票
を受け取ると、出荷ステージへ移動してハッチ設定器に
より設定された各ハッチ毎の液種、数量に基づいてタン
クローリ車の各ハッチに油液の積み込みを行う。
【0004】このような油槽所においては、火災,ハッ
チへの過充填(予約数量以上の積込み)あるいはハッチ
でのオーバフロー,出荷ステージに設けられたアース装
置の接続不良(アース外れ)あるいは出荷ステージの各
機器(流量計,ポンプ,定量弁等)の故障等の異常が発
生した場合には、その異常データをディスプレイの画面
上に表示して油槽所管理室のオペレータに異常発生内容
を報知する異常表示装置が設けられている。
【0005】この異常表示装置では、油槽所で何らかの
異常が発生した場合、オペレータが直ぐに分かるように
するため、発生した異常データ(異常内容、異常発生箇
所等)をディスプレイの画面全体に大きく表示するよう
にしている。そして、複数の異常が連続して発生した場
合には、発生した順に異常データをディスプレイに表示
するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の異常
表示装置においては、先に発生した異常データがディス
プレイに表示されるようになっているため、例えば一の
出荷ステージでアース装置の外れが発生した後、別の出
荷ステージで火災が発生した場合でも先に発生したアー
ス外れが解消されるまでアース外れがディスプレイに表
示されたままの状態となり、アース外れが解消された
後、ディスプレイの表示が火災発生を報知する表示に切
り換わるようになっている。
【0007】しかしながら、火災発生の方がアース外れ
よりも緊急を要するため、他のことに優先させてオペレ
ータに報知しなければならない。それにも拘わらず、従
来の装置では、ディスプレイの異常表示が発生した順位
で処理され、先に発生した異常が解消されるまで火災発
生がディスプレイに表示されないため、オペレータが緊
急を要する異常発生に気付くのが遅れるおそれがあっ
た。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決した異常
表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の異常の
有無を夫々検出する複数の異常検出手段と、該異常検出
手段により発見された異常に対応する異常データを表示
する表示器とを有する異常表示装置において、前記複数
の異常の緊急度に応じた優先順位を記憶する優先順位記
憶手段と、複数の異常が発生した場合、該優先順位記憶
手段に記憶された優先順位に基づいて優先順位の高い異
常に対応する異常データを前記表示器に表示させる表示
手段と、を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】複数の異常が発生した場合に優先順位記憶手段
に記憶された優先順位に基づいて優先順位の高い異常に
対応する異常データを前記表示器に表示させるため、緊
急を要する異常が後から発生したときには、先に発生し
た異常に優先させて緊急度の高い方の異常データをディ
スプレイに表示させてオペレータに緊急度の高い異常が
発生したことを早期に認識させることができる。これに
より、オペレータが異常発生後、直ちに異常データに応
じた対策を取ることができ、異常発生による被害の拡大
を防止できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明になる異常表示装置の一実施例
が適用された出荷システムの概略構成を示す。油槽所の
出荷システムは、出荷現場に設置された出荷装置1と、
出荷現場から離れた事務所内に設置されたハッチ設定器
2と、ホストコンピュータ3と、異常表示装置4とより
構成されている。
【0012】ホストコンピュータ3はハッチ設定器2,
異常表示装置4,出荷制御装置5と接続されており、給
油所等の顧客から注文(液種及び数量)があると、これ
らの注文を予約データ内の予約情報としてメモリ3a内
の予約ファイルに格納・記憶する。尚、メモリ3aは、
例えば磁気ディスク装置等よりなり、各車両番号別に予
約データを記憶する。
【0013】異常表示装置4は、各機器での異常の有無
を監視すると共に、異常が発生したときにはその異常デ
