JPH08263633A - 画像編集方法及びそのシステム - Google Patents

画像編集方法及びそのシステム

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JPH08263633A
JPH08263633A JP7064311A JP6431195A JPH08263633A JP H08263633 A JPH08263633 A JP H08263633A JP 7064311 A JP7064311 A JP 7064311A JP 6431195 A JP6431195 A JP 6431195A JP H08263633 A JPH08263633 A JP H08263633A
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  • Image Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で画像を切り抜いてアルバムソフ
トに取り込む、あるいは切り抜きの変更を行う、又、全
体の階層構造がどのようになっているかが把握し易く、
且つ目的のファイルが探しやすい、更に、多数のファイ
ルの中からでも、よく使用するファイルが見つけやすく
取り出しやすい画像編集方法及びそのシステムを提供す
る。 【構成】 切り抜き形状と画像とを独立に登録し、画像
の属性30として、切り抜き形状の識別子31と位置3
2とサイズ33とを持たせ、登録された切り抜き形状が
画像上の所望位置に置かれ、前記切り抜き形状が所望の
大きさに拡大または縮小された場合に(40,35)、
前記切り抜き形状の識別子41と位置42とサイズ43
とを前記画像の属性として登録し、前記登録された画像
の属性に基づいて、前記画像の前記切り抜き形状内部を
切り抜き画像として出力する(S104〜S110)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像をハンドリングす
る描画ソフトやデータベースシステムにおける画像編集
方法及びそのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン上で稼動するデータベースソフ
トウェアで、最近、カタログソフトと呼ばれるものが登
場している。カタログソフトとは、グラフィックス,文
書,画像等をデータの中心として扱っているデータベー
スであり、データ毎にそのデータの縮小画像(以降サム
ネール画像と呼ぶ)を持ち、これらを眺めて所望のデー
タを捜すこと(ブラウジング)を基本的操作としてい
る。
【0003】このブラウジングによる検索を補助する形
で、一般的にフリーキーワードと言われるものが付けら
れる。フリーキーワードとは、フィールドを持たないキ
ーワードである。なお、フィールドを持つキーワードと
しては、リレーショナル型やカード型のデータベースの
ように、フィールド設定をして、そこにキーワードを入
力する。上記カタログソフトでは、フリーキーワードを
使っての検索が可能であり、この検索結果と先のブラウ
ジングとを組み合わせて所望のデータをピックアップす
る。
【0004】このカタログソフトの中でも、特に画像を
重視したものをアルバムソフトという名称で呼んだりも
する。このアルバムソフトは、写真のアルバム(紙)を
意識して名付けられているように、データベース中に主
に画像を格納し、これを、基本的には、ブラウジングと
補助的なフリーキーワードとで、見たい画像をピックア
ップする。
【0005】紙のアルバムの場合には、使用者は、写真
を単に挟み込むだけでなく、その写真に注釈を付けた
り、図2に示すように写真の任意の部分だけが見えて、
あとは隠れてしまうような紙(以降、フレームと呼ぶ)
を上に重ねて保存したりする。これは、特に強調したい
写真や印象に残った写真を残すときに、一般的に行われ
る。
【0006】この図2に示す手法をアルバムソフトで行
おうとする場合には、画像を使用者が作った任意のフレ
ームで切り抜いて保存することになるが、これに伴う操
作は非常に煩雑である。図3に、この一連の操作手順を
フローチャートとして示す。まずステップS1で、グラ
フィックスの描画を行うアプリケーションソフト(以
降、ドローイングソフトと呼ぶ)を起動し、フレームを
作成する。図4の401にフレーム作成例を示す。ステ
ップS2で、ドローイングソフトに画像を読み込んでき
て、先のフレームと大きさを調整しながら重ね合わせ
る。この例を図4の402に示す。次にステップS3
で、画像の加工・編集を行うアプリケーションソフト
(以降、フォトレタッチソフトと呼ぶ)を起動する。そ
してクリップボード経由で、先の重ね合わせたフレーム
と画像とをフォトレタッチソフトに取り込む。ドローイ
ングソフト上では、フレームと画像とは別々に扱うこと
ができたが、フォトレタッチソフトに取り込んだ時点で
一枚の画像になってしまう。次に、ステップS4で、フ
ォトレタッチ上で、フレーム部分からはみ出している部
分を消していく。図4の403にその例を示すが、フォ
トレタッチソフトの、領域指定ツールや消しゴムツール
を使用して作業を行う。こうしてできた修正画像は図4
の404の例のようになる。ステップS5で新しい画像
としてファイルにセーブし、最後にステップS6でこれ
をアルバムソフトに取り込む。
【0007】一方、従来、コンピュータのファイル管理
システムやデータベースシステム等では、多数のデータ
を管理する手法としてデータを階層的に管理する手法が
よく用いられる。特にファイルシステムにおいては、ほ
とんどのオペレーティングシステム(以後、OSと略)
でファイルシステム全体を階層的な複数のディレクトリ
に分割して管理している。近年のOSにおいては、グラ
フィカルユーザインタフェース(以後、GUIと略)に
よってファイルシステムなどの階層構造を画面上に表示
し、マウスなどのポインティングデバイスで目的のデー
タを指示することでファイルなどのデータにアクセスさ
せる、ブラウザシステムを採用するのが通常である。
【0008】従来このような階層構造をユーザに対して
表示するブラウザシステムにおいては、図18のような
ツリー構造や図19の(a),(b)のような階層リス
トボックス構造によって階層構造を表現していた。図1
8は階層ファイルシステムを木構造で表現した例であ
り、ディレクトリ階層をフォルダのアイコンでファイル
を文書のアイコンで表現し、それらの階層的な関係を木
構造で表現している。図中、101はルールを文書のア
イコンで表現し、それらの階層的な関係を木構造で表現
している。図中、101はルートディレクトリであり、
ルートディレクトリ101にはファイルR−1(10
2)がある。ルートディレクトリの下には、ディレクト
リA(103),ディレクトリB(105),ディレク
トリC(108)がある。ディレクトリAの下にはファ
イルA−1(104)があり、ディレクトリCの下には
ファイルB−1(106)とファイルB−2(107)
とがある。ディレクトリCの下にはファイルC−1(1
09)とディレクトリD(110)とがあり、ディレク
トリDの下にはファイルD−1(111)とファイルD
−2(112)とディレクトリE(113)とがある。
ディレクトリEの下にはファイルE−1(114)があ
る。このように全ての階層のファイルが木構造で表示さ
れているので、目的とするファイルを選択することがで
きる。
【0009】図19は図18と同じ階層ファイルシステ
ムを階層リストボックスで表現した例である。図19の
(a)はディレクトリCの下のファイル及びディレクト
リをアクセスしようとした状態である。図19の(a)
において、115は第1階層のファイル及びディレクト
リを表示するためのリストボックスである。117は、
リストボックス115に表示可能な項目数よりファイル
やディレクトリ数が多かった場合に用いるスクロールバ
ーであり、118は上方向スクロールボタン、119は
下方向スクロールボタンである。116はディレクトリ
Cを示す。ディレクトリC(116)をポインティング
デバイスでクリックすると、ディレクトリC(116)
の表示が反転表示されるとともにディレクトリC(11
6)の下にあるファイルC−1とディレクトリDとが、
第2階層のファイル及びディレクトリを示すリストボッ
クス120に表示される。図19の(b)は、さらにリ
ストボックス120からディレクトリD(121)をポ
インティングデバイスで選択してクリックした際の状態
を示している。同図においてディレクトリD(121)
をクリックすると、ディレクトリD(121)の下にあ
るディレクトリEとファイルD−1とファイルD−2と
が、第3階層のファイル及びディレクトリを示すリスト
ボックス122に表示される。このように、1段ずつ深
い階層を選択していくことによって目的のファイルに到
達することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像を切り抜いてアルバムソフトに取り込む際の手順
は、いくつものソフトを起動しながら作業を行わなけれ
ばならず、操作が非常に煩雑であると同時に作業負荷を
伴う。また、以上の操作を行うためには、使用者の操作
に対しての熟練度が必要となる。
【0011】もう1つの問題は、フレームと画像とを合
わせて一枚の画像となってしまっている点である。もし
後で、フレームの形を変えたくなったり、画像の見せた
い部分を変えたくなったりした場合には、先の図3のフ
ローチャートに示した手順を最初から行わなければなら
ない。また、元の修正前の画像はそのまま保存しておく
のが一般的であるので、結局、元の画像とフレームと組
み合わせて切り抜いた画像との2種類を別々の画像とし
て保存することになってしまう。
【0012】以上の理由から、もっと簡単にフレームを
作って切り抜き画像を作成する方法、そして後から簡単
に修正できる柔軟性のある方法が必要である。また、従
来の階層ファイルシステムを図18のように木構造で表
わした場合、ファイルシステムがどのような階層構造に
なっているかが把握しやすく目的のファイルが探しやす
い反面、ファイルやディレクトリの数が多くなると画面
に全てのファイルやディレクトリのアイコンを表示しき
れなくなり目的のディレクトリやファイルが探しにくく
なる。また、階層が深い部分は表示が横長になり、同一
階層にファイルやディレクトリが多数ある場合は表示が
縦長になるため、必ずしも全画面を有効に使えず、ます
ます画面のスクロールが必要になってしまう欠点があ
る。
【0013】一方、図19のようにリストボックスを使
ったブラウザシステムでは、狭い画面でも階層的なブラ
ウジングが可能な反面、あるディレクトリを選択して初
めてその下のディレクトリやファイルが表示されるため
全体の階層構造がどのようになっているかが把握しにく
く、目的のファイルが探しにくいという欠点があった。
【0014】また、多数のファイルの中からでも、よく
使用するファイルが見つけやすい、あるいは取り出しや
すいことが重要であるが、図18の場合は、よく使用す
るファイルが深い階層のときや同一階層にたくさんのフ
ァイルやディレクトリがあったときなどは、なかなか見
つけられない。図19の場合も同様に、よく使用するフ
ァイルを取り出すのは大変である。
【0015】以上の内容は、階層的にデータをカテゴリ
分けするようなデータベースのブラウザシステムにおい
ても同様であった。本発明は、前記従来の欠点を除去
し、簡単な操作で画像を切り抜いてアルバムソフトに取
り込む、あるいは切り抜きの変更を行う画像編集方法及
びそのシステムを提供する。
【0016】又、全体の階層構造がどのようになってい
るかが把握し易く、且つ目的のファイルが探しやすい画
像編集方法及びそのシステム、更に、多数のファイルの
中からでも、よく使用するファイルが見つけやすく取り
出しやすい画像編集方法及びそのシステムを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の画像編集方法は、画像から指定された領
域を所定の形状で切り抜く画像編集方法であって、複数
の切り抜き形状を登録し、登録された切り抜き形状の1
つを指定して画像上の所望位置に置き、前記切り抜き形
状を所望の大きさにすることによって、前記切り抜き形
状内部の画像を切り抜き画像とすることを特徴とする。
【0018】又、本発明の画像編集方法は、画像から指
定された領域を所定の形状で切り抜く画像編集方法であ
って、切り抜き形状と画像とを独立に登録し、画像の属
性として、切り抜き形状の識別子と位置とサイズとを持
たせ、登録された切り抜き形状が画像上の所望位置に置
