JPH0826260A - 二つ折りカートン - Google Patents
二つ折りカートンInfo
- Publication number
- JPH0826260A JPH0826260A JP18300394A JP18300394A JPH0826260A JP H0826260 A JPH0826260 A JP H0826260A JP 18300394 A JP18300394 A JP 18300394A JP 18300394 A JP18300394 A JP 18300394A JP H0826260 A JPH0826260 A JP H0826260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- zipper
- top plate
- folding
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】胴部から簡単に開封ができ、中身を取り出し易
く、また組み立てた後の外観のよいテーブルウエアーと
して使用できるカートンを提供する。 【構成】四角形状の天板１の対向する２辺に折線を介し
て両端に折り返し片のある側壁パネル３、４を設け、該
側壁パネルの一片に折線を介して四角形状の底板２を延
設し、該底板２の残る３辺に糊代片２’を設けてなるカ
ートンブランクにおいて、前記天板、底板、等を通して
貫通する中央線１０上に、前記天板１部分にはジッパー
片５を、底板２部分には折りミシン目８を設け、天板１
周辺に前記折りミシン目８で二つ折りされて対向する底
板同士を固定する係止手段を設けたことを特徴とする。
く、また組み立てた後の外観のよいテーブルウエアーと
して使用できるカートンを提供する。 【構成】四角形状の天板１の対向する２辺に折線を介し
て両端に折り返し片のある側壁パネル３、４を設け、該
側壁パネルの一片に折線を介して四角形状の底板２を延
設し、該底板２の残る３辺に糊代片２’を設けてなるカ
ートンブランクにおいて、前記天板、底板、等を通して
貫通する中央線１０上に、前記天板１部分にはジッパー
片５を、底板２部分には折りミシン目８を設け、天板１
周辺に前記折りミシン目８で二つ折りされて対向する底
板同士を固定する係止手段を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブルウエアーとし
て利用できるカートンに関する。
て利用できるカートンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、菓子、スナック、アイスクリーム
等に使われているカートンの中には、易開封性であっ
て、開封されたカートンから内容物を取り出し易い状態
にして各種パーティー等におけるテーブル上にそのまま
供することができるものが多く提案されている。直方体
状のカートンの頭部を開封するものが多く、中にはカー
トンの胴部を開封するものもある。例えば、実公昭５８
−４９９５８号公報、特公昭６２−５８９７５では直方
体状のカートンの胴部パネルの一部をジッパーとミシン
目によって開口し中身を取り出しやすくしたカートンが
提案されている。
等に使われているカートンの中には、易開封性であっ
て、開封されたカートンから内容物を取り出し易い状態
にして各種パーティー等におけるテーブル上にそのまま
供することができるものが多く提案されている。直方体
状のカートンの頭部を開封するものが多く、中にはカー
トンの胴部を開封するものもある。例えば、実公昭５８
−４９９５８号公報、特公昭６２−５８９７５では直方
体状のカートンの胴部パネルの一部をジッパーとミシン
目によって開口し中身を取り出しやすくしたカートンが
提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、殆どのカー
トンが個装用であり、複数の個装された内容物を包装し
たいわゆるマルチパックの包装形態のものではない。マ
ルチパックは店頭ディスプレイ用カートンにいくつか提
案がなされているが、小売店頭用でありパーティー、宴
会等のテーブルに供するには外観的に問題があった。個
装用カートンでは体裁の良い外観上優れたものはある
が、殆どが蓋部あるいは胴部の一部あるいは全体を何ら
かの方法で開封しようとするものであって、その開封の
容易さに問題を残しているものが多い。また、開封時点
で取り除かれる部分、例えばジッパー等がゴミとして発
生するという問題もあった。本発明はかかる問題点に鑑