ータ(異常内容、異常発生箇所等)をディスプレイ4a
に表示する。また、異常表示装置4は各種データやプロ
グラムを記憶するメモリ4bを有する。
【0014】出荷装置1の出荷制御装置5は、各出荷ス
テージ6毎に設けられ、当該出荷ステージ6の各機器を
制御しており、後述するようにタンクローリ車7毎に配
付された車番カード27がカードリーダ14により読み
取られると該当する車両番号の予約データがホストコン
ピュータ3から転送され、この予約データ内のハッチ情
報と一致する液種、数量が出荷されるように出荷制御を
行う。
【0015】タンクローリ車7はタンク8内が複数のハ
ッチに仕切られており、各ハッチの容量は例えば1キロ
リットル、2キロリットル、4キロリットルといった具
合に異なっている。そして、タンクローリ車7は出荷ス
テージ6に到着すると、後述するようにハッチ設定器2
により設定された液種がタンク8の各ハッチに積み込ま
れる。
【0016】上記ハッチ設定器2,ホストコンピュータ
3及び異常表示装置4は、油槽所の入口に設けられた事
務所内に設置されている。タンクローリ車7が油槽所の
入口に到着すると、運転者は、各タンクローリ車7毎に
発行された車番カード27をハッチ設定器2のカードリ
ーダライタ9に挿入し、車番カード27に記憶された車
番データを読み取らせる。
【0017】そして、ハッチ設定器2は、車番カード2
7から車番データを読み取ると、該当する車両番号の予
約データをホストコンピュータ3に要求してホストコン
ピュータ3より車両番号に対応する予約データを取得
し、この予約データが有している予約情報にう基づいて
タンクローリ車7の各ハッチに積込むべき液種及び数量
を割り付け、この割り付けられた各ハッチ毎の油種・数
量をハッチ情報が印字された伝票をプリンタ12より発
行する。
【0018】ハッチ設定器2は、カードリーダライタ
9,ディスプレイ本体10,キーボード11,プリンタ
12,CPU13,メモリ14等よりなる。出荷現場に
設けられた出荷装置1は、出荷制御装置5及びカードリ
ーダ15,ハッチカードリーダを有するリモートスイッ
チボックス16,アース装置17、作業者が各出荷ポイ
ント毎の積み込むべき数量を設定する積込み設定器18
等よりなる。
【0019】積込み設定器18には、積込量を設定する
積込量設定スイッチ18a,出荷開始させるスタートス
イッチ18b,出荷を停止させる停止スイッチ18cが
配設されている。さらに本実施例のリモートスイッチボ
ックス16と積込み設定器18とは一体化されており、
これらは後述のローディングアーム25に取り付けられ
ている。
【0020】油液が貯留された貯留タンク(図示せず)
に接続されて油液を給送する給送配管19には、ポンプ
20,ストレーナ21,流量計22,定流量弁23,定
量弁24が配設されている。さらに、給送配管19の先
端にはローディングアーム25が接続されている。
【0021】出荷ステージ7において、ローディングア
ーム25が1本しか示されていないが、実際には各液種
毎に複数本が設けられている。また、ローディングアー
ム25には前述した様にリモートスイッチボックス16
及び積込み設定器18とが設けられている。
【0022】さらに、出荷ステージ6には、ハッチ設定
器2により割り付けられた各ハッチ毎の積み込むべき液
種を表示する予約量表示器26が設けられている。従っ
て、作業者は、予約量表示器26の表示内容又はプリン
タ12から発行されたハッチ割付伝票を見て上記積込み
設定器18を操作する。
【0023】出荷制御装置5は、後述するようにスター
トスイッチ18bがオンに操作されるとポンプ20を起
動して定量弁24を開弁する。そして、流量計22の流
量パルス発信器22aからの流量パルスを積算し積込量
設定スイッチ18aにより設定された流量が出荷された
とき定量弁24を閉弁させる。
【0024】また、出荷ステージ7には、煙及び熱を感
知して火災発生を検出する火災センサ30が設けられて
おり、ローディングアーム25にはハッチに油液を積み
込む際のオーバフローを検出するオーバフロー検出セン
サ31が設けられている。さらに、アース装置17はア
ース外れによるアース接続不良を検出するアース不良検