かれ、前記切り抜き形状が所望の大きさに拡大または縮
小された場合に、前記切り抜き形状の識別子と位置とサ
イズとを前記画像の属性として登録し、前記登録された
画像の属性に基づいて、前記画像の前記切り抜き形状内
部を切り抜き画像として出力することを特徴とする。
【0019】ここで、前記切り抜き形状は、画像の切り
抜きたい部分の中央に置かれ、中心位置は固定で拡大ま
たは縮小される。また、前記切り抜き形状は、画像を切
り抜く形状と該形状の外側に出力する形状とからなる。
また、前記切り抜き画像は、データベースシステムにお
けるサムネール画像として使用される。又、本発明の画
像編集方法は、複数のデータを階層的に管理する階層デ
ータ管理システムにおける画像編集方法であって、デー
タの属性として、表示されるアイコンの大きさを指定す
るアイコン表示サイズとアイコンの表示位置を指定する
データアイコン表示位置とを含んで登録し、該アイコン
表示サイズとデータアイコン表示位置とを階層順に設定
することによって、データの識別情報を示すデータアイ
コン群を、階層順に異なる大きさで同じ階層に属するデ
ータアイコンは他の階層のデータアイコンと識別可能に
表示することを特徴とする。
【0020】ここで、前記アイコン表示サイズとデータ
アイコン表示位置とを変更することによって、階層ある
いはデータアイコンのズームアップ,パニング及びズー
ムアウトを行う。また、前記データの属性として、更に
データをアクセスした回数を記憶するアクセス回数を含
み、前記アクセスの回数が相対的に多いデータアイコン
を相対的に大きく表示する。
【0021】又、本発明の画像編集方法は、複数のデー
タを階層的に管理する階層データ管理システムにおける
画像編集方法であって、階層順に異なる大きさでデータ
の識別情報を示すデータアイコン群を表示し、所望のデ
ータアイコンを指定して、該データをアクセスし、前記
アクセスの頻度が相対的に高いデータアイコンを相対的
に大きく表示することを特徴とする。
【0022】ここで、同じ階層に属するデータアイコン
は他の階層のデータアイコンと識別可能に表示され、前
記アクセスの頻度が相対的に高いデータが属する階層も
相対的に大きく表示する。また、前記相対的に大きく表
示されたデータアイコンは、一定期間を越えてアクセス
されない場合に、アクセスされない期間、または他のデ
ータがアクセスされた回数に応じて、縮小される。ま
た、更に、所望の階層あるいはデータアイコンを指定し
て、該階層あるいはデータアイコンをズームアップ,パ
ニング及びズームアウトする。また、注視階層よりも上
位階層のデータアイコンをぼかし処理を加えて表示す
る。また、前記ぼかし処理は、表示画素数よりも少ない
画素数の元データの拡大により行う。また、上位階層に
位置するデータアイコンほどぼかし処理が強く加えて表
示する。また、前記データの属性として、更に、データ
の作成された日時情報とデータがアクセスされた日時情
報とデータ中に明記された日時情報との中から選択され
る日時情報を含み、該アイコン表示サイズとデータアイ
コン表示位置とを日時順に設定することによって、デー
タの識別情報を示すデータアイコン群を、日時順に異な
る大きさで同じ日時に属するデータアイコンは他の日時
のデータアイコンと識別可能に表示する。また、前記ア
イコン表示サイズとデータアイコン表示位置とを変更す
ることによって、同じ日時に属するデータアイコンのズ
ームアップ及びズームアウトを行う。また、前記階層表
示と日時順に従う表示とを選択できる。また、更に、全
階層の中で現時点で画面に表示をしている位置を、別ウ
ィンドウの中に、上下左右平面と奥行き方向とに分けて
表示し、前記別ウィンドウ内で所望の位置を指定するこ
とによって、所望の階層を所望の拡大率で表示する。
【0023】又、本発明の画像編集システムは、画像か
ら指定された領域を所定の形状で切り抜く画像編集シス
テムにおいて、複数の切り抜き形状を登録する登録手段
と、登録された切り抜き形状の1つを指定して画像上の
所望位置に置く配置手段と、前記切り抜き形状を所望の
大きさにする変更手段と、前記切り抜き形状内部の画像
を切り抜き画像とする切り抜き手段とを備えることを特
徴とする。
【0024】又、本発明の画像編集システムは、画像か
ら指定された領域を所定の形状で切り抜く画像編集シス
テムにおいて、切り抜き形状と画像とを独立に登録する
登録手段と、所定の操作により登録された切り抜き形状
を画像上の所望位置に置く配置手段と、所定の操作によ
り前記切り抜き形状を所望の大きさに拡大または縮小す
る変更手段と、前記切り抜き形状の識別子と位置とサイ
ズとを前記画像の属性として登録する属性登録手段と、
前記登録された画像の属性に基づいて、前記画像の前記
切り抜き形状内部を切り抜き画像として出力する画像出
力手段とを備えることを特徴とする。
【0025】ここで、前記配置手段は、前記切り抜き形
状の中央を画像の切り抜きたい部分の中央とし、前記変
更手段は、前記切り抜き形状を中心位置は固定で拡大ま
たは縮小する。また、前記登録手段は、前記切り抜き形
状を画像を切り抜く形状と該形状の外側に出力する形状
として登録する。また、前記画像編集システムはデータ
ベースシステムに含まれ、前記切り抜き画像はサムネー
ル画像として使用される。
【0026】又、本発明の画像編集システムは、複数の
データを階層的に管理する階層データ管理システムにお
ける画像編集システムであって、データの属性として、
表示されるアイコンの大きさを指定するアイコン表示サ
イズとアイコンの表示位置を指定するデータアイコン表
示位置とを含んで登録する属性登録手段と、該アイコン
表示サイズとデータアイコン表示位置とを階層順に設定
することによって、データの識別情報を示すデータアイ
コン群を、階層順に異なる大きさで同じ階層に属するデ
ータアイコンは他の階層のデータアイコンと識別可能に
表示する第1の表示手段とを備えることを特徴とする。
【0027】ここで、前記アイコン表示サイズとデータ
アイコン表示位置とを変更することによって、階層ある
いはデータアイコンのズームアップ,パニング及びズー
ムアウトを行う第1の表示変更手段を更に備える。ま
た、前記データの属性として、更にデータをアクセスし
た回数を記憶するアクセス回数を更に登録し、前記アク
セスの回数が相対的に多いデータアイコンを相対的に大
きく表示する第2の表示変更手段を更に備える。
【0028】又、本発明の画像編集システムは、複数の
データを階層的に管理する階層データ管理システムにお
ける画像編集システムにおいて、階層順に異なる大きさ
でデータの識別情報を示すデータアイコン群を表示する
表示手段と、所望のデータアイコンを指定して、該デー
タをアクセスするアクセス手段と、前記アクセスの頻度
が相対的に高いデータアイコンを相対的に大きく表示す
る第2の表示変更手段とを備えることを特徴とする。
【0029】ここで、前記表示手段は、同じ階層に属す
るデータアイコンは他の階層のデータアイコンと識別可
能に表示し、前記第2の表示変更手段は、前記アクセス
の頻度が相対的に高いデータが属する階層も相対的に大
きく表示する。また、前記第2の表示変更手段は、前記
相対的に大きく表示されたデータアイコンを、一定期間
を越えてアクセスされない場合に、アクセスされない期
間、または他のデータがアクセスされた回数に応じて、
縮小する。また、所望の階層あるいはデータアイコンを
指定して、該階層あるいはデータアイコンをズームアッ
プ,パニング及びズームアウトする第1の表示変更手段
を更に備える。また、前記第1の表示変更手段は、注視
階層よりも上位階層のデータアイコンをぼかし処理を加
えて表示するぼかし手段を備える。また、前記ぼかし手
段は、表示画素数よりも少ない画素数の元データの拡大
によりぼかし処理を行う。また、前記ぼかし手段は、上
位階層に位置するデータアイコンほどぼかし処理が強く
加えて表示する。また、前記属性登録手段は、前記デー
タの属性として、更に、データの作成された日時情報と
データがアクセスされた日時情報とデータ中に明記され
た日時情報との中から選択される日時情報を更に登録
し、該アイコン表示サイズとデータアイコン表示位置と
を日時順に設定することによって、データの識別情報を
示すデータアイコン群を、日時順に異なる大きさで同じ
日時に属するデータアイコンは他の日時のデータアイコ
ンと識別可能に表示する第2の表示手段を更に備える。
また、前記アイコン表示サイズとデータアイコン表示位
置とを変更することによって、同じ日時に属するデータ
アイコンのズームアップ及びズームアウトを行う第3の
表示変更手段を更に備える。また、前記第1の表示手段
と第2の表示手段とを切り換える切換手段を更に備え
る。また、前記第1及び第2の表示手段は、全階層の中
で現時点で画面に表示をしている位置を、別ウィンドウ
の中に、上下左右平面と奥行き方向とに分けて表示し、
前記別ウィンドウ内で所望の位置を指定することによっ
て、所望の階層を所望の拡大率で表示する表示指示手段
を備える。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用い詳細
に説明する。 [実施例1]本実施例よるアルバムソフトの表示画面の
例を図1に示す。図1に示すように、紙のアルバムのよ
うなオブジェクトの各ページに画像が貼り付けられ、画
像とともにメモも加えられている。このアルバムソフト
では、ページを一枚一枚めくってブラウジングすること
が、検索としての基本操作となる。また、図示はしない
が、画像にフリーキーワードを付加することができ、こ
のフリーキーワードによる検索で、該当する画像の含ま
れるページを自動的にめくることもできる。この中で、
1120が本実施例における画像の切り抜き状態を示す
図である。この例では四角い枠がフレームであり、その
中の画像のみが表示されている。このフレームは、図5
に示すパレットウィンドウ中に登録されており、この中
から任意のフレームを選ぶことにより、画像の切り抜き
を行うことができる。
【0031】<画像管理システムの構成例>図15は本
実施例が実現されるプラットフォームであるパーソナル
コンピュータシステムの構成の例を示している。図15
において、301はコンピュータシステム本体、302
はデータ表示をするディスプレイ、303は代表的なポ
インティングデバイスであるマウス、304はマウスボ
タン、305はキーボードである。
【0032】図16はソフトウェアとハードウェアを含
む階層データ管理システムの構成を示す図である。図1
6において、509はハードウェアであり、505はハ
ードウェア509の上で動作するオペレーティングシス
テム(OS)であり、504はOS505の上で動作す
るアプリケーションソフトウェアである。なおハードウ
ェア509とOS505とを構成するブロックのうち、
構成要件として当然含まれるが本実施例を説明する上で
直接必要としないブロックに関しては図示していない。
そのような図示していないブロックの例としてハードウ
ェアとしてはCPUやメモリ、OSとしてはメモリ管理
システム等がある。
【0033】図16において、515はファイルやデー
タを物理的に格納するハードディスク、508はOSを
構成するファイルシステムであり、アプリケーションソ
フトウェアがハードウェアを意識せずにファイルの入出
力が行えるようにする機能がある。514は、ファイル
システム508がハードディスク515の読み書きを行
うためのディスクIOインタフェースである。507は
OSを構成する描画管理システムであり、アプリケーシ
ョンソフトウェアがハードウェアを意識せずに描画が行
えるようにする機能がある。
【0034】513は、描画管理システム507がディ
スプレイ302に描画を行うためのビデオインタフェー
スである。506はOSを構成する入力デバイス管理シ
ステムであり、アプリケーションソフトウェアがハード
ウェアを意識せずにユーザの入力を受け取ることができ
るようにする機能がある。510は、入力デバイス管理
システム506がキーボード305の入力を受け取るた
めのキーボードインタフェース、512は、入力デバイ
ス管理システム506がマウス303からの入力を受け
取ることができるようにするためのマウスインタフェー
スである。502は、フレームデータをパレットに登録
・管理するためのフレーム管理手段である。503は、
先のフレームデータを画像に重ね合わせて切り抜き画像
を表示する表示部である。
【0035】<データ構造例> (フレームデータ)図8の34にフレームデータを示
す。フレームデータは、ビットマップデータではなく、
直線や曲線を記述する関数の集合である。これらは、O