みてなされたもので、個装、マルチパックを問はず利用
でき、胴部を折り曲げることにより簡単に開封すること
ができ、しかも体裁がよい二つ折りカートンの提供を目
的とする。
トンが個装用であり、複数の個装された内容物を包装し
たいわゆるマルチパックの包装形態のものではない。マ
ルチパックは店頭ディスプレイ用カートンにいくつか提
案がなされているが、小売店頭用でありパーティー、宴
会等のテーブルに供するには外観的に問題があった。個
装用カートンでは体裁の良い外観上優れたものはある
が、殆どが蓋部あるいは胴部の一部あるいは全体を何ら
かの方法で開封しようとするものであって、その開封の
容易さに問題を残しているものが多い。また、開封時点
で取り除かれる部分、例えばジッパー等がゴミとして発
生するという問題もあった。本発明はかかる問題点に鑑
みてなされたもので、個装、マルチパックを問はず利用
でき、胴部を折り曲げることにより簡単に開封すること
ができ、しかも体裁がよい二つ折りカートンの提供を目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、四角形状の天板の対向する２辺に
折線を介して両端に折り返し片のある側壁パネルを設
け、該側壁パネルの一片に折線を介して四角形状の底板
を延設し、該底板の残る３辺に糊代片を設けてなるカー
トンブランクにおいて、前記天板、前記底板を通して貫
通する中央線上の前記天板部分にはジッパー片を、前記
底板部分には折りミシン目を設け、前記天板周辺部には
前記折りミシン目で二つ折りされて対向する底板同士を
固定する係止手段を設け、前記係止手段が前記中央線と
直交する前記天板の折線のいずれかに沿って前記中央線
に対して対称に設けられた一対のスリットと前記ジッパ
ー片を組合わせてなり、あるいは前記係止手段が前記中
央線に平行な２本の前記天板の折線上に一か所づつ前記
中央線に対して対称に設けられた一対のスリットと前記
ジッパー片を組み合わせてなり、前記スリットは前記ジ
ッパー片の幅を越える長さを有し、少なくとも前記折線
方向の切り込み線からなることを特徴とする二つ折りカ
ートンを要旨とする。
になされた本発明は、四角形状の天板の対向する２辺に
折線を介して両端に折り返し片のある側壁パネルを設
け、該側壁パネルの一片に折線を介して四角形状の底板
を延設し、該底板の残る３辺に糊代片を設けてなるカー
トンブランクにおいて、前記天板、前記底板を通して貫
通する中央線上の前記天板部分にはジッパー片を、前記
底板部分には折りミシン目を設け、前記天板周辺部には
前記折りミシン目で二つ折りされて対向する底板同士を
固定する係止手段を設け、前記係止手段が前記中央線と
直交する前記天板の折線のいずれかに沿って前記中央線
に対して対称に設けられた一対のスリットと前記ジッパ
ー片を組合わせてなり、あるいは前記係止手段が前記中
央線に平行な２本の前記天板の折線上に一か所づつ前記
中央線に対して対称に設けられた一対のスリットと前記
ジッパー片を組み合わせてなり、前記スリットは前記ジ
ッパー片の幅を越える長さを有し、少なくとも前記折線
方向の切り込み線からなることを特徴とする二つ折りカ
ートンを要旨とする。
【０００５】
【作用】本発明によれば、カートンの両端を両手に持っ
てカートンを折り曲げるようにすれば、カートン胴部中
央からカートンを容易に分割し開封することができる。
開封されたカートンは二つの収納部を形成し、収納部同
士は開封時に引き剥がされたジッパーを利用して、互い
に係止、固定することができる。
てカートンを折り曲げるようにすれば、カートン胴部中
央からカートンを容易に分割し開封することができる。
開封されたカートンは二つの収納部を形成し、収納部同
士は開封時に引き剥がされたジッパーを利用して、互い
に係止、固定することができる。
【０００６】
【実施例】以下図面に従って本発明をさらに詳細に説明
する。図１は本発明による二つ折りカートンのブランク
展開図である。カートンブランク２０は、天板１の左右
に折線１１を介して左右側壁パネル１’が、前後の折線
１２、１３を介して前部側壁パネル３、後部側壁パネル
４が連接され、該後部側壁パネル４が延長されて折線１
４を介して３方に糊代片２’を有する底板２が連接さ
れ、前記側壁パネル３、４の左右両端には折線１１を介
して折り込み片３’、４’がそれぞれ設けられて形成さ
れている。また、前記天板１、底板２、前後側壁パネル
３、４、糊代片２’を貫通する中央線１０上に、天板１
全体を前後方向に引き裂き線１８に沿って引き裂くジッ