出センサ32を介して出荷制御装置5に接続されてい
る。
【0025】各センサ30〜32から出力されたセンサ
信号及び出荷制御装置5から出力された積込手順エラー
信号は、通信ケーブル29を介してホストコンピュータ
3に出力され、且つ異常表示装置4に転送される。図2
に異常表示装置4の概略構成を示す。
【0026】異常表示装置4は、異常データを表示する
ディスプレイ4aと、各種データ及び各制御プログラム
を記憶するメモリ4bと、各制御プログラムを実行する
CPU4cと、異常検出のための各種センサ信号が入力
されるインタフェース4dとよりなる。
【0027】メモリ4bには、各機器の異常の有無を監
視する異常監視プログラム4Aと、発見された異常デー
タをディスプレイ4aに表示させる異常データ表示プロ
グラム4Bと、複数の異常データのうち緊急度に応じた
優先順位をメモリ4bに記憶させる優先順位設定プログ
ラム4Cと、複数の異常が発生した場合、予め設定され
た優先順位に基づいて優先順位の高い異常データをディ
スプレイ4aに表示させる表示内容更新プログラム4D
と、異常データテーブル4Eと、異常ランクテーブル4
Fとが格納されている。
【0028】図3はメモリ4bに記憶された異常データ
テーブル4Eの管理項目の一例を示す。異常データ4E
の管理項目としては、シーケンスNO. ,異常区域コー
ド,異常ランク,異常内容等が設定されている。そし
て、異常ランクは文字型1文字で表され、本実施例で
は、緊急を要する優先順位の高い順にA,B,C,Dと
いった具合いにランク付けされる。
【0029】図4はメモリ4bに記憶された異常ランク
テーブル4Fの一例を示す。ここでは、火災がAラン
ク,過充填(オバーフロー)がBランク,アースはずれ
がCランク,積込手順エラーがDランクに設定されてい
る。ここで、図5のフローチャートを参照して異常表示
装置4のCPU4cが実行する異常監視処理及び異常デ
ータ表示処理につき説明する。
【0030】図5のステップS1(以下「ステップ」を
省略する)において、火災センサ30から火災検出信号
が入来したかどうかをチェックする。火災センサ30か
ら火災検出信号が出力されていない場合は、火災が発生
していないものと判断してS2に進む。
【0031】S2では、オーバフロー検出センサ31か
らオーバフロー検出信号が入来したかどうかをチェック
する。オーバフロー検出センサ31からオーバフロー検
出信号が出力されていない場合は、オーバフローが発生
していないものと判断してS3に進む。
【0032】S3では、アース不良検出センサ32から
アース不良検出信号が入来したかどうかをチェックす
る。アース不良検出センサ32からアース不良検出信号
が出力されていない場合は、アース接続不良が発生して
いないものと判断してS4に進む。
【0033】S4では、出荷制御装置5から積込手順エ
ラー検出信号が入来したかどうかをチェックする。出荷
制御装置5から積込手順エラー検出信号が出力されてい
ない場合は、積込手順エラーが発生していないものと判
断して次の処理に進む。S4以降も他の異常データが設
定されている場合には、他の異常データの監視処理を実
行する。本実施例では、何ら異常がないときはS1〜S
4の処理が繰り返し実行されており、各異常項目につい
ての異常発生監視処理が実行される。
【0034】しかし、S1において、火災センサ30か
ら火災検出信号が出力された場合には、S5に移行して
火災発生場所をディスプレイ4aに表示させるように指
示した後、S6で当該火災発生場所での消火が完了した
かどうかを確認する。S6において、消火完了が確認さ
れた場合には、S7に進み、ディスプレイ4aに表示さ
れた火災発生場所の表示を削除する。しかし、S6にお
いて、消火完了が確認されない場合には、火災発生表示
を削除せずにS2に移行する。
【0035】また、S2において、オーバフロー検出セ
ンサ31からオーバフロー検出信号が出力された場合に
は、S8に移行してオーバフロー発生場所をディスプレ
イ4aに表示させるように指示した後、S9で当該オー
バフロー発生場所でのオーバフロー修正作業が完了した
かどうかを確認する。
【0036】S9において、オーバフロー修正作業完了
が確認された場合には、S10に進み、ディスプレイ4