Sによって標準のものが設定されており、例えばマイク
ロソフト社のWindows ではメタファイルと呼ばれる。本
実施例におけるアルバムソフトの描画機能は、このメタ
ファイルを作成することができ、ドローイングソフト
も、同じOS上で稼動するものであればメタファイルを
作成することができる。このメタファイルは、描画関数
で表されているので、ビットマップデータのようにリサ
イズをすると品質がさがるようなことがなく、自由にリ
サイズが可能である。
【0036】35にフレーム属性データを示す。これは
各フレーム34に対して1対1に対応している。フレー
ム属性データ35のフレーム番号36は、パレットに登
録された時点で付けられる番号であり、本実施例におけ
るアルバムソフトの中で、フレームデータ34を一意に
指し示している。フレーム属性データ35の透過領域3
7の外側が隠す領域、言い換えると重ね合わせた画像が
隠れる領域となる。これは、フレームデータをパレット
に登録する際に使用者が設定する。
【0037】フレーム属性データ35の透過領域35の
設定手順のフローチャートを図9に示す。ステップS5
0は、プログラムに対するイベント要求を待っているル
ープである。イベントが発生するとステップS51へ進
む。ステップS51ではフレームをパレットへ登録する
か否かが判定され、フレームをパレットへ登録する場合
はステップS60に進む。違う場合は、ステップS59
で他のイベントに対する処理を行い、ステップS50へ
戻る。なお、フレームをパレットへ登録するイベント
は、使用者がフレームデータ上でマウスボタンを押し
て、そのままパレットウィンドウに移動させて、パレッ
トウィンドウ内の任意の位置でマウスボタンを離した時
に発生する。以降、これをドラッグ&ドロップ(Drag &
Drop )と呼ぶ。
【0038】ステップS60では、フレームに対応した
図8のフレーム属性データ35を取得する。このフレー
ム属性データ35は、本アルバムソフトの中で作成した
時点、あるいは他のドローイングソフトで作成したグラ
フィックスを、フレームとして本アルバムソフトに取り
込んだ時点で、内容が空のものがフレームデータに対応
して作成される。ステップS52で、フレーム属性デー
タ35中の透過領域37が未設定かどうかチェックす
る。未設定の場合はステップS55へ進む。設定済みの
場合はステップS53へ進み、使用者に対して問い合わ
せボックス(ダイアログボックス)を表示して、透過領
域37の指定を変更するかどうかを尋ね、ステップS5
4でその応答を待つ。変更する場合はステップS55へ
進む。変更しない場合は透過領域設定処理をスキップし
て、ステップS58の後述するパレットへの登録処理へ
進む。ステップS55では、図10に示すダイアログボ
ックスを表示して、使用者に透過領域内の点を指定して
もらう。図10で、68は、現在登録を行っているフレ
ームを表示するフレーム表示エリアである。その中央部
分にカーソル65が表示される。使用者は、マウスか矢
印キーでカーソル65を任意の位置に移動させることが
できる。そして、OKボタン66を押すことで、この設
定が有効なものとして終了する。Cancelボタン67を押
した場合は、設定は無効となる。
【0039】図9の説明に戻って、ステップS61で、
OKボタンを押されたか、Cancelボタンが押されたかを
チェックする。Cancelボタンの場合は無効であるので処
理は終了し、ステップS50へ戻る。OKボタンの場合
は、ステップS56へ進む。ステップS56では、フレ
ームデータと使用者が指定した位置から、その位置を含
む最小の図形を抽出する。図10のカーソル位置では、
透過領域がこのカーソルを含む最も内側の楕円形69と
いうことになる。次にステップS57で、この最小図形
を透過領域37にセットする。以上で、透過領域37の
設定は終了する。尚、ステップS58は、以下に示すパ
レットへのフレームの登録処理を示す。
【0040】(パレット属性データ)次に、図8に示す
パレット属性データ39へのフレームの登録処理につい
て説明する。図11は、その処理手順を示すフローチャ
ートである。ステップS71からステップS78までが
図9におけるステップS58に対応する。尚、ステップ
S70は、上記に示した透過領域の設定処理を示す。
【0041】ステップS70で前述した透過領域37の
設定が終了したら、次のステップS71で、図8に示す
フレーム属性データ35中のフレーム番号36の内容を
取り出す。ステップS72で、このフレーム番号がまだ
設定されていないかどうかをチェックする。設定されて
いない場合は、新規登録であるのでステップS74に進
む。設定されている場合は、既に登録されているので、
使用者にステップS73で既に登録されている旨を表示
して処理は終了する。
【0042】ステップS74では、新規登録であるので
まずパレット属性データ39のフレームリスト40を新
規作成する。新規作成の後に、ステップS75で固有の
番号をフレーム番号41にセットする。固有の番号と
は、他の既に存在しているフレームリストで使用されて
いるフレーム番号とは重ならない番号である。ステップ
S76で、フレーム番号41と同じ番号をフレーム属性
データ35のフレーム番号36にセットする。ステップ
S77で、フレームをドラッグ&ドロップされた位置と
表示の大きさとを取得し、ステップS78でその位置及
びサイズをそれぞれフレーム位置42及びフレームサイ
ズ43にセットする。以上で、パレットへの登録処理が
終了する。
【0043】(画像データ)図13に、図8の画像属性
データ30としてのフレームデータの登録フローチャー
トを示す。ステップS80でイベント待ちをし、ステッ
プS81でイベント内容を判別し、フレームがドラッグ
&ドロップされたイベントであった場合は、ステップS
82に進む。ステップS82では、パレットウィンドウ
からのフレームがドロップされた位置が、画像の上かど
うかをチェックし、違う場合は処理を終了する。
【0044】画像の上の場合は、ステップS83でその
画像データを取得し、ステップS84でフレームデータ
を取得する。次にステップS85で、図8に示す画像デ
ータに対応した画像属性データ30を新規作成する。そ
して、ステップS86で、画像属性データ30中のフレ
ーム番号31に、フレーム属性データ35中のフレーム
番号36をコピーする。このように、フレーム番号によ
り画像データとフレームデータとの対応がとれることに
なる。
【0045】次にステップS87で、現在のフレームの
位置情報とサイズ情報とを各々フレーム位置32及びフ
レームサイズ33に格納する。ステップS88ではリサ
イズイベントか否かを判定し、フレームのリサイズイベ
ントだった場合には、ステップS89に進み、その画像
データから画像属性データ30を取得し、次にステップ
S87に進んで現在の位置とサイズとを格納する。そう
でない場合は、ステップS90で他のイベント処理を行
い、終了する。
【0046】<本実施例の処理手順例> (画像の切り抜き)次に画像に対して、任意のフレーム
をパレットから選択して、これを画像に重ね合わせるこ
とによって、画像の切り抜きを実現する手法について説
明していく。まず、図12の画面例に対しての操作手順
例について述べていく。
【0047】図12の(a)に示すように、使用者は、
パレットウィンドウから任意のフレームを選択し、これ
をアルバムページ上に任意の画像へドラッグ&ドロップ
することによって、選択されたフレームがパレットウィ
ンドウ上でのフレームサイズで画像上に置かれる。する
と、図12の(b)図で示すように、透過領域内の画像
は見えるが、透過領域外の部分は隠れて見えなくなる。
【0048】使用者の操作としては、次に、このフレー
ムをリサイズして好みの大きさにすることである。ま
ず、使用者は、フレーム上でマウスボタンを押し、これ
をドラッグ(マウスボタンを押したままマウスを移動さ
せる)することで、フレームの透過領域の中心が画像の
見せたい部分の中心に来るように移動させる。図12の
(b)に示すように、一般のドローイングソフトと同じ
ように、フレームの端には選択時に黒い四角が表示され
ている。次に、この黒い四角をマウスでドラッグするこ
とによってリサイズを行う。このときのリサイズは、フ
レームの透過領域の中心が固定の状態で、縦横比は固定
のまま(縦横等倍)で全体が大きくあるいは小さくな
る。尚、ドローイングソフト等のリサイズでは、使用者
がドラッグしている黒い四角が可変で、これの対極に位
置している四角が固定の状態でリサイズされるのがデフ
ォルトのモードとなっている。例えば、四角の右下の角
をマウスでドラッグすると、左上の角が固定(移動しな
い)状態でリサイズが行われる。本実施例においてこの
方法をとらないのは、透過領域という領域内に画像を納
める操作にとって、中心固定のリサイズの方が操作とし
て向いているからである。こうして操作を行い、完了し
た結果が図1の1120に示した状態である。
【0049】登録・管理された画像データとフレームデ
ータとに対して、画像の切り抜き状態を表示するための
フローチャートが図14である。ステップS100でイ
ベントを待ち、表示の更新イベントが発生した場合、ス
テップS101からステップS102へ進み、表示すべ
き全ての画像、すなわち画像の表示終りまでに対して、
以下の処理を行う。
【0050】まず、ステップS103で、表示する画像
に対応した画像属性データがあるかどうかをチェックす
る。画像属性データがあるのはフレームが上に重ねられ
ている場合ということになり、ステップS104へ進
む。ステップS104では、画像属性データの中のフレ
ーム番号31から、同じフレーム番号36を持つフレー
ム属性データ35を取得する。次に、ステップS105
で透過領域37を取得し、ステップS106でフレーム
サイズ33と透過領域37とから画像を見せる(表示す
る)領域を抽出する。そしてステップS107で、画像
データのうち先の見せる領域を描画する。次にステップ
S110で、フレーム位置32にフレームサイズ33
で、フレームデータを描画する。以上の処理手順によ
り、画像の切り抜き状態の表示が完了する。
【0051】ステップS103で画像属性データがない
場合は、通常の画像の表示を行えばよいので、ステップ
S108で画像データ全てを表示して処理が完了する。
ステップS101で表示の更新でない場合は、ステップ
S109へ進み、他のイベント処理を行い終了する。 (全体の操作手順)図6に、本実施例の全体の操作手順
を示す。
【0052】ステップS10で、パレットにすでに登録
済みのフレームを使用するか否かを検査し、登録済みの
フレームを使用する場合は、ステップS11に進んでフ
レームと処理を施したい画像とを選択する。次に、ステ
ップS12で、フレームの位置及びサイズを指定して、
これだけで手順は終了である。このように、フレームを
登録しておくパレットを用意したことで、簡単に処理を
行うことが可能になる。
【0053】フレームを新規作成する場合は、ステップ
S13へ進む。本実施例におけるアルバムソフトは、簡
単なドローイング機能を有しているので、簡単な形状の
フレームを作成する場合は、ステップS14でアルバム
ソフトの機能を使って作成し、もっと複雑な形を作成し
たいときは、ステップS17でドローイングソフトによ
り作成する。次にステップS15で、作成したフレーム
の透ける部分(内側)と隠す部分(外側)の指定を行
う。これは、フレームの形状によっては、外側と内側が
はっきり区別できない場合もあり得るので、作成者が明
示的に指定する。ステップS16でパレットに登録した
後は、前述したステップS11,ステップS12と進
む。
【0054】(切り抜き画像の従来例との比較)図7
に、従来例の切り抜き画像の構造と本実施例による切り
抜き画像の構造との違いを示す。従来例では、フォトレ
タッチソフトでフレームと画像とを新たな一枚の画像と
して編集してしまうため、図7の(a)の421のよう
な一体の画像なる。これに対して、本実施例では、図7
の(b)の422のように、元画像はそのままでフレー
ムを上から重ねた構造になっている。従って、元画像が
そのまま保存されるので、フレームの変更等を簡単に行
うことができ、柔軟性が高い。
【0055】[実施例2]図37は、本実施例のソフト
ウェアとハードウェアを含むデータ管理システムの構成
を示す図である。図37において、ハードウェア部50
9とOS505とは図16と同様なので、説明を省く。
図37のアプリケーションソフトウェア部504は、以
下のようになる。図37で、1501は階層データブラ
ウザであり、1502はデータを階層的に管理するため
の階層管理部である。1503は階層的に管理されたデ
