JPH08261814A - 食品自動計量装置 - Google Patents

食品自動計量装置

Info

Publication number
JPH08261814A
JPH08261814A JP6833295A JP6833295A JPH08261814A JP H08261814 A JPH08261814 A JP H08261814A JP 6833295 A JP6833295 A JP 6833295A JP 6833295 A JP6833295 A JP 6833295A JP H08261814 A JPH08261814 A JP H08261814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
hopper
pair
dispensing
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6833295A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Shibuya
輝雄 渋谷
Kazuyuki Sugitani
和志 杉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SYST KEISOKU KK
System Measure Co., Ltd.
Original Assignee
SYST KEISOKU KK
System Measure Co., Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SYST KEISOKU KK, System Measure Co., Ltd. filed Critical SYST KEISOKU KK
Priority to JP6833295A priority Critical patent/JPH08261814A/ja
Publication of JPH08261814A publication Critical patent/JPH08261814A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホッパの清浄を容易に行えて生産性が向上
し、食品を損傷させることなく食品を高精度かつ自動的
に計量可能な食品自動計量装置を提供する。 【構成】 この食品自動計量装置1は、装置本体10
と、装置本体10に対して着脱自在で、かつホッパ本体
と該ホッパ本体に対して昇降可能とされた底板とから構
成された食品貯溜用のホッパ11と、ホッパ11の上方
に設けられた食品掻き出し機20を備えている。装置本
体10側には、ホッパ11をスライドさせて前記着脱す
る際の案内部材が備えられている。前段払い出し機4
は、筐体13と、筐体13を貫通しかつ回転するコイル
スクリュ14a,14bとを備え、食品掻き出し機20
により掻き出された食品を筐体13内に受け、該受けた
食品をコイルスクリュ14a,14bの先端から所定量
ずつ筐体13外へ払い出す。定量払い出し機5a,5b
は、前段払い出し機4から払い出された食品を計量す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、佃煮あるいは惣菜、漬
物等のある程度の高い粘性を有しかつ内部に固形物を含
む食品を自動的に計量するための食品自動計量装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】粘着度の高い佃煮(昆布、わかめ、海藻
類、小魚、小海老類、魚肉、貝類、ふき、葉唐辛子、松
茸、煮豆等の植物類)、惣菜、煮豆、漬物等の食品を多
量に作って製品として売り出す場合には、先ず、材料を
釜にて煮込み、適宜味付けする。この後、この煮込んだ
材料を計量しながら所定量ずつ取り出し、この計量した
ものを個々に袋詰めする作業を行なう。ところで、上記
作業のうち煮込んだ材料を計量して所定量ずつ区分けす
るいわゆる計量作業は、従来、人手に頼っていた。
【0003】しかしながら、人手による計量作業は、コ
スト高となる、計量器の目盛りを見ながら材料の増減を
行なうものであって生産性が悪い等の欠点を伴う。ま
た、計量速度を上げようとすると、計量器の目盛りの振
れが治まる前に、目盛りの振れの状態から材料の過不足
を判断せざるを得なくなり、誤差が大きくなる等の不具
合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人は
上記した欠点をなくするために計量の自動化を計画して
おり、自動化を図る上で鋭利研究した結果、次の解決す
べき問題点があることが判明した。すなわち、通常、自
動計量を行なうには、まず材料をホッパ等の容器に詰
め、該容器から所定量ずつ計量しながら材料を払い出す
手段をとる。ところが、計量対象物である材料が粘性を
有しているため、該材料が容器の出口付近で塊となって
材料の円滑な排出を妨げることとなり、ひいては高精度
の計量が行なえないという問題点がある。なお、容器内
で塊となるのを防ぐために材料を回転部材により攪拌す
ることも考えられるが、回転による攪拌は製品内に含ま
れる固形物を細かく分断し過ぎる傾向にあり、製品を傷
めるという別の問題を引き起こす。また、攪拌のための
大きな駆動力が必要になる等の不具合もある。
【0005】また、ホッパは装置本体に一体的に固定さ
れて取外し不可能であるため、リフター等を利用してホ
ッパ内にその上方より材料を供給する構成をとるが、こ
の場合、リフターの分だけ付帯設備コストが嵩み、ま
た、ホッパ内の雑菌を取り除くための洗浄の際には、作
業性も悪くなる。さらには、定期的あるいは製品段取り
替えの際のホッパの洗浄や乾燥時には計量装置全体の稼
動を長時間に渡り停止させなければならないので、生産
性が低下するという問題点もある。
【0006】さらに、食品を単にコイルスクリュにより
払い出す構成では、コイルスクリュから側方へ押し出さ
れた食品が、食品払い出し用の筐体の側壁に付着してブ
リッジ(塊状のもの)を形成し、これにより、移送効率
が低くなるとともに、ブリッジが増大すると、詰りの原
因となる恐れもある。そして、本発明者は、袋詰め(あ
るいはトレー充填)製品の内容量(規定量)が数十g〜
200gの少ない場合に、払い出した食品を正確にかつ
高速で計量するには、常に一定の割り合いで食品を落下
させるのではなく、規定量の7〜8割りまでは食品を多
量に落下させ、残りの2〜3割りを正確に確保するため
に食品を少量ずつ落下させることにより、落下量の超過
を防ぎ、生産性を低下させることなく、落下量を規定値
まで過不足なく正確にすることができることを見出し
た。
【0007】以上のように、対象物が粘性を有しかつ内
部に固形物を含む食品の場合には、上記のような食品特
有の種々の問題点があり、本発明者は、これらの問題点
を解決すべく、日々鋭利研究を進めたのである。本発明
は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、計量の自動化は勿論のこと、ホッパの清浄を容
易に行えて生産性が向上し、それに加えて高精度な計量
を行なえ、しかも材料の中に含まれる固形物を分断する
ことがなく製品の損傷が少ない食品自動計量装置を提供
することを目的としている。また、本発明は、食品払い
出し機内での食品のブリッジを防止して、詰りを阻止
し、これにより、生産性を低下させることなく、食品を
過不足なく高精度に計量できる食品自動計量装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の食品自動計量装置は、装置本体と、前記装置
本体に対して着脱自在で、ホッパ本体と前記ホッパ本体
に対して昇降可能とされた底板とから構成された、食品
を貯溜するためのホッパと、前記ホッパの上方に設けら
れた、前記ホッパ内の食品を掻き出すための食品掻き出
し機と、食品払い出し用の筐体と、前記筐体を貫通しか
つ回転・停止を繰り返すコイルスクリュとを備え、前記
食品掻き出し機により掻き出された食品を前記筐体内に
受け、該受けた食品を前記コイルスクリュの先端から所
定量ずつ前記筐体外へ払い出すための食品払い出し機
と、前記食品払い出し機から払い出された食品を規定量
毎に払い出すための定量払い出し機と、から構成された
ことを特徴とするものである。また、前記装置本体側に
は、前記ホッパをスライドさせて前記着脱する際に前記
ホッパを案内するための案内部材が備えられている。
【0009】さらに、前記食品払い出し機は、バー部材
