JPH08260403A - 搬送装置の軌道 - Google Patents

搬送装置の軌道

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JPH08260403A
JPH08260403A JP9136195A JP9136195A JPH08260403A JP H08260403 A JPH08260403 A JP H08260403A JP 9136195 A JP9136195 A JP 9136195A JP 9136195 A JP9136195 A JP 9136195A JP H08260403 A JPH08260403 A JP H08260403A
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JP
Japan
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steel pipe
track
steel
girder
temperature control
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JP9136195A
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English (en)
Inventor
Kazumi Matsui
一三 松井
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M K JIKOU KK
Magnetic Transportation System Engineering Co
Lutronic Corp
Original Assignee
M K JIKOU KK
Magnetic Transportation System Engineering Co
Max Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度が高く揺れや振動や騒音が少なく、また
駆動力増強のため駆動用ローラの数を多く取ろうとする
搬送装置の設計に道を拓くことが可能な、搬送装置の軌
道を提供する。 【構成】 垂直に設けた連結部材の上下部分に鋼管を互
いに並行と成るように固定して成る垂直2重鋼管桁とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客室、貨物室、各種作
業装置、撮影装置等を搭載して軌道上を移動可能な台車
を案内するための軌道に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より客室等を搭載した台車を案内す
る構造物としては、並行2線レールやモノレールが公知
である。この内モノレール上を走行する搬送装置の台車
には、モノレールの上部を転動する車輪と、モノレール
の側部を両側より挟み付けるための車輪とを具えてい
る。このためモノレールの構造としては一般的にI型桁
が用いられている。当該I型桁の上部にはその延設方向
に1本の鋼管が固定されている。
【0003】この一例を図17を以て説明すると、軌道
は基礎レール90の上端部にガイドレール9が固着され
た断面略I字状を呈し、ガイドレール9の内部には発泡
剤が充填されている。基礎レール90の内側には剛体ト
ロリ線と通信用アンテナ線とが添設されている(図示せ
ず)。而して搬送装置の台車91はガイドレール9を跨
ぐようにして支持ローラ92によりガイドレール9上に
載置され、2つの案内ローラ93で基礎レール90の両
側面部を挟み付けるようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の1本のガイドレール9から成る軌道では、搬送
装置の荷重が掛かったままスラスト力を受けるため強度
不足であり、揺れや振動や騒音が生じやすいという問題
がある。また、搬送装置の駆動力を増強しようとする場
合には駆動用ローラを増設する必要があるが、ガイドレ
ール9に駆動用のローラを接触させるタイプの搬送装置
に於いては、ただ1本のガイドレール9のみでは、これ
と接触する必要のある駆動用のローラの数を増やしてい
くには限界がある。
【0005】そこで本発明は、このような問題点を解消
し、強度が高く揺れや振動や騒音の少なく、駆動用ロー
ラの数を多く取ろうとする搬送装置に道を拓き得るよう
な、全く新しい軌道を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、客室等を搭