ータを階層構造が把握できるように表示する階層表示部
である。
【0056】<データ構造例> (階層属性データ)図38は、本実施例において図37
の階層管理部1502が管理する階層属性データを説明
するための図である。図38において、601は階層属
性データであり、602は階層を一意に識別するための
階層識別子である。603は階層の深度を示す階層深度
識別子である。図18の例で言えば、ルートディレクト
リが階層深度0、ディレクトリA,B,Cは階層深度
1、ディレクトリDは階層深度2というように定義でき
る。604は階層名であり、図18の例で言えばA,
B,C,D,Eが階層名の例である。605は所属デー
タ数であり、階層ファイルブラウザの場合は所属データ
数はそのディレクトリに所属するファイル数になる。し
たがって、図18の例で言えば、ディレクトリ−Aの所
属データ数は1、ディレクトリ−Bの所属データ数は2
となる。
【0057】606はその階層の直下に所属する階層数
を示し、図18の例で言えば、ルートディレクトリの所
属子階層数は3である。607は階層表示領域であり、
後に説明するようにすべての子階層に含まれるデータ数
も含めた所属データ数の割合に応じて、割り当てられた
領域が階層管理部502によって階層表示領域607に
セットされる。620はデータアイコン表示領域であ
り、後に説明するように、その階層直下のデータ数と全
ての子階層以下の総データ数との比によって決定され
る。608は所属データリストであり、その階層に直属
するデータの属性データ609すなわちファイルブラウ
ザであれば、そのディレクトリに直属するファイルの属
性データがリストされている。610は子階層リストで
あり、その階層には更に直属する子階層の階層属性デー
タ601がリストされている。
【0058】(データ属性データ)図39は、図38の
データ属性データ609の構成を示した図である。図3
9において、611はデータを一意に識別するためのデ
ータ識別子である。612はデータ名であり、図18の
例ではA−1,B−1等のファイル名がデータ名に相当
する。613はデータ容量であり、データがファイルシ
ステム中において占める容量を示す。614はデータ種
別であり、画像データであれば画像のフォーマット等を
示す。615はアイコン表示サイズであり、後に説明す
るように、その階層に含まれるデータ数に応じて図37
の階層管理部502によって設定される。616はデー
タアイコン表示位置である。
【0059】<階層データの表示動作例>図17は図3
7の階層管理部502が管理するデータに基づき、階層
表示部503が表示する階層データの表示例を示してい
る。表示するデータは、図18のファイルブラウザと同
じ階層ファイルシステムのデータである。図17におい
て、1はルートディレクトリの階層表示領域であり、図
38の階層表示領域607により決定される。2は階層
名表示領域であり、図38の階層名604によって決定
される。3はファイルR−1のデータアイコンであり、
その表示の大きさは図39のアイコン表示サイズ615
によって決定される。4はルートディレクトリの子階層
であるディレクトリAの表示領域、5はディレクトリA
の階層名表示領域、6はファイルA−1のデータアイコ
ン、7はルートディレクトリの子階層であるディレクト
リBの階層表示領域、8はディレクトリBの階層名表示
領域、9はファイルB−1のデータアイコン、10はフ
ァイルB−2のデータアイコン、11はルートディレク
トリの子階層であるディレクトリCの階層表示領域、1
2はディレクトリCの階層名表示領域、13はファイル
C−1のデータアイコン、14はディレクトリCの子階
層であるディレクトリDの階層表示領域、15はディレ
クトリDの階層名表示領域、16はファイルD−1のデ
ータアイコンである。17はディレクトリCの子階層で
あるディレクトリEの階層表示領域、18はディレクト
リEの階層名表示領域、19はファイルE−1のデータ
アイコン、20はファイルE−2のデータアイコン、2
1は注目階層やデータを指定するためのナビゲーション
カーソルである。
【0060】(階層表示領域,データアイコンの大きさ
設定)図25は、階層表示部503が各階層の階層表示
領域とデータアイコンの大きさを設定する際のフローチ
ャートを示している。図25では、ステップS201に
おいて最大階層深度Nを設定する。例えば図17の例で
はN=2となる。次にステップS203で表示領域を設
定しようとする階層深度nを“0”に初期化し、ステッ
プS4でnに“1”を加える。ステップS5では、nが
最大階層数Nより大きくなっていれば終了し、そうでな
ければステップS206へ進む。ステップS206では
nを表示領域設定対象階層深度として設定する。
【0061】次のステップS207では、階層深度nに
データアイコンを表示する領域と子階層を表示する領域
が設定されていない階層があるかどうかをチェックし、
なければステップS204に戻り、あればステップS2
08へ進み、その階層を表示領域設定対象階層として設
定する。ステップS209において、表示領域設定対象
階層直下のデータ数と子階層以下の総データ数とに応じ
て、表示領域設定対象階層の階層表示領域をデータアイ
コン表示領域と子階層表示領域とに分割する。ルートデ
ィレクトリにおけるデータアイコン表示領域と子階層表
示領域との分割結果の例を図26に示す。図26におい
て、23はデータアイコン表示領域、24は子階層表示
領域である。
【0062】図29にデータアイコン表示領域と子階層
表示領域との分割の際のフローチャートを示す。図29
のステップS20において、データアイコンの最低表示
領域amin を設定する。すなわちデータアイコンとして
ユーザが視覚的に認識できる最小のデータアイコンの大
きさを予め決めておき、その階層直下の全てのデータを
最小のデータアイコンによって全て表示するための最小
の領域をamin として設定しておく。次にステップS2
1において、その階層直下のデータ数と全ての子階層下
に含まれる層データ数との比によって、データアイコン
表示領域apropを設定する。次にステップS22におい
てapropとamin とを比較し、apropがamin 以上であ
ればapropを、さもなければamin を、図38のデータ
アイコン表示領域620に設定する。次にステップS2
5で、データアイコン表示サイズ615とデータアイコ
ン表示位置616とを決定する。図38のデータアイコ
ン表示領域620がamin のときは、データアイコン表
示サイズは予め決められた最小のサイズとされ、データ
アイコン表示領域がapropの時は、図38のデータアイ
コン表示領域620に所属する全てのデータを表示でき
る最大のサイズとされる。
【0063】図25の説明に戻る。ステップS210に
おいて、表示領域設定対象階層の各子階層の表示領域を
設定する。その際、各子階層の総データ数(各子階層の
子階層以下のデータも含むデータ数)に比例して、各子
階層の表示領域を配分する。ただし、比例計算の結果、
子階層の表示領域の大きさが予め決められた最小の大き
さ以下になってしまった場合は、その子階層の表示領域
の大きさは予め決められた最小の大きさとする。次にス
テップS207に戻り、表示領域設定対象階層深度中の
全ての階層の表示領域が設定されるまでループする。
【0064】図27は階層深度0においてルート階層の
子階層の表示領域とデータアイコンの表示の大きさと位
置が決定された段階での状態を示す図である。表示領域
設定対象階層深度中の全ての階層の表示領域が設定され
ると、図25のステップS204にて階層深度が1深く
設定され、ステップS205に進む。設定された階層深
度が最大階層深度を越えた場合は階層表示領域の設定は
終了し、越えていない場合はステップS206にすす
み、これまで説明した作業を全ての階層深度において繰
り返すことによって、図38の全ての階層表示領域60
7,データアイコン表示領域620,図39のアイコン
表示サイズ615,データアイコン表示位置616が決
定される。
【0065】<表示のズームアップ/ズームアウト>本
実施例において、階層化されたデータのうち所望の階層
の細部に注目する場合は、たとえば図37のマウス30
3の左ボタンを押している時間に応じて表示がズームア
ップされる。階層構造のより階層深度の浅い階層に注目
したい場合、またはより全体を見たい場合は、たとえば
マウス303の右ボタンが押している時間に応じて表示
がズームアウトされることで、より階層の浅い視点から
広い範囲のデータを見ることができる。
【0066】(ズームアップ)図20はディレクトリC
のズームアップ表示の例である。図20の(a)のよう
に、ナビゲーションカーソル21を拡大したい中心部分
に移動し、マウス303の左ボタンを押し続けることに
よって、図20の(b)のごとく、画面全体の表示がデ
ィレクトリCの階層が中心に表示がズームアップされ
る。この拡大率は、マウスの押されたというイベント1
回あたりのズームアップ率があらかじめ定められている
ので、マウスのボタンが押されたというイベントの回数
によって、表示の大きさが決まる。言い換えると、マウ
スを押し続けている時間に応じて表示が拡大される。こ
れによって、ズームアップの比率に応じて各データアイ
コンも拡大表示されるので、各データアイコンのより詳
細な情報を知ることができる。さらに、図20の(c)
に示すように、ナビゲーションカーソル21をディレク
トリEの階層表示領域17中の部分を指示するようにし
て、マウス303の左ボタンを押し続けることによっ
て、同様にディレクトリEの階層表示領域17が画面全
体にズームアップ表示されることになる。
【0067】図21の(a)と(b)とは、ディレクト
リEを中心としたズームアップ表示の例である。図21
で、さらにファイルE−2のデータアイコンを指示した
状態すなわち、図21の(c)でマウスボタン304を
ダブルクリック(短い間隔で2回クリックする動作を一
般的にダブルクリックと称する)することによって、階
層表示部はファイルE−2の詳細な内容を表示する。
【0068】図22はファイルの詳細な内容22の表示
例である。 (パンニング)次に、現在の表示状態から、同じズーム
アップ率で他の部分を見る場合(以降、パンニングと呼
ぶ)を、図40に示す。図40の(a)のようにナビゲ
ーションカーソル21を、表示画面の端に持っていく
と、カーソルが矢印の形に変わる。図40の(a)の例
では、上方向にパンニングするので、上矢印1001の
ようになっている。この状態でマウス303のボタン
(右、左ボタンのどちらでもよい)を押し続けている
間、図40の(b)のように、表示画面は同じズームア
ップ率で指定方向にパンニングしていく。
【0069】(ズームアウト)次に、下位階層のズーム
アップ表示状態からより上位の階層から見た表示に切り
替えたいときは、表示をズームアウトする。図23はデ
ィレクトリEのズームアップ表示である。図23の表示
状態でマウス303の右ボタンを押すことによって、ナ
ビゲーションカーソル21が手前向きに変わる。マウス
303の右ボタンを押し続けることによって、図20に
示す表示(ただしナビゲーションカーソル21は手前向
き)のようにズームアウトしていき、さらに押し続けて
いると図17の表示までズームアウトする。
【0070】(詳細情報表示指示)所望のデータを示す
データアイコンをズームアップすることなしに発見する
ことができれば、ナビゲーションカーソル21を用い
て、直接データの詳細情報表示を指示することができ
る。図24は直接的にデータの詳細情報表示を指示する
方法を示した図である。ファイルE−2の詳細情報を表
示したい場合、図24のようにファイルE−2のデータ
アイコン20を直接ナビゲーションカーソル21で指示
してダブルクリックすることで、図22に示す詳細情報
表示を得ることができる。
【0071】(ズームアップ/パンニングの処理手順)
図28は以上説明した所定階層のズームアップとパンニ
ング表示の際のフローチャートを示している。尚、ズー
ムアウト表示の場合は、ステップS45を「ズームアッ
プ率をデクリメント」とすることにより達成されるの
で、ズームアウトの説明は省略する。
【0072】図28において、ステップS41はイベン
ト待ちループを示しており、利用者からのマウスやキー
ボードからの指示(イベント)を待っている状態であ
る。何らかのイベントが発生するとステップS42へ進
み、利用者がデータアイコンをダブルクリックしたかど
うかチェックし、もしYes であればステップS43へ進
み、データアイコンが示すデータの詳細情報を表示す