aに表示されたオーバフロー発生場所の表示を削除す
る。しかし、S9において、オーバフロー修正作業完了
が確認されない場合には、オーバフロー発生場所の表示
を削除せずにS3に移行する。
【0037】また、S3において、アース不良検出セン
サ32からアース不良検出信号が出力された場合には、
S11に移行してアース接続不良箇所をディスプレイ4
aに表示させるように指示した後、S12で当該アース
接続不良箇所でのアース接続修正作業が完了したかどう
かを確認する。
【0038】S12において、アース接続修正作業完了
が確認された場合には、S13に進み、ディスプレイ4
aに表示されたアース接続不良箇所の表示を削除する。
しかし、S12において、アース接続修正作業完了が確
認されない場合には、アース接続不良箇所の表示を削除
せずにS4に移行する。
【0039】また、S4において、出荷制御装置5から
積込手順エラー検出信号が出力された場合には、S14
に移行して積込手順エラー場所をディスプレイ4aに表
示させるように指示した後、S15で当該積込手順エラ
ー場所での積込手順修正作業が完了したかどうかを確認
する。
【0040】S15において、積込手順修正作業完了が
確認された場合には、S16に進み、ディスプレイ4a
に表示された積込手順エラー場所の表示を削除する。し
かし、S15において、積込手順修正作業完了が確認さ
れない場合には、積込手順エラー場所の表示を削除せず
にS1に戻る。
【0041】次に図6のフローチャートを参照して異常
表示装置4のCPU4cが実行する優先順位設定処理及
び表示内容更新処理につき説明する。尚、図6の処理
は、前述したような異常が発生したときに実行される。
S21において、異常データ(各センサ30〜32から
出力されたセンサ信号及び出荷制御装置5から出力され
た積込手順エラー信号)が受信されたときは、S22に
進み、既にディスプレイ4aに異常データが表示されて
いるかどうかをチェックする。既に異常データがディス
プレイ4aに表示されている場合には、S23に移行し
て表示済みの異常データの異常ランク(図4参照のこ
と)をメモリ4bに登録された異常ランクテーブル4F
から獲得する。
【0042】しかし、既に異常データがディスプレイ4
aに表示されていない場合には、S24に移行して今回
の異常データをディスプレイ4aの最前列に表示させ
る。このように、今回の異常データのみがディスプレイ
4aに表示された場合は、今回の異常表示処理を終了す
る。
【0043】しかし、既に異常データがディスプレイ4
aに表示されていた場合には、S25に進み、今回受信
した異常データの異常ランク(図4参照のこと)をメモ
リ4bに登録された異常ランクテーブル4Fに基づいて
判別する。次のS26では、今回受信した異常データの
異常ランクがA,B,C,Dのどのランクに位置するの
かを判別する。
【0044】もし、今回受信した異常データが火災発生
である場合には、AランクであるためS27に進む。そ
して、今回受信した異常データの優先順位が最も高いた
め、今回の異常データ(火災発生)をディスプレイ4a
の最前列に表示させる。そのため、オペレータは他の異
常が発生していても直ちに火災発生及び火災発生場所を
確認することができる。従って、火災発生から短時間で
消火活動を開始することが可能になり、火災による被害
の拡大をくい止めることができる。
【0045】また、今回受信した異常データが過充填
(オーバフロー)である場合には、Bランクであるため
S28に進む。そして、ディスプレイ4aに表示されて
いた異常データにAランクのものがあるかどうかを確認
する。Aランクのものがある場合は、S29に進み、今
回の異常データをAランクの異常データの後に表示させ
る。この場合、Aランクの異常データとBランクの異常
データとがディスプレイ4a上に重なった状態で表示さ
れるため、オペレータにはAランクの異常データ内容し
か見えない。そのため、オペレータは、他の異常データ
に拘わらず最前列に表示されたAランクの異常データへ
の対策を他の異常データよりも優先させて行うことがで
きる。
【0046】しかし、S28において、Aランクのもの
がない場合は、S30に進み、今回受信した異常データ