に複数のロッドを植設してなりかつ前記コイルスクリュ
の上方に設けられた、前記コイルスクリュの延在方向に
往復移動する払い出し用ホークと、前記コイルスクリュ
の上方よりコイルスクリュの両側方に向けて斜めに傾斜
しかつコイルスクリュの軸線方向と略平行に配置され
た、前記傾斜する方向に往復移動する一対の攪拌部材と
を備えている。前記一対の攪拌部材として、前記コイル
スクリュ側の表面がそれぞれエンボス加工されて凹凸面
になっている一対の板状部材を用いたり、一対の平面状
の金網を用いることができる。
【0010】前記定量払い出し機は、前記食品払い出し
機から払い出された食品を受けるためのケーシングと、
バー部材に複数のロッドを植設してなる一対の分解用ホ
ークを備え、該一対の分解用ホークは、互いに向き合う
ようにそれぞれ斜め下方へ傾斜し、かつそれらのロッド
が前記ケーシングの両側壁を貫通して交互になってお
り、前記一対の分解用ホークをそれぞれ水平方向へ同期
して往復移動させるための往復駆動手段を備えている。
【0011】前記一対の分解用ホークのそれぞれの水平
面に対する傾斜角度を、少なくとも大出し時の第1の傾
斜角度と前記第1の傾斜角度よりも小さな小出し時第2
の傾斜角度とに調節するための傾斜角度調節手段を備え
ている。
【0012】
【作用】上記のとおりに構成された請求項1に記載の発
明では、ホッパ内に多量の食品を貯溜した後、これを装
置本体に装着する。ホッパの底板を所定量ずつ間欠的あ
るいは連続的に上昇させながら、食品掻き出し機により
ホッパ内上部の食品を若干量ずつ食品払い出し用の筐体
側に掻き出すことができることから、食品を食品払い出
し用の筐体に長時間に渡って供給し続けることができ
る。ホッパ内に食品がなくなったり(または規定量より
少なくなったり)あるいは製品段取り替えの際には、ホ
ッパを装置本体より取外し、直ちに、製品を貯溜した新
たなホッパを装置本体に装着する。そして、製品の掻き
出し中に前記取外したホッパ内部を洗浄して乾燥させる
ことができる。また、食品払い出し機においては、コイ
ルスクリュによって食品払い出し用の筐体の内部に貯溜
している食品を計量しながら少しずつ払い出す構造であ
り、コイルスクリュによる払い出しはその螺旋状の羽根
の回転を利用して製品を前方へ押し出すものであって、
食品に含まれる固形物を分断する恐れが少なく製品を傷
めにくい。さらに、筐体内に含まれる全ての食品を前方
へ押し出すものではなく、その内の必要な一部分のみを
前方へ押し出すものであり、このためコイルスクリュの
駆動力は少なくて済む。請求項2に記載の発明では、装
置本体側にホッパを装着する際に案内するための案内部
材を設けることにより、ホッパの装置本体への装着や取
外しが容易になる。
【0013】請求項3に記載の発明では、コイルスクリ
ュから側方へ押し出された食品が、攪拌板に向けて移動
するが、ここで、傾斜する攪拌部材はコイルスクリュの
側方へ向けて往復移動するので、攪拌部材に食品が付着
しにくく、食品のブリッジが形成されることはない。ま
た、攪拌部材は回転するのではなく、往復移動するもの
なので、食品中の固形物が分断されることもない。請求
項4および請求項5に記載の発明のように、攪拌部材と
してその表面が凹凸加工されたもの(エンボス加工され
た板や金網等)を用いることにより、凹凸面と食品との
間で表面張力が小さくなり、食品の攪拌板への付着をさ
らに防止することができる。
【0014】請求項6に記載の発明では、定量払い出し
機において、往復駆動手段により下方へ傾斜する一対の
分解用ホークをそれぞれ水平方向へ同期して往復移動さ
せることにより、前記食品払い出し機から払い出され
て、一対の分解用ホークの各ロッド上に落下する食品
は、振動を与えられて、その固形物が分断されることな
く高い粘性による食品の塊状のものが分解され、一対の
分解用ホークの各ロッド間から落下する。請求項7に記
載の発明では、規定量の7〜8割りまでは、食品が落下
しやすいように、傾斜角度調節手段により一対の分解用
ホークの傾斜角度を大きくして、食品を多量に落下さ
せ、残りの2〜3割りでは、一対の分解用ホークの傾斜
角度を小さくして、食品を少量ずつ落下させることによ
り、落下量を規定量に精度よく近づけ、落下量の超過
(オーバーシュー)を防ぐ。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。なお、以下に説明する実施例は、あくま
でも本発明の一例であって、本発明は、その特許請求の
範囲を逸脱しない範囲内において、設計変更や変形例等
を全て含むものである。
【0016】図1は本発明に係る食品自動計量装置の一
実施例の全体を示す斜視図である。図1に示すように、
本実施例の食品自動計量装置1は、佃煮あるいは惣菜等
のある程度の高い粘度の食品を自動計量するためのもの
であって、その主な構成は、装置本体(装置架台)10
に着脱自在に搭載されて予め食品を貯溜するホッパ(バ
ット)11およびホッパ11内の食品をホッパ11外へ
所定量ずつ掻き出すための食品掻き出し機20からなる
食品供給掻き出し部2と、食品掻き出し機20から掻き
出された食品を受ける食品払い出し用の筐体13および
筐体13を貫通しかつ回転・停止を繰り返す2本のコイ
ルスクリュ14a,14bを備え、かつ筐体13で受け
た食品を前記コイルスクリュ14a,14bの先端から
所定量ずつ筐体13外へ払い出すための前段払い出し部
4(食品払い出し機)と、前段払い出し部4からコイル
スクリュ14a,14bによってそれぞれ払い出された
食品を規定量毎に払い出すための2つの後段払い出し部
(定量払い出し部)5a,5bとである。
【0017】前段払い出し部4と2つの後段払い出し部
(定量払い出し部)5a,5bとにより食品払い出し部
3が構成され、その他の構成ユニットとしては、ホッパ
搬送用架台8や、容器搬送コンベア30および搬送投入
機9からなる容器搬送部6がある。ホッパ搬送用架台8
は、その上面8bにホッパを搭載した状態で、このホッ
パ11を食品自動計量装置1の装置本体10へ移送する
際や、装置本体10側からホッパ11を取り出して前記
上面8bに移送する際に用いる。なお、ホッパ搬送用架
台8は、複数のキャスター8aを有して工場等のフロア
FL(図2参照)上を容易に移動自在であり、また、上
面8bからホッパ11が落下しないように突出両側部8
cを有している。ホッパ搬送用架台8は、少なくとも2
台用意しておく。容器搬送部6の容器搬送コンベア30
は、順次2つの空の容器39を後段払い出し部(定量払
い出し部)5a,5bの下方へ移動させて、これら容器
39への食品充填後に(食品充填中の容器は符号41で
示している)、食品を充填された容器45を搬送投入機
9へ受け渡す。搬送投入機9は、この受けた容器45を
袋詰め装置32側へ搬送し、容器45を反転させること
で(矢印D参照)、容器45内の食品を袋詰め装置32
側の容器31へ移し替えるものである。
【0018】次に、本実施例の食品自動計量装置1にお
ける各構成ユニット(装置本体10や食品掻き出し機2
0からなる食品供給掻き出し部2、前段払い出し部4や
後段払い出し部5a,5bからなる食品払い出し部3、
容器搬送コンベア30や搬送投入機9からなる容器搬送
部6)の詳細構造について、順次説明する。図2は図1
の内部構造を示した側面図、図3は図1の矢印A方向か
ら見た内部構造を示した正面図、図4は図1の食品自動
計量装置本体の内部構造を示す斜視図、図5は図1の食
品自動計量装置の内部構造を示す側面図、図6は図1の
食品自動計量装置の内部構造を示す要部正面図、図7は
ホッパの装置本体との装着状態を示す図(図1中矢印B
方向から見た図)である。
【0019】(食品供給掻き出し部2について)図1乃
至図6に示すように、食品供給掻き出し部2は、装置本
体としての装置架台10と、装置架台10に着脱自在に
搭載されかつ計量対象となる食品を貯溜して供給するホ
ッパ11と、ホッパ11の上方に配置され、ホッパ11
内の食品をホッパ11外へ所定量ずつ掻き出すための食
品掻き出し機20と、ホッパ11から掻き出された食品
を受ける、ホッパ11の前方部下方に設けられたシュー
タ12とを備える。このシュータ12をとおって食品が
後述する食品払い出し用の筐体13内へ所定量ずつ供給
される。装置本体10は、その底部に、工場等のフロア
FL上を容易に移動できるように複数のキャスター7a
や、所定の位置に固定するための複数の固定アジャスタ
ー7b(脚部)が備えられている。
【0020】ここで、ホッパ11は、上部および下部が