る。NoであればステップS44へ進み、マウスボタン3
04が押された位置が画面の端かどうか、言い換えれば
ズーミングかパンニングかをチェックし、Noであればズ
ーミングをするということで、ステップS45に進む。
Yes であればパンニングをするということで、ステップ
S49に進む。
【0073】ズーミングのときは、ステップS45で、
ズームアップ率ZUを所定の率だけアップする。次に、ス
テップS46に進む。ここで、ズームアップの時に画面
の中心からずれた位置を押されているときに、その位置
がズームアップしていくにつれて、次第に中心にくる表
示を行いたい。そこで、ステップS46で、押された位
置から中心位置までの距離に応じて、所定のシフト量 s
hiftX, shiftYを求める。次にステップS47で、全
ての階層について、階層の位置と大きさ情報とを保持し
ている階層表示領域とデータアイコン表示領域とを更新
する。これは今までの位置の中心からZUだけ大きさを拡
大させ、かつ shiftX, shiftYだけ全体を移動するこ
とによって、新しい位置及び大きさとする。次にステッ
プS48でも、各データに対して、位置と大きさとを表
す情報であるアイコン表示サイズとデータアイコン表示
位置とを計算する。この計算の仕方は、ステップS47
と同様である。以上で表示の更新に必要な計算は終了し
たので、ステップS481で表示画面を更新する。
【0074】パンニングのときは、ステップS49で、
所定のシフト量 shiftX, shiftYをセットする。ステ
ップS491で、全ての階層に対して、階層表示領域と
データアイコン表示領域とを shiftX, shiftYだけシ
フトする。次に、ステップS492でも同様に、データ
アイコン表示位置を shiftX, shiftYだけシフトす
る。以上で表示の更新に必要な計算は終了したので、ス
テップS481で表示画面を更新する。
【0075】<社員データベース表示例>図30は本実
施例を用いて社員データベースを表示した例である。会
社の組織ごとに社員を分類し、社員の顔画像をデータア
イコンとして表示している。会社の組織は階層構造を形
成するので、階層ファイルシステムと同様に入れ子にし
た階層表示で表すことができる。図30において、20
4は社員データベースの最上位階層、205は開発部門
の階層、206は開発部長のデータアイコンである。ナ
ビゲーションカーソル21で開発部長のデータアイコン
を指示してダブルクリックすると、図31のごとく開発
部長に関する詳細情報207が表示される。
【0076】<表示の大きさの変化例>次に、ファイル
(データ)の使用頻度に応じて。表示の大きさを他のフ
ァイル(データ)よりも相対的に大きくしていく手法の
例について詳細に説明する。図42は、本実施例の表示
例を示す図である。図42の(a)の表示1002の状
態から、E−1のドキュメントを何回かオープンして使
用すると、使用する度にこのE−1の表示が大きくな
り、その使用の(アクセス)結果、図42の(b)の表
示1003のようになる。このように、E−1は大きく
表示され、その分他のファイル(データ)は相対的に小
さく表示される。
【0077】図41は、本実施例におけるデータ属性デ
ータについて示す。図41は、図39でのデータ属性デ
ータに対して、アクセス回数6161と記録日付616
2とが追加されている。アクセス回数6161は、その
ファイル(データ)がダブルクリックされたら、つまり
ファイル(データ)がオープンされたら、1つインクリ
メントされる。このアクセス回数のカウント値に応じ
て、後述するやり方でデータの表示の大きさが決定され
る。また、ある時期に頻繁にアクセスされたが、その後
全く使わないファイル(データ)というのも多々あり得
る。そのために、ファイルがアクセスされたときに、記
録日付6162をその日の日付に書き換える。この日付
が、使用者が設定した所定期間を経過したものであれ
ば、これはしばらく使っていないものとして、アクセス
回数をデクリメントする。そして、記録日付6162を
その日の日付に書き換える。
【0078】以上の操作によって、よく使うファイル
(データ)はだんだん大きくなって見つけやすくなり、
使わないデータはだんだん小さくなって感覚的には後方
に下がったように見える。また、一定期間頻繁に使った
データも、ある時期から使わなくなったときには、次第
に小さくなって、他の全く使わないデータと同じになっ
ていく。ここで、1回のアクセスにより大きくする比率
や、アクセスされない時に小さく戻すための所定期間
は、デフォルトで設定してあるが、使用者が自分の使用
状況に合わせて変更することもできる。
【0079】以上の処理手順をフローチャートで示した
ものを、図43、図44に示す。 (アクセスによる拡大)図43は、アクセスされたファ
イルに対して処理を行うフローチャートである。ステッ
プS1001で、使用者からのイベントを待つ。それが
ステップS1002でダブルクリックでなければ、ファ
イル(データ)をオープンするイベントではないので、
ステップS1008で他の処理を行う。ダブルクリック
の場合、ステップS1003でダブルクリックされた位
置がファイルの表示上かどうかをチェックし、そうであ
ればその指定ファイルを取得する。そうでなければ、ス
テップS1007で他の処理を行う。次にステップS1
004で、指定ファイルに対応する図38に示すデータ
属性データ609を取得し、ステップS1005で、そ
の中のアクセス回数6161を+1して、記録日付61
62にその時点での日付を記入する。そしてステップS
1006で、ファイルをオープンする操作を行う。
【0080】(非アクセスによる縮小)図44は、所定
期間アクセスされないファイルに対して処理を行うフロ
ーチャートである。本プログラムの起動時には全てのフ
ァイルの表示動作を行うわけであるから、本プログラム
の起動時にのみに以降の処理を行う。ステップS101
0で、使用者からのイベントを待つ。画面の表示を行わ
ないイベントでは、ステップS1018へ進み他のイベ
ント処理をする。画面の表示を行うイベントであれば、
ステップS1012でデータの終りならば終了し、終り
でなければステップS1013へ進む。ステップS10
13では、表示ファイルのデータ属性データを取得し、
次のステップS1014でその中の記録日付6162の
日付を取得する。次に、ステップS1015では、その
日の日付から記録日付を引いた期間が所定期間を越えて
いない場合は、ステップS1017へ進む。所定期間を
越えていた場合はステップS1016へ進み、アクセス
回数6161を−1とし、記録日付6162をその日の
日付に書き換える。アクセス回数のを−1する時(デク
リメント時)に、“0”未満となる場合は“0”にクリ
ップしておく。次にステップS1017で表示の処理を
行う。以上を全ての表示ファイルに対して行い、終了し
たら、またステップS1010のイベント待ちに戻る。
【0081】(階層表示領域、データアイコンの大きさ
設定)図46は、本実施例における図37に示す階層表
示部503が各階層の階層表示領域とデータアイコンの
大きさを設定する際のフローチャートであり、ほぼ図2
5と同様である。図46のステップS201では、最大
階層深度Nを設定する。例えば図17の例ではN=2と
なる。次にステップS3で表示領域を設定しようとする
階層深度を“0”に初期化する。次にステップS6でn
を表示領域設定対象階層深度として設定する。次に階層
深度nにデータアイコンを表示する領域と子階層を表示
する領域が設定されていない階層があるかどうかをチェ
ックし、あればステップS8においてその階層を表示領
域設定対象階層として設定する。次にステップS9にお
いて、表示領域設定対象階層直下のデータ数と子階層以
下の総データ数とに応じて、表示領域設定対象階層の階
層表示領域をデータアイコン表示領域と子階層表示領域
とに分割する。
【0082】このとき、データ数の計算をステップS1
009のように行う。データ数の計算は、アクセス回数
6161が“0”のデータについては1.0とし、アク
セス回数がnの場合は、(1.0+n×拡大比f)とし
て、全データ数を加算して計算していく。例えば、ある
データがアクセス回数=2で、拡大比fが0.2という
場合には、(1.0+2×0.2=1.4)となって他
のデータとともに加算される。ルートディレクトリにお
けるデータアイコン表示領域と子階層表示領域との分割
結果の例を、図26に示す。図26において、23はデ
ータアイコン表示領域、24は子階層表示領域である。
【0083】図45にデータアイコン表示領域と子階層
表示領域の分割の際のフローチャートを示す。図45は
図29と対応した処理である。図45において、まずそ
の階層直下のデータ数と全ての子階層下に含まれる総デ
ータ数とを計算する。このデータ数の計算は、アクセス
回数6161が0のデータについては1.0とし、アク
セス回数がnの場合は(1.0+n×拡大比)として、
全データ数を加算して計算していく(ステップS102
0〜S1025)。
【0084】ステップS1023で例えば、あるデータ
がアクセス回数=2で、拡大比fが0.2という場合に
は、(1.0+2×0.2=1.4)となる。次にステ
ップS1027において、その階層直下のデータ数と全
ての子階層下に含まれる総データ数との比によって、デ
ータアイコン表示領域apropを設定する。次にステップ
S1028で、図41のデータアイコン表示サイズ61
5とデータアイコン表示位置616とを決定する。この
ときの表示サイズは、図45のステップS1020から
ステップS1025までと同じ手法で、アクセス回数に
応じた比で大きさが決められる。ここで、拡大比fは、
デフォルトで定められている数値である、かつ、使用者
が使用状況に合わせて変更もできる。
【0085】以上説明した図45、図46の手法によ
り、よく使われるデータが大きく表示されるだけでな
く、そのデータを含む階層領域も他の階層領域よりも相
対的に大きくなることになる。図42では、E−1が大
きく表示されるのに伴って、それを含む階層領域Eと、
さらに階層領域Cが、他の階層領域よりも相対的に大き
く表示される。これは、使用者がある目的をもって階層
領域に分割している(カテゴリを作っている)わけであ
るから、その中のデータが頻繁にアクセスされるという
ことは、それを含むカテゴリもよく使われていることに
なる。よって、アクセスされるデータが、大きく表示さ
れて目立つようになるのに伴って、それを含むカテゴリ
も大きく表示されることは、自然でありむしろ望まし
い。
【0086】(拡大表示例)本例は、拡大表示をする場
合の実施例である。以下、拡大表示する場合について、
カーソルを合わせたデータか階層領域よりも上の階層に
属するデータの表示を行う場合、元画像を小さなものを
用意して、これを拡大・ぼかし処理をして生成する場合
について説明する。ここで、ピンぼけ画像を生成するに
は、元画像よりも小さな画像を使って平均化することで
十分目的が達せられる。従って、3次元的な奥行き感
と、メモリ上の占有容量の節約とが同時に達成されその
効果は大きい。
【0087】図47に、画像を中心にしたデータベース
システムにおける、本実施例の表示例を示す。図47
は、使用者が2001の画像にカーソルを合わせてズー
ムアップしていく過程を表している。このとき、画像2
002は、画像2001に対して1つ上の階層領域に属
しているので、これをぼかし処理をして表示する。これ
により、カーソルを合わせた画像よりも上の階層の画像
をより手前に位置している画像と捉えて、奥行き感のあ
る表示を実現できる。と同時に、ぼかし処理をする画像
は、画像サイズの小さなデータに対して行えば十分であ
るので、メモリ容量の節約にもなる。
【0088】図48に、本実施例における拡大処理のフ
ローチャートを示す。ステップS1031で表示をする
イベントであった場合、ステップS1032でカーソル
がある位置の階層深度を階層深度識別子603から取得
する。次に、表示すべき個々のデータに対して以下の処
理を行う。ステップS1034で、そのデータが所属す
る階層の階層深度識別子603を取得する。ステップS
1035で各々の階層深度識別子を比較して、カーソル
がある位置の階層とそのデータが所属する階層とのどち
らが上かを判定する。データの方が上の場合は、手前に
位置するデータとして、メモリ上に元画像データを小さ
なサイズのものに入れ替えて、かつリサイズ処理(拡大
/縮小処理)を行う。ステップS1038でフィルタリ
ング処理を行う。
【0089】図49に簡単なフィルタ配列を示す。中央
が注目画素にかける係数(1/2/)であり、その周辺