パー片５が、底板２全体を二つ折りにする折りミシン目
８が、前後側壁パネル３、４においてはミシン目１６
が、前部側壁パネル３にはジッパー片５の引き裂き開始
部にあたる切欠１７がそれぞれ設けられている。さら
に、前記天板１周辺の前記中央線に直交する折線１２、
１３上のいずれかに、前記中央線１０に対して左右対称
に一対のジッパー差し込み用スリット６，６’が設けら
れ，あるいは前記中央線１０に平行な天板１の左右の折
線１１上に、前記中央線１０に対して左右対称に一対の
ジッパー差し込み用スリット７，７’が設けられてい
る。
する。図１は本発明による二つ折りカートンのブランク
展開図である。カートンブランク２０は、天板１の左右
に折線１１を介して左右側壁パネル１’が、前後の折線
１２、１３を介して前部側壁パネル３、後部側壁パネル
４が連接され、該後部側壁パネル４が延長されて折線１
４を介して３方に糊代片２’を有する底板２が連接さ
れ、前記側壁パネル３、４の左右両端には折線１１を介
して折り込み片３’、４’がそれぞれ設けられて形成さ
れている。また、前記天板１、底板２、前後側壁パネル
３、４、糊代片２’を貫通する中央線１０上に、天板１
全体を前後方向に引き裂き線１８に沿って引き裂くジッ
パー片５が、底板２全体を二つ折りにする折りミシン目
８が、前後側壁パネル３、４においてはミシン目１６
が、前部側壁パネル３にはジッパー片５の引き裂き開始
部にあたる切欠１７がそれぞれ設けられている。さら
に、前記天板１周辺の前記中央線に直交する折線１２、
１３上のいずれかに、前記中央線１０に対して左右対称
に一対のジッパー差し込み用スリット６，６’が設けら
れ，あるいは前記中央線１０に平行な天板１の左右の折
線１１上に、前記中央線１０に対して左右対称に一対の
ジッパー差し込み用スリット７，７’が設けられてい
る。
【０００７】上記カートンブランク２０はサック貼り機
によって折線１４で底板２を天板１の方向に折り畳み、
ついで折線１２で側壁パネル３とその両端の折り込み片
３’を同じく天板１方向に折り畳み、側壁パネル３を中
央線１０と直交している糊代片２’と接着させてホール
ディングカートンを形成する。ユーザーに供給されたホ
ールディングカートンはカートニングマシンで筒状に起
こされ、カートンブランク２０の左側か右側のいずれか
一方の側壁パネル１’、糊代片２’、折り込み片３’、
４’を先に折り込んで糊貼りし、内容物を充填してか
ら、残る反対側を同様に折り込み糊貼りして、包装を終
了する。あるいは、カートンブランク２０をカートンフ
ォーマーに供給して、先ず底板２とその周辺の糊代片
２’、後部側壁パネル４、折り込み片４’を９０°折り
込んでトレーを形成し、この中に内容物を充填した後、
天板１を折線１３で、次いで側壁パネル３、折り込み片
３’、左右側壁パネル１’を折線１２、１１で前記トレ
ーを包むように折り曲げ、対向する糊代片２’とホット
メルト接着剤によって貼り合わせる方法で包装を行って
もよい。尚、充填される個別包装体は同じ内容物でもよ
いし、また何種かの異なる内容物を詰め合わせてもよ
い。個別包装体は前記中央線１０を挟んで両側に並べる
ような形態で包装されるが、個別包装体によって上下の
差別があるものは、頭部同士が中央線１０を挟んで突き
合わされるように包装されることが望ましい。以上の工
程でカートンブランク２０は図２（ａ）で示すような形
状の二つ折りカートン３０に仕上がる。
によって折線１４で底板２を天板１の方向に折り畳み、
ついで折線１２で側壁パネル３とその両端の折り込み片
３’を同じく天板１方向に折り畳み、側壁パネル３を中
央線１０と直交している糊代片２’と接着させてホール
ディングカートンを形成する。ユーザーに供給されたホ
ールディングカートンはカートニングマシンで筒状に起
こされ、カートンブランク２０の左側か右側のいずれか
一方の側壁パネル１’、糊代片２’、折り込み片３’、
４’を先に折り込んで糊貼りし、内容物を充填してか
ら、残る反対側を同様に折り込み糊貼りして、包装を終
了する。あるいは、カートンブランク２０をカートンフ
ォーマーに供給して、先ず底板２とその周辺の糊代片
２’、後部側壁パネル４、折り込み片４’を９０°折り
込んでトレーを形成し、この中に内容物を充填した後、
天板１を折線１３で、次いで側壁パネル３、折り込み片
３’、左右側壁パネル１’を折線１２、１１で前記トレ
ーを包むように折り曲げ、対向する糊代片２’とホット
メルト接着剤によって貼り合わせる方法で包装を行って