開放された略箱形状のホッパ本体16bに、底板16
が、装置本体10側に設けた昇降装置17によって昇降
調整されるようになっている(図7も参照)。すなわ
ち、昇降装置17は、装置本体10に固定されたホッパ
駆動用のモータ19を備え、このモータ19は、ホッパ
11の上部に設けられたレベルセンサ18からの出力信
号により駆動される。該モータ19の駆動力は、その回
転軸に固着されたスプロケット19bおよびチェーン1
9aを介して、ピニオン19cを同軸に有するスプロケ
ット19dに伝動される。このピニオン19cを有する
スプロケット19dは、装置本体10に回転自在に設け
られ、また、ピニオン19cは、装置本体10側へ上下
移動自在に支持された軸体68のラック部68aに噛み
合っている。また、軸体68の上端には駆動板51が固
着されている。昇降装置17のモータ19を駆動して、
ピニオン19cを回転させることにより、軸体68およ
び駆動板51を上昇させ、駆動板51で底板16を押し
上げて上昇させることができる。なお、昇降装置17と
しては、上記のようなラック・ピニオン機構に限らず、
ジャッキ等の適宜の昇降手段を用いてもよい。
【0021】本実施例の特徴としては、ホッパ11が装
置本体10に着脱自在に搭載されて、かつホッパ11を
容易に装置本体10へ搬送できる構成になっている。す
なわち、図7に示すように、ホッパ11はその両側部に
コロ15a,15bを回転自在に備えており、装置本体
10にはこれらコロ15a,15bを案内するためのガ
イド部材(案内部材)26a,26bを備えている。ま
た、ホッパ11の底板16の下面には複数の凹部16a
(図2も参照)が形成され、これに対応して、図2に示
すように、駆動板51の上面には、前記凹部16aとゆ
るやかに嵌合する複数の凸部51aが形成され、これに
より、凹部16aと凸部51aとの嵌合により、底板1
6と駆動板51との係合が強固になり、駆動板51によ
りホッパ11の底板16を確実に上下移動できる。
【0022】装置本体10にホッパ11を装着するに
は、予め多量の食品を貯溜したホッパ11をホッパ搬送
用架台8に搭載し、ホッパ搬送用架台8を矢印B方向に
装置本体10側へ移動させて装置本体10と並設し(図
1の状態参照)、ここで、ホッパ11を装置本体10側
へ押すことにより、装置本体10に装着する。この際、
コロ15a,15bがガイド部材26a,26bに案内
されつつ回転する。ホッパ11内に食品がなくなったり
(または規定量より少なくなったり)、あるいは製品段
取り替えの際には、ホッパ11を反矢印B方向へ移動さ
せて装置本体10よりホッパ搬送用架台8へ移し替え、
直ちに、製品を貯溜した新たなホッパ(不図示)を別な
ホッパ搬送用架台を介して装置本体10に装着する。そ
して、前記新たなホッパからの製品の掻き出し中に前記
取外したホッパ11の内部を洗浄して乾燥させることが
できる。これにより、食品自動計量装置1の稼動を長時
間に渡って停止する必要がなく、生産性が大幅に向上す
る。
【0023】ホッパ11の上方には、ホッパ11内に貯
溜されている食品を所定量ずつシュータ12側へ掻き出
すための食品掻き出し機20が設けられている。食品掻
き出し機20は、装置本体10に設けられた掻き出し機
本体20aを備え、この掻き出し機本体20aの側壁を
それぞれ左右に貫通するように設けられた一対の軸2
2,22が、装置架台10に立設されたフレーム10a
上の軸受21、21によって回転自在に支持され、それ
ら一対の軸22,22の左右両端部のスプロケット2
3,23にチェーン24,24が巻回されている。左右
のチェーン24,24には複数の掻き出し用ホーク25
が設けられている。すなわち、左右のチェーン24,2
4に掛け渡されたバー25aに多数のロッド25b…が
所定間隔置きに植設されてなる複数の掻き出し用ホーク
25が間隔を明けて取り付けられている。前記一対の軸
22のうちの一方の軸22の端部に取り付けられた歯車
52に、歯車52aおよび歯車53が順次噛み合い、こ
の歯車53と一体に回転するスプロケット26と、装置
本体10側のスプロケット55bにはチェーン27が張
設されている。また、スプロケット55bには軸56を
介してスプロケット55aが一体的に連結され、このス
プロケット55aは、チェーン55を介して、装置本体
10側の掻き出しホーク駆動用の駆動用モータ28の回
転軸に固着されたスプロケット54に接続されている。
【0024】上記構成により、駆動用モータ28の回転
動力は、食品掻き出し機20の軸22に伝動され、左右
のチェーン24,24を介して掻き出し用ホーク25を
駆動できる。駆動用モータ28は、食品払い出し用の筐
体13に設けられたレベルセンサ28aからの出力信号
に基づいてオンオフされる。なお、ホッパ11並びに食
品掻き出し機20を構成する軸22、スプロケット2
3、チェーン24、及び掻き出し用ホーク25等の部材
はそれぞれ耐食性に優れたステンレス鋼で作られてい
る。
【0025】(食品払い出し部3の前段払い出し部4に
ついて)図1乃至図6に示すように、食品払い出し用の
筐体13は、架台10の前端部70の略中央に前記シュ
ータ12につながるように設けられている。食品払い出
し用の筐体13には、前壁および後壁下部を貫通するよ
うに前記一対のコイルスクリュ14a,14bが設けら
れ、また、食品払い出し用の筐体13の上部には、2つ
のコイルスクリュ14a,14bに対応して、前記シュ
ータ12から移送される食品が筐体13内で詰まるのを
防止するための後述する、一対の払い出し用ホーク4
0,40、および一対の攪拌板(ブリッジ防止板)65
a,65bが2組設けられている。なお、図4では、払
い出し用ホーク40は1つしか図示されていない。
【0026】一対のコイルスクリュ14a,14bは、
上記したようにその外周に螺旋状の羽根を形成されたも
ので、中央には軸を有していない。一対のコイルスクリ
ュ14a,14bは同一構造をなすので、1つのコイル
スクリュ14aを例に上げて説明する。コイルスクリュ
14aの両端をガイド33,33によって回転自在に支
持され、しかも後端は回転軸35が一体的に同軸に連結
されている。この回転軸35は、筐体13に固定された
円筒状の食品払い出し部材(円筒状部材)34にベアリ
ングを介して支持されている。また、回転軸35の後端
には一体的に設けられた歯車66を備えている。この歯
車66は装置本体10側の歯車64と噛み合っている。
この装置本体10側の歯車64は、装置本体10側のコ
イルスクリュ回転駆動用のモータ44(2つのコイルス
クリュに対応して2つ設けられている)により、モータ
44の出力軸に固着されたスプロケット67を介して回
転され、これにより、モータ44の回転により、各コイ
ルスクリュ14a,14bが食品を前方へ所定速度で移
送させるべく強制的に互いに同方向に回転操作される。
詳述すると、モータ61の回転軸にはスプロケット67
が固着され、このスプロケット67は、タイミングベル
ト62を介して装置本体10側のプーリ36に連結され
ている。プーリ36は、装置本体10側に回転自在に支
持された軸体の一端に一体的に固定されている。この軸
体の他端には、前記歯車64と噛み合う歯車63が一体
的に固着されている。
【0027】コイルスクリュ14a,14bの前端部は
食品通路を形成する円筒部材38,38(食品払い出し
用の筐体13の一部)でそれぞれ覆われている。円筒部
材38、38の食品払い出し用の筐体13への接続部分
の上部にはテーパー部38aが形成されており、これと
各コイルスクリュ14a,14bにそれぞれ対応して設
けた後述する掻き出し用ホーク40,40とが相俟っ
て、この部分すなわち円筒部材38の基端部分に食品が
溜まりにくくなっている。なお、食品払い出し用の筐体
13に、コイルスクリュ14a,14b間を仕切るため
の仕切板を設けてもよい。
【0028】払い出し用ホーク40,40はそれぞれ、
バー部材(ブラケット)40aに多数のロッド40b…
が所定間隔おきに植設されてなり、各コイルスクリュ1
4a,14bの上方に設けられている。なお、図4にお
いては、払い出し用ホーク40は1つしか図示されてい
ないが、実際には、図6に示すように、払い出し用ホー
ク40は各コイルスクリュ14a,14bに対応して2
つ設けられている。この払い出し用ホーク40は、バー
部材40aがシリンダ42のロッド41に連結され、こ
のシリンダ42は、装置本体10側に支点43を中心に
回動自在に支持されている。このシリンダ42は、装置
本体10側に設けられた揺動手段としてのシリンダ42