画素にも所定の係数(1/16)をかけて加算すること
によって、ぼかし処理を施した表示画像が生成される。
図49のフィルタ配列は、表示画像の大きさによってか
えてもよい。また、ズームアップ時に手前に位置するも
のほど強くぼかし処理をほどこすようにすれば、より奥
行き感のある表示を実感できる。例えば図50のフィル
タ配列は、図49のものよりもぼかし効果が強いので、
最も手前に位置するもの(例えば最上位階層)に用い
て、そこから階層が深くなるにつれて段階的にぼかし効
果を弱めたものを使用していく。
【0090】図48のステップS1035で、カーソル
位置と同じかそれより深い階層のデータの場合は、通常
のリサイズ処理を施す。そして、ステップS1039
で、表示に関する処理を行う。以上の操作によって、カ
メラのズームレンズで覗いているような感覚で、カーソ
ルがあるところにはピンとが合って、それより手前はピ
ンぼけになっているという表示が実現できる。また、本
実施例は、画像を中心にしたデータベースを例にして説
明してきたが、ファイルシステムの場合もそのファイル
アイコン画像に対して同様の処理を行えばよいので、実
現可能である。
【0091】<時間順表示例>本例では、時間順表示モ
ードについて説明する。本実施例では、ファイルの作成
日付順、最近アクセスしたデータ順等で表示を行う。こ
の場合も全てのファイル(データ)の表示を行い、新し
いほど(あるいは古いほど)手前に大きく表示し、古い
ほど(新しいほど)奥に小さく表示するようにして実現
する。これの操作は、前記と同様に連続的に拡大表示す
る手段を用いることによって、奥の小さな表示を大きく
することができ、連続的に縮小表示する手段を用いるこ
とによって元に戻ることができるようにする。また、こ
の時間順表示モードへは、前記の階層形式の表示状態か
ら、使用者が階層を指定することによって入ることがで
き、時間順表示モードを終了させると元の階層形式の表
示へ戻ることができる。
【0092】図51は、本実施例の時間順表示を説明す
る図である。図51の(a)の1053が階層形式の表
示を示す。この表示状態で、カーソルがある位置の階層
が全て表示されていて、かつ所定の面積をしめると、時
間順表示アイコン1051が階層の端に現れる。このア
イコンは時間順表示モードへの入り口を示す。使用者
が、このアイコン上にカーソルを合わせてさらにズーム
アップの操作を行うと、図51の(b)の時間順表示モ
ード1054へ切り替わる。この切り替えは、図52の
ように、順次(a)→(b)→(c)と切り替わるよう
にすれば、より操作の連続性が達成され効果的である。
時間表示画面では、指定された階層中のデータを子階層
のデータまで含めて時間順に表示する。図51の(b)
に示す1055から1058までの矩形は、時間を後述
する手段で区切ったものである(以降、時間矩形と呼
ぶ)。1054では、最近の時間のデータアイコンは最
も外側に表示され、時間が古くなるにつれて内側の矩形
内に表示される。このとき、時間順を、3次元的に奥行
きを持たせて表現するために、内側の矩形ほど暗い色に
設定し、かつデータアイコンの表示の大きさも小さく表
示する。逆に、古いデータを手前に新しいデータを奥に
して見たい場合は、外側の矩形ほど暗い色に設定する
と、新しい方からデータを見ているのか、古い方からデ
ータを見ているかが、使用者に感覚的にわかるので有効
である。
【0093】そして、この時間順表示においても、階層
表示と同様の操作で、ズームアップして古いデータを大
きく表示して見ることができ、ズームアウトして、また
新しいデータを見ることができる。 (時間矩形属性データ)図57は、本実施例において各
々の時間矩形を管理する時間矩形属性データを説明する
図である。
【0094】同図において、1081は時間矩形属性デ
ータであり、1082は時間矩形を一意に識別するため
の時間矩形識別子である。1083は時間矩形の奥行き
方向の位置を示す時間矩形深度識別子である。1084
はその時間矩形が持つ時間の範囲を示す。1085は所
属データ数であり、その時間の範囲に該当するファイル
数となる。1086は時間矩形表示領域であり、108
7はデータアイコン表示領域である。1083は所属デ
ータリストであり、その時間矩形に含まれるデータの属
性データ609すなわちファイルブラウザであれば、そ
のディレクトリに直属するファイルの属性データがリス
トされている。図57のデータ属性データ609の詳細
は、図39と同様である。
【0095】(時間矩形、データアイコンの大きさ設
定)図53は、時間矩形の設定と、各時間矩形に属する
データアイコンの大きさを設定する際のフローチャート
を示している。図53において、ステップS301は、
表示するデータの中で最も新しい日時と最も古い日時と
を取得する。もし使用者が、ファイル作成日付順で表示
したい場合は、表示する全ファイルについて、OSを介
してそのファイルの作成日付を取得する。その中で、最
も古いものと新しいものを選び出せばよい。使用者がフ
ァイルのアクセス順で表示したい場合には、表示する全
ファイルについて、図57のデータ属性データ609の
中の記録日付6162を取得する。その中で、最も古い
ものと新しいものを選び出せばよい。
【0096】次にステップS302において、使用者が
時間矩形の時間間隔の設定をしているかどうかをチェッ
クする。デフォルトの状態では、表示すべきデータ中の
最も古いものから新しいものまでの日時を、所定数N
(例えばN=10)で分割して設定する(ステップS3
03)。これとは別に、本実施例では、使用者が時間間
隔を1日単位とか、1年単位とか、希望の間隔でも指定
できる。この場合、所定数Nは、表示すべきデータ中の
最も古いものから新しいものまでの日時を、使用者指定
の時間間隔で割った数となる(ステップS304)。
【0097】次に、時間矩形の最初からN番目まで以下
の処理を行う。ステップS308で、現在処理を行って
いる時間矩形の大きさをセットする。最初の時間矩形は
表示画面の大きさであり、次からは、後述する面積を分
割する手段によって定められる。ステップS309で、
時間矩形n内にファイルアイコンか時間矩形n+1があ
る場合には、ステップS310で、時間矩形n内の領域
をファイルアイコン表示部分と時間矩形n+1の表示部
分とに分割する。このとき、分割は、時間矩形n内のフ
ァイルデータ数と時間矩形n+1以降のファイルデータ
総数との比で分割される。
【0098】この結果得られた時間矩形n+1の面積
は、さらに次のループでステップS308でセットさ
れ、さらにステップS310で分割されていく。ステッ
プS310のさらに詳細な処理については、図55で後
述する。このようにして、図54に示すように、図54
の(a)から(b)へと、時間矩形領域並びにその中の
ファイルアイコン表示領域が設定される。このように、
面積比に従って、外側にその時間矩形に属するファイル
アイコン表示領域、内側に次の時間矩形領域が設定され
る。そして、その中がさらにファイルアイコン領域と、
次の時間矩形領域とに分けられていく。図55に、図5
3ステップS310のより細かなフローチャートを示
す。
【0099】(表示面積の分割)図55のステップS3
20において、現在注目している時間矩形におけるデー
タアイコンの最低表示領域amin を設定する。まず、時
間矩形の奥行き方向の位置によってデータアイコンの大
きさをデフォルトとして予め決めておく。このデフォル
トの大きさは、最初(手前)の時間矩形ほど大きく、最
後の(奥の)時間矩形ほど小さく設定される。その時間
矩形内の全てのデータをデフォルトのデータアイコンに
よって全て表示するための領域を、adef として設定す
る。これは、adef ={(デフォルトのデータアイコン
の大きさ+余白)×(時間矩形内のデータ数)}で計算
される。次にステップS321において、その時間矩形
内のデータ数と次以降の全ての時間矩形内に含まれる総
データ数との比によって、データアイコン表示領域a
propを設定する。次にステップS322においてaprop
とadef とを比較し、apropがadef 以上であればステ
ップS323でapropを、さもなければステップS32
4でadef をデータアイコン表示領域1061として設
定する。
【0100】次にステップS325で、図41に示すデ
ータアイコン表示サイズ615とデータアイコン表示位
置616とを決定する。図54のデータアイコン表示領
域1061がadef のときはデータアイコン表示サイズ
は予め決められたデフォルトのサイズとされ、データア
イコン表示領域がapropの時はデータアイコン表示領域
1061に所属する全てのデータを表示できる最大のサ
イズとされる。次にステップS326で、定められたデ
ータ表示領域を引いた残りの領域を、次以降の(より奥
の)時間矩形領域として設定する。以上図55のフロー
チャートが図53のステップS310に対応し、このよ
うにして、最初の時間矩形領域から、順次データアイコ
ン領域と各データアイコンの大きさ、位置が決定してい
く。
【0101】(時間順表示のズームアップ)図56は以
上説明した時間順表示でのズームアップの際のフローチ
ャートを示している。本時間順表示の場合は、データが
時間順で奥行き方向に並んでいるので、パンニングの機
能はなしとしている。尚、ズームアウト表示の場合は、
ステップS1073が「ズームアップ率をデクリメン
ト」となるところだけが異なるので説明を省略する。
【0102】図56において、ステップS1071はイ
ベント待ちループを示しており、利用者からのマウスや
キーボードからの指示(イベント)を待っている状態で
ある。何らかのイベントが発生するとステップS107
2で利用者がデータアイコンをダブルクリックしたかど
うかチェックし、もしYes であればステップS1079
でデータアイコンが示すデータの詳細情報を表示する
(データをオープン、表示する)。Noであればズームア
ップ操作ということで、ステップS1073へ進み、ズ
ームアップ率ZUを所定の率だけアップする。次に、表示
すべき全ての時間矩形について以下の操作を行う。ま
ず、ステップS1075でZUに従って、図57の時間矩
形表示領域1086及びデータアイコン表示領域108
7を更新する。次に、現在注視している時間矩形に属す
る全てのデータについて、ステップS1077でZUに従
って、図41のアイコン表示サイズ615及びデータア
イコン表示位置616を計算する。以上の操作を全ての
時間矩形に対して行ったあとで、ステップS1078で
表示画面を更新する。
【0103】(ナビゲーションウィンドウ)図36の2
000は利用者がズームアップ表示しているときに、全
体のどの位置を見ているかを参照するためのナビゲーシ
ョンウィンドウである。これはさらに、xy平面(縦,
横平面)を表す2001と、z方向(奥行き方向)を表
す表示2002で構成される。xy平面表示とz方向表
示の中に、現在いる位置がカーソル2003,2004
で示される。さらに、このカーソル2003,2004
のどちらかをクリックして、2001,2002上の任
意の位置に動かすことによって、現在見ている位置か
ら、素早く所望の位置に移動をすることができる。xy
平面表示2001は常に全体を示すので、2003カー
ソル以外は表示は不変であるが、z方向表示2002
は、表示画面2005で見ている位置の階層の深さに応
じて表示が更新される。
【0104】xy平面表示2001を作成するためのフ
ローチャートは、上記図25及び図29と同様である。
これを、プログラム起動時に行いセットする。z方向表
示のフローチャートを図32に示す。図32でステップ
S2010がイベント待ちループである。ステップS2
011で、図36の表示画面2005の更新がされたこ
とを通知するイベントだった場合、ステップS2012
へ進む。図36の表示画面2005のカーソルが指し示
す階層について、その階層属性データ601(図38)
を取得する。次に、ステップS2013で、この階層属
性データの階層深度識別子603から、階層の深さを取
得する。ステップS2014では、階層の深さに応じ
て、図36の2002のz方向表示を描画する。
【0105】図36の2002の例では、深さが3階層
の場合を示している。図32のステップS2015で
は、表示画面の面積と階層表示領域607とが示す比に
応じて、現在の深さ方向の位置を定める。これは、図3
3に示す計算による。すなわち、表示画面に全ての階層
が表示される最もズームアウトした状態での、現在注視
している階層の表示画面における比率を“a”とする。
そして、現在注視している階層が表示画面いっぱいに表