の優先順位が最も高いため、今回の異常データである過
充填(オーバフロー)をディスプレイ4aの最前列に表
示させる。また、今回受信した異常データがアースはず
れ(アース接続不良)である場合には、Cランクである
ためS31に進む。そして、ディスプレイ4aに表示さ
れていた異常データにA又はBランクのものがあるかど
うかを確認する。A又はBランクのものがある場合は、
S32に進み、今回の異常データをA又はBランクの異
常データの後に表示させる。この場合、Cランクの異常
データとA又はBランクの異常データとがディスプレイ
4a上に重なった状態で表示されるため、オペレータに
はA又はBランクの異常データ内容しか見えない。その
ため、オペレータは、他の異常データに拘わらず最前列
に表示されたA又はBランクの異常データへの対策を他
の異常データよりも優先させて行うことができる。
【0047】しかし、S31において、A又はBランク
のものがない場合は、S33に進み、今回受信した異常
データの優先順位が最も高いため、今回の異常データで
あるアースはずれ(アース接続不良)をディスプレイ4
aの最前列に表示させる。また、今回受信した異常デー
タが積込手順エラー(例えば積込量設定スイッチ18a
によりハッチに積み込む油種の数量を設定しないでスタ
ートスイッチ18bを操作してしまった場合等)である
場合には、DランクであるためS34に進む。そして、
ディスプレイ4aに表示されていた異常データにA〜C
ランクのものがあるかどうかを確認する。A〜Cランク
のものがある場合は、S35に進み、今回の異常データ
を最後列に表示させる。この場合、Dランクの異常デー
タと既に表示されていたA〜Cランクの異常データとが
ディスプレイ4a上に重なった状態で表示されるため、
オペレータにはDランクの異常データ内容が見えず、D
ランクの異常データに煩わされることなくA又はBラン
クの異常データ内容しか見えない。そのため、オペレー
タは、Dランクの異常データに拘わらず最前列に表示さ
れたA〜Cランクの異常データへの対策をDランクの異
常データよりも優先させて行うことができる。
【0048】しかし、S34において、A〜Cランクの
ものがない場合は、S36に進み、今回受信した異常デ
ータの優先順位が最も高いため、今回の異常データであ
る積込手順エラーをディスプレイ4aの最前列に表示さ
せる。このように、出荷装置1において何らかの異常が
発生して異常データを受信したときは、異常ランクに基
づいて最も優先順位(緊急度)の高い異常データがディ
スプレイ4aの最前列に表示させるため、オペレータは
常に最優先で対処しなければならない異常データを認識
することができる。
【0049】例えば、図7乃至図10に複数の異常デー
タが連続して発生した場合のディスプレイ4aに表示さ
れる表示パターンの一例を示す。図7はCランクのアー
スはずれがのみが発生した場合の異常データ41の表示
内容である。図7のようにアースはずれ箇所が表示され
ているときに、Bランクの過充填(オーバフロー)が発
生した場合は、図8に示されるように過充填の異常デー
タ42がディスプレイ4aの最前列に表示されると共
に、アースはずれの異常データ41が過充填の異常デー
タ42の後に後退する。そのため、オペレータは、過充
填の異常データ42を優先させて対策を講ずる必要があ
ることを認識すると共に、その後に次のランクの異常デ
ータ41があることを認識することができる。
【0050】また、図9に示されるように、Aランクの
火災が発生した場合は、火災発生の異常データ43がデ
ィスプレイ4aの最前列に表示されると共に、アースは
ずれの異常データ41及び過充填の異常データ42が火
災発生の異常データ43の後に後退する。
【0051】また、ディスプレイ4aの表示が図9の状
態のときにDランクの積込手順エラーの異常データ44
が発生した場合は、図10に示されるように積込手順エ
ラーの異常データ44がCランクの後に表示される。こ
のように、緊急度の高い異常データを優先して最前列に
表示されるようにディスプレイ4aの表示が更新される
ため、オペレータは常に最新の異常データの中で優先順
位の高い異常データを確認することができ、異常発生後
直ちに優先順位の高い異常に対する対策を指示すること