aにより、支点43を中心に回動駆動されことにより、
前記払い出し用ホーク40を揺動でき(矢印U方向参
照)、結果的に、払い出し用ホーク40は、前後方向
(コイルスクリュ14a,14bの延在方向)に往復動
させることができる。なお、払い出しホークは揺動に限
らず、直線往復移動するものでもよい。各払い出し用ホ
ーク40において、前記多数のロッド40b…は、図6
に示すようにそれらの下端を結ぶ曲線が前記コイルスク
リュ14a,14bの外径よりも若干大径の円弧を描く
ように、各ロッド40bの長さが設定されている。各払
い出し用ホーク40は、コイルスクリュ14a,14b
上に過度に食品が溜らないように、コイルスクリュ14
a,14bの先端側へ食品を掻き出して払い出すもので
ある。上記のとおり、前記払い出し用ホーク40はバー
部材40aに複数のロッド40dを植設してなり、かつ
コイルスクリュ14a,14bの軸線方向に往復移動さ
れる掻き出し用ホークを構成する。
【0029】一対の攪拌板(攪拌部材)65a,65b
は、各コイルスクリュ14a,14bの食品落下部域に
それぞれ対応して、コイルスクリュ14a,14bの上
方よりコイルスクリュ14a,14bの両側方に向けて
斜めに傾斜しかつコイルスクリュ14a,14bの軸線
方向と平行に配置されている。一対の攪拌板65a,6
5bは、それぞれ装置本体10に固定されたシリンダ
(往復動手段)66a,66bのロッド69a,69b
に一体的にそれぞれ連結されて前記傾斜方向へ前記コイ
ルスクリュ14a,14bに向けて往復移動される(矢
印Z方向参照)。もちろん、一対の攪拌板65a,65
bはコイルスクリュ14a,14bと干渉しない程度の
ストロークで往復移動される。本実施例では、一対の攪
拌板65a,65bは、それぞれ矩形の金網(例えばス
テンレス製)が矩形の外枠に一体的に装着されて構成さ
れており、金網により凹凸面が構成されている。本発明
は、これに限らず、一対の攪拌板65a,65bとし
て、対応するコイルスクリュ14a,14側の表面がそ
れぞれエンボス加工されて凹凸面になっているものを用
いることができる。この理由は、凹凸面になっている
と、凹凸面と食品との間で表面張力が小さくなり、食品
が凹凸面に付着しないからである。
【0030】前段払い出し部4は、前記筐体13、2つ
のコイルスクリュ14a,14bおよびそれを駆動する
ための歯車66が一体化されてユニットを構成してい
る。筐体13を装置本体10側の前端部(搭載台)70
へ搭載し、その歯車66を装置本体10の歯車64の上
方より噛み合わせることにより、前記ユニットが容易に
食品供給掻き出し部2側に装着される。もちろん、この
ユニットを装置本体10から容易に取外すこともでき
る。
【0031】(食品払い出し部3の後段払い出し部5
a,5bについて)図8は図1の後段払い出し部(定量
払い出しユニット)の詳細斜視図、図9は図8において
一対のシャッタを示した詳細図、図10は図1の後段払
い出し部の側面図、図11は図1の後段払い出し部の正
面図である。図1に示すように、各コイルスクリュ14
a,14bにより払い出された食品は後段払い出し部
(定量払い出しユニット)5a,5bにそれぞれ受け渡
される。2つの後段払い出し部(定量払い出しユニッ
ト)5a,5bは同一構造であるので、1つの後段払い
出し部(定量払い出しユニット)5aについて説明す
る。図8乃至図11に示すように、前段払い出し部4の
円筒部材38の先端には、下部に食品払い出し用の開口
71aを有する箱形状の食品払い出し部材(ケーシン
グ)71が連通するように、ブラケット73,70aを
介して装置本体10側に取り付けられている。このケー
シング71の両側壁には、食品の塊を分解するための後
述する一対の分解用ホーク61a,61bが配置されて
いる。また、ケーシング71の下方の縮小部72には、
コイルスクリュ14aが停止した後に食品払い出し用の
開口71aから食品が下方に垂れるのを防止するととも
に、規定量の食品が堆積されたら開く一対のシャッター
46,46が配置されている。
【0032】図8乃至図11に示すように、一対の分解
用ホーク61a,61bについては、バー部材60a,
60bに複数のロッド67a,67bが間隔をおいて植
設されてなり、一対の分解用ホーク61a,61bは、
これらのロッド67a,67bがケーシング71の両側
壁に設けられた開口37(一方の開口は不図示)をそれ
ぞれ貫通するように、かつロッド67a,67bが互い
違いで干渉しない位置関係で配置されている。また、一
対の分解用ホーク61a,61bは、後述する往復駆動
手段(機構)47により矢印X方向(前後方向)に往復
移動されるとともに、傾斜角度調節手段(機構)50に
より、大出し時の水平面に対する下方への第1の傾斜角
度θ1(図12(a)参照)と小出し時の第2の傾斜角
度θ2(図12(b)参照、第1の傾斜角度θ1よりも小
さい)とに設定することができるように構成されてい
る。
【0033】ここで、往復駆動機構47や傾斜角度調節
機構50について説明する。装置本体10側のモータ7
4の出力軸(回転軸)には歯車75が固着されており、
この歯車75には、装置本体10側の歯車(アイドルギ
ア)78に噛み合っている。この歯車78は、軸体(回
転軸)76の中央部に一体的に設けられた歯車78bに
噛み合い、この軸体76の両端には偏心回転体77a,
77bが一体的に固着されている。不動の固定板78a
の両端部には、第1のロッド79,80の一端が回転自
在に連結されており、この第1のロッド79,80の他
端には後述する略L字型のリンク部材81,82の中央
部が一体的に固着されている。
【0034】L字型のリンク部材81,82の一端は後
述する傾斜角度調節用シリンダ29a,29bのロッド
83a,83bに連結されている。この傾斜角度調節用
シリンダ29a,29bは、ケーシング71にブラケッ
トを介して一体的に固定されている。また、各リンク部
材81,82の他端に第2のロッド84,85の一端が
それぞれ固着され、この第2のロッド84,85の他端
にはリンク部材86,87の一端が固着され、このリン
ク部材86,87の他端は、前記第1のロッド79,8
0の一端部にそれぞれ回転自在に支持されている。
【0035】第1のロッド79,80、第2のロッド8
4,85にはそれぞれスライド体89,90がそれらの
軸線方向(矢印X方向)にスライド自在に設けられてい
る。このスライド体89,90にバー部材60a,60
bがそれぞれ固定されている。前記スライド体89,9
0には偏心回転体77a,77bのそれぞれの偏心位置
に一端が固定された偏心リンク91,92の他端が固定
されている。上述した構成により、モータ74を回転さ
せることにより、両偏心回転体77a,77bを回転さ
せることで、偏心リンク91,92を駆動して、スライ
ド体89,90を矢印X方向に往復移動させることによ
り、スライド体89,90とそれぞれ一体のバー部材6
0a,60bを互いに同期して往復移動させることがで
きる。これにより、ケーシング71内に供給される食品
は落下してロッド67a,67b上で揺さぶられて、食
品中の固形物が分断されることなく、塊状の食品が分解
される。
【0036】また、傾斜角度調節用シリンダ29a,2
9bにより、バー部材60a,60bは第2のロッド8
4,85を支点として回動させることができるので(矢
印θ参照)、図12(a)に示すように、バー部材60
a,60bの各ロッド67a,67bの傾斜角度を水平
面に対する第1の傾斜角度θ1と、図12(b)に示す
第2の傾斜角度θ2(第2の傾斜角度よりも小さい)と
に設定することができる。食品の規定量の7〜8割りま
では、各分解用ホーク61a,61bの傾斜角度を第1
の傾斜角度θ1(例えば45度程度)に設定することに
より、各ロッド67a,67b上の食品は素早く落下し
て後述するシャッター46,46上に堆積される。ま
た、規定量の残りの2〜3割では第2の傾斜角度θ
2(例えば15度程度)に設定することにより、各ロッ
ド67a,67b上の食品を緩慢に落下させて後述する
シャッター46,46上に堆積させることができる。上
記説明から明らかなように、往復駆動手段47と傾斜角
度調節手段50とは、第1のロッド79,80、第2の
ロッド84,85およびリンク部材81,82等を兼用
する構造であるので、構成が複雑化せず、そのコストも
嵩まない。また、傾斜角度の調節を、モータと比較して
耐久性の高いシリンダ29a,29bにより行うように
なっている。