載した台車を案内するための軌道に於いて、垂直に設け
た連結部材の上下部分に鋼管を互いに並行と成るように
固定して、垂直2重鋼管桁とすることにより達成され
る。本発明軌道の設置に当たっては、下側の鋼管底部を
以て支柱や梁部材や基台に固定したり、上記連結部材に
横桁を設け、該横桁を支柱に固定するようにする。尚、
本発明軌道は常の如く跨座式軌道にも懸垂式軌道にも構
成することが可能である。
【0007】この場合、上記軌道がその延設方向に隣り
合う鋼管同志を完全に接合することよって構成されると
共に、該鋼管を温度調節媒体の搬送路とする構成が可能
である。
【0008】更に、上下2本の鋼管の一方を温度調節媒
体の搬送往路とし、他方を温度調節媒体の搬送復路とす
る構成が可能である。
【0009】また更に、上記鋼管の一部分に排出バルブ
を設けた構成とすることが可能である。
【0010】次に、上記連結部材に剛体トロリ線を添設
し、該剛体トロリ線と鋼管とで台車への給電回路を構成
するものとした。
【0011】次に、上記連結部材に通信用アンテナ線を
添設するものとした。
【0012】
【作用】本発明の搬送装置の軌道は垂直2重鋼管桁であ
るから、搬送装置の荷重に対して強固であり、また荷重
が掛かったまま受ける横方向の力に対する抵抗力が著し
く向上しており、揺れや振動や騒音が低減されている。
また駆動力を増強すべく駆動用ローラの増設を図る搬送
装置に関しては、本発明の搬送装置の軌道が垂直2重鋼
管桁であることにより、上下の鋼管桁の双方に対して駆
動用ローラを接触させる搬送装置の設計に道を拓いてい
る。
【0013】従来の軌道に於いては、軌道が一定長のユ
ニットに分割されており、且つ各々のユニットの端部が
隣り合うユニットの端部に接合しないようにして連結さ
れて成るため、本発明もこの例に倣うことが出来るが、
請求項2のように上記軌道が鋼管を完全に接合すること
より構成されている場合では、軌道の強度が更に増加
し、スパンを長く取ることが出来るため、軌道全体のフ
レキシブル性も良好なものと成り、本当の弾性軌道が得
られる。しかしこの構成のままでは、夏場の高気温に対
する軌道の伸張現象や、冬場の低気温に対する軌道の縮
小現象に対処しづらいため、本発明の請求項2の構成で
は当該鋼管を温度調節媒体の搬送路としており、例えば
夏場は冷水を冬場は温水を鋼管内に流すことによって、
鋼管の伸縮現象を一定の許容値(例えば摂氏20度)内
に収めることが可能である。一般的には、従来の軌道等
では、年間最大摂氏80度の差が生じ、これによって大
きな伸縮現象が見られるが、本構成では例えば5〜20
度の間に抑えることが可能と成っている。
【0014】本発明は垂直2重鋼管桁であることが特徴
であるから、上下2本の鋼管の一方を温度調節媒体の搬
送往路とし、他方を温度調節媒体の搬送復路として利用
することが出来、鋼管の温度調節のためだけの機構を特
別に設ける必要がない。尚、上記温度調節媒体の一般的
なものとしては暖気寒気又は温水冷水であるが、その他
のガスや液体も利用可能である。
【0015】上記鋼管の一部分に排出バルブを設けた場
合、温度調節媒体として特に温水や冷水を送っている場
合では、排出バルブを開放することにより、軌道沿線で
この温水や冷水を利用することが出来る。
【0016】さて、軌道に剛体トロリ線を添設する構成
は一般的ではあるが、剛体トロリ線は往々にして邪魔な
ものである。しかしながら本発明では上下2本の鋼管の
間の空間に剛体トロリ線を配置することが出来るから、
目立たず邪魔にも成らないという特長を有する。更に該
剛体トロリ線と鋼管とで台車への給電回路を構成するこ
とが出来る。
【0017】上記剛体トロリ線同様、上下2本の鋼管の
間の空間に通信用アンテナ線を配置することが出来るか
ら、この場合も目立たず邪魔に成らない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
するが、本発明はこれ等の実施例にのみ限定されるもの
ではない。
【0019】図1乃至図6は本発明の第1実施例を表わ
す。本実施例の軌道では、一定長のユニットに分割され
ており、且つ各々のユニットの端部が隣り合うユニット
の端部に接合しないようにして連結されて成るものであ
り、垂直に設けた連結部材としての継手2の上端部に上
鋼管10を、継手2の下端部に下鋼管11を固定して成
る、垂直2重鋼管桁1とした。符号20は下鋼管11の
底部を固定する載置台であり、該載置台20はH型鋼の
支持桁3上に固定されている。
【0020】図3は、本実施例の垂直2重鋼管桁式軌道