示されたときの、表示画面における比率を“b”とす
る。そして、現在の注視している階層の、現在における
表示画面に対する比を“c”とする。このとき、cに対
する階層の位置は、 y =(n−1)×c/(c−a)−(n−1)×a/
(b−a) 但し、nは階層の深度 で、計算される。つまり、最もズームアウトした状態の
とき(aのとき)、z方向表示が図34のようにカーソ
ルが最も左にくる。また、注視している階層が画面いっ
ぱいに表示されたときを、図35のように階層深度の入
り口にくるよう、比例計算を行う。
【0106】以上の手法によって、ナビゲーションウィ
ンドウのカーソルを移動させて、表示画面を更新する場
合は次のように行う。z方向の移動(図36に示す20
04のカーソルによる操作)は、移動されたカーソルの
位置から図33の逆計算を行うと、表示画面に対する面
積比c’が求められる。(c’/a)で、図28におけ
るズームアップ率ZUが算出できる。このZUに従って、画
面を更新すればよい。また、xy方向の移動(図36に
示す2003のカーソルによる操作)の場合は、カーソ
ル2003の位置の移動量から、図28におけるパンニ
ングのときのパンニング量 shiftX, shiftYが算出で
きる。このパンニング量に従って、全体をシフトすれば
よい。
【0107】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明により、
簡単な操作で画像を切り抜いてアルバムソフトに取り込
む、あるいは切り抜きの変更を行う画像編集方法及びそ
のシステムを提供できる。又、全体の階層構造がどのよ
うになっているかが把握し易く、且つ目的のファイルが
探しやすい画像編集方法及びそのシステム、更に、多数
のファイルの中からでも、よく使用するファイルが見つ
けやすく取り出しやすい画像編集方法及びそのシステム
を提供できる。
【0109】すなわち、本発明は、切り抜き形状(フレ
ーム)をパレットに登録することによって、柔軟性の高
い画像及びフレームの管理を可能とする。また、パレッ
トから任意の切り抜き形状を選択して画像にドラッグ&
ドロップし、画像上の切り抜き形状を中心固定で拡大/
縮小することによって、簡単で柔軟性の高い操作方法を
提供できる。また、本発明では、元の画像を加工したり
修正したりすることは行わずそのままの使うので、重ね
たフレームのリサイズや異なるフレームデータへの変更
が簡単になった。
【0110】更に、本発明は、階層間の包含関係及び階
層とファイル(もしくはデータ)間の包含関係を入れ子
にした階層で表示することによって、ファイルシステム
もしくはデータベースシステムの階層構造全体を視覚的
に表現することを可能にした。また、任意の階層の中に
含まれる所望の階層表示を連続的に拡大表示することに
よって、該階層に含まれる階層及びファイル(もしくは
データ)のさらに詳細な情報を得られるようにし、逆
に、階層表示を連続的に縮小表示する手段を用いること
によってより上位の階層を含む情報を得られるようにし
た。以上のズームアップ/ズームアウトの画面更新は、
キーボードの指定キーまたはポインティングデバイスを
押している時間に応じてなされるため、使用者の感覚に
合致したユーザインターフェースを提供できる。
【0111】また、よく使われるファイル(データ)
は、その使用頻度に応じて、他のファイル(データ)に
比べて相対的に大きく表示するようにしたことから、よ
く使われるファイル(データ)を簡単に見つけ出すこと
ができるようになった。また、ズームアップした状態で
は、カーソルを合わせたデータに階層領域にカメラのピ
ントが合っていると捉えて、これよりも上の階層に属す
るデータの表示は、拡大・ぼかし処理をして生成するこ
とにより、3次元的な奥行き感とメモリ上の占有容量の
節約とが同時に達成される。
【0112】また、階層表示のみでなく、時間順での表
示モードを持ち、両者を自由に切り替えられるようにす
ることにより、階層的に分類されたファイル(データ)
の検索と同時に時間順の検索を可能とし、かつ両者がズ
ームアップ/ズームアウトという同じユーザインターフ
ェースで実現されるため、検索効率性がさらに向上す
る。
【0113】また、階層表示において、大きくズームア
ップしたときに、xy平面のz方向の位置を示すウィン
ドウを設けたことにより、全体の中の現在注視している
位置を把握しやすいようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるアルバムソフトの表示画面の
例を示す図である。
【図2】紙のアルバムにおける写真の保存例を示す図で
ある。
【図3】従来ソフトでの画像の切り抜き手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】従来の画像の切り抜き作成例を示す図である。
【図5】実施例1におけるフレームを登録するパレット
の例を示す図である。
【図6】実施例1での画像の切り抜き手順を示すフロー
チャートである。
【図7】従来例と実施例1における切り抜き画像の構造
の比較を説明するための図である。
【図8】実施例1におけるデータ管理構造を示す図であ
る。
【図9】実施例1における透過領域の設定フローチャー
トである。
【図10】実施例1の透過領域設定のダイアログボック
スの例を示す図である。
【図11】実施例1のパレットへの登録フローチャート
である。
【図12】実施例1の画像切り抜きの操作例を示す図で
ある。
【図13】実施例1の画像へのフレームデータの登録フ
ローチャートである。
【図14】実施例1の画像の切り抜き状態の表示フロー
チャートである。
【図15】本実施例におけるパーソナルコンピュータの
構成図である。
【図16】実施例1におけるパーソナルコンピュータの
内部ブロック図である。
【図17】実施例2における階層データの表示例を示す
図である。
【図18】実施例2の階層ファイルシステムを木構造で
表現した例を示す図である。
【図19】階層ファイルシステムをリストボックスで表
現した例を示す図である。
【図20】実施例2のディレクトリ−Cの連続的なズー
ムアップ表示の例を示す図である。
【図21】実施例2のディレクトリ−Eを中心とした連
続的なズームアップ表示の例を示す図である。
【図22】実施例2のファイルの詳細な内容の表示例を
示す図である。
【図23】実施例2のディレクトリ−Eのズームアップ
表示を示す図である。
【図24】実施例2の直接的にデータの詳細情報表示を
指示する方法を示す図である。
【図25】実施例2の階層表示領域とデータアイコンの
大きさを設定するフローチャートである。
【図26】実施例2のデータアイコン表示領域と子階層
表示領域の分割結果の例を示す図である。
【図27】実施例2のルート階層の子階層の表示領域と
データアイコンの表示の大きさと位置が決定された段階
での表示状態を示す図である。
【図28】実施例2のズームアップとパンニング表示の
際のフローチャートである。
【図29】実施例2のデータアイコン表示領域と子階層
表示領域の分割のフローチャートである。
【図30】実施例2を用いて社員データベースを表示し
た例である。
【図31】実施例2の社員データベース詳細情報表示例
を示す図である。
【図32】実施例2のz方向表示のフローチャートであ
る。
【図33】実施例2のz方向の位置を決める計算例を示
す図である。
【図34】実施例2のz方向表示例を示す図である。
【図35】実施例2のz方向表示例を示す図である。
【図36】実施例2のナビゲーションウィンドウの表示
例を示す図である。
【図37】実施例2におけるソフトウェアとハードウェ
アを含む階層データ管理システムの構成例である。
【図38】実施例2における階層属性データを説明する
ための図である。
【図39】実施例2のデータ属性データの構成を示した
図である。
【図40】実施例2のパンニングの表示例を示す図であ
る。
【図41】実施例2におけるデータ属性データについて
示す図である。
【図42】実施例2のファイルの使用頻度に応じて表示
の大きさを相対的に大きくする説明図である。
【図43】実施例2のアクセスされたファイルに対して
処理を行うフローチャートである。
【図44】実施例2の所定期間アクセスされないファイ
ルに対して処理を行うフローチャートである。
【図45】実施例2において、データアイコン表示領域
と子階層表示領域の分割のフローチャートである。
【図46】実施例2において階層表示領域とデータアイ
コンの大きさを設定するフローチャートである。
【図47】実施例2の画像を中心にしたデータベースシ
ステムにおける例を示す図である。
【図48】実施例2における画像拡大の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図49】実施例2におけるフィルタ配列例を示す図で
ある。
【図50】実施例2におけるフィルタ配列例を示す図で
ある。
【図51】実施例2の時間順表示の表示例を示す図であ
る。
【図52】実施例2の時間順表示の表示例を示す図であ
る。
【図53】実施例2の時間矩形の設定とデータアイコン
を設定するフローチャートである。
【図54】実施例2の時間矩形領域とファイルアイコン
表示領域の設定例を示す図である。
【図55】実施例2の時間順表示でのデータアイコンを
設定するフローチャートである。
【図56】実施例2の時間順表示でのズームアップのフ
ローチャートである。
【図57】実施例2の時間矩形属性データを説明する図
である。
【符号の説明】
30 画像属性データ 32,42 フレーム位置 33,43 フレームサイズ 34 フレームデータ 35 フレームデータ属性 31,36,41 フレーム番号 37,69 透過領域 39 パレット属性データ 40 フレームリスト 65 カーソル 66 OKボタン 67 Cancelボタン 68 フレーム表示エリア 301 コンピュータシステム本体 302 ディスプレー 303 マウス 305 キーボード 502 フレーム管理部 503 切り抜き表示部 504,504’ アプリケーションソフトウェア 505 オペレーティングシステム(OS) 506 入力デバイス管理システム 507 描画管理システム 508 ファイルシステム 509 ハードウェア 510 キーボードインターフェース 512 マウスインターフェース 513 ビデオインターフェース 514 ディスクIOインターフェース 515 ハードディスク 1120 画像の切り抜き状態 1501 階層データ管理システム(階層ブラウザ) 1502 階層管理部 1503 階層表示部

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像から指定された領域を所定の形状で
    切り抜く画像編集方法であって、 複数の切り抜き形状を登録し、 登録された切り抜き形状の1つを指定して画像上の所望
    位置に置き、 前記切り抜き形状を所望の大きさにすることによって、 前記切り抜き形状内部の画像を切り抜き画像とすること
    を特徴とする画像編集方法。
  2. 【請求項2】 画像から指定された領域を所定の形状で
    切り抜く画像編集方法であって、 切り抜き形状と画像とを独立に登録し、 画像の属性として、切り抜き形状の識別子と位置とサイ
    ズとを持たせ、 登録された切り抜き形状が画像上の所望位置に置かれ、
    前記切り抜き形状が所望の大きさに拡大または縮小され
    た場合に、前記切り抜き形状の識別子と位置とサイズと
    を前記画像の属性として登録し、 前記登録された画像の属性に基づいて、前記画像の前記
    切り抜き形状内部を切り抜き画像として出力することを
    特徴とする画像編集方法。
  3. 【請求項3】 前記切り抜き形状は、画像の切り抜きた
    い部分の中央に置かれ、中心位置は固定で拡大または縮
    小されることを特徴とする請求項1または2記載の画像
    編集方法。
  4. 【請求項4】 前記切り抜き形状は、画像を切り抜く形
    状と該形状の外側に出力する形状とからなることを特徴
    とする請求項3記載の画像編集方法。
  5. 【請求項5】 前記切り抜き画像は、データベースシス
    テムにおけるサムネール画像として使用されることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像編
    集方法。
  6. 【請求項6】 複数のデータを階層的に管理する階層デ
    ータ管理システムにおける画像編集方法であって、 データの属性として、表示されるアイコンの大きさを指
    定するアイコン表示サイズとアイコンの表示位置を指定