【0037】シャッター46,46は、ケーシング71
の左右両側壁の下端にそれぞれリンク結合されてなるも
のである。具体的には、各シャッター46,46は、左
右のバー部材46aにそれぞれ複数の棒状部材47aが
長さ方向に沿って所定間隔置きに植設されて構成されて
いる。各バー部材46aの両端は、ブラケット48a
(48b)に連結され、これらブラケット48a(48
b)はピン88によりケーシング71に回動自在に支持
されている(矢印β参照)。そして、各ブラケット48
a(48b)は、リンク機構49b(49c)を介して
シャッター開閉用のシリンダ49のロッド49aに連結
されている。シリンダ49がロッド49aを引込めて上
昇させると、シャッター46は開状態となり(図13
(b)参照)、また逆に、シリンダ49のロッド49a
を突出させて下降させると、シャッター46は閉状態と
なる(図13(a)参照)。上記のように、シャッター
46,46は図13(a)に示す閉じた位置と、図13
の(b)に示す開いた位置とに設定することができる。
シャッター46,46は通常は閉じているが、シャッタ
ー46,46の棒状部材47a上に規定量の食品が溜る
と、一時的に開かれ、これにより食品は待機している容
器41(図1参照)中に落下して移し替えられる。
【0038】前記食品払い出し用の筐体13、コイスル
クリュ14a,14b、ケーシング71、円筒部材3
8、食品払い出し部材47及びシャッター46,46等
もステンレス鋼で作られる。上記のとおりに構成された
後段払い出し部5a,5bはそれぞれ1つのユニットを
構成し、そのケーシング71がブラケット73,70a
を介して装置本体10側にボルト等により固定されるも
のである。装置本体10側の歯車78a(アイドルギ
ア)に、ユニット側の歯車78bが噛み合う状態で、こ
のユニットを装置本体10に取り付ける。
【0039】(容器搬送部6について)図1に示すよう
に、容器搬送部6は装置本体の10の前方に設けられて
いる。容器搬送部6は、容器搬送コンベア30と搬送投
入機9とから構成されている。図1および図14に示す
ように、容器搬送コンベア30は、空の容器39を後段
払い出し部(定量払い出し部)5a,5bの下方へ移動
させて、これら容器39への食品充填後に(充填中の容
器は符号41で示している)、食品を充填された容器4
5を搬送投入機9へ受け渡し、搬送投入機9はこの受け
た容器45を袋詰め装置32側へ搬送し、容器45を反
転させることで、容器45内の食品を袋詰め装置32側
の容器31へ移すものである。なお、反転後の空の容器
は符号45aで示している。
【0040】詳述すると、図1および図14に示すよう
に、容器搬送コンベア30は、2列の搬入側および搬出
側コンベア30a,30bが並列に配置された構成をと
り、その間には計量部としてのロードセル58が設けら
れている。搬入側コンベア30aにおいては、空の容器
39が待機しており、この空の容器をシリンダ等からな
るブッシャー機構93a,93bにより計量部58の2
つのロードセル(1つのロードセルは不図示)上に押し
出すことができる。図1の状態では、ロードセル58上
の食品充填中の容器41を搬出側コンベア30bに押し
出す直前の状態を示している。
【0041】計量部においては、食品を含んだ容器41
が搭載されると、ロードセル58によって容器41全体
の重量が計測されて、装置架台10上の液晶表示部59
に表示される。ここで、表示される値は、計測値から容
器41の重量を差し引いた食品の重量である。計測後、
容器41はプッシャー機構93a,93bより前方へ押
されて搬出側コンベア30b上に移送される。搬出側コ
ンベア30bは、食品充填後の容器45を後述する搬送
投入機9側へ搬送する。
【0042】搬送投入機9については 図14に示すよ
うに、投入機架台9aに、少なくとも1つがモータ等の
駆動機構(不図示)により回転駆動される3つのスプロ
ケット94a,94b,94cが設けられ、これら3つ
のスプロケット94a,94b,94cにチェーン95
が張設されている。このチェーン95には複数の側方視
略L字型の容器受け支持体96がチェーン95の巻回方
向に等間隔に固定されている。各容器受け支持体96は
チェーン95に回転自在に支持されている。また、チェ
ーン95と略同様な軌跡を描いて例えばワイヤ等のガイ
ド部材98が設けられており、このガイド部材98に、
各容器受け支持体96の略L字型の隅部96aがガイド
部材98に沿って移動自在に支持されている。これによ
り、矢印で示すように容器45を受け入れた容器受け支
持体96は、水平を保ったまた上昇し、上方のスプロケ
ット94aの近傍で略180度反転し、さらに下降しな
がら再び水平状態に復帰して、矢印で示すように水平状
態で容器45aを受け渡す構造になっている。容器受け
支持体96は、容器45をスライドさせて装着および取
外しのガイドとなる、容器45の底部99に係止するた
めの一対のレール部材97,97を備えている。上記の
ように容器受け支持体96が反転されると、容器45中
の食品が落下して、公知の袋詰め装置32の容器31中
に受け渡され、袋詰めされる。
【0043】さらに、食品自動計量装置1には、上記し
た各シリンダ29a,29b,42,42a,49,9
3a,93bや、モータ19,28,44,74を所定
のタイミングで駆動制御するための、デジタルサーボ制
御方式による制御装置(例えば装置本体10内に配置さ
れる)が設けられている。制御装置の構成については、
後述する本実施例の動作の説明で明らかになるので、こ
こでの説明は省略する。なお、各シリンダ29a,29
b,42,42a,49,93a,93bは、エア駆動
によるものを用いているが、もちろん、油圧駆動による
ものでもよい。
【0044】次に、上述した本実施例の食品自動計量装
置1の動作について、上記図1乃至図14を参照しなが
ら説明する。まず、前記制御装置に付設されている図示
せぬメインスイッチを押して制御系をスタートさせる。
次いで、計量対象となる食品に基づいて数種類に区分け
されたワーク(食品)区分の中から該当するワーク区分
を選択する。なお、食品によって粘性や内部に含まれる
固形物の性状等が異なり、コイルスクリュ14a,14
bの回転速度や掻き出し用ホーク25,払い出し用ホー
ク40,40および2組の攪拌板65a,65bの移動
速度等は計量対象となる食品に適したものにする必要が
ある。予め実験等によって各食品に適したコイルスクリ
ュ回転速度等を求めておき、選択されたワーク区分に従
い、それらコイルスクリュ14a,14bの回転速度
や、掻き出し用ホーク25、払い出し用ホーク40,4
0および攪拌板65a,65bの移動速度等を決定す
る。
【0045】次いで、自動運転か手動運転かを選択し、
自動運転を選択する場合には計量値等の諸条件を操作パ
ネル上で設定した後、初期設定をして原点復帰する。
【0046】次いで、予め、ホッパ搬送用架台8上のホ
ッパ11内に例えば佃煮等の計量対象物となる食品を投
入する。このとき、ホッパ11の底板16は、投入食品
の重量により予めホッパ本体16bの下端位置まで下降
されている(図7参照)。ホッパ搬送用架台8を装置本
体10側に押して、そのコロ15a,15bを装置本体
10側のガイド部材16a,16b(案内部材)に案内
しつつ、容易に装置本体10に装着する。なお、後述す
る食品掻き出し、払い出しおよび計量の進行により、ホ
ッパ11内に食品がなくなったり(または規定量より少
なくなったり)、あるいは製品段取り替えの際には、ホ
ッパ11を装置本体10より取外し、製品を貯溜した新
たなホッパ(不図示)を装置本体10に装着する。そし
て、製品の掻き出し中に前記取外したホッパ11の内部
を洗浄して乾燥させることができる。
【0047】次いで、制御装置の操作パネルに設けられ
たスタート釦を押す。すると、ホッパ11から食品払い
出し用の筐体13への食品の払い出し並び食品払い出し
用の筐体13内のコイルスクリュ14a,14bが起動
する。また、昇降装置17のモータ19が始動し、ホッ
パ11の底板16を上昇させる。この底板16の上昇は
ホッパ11に設けられたセンサ18が食品を検知するま
で、間欠的あるいは連続的に行なわれる。
【0048】一方、食品払い出し用の筐体13のシュー
タ12の下端近傍にあるセンサが食品を検知しないとき
には、食品掻き出し機20用のモータ28が起動し、食
品掻き出し機20を作動させる。これにより、掻き出し
用ホーク25が前方へ移動し、これに伴いホッパ11内
の食品が前方へ押し出されて、シュータ12を経て食品