を設置し、該軌道上に台車6を載置した状態を表わす。
台車6の主台桁60には上鋼管10上を転動する2つの
支持ローラ7が軸支されており、主台桁60の両側面部
より左右に突設されたローラ用腕金65には上鋼管10
及び下鋼管11の両側面部を転動する案内ローラ70
と、磁石ローラ71とが軸支されている。該磁石ローラ
71の外周面は、上鋼管10及び下鋼管11の外周面に
沿って接し得るように円弧形状に湾曲している。駆動ロ
ーラとしての磁石ローラ71は、環状の永久磁石を、そ
の厚み方向両側の磁性体でサンドイッチ構造と成るよう
に貼り合せて成るものであり、上鋼管10及び下鋼管1
1に対して磁力で吸着し得る構成と成っている。磁石ロ
ーラ71は伝動ベルト80によって駆動用のモータ8の
プーリ82に連結されている。当該プーリ82と駆動用
のモータ8のシャフトとの間には可撓継手81を介在さ
せているが、これはプーリ82がローラ用腕金65に軸
支され、該ローラ用腕金65が中央下げつか61に回動
自在に取り付けられていることによる。尚符号63は支
持ばねであり、符号64は押しばねであるが、該押しば
ね64は中央下げつか61に回動自在に取り付けられた
ローラ用腕金65を常に内側に押圧する作用があるた
め、ローラ用腕金65に取り付けられた磁石ローラ71
も常に上鋼管10及び下鋼管11側に押圧されることと
成る。ここで一例として取り上げた台車6では、上述し
た通り駆動ローラとしての磁石ローラ71が上鋼管10
及び下鋼管11に対して磁力で吸着し得る構成としてお
り、この結果駆動力の増強が実現されている。上記各種
ローラは、本発明の鋼管桁に対しては自分自身を案内出
来るという作用もある。尚、本発明を利用し得る搬送装
置の動力としては、外部から給電されるモータに限定さ
れず、蓄電池等から電力供給を受ける電動モータや、ア
ルコールエンジンやガソリンエンジン等々任意である。
【0021】本実施例の垂直2重鋼管桁1によれば、上
鋼管10と下鋼管11との組み合わせにより、台車6等
の搬送装置の荷重に対して強固であり、また荷重が掛か
ったまま受けるスラスト力に対する抵抗力が著しく向上
しており、揺れや振動や騒音が低減されるという効果が
ある。
【0022】尚、図3に於ける垂直2重鋼管桁1の設置
状態を模式図的に表わすと図4のように成る。これは所
謂跨座式であるが、この他図5の跨座式や図6の懸垂式
設置状態とすることが可能である。
【0023】次に、図7乃至図9は本発明の第2実施例
を表わす。本実施例の2重鋼管桁1はユニット式ではな
く、出来る限り長尺の鋼管を使用し、上鋼管12及び下
鋼管13の各々が、その延長方向の隣り合う鋼管にしっ
かりと接合されると共に、上鋼管12及び下鋼管13
が、温度調節媒体の搬送路と成っている点に特徴を有す
る。図中符号19が当該接合部である。接合部19に
は、グリス材等を塗布してパッキン代りとすることも好
ましい。
【0024】一方図9で表わされる通り、下鋼管13の
一端部には注入口4が設けられており、上鋼管12の一
端部には排出口41が設けられており、当該上鋼管12
及び下鋼管13の他端部は循環パイプ40にて連結され
ている。そして下鋼管13の適宜箇所には排出バルブ5
が設けられている。上記注入口4や排出口41には、実
質的なポンプ機構が取り付けられることに成る。
【0025】上述第1実施例の垂直2重鋼管桁1では、
該2重鋼管桁1が一定長のユニットに分割されており、
且つ各々のユニットの端部が隣り合うユニットの端部に
接合しないようにして連結されている。これに対して本
実施例では、2重鋼管桁1が完全に接合することよって
構成されているため、第1実施例に比して2重鋼管桁1
の強度が更に増加し、2重鋼管桁1全体の弾性も良好な
ものと成る。しかし、この構成のままでは、夏場の高気
温に対する2重鋼管桁1の伸張現象や、冬場の低気温に
対する2重鋼管桁1の縮小現象に対処しづらいため、本
実施例では上鋼管12及び下鋼管13を温度調節媒体の
搬送路としており、例えば夏場は冷水を冬場は温水を上
鋼管12及び下鋼管13内に流すことによって、上鋼管
12及び下鋼管13の温度変化を年間を通して摂氏20
度の範囲に収め、鋼管の伸縮現象を抑えることが出来る
ようにしている。同時に、降雪時にあっては、本実施例
の搬送路上の積雪を防止する作用もある。而も本実施例
では、上鋼管12と下鋼管13とで温度調節媒体の循環
路を形成している点にも特徴が在る。この温度調節媒体
には冷風や温風を用いることも好ましい。
【0026】上記温度調節媒体の搬送路は、単に冷水や
温水を循環させるに留まらず、下鋼管13の排出バルブ