ができる。そのため、異常表示装置4は、火災等のよう
に被害が周囲へも拡大するといった重大な異常が発生し
た場合には、他の異常データに優先させてディスプレイ
4aの最前列に表示させるように表示内容を更新して緊
急事態にも対応することができるようになっている。
【0052】尚、上記実施例では、タンクローリ車のハ
ッチに油液が積み込まれる油槽所の出荷装置で発生した
異常データをディスプレイに表示させる構成を一例とし
て挙げたが、これに限らず、例えばビルや地下街の管理
システム、あるいは地下鉄やモノレール等の交通システ
ムの異常監視及び異常データを表示する装置として適用
することができる。
【0053】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、複数の異
常が発生した場合に優先順位記憶手段に記憶された優先
順位に基づいて優先順位の高い異常に対応する異常デー
タを前記表示器に表示させるため、緊急を要する異常が
後から発生したときには、先に発生した異常に優先させ
て緊急度の高い方の異常データをディスプレイに表示さ
せてオペレータに緊急度の高い異常が発生したことを早
期に認識させることができる。これにより、オペレータ
が異常発生後、直ちに異常データに応じた対策を取るこ
とができ、より大きな被害に拡大することを防ぐことが
できる。また、従来のように発生した順番に異常データ
を表示する方式のように後から緊急を要する異常が発生
した場合、先に発生した異常が解消されるまで緊急度の
高い異常データが表示されず、重大な被害を受けてしま
うといった問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる異常表示装置の一実施例が適用さ
れた出荷システムのブロック図である。
【図2】異常表示装置の構成図である。
【図3】メモリに記憶された異常データテーブルの管理
項目を示す図である。
【図4】メモリに各異常データ毎の異常ランクが登録さ
れた異常ランクテーブルの一例を示す図である。
【図5】異常表示装置のCPUが実行する異常監視処理
及び異常データ表示処理のフローチャートである。
【図6】異常表示装置のCPUが実行する優先順位設定
処理及び表示内容更新処理のフローチャートである。
【図7】アースはずれの異常データの表示例を示す図で
ある。
【図8】アースはずれの後に過充填が発生した場合の異
常データの表示例を示す図である。
【図9】火災が発生した場合の異常データの表示例を示
す図である。
【図10】火災発生後に積込手順エラーが発生した場合
の異常データの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 出荷装置 2 ハッチ設定器 3 ホストコンピュータ 4 異常表示装置 4a ディスプレイ 4b メモリ 5 制御装置 6 タンクローリ車 7 タンク 16 リモートSWボックス 18 積込み設定器 20 ポンプ 22 流量計 24 定量弁 25 ローディングアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異常の有無を夫々検出する複数の
    異常検出手段と、該異常検出手段により発見された異常
    に対応する異常データを表示する表示器とを有する異常
    表示装置において、 前記複数の異常の緊急度に応じた優先順位を記憶する優
    先順位記憶手段と、 複数の異常が発生した場合、該優先順位記憶手段に記憶
    された優先順位に基づいて優先順位の高い異常に対応す
    る異常データを前記表示器に表示させる表示手段と、 を有することを特徴とする異常表示装置。
JP6135695A 1995-03-20 1995-03-20 異常表示装置 Pending JPH08263769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6135695A JPH08263769A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 異常表示装置

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