払い出し用の筐体13へ移される。そして、食品払い出
し用の筐体13へ移された食品は、2つのスクリュ駆動
用のモータ44の起動に伴い、チェーン25や歯車6
4,66等を介して回転されるコイルスクリュ14a,
14bによって、前方の筒状部材38および該筒状部材
38に連通するケーシング71,71内に充填される
(図8および図9中矢印W参照)。以上の動作により計
量の準備が完了する。
【0049】次いで、実際の計量が以下の手順で行なわ
れる。すなわち、容器搬送部6の搬入側コンベア30a
において、2つの空の容器39がプッシャー93a,9
3bにより押されて定量払い出し部5a,5bの下方所
定位置に置かれる。
【0050】上記のように空の容器39が所定位置に至
った時点で、左右2つのモータ44,44が作動し、一
対のコイルスクリュ14a,14bをそれぞれ互いに同
方向へ回転させる。このコイルスクリュ14a,14b
の回転に伴い、食品払い出し用の筐体13内の食品が前
方へ押し出されて、ケーシング71内に導かれる。この
状態では、一対の分解用ホーク61a,61bの傾斜角
度は大出し時の第1の傾斜角度θ1に設定され、また、
一対のシャッター46,46は閉じている(図13
(a)の状態参照)。
【0051】この際、一対の払い出し用ホーク40や2
組の一対の攪拌板65a,65bは駆動され、払い出し
用ホーク40によってもコイルスクリュ14a,14b
上の食品が前方(円筒状部材38側)に払い出されて、
コイルスクリュ14a,14b上に食品が過度に堆積し
ない。また、コイルスクリュ14a,14bから側方へ
押し出された食品が、攪拌板65a,65bに向けて移
動するが、ここで、攪拌板65a,65bはコイルスク
リュ14a,14bの側方へ向けて往復移動するので、
攪拌板65a,65bに食品が付着しにくく、ブリッジ
が形成されることはない。さらに、攪拌板65a,65
bは、回転するのではなく、往復移動するものなので、
食品中に固形物が分断されることはない。本実施例で
は、攪拌板65a,65bとして安価な金網を用いるこ
とにより、食品との間で表面張力が小さくなり、食品の
攪拌板65a,65bへの付着をさらに防止することが
できる。
【0052】各定量払い出し部5a,5bにおいて、下
方へ傾斜する一対の分解用ホーク61a,61bをそれ
ぞれ水平方向へ往復移動させることにより、前段払い出
し部4から払い出されて、一対の分解用ホーク61a,
61bの各ロッド67a,67b上に落下する食品は、
振動を与えられて、その固形物が分断されることなく高
い粘性による塊状のものが分解され、一対の分解用ホー
ク61a,61bの各ロッド67a,67b間から落下
する。
【0053】規定量の7〜8割りまでは、食品が落下し
やすいように、一対の分解用ホーク61a,61bの傾
斜角度を大きくして、食品を多量に落下させる。コイル
スクリュ14a,14bの回転時間とケーシング71内
に払い出される食品の払い出し量は比例するので、所定
時間たったら、残りの2〜3割りでは、一対の分解用ホ
ーク61a,61bの傾斜角度を小さくして(図12
(b)参照)、食品を少量ずつ落下させることにより、
落下量の超過を防ぐ。所定時間たったら、分解用ホーク
61a,61bを大出し時の状態に戻すとともに、シャ
ッター46,46を開くことにより(図13(b)の状
態)、シャッター46,46上に堆積していた食品は落
下して、空の容器41に移し替えられる。
【0054】計量部において、2つのロードセル58に
より食品を充填された2つの容器41の重量が計測さ
れ、充填された食品の重量が液晶表示部59に表示され
る。本実施例では、規定量が数十グラム〜200gの小
袋詰め(あるいはトレー充填)用の食品であり、誤差が
3パーセント前後に押えることができた。本発明は、分
解用ホーク61a,61bの傾斜角度を2段階に調節で
き、上記のように、規定量が数十グラム〜200gの小
袋詰め(あるいはトレー充填)用の食品の計量装置に好
適なものである。もちろん、本発明は、規定量が500
g〜数Kgの業務用の計量装置にも適用でき、この場合
には、一対の分解用ホーク61a,61bを常時大出し
時の状態にすることにより、生産性を低下させることは
ない。
【0055】コイルスクリュ14a,14bが所定時間
回転した後、モータ44,44が停止し、食品払い出し
用の筐体13からの食品の払い出しが中止される。これ
と同時に、シャッター46,46が閉じられる。このた
め、コイルスクリュ14a,14bの停止後にケーシン
グ71からの食品の垂れを防止することができ、したが
って高精度の計量が行なえる。
【0056】上記したように、ロードセル58は、制御
装置にて該測定値から予め測定されている容器41の重
量を差し引く演算がなされ、その差し引かれた値つまり
計量された食品のみの重量が液晶表示部59によって表
示される。
【0057】上記のように計量が完了すると、プッシャ
ー機構93a,93bにより食品を充填された容器41
は、搬出側コンベア30b側へ押されて受け渡される。
搬出側コンベア30bにおいては、容器45は、搬送投
入機9側へ移送されて、図14に示すように、搬送投入
機9の待機している容器受け支持体96に矢印で示すよ
うに受け渡される。回転するチェーン95により容器4
5は水平状態を保ったまま、上方へ移送され、頂部のス
プロケット94aの近傍でほぼ180度反転することに
より、容器45内の食品は、待機している袋詰め装置3
2の容器32aに受け渡される。空の容器45aは、下
降するにつれて水平状態に復帰され、さらに、図14中
矢印E,F,G,H,Iで示すように移動されて、搬入
側コンベア30aに受け渡される。
【0058】上述した一連の計量動作は、通常、ロット
終了信号が発せられるまで繰り返し行なわれる。この計
量動作において、コイルスクリュ14a,14bの回転
に伴い食品払い出し用の筐体13から食品が逐一払い出
されるが、食品払い出し用の筐体13内に貯溜されてい
る食品が所定量以下に減少したときには、食品払い出し
用の筐体13に設けられたレベルセンサ28aからの出
力信号に基づいてホッパ11に付設された食品掻き出し
機20が作動し、ホッパ11内の食品がシュータ12を
介して食品払い出し用の筐体13に補給される。このた
め、連続的な計量動作が可能になる。
【0059】なお、ホッパ11からの食品補給動作中に
おいて、ホッパ11内の食品高さが所定高さ以下になる
と、ホッパ11内のレベルセンサ18からの出力信号に
基づいてモータ19が作動し、昇降装置17を介してホ
ッパ11の底板16が所定量上昇する。これにより、ホ
ッパ11の食品高さは常に食品掻き出し機20による掻
き出しが可能な高さに保持される。
【0060】また、ホッパ11に付設される食品掻き出
し機20の作動に連動して、食品払い出し用の筐体13
内のコイルスクリュ14a,14bや、払い出し用ホー
ク40,40および攪拌板65a,65bも作動するの
で、円筒部材38の後端部にテーパー部38aを形成し
たことと相俟って食品払い出し用の筐体13の円筒部分
38の基端部に食品が溜まるのを防止できる。なお、払
い出し用ホーク40,40および攪拌板65a,65b
は、本実施例のようにホッパ11側の食品掻き出し機2
0の作動に連動して作動させる他、コイルスクリュ14
a,14bの作動に連動して往復動させたり、食品払い
出し用の筐体13の前部にセンサを設け、このセンサか
らの出力信号を基に作動させる構成にしてもよい。
【0061】上記した一連の計量動作が繰り返し行なわ
れた後、食品払い出し用の筐体13内のレベルセンサ2
8aが筐体内に食品が存しないことを検知し、しかも食
品掻き出し機20の動作が行なわれた後でも食品が存し
ないことを検知すると、該レベルセンサ28aからの出
力信号を基にロット終了信号が発せられ、これに基づい
て自動運転が停止される。また、定量払い出し部5a,
5bの上部にそれぞれ設けたレベルセンサ57がケーシ
ング71内の食品(分解用ホーク上に堆積されている食
品)の高さが、規定値よりも高いと検出されると、前記
制御装置は、コイルスクリュ14a,14bの回転速度
を小さくするための指令を発する。
【0062】なお、その後必要に応じて、同種あるいは
他の種類の食品を収容するホッパを装置本体10に装着
し、再び上記した自動計量動作が行なわれる。他の種類
の食品を扱うときには、食品掻き出し機20、前段払い
出し部4、後段払い出し部5a,5bおよび容器等の食
品に直接接触する食品自動計測装置の主要構成部品は事
前に取り外されて洗浄される。