5から冷水や温水を取り出すことが出来るという効果を
有する。このため2重鋼管桁1を搬送装置の軌道として
利用するのみならず設置場所での必要に応じて冷水や温
水を2次活用或いは別利用し得る。例えば、スキー場で
あれば降雪機に、グラススキー場であれば散水機に、ゴ
ルフ場であれば撒水機に供給可能であり、都市交通にあ
っては積雪防止に、都市火災や山林火災にあっては消火
用水や呼吸用の冷通風に、また震災時の飲料水供給に、
温泉の送出等に使用可能である。即ち冷水や温水のみな
らず、冷風や温風、消火液等々を搬送させる選択肢があ
る。上記注入口4や排出口41は、排出バルブ5と同
様、上鋼管12や下鋼管13の途中に設ける構成も可能
である。尚、例えば空調と水調との間の切り替え機構を
設けることも出来る。
【0027】尚、上記継手2に鋼体トロリ線を添設し、
該鋼体トロリ線と上鋼管12及び/又は下鋼管13とで
台車6への給電回路を構成することが出来る。また上記
継手2に通信用アンテナ線を添設することが出来る。上
記何れも上鋼管12及び下鋼管13の間の空間に剛体ト
ロリ線や通信用アンテナ線を配置することが出来るた
め、目立たず邪魔にも成らない効果がある。上記継手2
を絶縁体とすれば、上鋼管12と下鋼管13とで給電回
路を構成することもまた可能であり、この場合には鋼体
トロリ線を配設する必要がなくなる。
【0028】次に、図10は本発明の第3実施例を表わ
す。本実施例のように2本の上鋼管15,16と1本の
下鋼管11とで軌道を構成することが出来る。また図1
1は本発明の第4実施例であるが、本実施例のように2
本の上鋼管15,16と2本の下鋼管17,18とで軌
道を構成することが可能である。何れの構成も垂直2重
鋼管桁であって本発明の権利範囲内のものである。
【0029】次に、図12は本発明の第5実施例を表わ
す。本実施例の2重鋼管桁1は第2実施例と同様ユニッ
ト式ではなく、出来る限り長尺の鋼管を使用し、上鋼管
12及び下鋼管13の各々が、その延長方向の隣り合う
鋼管に鉛パッキン22を介してほぼ完全に接合されると
共に、上鋼管12及び下鋼管13が、温度調節媒体の搬
送路と成っている点に特徴を有する。図中符号22が鉛
パッキンを用いた接合部である。
【0030】接合部に鉛パッキン22を使用すると、該
鉛パッキン22は柔かいため、隣り合う鋼管同志を隙間
なくほぼ完全に接合することが出来、而もこの部位のた
わみにも強いものと成る。また鉛パッキン22には、振
動や騒音を低減させる作用もある。
【0031】次に、図13は本発明の第6実施例を表わ
す。垂直に設けた連結部材としての梁鋼管23の上端部
に上鋼管12を、梁鋼管23の下端部に下鋼管13を固
定して成る垂直2重鋼管桁1を2基、水平に設けた2本
の梁鋼管23で繋ぎ、並行2線式の軌道とした。尚、本
実施例は上鋼管12、下鋼管13、梁鋼管23、補強用
鋼管等、全て鋼管により構成可能であるから、従来の鉄
塔の技術等を応用することが出来るという特長を有す
る。
【0032】また本実施例の最大の特長は、縦強度に加
え、上述した鉄塔構造であることから、全体として極め
て強固な構造物であり、横方向の揺れや振動にも強く、
搬送装置の横揺れが非常に少ないという点に存する。こ
のため、左右の鋼管上を走行する搬送装置の車体間の隙
間を大きく取る必要がなく、左右の鋼管の距離を従来よ
り詰めることが出来、軌道を設置するスペースを大幅に
節約し得るという経済的効果を獲得している。更に1区
画分の軌道スパンを20〜40メートルというように、
ロングスパンとすること等も可能である。
【0033】尚、本実施例によれば、並行2線式の軌道
の一方を往路とし他方を復路とする複線用途の他、並行
2線式の軌道の双方を複々線の往路側又は復路側とする
用途等に利用し得る。上記鉄塔構造以外では、チャンネ
ル材等々を梁材とする構成も可能である。
【0034】上述した第1実施例にしろ第6実施例にせ
よ、軌道の引き回しのレイアウトは任意であり、例えば
図14の第7実施例のように往復路の2線を近接させて
設置し、Uターン部分を脹らませてRを大きく取った
り、例えば図15の第8実施例のようにUターン部分の
Rから比較的広い幅で2線を設置したり、また例えば図
16の第9実施例のように全体を単線式とし途中に擦れ
違える部分を設ける等々のレイアウトを必要に応じて採
用してよい。
【0035】さて、本発明は上述した実施例にのみ限定
されない。例えば、本発明の請求項2では、鋼管は第1
に軌道としての役目を担っているが、次に温度調節媒体
の搬送路としても構成されている。これとは逆のアプロ