もよい。尚、充填される個別包装体は同じ内容物でもよ
いし、また何種かの異なる内容物を詰め合わせてもよ
い。個別包装体は前記中央線１０を挟んで両側に並べる
ような形態で包装されるが、個別包装体によって上下の
差別があるものは、頭部同士が中央線１０を挟んで突き
合わされるように包装されることが望ましい。以上の工
程でカートンブランク２０は図２（ａ）で示すような形
状の二つ折りカートン３０に仕上がる。
【０００８】図２は充填された二つ折りカートン３０の
開封、組立説明図である。前述のように内容物を充填あ
るいは詰合わされた二つ折りカートン３０は図２（ａ）
のような形状を示している。先ず図２（ａ）、（ｂ）で
示すように、中央のジッパー片５を前方側壁パネル３に
設けられている切欠１７から引き起こして引き裂く。次
に図２（ｃ）に示すように、ジッパー片５が引き裂かれ
て取り除かれた部分を上にして、カートンの両サイドを
両手に持って折り曲げると、側壁パネル３、４上のミシ
ン目１６から側壁は切り裂かれてカートンは底板２の折
りミシン目８において二つ折りされ、二つの収納部９、
９’が得られる。この場合、底板２中央の折りミシン目
８は折り曲げ抵抗が少なくなるように切れ目と繋ぎ目の
両方で構成されている。しかし、折りミシン目８で１８
０°に二つ折りされたカートンにはまだ元に戻ろうとす
る反発力が残っていて両収納部は開き易い。そこで、前
記取り除いたジッパー片５を２図（ｄ）あるいは図３の
収納部固定法説明図で示すように、前記折線１２、１３
上のいずれかに設けられているジッパー差し込み用スリ
ット６，６’にあるいは左右折線１１に設けられている
ジッパー差し込み用スリット７、７’に組み立てられた
カートン４０外部から差し込めば両収納部を係止するこ
とができる。図３は一対のスリットとジッパー片５によ
る係止手段の説明図であり、図３で示されるように組み
立てられた二つ折りカートン４０のサイドか底部かいず
れかの箇所で両収納部９、９’を固定することができ
る。ジッパー片６の両サイドにはジッパー片５をジッパ
ー引き裂きパターン１８によって切り取る際に生ずるギ
ザギザのエッジが残っており、これがスリットに差し込
まれるジッパー片６をスリットに引っ掛かり易くしてカ
ートンの係止に役立っている。さらに、図１で示すよう
なコの字状の切り込み線で構成されるスリットがジッパ
ー片５を差し込みやすく、引き抜きにくくするので好ま
しい。さらに両収納部の底部で固定する方がテーブルに
置かれたときに体裁がよい。
開封、組立説明図である。前述のように内容物を充填あ
るいは詰合わされた二つ折りカートン３０は図２（ａ）
のような形状を示している。先ず図２（ａ）、（ｂ）で
示すように、中央のジッパー片５を前方側壁パネル３に
設けられている切欠１７から引き起こして引き裂く。次
に図２（ｃ）に示すように、ジッパー片５が引き裂かれ
て取り除かれた部分を上にして、カートンの両サイドを
両手に持って折り曲げると、側壁パネル３、４上のミシ
ン目１６から側壁は切り裂かれてカートンは底板２の折
りミシン目８において二つ折りされ、二つの収納部９、
９’が得られる。この場合、底板２中央の折りミシン目
８は折り曲げ抵抗が少なくなるように切れ目と繋ぎ目の
両方で構成されている。しかし、折りミシン目８で１８
０°に二つ折りされたカートンにはまだ元に戻ろうとす
る反発力が残っていて両収納部は開き易い。そこで、前
記取り除いたジッパー片５を２図（ｄ）あるいは図３の
収納部固定法説明図で示すように、前記折線１２、１３
上のいずれかに設けられているジッパー差し込み用スリ
ット６，６’にあるいは左右折線１１に設けられている
ジッパー差し込み用スリット７、７’に組み立てられた
カートン４０外部から差し込めば両収納部を係止するこ
とができる。図３は一対のスリットとジッパー片５によ
る係止手段の説明図であり、図３で示されるように組み
立てられた二つ折りカートン４０のサイドか底部かいず
れかの箇所で両収納部９、９’を固定することができ
る。ジッパー片６の両サイドにはジッパー片５をジッパ
ー引き裂きパターン１８によって切り取る際に生ずるギ
ザギザのエッジが残っており、これがスリットに差し込
まれるジッパー片６をスリットに引っ掛かり易くしてカ
ートンの係止に役立っている。さらに、図１で示すよう
なコの字状の切り込み線で構成されるスリットがジッパ
ー片５を差し込みやすく、引き抜きにくくするので好ま
しい。さらに両収納部の底部で固定する方がテーブルに
置かれたときに体裁がよい。
【０００９】（実施例）用紙基材に坪量３５０ｇ／ｍ2