【0063】上記実施例では、コイルスクリュ14a,
14bを2つ設け、これに対応して、後段払い出し部
(定量払い出しユニット)5a,5bも2つ設けた例を
示したが、これに限らず、単数でもよく、さらには、要
求能力に合わせて、食品掻き出し機を掻き出し能力の大
きいものを用いたりその掻き出し速度を高め、また、コ
イルスクリュ14a,14bおよび後段払い出し部5
a,5bをそれぞれ3つ以上の複数個設けてもよい。す
なわち、コイルスクリュや後段払い出し部の数は、所期
の生産能力や設備コスト等を勘案して、決定すればよ
い。また、上記実施例では、食品を計量するコイルスク
リュ14a,14bとして、基端部(装置本体10側)
から先端まで径変化がなくその外径を結ぶ形状が円筒状
になるものを利用しているが、これに限られることはな
く、径やピッチ等を任意に変えたものでもよく、さらに
外径を結ぶ形状がコーン状となる先細り形状のものでも
よい。さらに、上記実施例では、コイルスクリュの回転
時間を制御することにより食品を計量しているが、これ
に限られることはなく、前記ロードセルからの出力信号
を元にコイルスクリュの回転を停止する制御を行なって
計量してもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、ホッパ内に多量の食品を貯溜
し、このホッパの底板を所定量ずつ間欠的に上昇させな
がら、ホッパ上部の食品を食品掻き出し機で若干量ずつ
食品払い出し用の筐体に掻き出すことができることか
ら、食品を食品払い出し用の筐体に長時間に渡って供給
し続けることができる。結果的に、長時間の自動運転が
可能になる等の優れた効果を奏する。コイルスクリュの
螺旋状の羽根の回転を利用して製品を前方へ押し出すも
のであって、食品に含まれる固形物を分断するおそれが
少なく製品を傷めにくく、しかも、筐体内に含まれる全
ての食品を前方へ押し出すものではなく、そのうちの必
要な一部分のみを前方に押し出すものであり、コイルス
クリュの駆動力は少なくて足りる。また、ホッパに多量
の食品を貯溜した後、これを装置本体に装着し、ホッパ
内に食品がなくなったりあるいは規定量より少なくなっ
たり、製品の段取り替えの際には、このホッパを装置本
体より取外し、製品を貯溜した新たなホッパを装置本体
に装着する。この後、製品の掻き出し中に前記取外した
ホッパ内部を洗浄して乾燥させる。このように、装置本
体に次のホッパを装着して掻き出しを行っている最中
に、装置本体から取外した空のホッパを洗浄して、乾燥
させることができるので、洗浄や乾燥のために装置を停
止する必要がなく、生産性が向上する。さらに、従来の
ような装置本体と一体化されたポッパ内に、その上方よ
りリフター等により食品を供給するのに比較して、作業
性が向上するとともに、リフターが不要でその分だけ設
備コストが低減する。上記のように、本発明は、作業員
に課せられる労働が大きく低減され、食品業界において
極めて有益な技術である。請求項2に記載の発明は、ホ
ッパを装置本体側の案内部材でガイドしつつスライドさ
せるだけで装置本体へ装着および装置本体から取外すこ
とができ、ホッパの装着および取外し時の作業性が向上
する。請求項3に記載の発明は、コイルスクリュの両側
方で斜め上下方向へ往復移動する攪拌板により、コイル
スクリュの側方に押し出される食品がブリッジを形成す
ることがなく、詰りを防止でき、装置の緊急停止を未然
に防ぎ、稼動率を向上させることができる。また、攪拌
部材は往復移動するものなので、回転する攪拌部材を用
いて攪拌するものと比較して、食品中の固形物が分断さ
れることはない。請求項4に記載の発明は、攪拌板と食
品との間の表面張力が小さくなり、食品の攪拌板への食
品の付着を効果的に防止できる。請求項5に記載の発明
は、攪拌板として安価で食品付着防止効果の高い金網を
用いることもできる。請求項6に記載の発明は、定量払
い出し部において、前記一対の分解用ホークをそれぞれ
水平面内逆方向へ往復移動させることにより、一対の分
解用ホークの各ロッド上の食品は、水平方向への振動を
与えられて、固形物が分断されることなく粘性による食
品の塊状のものが分解され、一対の分解用ホークの各ロ
ッド間から落下する。結果的に、製品の品質が向上す
る。請求項7に記載の発明は、計量規定量が特に数十g
〜200gの少量の小袋詰め(あるいはトレー充填)の
場合に、落下規定量の7〜8割りまでは、一対の分解用
ホークの傾斜角度大きくして、食品を多量に落下させ、
残りの2〜3割りでは、一対の分解用ホークの傾斜角度
を小さくして、食品を少量ずつ落下させることにより、
落下量の超過(オーバーシュー)を防ぐ。結果的に、計
量精度や製品の歩留まりがさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品自動計量装置の一実施例の全体斜
視図である。
【図2】図1の内部構造を示した側面図である。
【図3】図1の矢印A方向から見た内部構造を示した正
面図である。
【図4】図1の食品自動計量装置本体の内部構造を示す
斜視図である。
【図5】図1の食品自動計量装置の内部構造を示す側面
図である。
【図6】図1の食品自動計量装置の内部構造を示す要部
正面図である。
【図7】図1におけるホッパの装置本体への装着構造の
一例を示す図である。
【図8】図1の定量払い出し機の詳細斜視図である。
【図9】図8において一対のシャッターを示した詳細図
である。
【図10】図1の定量払い出し機の正面図である。
【図11】図1の定量払い出し機の側面図である。
【図12】定量払い出し機の分解用ホークを示す側面図
であり、(a)は大出し時の状態を、(b)は小出し時
の状態を示している。
【図13】定量払い出し機のシャッターを示す側面図で
あり、(a)は閉じている様態を、(b)は開いている
態様を示している。
【図14】図1に示した容器搬送部の容器投入機の側面
図である。
【符号の説明】
FL フロア B 払い出しホークの回動方向 θ 攪拌板の回動方向 β シャッターの開閉方向 θ1 第1の傾斜角度(大出し時) θ2 第2の傾斜角度(小出し時) 1 食品自動計量装置 2 食品掻き出し供給部 3 食品払い出し部 4 前段払い出し部 5a,5b 後段払い出し部(定量払い出し部) 6 容器搬送部 7a キャスター 7b 固定アジャスター(脚部) 8 ホッパ搬送用架台 8a キャスター 8b 上面 8c 突出両側部 9 搬送投入機 9a 投入機本体 10 装置本体(装置架台) 11 ホッパ 12 シュータ 13 食品払い出し用の筐体 14a,14b コイルスクリュ 15a,15b コロ 16 底板 16a 凹部 16b ホッパ本体 17 昇降装置 18 レベルセンサ 19 モータ(食品掻き出し機駆動用) 19a チェーン 19b スプロケット 19c ピニオン 19d スプロケット 20 食品掻き出し機 20a 掻き出し機本体 21 軸受 22 軸 23 スプロケット 24 チェーン 25 掻き出し用ホーク 25a バー 25b ロッド 26a,26b ガイド部材(案内部材) 27 チェーン 28 駆動用モータ(掻き出しホーク駆動用) 28a レベルセンサ 29a,29b 傾斜角度調節用シリンダ 30 容器搬送コンベア 30a 搬入側コンベア 30b 搬出側コンベア 31 容器 32 袋詰め装置 33 ガイド 34 食品払い出し部材(円筒状部材) 35 回転軸 36 プーリ 37 開口 38 円筒部材 38a テーパー部 39 空の容器 40 払い出し用ホーク 40a バー部材(ブラケット) 40b ロッド 41 食品充填中の容器 42,42a シリンダ(払い出しホーク駆動用) 43 支点 44 モータ(コイルスクリュ駆動用) 45 食品充填後の容器 45a 空の容器 46 シャッタ 46a バー部材(ブラケット) 47 往復駆動手段 47a 棒状部材(ロッド) 48a,48b リンク 49 シャッタ開閉用シリンダ 49a ロッド 49b,49c リンク 50 傾斜角度調節手段 51 駆動板 51a 駆動板 52 歯車 52a 歯車 53 歯車 54 スプロケット 55 チェーン 55a,55b スプロケット 56 軸部 57 レベルセンサ 58 ロードセル(計量部) 59 液晶表示部 60a,60b バー部材 61a,61b 分解用ホーク 62 タイミングベルト 63 歯車 64 歯車 65a,65b 攪拌板 66a,66b シリンダ(攪拌板駆動用) 67 スプロケット 67a,67b ロッド 68 軸体 68a ラック部 69a,69b ロッド 70 装置架台の前端部 70a ブラケット 71 ケーシング 71a 開口 72 縮小部 73 ブラケット 74 モータ(分解用ホーク駆動用) 75 歯車 76 回転軸 77a,77b 偏心回転体 78 歯車(アイドルギア) 78a 固定板 78b 歯車 79,80 第1のロッド 81,82 リンク部材 83a,83b ロッド 84,85 第2のロッド 86,87 リンク部材 88 ピン(支点) 89,90 スライド体 91,92 偏心リンク 93a,93b プッシャー機構 94a,94b,94c スプロケット 95 チェーン 96 容器受け支持体 96a 隅部 97 係止部材(レール部材) 98 ガイド部材(ワイヤ等) 99 容器の底部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、 前記装置本体に対して着脱自在で、ホッパ本体と前記ホ