ーチから本発明を見た場合、例えば化学プラントで気体
液体を送るパイプを設置するに際して、予め設計段階で
貨物搬送装置等を案内する軌道としても使用し得るよう
に本発明の思想を設計に取り込む、というようなことも
可能であり、このようにして実現された垂直2重鋼管桁
もまた本発明の権利範囲である。上下の鋼管は上下水道
等としても利用することが出来る。また、本発明は比較
的軽量構造であるため、既に設置されている高架をその
まま利用して本発明を設置することも可能である。
【0036】
【発明の効果】叙上の如く本発明は、垂直に設けた連結
部材の上下部分に鋼管を互いに並行と成るように固定し
て成る垂直2重鋼管桁とすることによって、強度が高く
揺れや振動や騒音の少ない軌道が実現され、また駆動力
増強のため駆動用ローラの数を多く取ろうとする搬送装
置に対し、上下の鋼管桁の双方に対して駆動用ローラを
接触させる構造の設計に道を拓くことが可能と成り、よ
く所期の目的を達成することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面図である。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】同実施例の使用状態説明図である。
【図4】同実施例の設置状態を表わす模式図である。
【図5】同実施例の設置状態を表わす模式図である。
【図6】同実施例の設置状態を表わす模式図である。
【図7】本発明の第2実施例の部分断面図である。
【図8】同実施例の部分側面図である。
【図9】同実施例の側面図である。
【図10】本発明の第3実施例の模式図である。
【図11】本発明の第4実施例の模式図である。
【図12】本発明の第5実施例の部分側面図である。
【図13】本発明の第6実施例の部分断面図である。
【図14】本発明の第7実施例のレイアウト図である。
【図15】本発明の第8実施例のレイアウト図である。
【図16】本発明の第9実施例のレイアウト図である。
【図17】従来例の部分断面図である。
【符号の説明】
1 2重鋼管桁 10 上鋼管 11 下鋼管 12 上鋼管 13 下鋼管 14 嵌合用鋼管 15 上鋼管 16 上鋼管 17 下鋼管 18 下鋼管 19 接合部 2 継手 20 載置台 21 鋼体トロリ線 22 鉛パッキン 23 梁鋼管 3 支持桁 30 支持桁 31 支柱 4 注入口 40 循環パイプ 41 排出口 5 排出バルブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客室等を搭載した台車を案内するための
    軌道に於いて、垂直に設けた連結部材の上下部分に鋼管
    を互いに並行と成るように固定して成る搬送装置の軌
    道。
  2. 【請求項2】 上記軌道がその延設方向に隣り合う鋼管
    同志を完全に接合することよって構成されると共に、該
    鋼管が温度調節媒体の搬送路として構成されたことを特
    徴とする、請求項1の搬送装置の軌道。
  3. 【請求項3】 上下2本の鋼管の一方を温度調節媒体の
    搬送往路とし、他方を温度調節媒体の搬送復路として構
    成したことを特徴とする、請求項2の搬送装置の軌道。
  4. 【請求項4】 上記鋼管の一部分に排出バルブを設けた
    ことを特徴とする、請求項3の搬送装置の軌道。
  5. 【請求項5】 上記連結部材に鋼体トロリ線を添設し、
    該鋼体トロリ線と鋼管とで台車への給電回路を構成して
    成ることを特徴とする、請求項1の搬送装置の軌道。
  6. 【請求項6】 上記連結部材に通信用アンテナ線を添設
    して成る、請求項1の搬送装置の軌道。
JP9136195A 1995-03-24 1995-03-24 搬送装置の軌道 Pending JPH08260403A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861043B1 (ko) * 2007-04-23 2008-09-30 주식회사 대명엔지니어링 궤도 분기기의 록킹장치
JP2009190540A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Daifuku Co Ltd 吊り下げ搬送装置
CN106012715B (zh) * 2016-07-05 2024-01-12 北京交通大学 一种减小悬挂式单轨交通列车横向晃动的方法

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