のコートボールを使用し、１６６×１５２ｍｍの天板に
高さ４０ｍｍの側壁パネルを連接し、天板の長手方向中
央の、中央線１０上に幅１５ｍｍのジッパー片６、ミシ
ン目１６、折りミシン目８、切欠１７をカートンブラン
ク打ち抜きと同時に設け、さらに折線１３上の左右の側
壁パネル１’（組み立てられて収納部の底となる）に近
い位置に中央線に対して対称にジッパー差し込み用スリ
ット７、７’を設けた二つ折りカートンブランク２０を
作製した。このブランクを用いて、あらかじめ小袋包装
した４個の種類の異なるスナックを小袋の頭部同士を中
央線を挟んで突き合わせるように詰合せ包装した。次に
図２に示す手順に従って開封、組み立てを行い、二つの
収納部によって構成される組立後の二つ折りカートン４
０に小袋が体裁良く頭揃えして並んだ状態にセットアッ
プすることができた。
のコートボールを使用し、１６６×１５２ｍｍの天板に
高さ４０ｍｍの側壁パネルを連接し、天板の長手方向中
央の、中央線１０上に幅１５ｍｍのジッパー片６、ミシ
ン目１６、折りミシン目８、切欠１７をカートンブラン
ク打ち抜きと同時に設け、さらに折線１３上の左右の側
壁パネル１’（組み立てられて収納部の底となる）に近
い位置に中央線に対して対称にジッパー差し込み用スリ
ット７、７’を設けた二つ折りカートンブランク２０を
作製した。このブランクを用いて、あらかじめ小袋包装
した４個の種類の異なるスナックを小袋の頭部同士を中
央線を挟んで突き合わせるように詰合せ包装した。次に
図２に示す手順に従って開封、組み立てを行い、二つの
収納部によって構成される組立後の二つ折りカートン４
０に小袋が体裁良く頭揃えして並んだ状態にセットアッ
プすることができた。
【００１０】本発明による二つ折りカートンに使用され
る用紙基材の範囲は極めて広く、コートボール、クラフ
トボール、マニラボール等殆どの板紙が使用でき、坪量
は３００〜４５０ｇ／ｍ2 の範囲が好ましい。また、液
体によるカートン面の浸透性、汚れを嫌う場合は両面ポ
リエチレンコート紙、樹脂含浸紙あるいはカード系の板
紙等を使用すれば完全である。本発明による二つ折りカ
ートンに充填される中身は種々なものが考えられるがア
ソートされた菓子、スナック類が効果的である。一般に
カートンの表面には印刷が行われるが、オフセット、グ
ラビア、フレキソ印刷等いかなる方法を用いてもよい。
オーバーコート、つや出し、エンボス等の印刷後加工も
自由に行うことができる。カートン成形にあたっての接
着剤は成形工程とカートンの材質に適応する周知の接着
剤が適宜使用可能である。
る用紙基材の範囲は極めて広く、コートボール、クラフ
トボール、マニラボール等殆どの板紙が使用でき、坪量
は３００〜４５０ｇ／ｍ2 の範囲が好ましい。また、液
体によるカートン面の浸透性、汚れを嫌う場合は両面ポ
リエチレンコート紙、樹脂含浸紙あるいはカード系の板
紙等を使用すれば完全である。本発明による二つ折りカ
ートンに充填される中身は種々なものが考えられるがア
ソートされた菓子、スナック類が効果的である。一般に
カートンの表面には印刷が行われるが、オフセット、グ
ラビア、フレキソ印刷等いかなる方法を用いてもよい。
オーバーコート、つや出し、エンボス等の印刷後加工も
自由に行うことができる。カートン成形にあたっての接
着剤は成形工程とカートンの材質に適応する周知の接着
剤が適宜使用可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、カートンの両端を両手
に持ってカートンを折るようにすれば、カートン胴部か
らカートンを容易に開封することができ、２つの収納部
からなるテーブルウエアーとすることができる。この場
合、本来ならゴミとなって捨て去られるジッパー片を用
いて二つの収納部を固定することができ、しかもカート
ンの外形に加えて中身の頭揃えができることから開封後
は外観的にも優れたものとなる。さらに、本発明による
二つ折りカートンは１００％板紙であって、テーブルウ
エアーとして使用されるワンウエーの発泡性プラスチッ
ク製品にくらべて、廃棄処理が容易であり、リサイクル
も可能であって環境負荷を下げることが可能である。
に持ってカートンを折るようにすれば、カートン胴部か
らカートンを容易に開封することができ、２つの収納部
からなるテーブルウエアーとすることができる。この場
合、本来ならゴミとなって捨て去られるジッパー片を用
いて二つの収納部を固定することができ、しかもカート