    するデータアイコン表示位置とを含んで登録し、 該アイコン表示サイズとデータアイコン表示位置とを階
    層順に設定することによって、データの識別情報を示す
    データアイコン群を、階層順に異なる大きさで同じ階層
    に属するデータアイコンは他の階層のデータアイコンと
    識別可能に表示することを特徴とする画像編集方法。
  7. 【請求項7】 前記アイコン表示サイズとデータアイコ
    ン表示位置とを変更することによって、階層あるいはデ
    ータアイコンのズームアップ,パニング及びズームアウ
    トを行うことを特徴とする請求項6記載の画像編集方
    法。
  8. 【請求項8】 前記データの属性として、更にデータを
    アクセスした回数を記憶するアクセス回数を含み、前記
    アクセスの回数が相対的に多いデータアイコンを相対的
    に大きく表示することを特徴とする請求項6記載の画像
    編集方法。
  9. 【請求項9】 複数のデータを階層的に管理する階層デ
    ータ管理システムにおける画像編集方法であって、 階層順に異なる大きさでデータの識別情報を示すデータ
    アイコン群を表示し、 所望のデータアイコンを指定して、該データをアクセス
    し、 前記アクセスの頻度が相対的に高いデータアイコンを相
    対的に大きく表示することを特徴とする画像編集方法。
  10. 【請求項10】 同じ階層に属するデータアイコンは他
    の階層のデータアイコンと識別可能に表示され、前記ア
    クセスの頻度が相対的に高いデータが属する階層も相対
    的に大きく表示することを特徴とする請求項8または9
    記載の画像編集方法。
  11. 【請求項11】 前記相対的に大きく表示されたデータ
    アイコンは、一定期間を越えてアクセスされない場合
    に、アクセスされない期間、または他のデータがアクセ
    スされた回数に応じて、縮小されることを特徴とする請
    求項8または9記載の画像編集方法。
  12. 【請求項12】 更に、所望の階層あるいはデータアイ
    コンを指定して、該階層あるいはデータアイコンをズー
    ムアップ,パニング及びズームアウトすることを特徴と
    する請求項9記載の画像編集方法。
  13. 【請求項13】 注視階層よりも上位階層のデータアイ
    コンをぼかし処理を加えて表示することを特徴とする請
    求項12記載の画像編集方法。
  14. 【請求項14】 前記ぼかし処理は、表示画素数よりも
    少ない画素数の元データの拡大により行うことを特徴と
    する請求項13記載の画像編集方法。
  15. 【請求項15】 上位階層に位置するデータアイコンほ
    どぼかし処理が強く加えて表示することを特徴とする請
    求項14記載の画像編集方法。
  16. 【請求項16】 前記データの属性として、更に、デー
    タの作成された日時情報とデータがアクセスされた日時
    情報とデータ中に明記された日時情報との中から選択さ
    れる日時情報を含み、該アイコン表示サイズとデータア
    イコン表示位置とを日時順に設定することによって、デ
    ータの識別情報を示すデータアイコン群を、日時順に異
    なる大きさで同じ日時に属するデータアイコンは他の日
    時のデータアイコンと識別可能に表示することを特徴と
    する請求項6記載の画像編集方法。
  17. 【請求項17】 前記アイコン表示サイズとデータアイ
    コン表示位置とを変更することによって、同じ日時に属
    するデータアイコンのズームアップ及びズームアウトを
    行うことを特徴とする請求項16記載の画像編集方法。
  18. 【請求項18】 前記階層表示と日時順に従う表示とを
    選択できることを特徴とする請求項16記載の画像編集
    方法。
  19. 【請求項19】 更に、全階層の中で現時点で画面に表
    示をしている位置を、別ウィンドウの中に、上下左右平
    面と奥行き方向とに分けて表示し、 前記別ウィンドウ内で所望の位置を指定することによっ
    て、所望の階層を所望の拡大率で表示することを特徴と
    する請求項6乃至18のいずれか1つに記載の画像編集
    方法。
  20. 【請求項20】 画像から指定された領域を所定の形状
    で切り抜く画像編集システムにおいて、 複数の切り抜き形状を登録する登録手段と、 登録された切り抜き形状の1つを指定して画像上の所望
    位置に置く配置手段と、 前記切り抜き形状を所望の大きさにする変更手段と、 前記切り抜き形状内部の画像を切り抜き画像とする切り
    抜き手段とを備えることを特徴とする画像編集システ
    ム。
  21. 【請求項21】 画像から指定された領域を所定の形状
    で切り抜く画像編集システムにおいて、 切り抜き形状と画像とを独立に登録する登録手段と、 所定の操作により登録された切り抜き形状を画像上の所
    望位置に置く配置手段と、 所定の操作により前記切り抜き形状を所望の大きさに拡
    大または縮小する変更手段と、 前記切り抜き形状の識別子と位置とサイズとを前記画像
    の属性として登録する属性登録手段と、 前記登録された画像の属性に基づいて、前記画像の前記
    切り抜き形状内部を切り抜き画像として出力する画像出
    力手段とを備えることを特徴とする画像編集システム。
  22. 【請求項22】 前記配置手段は、前記切り抜き形状の
    中央を画像の切り抜きたい部分の中央とし、前記変更手
    段は、前記切り抜き形状を中心位置は固定で拡大または
    縮小することを特徴とする請求項20または21記載の
    画像編集システム。
  23. 【請求項23】 前記登録手段は、前記切り抜き形状を
    画像を切り抜く形状と該形状の外側に出力する形状とし
    て登録することを特徴とする請求項20または21記載
    の画像編集システム。
  24. 【請求項24】 前記画像編集システムはデータベース
    システムに含まれ、前記切り抜き画像はサムネール画像
    として使用されることを特徴とする請求項20乃至23
    のいずれか1つに記載の画像編集システム。
  25. 【請求項25】 複数のデータを階層的に管理する階層
    データ管理システムにおける画像編集システムであっ
    て、 データの属性として、表示されるアイコンの大きさを指
    定するアイコン表示サイズとアイコンの表示位置を指定
    するデータアイコン表示位置とを含んで登録する属性登
    録手段と、 該アイコン表示サイズとデータアイコン表示位置とを階
    層順に設定することによって、データの識別情報を示す
    データアイコン群を、階層順に異なる大きさで同じ階層
    に属するデータアイコンは他の階層のデータアイコンと
    識別可能に表示する第1の表示手段とを備えることを特
    徴とする画像編集システム。
  26. 【請求項26】 前記アイコン表示サイズとデータアイ
    コン表示位置とを変更することによって、階層あるいは
    データアイコンのズームアップ,パニング及びズームア
    ウトを行う第1の表示変更手段を更に備えることを特徴
    とする請求項25記載の画像編集システム。
  27. 【請求項27】 前記データの属性として、更にデータ
    をアクセスした回数を記憶するアクセス回数を更に登録
    し、前記アクセスの回数が相対的に多いデータアイコン
    を相対的に大きく表示する第2の表示変更手段を更に備
    えることを特徴とする請求項25または26記載の画像
    編集システム。
  28. 【請求項28】 複数のデータを階層的に管理する階層
    データ管理システムにおける画像編集システムにおい
    て、 階層順に異なる大きさでデータの識別情報を示すデータ
    アイコン群を表示する表示手段と、 所望のデータアイコンを指定して、該データをアクセス
    するアクセス手段と、 前記アクセスの頻度が相対的に高いデータアイコンを相
    対的に大きく表示する第2の表示変更手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像編集システム。
  29. 【請求項29】 前記表示手段は、同じ階層に属するデ
    ータアイコンは他の階層のデータアイコンと識別可能に
    表示し、前記第2の表示変更手段は、前記アクセスの頻
    度が相対的に高いデータが属する階層も相対的に大きく
    表示することを特徴とする請求項27または28記載の
    画像編集システム。
  30. 【請求項30】 前記第2の表示変更手段は、前記相対
    的に大きく表示されたデータアイコンを、一定期間を越
    えてアクセスされない場合に、アクセスされない期間、
    または他のデータがアクセスされた回数に応じて、縮小
    することを特徴とする請求項27または28記載の画像
    編集システム。
  31. 【請求項31】 所望の階層あるいはデータアイコンを
    指定して、該階層あるいはデータアイコンをズームアッ
    プ,パニング及びズームアウトする第1の表示変更手段
    を更に備えることを特徴とする請求項28記載の画像編
    集システム。
  32. 【請求項32】 前記第1の表示変更手段は、注視階層
    よりも上位階層のデータアイコンをぼかし処理を加えて
    表示するぼかし手段を備えることを特徴とする請求項3
    1記載の画像編集システム。
  33. 【請求項33】 前記ぼかし手段は、表示画素数よりも
    少ない画素数の元データの拡大によりぼかし処理を行う
    ことを特徴とする請求項32記載の画像編集システム。
  34. 【請求項34】 前記ぼかし手段は、上位階層に位置す
    るデータアイコンほどぼかし処理が強く加えて表示する
    ことを特徴とする請求項33記載の画像編集システム。
  35. 【請求項35】 前記属性登録手段は、前記データの属
    性として、更に、データの作成された日時情報とデータ
    がアクセスされた日時情報とデータ中に明記された日時
    情報との中から選択される日時情報を更に登録し、 該アイコン表示サイズとデータアイコン表示位置とを日
    時順に設定することによって、データの識別情報を示す
    データアイコン群を、日時順に異なる大きさで同じ日時
    に属するデータアイコンは他の日時のデータアイコンと
    識別可能に表示する第2の表示手段を更に備えることを
    特徴とする請求項25記載の画像編集システム。
  36. 【請求項36】 前記アイコン表示サイズとデータアイ
    コン表示位置とを変更することによって、同じ日時に属
    するデータアイコンのズームアップ及びズームアウトを
    行う第3の表示変更手段を更に備えることを特徴とする
    請求項35記載の画像編集システム。
  37. 【請求項37】 前記第1の表示手段と第2の表示手段
    とを切り換える切換手段を更に備えることを特徴とする
    請求項35記載の画像編集システム。
  38. 【請求項38】 前記第1及び第2の表示手段は、全階
    層の中で現時点で画面に表示をしている位置を、別ウィ
    ンドウの中に、上下左右平面と奥行き方向とに分けて表
    示し、前記別ウィンドウ内で所望の位置を指定すること
    によって、所望の階層を所望の拡大率で表示する表示指
    示手段を備えることを特徴とする請求項25乃至37の
    いずれか1つに記載の画像編集システム。
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US7295221B2 (en) 1997-10-23 2007-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method, and computer-readable memory
JP2009223902A (ja) * 2009-05-18 2009-10-01 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2010182333A (ja) * 2003-06-13 2010-08-19 Microsoft Corp マルチレイヤグラフィカルユーザインターフェース

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