    ッパ本体に対して昇降可能とされた底板とから構成され
    た、食品を貯溜するためのホッパと、 前記ホッパの上方に設けられた、前記ホッパ内の食品を
    掻き出すための食品掻き出し機と、 食品払い出し用の筐体と、前記筐体を貫通しかつ回転・
    停止を繰り返すコイルスクリュとを備え、前記食品掻き
    出し機により掻き出された食品を前記筐体内に受け、該
    受けた食品を前記コイルスクリュの先端から所定量ずつ
    前記筐体外へ払い出すための食品払い出し機と、 前記食品払い出し機から払い出された食品を規定量毎に
    払い出すための定量払い出し機と、から構成されたこと
    を特徴とする食品自動計量装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体側には、前記ホッパをスラ
    イドさせて前記着脱する際に前記ホッパを案内するため
    の案内部材が備えられている請求項1に記載の食品自動
    計量装置。
  3. 【請求項3】 前記食品払い出し機は、 バー部材に複数のロッドを植設してなりかつ前記コイル
    スクリュの上方に設けられた、前記コイルスクリュの延
    在方向に往復移動する払い出し用ホークと、 前記コイルスクリュの上方よりコイルスクリュの両側方
    に向けて斜めに傾斜しかつコイルスクリュの軸線方向と
    略平行に配置された、前記傾斜する方向に往復移動する
    一対の攪拌部材とを備えている請求項1または請求項2
    に記載の食品自動計量装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の攪拌部材として、前記コイル
    スクリュ側の表面がそれぞれエンボス加工されて凹凸面
    になっている一対の板状部材を用いる請求項3に記載の
    食品自動計量装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の攪拌部材として、一対の平面
    状の金網を用いる請求項3に記載の食品自動計量装置。
  6. 【請求項6】 前記定量払い出し機は、前記食品払い出
    し機から払い出された食品を受けるためのケーシング
    と、バー部材に複数のロッドを植設してなる一対の分解
    用ホークを備え、該一対の分解用ホークは、互いに向き
    合うようにそれぞれ斜め下方へ傾斜し、かつそれらのロ
    ッドが前記ケーシングの両側壁を貫通して交互になって
    おり、前記一対の分解用ホークをそれぞれ水平方向へ同
    期して往復移動させるための往復駆動手段を備えている
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の食品自動
    計量装置。
  7. 【請求項7】 前記一対の分解用ホークのそれぞれの水
    平面に対する傾斜角度を、少なくとも大出し時の第1の
    傾斜角度と前記第1の傾斜角度よりも小さな小出し時の
    第2の傾斜角度とに調節するための傾斜角度調節手段を
    備えている請求項6に記載の食品自動計量装置。
JP6833295A 1995-03-27 1995-03-27 食品自動計量装置 Withdrawn JPH08261814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6833295A JPH08261814A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 食品自動計量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6833295A JPH08261814A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 食品自動計量装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08261814A true JPH08261814A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13370783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6833295A Withdrawn JPH08261814A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 食品自動計量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08261814A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341077A (zh) * 2018-03-26 2018-07-31 宁波铜钱桥食品菜业有限公司 酱腌菜无损式自动分料计量装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341077A (zh) * 2018-03-26 2018-07-31 宁波铜钱桥食品菜业有限公司 酱腌菜无损式自动分料计量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5042539A (en) Vertical bottom-fill auger assembly
US4821820A (en) Method and apparatus for linear combination weighing
US5189944A (en) Automated french fry cooking apparatus
US5531156A (en) Automatic taco machine
US7857166B2 (en) Rotary feeding system
AU2012301642B2 (en) Automated pizza assembly system
US5109894A (en) Vertical bottom-fill auger assembly
US5523101A (en) Apparatus for applying material to a receiver
JP4529022B2 (ja) 計量味付けシステム
US5113918A (en) Vertical bottom-fill auger assembly
JPH08261814A (ja) 食品自動計量装置
JP2001002003A (ja) 定量充填装置
CN212100531U (zh) 一种豆芽理料称量装置
KR102140907B1 (ko) 가공식품의 공급 및 포장 자동화 시스템
JP3061690B2 (ja) 植物栽培用仮植容器への培土充填機
CN214915120U (zh) 一种中央厨房的粉状调味料快速混合装置
CN219838756U (zh) 一种魔芋自动包装机
JPH0414322Y2 (ja)
JP2002107210A (ja) 自動供給装置及び該装置を備えた組合せ計量装置
CN219688729U (zh) 一种糖水原料加料装置
JP3965428B2 (ja) 混合システムおよび混合方法
JP3764910B2 (ja) 味付けシステム
JP2501767B2 (ja) 食品自動計量装置
CN216737550U (zh) 一种日化产品生产用的原料称量设备
CN216808097U (zh) 一种用于泡椒酸醋的分装灌封机

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604