ンの外形に加えて中身の頭揃えができることから開封後
は外観的にも優れたものとなる。さらに、本発明による
二つ折りカートンは１００％板紙であって、テーブルウ
エアーとして使用されるワンウエーの発泡性プラスチッ
ク製品にくらべて、廃棄処理が容易であり、リサイクル
も可能であって環境負荷を下げることが可能である。
【図１】二つ折りカートンブランクの展開図
【図２】二つ折りカートン開封、組立手順説明図
【図３】二つ折りカートン収納部固定法説明図
１ 天板 １’ 左右側壁パネル ２ 底板 ２’ ３方糊代片 ３ 前方側壁パネル ３’ 折り込み片 ４ 後方側壁パネル ４’ 折り込み片 ５ ジッパー片 ６、６’ ジッパー差し込み用スリット ７、７’ ジッパー差し込み用スリット ８ 折りミシン目 ９、９’ 収納部 １０ 中央線 １１〜１５ 折線 １６ ミシン目 １７ 切欠 １８ ジッパー引き裂きパターン ２０ 二つ折りカートンブランク ３０ 充填後の二つ折りカートン ４０ 組立られた二つ折りカートン
Claims (4)
- 【請求項１】 四角形状の天板の対向する２辺に折線を
介して両端に折り返し片のある側壁パネルを設け、該側
壁パネルの一片に折線を介して四角形状の底板を延設
し、該底板の残る３辺に糊代片を設けてなるカートンブ
ランクにおいて、前記天板、前記底板を通して貫通する
中央線上の前記天板部分にはジッパー片を、前記底板部
分には折りミシン目を設け、前記天板周辺部には前記折
りミシン目で二つ折りされて対向する底板同士を固定す
る係止手段を設けたことを特徴とする二つ折りカート
ン。 - 【請求項２】 前記係止手段が前記中央線と直交する前
記天板の折線のいずれかに沿って前記中央線に対して対
称に設けられた一対のスリットと前記ジッパー片を組合
わせてなることを特徴とする請求項１記載の二つ折りカ
ートン。 - 【請求項３】 前記係止手段が前記中央線に平行な２本
の前記天板の折線上に一か所ずつ前記中央線に対して対
称に設けられた一対のスリットと前記ジッパー片を組み
合わせてなることを特徴とする請求項１記載の二つ折り
カートン。 - 【請求項４】 前記スリットは前記ジッパー片の幅を越
える長さを有し、少なくとも前記折線方向の切り込み線
からなることを特徴とする請求項２、請求項３いずれか
記載の二つ折りカートン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18300394A JPH0826260A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 二つ折りカートン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18300394A JPH0826260A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 二つ折りカートン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826260A true JPH0826260A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16128055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18300394A Withdrawn JPH0826260A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 二つ折りカートン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826260A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19805144A1 (de) * | 1998-02-09 | 1999-08-12 | Ottmar Lingenfelder Oli Spezia | Displayverpackung und Materialzuschnitt für Displayverpackung |
| JP2002012221A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Dainippon Printing Co Ltd | ディスプレイ箱 |
| JP4724328B2 (ja) * | 2001-08-30 | 2011-07-13 | 積水化成品工業株式会社 | 包装容器 |
| JP2021038001A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | キユーピー株式会社 | 包装用箱及び包装物 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP18300394A patent/JPH0826260A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19805144A1 (de) * | 1998-02-09 | 1999-08-12 | Ottmar Lingenfelder Oli Spezia | Displayverpackung und Materialzuschnitt für Displayverpackung |
| JP2002012221A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Dainippon Printing Co Ltd | ディスプレイ箱 |
| JP4724328B2 (ja) * | 2001-08-30 | 2011-07-13 | 積水化成品工業株式会社 | 包装容器 |
| JP2021038001A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | キユーピー株式会社 | 包装用箱及び包装物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5335996A (en) | Openable bag construction | |
| CA2391324C (en) | Easy-to-open display container | |
| EP0690000B1 (en) | Carton for displaying articles | |
| US9783334B2 (en) | Shipping and display container | |
| EP1313647A2 (en) | A tray container and blank | |
| CA2246457A1 (en) | Pop-up box for pop-up greeting cards and blank therefor | |
| JPH0826342A (ja) | 二つ折りカートン | |
| US10336481B2 (en) | Display pack | |
| US5207376A (en) | Foldable container and method for making the same | |
| CA1319656C (en) | Folded carton having integral header | |
| JPH0826260A (ja) | 二つ折りカートン | |
| JPH092525A (ja) | 集積包装体 | |
| JP4573955B2 (ja) | 分離可能な複数の収容部を備えたカートン | |
| US3094267A (en) | End cushioned paperboard container | |
| JP3908321B2 (ja) | スリーブ型カートン | |
| JP3019156U (ja) | 小包用紙箱 | |
| JP2730746B2 (ja) | 包装材 | |
| US3443682A (en) | Carton having an internal,articleretaining pocket and method of making same | |
| JP4498566B2 (ja) | カートン | |
| JP3624022B2 (ja) | 減容化カートン | |
| JP3442728B2 (ja) | 商品包装袋 | |
| RU18698U1 (ru) | Упаковка и многослойный упаковочный материал | |
| JP2001206350A (ja) | 包装箱 | |
| JP3883617B2 (ja) | 窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートン | |
| JPS5910033Y2 (ja) | トレイ形ホルダ− |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |